1 :
イザリンハァハァ:
2げと!
イザりん愛してるよ
こっちに移動することで人が減ってしまうんじゃないかとちと不安…
でも新シャアだと嵐すごいしな
誘導したかったけど、気づいたらもうスレ書き込みできなくなっててな
もうちょっと早くしたらよかった
どっかでお知らせするべきかな
揉めちゃうかな…
>>7 まぁそのうち集まってくるんじゃないかな
検索すれば出るし
ちょっと思いついた子ネタ
ちこる「ままぁ、さむくておみみがいたいでちゅ」
イザリン「何!?最緊急に寒くなってきたからな…よし!ママがだっこしてやる。
ほら、こうして胸で両耳を挟んで…あったかくなってきたろ?」
ちこる「あったかいでちゅ!やわらかいでちゅ!…ねむくなって…きちゃったでちゅ…スー…」
イザリンのおっぱいは耳あてがわりにもなるんだぜ!
昔ザラ隊女の子スレで使ってた非難所にでも書きこむとか…もう無くなってるかもしれんが
>>8 GJ。漏れもあっためて欲しい
ついでに投下
風呂場にて
メイリン「うっ…お姉ちゃんとジュール隊長羨ましい…胸浮いてるもん」
ラクス(ジロジロ…)
ルナ「メイリンあんたねー、胸は大っきければいいってモンじゃないの!形よ形」
イザリン「全くだ…でもルナマリアの胸は綺麗だぞ」
ルナ「ジュール隊長程じゃありませんよー。それに隊長のって色白で綺麗…(うっとり)」
メイリン「うんうん…でも羨ましい!私だって毎日牛乳飲んでるしマッサージしてるのにぃ!」
シホ「姉が大きいんだからメイリンも期待できると思うけど?私なんか日系だから巨乳は諦めてるわ」
メイリン「シホ先輩も普通にありますよ?私みたいにちっぱいじゃないんだから」
イザリン「その位でいいんじゃないのかメイリン?胸が大きいと下見えないし不便極まりない」
ルナ「そーそー」
メイリン「うぅ〜、私には無い悩みだぁ〜。ラクス様こうなったら貧乳同盟作って打倒お姉ちゃんとジュール隊長といきませんか?」
ラクス「えぇー?わ私・ですか(ガーン)?」
ルナ「それはそうとジュール隊長、今度給料がでたらわたしとネット通販で下着買いませんか?後でカタログあげますんで」
イザリン「わかった」
シホ「ふーっ、本当…羨ましい事」
キラ「聞いた?」
シン「はい、しっかりと」
ディアッカ「オレ達も協力してあげないとな」
アスラン「いや、むしろ俺ならイザークに直接送るけどな」
次の日、ルナマリアから貰ったカタログに男共が自分がイザリンに着て欲しいブラに丸をつけていったとかww
そしてアスランはイザリンにきわどい下着を送ってボコボコにされたとかwww
検索しておっかけてきやした
1たん、スレ立て乙!
♂でも♀でもイザが大好きでつ
イザリン「アスラン、チェスで勝負だ!」
アスラン「いいよ。でもタダではやらない。俺が勝ったらキミのパンティをくれ」
イザリン「何ィ!?」
アスラン「いやならいいんだよ。俺は別に勝敗なんてどうでもいいからね。
俺の連勝が続いていたし」
イザリン「クッ!わかった、貴様が勝ったらパンティをくれてやる!
だがそうは簡単にやられないからな!覚悟しておけよ!」
勝敗 アスランの勝ち
イザリン「くそっ!くそっ!」
アスラン「女の子が『くそ』なんて感心しないな。…約束だ。パンティをもらおうか」
イザリン「チィ!待ってろ、今部屋へ取りにいってくる」
アスラン「部屋?その必要はないね。君が今はいてるパンティを目の前で脱いで俺にくれ」
イザリン「なっ!??キ、貴様そんなハレンチな真似…」
アスラン「脱ぎたてが一番価値があるんだよ。洗濯してあったら、君の素肌の香りが消えてしまうからね」
イザリン「…ッ…わ、わかった…(少しかがんで、パンティを下ろす)ホラッ!!くれてやるこの変態!」
アスラン「ありがと。…ん〜やっぱり脱ぎたてが一番だね!良い香りだぁ…」
イザリン「〜〜〜ッツ!!か、帰る!」
アスラン「あっ、イザーク俺とチェスしてて感じちゃったのかな?
パンティにちょっぴりだけど、可愛いシミが出来てるよv」
イザリン「な!そんなはずはなぁいっ!!だ、第一貴様が変なことばっかり言うから…」
アスラン「俺がエッチな事ばかり言うから感じちゃった?」
イザリン「ち、ちが、ちがぁぁぁぁーーーーーーーーう!/////」
すまん、くだらないなwwwwwww
ワロタww
本物がそこにいるのに下着に執着するなんて変態だよ凸は
スキー場で遭難する親子
アスラン「洞穴が見つかったの唯一の救いだな…」
ディアッカ「おい、チビ達はだいじょうぶか?」
ニコル「疲れているようですが…外傷はありません」
ちびらん「まま、さむいよぉ〜」
ちあっか「ままぁ、あしいたいよぅ…」
ちこる「まま、おなかすいたでちゅ」
イザリン「よしよし、ママの傍に来い!(三人をぎゅっと抱きしめ)
もうすぐ吹雪がやむからな、我慢しろ」
三つ子「えっぇっ…ままぁ〜かえりたいよぉ」
イザリン「すまない、もう少し我慢な…」
アスラン「イザーク、ちびらんを俺のジャケットの中へ…
ほら、あったかいだろ?」
ちびらん「あったかい、ぱぱぁ」
ディアッカ「そりゃいいな!ほら、ちあっかも」
ニコル「ちこるもだっこしてあげます」
三つ子「あったかぁい〜!」
イザリン「フフ」
アスラン「あ、でもこれだとイザークだけが寒いよな」
ディアッカ「じゃあこうしようぜ」
イザリンは子供をジャケットのなかに抱えた旦那三人に挟まれて、暖を取りました。
幸運にも一時間もすると吹雪もやみ、無事ロッジへ帰還できましたとさw
もうそんな季節になるよなw
凸辺り「イザーク寒いだろ?こっちおいで」
といいつつコート(その下は全裸)にくるんであっためそうだな
ぽよんぽよんなイザぱいを揉みながら眠りにつきたい…
寒くなってきたからイザぱい恋しいよ
読書の秋
シン「なぁ姉ちゃん、兄ちゃんってさ親父やお袋から小遣い貰ってないのに
いつも飯作ってくれたり姉ちゃんの物買ってきたり金まわりいいよな」
イザリン「そうだな。だからといってお兄さまは自分の物が買えない位不自由してるわけでもないしな」
フレイ「お早うイザーク。読書感想文何の本にするか決めた?」
イザリン「ま・一応」
カガリ「うー、毎回何にするか頭痛ませるよなー」
ミリィ「プッ!カガリは文字見ると頭痛くなるんじゃない?あたしは決めたわよ『くたばってしまえ』って人が書いたの」
メイリン「私も決めたわよー」
フレイ「うそっ!まだ決めてないの私とカガリだけ?」
イザリン「メイリンは何にしたんだ?」
メイリン「私はアレックス・ディノの恋愛小説!すっごく感動したからもう感想文書いちゃった」
シン「アレックス・ディノ?」
イザリン「誰だそいつ?」
フレイ「うそーっ!アレックス・ディノ知らないの、イザーク?」
ミリィ「今ネットで超有名な恋愛小説家よ?」
カガリ「私も名前だけなら聞いた事あるぞ」
メイリン「兄妹愛が美しくてね、特に兄の愛が心打たれるんだー。お姉ちゃんもあの位優しければなー」
イザリン「へー、今日帰り買って帰ろうかな?」
メイリン「私もう何度も読んだからイザークに貸すわよ。すっごく素敵な恋愛小説だからー」
イザリン「そうか、有難うメイリン」
シン「姉ちゃん、おれにも見せてね」
メイリン「ねっねっ、素敵でしょ!?2人は結ばれるんだけど、それまでのお兄さんの苦悩が泣けてきて……」
イザリン「……………………………コレ」
シン「………………………アレックス・ディノってさあ、実は身近にいる人じゃね?…この内容デシャブーじゃないよな?」
イザリン「…ああ多分、すっっごく身近に」
アスラン「今日はお金が入ってきたから夕飯豪華にしてみたけど、イザーク喜んでくれるかなっ」
GJ!
ちょwwアレックス・ディノwww
兄さん隠れ小説家だったのかぁ…
しかも妄想の世界の住人wwwwww
こっちに流れてたとは…!誘導してもらって来てみました。
結構長めのSS投下してた者なんだけど、いきなり続きとか投下してもヨロシ?^^;
おkなら仕事明けに投下します
兄の買い物
三人兄弟の長男であるアスランは、妹と弟の面倒を海外に住んでいる両親から任されていた。
今日は三人の下着調達にショッピングにきていた。
アスラン「えーとまず俺とシンの下着…三枚1000円の安売りのでいいや。
靴下は5足980円の、下着にするTシャツは…お、一枚500円!これだな!」
アスランは自分と弟に関してはかなり大雑把であった。
アスラン「さぁて、イザークの下着を買いに行こうっと」
アスランは妹イザリンの下着を買うため、若い女の子に大人気のランジェリーショップへ向かった。
そこはサイズもデザインも豊富で、アスランのお気に入りだった。
アスラン「うわぁーコレかわいいなぁ…イザークに似合いそう!家にいるときはコレ着させよう」
アスランは学校に着ていけるような清楚な白のブラとショーツのセットを5セット購入し、
さらに家で着させるエッチな下着を7セット購入した。
アスラン「フフ、毎週イザークに違う下着を着せて楽しもうっと!」
アスラン帰宅
イザリン「お兄さま、これはちょっと買いすぎなんじゃ…」
アスラン「何を言う!女の子は下着が命なんだぞ!沢山あって困る事なんてないだろう」
シン「それより兄ちゃん!安いの買うのはいいけど、もうちょっとマシなデザインのないわけ!?」
アスラン「うるさい。どうせ下着姿見せる相手もいないだろ」
シン「ちょ、アンタって人わーー!」
追加でおまけ
シン「黄色に赤い太陽とか、紫に赤いハート柄とか…ホントあの人のセンス最悪!
(姉ちゃんにこんなかっこわりぃのはいてるとこ見られたくないなぁ…)」
イザリン「シン、お前かっこいいんだから何はいたって似合うぞ?」
シン「!///ほ、ほんと?姉ちゃん」
イザリン「ああ。でも学校に行く時どうしても恥ずかしければ、別のを買えばいい。
だから気をおとすな」
シン「姉ちゃん!だーい好き!(抱きつき)」
イザリン「わっ…なんだ、今日は甘えん坊だなシン(おっぱいに顔を擦りつけるシンの頭を撫でる)」
>>19 いちいちお伺いたてんな。
楽しみに待ってるから投下しる!
じゃ投下。前までの話知らねって人は過去ログで。
「まぁまぁ、落ち着いてくださいよ二人共」
二人の勢いに圧倒され、シンが引き攣った笑顔で後ずさる。
「シン、聞いた?僕、酷い言われようだと思わない?僕の弁護してくれる?」
「事実を言ったまでじゃないか!お前はいつもそうだぞ、お人好しで危なっかしくて、それで…!」
「そんな、まるで僕が半人前みたいな…!」
「俺からしたら今でも充分そうさ!いつもいつもどれだけ俺がハラハラしてる事か!」
「シン、ちょっと助けて!!僕、そんな事ないよね!?」
「いーやそうだ!シン、お前も言ってやれ!」
「アスラン!」
完全に口を挟む余地を与えない二人の訴えに、シンはますます引き攣った笑顔で固まってしまっている。埒が開かないと判断したイザークが二人の背後に回り込んだ。
「うるさいぞ貴様ら!部下をいじめてやるんじゃない!」
そう言って首根っこを掴み、シンから引き剥がす。発するオーラの凄まじさに二人は言いかけた言葉を飲み込むと
「……はい」
揃って返事をし、大人しくなった。
「…全く、馬鹿者共が」
さも呆れたとばかりに小さく鼻を鳴らすイザークに、
「あの、ありがとうございます」
そう言ってシンが小さく頭を下げた。
「お前も黙ってたら、こいつらの場合はキリがないぞ。相手が隊長だろうが、何時もの様に言ってやったらいいんだ」
シンのいわゆるやんちゃぶりは、イザークの耳にも届いていた。その事についシンの顔が赤く染まる。
「あ・はい」
「向こうでディアッカが待ってる。行くぞお前ら」
キラとアスランに一瞥をくれると、イザークは慰霊碑の方向へと踵を返した。
「…何かカッコいいですよね、ジュール隊長。大人びてるっていうか」
イザークの背中を追いながらシンはアスランに話し掛ける。
「昔は一番頭に血が上りやすくて一番荒っぽい奴だったんだけど…あいつも隊長になって変わったな」
記憶を辿り、かつてのイザークを描くとアスランはふっと小さく笑った。
「そうだったんですか?」
軽く驚きを返すと、
「仇だったキラへの執着が凄くてさ。ストーカーみたいだった」
(それはあんたも同じだろ…)
懐かしむアスランに、シンは思わず辟易する。(続く)
>>21見て思いついたネタ
イザリンの下着を買いに来た兄アスラン
アスランの妹の下着を選んでる姿は周りの人にとっては異様に見えた
女性客「ヒソヒソ…何あの人、女性の下着を楽しそうに見つめて…」
メイリン「あ・イザークのお兄さんだー!」
ルナ「ゲゲッ!アスラン何してんのよこの変態」
アスラン「ルナマリア!変態とは失敬な!妹の下着選んでるんだよ」
ルナ「妹ってアンタ…そのパンツ真ん中穴あいてるし…あんたの趣味気色悪ー!」
メイリン「えー!別にいいじゃん。お姉ちゃんも私に何か買ってよー」
ルナ「何でわたしの金であんたに買ってあげなきゃなんないのよ」
アスラン「ルナマリア…妹には優しくしてやれよ、俺みたいに」
メイリン「そうだそうだ!…あ・イザークにこのパンツはどうですか?白を基調とした苺柄ですけど」
アスラン「うん、いいね。これも買おう」
メイリン「じゃ私も買っちゃおう!イザークとお揃いお揃いv」
ルナ「はいはい、自分の金で買うのよ」
アスラン「……お揃い・かぁ」
その夜
シン「兄ちゃん!何で姉ちゃんのパンツ履いてんだよ!」
アスラン「これは俺の苺パンツだ。イザークとお揃いなんだぞ!」
シン「アンタって人はーっ!!」
次の日
メイリン「イザーク!今日のパンツは苺柄?」
イザリン「え?何で解ったんだ?」
メイリン「昨日女性下着売り場でお兄さんと会ったよ。私も同じの買ったからお揃いだね」
カガリ「…お兄さん?イザーク自分で下着買わないのか?」
フレイ「ちょっイザーク!たまには私と一緒に下着買おうよ。アンタ綺麗なんだからその辺の下着は似合わないって」
ミリィ「…その前に何でイザークのお兄さんが妹の下着選んでんのか突っ込みなさいよフレイ」
メイリンの話でしばらく顔が赤くなったイザリンでしたw
>>24-25 GJ!続きも楽しみにしてる!イザリンが大人っぽくて頼れるお姉さんて感じがイイ!
>>26 ワロタwメイリン相当アスランに惚れてるなフィルタかかりすぎだろw
イザリンの欲しいもの
アスラン「イザーク、シン。はいっ、今月のおこづかい!大切に使うんだよ」
イザリン「ありがとうございますお兄さま」
シン「やったー!サンキュ兄ちゃん!」
イザリンの部屋
イザリン「よしっ!これで目標額が溜まった!明日学校の帰りに行ってみよう」
イザリンは実は欲しいものがあり、そのためにお小遣いを毎月少しずつ溜めていた。欲しいものは、以前フレイたちと出かけたセレクトショップで見た、可愛いワンピースだった。
めったに服飾品を欲しがらないイザリンだったが、あのワンピースは特別可愛くて、すっかり気に入ってしまっていたのでした。しかし値段がちょっと高めだったので、
毎月切り詰めてお金を溜めていたのだった。次の日、イザリンは授業が終わるとフレイたちの誘いを断り、あのショップへと出かけた。
しかし店の店員に聞いてみると、今朝売れてしまったらしく、イザリンはすっかり気を落としてしまった。
イザリン「可愛かったのになぁ…はぁ…ただいまかえりました(自宅のドアを開ける)」
アスラン「イザークおかえり!みて、今日は君にプレゼントがあるんだよ」
イザリン「…?なんですかお兄さま?お誕生日でもないのに…」
アスラン「いいから!ほら早く」
イザリンがアスランに渡された箱を開けてみると、なかにはあの欲しかったワンピースが!
イザリン「お兄さま、これ…」
アスラン「イザーク、これいつも学校帰りに見てたから。可愛いワンピースだったし、お兄ちゃん奮発したよ」
イザリン「お兄さま!ありがとうございますっ!(抱きつき」
アスラン「うわっ!イザーク…そんなに喜んでくれて嬉しいよ(おっぱいがムニムニ当たってるw)」
その夜、イザリンは自分のためにワンピースを買ってくれた兄のために、美味しい夕ご飯を作ってあげるのでしたv
さすがにキャラが全員違い過ぎじゃね?
もっと本来のキャラに合わせようぜ
そんなんだったらオリキャラや他の作品で萌えてりゃいいだろって感じだし
イザリンの意味も無いだろ
でも、どういうイザりんに萌えるかは人それぞれだと思う
同意。
ことイザりん像については、おにゃのこザラ隊時代から揉めてた気がする。
アスりん→貧乳・ディアりん→爆乳・ニコるん→無乳とこの3人は固定してたのに
イザりんだけは巨乳がいいとか貧乳がいいという意見とか別れてたと思う。
まぁイザりん像は人それぞれだろうし、漏れは職人さんによって違うイザりん像を楽しんでる。
あと、ネタの続きを別の職人さんが投下すんのが楽しいな、ここは。
俺も色んなイザリンが好きだな
男らしいのも可愛らしいのも淫乱なのも全部大歓迎だハァハァw
>>25の続き
「ヤマト隊長も大変ですよね、保護者みたいにっていうか押し掛け女房みたいな人にまで好かれちゃって」
アスランへの皮肉を込めてシンがキラに耳打ちする。
「アスランの事?…そうかな、アスランは心配性だけど優しいし、昔からの友達だから」
まるで意に介さず微笑み返すキラに
「〜〜、隊長がそんなだから増長するんですよ、あの人のストーカーぶり…」
そう言ってシンは顔を覆ってしまった。
「隊長も、もっとしっかりしてくださいよ?でないと俺、これから先もずっとさっきみたいなやり取りに巻き込まれちゃうじゃないですか。
その度にジュール隊長が助けてくれる訳じゃないんだし、仲がいいのは分かりますけど、俺の身にもなってくださいよ?俺なんてどっちの肩持ったって、後が大変なんですから」
キラに振り向き恨めしげな眼を向けると、
「え、あ、あの、ご・ごめんね?シン。僕も早く隊長として一人前になる様に頑張るから…」
論点が違う気もするが、子供の様にしょんぼりとするキラに
「…ったく、隊長はホントに隊長なんだから」
苦笑いをこぼしながら、シンはそんなキラだからこそ自分が和解出来たのだろうと改めて思い返していた。
「すまんディアッカ、待たせたな」
慰霊碑に辿り着くと、その前に佇む人物にイザークは声を掛ける。
「イザーク。ま、平気だけどな」
笑い返すディアッカは、白のカットソーにチャコールグレーのカーゴパンツ姿だった。
「ディアッカ先輩もここに来るの初めてですよね、確か」
「ん?ああ」
シンの言葉に頷く。キラが進み出て慰霊碑の足元に花束を捧げると、一同はある種の敬意を込めた真摯な顔になった。
「ここに、お前の家族が眠ってるんだな。それに、他にも沢山の−−」
シンにそう話し掛けると、イザークは言葉を切った。
今ここにいる全員が、理由はどうあれ少なからず他人の命をその手で奪ってきた。
その手を汚した事実が消え去る事は決してなく、忘れる事も許されはしないだろう。
命を奪う側と、奪われた側。それはどちらが正しく、どちらが本当に幸せなのか、イザークには分からない。
人を殺す。
戦争だとか正義だとか、理由があれば正しいのか、またその理由が真に正しいのか。
信じてきた正義という名の理由が、仲間だった筈のディアッカによって覆された時から、その問いはイザークの中で少しずつ、しかし確実に重さを増していった。
一度目の戦争が終わった後もその答えは出ず、そのまま二度目の戦争を迎えた。
そして二度目の戦争も終わった今でさえ、その答えは見つけられないままだ。
激しい矛盾を抱えて生きている自分自身に気付いた時、それまでのアイデンティティもレーゾンデートルも喪失した感覚に襲われて、イザークは何度も吐き気を覚えた。
それまでは信じられない、寧ろ考えもしなかった事であったが、世界は自分が理解していた程単純ではなかった。
その事は、恐らく今ここにいる全員が同様に考え悩んでいるのだとイザークは思っている。
そんな風に思考を巡らせていたイザークの顔がどの様に映ったのだろう、シンが独り言の様に呟いた。
「人間って、どうしようもない生き物ですよね」
「ある意味…あの人の言った事も正しいから」
「…クルーゼ隊長?」
「うん」
キラの言葉にアスランが反応する。
クルーゼが自分に投げ付けた呪詛とも言うべき言葉は、確かに真理でもあった。
あの時キラは上手く言葉に出来ないまま、ただ否定するしか出来ずにいたが、初めから滅ぶべくして生まれてくるものなどいない、本当はそう言いたかった。
それは勿論キラ自身の事でもあり、人類や全ての生きるものに対して言える事だ。
だからこそ、自分達の背負っている事実の重さを、この慰霊碑はよりはっきりと認識させてくる。
向き合う事が、正直を言えばこわいと思う。何も感じずに平然と向き合えるとは、今の自分は間違っても思わない。
『生きる方が戦いだ』、カガリに言われた言葉はまさにその通りだと、アスランは改めて感じる。
一つ違えば、知り合った筈のミリアリアやアークエンジェルの面々−−ナチュラルを、自分は平然と叩き潰していただろう。
あの時、投降する事にならなければ。
今この現実が全てにおいて本当に正しい選択の結果であるかは、ディアッカには分からない。
しかし少なくともディアッカ自身には何かが間違っていると気付けた分だけ、賛成出来る部分がある。
「しょうもない俺達だから、尚更自分らで何とかしなくちゃなんないんだろうな。これからの事も、責任持って・さ」
シンの台詞に言葉を返す。
「ですよね」
シンが頷く。
あの時自分も同じ様にこの命を終えていたら、その方が幸せだったか。
失くした悲しみにも憎しみにも、遺された孤独にもとらわれずにいられた分、それは確かだろう。
だが実際は自分一人が生き残ってしまった。
後悔も悲嘆も憎悪も、限りなくしてきた。後はどうすればいいのか、まだ掴めないまま自分は前へ向かって歩き出そうとしている。
五人は静かに慰霊碑を見詰めると、黙祷を捧げた。
「絶対に、もうこんな事を繰り返さない様にしなくちゃならないんです。…絶対に」
「そうだね」
慰霊碑に決意の眼差しを向けるシンに、キラが頷く。
「問題はまだまだ多いがな。それでも出来る事があるなら、それだけの力があるなら、やらねばならんのだろう?」
そう言うとイザークはシンを見た。
「カッコいい事言うじゃん、ガラにもなく」
「貴様ぁ!馬鹿にするなぁぁ!!」
ディアッカが茶化すと何時もの様に首を締め上げるイザークの姿に、一同は笑いながらも慌てて止めに入るのだった。
「今日、来て良かったよな」
慰霊碑を離れ、歩き出しながらディアッカがイザークに話し掛けた。
「ああ。色々考える事が出来たからな」
「何ていうかさ、自分自身を見詰め直すいい機会だったと思うぜ」
ディアッカの言葉に、イザークとアスランが頷く。
「…また、こうやって来ませんか」
シンが尋ねる。イザークは
「お前さえ良ければな」
そう言って小さく笑う。他の者も同様だった。
ホテルに戻ると、五人はロビーで解散しそれぞれの予定を消化する事にした。
このホテルは海に面しており、敷地内にプライベートビーチがある。シンは散歩がてらビーチに出てみる事にした。
漂う潮香も寄せる波も、シンの記憶と変わらない。
GJGJ!
しっとりとした話だが、キャラそれぞれの会話がイイ!
こういうのもいいな
そしてアホラシイネタ投下スマソ
アスラン「イザークおはよ…ッてなに!?ノーブラ!?(制服にぷくんと膨らんだ乳首を見て」
イザリン「そうだ、じろじろ見るな腰抜けっ!」
ディアッカ「でもまたなんで…」
イザリン「うむ。クルーゼ隊長が、『若いうちに身体を締め付けるのは良くないよ』とおっしゃられてな!
下着を上下外すように言われたのだ」
ニコル「え!じゃ、じゃあイザーク下も着けていないんですか!?」
イザリン「そうだ」
アスラン「ゴクッ…ちょ、ちょっと見てもいい?(しゃがみこんでイザリンのミニスカの中を覗く
ブハッ!!!ぴ、ぴんくのおま○こが…!(鼻血噴出」
イザリン「きゃっ!!な、なにハレンチな真似してる!
おいこら待てアスラぁーン!!(逃げるアスランを追い掛け回し」
こうして、イザリンのノーブラ・ノーパン生活が始まったw
「懐かしいな」
目を細め呟く。波打ち際を歩き出すうちに、シンは向こうに見える人影に気付いた。
(あれ…)
細身の黒いブーツカットを膝まで捲り上げ、同じ様にシャツの袖も肘までたくし上げている。
切り揃えられた銀髪を時折吹く風になびかせながら、脚を波に浸していく姿はイザークのものだった。
「ジュール隊長」
思わず声を掛けた。
「!」
振り返り立ち止まるイザークにシンは駆け寄る。
「ジュール隊長も来てたんですね、ここ」
「……っ」
シンとしては至って普通に尋ねたつもりであるが、当のイザークは秘密を見られたとでもいう様に口をぱくぱくさせ、硬直している。
「水遊びですか?何か意外ですね、ジュール隊長ってそんな事しそうに見えないから…」
「う・うるさいっ!悪いか!笑いたければ笑えっ!」
顔を真っ赤にしながらイザークは横を向いてしまった。
続く^^;
イザリン「アスラン、診察の時間だ!!ほー、ココが腫れ過ぎてるな。触診してやろう」
コスコスシコシコ
アスラン「あーっイザーク!俺駄目っ!何か病気みたいだ。お口で診察して」
イザリン「そうか、解った!」
クチュクチャペロペロペロン
アスラン「いっイザーク。俺本当にヤバイ」
イザリン「ヌルヌルだな(笑)。これははヌカナイと駄目だな…」
パンティを脱ぎまたがり合体
イザリン「どうだ?合体したら出そうか?無理せず中に出してもいいんだぞ」
アスラン「あっあっあっ、出るっ……!」
アスラン「………なーんて、イザークがナース服で診てくれたらなぁ」
イザリン「どうした、アスラン?…なっ!貴様真昼間からそんな所勃てんな、気色悪い!」
足で踏み潰し
アスラン「ノオォーーーーー!!!!」
現実は妄想みたいに甘くない
>>40 積極的な上に中田氏OKとは都合が良すぎるwwwww
イザリンにそんなことをしてもらえるのは夢のまた夢…
痴漢撃退〜もっともキモい方法で〜
イザリン「イヤだやめろ!」
痴漢「うっへっへ…イザリンそんなこといわないでよ
ちょっとだけキミのおま○こに俺のおち○ち○入れさせて欲しいだけだからさぁ」
イザリン「やめろ!それ以上近づいたらっ…あ、アスラン!」
アスラン「イザーク!何だこの気持ち悪い奴は!?おい、イザークに触るな!」
イザリン「(アスランの後ろに隠れ、ズボンに手をつっこみ、アスランのイチモツを握って)
おい、痴漢!それ以上近づいたらコイツの精子をお見舞いするぞ!」
痴漢「!?へっ、そんなすぐ出るもんか!」
イザリン「甘いな。こいつは私に握られるだけで5秒以内に射精するぞ!1、2、3、4、5!」
ドピュッ
痴漢「ギャー!コイツ最悪!!逃げろ〜!」
ワロタww
アスランバカ過ぎ変態過ぎww
ラクスの個人的な理由で海に行く事になった一同
ラクス「さぁキ・ラ!思いっきり楽しみましょう!」
キラ「う・うん……はぁー(イザークさんいないからつまんない)」
メイリン「もうラクス様ったら、遊んでないで仕事して欲しいわよね」
ルナ「まぁ、この日の為に昨日仕事まとめて片したんだけどね」
(一般客を装い護衛)
シホ「冷たい飲み物はいかがでしょうかー?」
(売り子をry)
ラクス「あ・シホさん、ジュースくださいな」
キラ「ちょっラクス!名前言っちゃ駄目だよ」
アスラン「チッ、ラクスの奴楽しみやがって…護衛する側の身にも…ブツブツ」
ディアッカ「それにしてもイザはどこにいるんだろ?水着姿見たいなーv」
(ライフセーバーry)
イザリン「アスラン!ディアッカ!そこで何をしている!ちゃんとラクス様の護衛をせんか!」
ディアッカ「イザ!オレずっと探し…ゲッ!!」
アスラン「イザーク?何その格好!!」
シン「見て解んないスか?海女ですよ海女」
イザリン「私とシンはラクス様に貝類をとってこいと言われたんだ…行くぞシン」
シン「はーいv!アスランさんもディアッカ先輩もちゃんと仕事して下さいよー」
ディアッカ「イザ…海女って何ソレ!色気ゼロ!むしろマイナス!!つーかラクスの奴、そこまでしてイザを虐めたいのか!?」
アスラン「くっそうシンの奴イザークとデートみたいで楽しそうじゃないか!!」
そもそもがキラに近づかせない為にイザリンを離したラクスであったが、
男連中(シン除く)はイザリンと遊べない為鬱な一日を送るのだったw
GJ!
オーブ潜入の時のイザリンを思い出したw
イザリンはどんな格好をしても、顔が可愛いから大丈夫w
>>39の続き。
「そんな事ないですよ、むしろ新鮮でいいじゃないですか!」
シンが首を降る。
「新、鮮…?」
予想しない言葉に思わずイザークが目をぱちくりさせると
「だって、普段じゃ絶対見られないでしょ?今のジュール隊長。俺ってすごいラッキーじゃないですか」
シンはそう言って笑った。
「よっ、と」
シンはおもむろに履いていたデザートブーツを脱ぎ捨て、ソックスも放り捨てる。
「…シン?」
訝しげなイザークをよそに、デニムの裾を捲り上げるとシンは波へと駆け出した。
「あ、おいシン!」
「ジュール隊長もこっちこっち!」
膝まで波に浸かると、シンはイザークに手招きをする。
「水遊びなら、相手がいた方が楽しいでしょ?」
おいでとばかりに両腕を広げるシンを、
「〜ッ、馬鹿にするな!言われなくても行ってやる!」
そう言ってイザークは軽く睨み付けるとばしゃばしゃと波へ入っていった。
「よーし来たな、それっ!」
近付いてくるイザークに向けて、シンは左手で海水を掬って投げ付ける。
「!」
慌てて手をかざし防ごうとするが、海水はイザークの肩に僅かに掛かった。
「貴っ様、よくも!」
イザークは前屈みになると両手で海水を勢い良く掬い上げた。ぱしゃ、と音を立ててシンの右腕に掛かる。
「冷てっ!このっ、やったな!?」
負けじとシンも水を掛け返す。イザークの脚に命中するが、同時に自分の脚にも当てられてしまった。
「フン、こんな子供の遊びで負ける気がしないな!」
得意げなイザークに、
「そうやってムキになっちゃう所が幼いですよ、隊長」
とからかうシン。
「何だと?馬鹿にするなよ!」
案の定触発されたイザークが足元の波を掛け飛ばし、シンの腹に命中する。
「くっそ、なら勝負だ!ずぶ濡れになっても知らないですよ!」
叫びながら反撃するシンも、それを避けるイザークも、お互い無邪気に笑っていた。
文字通り子供の様にひたすら水遊びを続けた後、二人はずぶ濡れの姿で波から上がった。
「…っはー、疲れた…っ」
「っ、お前もっ…なかなか…負けず嫌い、だなっ…」
「はぁっ、そっちこそっ」
「何をっ、…っ」
息切れのせいで言葉が続かない。
「でも…っ、楽しかったですね」
「ああっ、久しぶりだ」
何とか呼吸を落ち着けながら、互いの顔を見る。
「お前、頭からずぶ濡れだぞ。ひどいザマだ」
「そう言うジュール隊長こそ、せっかくの髪形がペタンコですよ」
言い終えると同時に吹き出し、笑い声を上げた。
「にしても、ホントにひどいカッコですよね俺達」
言いながら来ていたパーカーのジッパーを下ろす。中のTシャツは無事だった。
「全くだ」
言いながらイザークもシャツの裾をつまむ。
ここでシンは気付いた。
自分はまだしもイザークは白のシャツ1枚という姿で、そこそこ水分を含んだそれはイザークの肌やインナーを透かしていたのである。
勝手に
>>44の海女なイザリン妄想
イザリン「よぅし!サザエGETだ!おーいシン、そっちにはいいのあったかー?」
シン「こっちはアサリがいっぱいとれましたよ〜!」
イザリン「うむ、アワビとサザエは焼いて、アサリは民族料理のミソスープやライスに混ぜて使えるんだったな!」
シン「ハイ!いっぱい取れてよかったですね!これだけあったらみんなお腹いっぱいですよ」
イザリン「そうだな(海女のコスチュームを脱ぎ始め、下からプルンと可愛らしいビキニ姿が!)よし、時間も余ったし
泳ぐかシン!」
シン「た、隊長!(鼻血噴出)そ、そうでありますね(コスチュームを脱いで海パン姿に)」
イザリン「うーん気持ちイイ!泳げる時間が取れてよかった!(上を向いて身体を浮かせると、大きなおっぱいが
ぷっくり海面に浮かぶ…)」
シン「そうですね!(俺幸せ!キラさんディアッカ先輩アスランさんザマーミロ!)」
神様から頑張って仕事に専念したシンへのご褒美?
>>48 来ていた→着ていた
誤字に気付かずうpしてたorz
長いしまだ続くけどスマソ。この後の展開で何か希望とかある?エロなし純愛路線でいくかどうか迷っとる。
>>50 神のやりたい萌えをやってくれていいとおもうぞ!
遠慮は無用だ^^
しかしスケスケになったイザリンが気になって仕方ないw
ミリィ「イザークぅvこっち向いてーvv」
パシャパシャ
フレイ「うわーっイイ感じー!」
カガリ「イザークエロいなー」
メイリン「うーん、色っぽおいvvv」
イザーク「…………恥ずかしい」
ミリィ達はイザリンのカメラでブルマ姿のイザリンを撮りまくっていた
ミリィ「はーいイザーク四つん這いー!あっお尻突き出してー!顔こっち向いて」
イザリン「もうやめないか?…何か…ヘン」
メイリン「ん?イザーク感じてる?」
ミリィ「よし、いいの撮れたから…」
フレイ「ディアッカに送信!!」
ポチッ
イザリン「えっ!!い・嫌ーー!!」
フレイ「んふふっ、もう遅いわよ」
イザリン「…と思ったけど、ディアッカじゃなかった…ホッ」
ミリィ「えっ?メアドにYzakLOVEってあったからあたしてっきり…」
メイリン「残念ね、ディアッカとラブラブになる作戦だったのに」
カガリ「じゃあ誰に送ったんだ?」
イザリン「もうこんな事しないでくれよ…恥ずかしいから」
アスラン(ん?イザークからメール…これは!!)
ルナ(おいおい、授業中にメール見でどーすんのよアスラン!ゲッ!!自分のブツ出したよ!授業中にオナってんじゃないわよ!!)
間違って送信した相手は変態兄貴ww
ちょwwwww
凸兄イザリンからのラブコールだと勘違いするんじゃないのかw
アスラン「イザーク、今日は情熱的なメールありがとうv」
イザリン「はっ…?お兄さま、なんのこと…あっ!」
アスラン「こんなもの授業中に送ってくるなんて君はイケナイ子だなぁ〜v
でもお兄ちゃん嬉しいよ!」
イザリン「そ、それはその、フレイたちが勝手にッ!」
アスラン「今日はブルマー姿でプレイしたいんだね?もう夕飯の準備も出来てるんだ。
シンが帰ってくる前にすぐヤろう今すぐヤろう!」
イザリン「きゃァー!」
という展開になりそうだw
アスラン「んっ?台所の方から何か匂うぞ」
フレイ「ちょっとーイザーク。もうちょっと丁寧にナイフ入れらんないの?」
イザリン「フレイこそっ!もう一寸生クリーム均等にデコレーションしろ!」
アスラン「そこで何をしてるんだ?……ひょっとして…ケーキ作ってるのか?」
フレイ「うわっっ!…あ・すみませーん、お邪魔してまーす」
イザリン「お兄さまっ!あのっすみません!明日の調理実習の為にフレイと練習してて…」
アスラン「イザーク、駄目じゃないか!もし怪我でもしたらどうするんだ!それにこんなに材料買い込んで…」
フレイ「材料費の心配はないですよ。全部私のポケットマネーですから」
イザリン「…明日の調理実習で何とか上手にケーキを作って、フレイと一緒にプレゼントがしたいんです」
アスラン「駄目だ駄目だっ!もしイザークの細い指に傷でも入ったらどうするんだ!
お料理はお兄ちゃんがやるからイザークは一生心配いらないよ」
イザリン「フレイどうしよう!これじゃプレゼントできない!誰かに相談する?」
フレイ「そうねぇ…メイリンは思いっきり甘ったらしくするだろうし、ミリィは見た目だけで味はゲロマズだし、
逆にカガリは味だけで見た目最悪だし…そうだ!イザーク耳貸して!」
アスラン「プレゼントかぁ…」
イザリン『お兄さまあまり上手くできませんでしたがケーキです』
アスラン『イザーク!嬉しいよ!このクリーム美味しそうだなぁ』
イザリン『あんっ、お兄さま。くすぐったいです』
アスラン『このさくらんぼがピンクで美味しそうvv』
ちゅうーっ!
