>>855こらこら。落ち着いて読めw
「う…ん」
月は寝返りを打った。無意識に左手を回す。何の重みもない左手は勢い余って空を掻いた。
手応えの無さに月は目を覚ます。
またか…
何もない左手をさする。
時々日常生活でも女がブレスレットを肘に下げるような仕草が出る。
眠っている時には無意識に鎖の絡まぬように、邪魔にならぬように、体を動かしてしまう。
既に腕には、手錠の痕も残っていない。
それなのに、あの男の居る記憶だけが消えなかった。
広いベッドの半分を占め、いや時折は四分の三まで占めて好きに転がっていたあの男。
体中を蹂躙し尽くし、葬り去ってなお体に脳に残る記憶。
月は苛々と頭を掻いた。
眠れない…
弥でも呼んで抱くか。海砂なら何時でも喜んで応えるだろう。
あの女はどんなにアブノーマルにしてやっても、嬉しそうにしかしない。
月は弥を呼ぶのを諦めた。彼女では満たされない。
今はただ、自分を押し潰すように圧倒的な何かを欲している。押し潰され引きちぎられ罵られたい。
ひどくLが恋しかった。
つづくかも
続きを待っていたけど来ないのかな?
夏コミのL月スペ30サークルだったね
楽しみすぎる(・∀・)
>>857がんがれ。おいちゃんはおうちで涼んでおるぞ
>856つづき
自分で体を撫で、ボタンを外していく。
皮膚の表面だけを撫でるように手の平を滑らせる。
「っ…うっ…」
段々と火照る肌から自ら衣服を剥ぎ取っていく。
指先で乳首を捏ね回しながらLの偽名を呼ぶと涙が何故か溢れだした。
「りゅ…竜崎・・・」
月は自ら呼び起こした性的興奮の最中、竜崎と最期に情交を交わした夜のことを思い出していた。
火口確保の興奮も冷めやらぬまま、シャワーを浴びベッドに入ると竜崎がのしかかってきた。
「夜神、」
睨むように月の端正な美貌を覗き込む。
いつになく乱暴な口調で行為の口火を切った竜崎に月は少々おののいた。
キラの記憶を全て取り戻した月は、記憶の無い間に竜崎の情人になっていた自分に驚いていた。
時々苛立つように乱暴に扱う以外は、月は竜崎との異常な性生活に満足していた。
もしかしたら体の相性が良かったとでもいうのだろうか、竜崎の手管にすっかり籠絡されていた訳だ。
しかし、キラ確保によって自分の潔白が裏打ちされ、もうすぐ釈放されるその前に、全ての記憶を持ったまま抱かれる恐怖があった。
ちょっと風呂行くわ
かぁぁぁみぃぃぃ!!!!!
続きまってます〜
>>858 「竜崎、今日はやめておこう」
ピロートークで暴かれる秘密では無いが月はつい、提案してしまった。
月の胸の中にもやもやと形を成さない不安に、強い瞳で睨めつける竜崎が勝った訳だが、
竜崎は勝手にシャツを開くと不審そうに顔を見ながら胸を撫で回した。
「最近は月君の方が積極的でしたね」
「…ああ」
「私が死んだらどうしようとか、日記に書いて」
「見たのか」
月は歯噛みした。
全くキラの記憶を持たない月は奇妙な探偵の有能さを天のように仰ぎ、憧れ、焦がれていたらしい。
己の一部とはいえ、殺意を滾らせて乗り込んでまで来た相手に惚れたとは耐え難い事だった。
竜崎は月の提案は聞かず、月の白い肌を晒していく。
この男はいつもそうだ。
趣味嗜好に関して全くゆずるということが無い。
珍妙な嗜癖、頭が良くなかったらタダのキモメンだ。
しかし、頭の中でいくら罵倒しても、月の息は段々と乱れがちになっていった。
「死神を見て、どう思いますか」
月はハッとした。
目を半分閉じていたせいで、一瞬壁を見たことは気づかれなかったようだ。
壁の向こうにはレムが居る。
「びっくりしたよ」
「……」
竜崎がその答えに満足したのかどうかも分からない。
いつもより表情を動かすことを止めて、月の体を煽り、観察していた。
「私を殺すのは…あなたですよ」
