∧_∧
`[=*.・з・] <鰓とか左塔とか呼ばれてます。
./σ ヽσ
(し′/し′
.\\\
。\\\
+///+ ←長くてエロ美しいおみ足
゚///+゚。
(_)_)゚
このスレ内で語られる内容は完全なフィクションです。
実在の個人及び団体とは一切関係ありません。
スレタイ甘そうでいいよ鰓w
>>1さん乙です。
スレタイもテンプレもいいね。
これでぴんく難民に右と左が揃ったか〜w
>>7 ここから前スレの半裸に画像になるんだよね。
前スレ997の言うように
撮影風景がハァハァ…
「ちょっと脱いでみようか」
>>1乙〜
いいスレタイもついたし、
引き続きエロく平和にいきたいね〜。
>>7 しかし細いなアベ…
立ってても座ってても寝てても歩いてても激細だなw
新スレ記念に、スレタイに似合う甘ったるい二塔ネタ読みたいよ…
職人さん待ってます…
それいいな…ハァハァ
13 :
忘れてた:2005/11/22(火) 08:56:27 O
関連スレはいいんじゃない?
みんな今は右に移動中?ww
お昼に三四郎サマも来てた!
右行ってきた。ハァハァ…
あっちの鰓もかっこよくて大好きだー!
三四郎さま左にも来てねw
17 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 20:52:46 0
スレ違いなんで申し訳ないんですケド、
その右のアドレス教えてください。お願いします(・ω・`)
総スレ数も大した事ないのに
せめて自分で検索くらいしなよ
こちらでもぜひゲロ甘バカップルなやつを…
三四郎様、いや他の職人様でももちろんイイ!
鰓が可愛くて甘ったるいやつを頼むよー!
17です。
まぢ申し訳なかったです。
教えてくれた方ありがとうございました。
見つかったのなら良かったね!
朝から右行ってハァハァしてきました。
今日はレディキャロで生エラ。ハァハァ…
生エラが生フェラに見えたなんて言わない・・・
右の猫人間並に可愛がられる鰓希望
あのすべすべ肌を可愛がってみたいな・・・
レディキャロ行ってきた。
少しのびた髪の間からピアスがチラチラ光ってエロい。
ベースを舐めたり腰を振ったりでアクションがエロい。
アンコールでシャツのボタン全部はだけてて白い肌がちらつく。脱いでるよりエロい。
いつものことだが総じエロい。
ごちそうさまでした。ハァハァ…
さすがはエロの化身だ
チラリズムのなんたるかを実によく理解している
>>29 乙で〜す。
ああ…26日のLIQUIDが楽しみだ…
とりあえず明日は生アベ見に逝ってきます。
>>29 想像するだけでお菓子たくなってくるな。さすが鰓。
>>29 おかえり 俺も想像しただけでご飯3杯いけます
リキッド楽しみだ…(;´Д`)ハァハァ
すでに
>>29がエロエラレポをしてくれてるから自分はそんなにレポすることないやw
ただ赤やピンクの照明の下のウエノはただひたすらにエロスだった。
二回目のアンコール、はだけたシャツから覗く白い胸元や腹に、ここはどこのストリップ小屋かと思ったよ。
ベース相手に腰を振る踊り子ウエノw
あと自分がこれまでに見たキャロライブでは、ウエノはステージ上でビール飲むとき、
大概演奏の合間に後ろを向いて飲んでいたが、今日は曲やってる最中にマイク前でフロアの方を向いて飲んでいた。
酒を飲み干す姿って色っぽいんだな。
飲み干す姿・・・・(ハァハァ
上下する喉仏…
鼻血が出た、マジで。
たまに口の端から零したりして(;´Д`)ハァハァ
飲ませたいね…いろいろ…(;´Д`)ハァハァ
おまいらってやつは……(;´Д`)ハァハァ
真也にハァハァいわされるのはなし?
>>42 興味津津な漏れは阿呆ですか?(;´Д`)ハァハァ
44 :
346:2005/11/24(木) 19:02:02 O
大本命だよハァハァ…
(*´д`)ノシ
真也キタコレ!!
三四郎タンもなのお?(*´д`*)ハァハァ
真也 カモーン!!