イザリン『んんっっ!!お兄さま!!そんなに吸わないでぇ』
アスラン『ハァハァ!イザーク。こんな所からクリームが溢れてるよ。お兄ちゃんの栓できっちり塞がないとねぇ』
ズブッズブッ
イザリン『ああぁーーっん!!お兄さまあーーー!!!』
アスラン「…なぁんてね、ハァハァ」
イザリン「フレイ、グッドアイデア!でももう一度作ってみよう」
フレイ「オッケー!」
アスラン「わかった、イザーク。明日、楽しみに待ってるよ」
55 :
続き:2007/10/23(火) 18:29:43 O
次の日
イザリン「クルーゼ先生。私達でケーキを作りました。食べていただけますか?」
クルーゼ「これを……私に?」
フレイ「今回はあまり上手にできませんでしたが、次作った時は今よりも上達してますのでまた食べていただけますか?」
クルーゼ「解った。待ってるよ」
フレイ「キャアキャア!やったわイザーク!大成功よ!」
イザリン「フレイ!お前のおかげだ。またクルーゼ先生に食べてもらえる」
キラ「えーっ!フレイ、クルーゼ先生にあげちゃったの?僕楽しみにしてたのにー」
フレイ「キラは私が料理下手なの知ってるじゃない」
キラ「ブー!でもイザークさんも何でクルーゼ先生にしたの?ディアッカじゃなくて」
イザリン「なっ!ななな何でディアッカなんだ!!
ただ…私はクルーゼ先生の授業は解りやすくでだな、解らない所も丁寧に教えてくれるからそれで…」
フレイ「そうそう、私もそれで理系科目だけは得意なんだよねー、ってしまった!!そっちにすれば良かったわ!!!」
イザリン「もーフレイまでっ!」
アスラン「ガーーーーン!!!!イザークっお兄ちゃんじゃないのー??」
ルナ「はいはいアスラン、泣かないの(この変態シスコンが)。妹のゲロアマケーキあげるからさ全部食べちゃってくんない?」
イザリンのストーカー
憧れのアカデミーに入学して3日目。イザリンのロッカーにはラブレターの山が。
幼年学校の時からそういうことは多かったが、同じように軍人を志す者が贈ってくれたのだと、
イザリンは少しだけ興味が湧いた。
イザリン「こんなに…なんだろう」
一枚目。『好きです。一目惚れです。どうか付き合ってください』
二枚目。『イザりんのパンツは何色ですか?』
三枚目。『ハァハァハァハァハァハァおっぱい揉んで犯したい』
四枚目。『コレなんだか分かりますか?返事ください(勃起ペ○スの写真つき)』
イザリン「…ッ!!!!」
今時肉筆で手紙を描く奴などいないが、明らかに全員違う人間のようだった。
四枚目まで読んで、イザリンは気味が悪くなってそれらを紙袋に突込み、ゴミ箱に捨てた。
イザリンはアカデミーでは幼なじみのディアッカとニコルと共に行動することが多かったが、
ある日ニコルが「新しいお友達です」と、あの有名なアスラン・ザラをつれてきた。
彼はとても穏やかで優しかった。イザリンがすぐ怒っても、時折からかってはくるものの、
イザリンを悲しませるような事はしなかった。イザリンからすれば自分より優秀で厭味なヤロウだったが、
アスラン自身それをハナにかけることもなく、また、女だからと馬鹿にする事もなく、
イザリンにとても優しく接してくれていて、イザリンもそれを何となく感じていた。
気に入らないが、尊敬できる、頼れる男だと思った。
57 :
続き:2007/10/24(水) 01:39:29 0
そんなある日、イザリンはいつものメンバーで休みの日に公園に気晴らしに出かけた。
ディアッカとニコルが飲み物とつまむものを買ってくると言って、
イザリンとアスランは人気のない公園のベンチに二人のこされた。
イザリンはアスランと話すこともなく、また、アスランの方も話し掛ける話題を決めかねており、
互いに顔をそらしてなんとなく沈黙が続いた。風が強いのか、ディアッカに勧められて着てみた
ミニスカートから剥き出しになった太股に寒さを感じ、イザリンは太股に両手を置き、
「ちょっと寒いな」とアスランのほうを見上げた。アスランは「そうだな」と笑った。
ディアッカとニコルが戻ってくると、イザリンはベンチを急いで立ち上がり、二人の方へ行った。
その後、何度かアスランと隣り合わせになる機会があったのだが、故意に避けた。
その夜、イザリンはベッドの中で昼間の事を思い出して眠れなかった。
あの時ふと見上げたアスランの視線は、自分の太股に注がれていた。
一瞬だったが、生理的に気持ち悪い目をしていた。アカデミーに入る前から感じた覚えのある気持ち悪さ。
一度警戒してみると、ディアッカや二コルといる時でも、そうだった。
自分をねっとりと見つめる視線を感じた。
イザリンは「また自分の勘違いだ…アスランが気に入らないからケチをつけようとしてるんだ」と自分がいやになった。
あの時見上げたアスランの目を忘れられないまま、眠れない夜を過ごした。
あれから数ヶ月。ディアッカと恋人同士になった。
ディアッカ曰く「戦場に出たら、告げたい思いも告げられなくなっちまうかもしんねえし」だそうだ。
ディアッカとは付き合いが長いし、ディアッカとニコルとの幼なじみの二人にしか打ち明けられなかった
ストーカー被害なども、ディアッカは本当に真剣になってくれていた。レイプされそうになった時に
駆けつけてくれたのも彼だった。イザリンはディアッカの告白を受け入れ、イザリンが奥手な事もあり、
手をつなぐだけでもせいいっぱいな清いお付き合いから始めた。
イザリンに彼氏が出来たことが知れわたると、アカデミーが大騒ぎになった。
あのお堅いイザーク・ジュールが人を好きになったと。
随分な言われようだとおもったが、イザリンは自分が惚れやすい人間ではない事は分かっていたし、
また、自分がこうして誰かに心を許すことが自分でも信じられない事だと思っていた。
イザリンとディアッカが一緒に歩いたり、話したりしているだけで、
回りの男は「あぁ〜俺のマドンナが!」「イザーク泣かしたらダメだぜディアッカー」など、
おもしろがるもの、悲しむものさまざまだった。
イザリン「またか…」
しかし、ストーカー被害は前にもまして酷くなっていた。純粋な告白のラブレターなどは大分へったが
(ディアッカが一々チェックしてるらしい)、イザリンに対して異常な性的欲求を突きつけてくる手紙は増えていた。
彼氏が出来た事により、裏切られた・イザリンもやっぱり女だ・ディアッカにさせているなら自分も、等など、
逆ギレ状態のものが多かった。勿論盗撮も多々発見された。ディアッカが偶然他の兵士の落し物を発見したり、
裏で売買しているのを何度か発見し、それらを没収し、拳で報復した。
ニコル「んん〜、これもちょっとなぁ」
ニコルはベッドに寝そべって華やかなデザインのカタログを手に悩んでいた。
同室のアスランが、趣味のハロを組み立てていた作業台からくるりとイスを回すと、ニコルのほうへ身体を向けた。
アスラン「どうしたんだ?ニコル」
ニコル「あのですね、決まらないんですよ!イザークへのプレゼントが」
アスラン「イザークのプレゼント?彼女の誕生日はもう終わったじゃないか」
ニコル「いえ、そうじゃなくて。この間イザークがボクのずっと欲しかった本を、
ディアッカと出かけたときに見つけたといって買ってきてくれましてね。
そのお礼に何か素敵な服を贈ろうかなーと。ホラ、イザークあまり出かけられないし、
デートの服とか、たまには可愛いのを着てディアッカを喜ばせられるんじゃないかなって」
アスラン「ああ、そういえばイザークは『中世の音楽』とかっていう本を買ってきたらしいね」
ニコル「そう、それです!って、どうしてアスラン知ってるんですか?」
アスラン「うん。たまたま廊下で話してるのが聞こえてね。ああ、それと服ならこのワンピースが
可愛いんじゃないかな(カタログの中の一つを指差し)彼女の白い肌には赤が良く似合うよ。でもこのサイズ
じゃあイザークの腰からお尻にかけてのラインが綺麗に出ないな。なんならオーダーメイドでそっくりなのを
彼女のサイズで作ってもらったら?スリーサイズ以外にも、身幅とか丈、微妙にずれるとよくないからね。
彼女は足がすらっと長いからね…」
ニコル「ちょちょちょちょっと待ってくださいアスラン!確かにこのワンピースはイザークに似合いそうですけど。
身幅とか丈って…イザークのそんな細かいことわかりませんよ!スリーサイズだって教えてくれないんですから」
アスラン「そう?じゃあ俺が教えてあげるよ」
ニコル「なんでアスランがそんなの知ってるんですか?」
アスラン「うん。廊下で女性同士で話してるところで偶然聞こえてね」
ニコル「イザーク、アカデミーに女の子のお友達なんていませんよ?」
アスラン「うん、友達とはいえないけど。シホ・ハーネンフースとかいう同期の女の子と少し仲いいみたいだよ。
2・3言葉を交し合う程度だけど。あ、家柄とか気になる?」
ニコル「はぁ、いえ、それは別に…(ボクだって知らないのになんでアスランが知ってるんだろ…)」
ニコルはアスランのアドバイスもあり、市販のものではイザリンのサイズには不適切だと思い、
オーダーメイドで服を作り、それを贈った。イザリンは喜んだが、ぴったりすぎるサイズに
「どうしたんだ?」と聞いてみた。ニコルはアスランから聞いた事を話し、イザリンは固まった。
イザリンはそんなことを話した覚えはあったが、それは廊下ではなく、女子用の更衣室だった。
ちなみに身幅まで言った覚えはない。自分だって覚えてないのだ。
さらに、その場にはイザリンとシホしかいなかった。
イザリンはディアッカやニコルの不安をあおりたくなかったので、廊下でそんなことを話したかも、と話を合わせた。
その日、落ち着かなくて部屋を片付けていると、アカデミーに入学したころの書類が色々と出てきた。
重要なもの、もういらないものなど一緒にして保存していた。
イザリンは体型が特殊な為、制服はオーダーメイドだった。あの時、オーダーメイドの専用用紙があり、
自分のサイズを一々測って記入して送った。
自分用にコピーも取って置いたはず。
捨てた覚えはない。
だが、そのコピー用紙は部屋から出てこなかった。
とりあえずここまで書いた!鬱っぽいけどOKかなぁこういうの
GJだ!!
良かったら続きキボンヌ
待ってる
それからさらに数ヶ月。真夜中の誰もいないアカデミーの裏庭…
ディアッカはイザリンをそこに呼び出した。手をつなぐ以上に発展しない関係から
、せめてキスだけでも、と進展を期待していたのだ。
だがイザリンは「今は大事な時だ」「誰かに見られたら」と理由をつけて、
唇をあわせるのをしぶった。恥ずかしかったのもある。だがディアッカは付き合い始めて数ヶ月、
至近距離で恋人が微笑みかけてくれるにもかかわらず、肌を合わせるのはおろか、キスすら出来ず、
若い気持ちと欲が爆発寸前だった。いつものディアッカなら「まぁ気長に待つとしましょ」と
気持ちを切り替える事も出来たが、ここのところ課題に負われ、自身の処理もままならなかった。
ディアッカはとりあえずイザリンを抱き寄せようと、彼女の腕をひっぱり、胸に抱き寄せた。
だが焦りのせいか、思ったより力が強かったらしく、イザリンはバランスを崩して膝を折った。
何をするんだ、と気の強い目とキツイ口調でにらみつけられ、それはいつもの事のはずなのに、
高ぶった感情を逆なでする反応に、自分の性欲をあおられてしまった。
ディアッカは、自分で自分がわからないほどに頭がまっしろになってしまった。
激しく抵抗するイザリンを押さえつけ、強引に開いた足の間に体をわり込ませ、押さえつけた。
ジッパーを急いで下ろし、自身を取り出そうとした瞬間、強い力で片腕をひねり上げられた。
アスラン「ディアッカ、なにをしてるんだ!」
目の前にはアスラン。
ディアッカはもう訳がわからなくなってがむしゃらに暴れたが、アスランに押さえつけられてしまった。
両腕を縛られ、芝生に転がされた。アスランはディアッカを拘束すると、幼なじみの豹変振りに
恐怖に涙をあふれさせ、震えていたイザリンを優しく抱き起こした。
イザリンはアスランの胸に顔を埋め、服を握り締めて震えていた。
間もなく、イザリンはディアッカと別れる事になった。
イザリンはあの時与えられた恐怖を拭いきれず、これ以上ディアッカと進展する事は出来ないと思ったのだ。
ディアッカも止めたいのは山々だったが、自分の失態に何も言えず、
ただイザリンとの決別を静かに受け止めた。
そして、かわりにアスランがイザリンに告白をし、二人は恋人同士になった。
アスランはこうしてずっと傍において見ると、驚くほどよく気が付いて、
また、行き過ぎたことはしない男だった。ディアッカとは半年以上経っても
できなかったキスもした。彼の部屋で、彼のベッドに座り。
おたがい何となく身を寄せていて、自然と唇が触れ合った。
イザリンが「もっと気を許してくれてもいいのに」と思ってしまうほどに、
優しく、じれったい羽根が触れるようなキスだった。
あまりに紳士的な態度に、また、ディアッカとの件で助けてくれた事もあり、
イザリンは以前抱いていたアスランへの疑惑の一切を忘れていた。
ニコルもすっかり二人を応援する気になっている。
ストーカー被害は相変わらずあったが、アスランが盗聴器やカメラの探知機を作ってくれたり、また、
イザリンを盗撮したようなものを発見すれば、それを処分し、犯人を捕まえてくれた。
アスランはずっとイザリンを見つめていた。
入学式の時から。自分は内気だから、話し掛けることもままならなかったが、
どうしても彼女を自分のものにしたかった。手始めに一番仲良くなりやすそうな
ニコルと親しくなり、イザリンのグループの一員となった。
ロッカーや私室にも盗聴器やカメラをつけた。自分の思いのたけをつづった手紙も何度もロッカーに入れた。
部屋が開けば、めぼしいものを物色する事もあった。イザリンの身につけている下着や服、
使用済みのストローやペットボトル、食べかけのビスケット、ちり紙、ばんそうこう、そして通話記録やメールなど。
使用済みタンポンを発見した時には天に感謝したい気持ちだった。いくつも持ち帰り、保存用や、おかずに使ったものもある。
夏休みには、ジュール廷へしのびこんだ。彼女の幼い頃の思い出を知るために。
イザリンの事はすべて知りたかった。すべてを手に入れたかった。
そして今、イザリンは自分への疑いの一切を忘れ、自分に微笑みかけてくれる。
このまま順調に行けば、彼女のハジメテも自分のものになるだろう。早く、早く味わいたかった。
だが焦ってはいけない。というか、焦る必要がないのだ。アスランが間違えさえしなければ、
きっとイザリンはこの先ずっと、アスランを愛してくれるだろう。
間違えなければ、時を焦る必要はない。
だから、じっくりゆっくりと。腰を据えていこう。
イザリン「アスラン、どうしたメシに行くぞ!席がなくなる!」
アスランはイザリンに「ああ、今いく」とにっこり微笑んだ。
おわり!ストーカー凸は粘り強いので、網を張ってまっていたんですねw
理不尽なお話スマソ
ぬお〜!おもしろかった!
もう続かないのかな?
今後の二人が気になる!
>>48の続き。
(う…わっ)
身体に張り付くシャツが、そのしなやかな躯をより浮き立たせている。特に意識して見た訳でもないのだが、イザークの胸元のネイビーとシャツ越しに描き出された無駄のないラインに、シンの目が奪われる。
(ジュール隊長、紺色着けてたんだ…)
厚手の生地で判らなかったが、濡れて透けたせいで否応なく顕れるインナーの色。慌てて視界から外しながら、顔に熱がのぼるのも考えてしまうのもそれらは全て男の性(さが)なのだと、シンは心の中で弁解していた。
「あ、の、…ジュール、隊長」
まともに言葉を繋げない。
「?どうした」
「いやその、流石にこんなだし、…戻りません?そろそろ」
「…、そうだな」
自分の姿を確認すると、イザークはあっさり頷いた。踵を返しホテルとは逆方向へ歩き出す。
「え?ちょっと、ジュール隊長?ホテルこっち…」
「靴を置いて来てる」
「へっ?」
思わず間の抜けた声を発するシン。確かにシンがイザークを見付けた時から、傍らに靴はなかった。
所々波に消されているが、向こうから足跡が続いて来ている。
「気付いたらついついこっちまで歩いて来ていてな。ちょっと待ってろ」
68 :
続き:2007/10/24(水) 08:26:48 O
言い置いて歩いていく。ふとシンがビーチの沿道に目を遣ると、まばらに人影がある。
本人は無自覚だがイザーク、特に今のこの姿の彼女の魅力を体感しているシンにとって、このまま歩かせる事はためらわれた。
向こうに小さな岩場がある。沿道への階段も見える事から、イザークはどうやらあの場所からここまで来たらしい。
「ジュール隊長!」
パーカーを脱ぎながら駆け出し、追い付きざまイザークの肩を叩く。振り返ったイザークに、シンはTシャツも脱ぐとそれを押し付けた。
「…?」
「ちょっと汗臭いかも知れないですけど…、コレ、着てください」懸命に俯きイザークを見ない様にしながら、シンは言う。
「シン?」
「いや、だってそのカッコのまんまじゃ、ホテルにも戻れないじゃないですか」
言ってシンは押し付ける腕に力を篭める。
「この位、すぐに乾く。大丈夫だ」
Tシャツを返そうとするイザークだが、
「俺が大丈夫じゃないんですよ!目に悪過ぎるから!」
顔を上げ、弾けた様に叫ぶ。更に力を篭めて押し付けたあまり、勢いに押されてイザークがバランスを崩した。
69 :
更に続き:2007/10/24(水) 09:36:06 O
支える物のなくなったシンの腕が宙を泳ぎ、身体は前のめりに傾く。そのまま二人して砂浜へと倒れ込んでしまった。
「ッ!!」
受け身は取ったものの、倒れて来たシンの身体がまともにぶつかりイザークは顔をしかめる。
「っ、おいシン!何…」
自分の身体の上のシンを睨み声を荒げると、シンは腕を突き、ゆっくりと身体を起こした。
シンの腕の間から見上げる顔が、それまでとは空気を違えている事にイザークは気付く。思わず言葉が途切れた。
「…だって、反則でしょ、それ」
何かを抑える様な声のトーン。
「何がだ」
言いながら、イザークの心がざわりと音を立てる。
「そんなカッコでうろうろされたら俺、どうしろって言うんですか」
「……」
イザークにはシンの言葉の意味が理解出来ず、ただ黙っているしか出来ない。
頭を振り溜息を一つ吐くと、シンは身体を起こした。
イザークも身体を起こすと、無言のまま再び歩き出す。
「え…ちょ、ジュール隊長」
シンの言葉にも歩みを止める気配はない。
そのまま岩場に辿り着く。
ストーカー凸こーわーいー
最低な男だが、でもそんな凸が好きだw
まぁ世の中理不尽な事ばかりさ
「ジュール隊長」
追い付き声を掛けた。イザークはしゃがみ込んでいたが声に気付いて立ち上がる。
「これでいいんだろうが」
葡萄色のTシャツを着たイザークが、シンの前に現れた。
「…あ…はい」
呆然としながらシンが頷く。イザークにはやはり大きなTシャツ、それはある種のあだっぽさを醸し出しており、イザークがTシャツを着ている事の意外性と相まって鮮烈なインパクトをシンに与える。
(…か、可愛い…)
シンはしばらくの間それ以外の思考を出来ずにいた。
そんなシンなどお構いなしのイザークは、岩場に残したままの黒いパンプスを見付け拾い上げる。
捲り上げていたパンツの裾を下ろし岩場の上に脱いだシャツを小脇に抱えると、
「お前も早くそれを着たらどうだ、行くぞ」
と声を掛ける。
「…あ・ああ、そうですよね」
我に返ったシンがパーカーを羽織るのを見るとイザークは今度はホテルに向かって歩き始めた。
72 :
まだ続き:2007/10/24(水) 12:32:36 O
イザーク等ザフトの士官は全員同じ階に部屋が宛てがわれている。
エレベーターが29階を表示すると、僅かな浮遊感の後にドアが開いた。
二人はイザークの部屋の前で立ち止まる。シンの部屋は通路の一番奥だった。
「すっかり塩だらけだな」
ロックを解除し、振り返るとイザークは軽く肩をすくめた。二人の髪にも服にも、乾いた海水が塩となって付着している。
「ホントですね」
髪を一房摘み上げるとシンは苦笑した。
「これなんだが、返すのは明日でいいか?急ぐなら、今日の晩なら返せると思うが」
イザークは左肩の生地を自分で摘んでみせる。
「ああ、別にいつでも大丈夫ですよ。他にも着替えありますし」
笑って手を振るシン。
「そうか」
イザークもふっと小さく笑みをこぼすと、短く返した。
「…今日は楽しかった、ありがとうな」
ドアノブに手を掛け、シンから顔を逸らすとイザークは礼を述べる。
「俺もですよ、ジュール隊長の知らなかった一面も見れて良かったし」
照れ隠しの仕種をほほえましく思いながらシンは笑った。
「でも、一人で波と戯れるとか、結構ロマンチストですよね。皆が知ったら驚きますね」
しかし次にシンが発した台詞に、イザークがひどく反応した。
信じられない物を見る様な眼で振り返るなり、恐ろしい速さでシンの腕を掴み、ドアの内側に引き入れる。
シンの身体をドアに叩き付け、
「まさかお前、今日の事を言いふらすんじゃないだろうな」
そう言ってシンの顔を鋭い視線で射抜く。
「…え……?な、んで」
意外過ぎる展開に頭が付いていかないシンは、絞り出す様な声で尋ねる。
「っ、そんな事…、は・恥ずかしいからに決まってるだろうが…っ!」
そう言うとイザークは真っ赤になり俯いた。
「そ、それだけ…?」
拍子抜けするシンだが、イザークは至って深刻である。
「当たり前だ!そんな話が知れ渡ってみろ、女々しい奴だと笑い者にされるのが目に見えてる!」
「笑い者って、そんな、別に…」
何とかそれだけ口に出すと、シンは頭を抱えてしまった。
「お…おかしいでしょ、それ…!ずぶ濡れで下着透けてようが人目気にしないくせして、変なとこだけプライド高いなんて…」
「う・うるさいっ!」
シンの言葉通り、イザークには自身の「女性らしさ」を人前で見せる事を極端に嫌う節があった。
それは弱さを見せたくない心の表れからであるが、いじらしいとも言えるその心情はシンからしてみれば理解し難いものだ。
「分かったら絶対誰にも言うんじゃない!いいな!?」
シンのパーカーを掴み念を押す。瞬間、シンの中で何かが弾けた。
「…別に」
「あ?」
押さえ付けられていた身体をゆらりと起こし、イザークの腕を掴む。
「いちいち隠す必要ないでしょ、そんなアンタもアンタなんだから」
前髪で表情は判らないが、それまでと明らかに異なるシンの雰囲気に、イザークは再び心にざわりという音を聞いた。
「何、だと…?」
「そうやってつまんないプライドで勿体ない事して、でも人の理性簡単に吹っ飛ばす様な事して、反則ばっかじゃないですか」
「何が…」
言い掛けたイザークの言葉は続かない。
シンはイザークを抱き締めていた。篭る力にイザークの細い躯が僅かに軋む。
「…っ、な、にを」
イザークの目が見開かれる。声が微かに震えていた。
「…俺、カッコいいジュール隊長もさっきみたいに可愛らしいジュール隊長も、どっちも好きですよ」
「……!!」
抱えていたシャツが床に落ちる。
「さっき隊長の事見付けた時、すごく絵になってて、綺麗だったからびっくりした」
「…っ…」
声にならず、ただ息を飲むだけのイザークに、尚もシンは続ける。
「どっちの隊長のままでもいいじゃないですか、それじゃ駄目なんですか」
…携帯からじゃここまでが限界、力尽きますたorz
まだまだ続くがスマソ
『毛は大事なモノを守る為にある』
キラ「って言うけど、どこなんだろ」
ディアッカ「そらー頭とアソコじゃねーの?」
シン「脇毛とかスネ毛とかって邪魔っすよねー。剃るのもたいっへん!」
キラ「頭って…そうかな?だったら何でハゲてる人いるのかな?」
自然と視線はアスランに
アスラン「おいっ!……(さっさとこの話題終わらないかな)」
シン「アソコも守る為だったら、そりゃもうボウボウに生えてないと駄目ですよねー。男も女も」
ディアッカ「イザのアソコがジャングルなのは絶対嫌だな!オレは薄毛でうっすらと可愛いアソコが見えてるのがいい!!」
アスラン「俺は別にジャングルでもいいぞ。ソコに顔突っ込んで鼻をもふもふさせたら気持ちいいだろうな」
シン「お・おれは普通にあれば…いぃと…ゴニョゴニョ」
キラ「何言ってんの、皆?イザークさんのアソコはパイパンに決まってるって!」
アスラン「ぬっ!そうだ!キラの言う通りだ」
ディアッカ「グゥレイト!イザはそうでなくっちゃな!!」
シン「????????」←解ってない
シン「ジュール隊長!ちょっと尋ねたいんですが」
イザリン「何だ、言ってみろ」
シン「パイパンって何ですか?ジュール隊長はパイパンだそうですけど」
【しばらくお待ち下さいませ】
シン(原型とどめていない)「ひゅびばひぇんでひた…(すみませんでした…)」
イザリン「だぁれが……だってぇ?」
ラクス「プッ!イザークさんまだでしたの?まぁ栄養が胸にばっかりいってるみたいですから仕方ありませんわよねぇ」
イザリン「私はパイパンなどではなぁい!下は毎日剃ってるんだ!!」
ラクス・シン「「剃っ…!!!」」
イザリン「で、シン。だぁれがそんな事言ったんだ?正直に吐いてくれたら半殺しで済ませてやる」
シン「ほへは……(それは…)」
キラ・アスラン・ディアッカ死のカウントダウンスタート
神GJ!!いつもありがとう!!
続き楽しみにしてるお!
うおぉぉ〜
>>75の続き楽しみに待ってます!
オトナだけど少女っぽさがあるイザリンはぁはぁ…!
>>76の半殺しのシンが哀れすぐるw
イザリンが何のために剃りつづけているのか気になるw
79 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 20:59:17 O
>>60 鬱ぽいの大好物!!
はぁはぁしちゃった〜
続き、期待してる!!
>>65の続きで、その後の二人。また鬱展開スマソ
イザークに近づく虫は俺が処分しなきゃな
アスラン「イザーク、射撃場に集合だよ」
あれから一ヶ月。イザリンとアスランはケンカ一つすることなく仲良く過ごしていた。
アカデミー入学当事とは比べ物にならないほどイザリンが優しくしてくれることに、
アスランは感動の毎日だった。自分が熱を出した時、倒れて30分もしないうちに、
イザリンは心配して女子寮から駆けつけてくれたのだ。あの時、ぼんやりと開けた
まぶたの向こうに普段は見せない気弱そうな顔をしたイザリンが、アスランはとても愛しかった。
愛している。愛されている。
イザリンに優しくタオルで顔の汗を拭かれながら、自分の愛はもう一人よがりのものではないのだと実感した。
イザリン「わかった、今行く!よし、今度私が教えてやったようにやってみろ、いいな」
「はい!ありがとうございますジュール先輩!」
イザリンは自分より一つ下のクラスと思われる制服の下級生と何か語り合っているようだった。
そして軽く微笑むと、「待たせたな!」とアスランの方へ小走りしていった。相手は気弱そうな、栗毛の少年だった。
イザリンを見送る目はキラキラと輝いており、かすかに頬がピンク色に染められていた。
アスランの見慣れない顔だった。
アスラン「ねぇイザーク」
イザリン「なんだっ?」
アスラン「あのコだれ?」
イザリン「あぁ、あいつか!あいつな、私達の一つしたの下級生でな。昨日射撃の練習場で逢ってな、射撃がへったくそなんだ!
もう目も当てられないくらい!だからコツを教えてやってたんだ」
アスラン「ふぅん。優しいんだねイザーク」
イザリン「そ、そんなことあるか!////」
アスラン「優しいよ。それで、ちょっとテレ屋さんなのが可愛いよね」
イザリン「テレてなんてないっ!////」
射撃場につくまで、いつものように他愛もないやり取りをした。イザリンはあの少年に特別な感情は持っていないようだったが、
始めて弟分が出来たような気がして舞い上がっているようだった。
面倒見の良いイザリンの性格が、今回は厄介な事になりそうだな…とアスランは心の中で舌打ちした。
相手はイザリンが思う以上にイザリンにほれ込んでいるようだった。あの目を見間違えるはずがない。
あれは、イザリンをずっと想っていた、あの頃のアスラン自身の目そのものだった。
射撃の訓練が終わると、早くもお昼の時報が流れた。全生徒はいっせいに食堂や購買に押し寄せ、
それぞれ狙っているメニューが売り切れないうちに、と全力疾走だ。
アスランとイザリンは、今日はニコル達とは別に二人で食事をする約束をしていた。
アカデミー内のデートスポットで女の子に人気のオープンカフェへ行き、そこで昼食を注文して二人で話をしながら食べていた。
するとそこへ、あの見覚えのある栗毛少年が、イザリンを見つけて駆け寄ってきた。アスランは心の中がドキリとした。
少年「ジュール先輩!また逢えるなんて偶然ですねッ」
イザリン「お、お前か!なんだ、お前もココのカフェが好きなのか?」
少年「ハイ!っていっても、先輩みたいに一緒に食べれるような連れはいませんけどね。
…彼氏さんですか?」
イザリン「ま、まあな!///アスラン・ザラっていうんだ」
アスラン「はじめまして」
少年「はじめまして!っていっても、アスランさんのことは有名だから知ってますけど。
こんなに近くでお目にかかるのは初めてで感激です!あ、自己紹介まだでしたよね。
ボク、エド・ノイズマンっていいます。よろしくお願いします」
イザリンが一人なら、と強く勧めたので、アスランはしぶしぶ(勿論表面には出さないが)彼をこのテーブルに加えることを承諾した。
エドという少年はなにかとイザリンの優秀さを誉め、イザリンはそんな無邪気な好意を寄せられてとても嬉しそうに笑った。
少年もイザリンと食事を共に出来て嬉しそうだった。アスランだけが、嬉しくなかった。
アスランは焦った。エドはイザリンの性格を知っているのか知らないのか、自分と同じようにイザリンを喜ばせる話や態度を心得ていた。
まだイザリンに恋心は芽生えていないだろうが、なにをきっかけにいつ恋に落ちるか分からなかった。
アスランはエドという少年の身辺を探る事を決心し、おとくいのストーカー行為で彼の部屋に侵入する事に成功した。
いたって普通の、中ランクの相部屋だった。エドの物と思われる机には、いやらしいアングルではなかったが、
射撃場で銃の訓練をしているらしきイザリンの写真が一枚飾ってあった。そのほか、ベッドの下や鞄の中など、
色々と私物を調べてみたが、特におかしなものは見つからなかったが、一枚、書き上げて結局出せなかったと思われる
古びた手紙を見つけた。内容はイザリンへの純粋な恋心をつづった恋文だった。
『一目見たときから恋に落ちました。
プラントの為に、努力を惜しまない貴方が大好きです。愛しています。』
アスランは、エドがいつか、自分のイザリンを持っていってしまう可能性を確信した。
ここまで書いた!また気分の悪い雰囲気でいくので、気をつけてね
続きwktk〜!
イザリン「キャッ!」
日曜日の早朝。今朝はせっかくの休日だから、突然尋ねていってアスランに美味しい紅茶を入れてやろうと、
イザリンは女子寮から男子寮へと走っていた。が、途中小石に躓いて転んでしまった。短いスカートがヒラリと翻る。
人気はなかったはずだが、イザリンはその瞬間後ろでフラッシュの光のようなものを感じた。誰かいるのか?と思ったが、
後ろを振り返っても誰もいなかった。気のせいかと思い、ポンポンとお尻と膝をたたくと、アスランの部屋へと駆け出した。
アスランの部屋へ行くと、寝癖で頭をボサボサにしながらイザリンの突然の訪問に驚いたアスランが飛び起きた。
母上に美味しい茶葉を頂いたからと、丁寧にポットやカップまで暖めて紅茶を入れてあげた。アスランは美味しい、どうもありがとう、と笑った。
アスランとイザリンは、たまにエドが加わる事もあったが、たいていは二人で仲良く過ごした。
その合間に、イザリンはエドとさらに仲が良くなったらしく、あまり自分の事を人に話さないイザリンが
自分の身辺の事を口にする事もあったくらいだった。
イザリン「最近な、いや、以前からあったんだが、なんかこうあからさまな盗撮らしきものが急増して困っているんだ…」
エド「ジュール先輩が人気あるのは知ってましたけど…そんなことがあるんですか」
イザリン「まあな。でもアスランがきっとなんとかしてくれるから、大丈夫だ」
エド「アスラン先輩をたよりにしてらっしゃるんですね」
イザリン「そりゃあな!あいつはボーっとしているように見えて、ちゃんと私の事考えてくれているし…」
イザリンは他人が受ける印象とは裏腹に、アスランがいかに優しい人間かを語った。エドは聞いてはいるが、
どこかおもしろくなさそうで、イザリンは「ちょっとしゃべりすぎたかな」と彼と別れた後自分のおしゃべりを反省した。
そんな二人を見つめる視線があったのには、少しも気づかないまま。
以前よりあからさまな、でも犯人が誰かもわからないストーカー被害が続く中、ある噂がアカデミーをにぎわした。
エド・ノイズマンという少年が、イザーク・ジュールをナイショでストーカーしているらしい、と。
表では親しく接しているにもかかわらず、そういった卑怯な行動に出ていると、エドに対する批判的な意見が飛び交った。
イザリンは噂というものに疎いので、それを知るのには時間がかかったが、ある日食堂でそんなことを耳にし、アスランに相談した。
イザリン「おいアスラン、聞いてくれ。あのエドが、エドが私にストーカーしてるって噂がたってる!」
アスラン「あぁ、うん…聞いた事あるよ」
イザリン「…ッ…でもあんなのは誰かのでっち上げに決まってる!
あいつはそんなことする奴じゃないんだ!そう思うだろアスラン」
アスラン「うん。キミと彼がとても仲がいいのは知ってるし、俺自身も彼と一緒に話したけど、
そんなことするようなコじゃないとおもうよ」
イザリン「そうだろっ!?そうだよなっ…!」
アスラン「でも、俺も他の奴らが話してるの聞いただけなんだけど。何人か栗毛の少年が、
カメラもってキミの身辺をウロウロしているのを見たことがあるって…まさかとは思うけどな」
イザリン「!!そ、そんな…」
アスラン「あ、ごめん。でも人違いかもしれないし。栗毛なんていくらでもいるんだからさ。
気を落とさないで、イザーク」
イザリン「うん…アスラン…ッ」
イザリンはアスランの胸に飛び込み、アスランはそんな不安に震える彼女を優しく抱きしめた。
過去のストーカー被害によるトラウマから、イザリンは確証もないのに噂だけで彼を疑い始めている自分に嫌気が差した。
そんなはずはない!自分を抱きしめるアスランの胸で、そう繰り返しながら震えつづけた。
アスラン「えっ、エドの部屋へ?」
噂を知ってか知らずか、イザリンはエドから彼の部屋へお誘いを受けた。
なんでもイザリンの好きな民俗学を彼も趣味にしているらしく、じゃあ自分の持ってる資料を見せてあげますと持ちかけたのだ。
イザリンはもとから男性の部屋へ一人で行くのがどうたら、ということにはうとかったが、今回の噂の件もあり、
アスランに同行を頼んだ。アスランは突然の申し出に驚いたが、快く受け入れてくれた。
エド「いらっしゃい、ジュール先輩にアスラン先輩」
エドは二人を歓迎した。
珍しい国のお茶をいれてもらい、イザリンはエドの部屋にある自分がまだ見たことのない民俗学の本に目を輝かせた。
この間アスランの胸の中で震えていたのが嘘のようだ。アスランは特にそういったものには興味がなかったので、
エドが入れてくれたお茶をすすりつつ、きゃいきゃいと騒ぐイザリンを温かく見守った。
この間部屋に侵入した時にあった、デスクの上のイザリンの写真は見られたくないのか、ソコにはなかった。
イザリン「こんなにたくさん凄いな!」
エド「なんなら貸しますよ。ほとんど読んだものばかりだし」
イザリン「本当か!じゃあコレとコレがいい。…あっ」
ひらりと。一枚の写真がほんの隙間から滑り落ちた。写真のようだった。イザリンはそれを拾い上げ、そこに写っているものをみて表情が固まった。
そこには、転んで膝をつく、短いスカートが捲れて下着が丸見えになったイザリンの後姿があった。
イザリン「こ、これ…」
エド「え、なんです?…ッ!??な、なんだこれ!ち、ちが、ちがいます!」
エドは思わぬ写真に慌てた。これじゃあまるで、自分がイザリンを盗撮していたみたいじゃないか、と焦った。
イザリンはどういうことだ!?と声を荒げてエドを攻め立てる。どうもこうも、と言葉を濁しながら、
イザリンにずいずいと迫られて後ずさりするエドの肘が、本棚に当たった。
思ったより体重がかかったらしく、本棚の本が何冊か床にドサドサと零れ落ちた。
乱暴はやめないかイザーク!とイザリンをたしなめるアスランだったが、その本からこぼれた写真を見て、顔を青くした。
写真は、シャワーを浴びるイザリン、着替えをするイザリン、はてはトイレでタンポンを取り替えているイザリンまで映し出されていたのだ。
イザリン「こ、こんなに…ッこれも、これも!私の盗撮じゃないか!」
エド「だ、だからボクじゃありません!何かの間違いです!」
イザリン「うるさい黙れ!…ただの噂だと思っていた。お前を信じてた!