竜崎は月の薄く小さな乳首を舐め始めた。
>>860そうだ、お前を殺すのは僕だ。そう思いながら真逆の言葉を口にする。
「僕はキラじゃない。なぜ僕がLを殺すんだ」
竜崎は話を聞いているのか居ないのか、熱心に乳首を強く吸っては優しく転がした。
「んっ…あっ…んんっ」
「あなたが…キラでなければ、私は」
竜崎は胸から上へ突き立った乳首から口を放すと、月の顔を見ながら指でいじり回した。
「何…何だ」
「私はあなたを愛したでしょう…」
嘘だ。
月は直感した。
この男の睦言が真実だった試しがあるか。
次の日には逆の言葉を吐きながら、縛り上げ鞭打つような男だ。
優しげな言葉の次に来るサディスティックな仕打ちに、かえって月の体が興奮した。
明日も一緒の夜が続くとすると、また三角木馬か。
竜崎は何故かもう一度同じ言葉を口にした。
「キラでなければ、愛したのですが…」
愛しげに月の頬を撫でる。
黒い目は半分閉じられて、泣きそうに潤んでいるようにも思えた。
「竜崎、嘘だろう」
すまん。ドラマ休憩する。つづく・・・
>>861ふわぁ・・。wktkして待ってる。
お盆の流れも続いてくれて嬉しかった。嬉しかったんだ・・。
ここんとこ鼻血でそうで困る。
>>861 月の放った言葉に竜崎は動揺した様子もなかった。
ただ愛しい壊れ物を扱うように頭を撫で回す。
「嘘です」
月は少し不思議に思った。
いつもなら問に問い返したり、なぜそう思うのか聞き返すような言い方をするのが常だったからだ。
お前を殺すのは僕だ。僕だ。
心の中で、繰り返すたびに決心が揺らぐようで自ら竜崎の首を抱き寄せた。
竜崎は口の中を勝手に犯すようなキスをしてくる。
どろどろと頭が溶け出すように竜崎の唇に翻弄される。
「……ふ…っんん…」
何の血が混じっているのか長い舌で月の軟口蓋まで舐めると、顔を離した。
「事件を除いて、月君は只の性欲処理の道具ですよ。感情的な何かを期待されると困りますね。
この手錠がいつまで続くか分かりませんが、せいぜい楽しませて貰います」
赤く発色した唇が次々と酷い言葉を吐く。
月は逆に愛の告白を受けているような気分になった。
「僕は、毎晩愛してるって言ったろう」
「言いましたね。私は違います」
月の服を剥ぎ取りながら竜崎が答える。
この事件とこの関係が関係無いという、ありえない話を平然とベッドでだけする。
昼間の良き友人ぶりに、二人以外のあらゆる人間が騙されている。
月はノートを手にするまでの自分が、事件の終わりと関係の終わりを恐れていた事を思った。
自分の内にある幼い純粋な少年の死を願った。
>>864 たくし上げられたシャツで手首を巻かれ頭上で押さえ付けられた。
万歳をした格好の月の無防備な胸を、丹念に舐めていく。
裸に剥かれた下半身で月の茎が滾り始める。
「勃ってきましたね」
確認するように言うと、ぐいと茎を握りしめた。
大きな手の強い握力で月の半身は余計に滾る。
「あっ…うう・・・んうう」
指先で時折茎の敏感な筋を刺激しながら、強く握る。
唇で片側の乳首を舐めては、片手で余った乳首を時たま爪で弾いた。
「ああっ…あ…やぁ…。竜…うっ…うん…りゅ…」
長く執拗な愛撫に月の茎は張り詰め、卑猥な涎を垂らし始める。
シャツを外して竜崎の頭を抱え込むと、竜崎は月を不満そうに見上げた。
「勝手に外したんですか」
もう一度シャツで手首を縛り押さえ付ける。
月の体に斜めに被さり、また執拗な三所責めの続きをやり始めた。
「はぁ…ああっ…」
月の下半身に屹立する赤い陰茎は物欲しそうにダラダラと液を流し続ける。
「どれだけ出るか試してみますか」
「ぁ…ああ…もう…」
「どこまで同時に責められるんですかね…三カ所は出来ますが、四カ所目となると…」
竜崎は枕元にある粘性の液体の入った瓶を傾けた。
焦らしプレイですか先生!!