だが、こんな…ッ…失望したぞ!もうお前とは一切口を利かないからな!!」
エド「あ、ジュール先輩!!」
部屋をドスドスと足音を立てて去っていくイザリンをとめようとしたエド。だが、それは藍色の髪の男によって遮られた。
いつみてもおだやかな男だったが、眉をしかめ、怒りがこもった瞳でエドをにらみつける。
アスラン「エド、残念だったよ。キミがこんなことをするなんてね。イザークにせっかく良い友達が出来たと思っていたが…
このことはアカデミー側に報告させてもらう。そのうち処分が下るだろう。…二度と俺のイザークに近づくな」
エドはこの状況で、何も言い返せなかった。アスランはくるりと踵を返すと、証拠の写真を持ってイザリンの後を追った。
エドは二人が出て行った後緊張が解けたのか、自分が何者かにはめられたのだ、とふがいない自分に涙した。
後日、アスランは証拠の写真をもってアカデミーに訴え、エドの部屋はアカデミーの警備員に取調べをうけ、
部屋中からイザリンの盗撮写真や映像が発見された。本人は覚えがない、無実だと主張したが、
彼自身の精子のかかった写真なども発見され、言い逃れ無用となった。
彼は退学処分を受け、一人アカデミーを去っていった。
アスラン「イザーク、元気出してよ」
イザリン「ん…なぁアスラン」
アスラン「何?」
イザリン「男ってどうしてみんなああなんだろ…私はただ、友達になりたかっただけなのに…」
アスラン「イザーク」
イザリン「私は男が信用できないッ!みんな、みんなそうだ…ッ!ディアッカも…エドまでも!」
アスラン「イザーク…」
夕食が終わった後、イザリンはアスランの部屋に遊びにきていた。例の事件の事もあり、
一人で部屋にいるのがいやだったのだ。
二人アスランのベッドに腰掛け、今回の事件の事に胸を痛めるイザリンを、アスランはそっと抱きしめた。
アスラン「みんな同じだなんて悲しいよ、イザーク。…キミにとって、俺もそうなの?」
イザリン「お前はッ!お前は違う!お前は私を…ずっと守ってくれた」
アスラン「守りきれてるとは言えないけど…そう。俺はイザークに何があってもそんなことしないよ。
それに、そういうことをしない友達だって、キミが誠実でいれば
きっと出来るよ。…だから、そんな悲しい事いわないで」
イザリン「アスラン…っ!」
イザリンとアスランは、どちらからともなく、唇を合わせた。そしていつもなら抱きしめてキスをしてそこで終わるのだが…
今日はイザリンが身体をすり寄せてきた。アスランの胸を優しくさすり、一言小さく「アスラン」と。
アスランは今までなかった甘えた態度をOKの合図と受け止めた。
アスランはイザリンをそっとベッドに押し倒すと、ブラウスのリボンタイを解き、ボタンを二つほど外して、
イザリンの唇にもう一度キスをし、そのキスを段々と首、鎖骨、さらにその下へと降らせて行った。
次の朝、アスランは自分の腕で穏やかな寝息を立てるイザリンを見て顔をほころばせた。
イザリンは処女だった。始めとても恐がったが、大丈夫だよ、と優しく愛撫してやると気持ちよさそうに声を上げた。
ついに心も身体も、全て俺のものになった。
アスランはその喜びに打ち震えた。始めこそエドを邪魔者だと思って煙たがったが、
彼のおかげでこうしてイザリンを自分のものにすることが出来たのだ。
潔癖なイザリンにはなにか印象的なきっかけが必要だろうな、とは思っていたけれど。
今となってはあの少年に感謝してもいいくらいだとアスランはほくそえんだ。
エドの罪は、全てアスランの巧妙なでっちあげだった。アスランがイザリンをわざとストーカーされてるとわかるようにつきまとい、
かつ犯人は誰なのか特定できないようにした。撮った写真や映像などはすべてエドの部屋に隠し、いつかイザリンがそれを発見して
彼を疑うように仕向けた。精子付きの写真は、はエドがゴミ箱に捨ててあった自己処理したであろうものを塗りつけておいた。
思惑通り、イザリンは全くアスランを疑っていない。それどころか今回の件を踏み台に、アスランの株がアップした。
イザリンはアスランの自分への愛と理解を身にしみて、身体も心も預けた。
全て、アスランの計画どおりだった。
俺の大事な大事なイザーク。
彼女を俺から持っていってしまうようなものは、すべて排除しないとね。
ふと時計を見れば、時刻は午前7時。そろそろ朝食の時間だ。
二人ともおなかはすいているのに、このままでは喰いっぱぐれるだろう。
アスランは昨夜のつかれからか目を覚まそうとしない愛しい恋人を起こす為、優しくゆすった。
終わり!嫉妬深くて用意周到な凸に気づかないイザリンw
二人は仲良くやっていくと思うwwww
GJです!おもしろかった!
表面上はラブラブカポーだけど蓋をあけたらとんでもないカポーだな…
しかし凸は変態キャラがよく似合うwww
>>75の続き
「駄…目も何も、私は…!」
言葉は続かない。イザークは苦しさを顔に吐き出してぎり、と噛み締めた。
「そん、なの、」
今更どうしろと。
別に虚勢を張りたい訳じゃない。
ただ、自分の甘さや弱さを晒したくないだけだ。
強さを求める以上、それは必要な事であり、まして自分の様な人間がそんな甘さや弱さをいわゆる女の武器に出来るとも思わない。
不器用と言えばそれまでだが、少なくとも何から何まで、全てが通り一辺倒のステレオタイプな女でいたくはないのだ。
しかしそれが皮肉にも、自他共に「今のイザーク」の偶像を作り出す原因となっており、その事を認識していながらもイザークはそうして根付いたイメージを破壊しようとはして来なかった。
(それは…私が腰抜けだからか)
日頃散々口にしているその言葉が、見事に自分へも当て嵌まる事にイザークは初めて気付く。
シンの腕の中でぼんやりと考えているイザークの顔は、自身への諦めにも呆れにも似た感情を広げていた。
「わざわざ隠す必要あります?」
「…え」
「『クールでカッコよくて、でも怒るとコワ〜いイザーク隊長』って、全部が全部『そう』じゃないと駄目なんですか」
イザークを腕の中に捕らえたまま、シンが尋ねた。
「……」
「人って何か一つだけで出来上がってる訳じゃなくて、色んな面があるもんでしょ。
じゃあ、ジュール隊長にもたまにはそういう『やらかい部分』の一つ位あったって、別に普通じゃないですか?」
そう言ってシンはその頭をイザークの肩に置く。
「……」
「別に隠す事でもないと思いますけど。
ヘタにそういうトコ見せちゃうと、自分が弱く見えるから・とか、そういう心配してません?」
「…何で、そう思う」
声が震えそうになる。つとめて平静を装いながら、イザークは何とか言葉を口にする。
「見てたら分かりますよ、その位。違う隊だからって、俺が何も見てないとでも思ってました?」
「!」
イザークの眼が驚きに見開かれる。
「ジュール隊長って、潔い割には恥ずかしがりですよね」
自分でも薄々自覚していた事を、シンは次々と指摘していく。
アスラーン!!!!!!
最悪最低な男だが最高だww
続き待ってますよ!
アスランの真実を知ったらイザリンショックだろうなハァハァ
「俺、そういうジュール隊長の事、何処かでずっと憧れてた」
目を閉じ、シンは話し出す。
「最初は、ただ憧れてただけなのかも知れませんけど、…でも、さっきのあの姿見て、」イザークを抱く腕に力が篭る。
「ああ、この人は他の奴に渡せないな・って」
イザークの瞳は、大きく揺れていた。
何かの拍子にその顔は大きく歪み、泣き出しそうだった。
「−−っ…」
思考回路が見る間に灼き付いていく。言葉がまるで浮かんでこない。
…いかん仕事明けネムスorzまた投下しに来ます。
無駄に長くてスマソ、やっぱ心理描写きっちりやるのはおまいらからしたら萌えないかな…ごめん。
>>98 いやいや細かいキャラクターの気持ちが丁寧で萌えるぜ。神の文章は繊細で雰囲気がある!
ゆっくり疲れを癒してまた頑張ってくれ!
鬱凸ばっかりで鬱なので、アホっぽいのいっちょ↓
今日はイザークとピクニックに行く約束だった。
まだ時間がある。もう少ししたら起きようと思い、シーツに包まってうとうとしていたら、
なんとイザークが起こしにきたようだ。合鍵を使って小走りに入ってくる。
イザリン「アースーラン!起きろっ朝だぞ!」
そう言ってポンポンと俺の肩をたたいた。
でもまだ午前6時。待ち合わせは9時だから、もう少し寝ていたいのに…
アスラン、アスラン!と言葉のイントネーションを色々変えては俺の名を呼ぶイザーク。
俺はイザークの起こし方がとっても可愛いので、しばらくタヌキ寝入りを決め込むことにした。
イザリン「アスランッ!もー寝起きが悪いぞ貴様はぁ…!」
そういったが早いか、イザークはベッドに乗り上げ、俺の腹の上にどすんと乗っかり、
お尻をポンポンとバウンドさせて俺を刺激した。はっきり言って苦しい。
だがイザークはめくらめっぽう暴れまわるので、段々腹からずり落ち、
俺の股間にイザークの大事な場所があたるようになってしまった。
ポンポン、ポンポン。
イザークはミニスカートなのか、生パンのままで俺の股間の上を何度もバウンドする。
シーツが薄い為、イザークの柔らかい肉の感触をリアルに感じた。ただでさえ最近イザークとエッチする夢見たりして
朝はヤバイのに…俺は自分の息子が元気になり始めるのを感じた。
イザリン「やっ!?…な、なんだ…コレ」
ついにイザークが違和感を感じたみたいだ。
俺の股間から飛び上がると、太股まで尻を移動し、まじまじともっこりと山になっている部分を見る。
アスラン「イザーク、ちょっとやんちゃがすぎるな…」
イザリン「あ、アスラン!起きたのか!?こ、これ見ろ!お前病気になってしまったかも知れんぞ!」
…箱入り娘なのは知ってたけど、彼女は朝立ちってもんを知らないと見える。
まぁ、エッチしたのもいつも暗がりの中だったし、まだ彼女にいろいろしてもらったことはなかったし、ね。
そんな純粋な彼女を一から教えていくのもいいかもね。
アスラン「コレ?病気じゃないよ。コレはね、一昨日の夜、イザークに入れてあげたら凄く喜んだものだよ」
イザリン「えっ!?」
アスラン「キミが柔らかいお尻でなんども刺激するもんだから、感じちゃったんだよ?…責任とってくれる?」
イザリン「!!!!!!!!!//////バ、バカァッ!この変態!や、だめ、さわ、触るなっ!や、ぁん…!」
今日はイザークと一緒に楽しいピクニック。
本当はどこかの山にハイキングでもしようかなと思ったんだけど…
朝からかるく腰を痛めてしまったイザークを気遣ってそれはやめることにした。
おわりwww
鬱話もいいが、こういうのもいいなww
GJだ!
ここってアスイザ以外も需要あるかな?
OKだ!
ディアイザニコイザキライザシンイザ連合イザ問題無いぞ!
ジュール隊連中×イザリンでもいいぞ
10月27日20時30分
兄アスランは妹イザリンを自分の部屋に呼びだした
ここ最近妹の帰りが遅い。そう思ったアスランはイザリンをパンツ1枚にし、両手を後ろ手に縛り問いただした。
アスラン「何故本当の事を言わないんだイザーク!」
イザリン「ですから、友達の所ですお兄さま!」
アスラン「友達って誰?何をしてたんだ?」
イザリン「それは…」
アスラン「ふうーっ…イザーク、キミがそこまで嘘をつくとはね…お兄ちゃん許さないよ!ベッドに四つん這いになりなさい!!」
ペシィッ!!ピシッッ!!!
イザリン「あっ……痛あっっ!!」
アスラン「嘘をつく妹にはお尻ペンペンだよ!!昨日イザークのお友達に電話した!!
フレイちゃんとミリアリアちゃんはずっとデート。カガリちゃんはあちこちの部活に応援。
メイリンちゃんはルナマリアが課題に追われてるのを知ってるから手伝ってるだろう。
だからイザークの言ってる事が嘘な位お兄ちゃん見通しなんだよ!!」
イザリン「そんなっっ……いたあっ!!」
アスラン「だとすると男だな……っ!ディアッカか!!ディアッカの所なんだなこの淫乱!!」
イザリン「違いますお兄…っ!………いやっ!そんなの…お兄さまやめて下さい!」
アスラン「そんなのって…コレ低温ロウソクだよ。淫乱な妹にはコレでおしおきしないとね」
イザリン「ふえっ…あっ…やっ……あああっっ!!…あっ!…あつ…!!」
アスラン「ロウソクの後は…そうだな、バイブで突っ込んで、
それでお兄ちゃんのでないと受け付けない体になる様に教育してやらないとな」
イザリン「あうっ…お兄さま…」
ピピピピピ
アスラン「電話だ。チッ、いい所で…お兄ちゃん電話に出るからイザークはバイブで遊んでなさい。
………絶対足開いたままにするんだぞ」
イザリン「はい、おにいさま」
105 :
続き:2007/10/26(金) 10:26:34 O
10分後
アスラン「イザーク…バイブ突っ込まれてすごく嬉しそうだな」
イザリン「ちがいま…あの…おにいさま…つっこ…ください」
アスラン「…ん?何?」
イザリン「い・イザークのいやらしいおま○こに、お兄さまのおち○ち○をブチっ込んで下さい!」
アスラン「よく言えました…!」
28日朝
昨晩の兄の愛情表現のおかげでいつもより遅く目が覚めた。
イザリンが目を覚ますと、全裸で柱にくくりつけられていた事に気付いた。
アスラン「おはよう…俺のイザーク」
イザリン「やだっ…お兄さま…これ!」
アスラン「昨日に続いて今日もお兄ちゃんが教育してあげようと思ってね…あぁ縛られてる姿も綺麗だよ、俺の愛しいイザーク」
イザリン「あ…やだ…おしっこ…」
アスラン「ん?おしっこかい?それならお兄ちゃんが飲んであげるよ、心配いらないから。
でも、その姿がたまらないからお兄ちゃんのがこんなになっちゃった。まず一回は普通にやらせてね」
こうしてイザリンは1日中縛られたまま兄に犯された。
そんな事をされながらも彼女は本当の事を話す事はなかったのである。
29日・アスランの誕生日
メイリン「えーっ、駄目だよイザーク。私だけでって…今日この日を一番楽しみにしてたのイザークじゃない!」
イザリン「すまないメイリン、ここ最近お前の家に行って帰り遅かったろ?それでお兄さまがすごく怒って…」
メイリン「だってそれ今日の誕生日に手編みのセーターをプレゼントしたいからでしょ?本当の事言えば良かったのに…」
イザリン「それではサプライズにならないだろ?本当の事言ったらもっと怒ると思うし。メイリンが手編みしたって事にしてくれ」
メイリン「うん…」
こうしてイザリンは兄の為に手編みしたセーターはメイリンに託し、自分はシンとケーキを買いに行った
メイリンは仕方なくアスランにイザリン手編みのセーターを渡し気持ちだけでも伝わればと思ったが、
兄に妹の気持ちが伝わる事はなかった。
て何か酷いの投下しちまったけど、次の日メイリンから事実を知ったルナマリアがアスランを殴りにくると思う
や・何かスマン
健気だイザりん・・・!!モエス!!
うあぁぁああorz
イザリンかわいそうだ…!
むしろルナマリアに殴られなくとも、
マフラーを手に取った瞬間「イザリンのにおい」を感知して
これがイザリンの編んでくれたものだと理解しそうだw
イザリンに関して嗅覚が並みでない兄アスラン
×マフラー
○セーター
スマン
>>99いやいや俺が神だなんてとんでもない!
せめてしがない職人だぜ。ありがとう!おまいさんこそ神だ!!
そんな訳で
>>98の続き
唇が乾いてきている。
ほんの僅かに口を開き、言葉を紡ごうとしても声にならない。
「……」
「…ジュール隊長?」
シンが自分の肩の上で頭を動かした。自分に顔を向けたのだろう、髪が首筋を撫でていくのがくすぐったい。
「…っ」
シンの腕の中という限られた空間の中で、イザークは反射で身体を折ろうとする。はずみで頭がとん、とシンに当たった。
軽く俯く格好で、イザークは少しの間動かなかった。シンも黙っている。
音のない時間が、しばし流れた。
「……私、は」
「え?」
先に沈黙を破ったのはイザークだった。
「私は…どうしたらいい…?」
シンは顔を上げると、頬を掻き天井を仰いだ。
「うーん…難しい質問ですよね」
「…すまん」
イザークは顔を赤く染めると更に深く俯く。
「そりゃ、一番はやっぱりジュール隊長が俺の事好きになってくれたらって思いますけど」
「……」
「…、やっぱりなかなか難しいですよね?そんないきなり言われても・って感じだろうし」
俯いたままのイザークに、シンは困った笑いを浮かべる。
「わ…っ、私はっ…!」
ばっ、と顔を上げる。その顔は誰しもが見た事のない、追い詰められた様な表情だった。
「そんなすぐには…」
その言葉にシンは抱き竦めていた腕を緩め、イザークを見た。一瞬目を見張った後、
「解ってますよ」
そう言って苦笑する。
「!ちが…違う!」
自分の言葉にシンは、気持ちを拒絶されたと判断したのだろう。
笑うその顔に諦めが見えたイザークは、追い縋る様な眼で叫んだ。
「違う、そうじゃない!私が言いたいのは、その…お前が言った様な、『私らしくない』私も、
…別にこれからは隠さなくてもいいのか・とか、そういう事だ…!」
「……」
シンはまじまじとイザークを見た。
「お前が、そう言ってくれたから!
だが、そんなすぐには上手くいかないだろうから…、それでもいいのかと、そう言いたかったんだ」
言い終えると再びイザークは俯いてしまった。
「…うん、それでいいと思いますよ」
普段の強気な姿は見る影もないイザークに、シンは思わず笑みをこぼす。
シンに頭を預けている格好のイザークは、今度はシンの胸に手を当てた。
「?」
それに気付いてシンが首を傾げると、更に声量を落としてイザークが話し始めた。
「それに、…お前の事は…嫌いじゃ、…ない」
「…え」
「き・基本的に強い奴は嫌いじゃないぞ!
お前がキラ・ヤマトを撃墜したと聞いた時、かつてあれだけ自分が落とせずにいた相手だからな、悔しかったのもあったが同時に…鳥肌が立った」
訊き返すシンの視線を感じ、イザークは言い訳とばかりに饒舌に語り始めた。
「ちょ、それって何か違う」
恋とは違うその言葉にシンは吹き出す。
「わ、笑うなぁ!」
言ってイザークはシンのパーカーに掴み掛かるが、
「多分、それからだ…私がお前に強い興味を抱いたのは」
そう口にすると手を放し視線を落とした。
「それ程までのパイロットがどんな奴なのか、なまじ自分の隊じゃないだけに気になった。そいつがどんな奴なのか、知りたかった」
「そう、なんですか」
意外な台詞に、シンの言葉が途切れる。
「勿論データ上のお前は知っている。だが、それ以外の、それだけでは見えてこない部分も気になった」
「ジュール隊長…」
「この気持ちは何なんだろうな…?私には…分からん」
言い終えて見上げてくるイザークの瞳は、揺れたままだった。
赤服に袖を通してすぐの頃、聞いた話がある。
ジュール隊隊長のイザーク・ジュールは戦神と呼ぶべき実力の持ち主だが、その実、過保護で知られるエザリア・ジュールの一人娘という事もありとんでもなく箱入りで、未だかつて一人の男とも付き合った事がないらしいと。
(あれ、ホントだったんだ…)
所詮、勝手な憶測だろうとあの時はまともに取り合わなかったが、今こうして目の前にいるイザークはまさにそれ以外の何だと言うのか。
「ジュール隊長って、」
「?」
「今までに誰かを好きになった事って、あります?」
「!!」
ぎょっとするイザークの顔も予想通りだと内心苦笑しながら、シンは敢えて尋ねた。
「やっぱり」
「う・うるさいっ!そんなものに現を抜かすより、やらねばならん事が多かったんだ、悪いか!」
イザーク自身、アカデミー時代から幾度となく恋文や告白を受けた経験がある。しかし全て興味がないと突っぱねてきた。
故に他人から好意を寄せられる事に全く免疫がない訳ではない。寧ろ日常茶飯事と化していてうんざりしていた。
が、いざ自分自身がとなると、それは全く別の話だった。
「俺が言っちゃうのもどうかと思いますけど、多分それ、俺の事意識してくれてるんだと思います」
「…そう、なのか…?」
「多分、ですけど。本当にどうなのかは、隊長にしか判りませんよ」
「……」
考え込むイザークに、シンはまた苦笑する。
「…少し、待ってくれないか」
「え」
「考えたいんだ、お前の事。それじゃ駄目か?」
少しして、言葉を発したイザークの顔は真剣だった。
「…いいですよ、俺もいきなりで困らせたりして、すみませんでした」
正直、意外なその言葉に驚きながらシンは頷く。
イザークから離れ、ドアノブに手を掛ける。
「それじゃ、また」
それだけ言うと、シンは部屋を出ていった。
気配が遠退くのを感じると、イザークはその場にへたり込んだ。
「……っ…」
改めて顔に熱がのぼる。鼓動は一向に静まらない。
抱き竦められた時、心臓の脈打つ速さがばれはしないか心配だった。そのまま自分は死んでしまうのではないかという程に、この胸は早鐘を打っていた。そして今も。
自分自身を抱く様にして、腕を回す。そこにはまだシンの温もりが残っている様に思えて、イザークは胸が詰まる感覚を覚えた。
目を閉じ、眉を寄せる。
生まれて初めての感じだった。
こんなにも、苦しいなんて。
ふと我に返る。
随分長い間、その場に座り込んでいたらしい。窓の外から夕日が差し込んでいた。
「…もう、こんな時間か」
ゆっくりと立ち上がる。時計に目を遣ると、あと40分で集合時間だと分かる。
夕食後、明日の会談における警備の手筈について最終確認をする事になっていた。
イザークはクローゼットとスーツケースからそれぞれ白服と着替えを取り出すと、バスルームへ入っていった。
ブーツに脚を通していると、ノックが響く。
「イザーク、準備出来てるか?」
ディアッカの声だ。
「当たり前だ、今出る」
廊下に出ると、ディアッカが目を丸くした。
「何お前、シャワー浴びてたのかよ?」
「ん?ああ」
イザークから漂う香りで気付いたのか、ディアッカはやれやれと肩をすくめる。
「今からメシとブリーフィングだってのに、気合い入れ過ぎじゃねえの?」
「別にそういう訳じゃないが」
「ていうかお前がそんないい匂いさせてたら、皆の気が散って仕方ないぜ」
そう言ってディアッカは笑いを堪えている。
「馬鹿にするな!貴様の様な腰抜けばかりでは、明日の警備など務まらんだろうが!」
「はいはい、知らぬは本人ばかりなり・ってね。罪作りな隊長さんで困ったもんですよ」
「ディアッカ!!」
いつもの軽口を叩き合う二人、その後ろにはシンがいた。部屋を出たキラは、その姿に気付いて声を掛ける。
「シン!ちょうど良かった。一緒に行かない?」
「…え?ああ・ヤマト隊長。いいですよ」
振り返るシンの顔に、キラが眉をひそめた。
「どうしたの…?元気ないみたいだけど」
「え?あ、いや、そんな事ないですよ、多分腹減ってるからそう見えるだけかも知れないです」
初キッス
イザリン「なぁシン…キスしてみようか」
シン「ブッ!た・たたた隊長??いきなりどうしたんですか?」
イザリン「別に…一寸試してみたくってな…こっち来い」
シン「うん…(何か知らないけどドキドキするなぁ)」
イザリン「…んっ……………??ソース・だな」
シン「あひぁ…は・はいひょう?」←幸せ過ぎて声にならない
イザリン「うーん…初キッスはレモンの味だというがソースだったとは」
シン「うん…(そりゃあおれさっきタコ焼き食ったから)」
イザリン「シンはどうだった?」
シン「そりゃあマシュマロみたいな(隊長の唇…ておれ変態みただ////)」
イザリン「シンもレモンじゃないのか……よしレモン味になるまでキスしてみようか!」
シン「う・うん!!」
それじゃ初キッスじゃないよと突っ込みたかったが、イザリンとキスしまくれるからと黙っておくシンでした
「…そう?ならいいんだけど」
力無く笑うシンに心配そうな眼を向けるが、それ以上の追及はせずにキラは言葉を切った。
3階のバンケットホールに着くなり、先に来ていた一同がざわめく。
原因はやはり自分が漂わせている香りのせいで、あながちディアッカの言葉も間違いではない事に気恥ずかしさと悔しさを覚えてイザークは舌打ちをする。
「くそっ、これだから…」
「な?言った通りだろ」
「うるさいっ!」
小突いてくるディアッカを振り払うと、イザークはどかりと椅子に掛けた。
「イザーク、どうしたんだ?随分機嫌が悪いじゃないか」
横から掛かる声に振り向くとアスランだった。
「フン、同じザフトでありながら浮ついた連中ばかりでそれが嘆かわしいだけだ」
そっぽを向くイザークに、ディアッカとアスランが苦笑する。
「まあでも、君がそんないい匂いを振り撒いてたら、皆やはり気になるんじゃないのか?」
「!貴様まで何を!!」
そして不幸にも昼間同様、アスランはイザークに掴み掛かられるのだった。
後から来たキラとシンは、締め上げられているアスランを助ける羽目になる。
夕食後、会議室に移動しブリーフィングが行われた。
ここでもやはり気もそぞろな者が多く、進行役のイザークは何度も彼等を怒鳴り付けていた。
「全く…くそっ!」
ブリーフィングも終わり、各々が自室へ引き揚げる。片付けを終えたイザークは通路にあるソファに座るなり毒づいた。
新シャアスレに重複してあったスレも荒らされたね
「な?だから言ったろ。人気者も楽じゃないねぇ」
「…貴様、いい加減殴られたいか」
「勘弁。そうカリカリしなさんなって」
横に来たディアッカが茶化すとイザークは剣呑な眼を向けた。慌ててディアッカは、どうどうと宥める。
「…っ」
イザークはバックシートに深く沈み、大きく息を吐いた。
「じゃ、俺も戻るぜ。お前も早く戻って休めよ」
苦笑してイザークの肩を軽く叩くと、ディアッカは歩いていく。
「隊長と呼べ、隊長と」
背中に向かって注意すると
「はいはい」
そう言って手を振り、角を曲がっていった。
「…全く」
もはや毎度のやり取りと化してしまっている。頭を振り、イザークは立ち上がった。
(私も戻るか)
明日は普段以上に起床が早い。イザークも自室に戻り休む事にした。
スマソ休憩終わるんでまた仕事明けに^^;
携帯からだとツライ
お疲れ
ぽまい何の仕事してんだ?こんな夜中に
121 :
119:2007/10/28(日) 04:11:18 O
>>120 サービス業。まだまだ勤務中だ…orz
わざわざ労いありがとうm(__)m
たいがい無駄に長いSSでマジにスマソ。
もう少しでオチに辿り着くから、気が向いたら暇潰しにでも見てやってくれないか。
122 :
119:2007/10/28(日) 08:40:32 O
>>119の続き
カードキーを通し、ドアを開けた。
室内は照度を落としたスタンドライトのみで仄暗い。
クローゼットを開け、上着の釦に手を掛けた所でふとイザークは手を止めた。
「……」
眠気が訪れる気配がない。
とは言え、無理矢理にでも休まなければならないのでイザークは着替えを終えると外に出てみる事にした。
軽く歩き回りでもすればそのうち眠くなるだろう、そう考えたのだった。
静かにドアが閉まる。
履いていたブーツを無造作に脱ぎ捨て、着ていた赤服もデスクに放る。ベッドに歩み寄ると、シンは背中から倒れ込んだ。
「……」
眠れない。
通路でイザークとディアッカを見掛けた時、何故か辛くなった。
昨日までは気にもならなかったその光景をそう感じるのは、紛れもなく昼間の出来事のせいだ。
目を閉じてみても、昼間の事や先刻の光景が頭を巡るばかりで、シンは二・三度ベッドの上で転がると起き上がった。
着替えて向かった先は昼間のビーチだった。
砂浜に立つ。
宿泊客がいると思いきや、人気はなかった。
景観保護の為らしく、沿道の照明は控えられている。今の自分にはちょうどいいと考えながらシンは歩き始めた。
波の打ち寄せる音だけが辺りを満たしている。
人影がなく余計な明るさがないこの光景が、昼間とは異なる趣でイザークは気に入った。白い砂に足跡を付けていく。
しばらく歩いた所で足を止めた。海に目を向ける。
(ここで昼間、シンと)
童心に帰って戯れた。
その後の事も次々と思い出されて、イザークの頬が染まる。
よくよく考えれば、信じられない事だった。
今日の一件だけで、互いの距離は随分近付いたと思う。
(シンへの返事か、…どうしたものか)
自分はあの少年に恋しているのか、それがまず分からない。
少なくとも好意的には感じているし、抱き締められても不思議と嫌悪感はなかった。
すなわち異性として心を許しているのかも知れない、ならば自分もシンを恋愛対象として好いている筈なのだが、そう確信するには些か抵抗があった。
「『好き』って、何だ…?」
浮かんだ疑問がそのまま口に出る。今のイザークにとって、その事が全てだった。
オーブも夜は気温が下がり、過ごしやすい。
肌に触れる空気が心地良く、シンは幾分心が晴れるのを感じながら歩いていく。
途中、足元に先客の足跡がある事に気付いた。まだ新しい事から、自分とさほど時間を違えず来たのが判る。
(俺以外にも来てる奴がいたんだ)
どうせなら今だけはこの浜辺を自分一人の場所にしていたかったのにと、シンは落胆した。しかし物事はそうそう思い通りにはいかない、それは理解している。
(…ま、仕方ないか)
気を取り直し、再び歩き出す。
足跡に並んで歩いていく。大きさと形からして女性の物だ。
(一人で…?)
瞬間、昼間のイザークが脳裏に浮かぶ。ようやく眠気を覚えてきたというのに、その意識は鮮やかに呼び起こされてしまった。
(ばっ、馬鹿!何思い出してんだ俺…!)
今思い出したくはなかった。せっかく意識の外に遣っていたのが徒労に終わり、シンは焦る。
「ああ、くそっ!」
叫ぶなりシンは駆け出した。
背後で声が聞こえた。イザークは振り返る。
(他にも来てたのか)
せっかくの静かな空間を壊された気がして、少し残念に感じた。
だがこちらに向かって来る人物の顔を見るなり、イザークの眼は丸くなる。
(あれは…)
走り出してすぐに、白い人影に気付いた。距離はどんどんと近付いていく。
顔が判る所まで来ると、シンは立ち止まった。
驚きを顔に貼り付け、シンはその名を口にする。
「…ジュール…たいちょう」
時間が止まった、ように二人は動かなかった。共にその顔は言葉を探している様だった。
波の音がやけに耳に響く。心臓が一際大きく跳ねた。
数メートルの距離を挟んで二人は、その場に立ち竦んでいる。
「……シン」
先に声を発したのはイザークだった。その顔は驚きを隠さずに呼び掛ける。
その声を合図にして、シンは歩を進めた。イザークの目の前で再び止まる。
「あ…その、」
曖昧な笑顔でシンは口を開く。
「…昼間と一緒ですね、まるで」
「…ああ」
そう言うと互いに視線を外し俯いた。
「…どうしたんですか、こんな時間に、こんなトコで」
「お前こそ、どうした」
「何か寝付けなくて、少し歩きでもしたら眠くなるかなって」
「私もだ」
ぎこちなく始めた会話はすぐに途切れ、また沈黙が降る。
夜風が二人の髪と服を揺らした。
「…あの、俺、戻りますね?お休みなさい」
どうにもいたたまれなくなってシンはそれだけ言うと身を翻し、走り出した。
「!」
イザークは無意識に飛び出していた。
追い付きシンの腕を捕まえる。
「シン!!」
「!?」
振り返りイザークを見る。イザークは顔を上げシンを真っ直ぐ見据えると
「逃げるな!」
そう口にした。
「別に俺、逃げてなんか」
「嘘だ!」
引き攣った笑顔のシンは、言葉を遮られる。
「私から逃げるな」
昼間とは違う強さで、そのペールブルーの眼がシンを射抜く。
カサカサカサ
アスラン「イザークvv」
イザリン「キャッ!お兄さま!!」
アスラン「今日もイザークがどれだけ成長したかお兄ちゃんがチェックしてあげよう…(小声で)おいっシン!」
シン「ぁあ??……………(ああ、成程)」
わけわからず別の部屋に連れ込まれたイザリン
イザリン「お兄さまやめて下さい!シンがっシンが来たら…」
アスラン「大丈夫大丈夫!…うーん、今日のイザークの乳首も可愛いぴ…」
シン「兄ちゃ〜ん、捕まえたよー!くらえ!!(何かをアスランの背中にほうり込み…)」
アスラン「はっ…これは!!ぎゃぁぁあ!!シぃーン!!!!」
シン「ギャッハッハ!ザマーミロ!…姉ちゃん!おれの部屋に行こう!」
イザリン「う・うん…」
アスラン「イザーク……シンの部屋にだけは…」
シンの部屋
イザリン「ふーっ、お前の部屋は相変わらず汚いな、シン」
シン「えへへっ、ままっその辺に座りなよ姉ちゃん」
カサカサカサカサカサ
イザリン「な・何??………………………………あっ!!」
お隣りのディアッカの家にまで聞こえるような悲鳴
シン「姉ちゃん!!」
イザリン気絶
アスラン「やっぱりシンの部屋がゴキブリ発生元だったんだな!!」
アスランはイザリンにゴキブリを見せまいとシンを利用して避けたのに
シンのせいで元の黙阿弥になってしまったのでしたww
>>125の続き
「あれから少し考えた」
「…!」
イザークの言葉に、シンは胸騒ぎを覚えた。
「だが…『好き』って、何なんだ…?あれから、ずっと苦しいのは何故だ?考えても…答えが出ない」
「……」
シンの顔が曇る。その言葉の続きを聞きたくないというのが、正直な所だった。しかしイザークは続ける。
「それでもはっきりしてるのは、昼間お前に好きだと言われたのも抱き締められたのも、全部嫌じゃなかった事…!」
「…え…?」
「今までなら、こんな事などなかった。ただ面倒なだけだったのに、お前の時だけは違った。
驚いたし恥ずかしくもあったが、それでも嬉しかったんだ」
イザークの瞳は昼間同様、揺れていた。
それでも、逸らさずにシンに向けられている。
スマソまた投下しに来ます、ラストまであとちょい
兄ちゃん怒る
シン「に、兄ちゃんホラ!おいしーいチーズケーキ買ってきたよ〜!駅前の『フランボワーズ』のだぜ〜!」
アスラン「フン!買ってきたケーキなんて…俺はイザークの手作りのチーズケーキが食べたかったんだ」
イザリン「お兄さま、機嫌直してください。私また作りますから」
アスラン「なんだよ、イザークとシンでお兄ちゃんを仲間ハズレにして…」
シン「だから兄ちゃんの分もちゃんとあったんだよ!だけどしばらくして俺の友達が来てそれで…全部なくなっちゃって」
アスラン「でもシンとイザークは食べたんだろ」
シン「うっ…そ、そりゃまぁ一切れずつ」
アスラン「それみろ。お兄ちゃんだけ…お兄ちゃんだけ仲間ハズレじゃないか!もういいっ!」
アスランはすっかり拗ねてしまい、部屋にこもってしまった。
そしてイザリンは最終手段だ、と兄の部屋へ向かった。
イザリン「お兄さま、イザークです。開けてください」
アスラン「…開いてる」
カチャ
イザリン「お兄さま、ごめんなさい。次の休みにもう一回作りますから。
そうしたら、お兄さまに全部あげますから」
アスラン「…」
イザリン「だから…きょ、今日はコレで許してください…(制服のボタンを外してブラのフロントホックを外す」
アスラン「………!!」
イザリン「チーズケーキの代わり…イザークの…ミルクじゃだめですか?」
アスラン「イザークぅうーーーーーーーーー!(抱きつき)ごめん、拗ねてばっかりで!お兄ちゃん大人気なかったよ!
イザークのミルクで不足なんてあるものか!あぁ、おいしいよ〜(ちぅちぅ」
イザリン「ァんっ…お兄さま…たっぷり飲んでくださいね」
円満解決
>>126 五木にかこつけてイザリンとえちしようとする兄ってどうよw
>>128 お兄ちゃん明日まで我慢したれやww
>>127 いつもいつもありがとう!!
神の小説を読むのが漏れの日課!
今日はアスランのBDなわけだが
三つ子「「「お誕生日おめでと〜♪」」」
ニコル「さぁアスラン、今日はあなたが主役ですからゆっくりしてくださいね」
アスラン「ああ、有難う」
ディアッカ「何かおチビちゃん達がお前にプレゼントしたくてウズウズしてるぜ」
ちびらん「ぼくからぷれぜんと〜」
アスラン「ん?【かたたたたきけん】…あぁ肩たたき券か(1つたが多いな)」
ちあっか「おれからはまっさーじけん。いつでもあたまをもみもみしてあげる」
アスラン「あ・有難う…(み・見られてた?)…でちこるは…か・かなづちぃぃ??」
ちこる「あちゅぱぱはいつもぶらしであたまたたいてたから、これでもっときたえるでちゅ」
アスラン「あ・有難う………」
イザリン・ディアッカ・ニコル(笑いを堪えている)
ディアッカ「オレからはウィッグ。お前の将来の為に役立つ筈だぜw」
ニコル「僕からはフリーズドライした海藻です。アスラン大好きですもんねw」
アスラン「お・ま・え・ら〜(怒)」
イザリン「最後は私な(ほっぺにチュウ)」
アスラン「………イザーク?(それだけ?)////」
イザリン「さ・メシにするぞ」
ニコル「お手軽ですね…」
ディアッカ「オレ達ん時もああするのかな?」
喜んでるようか悲しんでるようなアスランをよそに
3月の誕生日は何か特別なのをイザリンにリクエストせねばと思うディアッカとニコルでした
>>130。゚(゚´Д`)゚・ブワー
ああああ、ありがとう!!おまいさんみたいな奴がいてくれて良かった…!
ここの住人はこういうシリアス&純愛系には興味ないっぽいから、長文投下を反省してた。
でもあとちょいだし、きちんと投下し切ってから去るぜ!
>>127の続き
イザークの瞳の強さは、そのまま思いの強さだと分かる。その思いから逃げるなとシンは言われた。
もう、視線は外せない。
「その嬉しかった気持ちを、それきりにしたくない」
「…うん」
胸騒ぎという名の不安など思い過ごしだった。それとは違う何かに胸が高鳴る。
「お前が私に向けてくれる気持ちを、そのすぐ近くで受けていたい…」
「うん」
視界が揺れる。うん、と相槌を打つだけで精一杯だ。
「そして、何時かお前に、きちんと『好きだ』と言える様になりたいんだ…!
今、そう思う…!」
「うん……!」
返事をするなりシンは、顔を握り締めた紙の様にしながらイザークに抱き付いた。
「シン…?