続きをおねがいします(;´Д`)ハァハァ
>>865毎日占拠してすまん
月は脚を開き腰を持ち上げた。
竜崎は開脚した月を見て薄く笑うと、服を脱いだ。
下半身から凶暴な色をした陰茎がそそり立っている。
「…竜崎…」
「本当に…月君は…」
怒張を扱きながら瓶で月の胸を転がす。
固い部分どうしが時々触れた。
「ふっ・・入れ…入れるんじゃないのか」
「これですか」
くりくりと瓶を孔に押しつける。冷たい感触にぴくりと震える。
「やぁっ…」
竜崎は自分の下半身に液を垂らすとくちゅくちゅと塗りのばした。
月はそれを見ながら自分の茎を扱く。
目は潤んで涎まみれの唇は半分開かれてキスをねだるように舌なめずりをした。
「竜崎、早く」
月の脚を押し広げるとゆっくりと侵入してくる。
「んあ…りゅ…ああっ…」
「猿ぐつわをした方が良さそうですね」
首を伸ばして乳首を舐めて転がすと、月から透明な液が垂れた。
「ふっ…うん…あっ」
体を起こして月の腰を抱え何度も中を掻き回す。
「気持ち良いですよ。夜神月…もっと締め付けたらどうなんですか…」
「はぁ…あ…あ…や…」
「キラなら、食いちぎって見せたって良いんですよ…ほら…」
ずぐりと奥へ入り込む。
「ん…ぐ…竜崎…」
「…私を好きなんでしょう?」
ゆっくりと突き上げる。
「うあ…あっ…あ・・・好きだ…竜崎」
>>867 「…本当に気持ちの良い…オモチャですね…」
体を抜くと寝そべって月の後ろから抱きつくように挿入する。
ずぶりと月の後ろに入れると、指先で乳首をいじり耳に唇をつけた。
「オモチャは喋れなくしてあげますよ」
囁いて舌先と唇で音を立てながら舐める。
吸い付くキスの音と舌のねちゃねちゃとした粘着音が月の頭に直に響く。
「んっ…うんっ…んんっ…はぁはっ…んんっ」
時々突き上げる以外はしつこく耳と首筋を舐め、乳首を摘んで刺激する。
「私を…好きなんでしょう?」
ぺちゃりと耳を舐めて低く囁くと、月は首を仰け反らせて呻いた。
「あ…ああっ…す…うっ…」
言葉を邪魔するように竜崎の指先が激しく乳首を捏ねる。
窓の外が白んで明るくなってきた。
「言って…くれないと、終わりませんよ…」
月は快楽で狂いそうになりながら竜崎の声を聞いていた。
いつから、こうして責められているのか分からない。
月の下半身から大量に垂れた液が、腰に垂れシーツに染みになっている。
竜崎は何か言おうとするたびに、ひどく責める。
「りゅざき…お…ああっ…」
胸に液を塗られヌルヌルと指で苛まれた。
新しい感触が胸に広がり敏感に立ち上がった乳首を白い指が摘もうとして滑った。
「はぁっ…はぁっ…あっ…」
耳の裏を長い舌が暖かく滑る。
「私は好きですよ…月君は…気持ち良いですからね…」
「うん…あ…やぁ…」
「良いオモチャですよ…大好きです…それとも」
乱暴に手の平で胸を愛撫する。
「あう…ううん…んんっ」
「愛してますと言った方がいいですかね…」
>>868 月は言葉の意味を考えることも出来ず、竜崎の手で喘いだ。
逃げるように暴れ、なかば俯せになった月を後ろから犯すように突き上げる。
手をついて獣のような姿勢で月は竜崎の怒張で孔を扱かれる。
「あっ…りゅう…う…ざぁ…ああっ」
「舌を噛みますよ…」
竜崎は月の腰骨を掴んだ。
規則的な動きで月を突き始める。
「竜…ざき…っん…ひっ…」
竜崎が黙らせるように月の茎を握る。
きつく握って扱くと、月はひくひくと痙攣し、てろりと白い液が漏れた。
びくびくとした振動を差し込んだ体に受けると、竜崎は月をひどく突きはじめる。
「ああー…あー…」
倒れ込むようにしてシーツを掴み振動に耐える月の体内にびくびくと痙攣し精液を迸らせた。
ずるりと抜くと、竜崎は仰向けに寝転んだ。
汚れた怒張をゆっくりと扱く。
月がのろのろと体を拭いていると、竜崎に腕を引かれた。
回復した竜崎の怒張を握らされる。
「月君が乗って、腰を振るんですよ」
目を見開いたまま嬉しそうに口角を上げる。
凶暴さを取り戻した竜崎の張り詰めた下半身を握って月はおののいた。
手錠を気にしながら、竜崎の上に跨るとゆっくりと腰を下ろす。
深々と突き刺すと、月は上下に腰を動かし始めた。
>>869 竜崎の暖かい大きな手の平が、月の腰を包んで撫でる。
乳首を指先で転がされると月は腰を沈めて悶えた。
「あっ…あっ…」
「さあ…もっと。いやらしく腰を振って見せて…」
今度は月が責めるように上下し竜崎の下半身をなぶる。
竜崎の乳首を摘みながら腰を蠢かせると、興奮し声を詰まらせた。
「イかせる…つもりですか…っ…いいでしょう…」
月の体を手の平で包むように撫で上げる。
「あっ…んん…」
お前は殺す。
月の決心は揺らがない。
しかし最期へと向かって、可愛らしく頬を染めて喘ぎ始めた竜崎を粘膜で責め立てながら、
優しく体を撫でてくれる、この手の平の感触を忘れられるかどうか月は自信がなかった。
おわり