…うわっ!?」
勢いに負け、砂の上に倒れ込む。
イザークが着ているスタンドカラーの白いノースリーブシャツ、その背にも白のセミワイドパンツにも、同じ白い砂が貼り付いた。
「おい、シン!」
「…ジュ…ル、たい…ちょう…!」
構わずシンは力を篭める。
顔を上げた。
くしゃくしゃという表現がまさに相応しいその顔は、泣いていないのが寧ろ不思議だった。紅い瞳が、目の前の銀白を映して揺れている。
「…シン」
「…れ、俺…、」
泣きそうな顔で笑う。
「俺…っ…!」
言葉に詰まり、シンは強く目を閉じた。
「もういい、しゃべるな」
自分でも意外な程、優しく笑える。
ふっ、と表情を緩め、イザークはシンの頭に手を置いた。
「…っ、たい、ちょお」
「分かってる、だからしゃべるな」
「でも…!」
「いいから、黙ってろ」
その言葉にシンは静かに頷く。
再び辺りは波音だけの世界に戻った。
「……静かだな」
ぽつりとイザークが呟く。
シンは頷きを返すと、再び抱き着いた。どきりとしてイザークは抗議の声を上げる。
「!おい、シ」
「ずっと、すぐ近くにいてくださいね」
言葉が遮られた。
「隊長の事、好きだから。だから、俺の傍にいてください。これから、ずっと」
「…ああ」
もう一度、頭を上げてイザークを見る。
「今日、眠れないかも」
そう言って困った様に笑った。
>>131 GJ!そういや今日はアスランの誕生日だっけか
おちびちゃんたちはともかく、イザリンもう少し何かしてやれYOw
>>132 去るなんて言わないでくれ…!ノДT)
完結楽しみにしてます!イザリンとシン両思いで安心したよv
「……、私もだ」
駄目だ、明日に響く−−そう言い掛けたイザークは言葉を飲み込み目を泳がせた後、ぽそりと同意する。
そんなイザークにシンは小さく笑いをこぼす。
「眠くなるまで、もうちょっとだけこうしててもいいですか」
イザークの頭を抱き寄せ、シンは囁いた。
「……」
みるみるイザークの頬が染まる。
「っ…、眠くなったら帰るんだからな?」
「眠くなったら・ですけどね。
今はまだ…一緒にいたい」
「…」
更に顔を赤らめる。何も言えなくなって、イザークはシンの腕の中で大人しくなった。
細い腕がゆっくりとシンの背中に回る。シンの体温を感じながら、目を閉じた。
二人の上で、星が一つ流れた。
まだ唇も重ならない、淡い恋を歩き始めた二人。
そんな二人はしばらくの間、抱き合っていた。
海と空だけが、静かに見ていた。
いつか歩いていったその先で、二人の気持ちが溶け合う事を祈る様に−−。
終わり。
スマソとんだ駄文でした、でもイザりんさんの初恋はこういう純で幸せな感じであって欲しいとか思う。
え…異端…?orzではノシ
136 :
確かに:2007/10/29(月) 14:33:17 O
アスランの誕生日だった…orzアスイザネタ書いてやらなくてすまん凸よ…orz
アスイザは供給が多いので別枠でいってみた。呼んでくれた人ありがとう!ノシ
>>135 読みました神!
今までありがとう!!そしておつかれさま!!
エロもいいけど、こういう純愛もいいよなぁとしみじみ思ったぜ!
凸! おめっ!!
自分に才がないからロム専
職人さん、また投下してね
139 :
135:2007/10/29(月) 23:39:08 O
え、いいのかい…?
また投下してもいいなら、自分のサイト用に思い付いたネタあるから、先にこっちへ投下しようかとオモ。
でも今度は真逆でイザりんさんが可哀相な話なんだが…
ここ、レイープ系て需要あるかい?
え、レイプ・・・?
大歓迎なんですけどwwww
щ(゚Д゚щ)カモォォォン
レイープ大好物です!
カモーンw
おまいらありがとう!じゃ図々しくも投下するぜ!
鬱な展開になるが許してくれ。
−−所詮、信じられるのは自分だけだ
誰がこの世界に神や天使だなんてものを創り出した?
そんなもの、救いになどなりはしない
助けてくれとは言わない、助かるとも思わない
私はひとりだ、
これから先、ずっと
【NOBODY SAVES ME,NOBODY COME HERE】
(誰も助けてくれはしない、誰も来ないで!)
次より本編開始
『がだんッ』
派手な音を立て、金属製のロッカーに叩き付けられる。
ずる、と崩れ落ちる姿は糸の切れた人形の様だった。
否、人形というのはある意味で正しい。
銀糸の様な髪、退廃的とすら呼べる白さの肌、華奢な体躯や髪に隠れた顔。
それらは全て、つくりものと見紛う程に整っていた。
そしてそんな容貌の持ち主が置かれている状況が、何よりそう形容するに相応しいものだからだ。
「――ッ、は」
肺から空気が押し出される。背中の痛みと相俟って、意識を激しく揺さぶってくる。
立ち上がろうとする前に、だらりと降ろされている腕を掴まれた。腕だけで引き上げられる、肩が抜けそうだ。
「こンで少しは大人しくなったんじゃねェの?」
少年はイザークの腕を掴んだまま振り返る。イザークと同じ、ザフト士官アカデミーの制服姿だ。
「どうだか。頑丈なのが俺等の売りだし」
後ろでもう一人の生徒が肩をすくめた。
「言えてる。じゃァ何、もうちょいボコっとく?」
その言葉を受け、イザークを捕まえている生徒はイザークの左肩を蹴り付ける。ぅぐ、という呻きがイザークの口から漏れた。
「いンじゃね?死にゃしねェだろ」
もう一人の生徒が、しゃがみ込んでイザークの頭を小突く。
みな一様に、意地の悪い笑みを顔中に広げていた。
続きwktk!!
イザークは三人の男子生徒に取り囲まれていた。背後にはロッカー、逃げ場はない。
制服のあちこちには血が飛んでおり、口から血を流している事からそれがイザーク自身の物だと判る。
左頬は赤く腫れ上がっている。殴られた拍子に口の中が切れたのは明白だった。
「…ッ」
イザークが顔を上げた。
ぎっ、と睨み付ける。その眼は強さを失っていなかった。
「おいおい、どうするよ?この反抗的な眼」
小突いてきたブルネットの生徒が面白そうに目を丸くする。
「そりゃお前、鉄拳制裁しかないッしょ」
イザークの腕を未だに放さない栗毛の生徒は、空いている手で拳を作る。
後ろで赤毛の生徒は
「じゃきょォかーん、指導お願いしまーす」
と囃し立てた。
『ガシャンッ』
滅多に人の来ない第三資料室、そこは事実上の廃教室だった。
頭を殴り飛ばされ、倒れた拍子に落ちていた額縁に突っ込む。ガラスは割れ、盛大に飛び散った。
「ぐッ!!」
身体を起こすと、ぱたたた、と鮮血がガラス片を赤く染める。目など取り返しの付かない器官こそ無事なものの、額は切れた。
出血量の多い場所だけに、降り注ぐ赤は止まらない。
「てめ、もっとマシな倒れ方しろや!顔は面倒なんだからよ」
殴った張本人である栗毛が怒声を飛ばす。
「ばッか、我等のジュールちゃんはか弱いんだぜ?上手く手加減してやらなきゃ無理だって」
笑いながらブルネットが近付くと、イザークの腹に蹴りを見舞った。
「がはっ!!」
その身体は蹴りを受けるにはあまりに軽かった。イザークは立て掛けてある地図数本を巻き込んで転がっていく。
「ぁ…っ、は…!」
何とか起き上がるが、痛みに腹を押さえて膝をつく。
「ちょ、今の聞いた?『がはっ!!』だってよ」
イザークの物真似をしながらげらげらと笑う赤毛。
「だっせェ声出してねーで、たまには『キャッ』とか言ってみろッつーの」
そう言ってイザークの背中を勢い良く踏み付けた。
「うぁっ!」
「あー惜しい、『キャッ』までもうちょい」
もう一回、とばかりに赤毛は足に体重を乗せる。
「いやいや、コイツがキャーキャー言うとか有り得ねェから!逆にキショいだろ」
笑い過ぎて目に涙を浮かべながら栗毛が言う。
「こいつアレだもんな、金持ちの偉いさんトコの娘だからっつッて、お高くとまって偉ッそーによ」
赤毛が吐き捨てる様に毒づいた。ブルネットも苦虫を噛み潰した顔で同意する。
「あー、マジそれ。見ててイライラするッつの。大体さ、親が金持ちだったら生まれた時から勝ち組に決まってんじゃん?
生まれる前から金つぎ込んでンだから何から何まで出来てて当たり前だしよ。見た目から成績から、努力なしでいけるもんな」
148 :
104:2007/10/30(火) 13:41:54 O
イザリン可哀相だったから自己フォローしてみた
10月30日
イザリン「お兄さまっ!その顔、どうしたんですか?」
アスラン「実は…」
ルナ『アスラン、あんた昨日メイリンから貰ったセーターどうしたの?』
アスラン『セーター?何の事だ?』
ルナ『ふぅん、封すら開けてないんだ。アレメイリンからじゃなくてあんたの妹さんからのだから』
アスラン『何だって!!!』
アスラン「その後何で信じてやらなかったんだとルナマリアにボコボコにされて…
イザークぅこんな自分勝手なお兄ちゃんでごめんね」
イザリン「そうだったんですか…。あ・でも私の方も考え様があったんだと思うし…
私の方こそ誤解を生むような事してしまい申し訳ありません」
アスラン「イザーク。そんな自分を責めないで!お兄ちゃんが悪かったんだから!だからお兄ちゃんをぶって!」
イザリン「解りました…それじゃあ…えいっ!!」
もふっ
イザリン「(兄を自分の胸に埋めながら)ここで窒息死してください!」
アスラン「(幸せだぁ…)お兄ちゃん・そんな事されたら……」
イザリン「きゃっっ!!(押し倒される)お兄さまっ……あ・あのや優しくして下さい」
アスラン「うん!!」
ハッピーエンドww
アカデミーに入学して2ヵ月が過ぎようとしている。
今月に入ってからイザークは、この三人組に何かと因縁を付けられる様になった。
入学前から既に『あの』エザリア・ジュールのご息女が、と鳴り物入りだった。
ましてこの外見が人目を引かない筈がなく、トップクラスの成績は本人の負けず嫌いで完璧主義な性格が表れている。
言動もクールと癇性との二面性が大きく、イザークは嫌でも目立つ存在だった。
そんなイザークに憧れる者が続出する一方、快く思わない者がいるのも確かで、この三人はまさにその代表格である。
イザークはそんな彼等の言い掛かりを歯牙にも掛けなかったが、その気の強さが彼等の地雷を踏んだ。
「女のくせに」「偉そうに」、そんな言い分を掲げて待ち伏せし、手を上げる様になったのである。
勿論イザークは持ち前の気丈さと身体能力をもって抵抗していた。
が、いかなコーディネイター(加えて基礎能力値は出生前の『投資』で高低が決まり、両親の経済力が物を言うのが実情である)と言えど、悲しいかな少女一人に少年三人では多勢に無勢である。
日増しにエスカレートしていく暴力に、イザークは翻弄されていった。
スマソ続きます
ラ●フもびっくりないじめシーンでスマソ。
いじめ大好きなんでどんどんやっちゃってくれw
いじめ萌えす…!イザリンがどうなるかワクテカだw
エロ下着ネタ↓
イザリン「お兄さま、この下着なんだか変…穴が…」
アスラン「よーく似合ってるよイザーク!
それはそういうパンティなんだよ。アソコがパックリ開いてて、着たまま出来るんだよ」
イザリン「えっ…そ、そんな(真っ赤」
アスラン「これからおうちにいるときはその下着を着ける事。いいね」
イザリン「は、はいお兄さま」
家の中ではノーブラで薄いキャミソールとヒラヒラのミニスカを着せられ、
ただでさえスースーする格好なのにあの穴開きパンティのせいでよけいスースーするイザリン。
忘れてしまいたいのに、アソコが気になって仕方がなかった。
イザリン「ふぅ。今日は本もなんだか集中できないな…(ソファを立ち上がる)あっ!」
ソファには、無意識のうちに感じてしまったのか、イザリンの恥ずかしいお汁で水溜りが出来ていた!
イザリン「やっ!ど、どうしよう、誰かに見られる前に拭かなきゃ…(ゴシゴシ)シ、シミがとれないよぉ…」
アスラン「どうしたのイザークっ?」
ズプッ
イザリン「きゃあー!お、お兄さま!!」
アスラン「あぁ〜やっぱりいいねこのパンティ!こうしていつでもイザークの中に入れる(腰を動かし始める」
イザリン「やっやっ!お、お兄さまだめ!そんな、突かないでぇっ、ぁん、あぁん!」
アスラン「こんなにグッチョグチョに濡らしちゃって…ココで何してたの?あ(ソファのシミに気づく」
イザリン「…ッ!!///////」
アスラン「ははぁ〜ん、イザークってばお兄ちゃんが恋しくてココで一人でシちゃったんだな?」
イザリン「ち、ちが」
アスラン「遠慮はいらないよイザーク!お兄ちゃんミルクいっぱいプレゼントしちゃうからねっ」
イザリン「いやぁ〜!」
そして今日、理不尽とも言える暴力はそれまでとは比べ物にならない度合いでイザークに襲い掛かっていた。
授業後にイザークを強引に此処まで連れ込み、三人は今こうしてリンチを加えている。
「…だ」
「あ?」
ぼそりとイザークが声を発した。
顔を上げ、その眼に軽蔑の色を宿す。薄く笑いながら
「…何だ、単にひがみか」
そう口にした。
「あァ?」
聞き捨てならないとばかりに赤毛が眉を吊り上げる。
「おい、今何つッた」
くつくつと笑いを堪えながら、イザークは再度繰り返した。
「聞こえなかったのか?何度でも言ってやる。単にひがみか・と言ったんだ」
その言葉を耳にした瞬間、三人に血が上る。
「何ッ、だとゴルァァァァ!!!」
赤毛がイザークの頭を力一杯蹴り飛ばした。勢い良く部屋の角まで吹っ飛ばされる。
「おいこのボケカスゴルァ、調子乗ってんじゃねェぞ!!」
栗毛もイザークに歩み寄ると、仰向けに倒れているイザークの腹にがす、と足を落とした。
「ぐはっ!!」
「ひがみだ?おいコラてめェ、何様のつもりだ、あァ!?」
イザークの胸倉を掴み身体を持ち上げる。壁を背に無理矢理立たせた所で栗毛は鳩尾に一撃を入れた。
「うぐぅッ!!」
苦悶の表情に歪むイザークの顔。
これだけ痛め付けられていながら内臓の一つも破裂していないのはコーディネイターの悲しい所であり、意識もまだ鮮明だ。
生き地獄はまだまだ終わる気配を見せなかった。
「ひがみだったら何だってんだオイ、親が金持ちだからてめェが楽してんのは事実だろうが」
ブルネットもイザークに近付くと、その耳を力任せに引っ張り頭を揺さぶる。
「俺等みてぇな一般庶民が必死こいてやってんのに、てめェはのうのうと見た目良し、成績良しで偉ッそーに踏ん反り返ってんだろうが。
大して努力もしてねェくせによ。その根性が気に食わねェんだよ」
言い終わらないうちに、ブルネットは手の甲でイザークの右頬をはたいた。ぱん、と乾いた音が室内に響く。
「ふッ」
小さく上がる悲鳴。見る間に頬は赤くなる。
「しかも最初のうちに『ハイ、調子乗っててすんませんでした』とかって泣いて謝ってりゃまだ可愛いげもあったけどよ、」
赤毛が口を開く。
「コイツ謝るどころかシカトしやがるもんな、ツンケンして『誰だ貴様は』みてーな顔してよ。
てめーがそこらの男より出来るからか知らねェけど、男の俺等にもいちいち命令口調で偉そうにカッコつけやがって」
「マジそれ。何?『貴様』って、寧ろお前こそ何様なんですけど」
頷きながら栗毛はイザークの頬を抓り上げた。
「ぃ、うっ」
ぐいぐいと抓られた左頬を引っ張られ、先刻からの痛みも重なり思わず呻く。
「ッ…」
抓り上げる手が離れると、イザークは痛みに顔をしかめながらも睨み返した。
「うッわ、まだ元気だよコイツ」
「金掛けてるだけあって違うねェ」
栗毛は目を丸くし、赤毛も皮肉めいた感嘆の声を上げる。
「何か言いたい事あンなら言えよ」
苛立ちを隠さずにブルネットが水を向けると、
「っ、私が『何の努力もしてない』だと?貴様等が『必死こいてやってる』だと?
ふざけるな!!」
イザークは弾かれた様に叫んだ。
「私が何もせずに今の私でいると思うな!貴様等こそ今此処でこんなくだらん事をしている暇があるなら、何故それを自分の為に使わないッ!?
貴様等は私や自分の境遇を言い訳に、ただひがんでるだけだろうが!!大体『女のくせに』だと?何時まで旧式の頭でいるつもりだ!
まともに努力もしないで、勝てない事を言い訳に逃げてる腰抜け共がぁぁ!!」
怒涛の様に叫び終えると、イザークは息を切らした。
イザークの言葉は事実だ。
いくら生まれながらに高い素質を持っていても、それを磨かなければ所詮は宝の持ち腐れであり、光りはしない。
それはコーディネイターと言えども変わらず、目の前の三人組は自身が庶民の出であるからイザークには敵わないのだと卑屈になっているに過ぎない。
現に彼等は素行も授業態度も頗る悪く、イザークとは違う意味で評判なのである。
気になってたんだが、俺のSSが長いので、もしや他の職人さんが遠慮して投下を控えてたりしてないだろうか…?
俺としては三つ子ネタの職人さんや凸がお兄様ネタの職人さんや、他にも色んな職人さんが皆GJで尊敬してるので、流れを無視してバシバシ投下して欲しいとかオモ。
自意識過剰とかだったらスマソ。
また続き投下しに来ます
ぽまいさんが書き終わるまで待ってるから気にせず投下しる
他の人でもネタが出たら空気読まず投下するだろうし
そうそう
俺も他に思いついたら投下するしw
いつこの少年たちがイザリンの肉体的魅力に気づくのか楽しみだハァハァww
つーかさ、ある程度話まとめてから投下した方が良くないか?
時間見たらその都度投下してるみたいだし、話と話の間に他のネタ投下してあると見づらい
携帯からだったらメールの下書きに保存できるし
確かにそれもあるかもしれんが
ちょくちょく投下されると「神の小説もう来てるかな?」っていうwktk感があっていいよな
つづきってわかるように名前欄に最初のレス番をいれてくれたり
何々ネタとかぱっとみて分かりやすくしてくれると嬉しいかも。
>>156-160 真摯なアドバイスありがとう!m(__)m俺の文をこんなに沢山の見てくれてる人がいる事に驚いた。
いや、実は俺も色々迷ってる。
確かに間隔が開いて見づらいだろうからまとめて投下したいんだが、機種依存で下書きから貼り付けしようにも字数制限(200字程度)かかるし、ウェブ情報開いたままメール画面に行けないから、結局いちいちこまめに投下する羽目になってる。
改行やら行数でやたら書き込みにも制限受けてるし、携帯厨にはやはり長文で職人やるのは無理なんだろうか。
見づらくて迷惑掛かってる人には本当に申し訳ない。
名前欄に最初のレス番や内容入れてなかったのは確かに配慮不足だった…。
早くPC買う様に頑張るんで、それまでもうしばらく大目に見てもらえたらと思う。
ホントに申し訳ない。
漏れも携帯厨だが
ネタはメールのテンプレに保存してそっからコピーして張り付けている。
いちいちウェブ終了させてから次コピーするのは面倒だが、例え面倒でもその位はやる。
携帯からなんだからその位のリスクは当たり前と思ってるが。携帯だからを言い訳にはしたくない。
漏れの携帯は4・5年位前のでもそういう機能ついてるから他の携帯にもついてる筈。
それが嫌なら、面倒でも紙にネタ書いてまとめて投下しる。
何か上見てたら話と話の間にネタあるのが嫌な人いるな。
漏れは気にしてなかったが、空気読まなくてスマソ。申し訳なかった。
神が全て書き終わるまで自粛する。
163 :
143:2007/11/01(木) 06:40:46 O
>>162成る程、真摯なレス感謝してる。
神の(職人として当たり前かも知れないが)いわばプロ意識を感じた。とても勉強になった!
甘ったれた言い訳めいた事を言ってる俺は住人や職人さんに申し訳ないな…反省してる。
俺も投下させてもらってる身として、より住人や職人さんに配慮していかなきゃならんと感じた。
何かスレチな内容で申し訳ないが、こうして色々ためになるレスをくれる人ばかりのこのスレは素晴らしいな。
投下の間隔縮める方法発見したんで、また来ます、色々お騒がせして申し訳ない
神の邪魔にならないよう投下!
アスラン「いざーく、おにいちゃんといっしょにねよ!」
シン「やだ!ねーちゃんはおれとねるの!」
アスラン「おまえはだめだ!おとうとはあにのいうことをきくもんなんだぞ!」
イザリン「あ・あっあのね、いじゃはおにーしゃまとしんとねたいなー。だめ?」
シン「う・うん…」
アスラン「いざーくがそういうなら…」
川の字になって寝る3人
アスラン「いざーく、おにいちゃんとちゅうしようか?」
シン「ねーちゃん、こっちむいて?」
イザリン「あ・あう…」
アスラン「しん!わがままいうな!いざーくこまってるだろう?」
シン「にーちゃんこそ!たまにはおとうとにゆずれよ」
イザリン「だめっ…ひっく…けんかしちゃだめなの…うあぁぁぁん!!」
アスラン「いざーく!」
シン「ねーちゃん!」
エザリア「どうしたの、イザーク?こんな夜中に泣いて」
イザリン「おにーしゃまとしんがけんかしたー(泣)!」
エザリア「もう、あなた達また喧嘩?たまには仲良くできないの?」
パト「母さん、飯はまだかい」
エザリア「ハイハイ、寝言は寝て言ってね。イザーク、今日はお母さんと寝ましょうね」
イザリン「あい…」
そして現在
シン「へへへ、姉ちゃんあったか〜い(おっぱいすりすり)」
イザリン「こらこらシン…あっお兄さま後ろからそんなっ」
アスラン「あぁイザークのナカあったか〜い(バックから激しく突く)」
すっかり仲良しw
>>154の続き
『ぱきゃッ』
つう、とイザークの上唇を血が伝っていく。顔は右を向かされていた。
栗毛が横っ面を殴り、鼻の粘膜が傷んだのだ。鼻血はそのまま顎へと流れていく。
「ギャーギャーうるせンだよ、おい」
静かに、しかし怒りに目を座らせて栗毛が口を開いた。
「だから何だッつーんだ、おォ。てめーが偉ッそーにベラベラしゃべってんじゃねェっつの」
イザークの言葉は、まるで三人には届いていなかった。
『だんッ』
脳天を殴り落とされる。床に叩き付けられた所を三人の容赦ない蹴りが腕に、脚に、腹に痛みを加えていく。
「…っ……」
理解力の問題とか、最早そういう次元ではない。
目の前の少年達は、自分の一挙一動全てが癇に障るのだ。ここまで来れば、たとえイザークがいかにもしおらしく同じ事を語ったとて同じであろう。
イザークは正論ですら否定される事に唖然とした。
同時に何故自分がそこまで理不尽な憎悪を向けられなければならないのか、初めて怒りを覚える。
「こいつしぶてェよ、泣きでもするかと思ったのにダンマリだし」
「カッコつけてんのか知らねェけど、余計ムカつくよな」
口々に吐き捨てると、さすがに息を切らして三人は暴行を中断する。
はっきり言ってイザークはまともに動ける状態ではなかった。意識がある分、痛覚が鈍らないのが恨めしい。
しかし今しかタイミングはなかった。
「ッ、うぉああぁぁぁぁああ!!!」
素早く起き上がり体勢を整えると、叫びを上げ、目の前の栗毛に突進する。
「!!?」
不意の一撃に栗毛は勢い良く吹っ飛ばされていった。信じられない光景にブルネットと赤毛は栗毛へと振り返る。
『ガシャァァン』
ドアは鍵が掛かっており、無論鍵は三人の手の内にある。逃げる方法は一つしかなかった。
教室の窓に飛び込む。ガラスを破りイザークは廊下へ転がり出た。
「…っ」
幾つかの破片が刺さるが、そんなことには構っていられない。脱兎の勢いでイザークは駆け出した。
「あっ、おい!!逃げたぞ!!」
「くっそ、あのアマ!!」
破られた窓から飛び出し、後を追うがイザークの姿は見えなくなっていた。三人は廊下に出ると、イザークの消えた方へ怨みの眼を向けた。
「っ、はぁッ、はぁッ、はぁッ」
人気のない道を選んで走っていく。
ここで足を止めれば追い付かれる、女子寮まで逃げ切るしかない。
校舎裏から女子寮に繋がる道がある。搬入用の通用口から出ようとしたイザークは、眼前に人影を認めて舌打ちをした。
「ちぃッ!」
足音に気付き、振り向く。
そこにはどう考えても尋常ならざる姿のイザークがいた。
「!?え、おま」
言葉を失い、呆然とする。
ディアッカだった。
入学当初からイザークの能力は群を抜いていた。
実習科目においてもその身体能力の高さ故に、ナイフや格闘の模擬戦では男子と組まされている。
ツーマンセルを組む際や対戦相手に必ずと言っていい程当たる人物がおり、それがディアッカだった。
初めこそ彼のマイペースでお調子者な性格が苦手であったが、互いに好戦的で闘争心が高いなど気の合う部分が分かるにつれ、元々友人の少ないイザークにとってディアッカは親しい仲間となっていた。
何故こんな所にいるのかは分からないが、明日にでも適当にこの事は言いくるめておけばいい。そう判断したイザークは、構わずディアッカの横をすり抜けていった。
通用口を開け、自分には目もくれず飛び出していこうとする。
「え、おいイザーク!」
後を追い、後ろから腕を掴む。
「ッ、何だ!」
イザークは険しい形相で振り返った。
「何だじゃねぇよ、お前こそ何だよその格好!」
額と鼻、口から血を流し、顔も手もそこかしこが赤や青黒に染まっている。問い質さないほうが寧ろ異常であった。
「うるさいっ!離せ!」
イザークは腕を振りほどこうとするが、ディアッカは手に力を込める。
「おかしいだろ、それ…。何でそんな血だらけなんだよ、何かあったんだろ」
イザークの白さに血の赤は、不気味なまでのコントラストを描いていた。痛々しさにディアッカは眉を顰める。
「うるさいっ!貴様には関係ない!いいから離せ!!」
人を呼ばれては面倒だと、イザークは焦りを顔に浮かべる。
「…イザークお前、嫌がらせだかいじめだか受けてるって噂あるけど…それだろ」
「うるさいっ!!私がいじめだと、嫌がらせだと!?馬鹿にするなッ!!」
頭を振り叫ぶ。ディアッカを突き飛ばし腕の自由を取り戻すと、今度こそイザークは通用口を飛び出していった。
「おいおい…」
ディアッカはその場に立ち尽くし、後ろ姿を見送っていた。
「プライドが高いのはいい事だけど…自滅するぜ」
それしか口に出来なかった。
「…」
人通りがなくなったのを見計らって、するりと入り込む。
隠密行動の様に人目を避けながら、何とか自室まで辿り着いた。
『パタン』
ドアが閉まる。ロックを掛け、自分が逃げ切れた事を認識した瞬間、全身の力が抜けた。
「…っ…」
その場に膝をつき、大きく息を吐く。それまで忘れていた痛みが再び襲ってくる。
「つぅっ…!」
顔をしかめ痛みに耐える。
自身がコーディネイターであるお陰で、明日にはあらかた痛みも痣も引いている。他の人間に不審に思われずに済む。
ほっとしながらも、そうまでして自身が受けている仕打ちが立派ないじめである事を、被害者の自分が必死に隠そうとしている事があまりに滑稽でイザークは乾いた笑いを漏らす。
「はっ…」
自分が被害者――弱い人間として見られる事をプライドが許さないだけではない。
大事になればそれは当然、母であるエザリアの耳にも届く事となる。自分を溺愛しているその母に余計な心配を掛けたくないというのが、本当の所だった。
その為にも、この事は自分だけで何とかしなければならないのだが、これまで同様ただ黙って耐えているだけでは一向に収まる気配を見せない。
何とかならないものかと思案していると、机上の端末がメール受信を知らせた。
ゆっくりと立ち上がり、端末へ近付く。
メールは母からのものだった。
「母上…!」
開くと、本文はなく映像が添付されている。再生すると、エザリアの声が室内に流れた。
『イザーク元気にしているかしら?私は元気よ。あなたがアカデミーで優秀な成績を収めていると聞いて嬉しいわ。あなたはとても頑張り屋さんだものね、さすが私の自慢の娘だわ』
「ははう、え…」
エザリアは優しい笑顔で語り掛けてくる。久々に聞くその声に、イザークは胸が詰まった。
エザリアの言葉は続く。
『実は昨日、あなたにとても似合う服を見付けたのよ。どうしてもあなたに着てもらいたくてね、買ってしまったの』
溺愛ぶりも相変わらずらしい。嬉々として話す様子に、つい笑いをこぼす。
『そちらに送っておいたから、明日の休みにはそれを着て帰っていらっしゃいな。
たまには帰って来てくれないと私が寂しいもの、あなたの好きな紅茶も用意して待ってるわよ。
マティウスの発着場に着いたら連絡していらっしゃい、すぐ迎えに行くから。
あなたに会えるのを楽しみにしているわ、それじゃあまたね。イザーク、愛してる』
そう締め括られ、映像は終わった。
「全く…私の予定はお構いなしか?母上も相変わらずだ」
イザークの予定など聞かずに帰省を求める母に苦笑する。だが嬉しいものだ。
洗面台で顔を洗い着替えると、イザークは1階の管理室へ向かった。
寮長に自分宛の荷物の有無を尋ねると、やたらと大きな箱を渡される。送り主は母の名前なので、これが件の服なのだが、どうにも重い。
「一体何着買ったんだ、母上は…」
イザークはひたすら苦笑うしかなかった。
部屋に戻り開封してみると、ネイビーのベロアにアンティーク調のアイボリーのレースをあしらった、ハイウエストのワンピースが入っていた。
他にもコサージュのついた小さめのバッグやレースアップタイプのエナメルのパンプス、水色のエンブロイダリーレースで仕立てた下着の上下などが出てくる。
「『服』って言ったじゃないか…!」
呻いて顔を覆うイザークの周りは、エザリアが寄越してきたトータルコーディネートの品々で溢れていた。
しかし母のそんな心遣いは、この所心身共に傷んでいたイザークにひどく沁みる。
やはり母の為にも心折れる訳にはいかない、そう改めて決意するのだった。
前編終わり、後編はまた投下に来ます
>>164気を遣わせてしまいスマソ。後編開始。
明日の帰省に備え外出届を提出し、シャワーを浴びる。
分かってはいるが、やはり湯が当たる度痛みが増す。
「うっ…!」
思わず声を上げるイザークの白い身体は、その腕に、脚に、胸に腹に、おびただしい数の痣が浮かび上がっていた。
ガラス片が掠めた部分は蚯蚓腫れになっている。その細く折れそうな身体は、見る者の顔をしかめさせるに余りある痛ましさを傷跡として語っていた。
明日の準備を終えたイザークはベッドへ横になる。いすの背もたれに掛けたワンピースに眼を遣った。
ワンピースはパフスリーブの半袖で、この傷だらけの腕を晒すのはどうにもためらわれる。
イザークはちょうどアイボリーのボレロを持っているのを思い出し、一緒に着ていく事にした。
アカデミーには例の件もあり、さしてイザークにとって楽しい事がない。
軍人を目指している以上当然ではあるが、土産話は何にしようか考えているうちに、イザークの意識は眠りへと落ちていった。
アラームの音で目を覚ます。
時間はまだ早朝だが、予定では午前中にマティウスに着ける。手早く支度を終えると、イザークはそっと部屋を出ていった。
朝食はシャトルの中ででも取ればいい、そんな事を考えながら寮のエントランスを出ようとしたイザークは、突然腕を掴まれる。
「!?」
ぎょっとするイザークの前に、植え込みからあの三人組が現れたのだった。
「き、さまら…何で」
驚愕に目が見開かれる。にやにやと笑いながら赤毛が答えた。
「コレ、なーんだ?」
その手には小さな受信機の様な物が乗っている。
「盗聴、だと…!?」
イザークは愕然とした。
「あったりィー。今まで気付かなかったとか、超イタくねェ?」
三人は爆笑する。
「ママンからの服、可愛らしいねェジュールちゃん」
猫撫で声とは裏腹に栗毛のその眼は異様な光を発している。
「マジマジ、普段とは大違いじゃねェの。せっかくだから今から俺等と遊び行こうぜェ」
ブルネットがイザークのもう一方の腕を掴んだ。
「やめろ!離せっ!」
振りほどこうと暴れるイザーク。予想していた反応に栗毛は肩をすくめると、
「ちょっとは大人しくしろッつの」
そう言うと同時にボディブローを深々と当てる。
「かっは…!!」
身体を折り曲げ、わなわなと痛みに震えた後、イザークは意識を手放した。ぐらりと身体が前のめりになる。両腕は捕らえられたままなので、その姿は操り手のない人形の様だった。
ワンピースはデコルテが大きく開いており、前のめりになった瞬間イザークの胸元が見えていた。イザークは着痩せするタイプらしく、実際にその躯の細さは色の白さも相俟って病的なイメージを強調しているが、胸だけはなかなか健康的な発育を遂げたらしい。
思わず三人の喉が鳴る。
「…俺さ、いい事思い付いたんだけど」
そう口にしたブルネットの声は、どこか上擦っていた。
「……ぅ」
小さく呻き、うっすらと眼を開ける。視界には見た事のない天井が入ってきた。
(…ここは…?)
だんだんと意識がはっきりしていく。横から声が掛かった。
「お、お目覚めェ?おいお前等、起きたぜコイツ」
顔を向ける。そこには赤毛が立っていた。背後の調度品からして、此処はどうやらホテルの一室らしい。
「っ、貴様…!」
それまでの記憶を思い出し、イザークは怒りにさっと顔を染めると腹筋だけで身体を起こした。が、すぐに違和感に気付く。
「!?」
自身の手は後ろ手に縛られていた。折悪しくもつい先日、捕縛と縄抜けについての実習を受けたばかりで、この縛り方は自力では脱出できないと分かる。
「く、ッそ!」
毒づくイザークにけらけらと赤毛が嗤いを飛ばした。
「すげェよな、こんなトコで授業が役立つとかフツー思わねェし」
奥のソファから栗毛とブルネットが立ち上がる。こちらに歩み寄ってきた。
「貴様等何の真似だ!さっさとこれをほどけ!」
食って掛かるイザークを、三人はしげしげと眺める。
「おい、聞いてるのか!」
構わず怒鳴るイザークは口元をがっ、と掴まれた。
「ガタガタぬかしてんじゃねェよ、今からどうなるか分かってんのか?テメェ」
「!?」
両頬に赤毛の指が食い込み、痛みに顔をしかめる。赤毛は顔を近付けるとこう言い放った。
「今からテメェのプライド、ズッタズタにしてやんよ」
赤毛の手が離れた。
「何だと…?」
思わず聞き返す。次の瞬間、イザークは耳を疑った。
「何って、今からイザーク・ジュールのレイプショーアーンド撮影会すンだよ」
「なっ…!?」
色を失い、凍りついたイザークの身体はとん、と軽く突き飛ばされた。いとも簡単にベッドに沈む。
視界の隅にブルネットと栗毛がそれぞれレコーダーとサバイバルナイフを手にしているのが見えた。ブルネットがレコーダーのレンズを向けながら、片方は腕で、もう片方は自身の身体で脚を押さえ付けてくる。
ここで気付いた。彼等がイザークに向ける眼の色が、昨日までとは違っているのだ。
ひがみや妬みからの憎悪ではなく、より異質の悪意を込めた視線。
それはイザークが今までに感じた事のないもので、だが本能が確実に警告してくる。『危険ダ、逃ゲロ』と。
妙に生々しい視線が、イザークは気持ち悪かった。生理的な嫌悪感を催す。幼年学校で性教育は受けており、性犯罪についても勿論知識はある。
赤毛の言葉から自分に向けられているのは色情だと分かるが、それがあまりにも信じられなかった。
まさか、自分が。
衝撃は頭を強く殴り付けられた様に響いてくる。この今の状況を、イザークは何処か他人事の様に感じ始めていた。
「はーいそれじゃァ始めまーす、今日はとっても可愛らしいカッコしてますよォ」
レコーダーに向かって赤毛がしゃべり始めた。如何にもわざとらしい声色で続ける。
「早速お洋服脱ぎ脱ぎしましょーねェ」
言うが早いか、栗毛がナイフを近付けた。鋭く光る刃先に映った自分の顔に我を取り戻す。
「ッ、何を!」
イザークの言葉などお構いなしに、切っ先はベロアの生地へと近付いていく。
「ママンからもらっただァいじなワンピースらしいですよ、でもたまには思い切りも大事ですよねェ」
赤毛がこちらへ振り返った。その顔は冷淡な笑みに醜く歪んでいる。
す、と刃が生地に触れた。
「やめろ、それは母上からもらったんだ、やめろ」
その声は明らかに狼狽している。
「はーい最初はやっぱりドキドキしちゃいますよねェ、でもすぐに慣れちゃうから大丈夫ですよォ」
言いながら赤毛は生地を引っ張る。さくりと容易くナイフは生地を通った。
「…ろ、やめろ、やめろ…やめろ、」
待ち受けている展開に成す術のないまま、うわ言の様にイザークは繰り返す。栗毛の手に力が篭るのが分かった。
「やめろォォォォォォオオ!!!」
叫び声が上がるのとワンピースが切り裂かれるのは、同時だった。
無残にもワンピースは切り裂かれ、その下の肌が露わになる。
「…ぁ…ああ…」
自失の体のイザークだが、三人はそれよりもはだけた肢体に意識を取られていた。
「おおぉ!『ワタシ脱いだら凄いんです』を地でいくこのカラダ!下着はバッチリ水色ですよォ!」
「すっげ、そこらのグラビアとかよりエロいじゃん!!」
「今までボコってるだけだったのがかなり勿体無いだろ、コレ!」
口々に歓喜の言葉を口にしながら、嘗め回すように見る。
「き、さまら…ッ!」
屈辱と怒りに肩が震える。持てる限りの怒りを込めて睨むと、
「アレ?おっかしィな、まだ泣きませんよこの子」
赤毛が首を捻った。
「じゃァ泣いちゃうまで頑張りましょか、はいッ」
そう言うと栗毛はイザークの身体を起こし真ん中からブラジャーを切り裂くと、それを剥ぎ取った。
「!!」
支えを失い、こぼれる胸。
「すっげ、エロっ!!」
「色ヨシ形ヨシサイズヨシ、ヤバいですねェコレ!!」
その様子に少年達は更なる狂喜の声を上げる。
「くそっ、やめろ…!」
身体の自由を奪われ、イザークはただ抵抗の言葉を口にするしか出来ない。不意に赤毛の手が胸へと伸びた。
「!!」
「ご覧くださいこの柔らかさ!マシュマロどころじゃありませんッ!!ふかっふかのもちもちですッ!!」
「やべェすっげ餅膚!」
わしわしと揉みしだき、赤毛はレコーダーに向けてレポートとばかりに叫んでいる。
「つうっ…!!」
これの何処が性感帯だというのか、痛いだけではないか。
未開発の躯には刺激が痛みにしかならず、イザークは苦痛に呻いた。
「あっれェ?どうやらあまりキモチ良くない様ですねェ、胸はお気に召さない様です」
「いや、ただ単に慣れてねーだけだろ。コイツ絶対処女だし」
「だよな。じゃァ俺等がコイツのハジメテかよ」
三人は口々に下卑た笑いを向けてくる。
「くそっ…くそっ!」
「はーい女の子がそんな汚い言葉使わなーい。そんな悪いお口はお仕置きですよッ」
言いながら栗毛がイザークの鼻を摘まみ、上へと向ける。自然に口を開く格好になった所に、赤毛が素早くズボンを下ろし、自らの雄を捩じ込んだ。
「んむぅッ!!?」
途端に噎せ返る、雄の匂い。
吐き気を覚えて俯こうとするが、赤毛に頭を掴まれる。
「お前歯ァ立てやがったら殺すからな」
どすの利いた声で言い捨てると、赤毛はイザークの髪を掴んだ状態でその頭を前後させる。
「ん、ぐっ、ぅ、んッ」
ぶちぶちと、髪の毛が何本か落ちていく。何が起きているのか、イザークは理解したくなかった。
自分が男のペニスを咥えさせられ、それを強制的に口でしごかされている。
以前他の女生徒がこれを『奉仕』だと言っていたが、とんでもなかった。
何故自分がこんな事を、まして好きでもない相手を。
汚らしい、屈辱だ、そう心の中で罵りながらイザークは赤毛に揺さぶられ続けていた。
スマソまた投下に来ます、続く
ここまで読んだ
「あーお前いいよなァ、真っ先に出来てよ」
「後で代わってやるっての、それよかめちゃめちゃキモチイイんだけど、コイツの口ン中」
ブルネットが不満の声を上げると、赤毛は上擦った声を返す。
頭を振られるたびに、咥内の異物感は大きくなっていく。喉の奥に何度も当たり、痛みと吐き気が止まらない。
「あーやべ、マジキモチイイわ。…あ、も、無理、出る、」
ひたすらイザークの頭を揺さぶりその咥内を味わうと、赤毛はその動きを止めた。
ぶるっとその身体が震えた途端、イザークは口の中に激しい苦味を感じた。びゅるびゅると喉に何かが当たる感触がこの上なく気持ち悪い。
「んぅぅッ!!」
ずる、と赤毛は自身をイザークの口から抜く。
「…ぅぉぇッ、えっ、ぇほっ…うぇぇっ!!」
イザークは即座に噎せ返り、発射された精液を吐き出した。
「あー昨日抜いてねェからな、濃い目だししゃーねェか」
唾液と精液の落ちたシーツに眼を遣り、赤毛が嗤う。
「おいおい、どんだけイカ臭ェってハナシだよ」
「ぎゃははは」
ブルネットと赤毛も嗤いながら、ズボンに手を掛けた。
「………」
何なんだ、これは。
イザークは激しく吃驚していた。身体が小刻みに震える。
何故、自分はこんな目に遭わねばならない?
自分が一体何をしたというのだ?
疑問が浮かび巡っては消える。冷静な思考など到底無理だった。
「じゃお次は俺な」
栗毛は言いながらイザークの身体をベッドへ転がした。待ってましたという勢いで上に圧し掛かり、下着に手を掛ける。
剥ぎ取られ外気に触れた感覚が、呆然としていたイザークを呼び戻す。
自身の秘部を晒された羞恥心に、一気に顔を染めた。
「、やめろ貴様等!!」
「お前さっきからそれしか言ってねェじゃん、何か他にも言ってみろって」
嘲笑うブルネットに足を掴まれ、蹴り倒す事も出来ない。
「この…!」
一方三人は露わになった秘部を覗き込むと、興奮に声を上擦らせた。
「…すげェ、俺こんなキレイなピンク色の女初めて見た」
「処女と色ってカンケーないらしいけどよ、マジ漫画みてェにヤベェじゃん」
「だよな、しかも毛ェ薄いから丸見えだしよ、ますますエロいって」
最早言葉でも陵辱されている気分である。イザークは更に赤くなると泣きたくなるのを必死に堪えてぎゅっと目を閉じた。
「さーてそれじゃ記念すべき開通式、いっちゃいますかァ」
栗毛がイザークの足に手を掛ける。
「くっそ、ジャン負けしてなきゃ」
「だってお前、ジャンケン弱ェもん」
後ろでブルネットと赤毛がレコーダー越しに凝視している。
「おい、目ェ開けろって」
無理矢理瞼を開けようとしてくる。イザークは
「くそっ!くそっ!!」
と毒づきながら首を振った。
「ッ、いいから目ェ開けろや!!」
ぱんっ、と乾いた音が怒声と同時に室内に上がる。イザークは顔面を張り飛ばされていた。
「…」
思わず目を開け痛みに呆然とする。ぐい、と頭を捻られ前を向かされた。
「今からコレがお前ン中入るんだよ、よっく見とけ」
そう言って栗毛は自身の雄をイザークに見せ付けた。
「……!!」
イザークは慄然とした。
目の前にある、屹立した赤黒い肉棒。先端から透明な粘液が僅かに垂れている。その太さが、長さが、自身の膣内に侵入するなど、有り得ない。
初めて目にしたその物体の禍々しさに、根源的な恐怖をイザークは覚えた。
「……っ」
血の気が引いたイザークの表情に、栗毛は倒錯的な愉悦の笑みを浮かべる。
「おーおー、イイ顔」
「出たよお前のSっ気、お前ぜってーエロ本見過ぎだって」
「うるせェよ」
背後から茶々を入れるブルネットに、栗毛は口を尖らせた。
イザークの全身に、冷や汗が一気に浮かぶ。間違ってもこれは夢ではないし、向こうも冗談ではない。
自分は犯される、その言葉が頭に浮かんだ瞬間、イザークは堰を切った様に叫びを上げた。
「やめろぉぉ!やめろっ、やめろ!!貴様等なんかに、くそぉぉっ!!やめろぉぉぉ!!!」
必死になって身体をよじらせ、逃れようとする。しかし
「あーもううっせェな、黙れよ」
言い終わらない内に栗毛は冷徹な目でイザークを見下ろすと、その肉茎を宛がい、全く湿り気のないイザークの秘部へ突っ込んだ。
「――――――ッッッ!!!!!」
みぢ、といういやな音をイザークは聞いた気がした。
意識がはじける。
視界が、頭の中が、真っ白だ。
顎は天井を向き、喉から乾いた呼吸の音が漏れてくる。
「うっわ、痛そォ…」
「痛みでショック死すんじゃねェの?」
赤毛とブルネットの苦笑は、イザークの耳には届いていない。
「………っ、ぁ」
このまま失神出来ればある意味で幸せだった。しかし現実は無情にもその痛みでイザークを引き戻す。
――痛い。
これまで負ったどんな怪我よりも痛い、いや寧ろこれは最早別次元のレベルだ。
貫かれた瞬間の痛みとはまた別種の痛みも激しく襲って来る。
「っ、はッ、はッ、はーッ、はーッ、ぁ、ぐ…!!」
痛みに呼吸が荒くなる。
イザークの顔は、痛みと屈辱、恐怖に激しく引き攣っていた。
「さって、動くとすっか」
言って栗毛は腰を動かし始めた。ずりゅ、ずじゅ、と耳障りな音を結合部は立てる。
「ァぐッ!ぐっぅ、うぅ!!」
ぴたりと閉じられていた膣内に強引に進入し、全く慣らしもしないまま栗毛は膣内を荒らしていく。動く度にイザークの粘膜は激しく傷付き、シーツにぽたぽたと赤い染みを作る。
「やっぱ処女って狭ェよな、締まりイイかと思ったらキツ過ぎて逆に痛ェんだけど」
栗毛は思っていた快楽が得られず、不満を口にした。
「そりゃお前、ちょっとは慣らしてから挿れるモンだろ」
「だってコイツうっせェんだもん、イラっと来てよ」
動きを止めず、背後の赤毛と会話を続ける。
彼等にとってイザークは単なるモノでしかなかった。
「ぅっぐ、うっゥ、ひ、ぐッ、ふ、っ!」
歯を食いしばり、痛みに耐えながら声を抑えているイザークなど、まるで眼中にない。
徐々に律動が速まる。襲い掛かる痛みも間隔を縮めてくる。
「ふっ、ッぐ、ぁっ、あぐッ、ぁあっ、ぐッ…!!」
額には玉の様な汗が浮かび、息は激しく上がっている。
苦しい、痛い。
こんなもの、早く終わってしまえ。
イザークはただひたすらそれだけを考えていた。
速まっていく栗毛の動きに痛みは全く麻痺しない。次から次へと、新たな鋭さでイザークを刺していく。
「うぐ、ぁゥ、っぐ、ふ…!」
どれだけ続いているのか分からない、終わりがないならいっそ殺してくれとまで考え始めた頃、
「ぁ、ちょ、ヤバい、出るわ俺、ぅ」
栗毛は切迫した声と共にイザークの膣内へと吐精した。
「……!!」
咥内で感じたあの感覚を自身の体内にも覚え、イザークは愕然とした。
「はーっ、はーっ…やっぱ慣らしといた方がもっと良かったよな」
自身の精を注ぎ終えると、栗毛は至って満足気に笑い、肉棒を抜き去った。花弁はそれまで埋め込まれていたままの形で開いており、どろりと血で桃色に染まった精液が流れ出てきた。
「おーっ、終わった後もすっげェ眺め」
赤毛はその光景に目を細める。
「…っ、はーっ、はーっ、…ぅ、はーっ…」
息苦しさと痛みに荒い呼吸を繰り返す。
「やっと俺かァ、穴兄弟バンザイだよなチクチョウ」
ぐったりとしたイザークの身体をうつ伏せながらブルネットがぼやく。
「!?ちょ、待て、!!」
予想していなかった展開にイザークが振り返るのと膣内に新たな肉茎を突っ込まれたのは、同時だった。
「もー俺、お前等の見ててヤバいぐらいイきそうだからさ、コッチでヤるわ」
イザークは今度は後背位で攻め立てられるのだった。
「ぁあッ、あぅっ、やあぁ!あっ、あんッ、ああッ!!」
腰を打ち付けられる度、刺激が脳内に星を飛ばす。
さっきまでの刺激とは別物で、突き上げられる度に上がる悲鳴を止められない。
悲鳴とはいえ信じられない声を上げている自分への恥ずかしさに、唇を噛んだ。
朦朧とする中で枕を手繰り寄せ、顔を埋める。自分の上げる悲鳴に耐え切れず、イザークは枕に齧り付き歯を立てた。
背中で握り締められている両手は、込める力のあまり真っ白だった。
「ふっぐッ、っん、んぐッ、んんッ!!」
呼吸が儘ならず、酸欠気味で頭まで痛い。
誰か今すぐ殺してくれとこの状況を呪っていると、
「あァーもう駄目、出るッ!」
ブルネットの掠れた声が上がり、尻から背中にかけてびちびちと熱いものが掛かるのを感じた。
「えぇーお前背中かよ」
「いや中もイイけどよ、背中ってのもエロいじゃん?」
「ま、否定はしねェわな」
三人の会話から、今度は背中に出されたのだと分かる。
出された場所など、イザークにはもうどうでも良かった。
ただ、少しでも早くこの場から逃れられれば、それで良かった。
三人はそれぞれ片付けを終えると、
「じゃ、ジュールちゃんまたねェ。イイ絵が撮れて良かったぜェ」
「勿論ナカも良かったけどな」
「じゃ、また明日学校で会おうなァ。ちなみに分かってるだろうけどよ、俺等の事チクったらこの動画流すから!」
そう口々に言って部屋を出て行った。
一応、イザークの縄は解かれている。
「…………」
イザークは無言だった。
先程までと変わらず一糸纏わぬ姿のまま、ベッドに身体を投げ出していた。
元から身体は柔らかいが、それでも股関節が痛む。縛られていた腕も、縄が擦れていた所為で血が滲んでいる。
傷付けられた秘部の痛みも、一向に引かない。
しかし何より傷付いたのは、イザーク自身のプライドであり、心だった。
仰向けになり、シーツをかぶる。
おびただしい血痕が、出血の酷さを語っている。
ゆっくりと寝返りを打った。
床に打ち捨てられたワンピースが目に留まる。
バッグもパンプスも、乱雑に転がっている。
全部エザリアが送ってきてくれた物だ。本当なら今頃は、自宅の中庭で母とティーカップを片手に談笑していたのだろう。
「………っ……」
視界がうっすらぼやけた。
じわりと、目に涙が滲む。
それまでイザークは絶対に泣かなかった。己の心だけは負けない様にと、あの少年達の前では遂に泣いてみせなかったのだ。
「…っ、…っふ、ぅ…っ…!」
嗚咽が止まらない。ぼろぼろとこぼれる大粒の涙を止められず、イザークの顔も歪む。
「っく、…っう、く、そぉ…っ…!」
ぱたぱたと、頬を伝っては枕に、シーツに涙が染み込んでいく。
傷だらけの身体が、震えている。
イザークの瞳は、深い絶望と悔しさに重く沈んだ青色をしていた。
191 :
134:2007/11/02(金) 14:15:54 O
てな感じで後編終わり。
駄文&長文すまない。
一応、この後更にイザりんさんが堕ちていく展開があるんだが、まとまったら後日投下しても問題ないだろうか…?
更にイザりんさんが酷い目に遭って、錯乱してく救いのない話なんだが…
授業中にハァハァしながら一気に読みますた!
続き激しく希望します!!
神ありがとう神!!
193 :
143:2007/11/02(金) 15:24:47 O
ちょw授業中てww単位大丈夫か?
ちゃんと授業受けないと、俺みたく駄目社会人まっしぐらだぜwwでもそう言ってくれてテラウレシス!!
ところで気付いてる人が大半とは思うが、俺、実は最初のレス番は143だったんだ…
途中からラリってミスったまま投下してたorz
本物の134、すまない…orz
混乱してる人とかいたら許してくれ。
神GJ
所で
こっちきてすっかりSSネタばかりなっちまったが、絵描きの職人さんはおらんか?
もしかして遠慮してるか?
前のスレもSSネタの方が多かったがな。俺は投下待ってるぞ
3日ぶりに来てみたら…ネ申超GJGJ!!!
ハァハァが止まらねぇ…ハァハァが止まらねぇ!!!よかったら続きお願いします!
GJですた!同じくハァハァがとまらねえww
続き期待してます!
温度差
喫茶店にて
イザリン「お兄さま、急に呼び出してごめんなさい」
アスラン「何だいイザークvお兄ちゃんは気にしてないよvvどうせ暇だったしvvv」
アスランの後ろにいる客「………な・何でここの喫茶店こんなに暑いんだろう…」
イザリン「あの、相談があるんですけど」
アスラン「何だいvvvv?」
イザリン「シンが部活に使うシューズがボロボロになってて、新しいの買いたいので付き合って欲しくて…」
ピシィィ!!!
アスラン「……そうか、スゴイ奴を買ってやろうな…………」
後ろの客「さむ…今度は極寒」
お目汚しなんてとんでもない!!GJGJ!!
エルニーニョも温暖化も、全ては妹イザりんへの愛ゆえに、兄ちゃんが引き起こしているとみたww
地球の異常気象は兄ちゃんのせいだったりして。すごすぐるw
イザリン「今日は委員会の会議で遅くなるので帰り遅くなります…っとよし送信!」
オルガ「おいイザーク、会議中にメールすんなよ」
イザリン「あぁ、悪い」
イザリン「んー、終わったー!…うわあ、もうこんなに暗くなってるぞ」
オルガ「そうだな…そうだイザーク、これから一緒にファミレス行かね?」
イザリン「いや、私帰らないとお兄さまが…」
オルガ「いーじゃん!今度数学のテストあるしよ、俺教わりたいんだよ。な・行こうぜ」
イザリン「あ・おい!」
ディアッカ「いらっしゃいま…イザにオルガ!……あぁ図書委員のアレか」
イザリン「ディアッカ!ここでバイトしてたのか」
オルガ「そうだ…まぁイザーク食ったりしないから安心しろディアッカ…バイトはいつ終わるんだ?」
ディアッカ「後2時間位だ…そうだ、向こうにアフメドとカガリちゃんいるんだけど…面白いモン見れるぜ」
『カガリ先輩!お願いします!』
オルガ「よぉアフメドにカガリ何やってんだ?…うおっすげー食事だな!」
アフメド「今度の日曜のサッカーの試合に出て欲しいと部員全員から言われてな…俺はいいんだけどカガリが…」
シン「姉ちゃん!委員会会議終わったんだ!!ねぇ姉ちゃんからもカガリ先輩にお願いしてよ」
イザリン「…だとさ。無理なのか、カガリ?」
カガリ「だってその次の日数学のテストなんだぞ…勉強しないと…」
オルガ「あ・俺もそうだった!イザーク行くぞ。飯バンバン注文しようぜ」
カガリ「あ、オルガ!イザークに教わるなんて卑怯だぞ!私も混ぜろ!」
シン「カガリ先輩はこっち!!キャプテン!パフェ追加注文していいですよね!答えは聞かないけど
(とにかく飯でカガリを釣ろうとしている)」
オルガ「ふーっ、もういいぞイザーク、コツつかんだからもうテストはバッチリだ!
…おい、ディアッカ!俺帰るからイザークと一緒に帰ってやれや」
イザリン「何っっ!!!/////」
オルガ「お前ら家隣じゃん。じゃあな!…(小声で)ディアッカ頑張れよ。ここまでセッティングしたんだ、飯はお前のおごりな」
ディアッカ「お・おう(コイツ…!)。じゃあイザ、オレあがるからそこで待ってな」
シン「あー!姉ちゃん帰るの?じゃおれもおれも一緒に…うわっ!」
カガリ「(シンを引きよせ)よーし、お前ら!私も覚悟を決めた!試合に出てやる!!
(ガンバレディアッカ!さらば数学のテスト・泣)」
ディアッカ「イザ!お待たせ」
イザリン「ああ、外はすっごく寒いぞ」
ディアッカ「だな…あー、じゃあ…て・手ぇつないで帰るか?」
イザリン「う・うん…/////」
イザリン「もう着いたな…もっとこうしてたかったな、ディアッカと」
ディアッカ「イザ?何か言ったか?」
イザリン「う・何でもない(赤面)!ああ・あのなディアッカ、今度な…」
アスラン「イっザークお帰りー!!(ディアッカにドロップキック)」
ディアッカ「ふぐぉう!!!」
イザリン「ディアッキャー!!」
アスラン「こいつ…俺のイザークに手ぇ出すなんてふてぇ野郎だ!そこで埋もれてろ」
ディアッカ「でたな変態兄貴…イッテテ、マジブッコロ!!」
イザリン「お兄さまやめて下さい!ディアッカも」
シン「いんじゃね?」
イザリン「シン!」
シン「へっへっへーアフメド先輩とカガリ先輩呼んだから来週の試合絶対勝つよ!だからさ姉ちゃん試合見にきてよ!」
イザリン「そうだな…(試合・か)」
シン「ねねねっ今日は姉ちゃんと一緒に寝ていい?」
シン漁夫の利?
ディアッカ「いってて…あの変態兄貴め…あれ?イザからメール入ってる」
『ディアッカさっきはごめんな。あのさ、今度日曜サッカーの試合一緒に見に行かないか?』
ディアッカ「ぃいやったああぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!!!!」
へさべさの家族ネタ
アスラン「あぁ〜おいしい!」
ちゅるちゅる…
ニコル「何やってんですかアスラン…うわぁ」
ディアッカ「なんだよそれ!」
アスランはイザリンにおっぱいをむぎゅっと上に寄せ集めさせ、
その谷間の間に酒を注いで飲んでいたのだ!
イザリン「この馬鹿がまたくだらない遊びを初めてな…おい、もういいだろ」
アスラン「ダメッ!俺はまだまだ飲むよ!」
ニコル「ずるいですよぉアスラン!ボクにも飲ませてくださいっv」
ディアッカ「俺も俺も!」
イザリン「お前等…あぁもう腕が疲れてきたぞー!」
イザリンは、子供達が起きてこないと良いなとおもいつつ、
じぶんの谷間に群がる情けない姿の旦那達を見てため息をついた…w
イザリンの為に朝食を作ろうとするアスラン
しかし、台所からいい匂いがするのに気付いた。
イザリン「あ・お兄さまお早うございます。今日は私が朝食を作りましたので…弁当の余りですが」
アスラン「う・うん。でもその服は何だい?派手すぎないか?」
イザリン「そ・そうですか?」
アスラン「駄目だそんなもの!お兄ちゃん許さないよ!今すぐ脱ぎなさい!!」
イザリン「やめて下さいお兄さま!この服はフレイから借りたものなんです。乱暴にしないで下さい」
シン「そうだよ兄ちゃん、フレイって人ブランド服ばっか買ってそうだから、弁償高くつくんじゃない?」
イザリン「あ・シン、今日試合だろ?弁当作ったぞ」
シン「本当?やったあ!そういえばおれの試合応援に来てくれるんだったよね」
アスラン「で、こっちの大きいのは?もしかしてイザーク、今日はディアッカと…」
シン「バカだなーアフメド先輩とカガリ先輩だよー。あの二人良く食うから」
イザリン「ハハハ…」
フレイ「おっはよーイザーク。わお!やっぱイザーク綺麗!私の思った通りだわ」
キラ「うん、イザークさんすっごく綺麗だよ。ね・ディアッカ?」
ディアッカ「お・おう(ヤベー直視できねー/////)」
イザリン「そうか?/////」
フレイ「さ・キラ行きましょう。ミリィ達が待ってるわ。ほらシンちゃんも(強引にキラとシンの手を引っ張る)」
ディアッカ「…イザ、本当似合うよその服」
イザリン「あ・有難う…それよりな、弁当作ったんだけど、あんまり自信ないんだけど、その・なんだ、食べて…くれるか?」
ディアッカ「オレで良ければ喜んで!」
シンの勘違いのおかげでアスランに詮索されずに済んだイザリン。
イザリンはカガリとシンの応援をしながらディアッカが美味しそうに弁当を食べてくれて幸せいっぱいなのでしたv
>>200も
>>202もGJ!!またディアイザりんの進展待ってるぞ!
フレイやカガリ達まわりの活躍もいいよな!
イザリン「おいチビ共、何か欲しいおもちゃないか?買ってやるぞ!」
三つ子「「「わーい!」」」
ちびらん「ぼくはげきれんじゃー」
アスラン「…って蝿・だよな?これでいいのか?」
ちあっか「おれはちゃか!!」
ディアッカ「ガキがチャカ言わない!…鉄砲な」
ちこる「ちこるはー、これ!」
ニコル「【あむあむ】?ああ、毛糸でセーターとか作れるおもちゃですね」
イザリン「何かちこるだけ…女の子っぽいの選んできたな…」
しばらくして
イザリン「どうした、ちびらん・ちあっか?元気ないな」
ちびらん「さいきんちこるつきあいわるいんだ。ひとりおもちゃであそんでて…」
ちあっか「まま、ちこるはおれたちのこときらいなのかな?」
イザリン「そんな事はないぞ。よっぽどあのおもちゃが気に入ったんだな。よし、夕飯に私からちこるに言ってやるな…」
ちこる「できたでちゅー!ままーぱぱー!」
イザリン「おっ!どうしたちこる」
それは長い長いマフラーだった。
ちこるはそれをイザリン・アスラン・ディアッカ・ニコルの首に巻いてあげたのだ
ちこる「ぱぱたちいつもままのことでけんかするからこれでなかよしさんでちゅ」
ニコル「ちこる…」
アスラン「有難うな」
ディアッカ「オレ達喧嘩しないで仲良くするよ」
イザリン「有難う。でもなちこる、お前もちびらんとちあっかと仲良くするんだぞ」
ちこる「??」
ちびらん「ちこるはぼくたちのこときらいなの?」
ちあっか「だっておれたちとあそんでくれないからさ」
ちこる「そんなことないでちゅ。ちびらんもちあっかもだいすきでちゅ」
イザリン「だとさ、よかったな」
ちびらん「うん、ちこるいこう!」
ちあっか「ぼーるあそびしようぜ」
家族皆仲良しv
イザリン「お兄さま、わざわざ買い物に付き合ってくれて有難うございます」
アスラン「で・どこに行くつもりなんだい、イザーク?」
イザリン「シンの洋服をいくつか買ってあげようと思って…」
アスラン「…………イザーク、お金がもったいないよ、止めなさい。そんな物、お兄ちゃんのおさがりで充分だ」
イザリン「ふふふっ。私も小さい頃はお兄さまのおさがりを無理矢理着させられたから、シンの気持ちはよっく解ります」
アスラン「そ・そそそそーなんだ!イザークにまで不自由な思いをさせてたんだね。ごめんね気がきかないお兄ちゃんで」
イザリン「あ・そんな!今はお兄さまが私の洋服買ってくださるので不自由はありません」
アスラン「そうか…じゃあイザーク、お兄ちゃんがいい所に連れてってあげるよ(何だかデートみたいだなぁv)」
イザリン「……お兄さま?ここはインターネットカフェでは?」
アスラン「ホラ、イザークは女の子だから男物買う時は周りが気になるだろ?でもここならシンの洋服、気兼ねなく買えるよ?」
イザリン「はぁ…お兄さまの気遣いは嬉しいのですが、通販だと送料が…」
アスラン「送料はお兄ちゃんが出すよ。ついでにここの食事もね」
イザリン「はい、有難うございます」
アスラン「じゃあお兄ちゃんはここで見てるからイザークは好きなのを買いなさい」
イザリン「はいお兄さま」
一方その頃
シン「姉ちゃんどんな服買ってきてくれるんだろ。楽しみー!」
206 :
続き:2007/11/06(火) 18:32:04 O
イザリンはシンの為にネットに夢中になり、その間兄は後ろからイザリンに抱き着きじっと様子を見ていた。
イザリンが一通り終わり気がついてみると、自分が下着姿になっているのに気付いた。
イザリン「えっ!?…おにい…………きゃあ!!!」
見るとアスランは全裸でイザリンに抱き着いていた!!
アスラン「フフフッ、イザークが下着姿になってる事に気付かなかったなんて、我が弟ながら妬けるね」
無意識に後ずさりするイザリン。イザリンはアスラン自身がビンビンに勃っているのが恐ろしかった
アスラン「ハァハァ、イザーク終わったんだね。じゃあ次はお兄ちゃんと遊ぼう?」
イザリン「いやぁ…お兄さま…」
アスラン「そうだイザーク、チュウをしよチュウ。何、兄妹なんだから恥ずかしがる事無いじゃないか!ハァハァハァハァ」
イザリン「あ・お兄さまぁ……んっ!」
アスラン「んっふ……はぁイザーク、可愛いがってあげるから…痛くしないから・ね?」
イザリン「は・はい…でもここだと他の人に声が…」
アスラン「イザークが声を出さなければいいんだよ。それとも何?イザークはお兄ちゃんの言う事が聞けないのかな?」
イザリン「いえ…」
一方その頃
シン「そういや兄ちゃんいないな…まさか姉ちゃんと!まさか・ね…」
ちゅう…ちゅう…
イザリン「ん……んああっ!!」
アスラン「イザークのおっぱいは美味しいなあ…ハァハァ。また体も成長してるみたいだし…
今夜はお兄ちゃんの部屋においで?イザークの体をじっくりチェックしてあげるよ」
イザリン「お兄さ…あああっ!」
アスラン「ふふっイザークったら、そんなに悦んで…大きな声出しちゃ周りに聞こえるじゃないか」
イザリン「んーっ!んーっ!(声をださない様アスランがイザリンのパンツを口の中に突っ込んでいる)」
アスラン「あーっあーっ!イザークのナカきゅっとしまってて最高!…そろそろ出るっ!」
イザリン「んーーーーっ!!(イザリンのナカに中出し)」
こうしてシンの知らない所で兄妹でエッチしまくっていたのだった。
12時間後、兄妹が出ていった部屋にはものすごい臭いがこびりついていたそうなw
>>190の続き。
気が付けばイザークは女子寮のエントランスに立っていた。どうやって此処まで辿り着いたのか、全く覚えていない。
「………」
陽は既に西へ沈もうとしている。オレンジ色に照らされる中、微動だにせず立ち尽くした。
一方ほぼ時を同じくして、ディアッカは女子寮へ足を向けていた。
決して世話焼きな性格ではないが、昨日のイザークの姿がどうにも気に掛かり、事情を聞き出すべく部屋を出たのだ。
別に明日、教室でとも考えたが、原因がアカデミーで起きている以上イザークは益々もって口を割らないだろう。
携帯でも端末でも連絡が取れず、いやに引っ掛かる。
ディアッカは急いだ。
(あれは…)
女子寮が見えてきた。
エントランスにいる銀髪の後ろ姿は、髪形から一目でイザークと判る。その私服姿に意外な感を抱きながら、ディアッカは声を掛けた。
「よ・イザーク。今帰りかよ?」
しかし振り返ったその姿を見るや、ディアッカの背筋に冷たいものが流れた。
いきなりの声で驚いたのだろうが、イザークはやけに肩を跳ね上げた。まるで、怯えるかの様に。
そしてこちらに向けられた顔は、凛とした強さが消え失せ、よれた紙細工の様だった。
「……!!」
その顔は更に白く、唇も血の気が失せて乾きひび割れている。瞳にも、イザーク特有の射抜く様な強さはなかった。
身に着けているワンピースからして、めかし込んで何処かへ出掛けていたのは間違いない。が、着ているものと本人の様子が明らかにそぐわない。
思わず視線を落とし、手元と足元に眼を遣った瞬間、ディアッカは目を覆いたくなった。
手首には縄の跡が生々しく残り、その殆どは擦れて食い込んでいたのだろう、血が滲んだままだ。内腿からは、血痕が足首へと川を描いている。
「イザーク…!」
何があったのか、およその見当は付く。
だが、考えたくない。
その『見当』が的中しているならば、それはあまりに惨(むご)過ぎる。
「…何だ、ディアッカ。こんな所まで来て、何か用か…?」
声まで別人の様だった。まるで弱々しい、掠れ切ったその声。
「『何だ』じゃねぇよ…!お前、それ…何で……」
それだけ口にするのが精一杯で、ディアッカは愕然としてイザークの顔を見た。
「用がないなら行くからな」
二の句を継げずにいると、イザークは背を向けて歩き出した。コツ、コツとヒールの音がゆっくりと響いていく。
「ちょっ…待てイザーク!」
ディアッカは我に返るとそう叫んでイザークの肩を掴み、再びこちらへと顔を向けさせた。
「…さっきから何なんだ、貴様は。用があるなら、早く言ったらどうだ?」
イザークにしては妙にゆったりと、一々区切りながらの物言い、それに何より感情の読めない薄笑いが気味悪い。
「…お前…、それ、昨日の延長なんだろ!?嫌がらせとかいじめとか、そんなレベルとっくに超えてるだろ!!何でそんなになるまで何も…」
一瞬言葉に詰まるが、それでも意を決して問い質そうとするディアッカの声は、
「なあ、ディアッカ」
というイザークの呼び掛けに遮られた。
「貴様には関係ないだろう?」
続けてイザークが口にした台詞に、ディアッカは色を変える。
「あのな!下手に一人で何とかしようとして、結局そうなったんじゃねぇのかよ!それ、手遅れって言うの知らないのか!?」
はた、とイザークが動かなくなった。ディアッカは思わず自分が口にした台詞の不味さに後悔する。
「いや・あのさ、その…俺、」
言い掛けた言葉は再び遮られた。
一際ゆっくりと、その唇は言葉を形づくる。
「私に構うな、ディアッカ。
…頼むから」
「………!!!」
自分は今、何を聞いた?
薄く笑うその顔が、『破滅的』とか『絶望的』という言葉そのものだという事にディアッカは激しく慄然とした。
この目の前の顔を凝視することが、恐ろしくて出来ない。
全ての言葉を封じたイザークは、女子寮へと消えていった。
「…イ、ザーク……!」
ついさっきまで自分が知っていた筈のイザークは、姿を消してしまっていた。
今自分の前にいたのは、違うイザークだ。
あんなもの、イザークである訳がない。
仲間だったイザークは、その心を、身体を、粉々に砕かれて死んでしまった――そうディアッカは感じた。
心臓が、一向に速度を緩めない。
言い様のない気持ち悪さが、胃を競り上がってくる。
同情とも後悔とも、とにかく言い表せない感情だけが、ディアッカの中で渦巻いていた。
『ガチャ』
ドアが開き、閉まる。
自室に入り部屋の真ん中まで来ると、イザークはそれまで手にしていたバッグを床に落とした。とす、と頼りない音を立ててバッグは床へ転がる。
転がったバッグからはソーイングキットが出てきた。それに目を向けた瞬間、イザークの脳裏に記憶が溢れる。
ひとしきり枕とシーツを涙で濡らした後、全く引かない痛みに呻きながらのろのろとベッドから下りる。
捨てられている床のワンピースを拾い上げた。
それは最早服として機能しておらず、切り裂かれた布でしかなかった。
しかしこのままでは此処から出る事もままならない。
気付けばイザークはアメニティの中にあったソーイングキットで応急処置を施していた。
切り裂かれた正面を粗末にかがり縫いしただけのものだが、上からボレロを羽織れば傍目にはごまかせる。ブラジャーだけはどうにもならないが、無事だった下着を穿くと、ふと動きを止めた。
血だらけの躯が目の前の鏡に映っている。
秘部からは止めどなく出血し、内腿を赤く染めていた。足先へ向かって続いている。
「……」
こんな穢(けが)らわしい躯(からだ)など、今直ぐ洗い流してしまいたかった。だがそれ以上に、この空間から一秒でも早く立ち去りたい。
素肌にワンピースを引き被り乱暴にパンプスのストラップを巻き付けると、イザークはそれまでが嘘の様な動きで部屋をすべり出ていった。
擦れ違う人の視線など、気にも留めない。
ただ帰路を急いだ。
陽は少しずつ高さを失っている。
取り敢えずここまで。
続きはまた後日。
ディアイザにはならんと思う、救いのない話にしたいんで^^;
>>205-206 ありがとう!
やっぱり兄妹ものはエロエロだし変態凸がおもしろくて大好きだw
またネタが浮かんだら書いてくれると嬉しい!
>>207-211 いつもありがとう!
イザりん、ディアッカに少しは頼ればいいのに…と思いつつ、そうしないところがイザりんらしい!
イザりんがかわいそうだけど、これからの展開がwktkですw
メイリン「イザークぅ、私もう駄目!休憩しよ」
フレイ「私もー」
イザリン「弱音を吐くな!中間テストまでもうすぐなんだぞ!」
ミリィ「んもーイザークったら!あたしいつも平均点とれてるからいいもん」
イザリン「ミリィは平均点【しか】とれてないだろうが!たまには平均以上とってみろ!」
フレイ「わ・私はクルーゼ先生のお陰で理系科目は満点よ!」
イザリン「そー言うフレイは文系科目は赤点じゃないか?」
メイリン「あーもう!イザークは成績優秀だからいいけどさ、カガリなんかホラ、気絶してるじゃない!」
カガリ「うーん…さんす・う…こわーい」
イザリン「カガリ…お前が一番頑張らなきゃいかんだろうが!平均点と言わないからせめて赤点脱出してくれ…」
フレイ「私、古典の辞書・シンちゃんの部屋から借りてくるわ!イザークいいわよね!」
ミリィ「あ・あたしも!シンちゃんの部屋から英語辞書借りてくる!」
メイリン「わ・私も辞書を…お兄さんの部屋から借りてくる!」
イザリン「お前ら…(逃げたな)まぁいい、カガリが復活するまで休憩だ。茶菓子持ってくる…ふーっ」
シンの部屋に入ったフレイとミリアリア
フレイ「うげっ!!きったなー。全然掃除してなさそうじゃない!」
ミリィ「ひっどいわよねー。あ・そだフレイ。この部屋掃除しちゃわない?その分勉強時間減るんだしさ」
フレイ「んーっ、ま・やっちゃいますか!」
一時間後シン帰宅
シン「あぁー!!おれの部屋綺麗になってる!うわっ何で」
ミリィ「フッフッフ、シンちゃーん、お姉さん達が綺麗にしてあげたわよ!」
シン「なっ!な・なな何でそんな事するんだよー」
フレ・ミリ「時間潰し」
フレイ「あ・そうそうシンちゃん、ベットの下にあったAVもちゃんとあいうえお順に整理してあげたからね」
ミリィ「あたしは女優別の方がいいと思うんだけどね…それにしても、その内容といったら近親相姦モノばっかりだったわ」
シン「お・おおおれは姉ちゃんの事…あっ」
フレイ「あっお姉ちゃんの事好きなんだー。かっわいーvv」
ミリィ「そうだ!あたし達今夜イザークん家に泊まるんだけどー、一緒にお風呂入らない?お姉ちゃんの裸見放題よ!」
シン「あわっわわわ!ね・姉ちゃん!今日ヴィーノん家に泊まってくる(ダッシュ)」
フレ・ミリ「キャッハハハハハハハハハ!!!!」
イザリン「はぁ?お前ら、シン何かあったか?」
214 :
続き:2007/11/08(木) 19:16:43 O
アスランの部屋に入ったメイリン
メイリン「うわーっ、お兄さんの部屋綺麗ー。うちのお姉ちゃん全然掃除しないもん。
あっ!でもこの部屋もう少し明るかったらいいよね。んーそれにしてもお兄さんと一緒の部屋だったら勉強はかどるよね!
お姉ちゃん全然勉強教えてくれないし。イザーク羨ましいなぁ」
一人できゃぴきゃぴしてたら奥へ入れるドア発見
メイリン「あ・この部屋は何だろ…」
アスラン「そこで何してるんだい?」
メイリン「ヒッ!……あ・あの辞書を借りにきたんですが…」
アスラン「辞書はその部屋じゃなくてこっち…英語?国語?」
メイリン「あの…こここ国語です」
アスラン「ハイコレ。じゃ出てってくれるかな?俺詮索されるの嫌いなんで」
メイリン「ハイ、あ・あのすみませんでした(あーん、どうしよう!嫌われちゃったー)!」
アスラン「ふー、今日はイザークの所にお友達が泊まりにきてるのか…まぁテスト近いしな」
ガチャ
アスラン「イザーク、待ってた?」
メイリンが開けようとした部屋…それはアスランの特別部屋だった。
部屋にはベットとテレビしかなかったが、壁・天井のあちこちにイザリンの幼い頃から現在までの、色んな写真が貼られてあった。
テレビは電源を入れるとイザリンがシャワーしてる所や自分との性行為シーンなどがいつでも見れるようになっていた
アスラン「(脱ぎながら)ハァハァ…イザーク、今夜お兄ちゃん寂しいよ。慰めて?」
今夜アスランはイザークそっくりの自家製ダッチワイフと寝るのだった
凸はイザリン以外の女には全く反応しない代わりに、イザリンのちょっとした仕草にものすごく反応すると思うんだ
ちこる「ままぁ、きょうもいっちょにねてくれるんでちゅか?」
イザリン「ああ、一緒に寝ような」
ちあっか「わーい、わーい!」
ちびらん「じゃまたごほんよんでー!」
アスラン「えー?またー?俺達と一緒に寝ようよイザーク」
ディアッカ「オレ達一週間ご無沙汰なんですけどー」
イザリン「やっかましい!寒いんじゃ!!」
ニコル「ふーっ、子供は体温高いですもんね。段々寒くなってきましたし。あ・僕ちこる借りていこう!一人位いいですよね」
一時間後
アスラン「ニコル戻ってこないな」
ディアッカ「だな、ちこる借りにいっただけだろ?」
アスラン「向こうで寝てしまったのかな?」
ディアッカ「じゃねーの?ま・いいやオレ達も寝よ」
その頃三つ子の部屋にて
イザリン「あっ…あんっ!ああっ!!…ニコル、今日は激し過ぎるぞ」
ニコル「僕だって…溜まるんですよ。それよりも、そんなに声を出したら子供達に聞こえますよ」
イザリン「そんな事言わなくても…っ」
子供達が寝てる横でニコルとイザリンは激しくヤリまくったそうなww
イザリン「お兄さま…」
アスラン「い・イザーク!どうしたんだい?泣きそうな顔をして!!」
イザリンは黙って自分のスカートを上げパンツを下ろした。
イザリンのアソコには少しだけ薄い毛生えていた。
イザリン「私、病気になったんですか?」
アスラン「とんでもない!イザークが少しだけ大人になったんだ。ソコに毛が生えているのはその証拠だよ」
イザリン「でも…私…こわい」
アスラン「大丈夫だよ。でもお兄ちゃんはツルツルの方が好きだから、もう少し生えてきたら剃ってあげるね」
イザリン「はい…」
アスランはイザリンのアソコを愛おしそうに見つめていた。
しかし、イザリンは兄がそんな所を見つめ、撫で回していたのが怖かった。
イザリン「いやぁ…お兄さま、何をしてるんですか?」
アスラン「ちょっと大人になったイザークを、もっと大人にしてあげてるんだよ…ハァハァ」
アスランはそう言うと指を奥へ奥へと進めた。
クチュクチュ…
アスラン「指1本でもキツイな…大丈夫だよイザーク。お兄ちゃんが気持ち良くしてあげるね」
イザリン「やだぁ…やだよぅ…お兄さまぁ…」
アスラン「だぁいじょうぶだよイザーク。お兄ちゃんの言う通りにしてればいいからね
…ふふっ、いやだと言ってる割にはもうココがグショグショじゃないか。クリもこんなになって…イザークは淫乱だなぁ」
イザリン「あ…っ!あっい…やぁ!だめぇっヘンなのぉ!」
アスラン「ふぅん、そんなに気持ち良いのか。じゃあイザーク、下だけでいいから全部脱いで。
そしてベッドに座って足をひろげるんだ。もっと気持ち良くしてあげるから」
イザリン「はい…」
イザリンは本当はこんな事をするのが嫌だった。
しかし、自分の体の悩みを友達に話すなんて恥ずかしい…!
だからいつも自分や弟の面倒を見てくれてる兄に相談したのだ。
217 :
続き:2007/11/09(金) 17:26:46 O
イザリン「お兄さま…ぁんv…やぁんだめぇ!!」
アスラン「お兄ちゃんにココをペロペロされてそんなに気持ち良いんだねイザーク」
イザリン「やだぁ…お兄さま…おしっこ…」
アスラン「大丈夫だよ!お兄ちゃんが飲んであげるから」
イザリン「えっ?やだっやだやだやだあぁ!……ああああぁっっ!!」
アスラン「ああ、イザークのおしっこ美味しかったよ…そろそろいいよね」
イザリン「うえっ…えっ…おしっこ…汚いよぅ…」
アスラン「イザーク、最初は痛いかもしれないけど、我慢するんだよ」
くちぃv
イザリン「あっ…!」
ぷちっぶち…ずずー
イザリン「あっ!…痛っっ!!いた…いぃぃぃぃぃぃいぃぃぃ!!!」
アスラン「きっつ〜…あっあっ、イザークのハジメテが俺だなんてさいっこおー!」
イザリン「ヒンッ!…あっ…はぁん!」
アスラン「はぁ…イザークのキツイからもたな…あっ出る!!」
イザリン「あっあっ…あぁあぁああぁん!!!!!」
イザリン「ひっく…えっく…」
アスラン「あぁイザーク、痛かったんだね。大丈夫かい?」
イザリン「お兄さまっ!お兄さまは私の事が嫌いなんですね!!…ひっく、嫌いだから…こんな事!」
アスラン「そんな事ない!お兄ちゃんはイザークの事を愛してるからやったんだ!
お兄ちゃんはイザークが大人になったのが嬉しかったんだ」
イザリン「ほんとにぃ?」
アスラン「勿論さ。だから少しここで休むといい。シーツは血で汚れちゃったから取り替えてくるね。
後、イザークの体も綺麗にしないとね。お兄ちゃんと一緒にお風呂入ろう」
イザリン「はい…」
こうして兄アスランがいる日の夜はいつも体のチェックをされるイザリンでした
変態兄貴凸ktkrwww
毎度萌えさせてもらってます!
ありがd!
イザりんの黄金水が飲める凸がうらやましい
ディアッカ「なー、イザ。お前、好きな人とかいないのか?好みのタイプとかさ」
イザリン「なっ!!仕事中にそんな事言うなぁぁ!//////」
ディアッカ「いんや、オレにとっては仕事より重要な事だ!」
キラ「うん、そうだね。僕も知りたいなぁ!」
イザリン「なっ!き・キラまで!」
アスラン「クルーゼ隊長ていうのはナシだからな!」
イザリン「………………まぁ…気になる人なら」
キラ「だ・誰誰誰?」
イザリン「…多分、年下」
ディアッカ「と・年下ぁぁ??」
アスラン「残念だったな、ディアッカ」
キラ「年下だしねぇ…w」
イザリン「…で綺麗な金髪でな」
ディアッカ「ほぉら、金髪ってよ!オレの事じゃん」
キラ「でもディアッカは年下じゃないじゃん!」
シン「ジュール隊長、もしかして隊長が言ってるのはレイの事ですか?」
イザリン「そうだ…レイってクルーゼ隊長に似てるよなっ!」
キラ「フフフッ!レイはもうこの世にいないもんねー。イザークさん年下が好きみたいだから(決めつけ)僕にチャンスはあるよね」
アスラン「俺だって年下だぞキラ。これだけは絶対負けないからな」
ラクス(チッ!惜しい人をぶっ殺しましたわ!彼がいれば私はキラと…)
シン「はぁぁぁぁぁ…レイかー。おれレイみたいに頭良くないしなぁ」
ルナ「だ・大丈夫よシン!心を磨けばレイみたいになれるわ!(多分)」
メイリン「そうよ!根性よ根性!」
イザリン「フフフ…なーんちゃって」
シン「で、本当は誰が好きなんですか、隊長?」
223 :
弟×姉:2007/11/12(月) 16:20:38 O
シン「姉ちゃん、今日2人っきりだし一緒にお風呂入っちゃ駄目かな?」
イザリン「どうした、甘ったれた声だして?でもシンと入るのは久しぶりだな!いいぞ」
いつも兄と入っていたイザリンだったが、兄以上に弟と風呂に入るのが好きだった。
イザリンはいつも兄に面倒見てもらっていたので、それ以上に弟に何かしたいと思っていた。
シン「ねぇ、姉ちゃんはおれの事好き?」
イザリン「どうしたんだ、急に?」
シンに頭と体を洗ってあげ、二人仲良く湯舟につかりながら、ふいに質問してきたシン。
イザリン「勿論好きだぞ。お・おいシン!どうしたんだ」
ぎゅうぅぅぅぅ!と腕を姉の首に回して抱きついて肩に顔を埋められた。
シン「おれも姉ちゃんの事、大好きだよ。だから姉ちゃん、おれの事捨てないでね…ずっと一緒にいてね」
イザリン「捨てるわけないだろう!…馬鹿だな、シンは」
シン「うん…でも姉ちゃん、結婚したらおれを捨てるんでしょ?」
イザリン「いや、だから……ああ、あの時」
今日、シンと一緒に夕飯の材料を買いに行ったイザリンは、ついショーウィンドウに飾られてあるウェディングドレスに見とれていた。
【結婚】それは女なら一度は憧れるもの。シンは結婚して家から出ていく姉を想像し、寂しく思ったのだろう。
イザリン「シン、捨てるとか言うな。いつか子供は親の手から離れるもんなんだ。
でも離れても親子の縁が無くなるわけではないだろう?だからいつまでたってもシンは私の大切な弟だ」
シン「うん…有難う姉ちゃん」
ふいにシンの顔が離れ、イザリンの胸の先端に吸い付いた。
はむっ、ちゅうちゅう…
イザリン「ふぇっ!ちょ…シン!」
シンはイザリンのおっぱいに吸い付き、片手でもう片方の胸を揉んだ。
いつもシンとお風呂に入る時はただ単に胸を揉まれるだけだったが、吸い付いた事は無かった。
そして、嫌でも自分の乳首が固くなってきてる事が解る
イザリン「しん…んんっ!!あっ…んぁ…っああ!!」
さっきよりシンの吸い付きが強くなってきている。
イザリンはイク直前に力を振り絞って自分の胸からシンを離した
シン「ねえ…ちゃん?」
自分の胸元からシンの口元へ糸がのびて、その糸を直視できない
イザリン「あ・あがるぞ!!」
シン「え?」
イザリン「これ以上入ってたらのぞせるだろう?」
シン「うん…ごめんね。さっきは情けない事言って」
イザリン「ふーっ、じゃあ寂しがりやのシンの為に一緒に寝てやる」
シン「ホント?やったあ」
イザリン「フフフ…子供だなあ」
しかしイザリンはシンが子供ではない事を一晩かけて思い知らされるのだったw
神GJ!
二人の営みも見たいぞ!
>>211の続き
「そう、だった…な」
呟き、胸元に拳を当てた。そのまま下の布地を握り締める。
ここまでの記憶を思い出し、イザークはがくりと膝をついた。そのままぱたりと床に倒れ込む。
この痛みは何時まで続くのだろうか、身体と、心と。
程なくしてイザークの意識は暗い室内に溶けていった。
『ピピピピピピピピピピピピピピピピ』
耳慣れたアラームの音が朝を告げた。身体を起こしたイザークは、そのまま床で眠りに落ちていた事に気付く。
全身があらゆる理由で痛い。
「つッ…」
思わず肩を押さえる。アラームを止めるが、まだ音が鳴り止まない。
バッグの中から聞こえるその音は、着信を告げる携帯からだった。
相手は間違いなくエザリアだ。
あれから結局行けず終いで、しかも何の連絡もしていないのだ。恐る恐る携帯を取り出す。
サブディスプレイには「母」とある。着信音は一向に鳴り止まない。
「……」
どのみち電話に出ない事には、心配のあまり此処まで実際に押し掛けて来る。つまり出るしかない。
「ええいッ!」
勢い良く通話ボタンを押す。瞬間、
『イザーク?イザーク!?あなた今何処にいるの!?あれから帰ってこないどころか何の連絡も寄越さないで…!何かあったの!?イザーク!!』
という予想した通りの大音声(だいおんじょう)がイザークの耳を劈(つんざ)いた。
「何かあった」、確かにあった。
この先消える事のない深い傷を負い、忌まわしい記憶を植え付けられた。
だがそんな事、言える訳がない。覚られない様、平静の自分を必死に装い口を開いた。
「あ…ああ、母上。おはようございます」
イザークの声を確認するや、その大音声は金切り声の様相を呈してくる。
『イザーク!!おはようではないでしょう!!あなた一体どうしたの!?私がどれだけ心配したか…!!』
「すみません、実は…」
言いながらイザークは、音もなく立ち上がり端末へと近付く。何か帰省できなかった言い訳になるものを探そうとニュースを開いた。
すると画面には「マティウス市発着場、昨日発生したゲートのトラブルにより運行休止中。復旧は明日の見通し」というテロップが流れている。
これだ、とすかさずイザークは
「母上もご存知の通り、発着場の件の為にこちらで足止めを食らいまして」
そう続けた。
『ええ知ってるわ、だから来られなかった事を怒ってるんじゃないの。どうしてこれだけ連絡してるのに全く繋がらなかったのかしら、って事よ』
「すみません、私もあまりに驚いて。あれから何とかして行く手段を探していて…そのまま……」
『分かるけど、あまり心配させないでちょうだい。あなたにもしも何かあったら、私…!』
「な・泣かないでください母上!連絡できなかったのは本当にたまたまですから!次の休みには必ず帰りますし、だから…」
声を詰まらせるエザリアを、慌てて宥める。
散々お小言を貰うとようやく電話は切れた。
偶然とはいえ上手くごまかせた事にほっとする。同時にそんな自分が道化に思えて、イザークは虚しさに笑いが込み上げてきた。
「…っ、くっくっくっくっくっく…」
だが可笑しさはやがて現実を意識すると恐怖に変わる。
――この部屋を出るのが怖い。
出れば、昨日と同じ事が自分を待っているのだろう。
アカデミーに向かいたくない。
しかし此処には盗聴器が仕掛けられているのだ、自分の安全な居場所など既に何処にもない。例え引きこもるにしろ、それでは退学処分をくらう。
軍人になる事を諦めた訳ではない、それでは彼等に負けたままではないか。
自分の心には、まだ彼等に抗う意地が残っている。
ならば、行かねばならないのだ。
今盗聴器を探している時間はない。竦む身体を叱咤し、イザークはシャワールームへ向かった。
「ッ…!!」
腕もそうだが、秘部の痛みが依然引かないままだ。昨日の痕跡を掻き消すかの様に、イザークは身体を手にしたスポンジでがむしゃらに擦る。
「く…そぉ…っ!」
だん、とイザークは壁に拳を叩き付けた。
散々に折れた心、それを再び奮い立たせる事は翼をもがれた鳥がもう一度空へ飛び立つのと同じ程に容易ではない。
それでもイザークは、折れた心の欠片を掻き集めて現実と向き合わねばならなかった。
――また、自分は彼等によって傷付かねばならないのか。
こわい、だがそんな事は真っ平ごめんだ、とも思う。
負けたくない気持ちと恐怖とが、激しくせめぎ合っている。
「くっ…」
壁に額を当てた。とっ、という小さな音は直ぐにシャワーに溶ける。
シャワーヘッドから降り注ぐ湯が、湯気と共にイザークを包んでいた。
泡は身体を流れ落ちて、のろのろと排水溝へ飲まれていく。そのまま自分も一緒に流れて、なくなってしまえばいいとイザークは思った。
ふと昔読み聞かされた、海の底の人魚を思い出してイザークは自分を嗤(わら)う。
「…ふ、くくくくくく…っ」
小刻みに肩が震える。
「『人魚』なんて、そんな綺麗なもんでもないだろうが、私は」
こんなにも自分は情けないと思う。
「ただの薄汚れた腰抜けだ、それ以外に何がある?」
自嘲の言葉を口にする。嗤(わら)いはますます止まらない。
「いいさ行ってやる、所詮逃げても隠れても同じなんだからな」
昨日撮影されていた動画、あれを彼等がどうするかは考えるまでもない。格好の材料だ。
何にせよ、まずは変わりなく登校する事にした。
開き直りに近い決意を胸に、イザークは勢い良く水栓を捻った。
制服に袖を通す。手早く釦を留めイザークは部屋を後にした。
アカデミーの正門前に着くと、耳に飛び込むのは普段通り、級友達の何気ない会話だ。
昨日というただの一日が自分の全てを塗り替えたというのに、此処はそんな事を知る由もなく変わらぬ時間が流れている。
それがイザークにとっては複雑で、陰りそうになる表情を取り繕いながら歩いていく。途中、周りに注意を払いあの三人がいない事を確かめながら。
「あ、お早うございます。イザーク」
突然背中に振り掛けられた声に、イザークは図らずも肩を大きく跳ね上げてしまった。
「…何だ、貴様か」
精一杯取り澄まして振り返ると、ニコルとアスランが立っていた。
「挨拶はきちんと返すべきだと思うぞ、イザーク。君が『お早う』ってまともに挨拶した所、見た事ないけどな」
困った様な顔で苦言を呈すアスランに、イザークは内心、平静を装うのにちょうどいいやり取りが出来ると感謝する。
「うるさいっ!朝からいちいち偉そうに物を言うな!」
「イザーク!」
「まあまあアスラン、何時もの事ですから」
ニコルがアスランを宥める中、イザークは『何時もの』という言葉に安心する。
良かった、自分は普段通りのイザークなのだ、と。
本当にスマソ、まだまだ続く…orzこの後また鬱展開に入るので。
後日また投下に来ます、遅レスだが職人の方々超GJ!!
なんかココ最近神作品が沢山投下されてて凄く嬉しい!
短編ネタの神も長編ネタの神も頑張ってくれ!
レイプ話の続きキターーー!
イザりんかわいそうだけど萌えるよイザりん
神いつもありがd!
豚切りスマソ 兄妹モノ イザリンのピンチ〜お兄さまからの大事なプレゼント〜
放課後の屋上にて
イザリン「約束通り来たぞ!」
不良1「きたなカワイコちゃん!ってかそんなにこいつが大事なのかねぇ?(プラプラとクマさんのキーホルダーを弄ぶ」
不良2「そりゃそうだろ。優等生のお兄ちゃんがこいつのこと猫かわいがりだからなぁ。
ステキなお兄ちゃんから貰った大事な大事なプレゼントってとこ?」
イザリン「ら、乱暴にするな!ここに来たら返すと言ったろ!今すぐ返せ!」
不良1「おぉっと。マジで来ただけで返すと思ったか?お前みたいな顔良しスタイル良しの女を
このまま帰すわけねえだろ!」
イザリン「なっ!」
不良2「お前のお兄ちゃんはいいよなぁ、勉強はできるし女にゃもてるし、おまけにこんなカワイイ妹まで…
ちょっとは俺たちに分けてくれたってバチはあたらねえだろ?(イザリンを羽交い絞めにして、スカートを捲り上げる)」
イザリン「やっ…イヤァー!おにいさま!おにいさまぁ!」
不良1「うわ、かっわいい下着つけてんなぁオイ!彼氏もいねえのに色気づきやがって」
不良2「上もすげぇ!何カップあるんだこいつ!(制服を破くように引っ張って胸の上まで捲り上げる」
イザリン「やめて、おねがいだからッ…」
アスラン「イザークを離せ下衆ども!」
イザリン「お、おにいさま!」
不良1「なんだぁ、今更かっこつけ…ぐふぉおおお!!!(アスランの拳炸裂」
不良2「て、てめやりやがったな!このやぶごぉおおぉっ!!!!(さらにドロップキック炸裂」
234 :
続き:2007/11/13(火) 20:20:50 0
アスラン「イザーク大丈夫!?お兄ちゃんが来たからもう大丈夫だよ!怪我ない!?あいつらイザークの
制服をこんなにしやがって…!」
イザリン「だ、大丈夫ですおにいさま。お兄さまがすぐ駆けつけてくださったから」
アスラン「ごめんねイザークッ…お兄ちゃん、肝心な時に役に立たなくて…恐かったろう?
何かいやらしいことされたんじゃないか!?」
イザリン「大丈夫です。服を捲くられて破られただけですから。何処も触られてません。怪我もありません」
アスラン「そ、そそそそそうかぁ…!よかった…でもどうしてイザークこんな所に?」
イザリン「だって、このキーホルダー盗られたから」
アスラン「それ!お兄ちゃんとこの間買い物に行ったときに買った…」
イザリン「はい。お兄さまがプレゼントしてくださったから、どうしても取り返したくて。
でも私が浅はかでした…こんなことになるなんて。おかげでお兄さまにまで心配かけてすみません」
アスラン「イザーク…!お兄ちゃんとの絆のためにこんなっ…ごめんね、ごめんね・・・でもうれしいよ、
イザークがそんなに気に入ってくれてたなんて」
イザリン「お兄さまが下さったから大事なんですよ。もういいですから、泣かないで」
アスラン「イザーク・・・!ありがと。一緒に帰ろう。シンも心配するし…あ、お兄ちゃんのカーディガン貸してあげる!
これで破れた制服隠すといいよ」
イザリン「はい!お兄さまっ!」
その夜アスランはイザリンを優しくいたわり、一緒にお風呂に入ると、とろけるような優しいセックスで
イザリンを安心させてあげたそうな
久々に変態じゃない凸だwww
こんな話も心があったまっていい!
イザリン可愛いなぁ。漏れだと
イザリン「軽々しく私の体に触るな!(目の前の不良を蹴り上げ)」
不良A「ぐぉはあぁ!!」
不良B「貴様やりやがったな!おいお前!押さえてろ!」
不良C「くそっ!(イザリンを後ろから押さえつけ)俺のベルトで縛りつけてやる」
イザリン「しまった!ちっくしょう!」
不良A「最初は俺にヤらせろよ!俺蹴られたんだから」
アスラン「俺のイザークに何をする(ドロップキック)!」
不良A「ぐはっっ!」
不良B「アスラン!貴様っっ!……ヒィィ!!」
アスラン「俺のイザークを傷つけた奴には容赦しないぞ(狂気に満ちた目)」
不良Bボッコボコ
不良C「こんの野郎ぉぉ(割れたビール瓶持って攻撃)!」
イザリン「お兄さまぁ(不良Cに飛び膝蹴り)!!!」
不良C「ぐふっ!」
アスラン「ああああ!イザーク大丈夫かい?」
イザリン「大丈夫です。こんな時に、昔習得していたカポエイラが役に立つなんて思いもしませんでした」
アスラン「そうか…でも俺のイザークがこんな姿に…」
イザリン「私無事だったんですから…それよりもお兄さま泣かないで下さい」
アスラン「うっうっうっうっ…」
てな感じだ。
漏れのイザリンは縛られても抵抗はするし、優秀なコーディだから男以上に力あるし、
レイプされる位で簡単にプライド堕ちないし、色気ねぇwww
>>236 いや、それを言うと俺(143)の書いてるイザりんなんて色気ゼロだぜ…orz
イザークかイザりんかの違いだけで、後は何の変化もない希ガス。
乙女度ゼロだが許してくれorzその分他の職人さんが可愛いイザりんを書いてくれてるから有り難い。皆GJだ
ぺろっ、ちゅぱちゅぱ…ちゅーっ
イザりん「あぁん…あ…お兄さまぁ…」
アスラン「イザーク、おっぱいを吸われて気持ちいいんだね。乳首がコリコリしてきたよ」
イザりん「やぁ…言わないでください…」
アスラン「こっちはどうかな?」
くちゅっ
イザりん「ああっ!」
アスラン「ふふ、おっぱいだけでココをこんなに濡らして…感じやすいんだね」
イザりん「そんな…っ」
アスラン「否定したってムダだよ、イザークの体は正直だからね。ああ、それにしてもおいしそうだ…」
アスランは体を下にずらし、イザりんのアソコに顔を埋め、舐め始めた!
イザりん「やあぁん!あっあっ、あっ…だ、だめぇ…」
アスラン「こんなにおいしいジュースをたくさん出しておきながらだめなんて、説得力がないな」
イザりん「はぁん…あ、あう…」
アスランは次から次へとジュースを流すイザりんのアソコをちゅぷちゅぷと舐めまわしていたのだが
ふと、イザりんのアソコより少し下にあるアナルに気付いた
きゅっとすぼまったピンクのソコはとてもおいしそうに見えて…
アスランは思わずアナルを舐め舐めしてしまった!
イザりん「やっ、やあぁ!お兄さまっ、ソコはぁ…!」
アスラン「イザーク、君はいけない子だ…アナルまでこんなにおいしいなんて!」
イザりん「やだぁ…き、汚いですそんなとこ…あ、やぁ、んんぅ…」
アスラン「イザークの体はどこもかしこもキレイだよ。お兄ちゃんはイザークのならおしっこでもう○ちでも食べちゃうよ!」
イザりん「あっ、そんなぁ…!」
アスランはアナルをぺろぺろするだけでは満足できず、アナルに舌を入れてみた
イザりんのピンクの内壁を舐めあげると、イザりんのアソコからはどぷっとジュースが流れ出した
イザりん「あぁーっ!やっ、やっ、やっ!お兄さま、ナカは…ナカはやだぁ…!うっ…ひっく、ひっく…汚いぃ…」
アスラン「でも、気持ちいいんだろ?ジュースがアナルにまで流れてきたよ」
舌をアナルの奥深くまで入れて、小刻みに動かし、更に指で可愛いクリをいじくるとイザりんの体はピクピクと摩擦し始めた
イザりん「あっ、あふ…あ、あっ…お兄さまっ、お兄さまあぁ…」
アスラン「イきそう?いいよ、お兄ちゃんの目の前でイってみせて…」
イザりん「ふあ、あああっ…やぁ、あ、ああぁぁんっ!」
イザりんが一際高い声をあげた瞬間、アソコから透明なジュースがピュピュッと吹き出した!
それはアスランの顔にも大量にかかってしまった
アスラン「潮を吹くなんて…そんなにアナルが気持ち良かったんだねイザーク」
イザりん「はぁ、はぁ……。あっ、お、お兄さま、顔に…!」
アスラン「イザークの吹いた潮がたっぷりかかってしまったよ」
イザりん「あ、あの…ごめんなさい…」
アスラン「いいんだよ。むしろお兄ちゃんは嬉しいくらいだからね!」
そう言って、顔にかかったイザりんの潮を指ですくい、舐め始めるアスラン
イザりん「お、お兄さまっ!そんなの舐めないでください!」
アスラン「ふふっ、おいしいよイザーク。それにしてもイザークはアナルも感じるんだな…今度はお兄ちゃんのを入れてみようね♪」
こうしてイザりんは変態兄貴の手によって更にえっちな体になっていくのだった…
スカトロをいつか書いてみたいのだがさすがにNGだろうか
GJ!!相変わらず兄妹モノ え ろ い ぜwwありがとう!!
スカトロは初級編からヨロ。待ってます!
GJ!
漏れは放尿はOK!
でももしかしたら嫌いな人もいるかもしれないからネーム欄にスカ注意と書いてくれると助かる
>>230の続き
「あれ?朝から何、喧嘩か?」
会話を聞き付けてラスティが駆け寄ってきた。
「ああ、朝からこいつが口うるさくてな」
「て言うか、お前のが声でかい分うるさいだろ」
アスランを指差し嘆かわしいとばかりに答えるイザークに、ラスティが笑う。
「何だと!?貴様こいつの肩を持つのか!?」
「違うってイザーク、ちょ、待った苦し…!」
ラスティの首を締めに掛かるイザークを、慌ててニコルとアスランが止めに入る。
普段と何ら変わりのない、その光景。
ただ一人、イザーク以外でそれが偽りである事を知っている者がいた。
「……」
ディアッカはイザークの姿を認めると、彼等には声を掛けず通り過ぎていった。
『日常』を演出するイザークがあまりに痛々しく感じられて、輪の中に入っていけなかったのだ。
昨日見た、イザークの顔が脳裏に灼き付いている。人はあの様な表情(かお)が出来るのだと知った。
絶望と破滅を色濃く映した、その顔。
ディアッカは生まれて初めてそれを目にした。身近な者の顔だっただけに、それをディアッカは尚の事こわいと感じた。
仲間である以上、助けてやりたいとは思う。だがそれをイザークは拒絶した。
彼女のプライドがそれを許さない事、繊細な問題である事から自分がおいそれと首を突っ込めないのも解る。しかし、それではあまりに気の毒ではないか。
自分自身が無力に感じられて、ディアッカは釈然としない面持ちで歩いていった。
授業後イザークは真っ先にアスランの姿を探した。
一人でいるのはまずい、そう判断しどうにかして一緒に誰かといる事で三人組から逃れようとしたのだった。
幸いすぐに彼を発見した。廊下でニコルと立ち話をしている彼に近付くと、
「おい貴様!今日こそ決着を付けてやる!チェスの勝負だ!」
腕組みをし踏ん反り返った姿勢でそう叫ぶ。
「えぇ?いきなり何を…」
「うるさいっ!いいから来い!」
「そんな強引な…!それに『決着』って、君が連敗してるだけでとっくに…」
唐突な挑戦にアスランは困惑する。しかしイザークも引き下がれない。
「何だと貴様!やる前から逃げの言い訳か?見苦しいぞアスラン!だったら今日貴様に黒星をくれてやろう、不戦敗という・な!」
「…そこまで言うなら受けて立つさ。すぐに負けても、後で文句は聞かないからな」
「そういう台詞は実際に勝ってから口にしろ。負けた後が惨めだぞ」
「君もな」
何とかして挑発に乗せる。場所を移しチェスの対戦と決め込んだはいいが、薄々予感してはいたもののやはりアスランにさらりとチェックメイトを決められるのだった。
「くそっ!こんな筈では…!アスラン、もう一回だ!」
「どうせ同じだと思うけどな。イザーク、君の手はもう読めてる。良くも悪くも攻撃的過ぎるんだ。勝ちを急ぐあまり、守りが薄い。
しかも攻めのパターンが単調だし…。力技もいいが、もう少し柔軟な手を考えた方がいい」
「うるさい!一丁前に講釈を垂れるな!次こそは勝つ!」
食い下がるイザークに、アスランは横に立つニコルと共に溜息を漏らした。
「だからイザーク、君の執念はすごいと思うが…いい加減負けを認めるべきじゃないのか?」
「うるさいうるさいっ!いいから勝負だ、いくぞ!」
「やれやれ…」
そして挑む事数回。全てイザークの負けに終わり、またもイザークは地団駄を踏む羽目になる。
「くそ、くそっ!何なんだ貴様は!ただ奇妙な手ばかりでのらりくらりとかわしているだけだろうが!」
「変幻自在と言ってもらいたいな。はっきり言って、君にとっての俺は相性の悪い相手だと思うぞ」
「ああそうだな、実際の貴様との相性も最悪だ。くそっ、ますます腹が立つ!」
どん、と机に拳を落とす。ガラスの駒は、その幾つかがかたりと音を立て盤の上に寝転がった。
「あまりはしたない事ばかり言わない方がいい、それに何で俺をそこまで目の敵にするんだ」
「貴様が何時も私を差し置いて1位だからだ!!貴様には絶対に負けないからな!!」
「君みたいな奴にこうまで熱烈に敵視されて、幸せだよ俺は」
「馬鹿にするな!!あ、おい待てアスラン、貴様!!」
付き合い切れないとばかりに肩をすくめ、アスランは席を立った。慌ててイザークとニコルが後を追う。
「待ってくださいアスラン!いいんですか?」
「いいよ、イザークに付き合ってたら朝まで終わらないさ」
「ふふっ、本当に熱烈ですね」
「なんでこんな事になったんだか…」
アスランに追い付くと、ニコルは横に並んで笑いをこぼす。
「本当、イザークの負けず嫌いは筋金入りですね」
「こっちはお陰で毎日が退屈しないよ」
「そんな事言って、本当は嫌いじゃないんじゃないですか?そういうの」
「まあ、張り合いがないよりはマシかもな」
その言葉にニコルが再び笑いを返していると、イザークがアスランの前に立ちはだかった。
「逃げる気か!まだ勝負は終わりじゃないぞ!」
「もういいだろう。勝負ならまた今度受けるさ」
「貴様!!」
「はいはいそこまで。往生際が悪いぜイザーク」
そう言ってディアッカは気付かれない様に近付くと、アスランに掴み掛からんとするイザークの後襟を掴み引き剥がす。イザークの大声に気付いて来てみれば、何ともお馴染みの図だった。
「ディアッカ!いいから放せ!」
「お前ホント負けず嫌いなのな。悪くないけど、引き際も肝心だぜ?」
「うるさいっ!貴様には関係ないだろうが!いいから放せと言ってるだろう!」
「あんまムキになるなよ、じゃあなアスラン。コレ、適当に捨ててきてやるからさ」
「ふざけるな!貴様の様な腰抜けにそんな扱いをされる覚えはないぞ!聞いてるのかディアッカ!!おい!!」
呆気に取られるアスランとニコルに手を振ると、ディアッカはイザークを引きずり去っていった。
正門前に到着した所で、ようやくディアッカはイザークを解放した。その視線だけで殺せそうな勢いでイザークは睨み付ける。
「おい貴様、よくも余計な真似を!」
「あのなイザーク、あれ以上やってたら流石にあいつらも気付くぜ?何かお前がおかしい・って」
溜息混じりにディアッカは首を振る。
「だから何だ!貴様には関係ないだろうが!」
言いながら眉を吊り上げるイザークだが、その態度はどこかそわそわとぎこちなかった。時折視線を周囲に巡らせ、警戒していると分かる。
「…ほら、行くぞイザーク」
「何がだ!」
「何って、帰るんだろ」
その言葉にイザークはきょとんとしてディアッカを見る。
「……?」
「何変なカオしてんだよ。お前アレだろ?一人でいたら何があるか分かんねぇから、何とかしてアスランと一緒に帰る口実作ろうとしてたよな」
にやりとしてディアッカが問うと、イザークはさっと顔を染める。
「…な、そんな訳あるか馬鹿者!そんな私が腰抜けめいた真似…!」
「じゃあ何、一人で帰る?」
「…ぅっ……し・仕方ないな!」
「仕方ないじゃねーっつの。そういう時は何か言う事あるだろ、ったく」
口を尖らせそう言うとディアッカは歩き出した。
「あ、おい待て!」
イザークも後に続いて歩を進める。
女子寮までの途中、二人は一言も発しなかった。
連れ立って帰る理由が理由であるだけに、無理に他愛ない話を持ち出すのも却っておかしい。この何処か重い空気は自然と二人の口を閉ざした。
程なくして二人は女子寮に到着した。イザークはエントランスまで歩いた所でディアッカに向き直る。
「今日の所は礼を言う」
「はいはい」
素直にありがとうと言っていれば可愛げもあるのだが、目の前の美人はそんな言葉など全て胎内に置き忘れてきたらしい。
イザークのこの性格は恐らく今後も変わる事はないだろうと思いながら、ディアッカは苦笑いで返した。
何はともあれ、今日はイザークにとって何事もなく終える事が出来たのだから、それでいいと思う。
「じゃあなイザーク、また明日」
「ああ、じゃあな」
軽く手を振りディアッカは踵を返す。が、すぐに振り返った。
「イザーク」
「…何だ」
「強いよな、お前。
でも、そればっかだと追い込むだけだぜ、自分の事」
それだけ言うと、ディアッカはイザークの反応を見ぬまま背を向け歩いていった。
「………分かっている、そんな事」
ぼそりと呟いたイザークの顔を、言葉を知る者は、誰一人なかった。
自室に戻ると、イザークは着替えもせずにベッドに腰掛ける。
「………」
両の手の平を広げ、見つめる。途端、意識の外へ追い遣っていた筈の恐怖が一度に襲い掛かってきた。
「……っ」
ぎゅっと目を閉じる。
ニコルに声を掛けられ振り返った瞬間、目に映った顔はニコルではなくあの三人組だった。
叫びそうになるのを、怯えた顔になるのをどれだけ必死に抑えたか。相手が異性であるというだけで、反射的に身体が凍りつく。
アスランとの対戦中も、目の前に男がいる――そう意識すればするほど、身体の震えは増していった。
ディアッカと帰る間も同様だった。彼の気遣いは確かに有難かったが、それとこの拭えない恐怖とはどうしても相容れない。
(ずっと…こうなのか、私は)
男に恐怖心を抱いたまま生きていくのか。
傷が薄まるまで、ずっと。
こんな筈じゃなかった、と思う。
初めての男性経験が、あの様な形で訪れるとは思いもしなかった。
それは本来当然の事であり、あってはならない事の筈であるが、現実はイザークに対しあまりにも無情だった。
(…考えた所でどうにかなる訳でもないだろう、今は何も考えるな、イザーク)
そう自身に言い聞かせ、イザークは立ち上がった。端末に目を遣ると、メール受信とある。
「…?」
メールボックスを開く。7件あり、送信元は全てアカデミーの共用端末だった。
(…まさか)
いやな予感がイザークを襲う。自分のアドレスは限られた人間しか知らず、その相手がわざわざアカデミーの端末を使ってメールを寄越してくるというのも不自然だ。
件名はない。念の為ウィルス等のチェックもした上でイザークはメールを開いた。
「――!!」
目にした瞬間絶句する。
本文には『イザーク・ジュールに熱愛発覚?ディアッカ・エルスマンと仲良く下校!』とあり、添付ファイルには先刻の自分達の姿が動画として入っていた。
震える手を叱り飛ばし、次のメールも開く。『イザーク・ジュールの生声聴けます』という本文に続いてリンクが貼られており、クリックするとこの部屋で自分が発したと思われる物音や声が再生された。
「な、…何、で」
その次のメールには『イザーク・ジュールの覗き部屋』とあり、リンク先はこの部屋の盗撮画像。4件目のメールには『実況生中継!』とだけある。
5件目には『イザーク・ジュールは皆の公衆便所。アナタのザーメン募集中です、肉便器イザークを可愛がってね』という見るに堪えない本文、6件目には本文がなく顔だけをイザークに挿げ替えた卑猥なアイコラ画像の添付がある。
そして極め付けは最後のメールだった。開くとリンクのみが貼られており、クリックすると昨日の映像が流れたのだ。
「…、っ、はぁっ、っは、はぁっ…はーっ、はーっ、っ…」
冷や汗がどっと額に浮かぶ。身体が急激に冷えていくのが分かる。
恐怖に呼吸が乱れ、息が上がる。身体の力が一気に抜け、よろよろと後ずさるとイザークは床にへたり込んだ。
同時にメール受信のメッセージが表示される。びくりとイザークの肩が上がった。
端末は音声入力でも操作可能に設定してある。
「…ウィルスチェック、メールオープン」
震える声でそれだけ言うと、モニターを凝視した。
モニターは『親愛なるイザーク・ジュールへ、ご機嫌いかがですか?今日は一緒に帰る事が出来ず残念でした。明日からは毎日一緒に帰れる事を祈っています。僕達以外の男によそ見なんてしないでくださいね。
そうでないと悲しさのあまり、今までのメールを全て学校の皆に配ってしまいそうです。今はまだ、君と僕達だけの秘密です。明日また学校で君に会える事を楽しみにしています。それではまた』と映し出す。
添付ファイルには、たった今床にへたり込んでいる自分の後姿が画像として入っていた。
「ぁ…あぁ…っ、は…っ、はぁ…っ」
言葉にならない声を発して、イザークは乱れた呼吸のまま戦慄した。
自分はリアルタイムで観察されているのだ、自分の全ての行動はまるきり筒抜けだった。何時からそうだったのかは分からない。
ほとんど目の焦点の合わないまま、イザークはふらりと立ち上がると憑かれて人が変わった様にして部屋の中を物色し始めた。
ばさばさと本棚から書籍が落ちる。クローゼットから服が投げ捨てられていく。
そうする事20分。殆ど強盗にでも遭ったかの様な惨状の部屋で、イザークは大量の盗聴器とカメラを膝の上に広げていた。
その数38個、それぞれ半数ずつだった。
何時、誰がどうやって。
しかしそんなことは既にどうでも良くなっている。イザークは肩を震わせ、
「ふ、くく…っ…くっくっくっくっくっくっくっく…」
と笑い続けていた。
その顔に、狂気をうっすらと滲ませながら。
…ホントにスマソまだまだ続く…orzホントスマソ。
きたきたきたー!!
レイプ神GJ!!
イザりんかわいそうだけど萌えるよ〜
今後の展開が楽しみだ!
はよ終われ
>>254みたいなKYな子は気にせず投下してくださいね神
スマンと本気で思うなら、ラストまで話終わらせてからまとめて投下しろ
まとめて投下という手段もありますが、
自分は続き早く読みたい派なのでちょこちょこ投下は嬉しいですよ
自分は、最初は神ウザイというわけではないが迷惑だった。
せっかく他の職人さんがネタ投下しても、レスできずに神が投下する。
神の文章力は良いのに、約10行位でレスをする(普通は30行位できないか?)。故にレス消費が早くなる。
そして最初はその都度投下あったからいつレスすればいいか解らなかった。
個人的にレスはちょくちょくしたいので、神が投下すると沢山レス消費するので間が開いてレスし辛い。
だから邪魔だった。
でも今はある程度まとめてから投下してくれるので、他の職人さんも少しやりやすくなったのでは?と思う。
まぁ上見てたら仕事中に投下してるっぽいから、仕事中でなくて休みの日にネカフェでも言って投下して欲しい。
自分はゆっくりネタを読みたい派なので
>>258 >せっかく他の職人さんがネタ投下しても、レスできずに神が投下する。
神GJのレスがしたいのにできないってこと?
そんなの間が開いてても普通にできることじゃないか
実際自分は間が開いたってGJのレスするし
間が開くからレスしづらいって、理由になっていないのでは?
あと、携帯からだと1レスの長さって結構わかりにくいんだよ(これは最近自分が実感した)
消費が早くて迷惑なんて言わずに、「1レスの長さをもっと長くするといいですよ」
とか、言い方を変えれば嫌な気分にならないのに…
それ以前に、神が書いてくれる文章を迷惑とか邪魔とか言える神経がすごいと思うけど
このスレに文章投下するためにわざわざネカフェで金使わせる方が迷惑だよ
小出し、まとめてから投下、どっちのスタイルが好きか、ってのは人それぞれだろ?
ちなみに自分は小出しの方が嬉しい。集計しても半々とかになりそうだし、
各々、楽なスタイルで出してくれればそれでよくないか?
って言うかGJ!しか言えない、読んでるだけの自分にとっては投下してくれるだけで有難いし
自分の時間を削って作品を作ってくれる人は本とに神だと思うよ。
神いつもありがとう神。
>>259 ああ、言葉が足りんかったスマソ。
神はちょくちょく投下してくれるからレスしやすいんだが、その他の職人さんの時だ。
他の職人さんにレスしたくても、以前は神が投下して間あくからレスし辛い。いちいち亀レス云々書きたくなかったし。
別に自分は神を叩いてるつもりは無いんだけど、そう取られても仕方ないかもな、すまんかった。
今の神はここまで書いた、みたいに言ってくれるから他の職人さんもやり易いんじゃないかと思うんだが。
自分もよりレスし易くなった。
まぁ、これは個人の感覚の問題だから押し付けようとは思わん。
少数派だがこーいう奴もいる位に考えてくれればいい。
上見てたら色々意見があるみたいだが(嵐は除く)投下する奴、レスする奴は個人の自由だと思う。
それが第一だが、たまには周りも見なきゃとも思う。
つか、このスレの住人は携帯使いばかりか?もしかして。
自分はレスする時は大体携帯だが、たまに投下する時はネカフェに行く。
ネカフェなんて千円位あればパック料金で3・4時間遊べるから高くは無いな
>>261 いや、その他の神ってわかったうえで話してたんで
別に普通にレスできると思うよ
亀レス云々書かなくても、素直にGJって書けばいいだけの話じゃん
だからそれが自分はやり辛いんだよ。
ぽまいは良くても自分は苦手なだけ。
264 :
143:2007/11/19(月) 00:45:12 O
>>258-263 皆本当に申し訳ない、それこそ貴重なレスを俺のせいで消費させてしまっていて…。
>>258の神の言う事は正しいよ、寧ろ俺の事も認めてくれてる上での真摯な忠告だし。申し訳ないじゃ済まないとは思うがお詫びさせてくれ。
258の神は我慢し続けて、それでも俺のKYぶりにようやく発言してくれたんだと思う。
職人の先輩として、俺みたいなのが後からノコノコ出て来てこのスレの住人や職人さんに迷惑掛けちまってるから、皆の意見を代表して言ってくれたと思う。
たとえ一人でも何でも、人に迷惑掛けてる時点で俺は荒らしと変わらないだろう、綺麗事を言う様で悪いが本当に反省してる。皆、本当に申し訳ない。
俺のせいでせっかくの平和なスレの空気を台なしにしてしまったのは謝り足りないだろう…。後日ラストまでをまとめて投下するので、それからは自重する。
>>259や
>>260、
>>262みたいに寛大な人が多い此処は本当に素晴らしいよ、だからこそ258の神、他の住人、職人さん達、本当にすまない。
楽しむ筈のスレで嫌な思いをしている人は他にもいるだろうが…どうか気を鎮めて貰えたらと思う。
謝るなら最初からちゃんとしろってのは尤もだが、だからこそ本当に申し訳ない。
他にも思う所のある人はいると思うが、他の神達が作品投下しづらくなってると思う。これも全て俺のせいなんだがこの件についてはこれで終わりにしてもいいだろうか。
これへのレスもなしでお願いしたい。
繰り返すが、本当に本当に申し訳ない。
どのイザリンもかわいいなw
そろそろ本格的に寒いから
イザリンは凸兄とシンに湯たんぽ代わりにされて大変そうだぜ
イザリン「んんーっ!段々寒くなってきたなぁ…お・ディアッカ!お早う」
ディアッカ「イザ!おはよ。ホント寒くなってきたな」
イザリンとディアッカは家が隣同士なのでベランダ越しでよくお喋りをしていた。
ディアッカ「なぁ、今日帰りヒマか?」
イザリン「ああ、今日はフレイ達と寄り道して帰るから一緒に…」
アスラン「イザーク、お早う。何おしゃべりしてるんだい?(イザリンのお尻を撫で回す)」
イザリン「あ…やん!お兄さま、こんな所で止めて下さい」
ディアッカ「アスラン!テメー、イザに何してる!」
アスラン「何って朝の日課だよ?」
アスランはイザリンのお尻の撫で回す円を小さくし、そのままイザリンのナカに指を突っ込んだ。
イザリン「あっ…やあっ、お兄さ………ああっ!!」
アスラン「イザーク、もうグショグショだね。こんなにお汁を出すなんてお兄ちゃんの肉棒で栓をしなきゃ」
イザリン「イヤァーー!!!…あっあ…あっっ…!」ディアッカ「おいっ!せめて家の中でやれよ!イザが可哀相だろ!」
イザリン「お願い…ディアッ・カ…見ないでぇ…!あああっ!」
アスラン「イザーク、ディアッカを見ないでお兄ちゃんだけを見てよ…近所に俺達が愛し合ってる所を見せつけなきゃな」
イザリン「嫌っ…!お兄さまああああ…!!!」
フレイ「ねーディアッカ、今日もイザーク休みなんだけど、どっか具合悪いの?」
ディアッカ「さぁな…(どうせまだ変態兄貴とヤッてんだろうな…畜生!)」
あの後兄妹は1回ベランダでヤった後、3日間ベットから離れる事は無かったそうな
>>266 GJ!!
ディアッカは怒りつつもアスランとイザりんのセックルシーンを思い出してオ○ニーしそうだw
イザりんかわいいなー
それにしてもよくお兄さまに反抗しないなw
母上にも反抗しなそうだし、年上でなおかつ自分が認めているものには弱いのだろうか
そうだよな。狂うぜ隊長にも従順だし
斗貴子さんってイザりんに似てるよな
それにしてもイザりん可愛いよイザりん
そうだな斗貴子さんもイザりんもツンデレだし。
蝶野→狂うぜも似てると思うが
この日イザリンは衝撃的なものを発見した。それはフレイ達との下校途中の事であった。
フレイ「ちょっとイザーク!アレ、シンちゃんじゃないの?」
ミリィ「ちょっ…酷っ……!」
メイリン「止めさせなきゃ!」
イザリン「シィーーン!!!」
カガリ「お前らーっ!!」
見るとシンは不良5人相手に、たった1人でケンカをしていた。シン1人でも何とか応戦していたが多勢に無勢、押されていた。
イザリン「シンから離れろ!(不良Aに蹴り)」
不良A「チィッ!妹が来たぞ!」
不良B「逃げようぜ!」
カガリ「逃がすかこの野郎!!(不良Bにパンチ)」
しばらくして、不良共はみんな逃げて、イザリン達は怪我をしたシンを介抱していた
フレイ「皆、逃げてったわね」
カガリ「クソッ!」
ミリィ「シンちゃん大丈夫?」
シン「……………」
イザリン「シン……お前もお兄さま絡み・でか?」
シン「え?姉ちゃんも?」
フレイ「ちょっとイザーク!それ、どういう事?」
イザリン「ああ、さっきの奴ら、私の事を【妹】と言ったんだ。シンとケンカしてたんだから普通【姉】と言うだろう?」
フレイ「そうじゃなくて!私が言いたいのは、イザークもシンちゃんみたいにあいつらからいじめられてんの?って事」
イザリン「…………っ!」
ミリィ「ああ、さっきイザーク・お前【も】お兄さま絡みって……あ・もしかして一昨日のあの時って」
イザリン「体育館倉庫裏での事か?あれは私があいつら全員蹴り飛ばしたから大丈夫だ」
カガリ「何何?何があったんだ?」
ミリィ「うん…あたし見たんだけど…ケンカとかじゃなくて…男共が寄ってたかってイザークを…」
273 :
続き:2007/11/22(木) 08:22:52 O
フレイ「ミリィ、言わないで!それ以上言わなくても分かるから。
…なんて事!イザーク、どうして私達に相談してくれないのよ。力になってあげるのに…」
イザリン「いや、お前らには関係無い事だろう?私達兄弟の問題だ」
メイリン「関係無いってそんな…!」
ミリィ「うん、イザークならそう言うと思って黙ってたけど、も少しあたしら頼ってもいいんじゃない?
あたしらもいつもイザークに助けられてんだからさ」
カガリ「よく解らんが、私達友達じゃないか!フレイの言う通りだぞ」
シン「それよりもあいつら、おれだけならまだしも…姉ちゃんにまで!!これも全部兄ちゃんのせいだ」
イザリン「シン…」
メイリン「お兄さんは悪くないわ!…これ、お姉ちゃんから聞いた話なんだけど…」
アスランはスポーツ万能・成績優秀で、身長はそんなに高くはないが容姿端麗で女生徒からも人気があった。
加えて妹も弟も成績優秀・スポーツ万能。まさにアスランは誰もが憧れる人物であった。
しかし、アスランはイザリンやシンと違い、社交的な性格ではない為に疎まれる生徒が多かった。
メイリン「でね、お姉ちゃんが言うには、イザークのお兄さん・周りから何言われても相手にしないから…」
フレイ「だからイザークやシンちゃんに当たり散らすワケね。バッカみたい!」
ミリィ「全くだわ。
ま・さっき、あたしあいつらの写真撮ったから、次こーゆーのあったら知り合いのカメラマンにチクってバラしてやるけど」
メイリン「あぁ、いじめ問題とかで取り上げるのね」
カガリ「私も、次があったらあいつらぶん殴ってやる!」
イザリン「シン、帰るか……皆、有難う。でもお前らを巻き込むわけにいかないから」
フレイ「ねぇ、イザーク」
イザリン「何だ」
フレイ「何があっても私達イザークの味方だからね」
274 :
続き:2007/11/22(木) 08:25:12 O
アスラン「イザーク・シンお帰り!…シン、その怪我…またサッカー部の練習か?」
イザリン・シン「「……………」」
イザリンもシンも一言も話さずそのままシンの部屋に向かった。
そんな事すればアスランに感づかれるのは解っていたが、2人にそんな余裕はない
シン「姉ちゃん、おれ悔しいよ。兄ちゃんのせいで姉ちゃんまで酷い目にあって…」
イザリン「私もシンがこんな目にあってるとは思わなかった
………でもお兄さまは自分が虐められていても気にしてなかったみたいだから私達も…」
シン「おれやだよ!姉ちゃんがとばっちりうけてんの」
イザリン「お兄さまを悲しませるのはやめよう…だから私は明日から何か格闘技を習おうと思っている」
シン「格闘技?…あ・それいい!おれも・おれも習う!」
イザリン「私は昔カポエイラとムエタイを習っていたからな、何か他のがいいな」
シン「あ・ヨウランの家の近くに柔道教室があったよ。姉ちゃん、柔道にしない?」
イザリン「柔道か…いいな。よし早速明日から柔道を習おう!
……………それと、さっきお兄さまに怪しまれてしまったからな。今日はお兄さまを無視するという事でごまかそう」
シン「うん!」
次の日からイザリンとシンは兄の為に柔道教室に通い始めた。
元々優秀なイザリン・シンはすぐに上達をし、柔道以外の格闘技も少し身につけていき、
お互い成長していくのが解ってきたし、特にシンはイザリンと登下校デートしてるみたいで楽しかった。
肉体的に強くなり、イザリンもシンも不良共に絡まれても一人でも軽々と勝てる様になっていた。
そんなある日の事である
シン「姉ちゃーん。…アレ?」
フレイ「シンちゃん、どうしたの?」
シン「あ…姉ちゃんと一緒に道場行こうと思って…どこに行ったか知りませんか?」
フレイ「そうねぇ…あのコ黙ってどっかに行くようなコじゃあ…って今だったらやりそうよね。一寸不安になってきたわ」
275 :
続き:2007/11/22(木) 08:27:20 O
フレイは携帯を取出し、誰かに電話していた。シンにも、段々フレイの顔色が悪くなっていくのが読めてくる。
フレイは青ざめた顔をして携帯を切るとシンの手を引っ張った。
フレイ「シンちゃん、イザーク。一寸ヤバイかも!ガラの悪そうな連中と一緒に屋上に行ったんだって!ついてきて!
あ・カガリー!!あんたもついてきてーー!!」
ミリィ「ちょっとフレイー、うっさいよー。教室響いてるって!」
メイリン「何かあったんじゃない?ミリィ私達も行かない?」
カガリ「お・おう!今行く!」
屋上に連れてこられたイザリンは、アスランがフェンスに両手両足を縛られ眠らされてるのを見て愕然とした。
イザリン「お兄さまっ!……お前ら」
不良A「まーまー、妹さん。あんたが俺らの言う事聞けばお兄ちゃん開放してやるって」
イザリン「………くっ!」
不良B「お兄ちゃーん!妹さんが来ましたよーw」
アスラン「…………ん……何だこれは?」
不良A「アスラン目覚めたか?調理実習の時入れといた眠り薬の効果覿面だな。今からお前に面白いもの見せてやんよ!」
アスラン「…何だと?……っ!?イザーク!!貴様イザークに何をするんだ!…くっ!こんなもの」
不良C「ちょっと大人しくしてろよ(アスランの首に注射をする)。くっく…段々力出なくなってきたろ?」
イザリン「なっ…貴様何をする!」
不良D「大人しく縛られろって妹さんっ!」
段々力が出なくなってきたアスランは、今からイザリンがとんでもない事をされるに違いないと思い焦りだした。
しかし、イザリンは後ろ手に縛られながらもどこか冷静だ。
不良D「俺、昔ボーイスカウトやってた事あっからちょっとやそっとじゃ抜ける事はできないぜ妹さん」
不良E「おいアスラン!その目でじっくり見てなよ!!今からお前の妹のレイプショーが始まるからよ!」
アスラン「何だと!…くっそうイザーク!!」
276 :
続き:2007/11/22(木) 08:29:53 O
イザリン「何だ。それだけでいいのか…命の心配した私が馬鹿みたいじゃないか」
不良E「何だとっ!」
イザリン「ふっ、私がレイプごときで騒ぐとでも?馬鹿か。そんな事で私はお前らに屈したりはしない!それに…」
アスラン「馬鹿っ!イザーク止めるんだ!」
イザリンのトンデモ発言に一瞬怯んだ不良共であったが、アスランの焦りを見てとり戻した。
イザリンがどうなろうと、彼らはアスランが精神的ダメージを負えばそれでいいのだ。不良共はイザリンに群がり次々に服を剥ぎ取った!
ドンッ!ドンッ!
不良B「誰だっ!」
不良A「誰だっていいだろ!どうせそこのドアのカギこっちから開けられなくしてんだからな。
それよりも妹を最初にヤんのは俺だからな」
不良C「じゃ俺口!」不良D「こんだけデケェ胸なんだ。パイズリは俺な」
イザリン「……………っ!!」
ドッカ!!『姉ちゃーん!』
ドアが破られるのとシンが飛び出すのは同時だった。シンはその勢いで不良Eに飛び掛かった。
不良D「なっ…にいぃ!」
カガリ「お前らぁ、イザークから離れろおー!!」
フレイ「イザーク!」
シン達のいきなりの登場に屋上にいた者はイザリンすらも驚いた。
不良グループの2人はシンとカガリによって訳も解らずボコボコにされた!
不良B「何だ貴様らぁー!」不良C「こっちがぼっこぼこにしてやんよ!!!」
277 :
続き:2007/11/22(木) 08:32:01 O
??「やめてよね」
残りの2人がシンとカガリに襲いかかろうとした時、思わぬ助っ人が現れた!
助っ人はシンとカガリに向かってきた不良共をあっという間にひねり潰した
キラ「やめてよね。本気で喧嘩したら君が僕にかなうワケ無いだろ」
ディアッカ「キラの言う通りだぜ。オレも今本気だからお前らただじゃおかねぇぞ!」
フレイ「キラ!…何でここにいるの?…それに……………ディアッカ!」
カガリ「ゴメン…私のせいだ」
キラ「カガリがいつも以上に筋トレしてたからおかしーなーって思って聞いたら…ね。ディアッカもそれで連れてきた」
フレイ(ディアッカは余計よ!そんな事したらイザーク…)
キラとディアッカ登場で一番焦ったのはイザリンだ。自分はどうなっても良いが、ディアッカにだけはこんな姿見られたくない!
イザリン「(くっそう…!)うわあぁぁぁぁぁぁぁ……!」
不良A「何ぃ!?」
イザリンは目の前にいる不良を蹴り飛ばすとそのままジャンプし、後ろ回し蹴りをお見舞いした
…パンツ1枚で、後ろ手に縛られたままで。
イザリン「本当馬鹿だな。私は足技が得意だから縛るなら足を縛れば良かったのに」
不良が動かなくなると、イザリンはディアッカを背にしてアスランの所にかけ寄った。
イザリン「お兄さま…!」
アスラン「イザーク…」
メイリン「お兄さん!今紐を外します」
イザリン「あ・私も…」
メイリンがアスランを縛ってる紐を解いている間、イザリンは自分の関節を外し紐を落とすと、
関節を元に戻し再び兄の所へかけ寄った。
278 :
続き:2007/11/22(木) 08:34:19 O
イザリン「お兄さまっ!大丈夫ですか?」
アスラン「お兄ちゃんならいいよ。それよりもイザーク!キミはとんでもない馬鹿だよ!
お兄ちゃんの為にイザークが犠牲になる事は無い!」
イザリン「お兄さまが無事なら私…」
アスラン「あぁ、キミは馬鹿だよ。イザークがあいつらにそんな事されたらお兄ちゃん…」
シン「そうだよ、姉ちゃん色々格闘技身につけたんだからあいつらどって事無いじゃん!」
ディアッカ「イザ…ここはアスランの言う通りだ。兄を助けたいイザの気持ちは解る。だけどやり方が間違っている。
……そんな事してもアスラン悲しむぜ?」
イザリン「ディアッカ………お兄さま、困らせるような事をして申し訳ありませんでした」
アスラン「イザークが無事ならいいよ。さ、それよりもそんな姿じゃ恥ずかしいだろう…お兄ちゃんの制服を着なさい」
ディアッカ「イヤ、オレのを着なよ。オレの方がアスランよりもサイズ大きいから」
アスラン「ディアッカ!貴様はそもそもお呼ばれじゃないんだからすっこんでろ!」
ディアッカ「アスランこそ、オメーはそもそもボロボロなんだから自分の心配でもしてろ!」
シン「あっ!おれもおれもー!」
イザリン「あ・あぅ…」
フレイ「ハーイハイハイ!イザークは私の着替え用意するから…(携帯取出して)あ・もしもしー?
今から私の着替えの制服持ってヘリで学校の屋上まで来て!それとそっちにイザーク連れてくから!
サイズ計って、彼女の制服の替え20着程特別オーダー宜しく!」
アスラン「ヘリ…?」
ディアッカ「制服オーダー20着って…フレイちゃん、そんなに必要?」
フレイ「トーゼンでしょ?イザークをそんなカッコで町中歩かせる気?それに女の子なんだから着替えは沢山必要よ」
アスラン「でもうちにはそんな金…」
フレイ「アルスター家の財力ナメないでよね(睨)」
ミリィ「それにしてもっ、こいつらまたやったわよねー。ま・あたし今回も写真撮ったから、こいつらの人生台なしにしてやるっ」
メイリン「できるの?こっちもかなりボコボコにしたけど」
アスラン「おい貴様!イザークの裸撮ったのか?」
ミリィ「イザークだって解んないようにするわよー」
フレイ「それに裁判沙汰にして、こっちに不利なカードがでたら私がお金出して腕のいい弁護士雇うからモーマンタイ☆」
カガリ「すげぇな、フレイん家」
279 :
続き:2007/11/22(木) 08:36:24 O
イザリン「皆…どうも有難う」
フレイ「いーって事!しばらくは今まで通りイザークとお兄さんとシンちゃんにボディガード付けて置くから、安心して」
イザリン「フレイ……はっは…クチュン!」
アスラン「イザーク大丈夫?…今日は頑張ったイザークの為に何か暖まっるもの作って待ってるよ」
アスランはフレイ達の話により、自分のせいでイザリンとシンがとばっちり受けた事を初めて知りショックを受けた。
しかしシンに「お陰で、おれも姉ちゃんも格闘技習って肉体的にも精神的にも強くなったと思う。
だから姉ちゃんはあんな行動にでれたんじゃないかな?だから兄ちゃんも元気だしなよ。そしたら姉ちゃんも喜ぶよ」
と禿増し…励ましてくれた。妹と弟が強くなったんなら自分も…と心に誓った
アスラン「なぁルナマリア…今日帰り妹の下着買いたいんだけど、付き合ってくれるかな?」
ルナ「はぁぁ?…何言ってんのこんの変態!つかあんたから話かけてくるなんてキモいんですけどー」
アスラン「あ…(何かマズイ事言ったか?)すまない」
ルナ「ま・いーわよ!メイリンがアンタの妹さんとお揃いの物欲しいって言ってたから……下着じゃなくて何か小物にしましょ」
アスラン「そうだな…有難うルナマリア」
ルナ「今度からはルナでいいわよアスラン。皆そう呼んでるし。
あ・そーだ!アスラン今度町内会であるクイズ大会に参加しない?ねーアウルースティングー一寸こっち来てー!」
アウル「あ・オレ大賛成!アスランいれば百人力じゃん!」
ルナ「でっしょー?で・わたしカラオケ予約したんだけどー、そこで打ち合わせしない?」
オクレ「いいな。俺様の美声に酔いな!…てな」
アウル「ハッハッハ何ソレー」
アスラン「おいルナマリア!俺・歌は…」
ルナ「別にいいじゃない!…それよりもわたしがチャンス作ってやったんだからここで男友達作りなさいよー!」
アスラン「ルナマリア…」
昨日の件を機にアスランは自分の味方を増やして、2度とイザリンを悲しませないと誓うアスランでした
最初アスイザにしようかディアイザにしようか迷っていたが、
急にファイティングビューティーイザリンとイザリンの為に西澤桃華並に金を使いまくるフレイを書きたくなった。
長い上エロを期待してたしとすまそ
こういう話大好きだよありがとう!
個人的にフレイのお嬢様キャラすごく好きだww
強いイザりんも魅力的!
おまけワロタw
凸女物の下着買うのに抵抗無いんかいww
イザリン「アスラン・ディアッカ、一寸こっち来い」
ニコル「さぁ子供達、もう寝る時間ですよ。僕がご本読んであげますからね」
アスラン「イザーク、どうしたの?」
ディアッカ「オレ達2人?ニコルはいいのか?」
イザリン「ニコルはいい、あいつは信用してるから。それよりもな、今日幼稚園から電話があってな…」
先生「さぁ、そこにあるスポンジケーキを好きなようにカットしましょう」
子供達「「はーい!」」
先生「ん?君達3人は何作ってるのかな(汗)?」
ちこる「ままー」
ちあっか「ままはおっぱいおおきいんだぞー」
ちびらん「ぱぱがつくったのまねしたのー」
先生「……………(絶句)」
イザリン「幼稚園の先生から『子供達に破廉恥な物を見せるな』とお叱りを受けた。私は電話口で赤っ恥かいたぞ!」
ディアッカ「ウソ………(汗)」
アスラン「うわー、イザークごめん」
イザリン「で・だ。どっちが犯人なんだ?(右手にマシンガン・左肩にバズーカー)」
アスラン「………………(滝汗)」
次の日、アスランは殺されなかったが、代わりに髪の毛をねこそぎむしり取られたそうなww
神たちGJGJ!!
アス兄もそろそろイザリンのために味方増やさないとな。
そして子ネタ、前スレの凸の力作おっぱいケーキ思い出して吹いたww
そりゃ子供には良くないよな、そんなものw
三つ子「「「ままただいま〜」」」
イザリン「おおチビどもお帰り!……あ・これは先生」
先生「あなたがお母さんですね。一寸あなたとお父さん達とお話がしたいのですが…」
イザリン「はあ…」
ニコル「先生、どうぞお茶とお菓子です」
イザリン「それで、お話とは?」
アスラン「もしかして子供達がいじめをしているとか?」
先生「いいえ、私がお話したいのはあなた達の事です。実は…昨日、授業で子供達に両親をおえかきさせたのですが…」
ディアッカ「ああ、うちは父親が3人で他と違いますから…それが何か揉め事とかになったんですか?」
先生「い・い・え!これを見てくれれば解ります!」
『うわっ!』
イザリン達が見たもの…それは子供達が描いた両親だった。ただ、三つ子が描いた両親は4人でエッチしている絵だった。
イザリン「あいつら…いつの間に…」
アスラン「しっかり見てる…」
ディアッカ「オレ達の知らない間に…」
ニコル「うかつでしたね、僕達…」
先生「あなた達が仲がよろしい事はよく解りますが…もうちょっと、…子供達の目の届かない所でやって下さい!」
『本当に申し訳ありませんでした!』
この後、イザリン達は散々先生に怒られ、その晩家族会議が開かれたそうなw
ワラタww
将来、三つ子も母親にそんな事をするのだろうかw
そしてちびらんは変態プレイに目覚めてしまう希ガスw
イザりんの経血舐めたい
『普通の遊びに飽きたので、時々Hしてくれる人を探してマス♪とにかく変わったHが大スキv私と一夜限りのHしませんか?』
イザリン「知らない!私はそんなメール送ってない!」
アスラン「でもこれ、キミの携帯からのメールだよ?よっぽど寂しかったんだね。俺が毎日相手してあげるよ」
イザリンにはそんないやらしいメールを送った覚えは無かった。しかし、アドレスは自分のだ。
アスラン自身もイザリンがこういうのを送るわけがないと思っていた。イザリンは真面目な性格だ!!
おそらく、誰かがイザリンの携帯を利用して送ったのだろう。アスランには犯人の目星はついていた。
ラクスだ!彼女ならイザリンを困らせる事をするだろう。彼女はイザリンの携帯を使ったのだろう。しかも、送信した跡を消して。
ラクスの掌に踊らされるのは嫌だったが、アスランはラクスとの利害が一致していたのでそれに乗る事にした。
アスラン「変わったプレイって…何する?目隠し?それとも思いきって外に出て裸でエッチする?」
イザリン「だから…ちがっ…」
アスランは自分の部屋を見回し大きな鏡に目をやると、そこに椅子を持ってきてイザリンに座らせた。
そしてイザリンを後ろ手に縛り、椅子の足にそれぞれイザリンの足を縛ったのだ。
アスラン「ああイザーク、キミは縛られても綺麗だ。いや、俺はずっとキミをこうして自分だけの物語にしたかったのかもしれない」
イザリン「だから、さっきから違うと言っているだろうが!この紐外せ!!」
しかし、イザリンの叫びもアスランには届かない
アスラン「イザーク、俺はねキミとこうやってエッチするのが夢だったんだ。ああ服の上からもキミの胸の感触が伝わるよ」
イザリン「クソッ!…揉むな!…あ・アスラン!何をする!」
アスラン「(イザリンの服を引き裂いて)イザーク見て!キミの裸って美しいね。ねぇ、キミのおまん○見ていい?」
イザリン「ひいっ!…や・やめろおぉ!」
イザリンから出ている紐を発見
アスラン「オヤ?これは…(口で引っ張る)…た、タンポンじゃないか!今日の俺すごくラッキーだ!イザークの血が飲めるなんて!」
イザリン「ウソだろ!アスランやめ…ひゃぁぁん!」
ピチャピチャピチャピチャピチャ
アスラン「ああ、イザーク美味しいよ」
イザリン「キャアア!!」
アスランが顔をあげたその時、イザリンは悲鳴をあげて気絶した。アスランの顔はイザリンの血にまみれれていたのだ!
アスラン「ん?…(鏡で自分の顔を確認)ああ、何でイザークは軍人の癖に血で気絶するかなあ?いいや、イザークの血いただきます」
その夜アスランはずっとイザリンの血をすすったのでしたw
アスランつええwww
さすが変態w
凸スゲェwww
292 :
学園祭:2007/11/27(火) 13:47:44 O
メイリン「えーっと我がクラスでは白雪姫の劇をやるわけですが、
投票の結果白雪姫役がフレイとイザークが同票1位となりましたので、もう一度この2人で投票を行いたいと思います」
フレイ「その必要は無いわ!私は自分に一票入れたので私が降ります」
メイリン「えっ?フレイいいの?」
イザリン「そうだぞ、フレイ。役は自分がやりたいのをやるのが一番だぞ」
フレイ「バッカねーイザーク。コレ私だけがやる劇じゃないのよ。チームワークでしょチームワーク。
皆がこの人こそはって思ったんだから投票したのよ?だから皆が相応しいと思った人がやるべきなの。オーケー?」
イザリン「ま・まあ一理あるが…」
メイリン「じゃ白雪姫役はイザークがやるという事で決定しました。では次に王子様役を決めたいと思います」
男子生徒の殆どが自分に一票と思ったその時、クラス殆どの生徒に一通のメールが届いた
『王子様役、誰に入れるか解ってんでしょうね?』
ミリィ(んもうフレイってば、解ってるわよーディアッカでしょディアッカー…ってシェー!!)
見ると赤毛の女王は髪を逆立たせ、周りを睨みつけていた!
コレもし自分に入れたら即殺される!
皆が空気を読んだせいか王子様役はディアッカに決まったのだったw
キラ「ねーフレイ、何で白雪姫役降りたの?僕王子様役する気満々だったのに」
フレイ「んー、イザークとディアッカの仲を進展させる為よ!あいつらキスすらしてないカンジだしー」
キラ「もー、フレイのおせっかいやき!」
イザリン「なーフレイ、一体・何回同じシーンをさせるんだ?」
フレイ(総監督)「(ニヤニヤ)だってー、ソコ物語で一番大切な所じゃない?」
メイリン「(ニヤニヤ)そうよ、お客さんを感動させるシーンなんだから!」
ミリィ「(ニヤニヤ)じゃもっかい行くよ!」
フレイ達が何度もやってたシーン、それは王子様のキスで白雪姫が目覚めるシーンだった。
他の人はフレイ達の意図に薄々感じていたがイザリンはうんざりだった。
293 :
続き:2007/11/27(火) 13:49:18 O
イザリン「悪い、一寸休憩だ。疲れた」
フレイ「オッケー10分休みましょ」
イザリン「あーもーキスシーンばっかりで、うんざりだ!」
ディアッカ「そんなにオレとキスすんのがイヤなのか?」
イザリン「ヒッ!……………ディアッカか。びっくりした」
ディアッカ「オレとキスすんの、イヤ?」
イザリン「あ・いや、そういうわけでは」
イザリンはディアッカとずっとキスばっかりしていたのて、彼をまともに見る事はできない。
ディアッカもイザリンの白雪姫姿に見とれそうになり、自分を抑えながらもイザリンの肩にそっと手をそえた
ディアッカ「なぁ、イザはオレの事キライか?」
イザリン「違っ…キライじゃない……ディアッカとキスするのも」
ディアッカ「オレもだ。イザとキスするのが好きだ。いやイザとしかキスしたくない」
イザリン「ディアッカ…」
ディアッカ「オレはずっと前からお前の事が好きだったんだ。今でも…ずっと。ガキの頃から思ってた。
イザを守るナイトになりたいって。ずっと…」
イザリン「私もだ…私もディアッカの事が好きだ…!でも…」
ディアッカ「イザの言いたい事は分かってる。それでもイザをオレだけのものにしたいんだ!だから…」
イザリン「ディアッカごめん…私、お前の事好きなのにこんな優柔不断な自分が嫌いになりそうだ」
ディアッカ「今オレ・サッカーの試合のチケット持ってるんだけどさ、イザと行きたかったんだが
…お前、シンと一緒に試合見に行ってくれないか?その間オレ・アスランに話してくるから」
イザリン「ディアッカ…有難う…」
メイリン「キャー!イザークとディアッカラブラブよー!!」
カガリ「良かったな2人とも」
フレイ「イザーク…幸せになるのよ…うっ」
ミリィ「もうフレイったら自分の事の様に泣いちゃってさ…でもあたしも嬉しい!」
キラ「ふーっ、皆こんな所にいるの野暮だよ…まぁあの2人幸せそうだね」
294 :
続き:2007/11/27(火) 13:51:28 O
この後、本番も成功し学園祭は終わった。そして…
シン「姉ちゃん、試合最高だったね。おれ明日ディアッカさんにお礼言うよ!」
イザリン「そうだな…(ディアッカとお兄さま、仲良くできただろうか?)」
この後、家に帰ったイザリンは、玄関先で血まみれに倒れてるディアッカを見て、兄にバレない様に付き合わなければと思うのだったww
お兄さまの忘れ物
いつもどおりの朝だったが、今日は珍しく兄アスランがハンカチを忘れていったらしく、
休み時間になるとイザリンはそれを届けにアスランの教室まで出向いていった。
イザリン「えっと、お兄さまのクラスは確かここ…(そーっと教室の中を覗く」
アウル「そんでさあ!スティングの奴カラオケ歌いすぎて声でなくなってやんの!」
アスラン「はは、そうなのか…俺には分からない悩みだな(プリントを配りながら」
ルナマリア「あははっvアスランオンチだもんねー!」
アスラン「仕方ないだろ」
女子生徒「あ、あのぉー」
ルナマリア「ん?なーに?」
女子生徒「あのっ!ザラ君今日出た問題のここわかんないんだけど…教えてくれるかなあ?」
アスラン「え?…ああこれはね」
はじめてみる自分と離れた場にいる兄アスランは、落ち着いていて物静かで、優等生らしかった。
家で見せる変態的なところなどなにもないし、笑顔もさわやかで、女の子にもてる理由がよく分かった。
見慣れたはずの兄がなんだか遠い世界の人間のようで、イザリンは声がかけづらくなってしまった。
イザリン「どうしよう…ハンカチ…(おろおろ」
ルナマリア「あれっ?入り口にいるのイザークじゃない?ちょっとアスラン、妹さんきてるわよ」
アスラン「えっ?イザーク!?」
イザリン「あっ…お、お兄さま」
アスラン「どうしたのイザーク、一人で知らないところにきちゃ危ないよ?(イザークの傍へ駆け寄る」
イザリン「あのっ…これ、忘れ物です(ハンカチを差し出し」
アスラン「あっ…ありがとう、わざわざこれのために?」
イザリン「はっ、はい」
アスラン「とっても嬉しいよイザーク(にっこりv)…あれ、どうしたの」
イザリン「(なんだか今日のお兄さま、かっこいいっ…//////)な、なんでもありませんっ!じゃあ私帰ります!」
アスラン「あっ、イザーク送ってくよ!」
イザリン「いいです!それじゃあ!(走り去る」
アスラン「…どうしたんだろ、うつむいてたけどまさか具合悪いのかな…」
ルナマリア「ちがうわよ〜!アンタってほんっとニブイ!!」
アスラン「?????」
まさかイザリンに執着しない時の自分ががイザリンに好感もたれているなんて
想像も出来ないアスランでしたw
神たちGJ!!
>>292 GJ!
今後はお父さんならぬお兄さんは心配性な展開が繰り広げられるんだなw
>>295 お兄ちゃん友達できて良かったね。
妹も変態兄より普通の兄ちゃんの方が良かったんだねww
ディアッカ「イザ、待ったか?」
イザリン「いや、今出たとこだ」
シン「姉ちゃーん!どこ行くの?」
イザリン「ディアッカとちょっと買い物な」
ディアッカ「ちゃんとお土産買ってきてあげるから安心しろシン」
シン「ぶー、姉ちゃんダメー!!」
イザリン「どうした、シン?」
シン「(ディアッカを睨みつけながら)姉ちゃんはなぁ、おれの姉ちゃんなんだぞ!」
イザリン「(シンにギューっと抱きしめられながら)おいおいシン、今日は甘えん坊だな」
ディアッカ「ハハハッ!弟って可愛いな!シン、この手をどかないと新しいシューズ買ってやらないぞ」
シン「えっ?」
イザリン「お前、再来週サッカーの試合だろ。前の試合に使ってたシューズボロボロだったろ?シンは使い込むの早いから…」
ディアッカ「早め早めに新しいの替えとかないと試合ダメになっちまうぞ」
シン「うん、分かった!姉ちゃんいってらっしゃい!」
イザリン「じゃあな」
シン「姉ちゃん、どんなの買ってきてくれるんだろ?(ワクワク)」
アスラン「シぃーーン!」
シン「わっ!兄ちゃん!」
シン、アスランにグリグリされる
シンは結構物で釣られると思うんだw
些細な事で喧嘩してしまったアスランとシン。イザリンは2人をなだめるのに必死だった。
シン「もう兄ちゃんとは絶交だ!」
アスラン「勝手にしろ!」
イザリン「シン、お兄さまと仲直りしよう、な?きちんと話せばお兄さまも解ってくれるから」
シン「何?姉ちゃんは兄ちゃんの肩持つわけ?もう絶対許さない!」
イザリン「そう言うな。…今からお兄さまにお話してくるから…シンの所へ連れてくるから…ここで待ってるんだぞ」
シン「兄ちゃん来るわけないって!」
暫くしてイザリンはアスランを連れシンの部屋に戻ってきた。しかし、何故かイザリンは全裸だ。
シン「…ねえ…ちゃ……ん?」
アスラン「シン、すまなかったな。イザークがこうして仲裁に来てくれたんだ。仲直りしよう」
シン「…でも、何で姉ちゃん・は・裸なの?」
アスラン「イザークがお兄ちゃんとシンが仲直りするなら何でもするって…さ・イザーク、シンを気持ち良くしてあげなさい」
イザリン「はい、お兄さま…」
イザリンはシンのズボンのジッパーをおろすと、すでに勃ちあがっているシン自身にイイコイイコした
シン「ねえ…ちゃん…」
イザリン「シン…可愛いな…」
イザリンのとろけるような笑顔にシンは酔いしれていた。
イザリン「(フェラしながら)シン…気持ち良いか?」
シン「うん…姉ちゃんも……」
アスラン「シンばっかり気持ち良くってはな…イザークも気持ち良くなるんだ(イザリンのナカに指を入れる)」
イザリン「あはっ…お兄…さま…」
アスラン「イザーク、口が疎かになっては駄目だぞ。シンが可哀相ではないか」
イザリン「はい…」
302 :
続き:2007/11/29(木) 16:52:07 O
アスラン「イザーク、そろそろいいんじゃないか?さ・まずはシンを悦ばせてあげなさい」
イザリン「はい、お兄さま……シン…」
イザリンはシンにまたがり、ゆっくり、ゆっくり合体させた!
イザリン「あああっっ!」
シン「んっ…!」
アスラン「イザーク、シン、気持ち良いか?」
イザリン「はい、気持ち良いです、お兄さま」
シン(コクコク)
アスラン「それは良かった…じゃあ、そろそろお兄ちゃんも…」
シン「ああっ!」
イザリン「やっっ…!!シン…!!」
シン「姉ちゃんごめん、ナカに出しちゃった」
アスラン「おいおいシン、早いじゃないか。お兄ちゃんまだなんだぞ」
イザリン「あ…でもお兄さま…私のナカで…またシンが…」
アスラン「復活したのか。…我が弟ながらすごいな…」
イザリン「お兄さま…本当にするんですか?」
アスラン「ああ…前からやってみたかったんだ。シンがいて良かったよ」
アスランはそう言うと、イザリンのお尻を広げ、自身をアナルに一気に挿入させた
イザリン「あああああっっ!!!」
シン「何何?何だ?」
アスラン「ああっナカでシンのと擦れあって気持ち良いぃ…!」
イザリン「あっ…ひっあ…んんっっ…!!」
シン「あっ…あっ・姉ちゃん!」
イザリン「お兄さまっ!シンっ!一緒に!」
アスラン「ああ…兄弟仲良くイこうね…!」
シン「ああああっ…!!姉ちゃん!!!」
303 :
続き:2007/11/29(木) 16:53:54 O
この後アスランとシンは入れ替わって挿れたり口の中に入れたりした。
それが一晩中続き、兄弟仲直りをしたのだが…
シン「はぁ…姉ちゃん…気持ち良かったよ…」
イザリン「良かった…私の中で、お兄さまとシンが交ざりあって仲良くなってるみたいだ」
アスラン「イザーク…キミも危険日だというのにお兄ちゃんとシンの為に頑張ってくれてありがとう」
シン「え…危険日…?姉ちゃん!ソレどういう事?」
イザリン「いいんだ…シン。2人の為なら…」
シン「いいわけないよ!そんな事したら姉ちゃん!」
アスラン「大丈夫だシン。もしイザークが妊娠しても、ちゃんとお兄ちゃんが育てるから。
勿論、父親がシンでもお兄ちゃんが認知して立派に育てるから。イザーク・シン、今日は有難う」
シン「そんな……」
一番まともなのシンだなwww
GJGJ!!!
仲直りするのにイザリンとのHが必要な兄弟w
つか本当にイザリン妊娠しそうな勢いだなww
三人家族の始まりの日
エザリア「じゃあ、お父さんとお母さん行くわ。…アスランお願いね。イザーク、シン、
ちゃんとお兄ちゃんの言う事聞くのよ?」
パトリック「元気でな、お前たち」
前々から海外出張の多かった両親が、仕事の都合でついに海外へ移住する事になった。
アスランはまだ小さな妹や弟がいきなり環境が変わっては可哀想だと、家に残ることを決意。
両親からの仕送りで、妹と弟の面倒を見ていくことになった。
シン「うぇっく…ヒック…父さん、母さぁん…!(顔をくしゃくしゃにして泣きじゃくる」
イザリン「シン、泣くなっ…(ぐぐっと涙をこらえるが、今にも泣き出しそう」
アスラン「二人とも、何にも心配しなくていい。お兄ちゃんがついてるから、ね?」
イザリン「お兄さまぁ…!(抱きつく」
シン「兄ちゃあん!(抱きつく」
アスラン「よしよし…おなかすいたろ?これからお兄ちゃんが夕ご飯作ってあげるからね。
洗濯も掃除も心配しなくていい。お父さんとお母さんがいたときみたいに不自由はさせないよ。
…じゃあ俺、買い物に行ってくるから、お留守番できるよな?」
イザリン「お兄さま、私もいく」
シン「お、おれも!」
アスラン「…しょうがないなぁ、三人で行こう。今日は二人の好きな物にしような」
その夜
アスラン「…フフ、これから毎日イザークと遊び放題だなぁ…vこれからお兄ちゃんがいないと生活できないくらい
お兄ちゃんで染めてあげるからね、イザークっvvv」
GJ!アスランは隙があったらイザリンを奪おうと四六時中考えてると思うんだw
そしてイザリンはお兄ちゃんでないと受け付けない体にww
痛いの
イザリン「うあーん!あーん!」
アスラン「いざーく?どうしたの?」
イザリン「おにーしゃま!ぽんぽんいたい!ぽんぽんいたいのー!」
アスラン「ああ、おなかがいたいんだね、いざーくそこのべっとにねて?」
イザリン「あい」
アスラン「いざーく、おにいちゃんがおなかなでなでしてあげるからね」
イザリン「でもおにーしゃま、おかーしゃまがね、おとこのひとにぱんつみせちゃいけませんって。だからはずかしいの」
アスラン「おにいちゃんならだいじょうぶ。だからはずかしがることないんだよ。じゃあさすりながらおまじないをしよう」
イザリン「あい…おにーしゃまのおてて、あったかーい」
アスラン「えへへ…いたいのいたいの、でぃあっかのうちにとんでけー!(イザリンのパンチュをねっとり見つめる)」
イザリン「おにーしゃま?どうしたの?」
アスラン「ううん、なんでもないよ」
アスランは右手でイザリンのお腹を摩りながら、左手でイザリンのチュルチュルなおまん○へ手を伸ばした!
エザリア「あなた達!何をしているの?まぁイザーク!あなたパンツ姿で、なんてはしたない!」
イザリン「あ・あのねあのねおかーしゃま!いじゃがね、ぽんぽんいたいっていったらね、おにーしゃまがなおしてくれるって」
エザリア「そうだったの…じゃあイザーク、お薬あげるからお洋服着なさい」
イザリン「あい!」
アスラン「…………………………ちっ」
凸小さい頃から変態www
イザりんのおねしょぱんつとかパクってそうだw
イザリン「お兄さまお帰りなさい…あら?」
アウル「お邪魔しまーす」
オクレ「こんにちは」
ルナ「イザークちゃんこんにちわっ!」
イザリン「あ・あのっじゃあ、お兄さま、お友達にお茶とお菓子持ってきます!(慌てて走る)」
アスラン「あ・イザーク、頼むよ!」
アウル「うわー!アスランの妹って、すっげー可愛い…オレに紹介してよアスラン」
ルナ「可愛い上に成績も優秀なのよアウル」
オクレ「なぁアスラン。妹さんって彼氏いるの?」
アスラン「俺だ」
オクレ「は?」
アスラン「イザークの彼氏は俺だスティング。だから妹に手を出すな」
アウル「プハッ!アスランってシスコンだったんだ!笑えるー!お前モテんのに本命は妹かよ!」
ルナ「アスランはシスコンの上に変態よ。妹のどこがいいんだか。妹の成分は我が儘でできてるんだから」
オクレ「ってー事はフリーなんだな妹さん。よし!」
アスラン「お・ま・え・ら〜(怒)」
イザリン「シン悪い!お前のお菓子持って行くぞ!…あ・ヨウラン君にヴィーノ君こんにちは」
シン「あ・それおれの好きなおっとっと!止めてよ姉ちゃん!」
イザリン「すまない!明日買ってきてあげるから!お兄さまがお友達連れてきてるんだ!(慌てて走り去る)」
シン「うそー!兄ちゃんが?…明日台風来るんじゃない?」
ヨウラン「シン?お前の兄さんがどうかした?」
シン「うん、兄ちゃんが初めて友達連れてきて…ていうか兄ちゃん友達いたんだ」
ヴィーノ「うわーシンのお兄さん可哀相な人なんだぁ…それにしてもシンのお姉さん綺麗だね」
シン「ダメー!姉ちゃんはおれの姉ちゃんだから!」
309 :
続き:2007/12/02(日) 21:21:44 O
イザリンはアスランの初めてのお友達登場に慌てていた。
ルナマリアの事は知っていたが、アウルとスティング…初めての兄の男友達に、イザリンはずっと兄と仲良くして欲しいと思い、
兄に恥をかかせない様、無意識に鏡やガラスに自分の顔を見てチェックしていた。
イザリン「お茶とお菓子持ってきました…アレ?」
アスラン「ああイザーク、そこに置いといていいよ」
イザリン「はい………(あの人達あんな顔だっけ?)」
ルナ「いったたた…わたしまで殴る事ないじゃないの、この変態!」
嫉妬にかられたアスランにボッコボコにされたアウル・スティング・ルナマリアでちたww
GJ!
俺が彼氏だって言い切る凸がすげえw
友達が帰るまで、イザリンはきっと廊下をウロウロしたりして
気が気じゃなかっただろうなw
GJ!
男スレも覗いているが、ここは職人さんに恵まれてんなあ
危険日対策(
>>22見て思いついたネタ)
イザリン「あっあっっ!…お兄さまやめて下さい!…今日は…」
アスラン「イザーク、今日は危険日?…クスッそうなんだ。調度いい」
イザリン「えっ…(青ざめる)?」
アスラン「イザーク、キミは妹なんだからお兄ちゃんの愛は全て受け止めなければいけない、いいね?」
イザリン「そんなっ…!」
アスランはイザリンのズボンに手をかけ一気に下ろした。そこには…黄色に赤い太陽のトランクスが!
アスラン「なぁんじゃこりゃあーーーーー!!!!…ディアッカだな!ディアッカの仕業なんだな!(全裸でダッシュする)」
涙目で自分を見てるイザリンがディアッカに見えてしまったアスランは、怒り狂った顔で家を飛びだした
イザリン「……………」
シン「…姉ちゃん、大丈夫?」
イザリン「シン、お前のパンツのお陰で助かったぞ、有難う。洗って返すから」
シン「うん、妊娠対策に薬買うなんてお金かかるし、こんなのでよければいつでも貸すよ」
シン「…とは言ったものの、おれのとはいえ姉ちゃんが穿いていたパンツをおれが…うわあああっ!は・恥ずかしい!!」
悩めるシンww
GJ!
だが変態凸兄ならパンツ気にせずズッコンバッコンイキそうな気がするのは俺だけか?
兄妹ネタ〜フレイ達がお泊りにきた〜
フレイ「うっわ、このから揚げおいしー!衣もカリカリだわ」
ミリアリア「ホント、柔らかいわよね〜。こっちのサラダも美味しーいっ!」
メイリン「お兄さんお料理上手なんですね〜!デザートまで…v
私ババロア大好きっ!」
カガリ「全部うまいよ!すまんが、お代わりいいか?ッ・・んぐぅっ!!(喉が詰まる」
イザリン「だ、大丈夫かっ!?いくらでもあるからおちつけカガリ!」
イザリンの家には、フレイ達が4日間にも渡るおとまりにきていた。
なぜならもうすぐテストがあるため、みっちりとイザリンに勉強を教えて
もらわなければならなかったからだ。。イザリンはフレイたちが自分の部屋にいるため、
アスランが手を出してこないので久しぶりに夜良く眠れてとても快適だった。
今日は二日目の夜だが、毎日かかさずイザリンとHしていたアスランの我慢は限界を超えていたため、
その夜アスランはイザリンの部屋に忍び込んだ。
イザリン「すーすー」
アスラン「あぁイザーク…昨日も今日も全然キミに触れなくてお兄ちゃんもう…!(イザリンのパジャマを脱がす」
イザリン「ぅ、ん…ゃ!おにいさっ…むぐっ(口をキスでふさがれる」
アスラン「静かにしてイザーク。お友達が起きちゃうよ・・?(パジャマを脱がして身体をまさぐる」
イザリン「や、いやですお兄さまっ…!こ、ここではっ…!」
アスラン「お兄ちゃんの部屋でもいいけど。たまにはこういうのもスリリングで燃えるとおもわない?」
イザリン「あっ!や、だめぇーっ…!(ベッドから逃げようとして後ろから貫かれる」
アスラン「あぁッ…!昨日してなかったからか、今日の君はすごくキツいよっ…あぁ、あぁ、気持ちいいよイザーク…!
お兄ちゃん、出すからね…!」
イザリン「ん、んむ…!ん、ん〜んっ…!(声を出さないように唇をかみ締める」
フレイ(今夜のことはイザークが可哀想だから絶対言わないけど…あのアニキマジで最低ね!)
ミリアリア(ってか、ベッドうるさいんだけどー…メイリンとカガリよく寝れるわね)
メイリン「すーすー」
カガリ「ぐおぉぉぉぉおお・・ぷしゅるるるるるる」
>>314 ウワッ、アスランマジ最低!
と言いたいんだがカガリに萌えだww
つかカガリらしい。惚れるw
イザりんのが萌えるし
3日めの夜
フレイ「ねーイザーク、悪いんだけど今日はカガリと寝る所代わってくれない?」
カガリ「ん?どうしたんだ?」
ミリィ「カガリあんたいびきうっさいのよ。あたし昨日あんま寝れなかったし」
イザリン「エッ?(もしかして昨日、私とお兄さまとで…見られてた?)」
メイリン「あー、そゆの気になる人は気になるのよねー。今は何ともないんだけど、私は昔お姉ちゃんの歯ぎしりに悩まされたわ」
フレイ「よっくイザークとメイリンは寝れたわよね。羨ましいわ」
イザリン「????」
カガリ「ごめんな2人とも。迷惑かけて」
ミリィ「じゃあイザークのベットにはカガリが寝て。で、カガリに近い所にメイリンでOK?」
こうして、また夜ばいしにきたアスランだが、ベットに入ろうとしてカガリにビビり、
肝心の妹はフレイとミリアリアにみっちり挟まれて何もせずに自分の部屋に戻ったとかww
そしてイザリンはフレイとミリアリアの友情に感謝しましたとさ
と思ったら次の日はアスランの部屋に連れ込まれ一晩中ヤリまくったとかww
フレイ「もーあのアニキマジさいてー!!信じらんない!」
ミリィ「ギシギシうっさいのよ!クソ兄貴シネシネシネー!キィーー!!」
メイリン・カガリ「??????」
カガリが漢らしいwwカッコイイ
カガリばっか褒めるのはなんで?
イザリンに萌えようぜ!
所で、だ。
昨日、ここの男スレを覗いてみたんながあそこは名無し×イザークで名有り×イザークは不可なんだな。
で思ったんだが、ここは名無し×イザリン・名有り×イザリン両方OKでいいんだよな、確認なんだが。
別にネタは無いが、アスイザ以外のネタが欲しい所。
いや、ここの職人さんの変態凹兄は大好きだw
凸じゃなくて凹かwww
きっとフサフサアスランの事だろうww>凹
∀見てたら時々ロランがディアッカとイザリンの子供見えてくる
EVAの綾波がシンとイザリンの子供に見えてくる
エヴァのシンジとアスカの関係がちょっと凸とイザりんみたいだ
凸は声からしてカヲル君ぽいが確かにそんな感じだよな
ぱぱたちのえっち
ニコルの場合〜夜中、夫婦の寝室にて〜
イザリン「ニ、ニコル…ダメだぞ、アスランとディアッカに見つかったら…」
ニコル「大丈夫です。アスランは作業部屋にこもってハロ作ってますし、ディアッカはリビングでTV見てます。
それとも僕とするの、嫌いですか?」
イザリン「そんなわけあるか!卑怯だぞそんな言い方…ぁんっv」
ニコル「ふふ、もうこんなにして…いっぱい可愛がってあげますね」
ディアッカの場合〜昼、二人きりのリビングで映画を見ながら〜
イザリン「やっ、この手はなんだスケベッ…!」
ディアッカ「だってイザの胸いい眺めなんだもん(おっぱいをさわさわ」
イザリン「バカ…!こ、子供達が帰ってきたらどうする!?」
ディアッカ「おちびちゃんたちはアスランとニコルと夕方まで公園だぜ?だぁいじょうぶだってv
たまには二人きりで、な?」
イザリン「もうっ…!このバカ…////」
アスランの場合〜朝、キッチンにて〜
イザリン「このバカ!朝っぱらから何処を触っている!?」
アスラン「だって〜エプロン姿の君があまりに可愛すぎて…このお尻たまんないよぅ(スリスリと頬ずり」
イザリン「やめろ、もし子供達がきたらっ…あぁ、あぁぁあん!(クチュクチュと中に指を入れられる」
アスラン「あの子達は今ごろ着替えてる頃さ。それより朝はミルクを飲むと身体にいいんだよ!
さあ、下のお口でたっぷり飲もうね〜v」
イザリン「イヤぁ〜!」
ちびらん「ぱぱがいちばんおこられてるねー」
ちあっか「うん。にこぱぱとおれのぱぱはぜんぜんおこられないのにね」
ちこる「まま、あちゅぱぱとなかよしするときがいちばんこわいでちゅ」
親の情事をしっかりと影で見守る子供達であった!
ちょwwwチビ共wwwしっかり見てる
そして
>>284みたいな事になるんだなw
ちあっか「ぱい…おっぱい、ぱい」
イザリン「ん、ちあっか?…おい、ディアッカ!皆!一寸こっち来い!ちあっかが喋ったぞ!」
ニコル「わー、ちあっか凄いですね。ちこるとちびらんはまだなのに」
ディアッカ「さすがオレの子!頭いいぜ!」
アスラン「しかし最初の言葉がおっぱいとは流石ディアッカの子、エロスマンだな」
イザリン「ちあっか、おっぱいが飲みたい時は『おっぱいのみたい』だ。言ってみな」
ニコル「そんなイザーク、まだ早いですよそれは」
ちあっか「おっぱい…みたい…おっぱいもみたい!」
イザリン「なっ………!!!//////」
アスラン「プッ…アッハハハハ!ちあっか凄いな!流石ディアッカの血をしっかり受け継いでいるだけあるな」
ディアッカ「/////っ…!コノガキ!…それにアスランみたいな変態に言われたくないぞ!」
初めて喋った言葉に嬉しいやら恥ずかしいやら複雑なジュール一家でした
ぱぱたちといっしょ
三つ子たちは幼稚園で親同伴でのピクニックがあるのだが、なんとイザリンが風邪を引いてしまい、父親だけと行く事になってしまった。本当は三つ子も親父どもも、大好きなイザリンと行きたかったが、
仕方がないので親子六人で参加する事にした。
先生「ではみなさん、ここでお昼にしまーす」
アスラン「よし、この場所に広げようか」
ディアッカ「おまちかねだなお前達!飯にすんぞー」
ちびらん「わぁーい!おべんとおべんとー!」
ちあっか「にこぱぱ、どんなのつくってくれたのー?」
ニコル「貴方達の好きなおかずいっぱい入れましたよ。アスパラベーコンとかハンバーグとか」
ちこる「おいしそうでちゅ〜!」
料理の得意なニコルの美味しいお弁当を囲む親子。だがまわりはお母さんが必ずいて、急に自分達のママが恋しくなってしまった。
三つ子たちはお弁当を食べ終わると、せめてイザリンにおみやげにと、シロツメクサをつんで花冠や首飾り、腕輪や指輪をつくった。
ディアッカ「お、なんだなんだ、上手にできてるじゃんか」
ニコル「もしかしてイザークへ?」
ちびらん「うん。だってまま、いっしょにこれなかったから、おみやげにもってくんだー!」
ちあっか「そうそう!ままおはなすきだしさ」
ちこる「ままをおひめしゃまみたいにしてあげるでちゅ!」
アスラン「そうか…イザークもきっと喜ぶ。よし、俺も手伝うぞ!」
そうして親子六人でたくさんの花でアクセサリーを作り、遠足も無事終わって帰宅した。三つ子はずっと寝ていたイザリンに駆け寄ると、抱きついて今日合った事を話し、作ったおみやげをつぎつぎと頭や首にかけてあげた。
イザリン「そうか、それは楽しかったな!こんな綺麗なおみやげありがとうな」
三つ子「えへへ〜」
イザリン「…ところでこれはなんなんだ?(柔らかい花の茎を一本の太いスティック状に編み上げたもの)」
アスラン「それは俺の作ったおもちゃだよ。下に入れて楽しんでねっvお花がついててかわいいだろ?」
イザリン「…」
その日、アスランはタコ殴りにされた。ちなみに三つ子たちが作ったお花のアクセサリーはその後イザリンが大事にドライフラワーにして部屋の壁やドアに飾ったそうな。
神たちGJ!!
久々に三つ子ネタ見た希ガス。
どのネタも共通して言える事だがどこのアスランも変態なんだなww
クリスマスは多分仕事で忙しいだろうと思った旦那共。
イブにはまだ早いが子供達にこっそりプレゼントをした
ちびらん「あれー?くりすますぷれぜんとだよ?」
ちあっか「きょうはくりすますじゃないよな?」
ちこる「さんたさんせっかちでちゅ」
ニコル「あぁサンタさんが、子供達に配るの1日で周りきれないからって玄関に置いていったんですよ」
ディアッカ「サンタさんが困っていたからオレ達が電話して届けてもらったんだ」
アスラン「だからクリスマスにサンタさんが来る事はないけど、お前達もう貰ったから我慢できるよな?」
ちこる「わかりまちた!」
ちあっか「さんたさんとぱぱたちともだちなんだー」
ちびらん「ぱぱたちすごいー!!」
その日の夜
イザリン「お・おいチビ共!何で泣いてるんだ?」
ちびらん「うあー!だってー、みんなしんじてくれないんだもん」
ちあっか「ぱぱたちとさんたさんはおともだちなのにー!うっうっ…」
ちこる「ちこるうそついてn∀※%&#@〜=(意味不明)」
イザリン「おい、お前らチビ共にどういう嘘ついたんだ?」
旦那共「「「え〜〜〜〜〜と(汗)」」」
ちびらん「ままかわいい〜!」
ちあっか「うん、すっごくにあうよ」
ちこる「ままのしゃんたしゃんきれいでちゅ」
イザリン「そうか?有難う。去年のがサイズピッタリで良かった」
ニコル「わっイザーク!////…そんな格好でどうしたんですか?」
ディアッカ「イザのそのサンタ姿は眩しいけどクリスマスはまだだぜ?」
イザリンはタンスの中から、去年家でクリスマス会をやった時のサンタの衣装を身につけていた。
それは旦那達の趣味で超ミニスカ、ヘソ出しで胸の谷間バッチリの格好だった。しかし本人は満足しているものの、
1年間で旦那達の愛情をこれでもかっ!と受けたイザリンのおっぱいとお尻は大きくなっており、
一寸動けばピンクのティクビが見えそうで、一寸お辞儀すれば完璧にお尻まる見えな感じだった。
アスラン「……」(しゃがんで下からイザリンのぱんちゅを覗いている)
イザリン「おいアスランっ(蹴り)!ほら、来週チビ共の幼稚園でクリスマス会するだろ?
それで私がサンタ役、お前らがトナカイ役する予定だったろ。それで…去年のを着てたんだ」
アスラン「ダメだイザーク!!そんな悩ましい格好で幼稚園に行くなんて俺達が許さない!」
イザリン「何でだ?去年のだけど…ホラピッタリだぞ?」
ディアッカ「ダメなもんはダメだ!サンタはオレがやるから、イザはトナカイやれ!」
イザリン「ああ…まあ…お前らがそう言うなら…」
ニコル「衣装は明日買いに行きますから、その服だけは絶・対に着てこないで下さい」
イザリンは腑に落ちなかったが、渋々了解した。そしてクリスマス会当日
おともだちA「ねーねー、ちびらんたちのままびじんだねー」
おともだちB「うらやましいなー」
おともだちC「となかいのおねーさーん!だっこしてー」
三つ子「「「みんなままみちゃだめー!!!」」」
確かにトナカイ姿で露出度ゼロだったが、ボディライン丸だしで子供達の人気は高かった。
予想外な所で評価されてしまったので残念な旦那達であった
放課後
イザリン「期末テストの結果どうだった?」
メイリン「私、イザークのおかげで良い点残せたわ!有難う!!」
ミリィ「聞かないで〜あたし全然ダメだった。ま・平均点死守できたからいいけど」
フレイ「イザークが言うと嫌味ね。ま・私は理系は満点だったわよ(文系は赤点ギリギリ)」
カガリ「はってーん!にてーん!ごてーん!きゅうてーん!れーてーん!あはははははは」
メイリン「わっ、ついにカガリが壊れた!赤点どころか10点以下だったなんて」
今日は期末テストも終わり、皆冬休みに向けてワクワクソワソワしている所だった。無理もない。もうすぐクリスマス
イザリン「カガリ元気出せ。つ・次は赤点…いや30点はとろうな」
ディアッカ「よぉイザ、今度のクリスマス一緒に…」
アスラン「(ディアッカ突き飛ばし)イザーク!今日はお兄ちゃんと一緒に帰ろう。
それにもうすぐクリスマスだしケーキの材料買いに行…」
ディアッカ「アスランテメー!誘う相手いないからって人蹴り飛ばしてんじゃねーよ(蹴り返す)」
アスラン「何だとディアッカ!クリスマスはな、家族と過ごすのが一番なんだ!」
ディアッカ「何だその寂しいクリスマスは!クリス…」
フレイ「ハイハーイ!イザークのクリスマス予定は決まってるからデートの誘いは禁止よディアッカ!お兄さんも醜いから止めてね」
ミリィ「お兄さん大人げないですよー。クリスマスはナタル先生の誕生日だから、あたし達パーティ開くの」
カガリ「先生には内緒だけどな」
メイリン「で、私達はこれから買い出し」
キラ「全部お金はフレイ持ちだから僕達が気にする事無いんだよね」
イザリン「で・私はオルガとナタル先生が好きそうな本を買いに行くつもりだ」
オルガ「プレゼント選びは図書委員に任せな!…そうだディアッカ、お前も参加しろよ!どーせクラス全員誘うつもりだったし」
シャニ「だね。ディアッカチャーハン得意だったし」
クロト「参・加!協・力!炒・飯!」
ディアッカ「ホントか!じゃオレも参加するぜ。美味しいチャーハン皆に食わせてやるからな」
アスラン「俺もいいかな?俺も料理得意だからイザークに美味しい物作ってやるよ」
ディアッカ「ア゙ア゙ッ?」
ミリィ(このバカ兄貴。ナタル先生の為のパーティなのに!)
335 :
続き:2007/12/23(日) 18:45:00 O
また睨み合う2人。アスランのせいで場の空気が悪くなりそうな所を思わぬ助っ人が現れた
ルナ「へー、良い事聞いちゃった!わたしも参加していい?」
メイリン「お姉ちゃん!」
ルナ「どうせならさ、全校生徒でやろうよ!その方がナタル先生喜ぶと思わない?フレイちゃん、どお?」
フレイ「そうですね。そうなったら教室でパーティやるのダメね。体育館位でないと…」
カガリ「ダメだダメだダメだ!体育館はバスケ部とバレー部が使うからよそでやらないと」
アフメド「部活中にパーティの準備できねぇしな」
フレイ「そっか…じゃあパパが経営してるホテルにしましょ。学校から近いしいいわよね」
ルナ「オッケー!じゃ、わたし皆に呼びかけてみるね。料理はアスランに任せてあげて!
アスラン、ナタル先生の為に美味しい物作るのよ!」
イザリン(何だか賑やかになってきたな…)
こうしてルナの人脈のおかげで、全校生徒の殆どがナタル先生の誕生日に参加する事になった。
流石に本人含め先生達にバレてしまったが、否定する者は1人もおらず、先生達もナタル先生の為に参加する事に。
賑やかなクリスマスを迎える事となった。
クリスマス(ナタルBD)当日
シン「うわー!すげーご馳走だぁ!すっごい!!」
カガリ「んめー!最っ高の食事だなおい!」
アフメド「だな。どんどん飯出てくるし」
イザリン「(お兄さまはともかく)ディアッカがこんなに料理が得意だったなんて思わなかったぞ」
ディアッカ「いんにゃ、オレチャーハンしか作ってねーしアスランも少しだけしか作ってねぇよ。
つかフレイちゃん所のシェフが作ってオレらは手伝っただけだ」
アスラン「おかげで勉強する事ができたよ。イザーク・一緒に食事しよう」
イザリン「はい、お兄さま。さ、ディアッカも食べよう」
ディアッカ「お・おう…(汗)」
アスラン「…………(汗)」
336 :
続き:2007/12/23(日) 18:48:09 O
ナタル「ホテル貸し切ってパーティだなんて凄いな…。食事も豪華だし。フレイ、私の為にここまでしてくれて有難う」
フレイ「いいえー。パパに話したら、今日はホテル丸ごと貸し切りにしてくれたんです。
勿論部屋も全校生徒と先生達の分用意してます。ナタル先生にはロイヤルスウィートルームです」
ナタル「ロッ……!(焦)」
フレイ「それと、ここはカラオケとかゲーセンとかバー(教師限定)とかもありますから。後今日だけ警備員も沢山いますので、
生徒の行動も見張ってる様にしてますので先生はきがねなく楽しんで下さい」
マリュー「うわー贅沢ねぇ。だったら今夜は甘えましょ。ナタル今夜はじゃんじゃん飲むわよー!皆もいいわよね!」
先生共「「おーっ!!飲むぞ飲むぞ飲むぞー!!」」
ナタル「わっ…マリュー先生!…あ・フレイ、今日は本当に有難う」
フレイ「ナタル先生の誕生日プレゼント、お部屋に置いてますんでー楽しんでって下さいー!」
キラ「フレイ!プレゼント全部置いて来たよー」
フレイ「有難うキラ。それにしてもメイリンのお姉さんのお陰で沢山プレゼント集まったわよね」
オルガ「俺達が選んだ本がパッとしなくなったな」
クロト「それだけ先・生!が人・気!あるからじゃないの?ボクもゲームソフトプレゼントすれば良かった。残・念!」
シャニ「バーカ!ナタル先生がそんなのするわけないだろ」
ルナ「フレイちゃん、全校生徒分の部屋配置完了したわよ。……でもいいの?結構おおざっぱだけど。
てゆーかわたしもすごくラッキーなんだけど」
フレイ「大丈夫です。お姉さん達はカラオケルームに近い部屋がいいって言ってたじゃないですか。それに警備員いますから、
先生達が楽できるので私達も好き勝手できます。まぁホテルさえ出なければですけど」
カガリ「すげぇな、フレイん家(もっしゃもっしゃ食べながら)…んぐっ!おい、あそこにイザークとディアッカがいるぞ!」
ミリィ「ほんとだ。イザークぅーvこっち向いてー!」
メイリン「ディアッカもこっち見てー!」
カシャ!
イザリン「わっ!何だいきなり!」
ディアッカ「何か反射的にピースしちまったよ、オレ」
カガリ「だってお前らいい感じだったし」
メイリン「今日の記念にバッツリ撮らせてもらいました!」
ミリィ「写真できたら送るねー」
イザリン「……………あいつら//////」
ディアッカ(その写真大切にとっておこう…/////)
337 :
続き:2007/12/23(日) 18:51:00 O
ナタル先生の誕生日パーティもそろそろ終わりかけの頃、今度は先生達が生徒にクリスマスプレゼントを一人一人配った。
フレイ「何かしら?」
メイリン「冬休みの宿題だったりして…(汗)」
カガリ「ヒイィィ!!!!!」
ミリィ「落ちつきなさいよカガリ。例え宿題でもあたし達イザークに頼めばいいじゃない!」
イザリン「うぉい!!」
マリュー「全校生徒いるんだから違うわよ。ナタル先生がこのパーティ開くと聞いて皆にクッキー焼いてくださったのよ」
カガリ「ホッ…」
ナタル「皆、私の為にこんな豪華なパーティを開いてくれて有難う、感謝する。………もっと感謝の言葉を述べたいのだが、
もう遅い。各生徒の部屋が割り当てられてるそうなので、ゆっくり眠ってくれ、それでは」
アスラン「何だって?何で俺とイザークの部屋がこんなに離れてるんだ?(しかもよりによってイザークの隣がディアッカ)」
シン「おれも姉ちゃんと結構離れてるよ(泣)」
フレイ「あぁ、仲良い人同士近くの部屋にしたんですよ。
で、お兄さんはメイリンのお姉さんがカラオケルームに近い所がいいと言ってたので下の部屋にしました」
ルナ「あーっ!アスランいたー!!早くカラオケルーム行くわよー!スティングめっちゃ張り切ってるんだから!」
アウル「何やってんだよバーカ!」
オクレ「アスラン今日はお前も歌えよな!!」
アスラン「ルナマリア引っ張るな!ぅああー!イザーク!!」
イザリン「お兄さま…恥ずかしい…でもこの割り当て適当じゃないのか?」
フレイ「まぁね!だってここ警備員いるし、それで先生達楽できるから好きなようにやらなきゃ」
シン「おれ姉ちゃんの隣が良かったよう。ねねね、姉ちゃんの部屋に行っていい?」
フレイ「フフッ、シンちゃんてばまだまだコドモねぇ〜」
シン「なっっ……!/////」
ミリィ「寂しがり屋のシンちゃんにはあたし達もついていてあげるわよ(笑)?」
メイリン「朝まで一緒にお喋りしましょ(笑)」
カガリ「お菓子もあるぞ(笑)」
シン「あああ・結構ですぅ〜!お休みなさいー!!(慌てて走り去る)」
フレ・ミリ・メイ・カガ『キャハハハハハ!!!!!』
338 :
続き:2007/12/23(日) 18:53:52 O
イザリン「お前ら…あんまり弟をいじめるなよ」
メイリン「ゴメンゴメン、じゃ私達は誰かの部屋で遊ばない?」
フレ・ミリ「「ごめん私達デートv」」
メイリン「エエーッ、ソレ私に対する嫌がらせ?カガリは?」
カガリ「ごめん、アフメドとメシ食う約束してんだ。今日こそは勝たないと」
イザリン「じゃあメイリン、私達はディアッカの部屋で遊ばないか?」
ディアッカ「だな、親も教師もいねーし。ゲームでもするか?」
メイリン「エッ…(汗)????あ…………私、オルガ達の所に行く!今年は男に囲まれてクリスマス過ごしたいのー(慌てて去る)!」
イザリン「はあぁ?」
ディアッカ「…じゃあ……オレの部屋にでも行く?」
イザリン「あ……うん/////」
フレ・ミリ・カガ(ホッ………頑張って、イザーク!)
339 :
続き:
メイリン「はぁー危ない危ない!危うくディアッカとイザークラブラブクリスマス作戦無駄になる所だったわ!」
オルガ「フレイからこのパーティの目的は聞いてるけどよー、ここホテルの屋上だぜ?むっちゃ寒ぃー!」
クロト「すげぇ極・寒!」
シャニ「…眠い」
メイリン「オルガ達ごめんねー。だってイザークってばディアッカの事好きなくせに、
今年も家族とクリスマス過ごしそうな感じだったから…やっぱ好きな人と過ごすべきじゃない?」
オルガ「まぁ一理あるわな。…でも聞きたいんだが、お前もフレイもミリアリアもカガリも何でイザークの為にここまでするんだ?」
メイリン「え…?そんなの、皆イザークの事が好きだからよ?
フレイ達はどうか知らないけど、私はイザーク程兄弟を大切にする人いないと思って…私お姉ちゃん嫌いだし。
兄弟だけでなく、周りの人を大切にする…私はだからイザークが好き。ゴメンネ、うまくまとめられなくて」
オルガ「いや、何となくだが解るぞ。お前ら友達思いだな…大掛かりだとは思うけど」
メイリン「大掛かりなのはフレイだけよ。私達はイザークに写真送っただけだし」
シャニ「(双眼鏡覗きながら)あ…ディアッカとイザークがヤり始めたぞ」
クロト「本・当?ボクにも見せて!」
オルガ「お前らー、やめろよ(建前)」
メイリン「…何か成功したみたいだからフレイ達にメールしよっと!」
イザリンにディアッカとクリスマスイブの夜を過ごして欲しい…。それがフレイ達のイザークへのクリスマスプレゼントだった。
その為にフレイは大掛かりなパーティを開き、ミリアリアがその日の仲良さげなイザリンとディアッカの写真を納めた。
そしてメイリンとカガリがその写真に似合いそうなフレームを買いイザリンとディアッカにプレゼントしましたとさ
長くてスマソ。ディアイザに見せかけてフレイ達の友情ものをやりたかっただけ