47 :
36:2005/11/24(木) 19:50:32 O
「…イッオイッ!真也!」
自分の名前を呼ばれていることに気付いて、ハッと我に返った。ウエノさんが不思議そうな顔をして俺を覗き込んでいる。
「どうした?ボーッと俺の顔見て?」
あーっ…最悪や、俺。何、ウエノさんの口元見つめてボーッとしてんねん。ほんでそれをウエノさん本人から指摘されて…ほんまに俺何やってんねん。
バツの悪さを「いやいや…」となんとか笑ってやり過ごそうとするが、うまくいかへん。相当アホなことになってんねんやろな。ウエノさんが、クックッと笑う。マジ最悪。
「んな間抜けな面すると折角の男前が台無しだぞ」と言いながら、ウエノさんはタバコに火を点けた。
俺の目はまたウエノさんの口元に吸い寄せられる。
タバコをくわえたウエノさんの唇。
よからぬ想像をしてしまう。
==========
自分の妄想とおまいらの話題を落とすタイミングが合いすぎててワロス。
続きは深夜にでも。
なんかキター!ハァハァ…
キタ━━?-[.-ε・=] ━[=.・з・]━[.・ε・=] y-~━[=.´з`]-? ━━ !!!!!
>>47 楽しみに待ってるよ 深夜!
51 :
346:2005/11/24(木) 20:50:32 O
職人キタ━(゚∀゚≡゚∀゚)!!!! ワクピチ
俺も近いうちにブラックシンヤ落とすよ(´∀`)ノシ マタネ
三四郎様まで〜!w
待ってる!待ってるよ〜!
三四郎様はそっちの趣味もあったかw
明後日キャロライブ行く予定だから、
なおさらワクピチで待ってるよ〜。
あれれ?三四郎様、ブラックって何?
三四郎様はたしか鰓人魚とアベを幸せにしてくれた心優しいお方じゃないのか・・・?ガクブル
>>54 神は引き出しをたくさん持っているのさw
三四郎様、楽しみにしてるよん!
>>47 深夜って何時頃?何時頃?(゚∀゚)ワクワクピチピチ
ワクピチの深夜
ドキドキしながら投下を待っている
リキッドで正気を保てるだろうか…(;´Д`)ハァハァ
もう深夜だよね?ワクピチ
すいません。右行ってました。
三四郎様の楽しみです。
そしたら自分のは暇つぶし程度でw
==========
>>47続き
あぁ…またや。ほんまアホのひとつ覚えみたいに「セクシー」「セクシー」「セクシー」って…
ライブの感想それだけかいっ!?って思わず携帯電話を床に投げ付けそうになる。
でも…正直な話、俺、皆と友達になれそうやねんよな。
だって俺もそう思ってるから。
(ウエノさんセクシーやな)って。
…うわっ!寒っ!何言うてんねん、俺。めちゃくちゃ寒いやろーそれは。
いや、俺も、最初からウエノさんのことをそんなふうに思ってたわけじゃない。
う〜ん…これ、言うてもええんかな?まっ、ええか!
ちょうど一年くらい前かな?キャロのライブにアベさんが来てくれはって。
アベさんがいようがいまいが、俺やパッチは普通やん。
ただメンバーでひとりだけいつも通りじゃなかった人がいまして…
もちろんウエノさんなんやけどね。
ウエノさんが、フロアにいるアベさんを意識してることが
後ろでドラムを叩いてる俺にもめっちゃ伝わってきて、
俺はそのことにびっくりもしたし感動もした。
すげーなって。
やっぱりさ、解散したっつても十年近く同じバンドでやってりゃ
そんなふうになるんやなって。
だからライブが終わって、ウエノさんとアベさんとが肩を並べてハコを出て行ったのも、
なんかええなと思いながら見送ってん。
でもウエノさんが楽屋にニット帽を忘れてることに気付いて追い掛けたのが
運の尽きやったよな。
ライブハウスから少し離れた人通りのまるでない場所にひっそりとあった駐車場。俺らの機材車の後ろ。
重なり合うふたつの影に、なんとなく独特の空気を感じ取って、俺の体は固まった。
帰り際のウエノさんの「車から自分の荷物だけ取ってから行くわ」っていう言葉を、
俺、しっかり聞いてたんだよな。
だからウエノさんのニット帽片手に、(今ならまだ追い掛ければ駐車場で手渡せる)って
判断したんだよな。
でも、俺、あの時ほど自分の耳と記憶力の良さを呪ったことなかった。
あのふたつの影は誰のもので、何をしてる?
瞬時にしてそれらの回答を導き出した俺の足が、音を立てないようにそろりそろりと動く。
答え合わせをして、どうせーちゅーねん。
そんなふうにも思ったけど、気付かれちゃいけないと全神経をピンと張り詰めさせて
近づいていた。
でももしかしたらそんな俺の用心は不要だったかもしれない。
だってふたりはキスに夢中だったんだから。
ふたりが立てるクチュリクチュリという水音と荒い息遣いがやけに大きく聞こえたのは、
気付かれないようにと神経を研ぎ澄ませていたからなのか、
それともあの晩がとても静かだったからだろうか?
シンヤ キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
キタ━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━!!!!!
しかも二塔絡みでキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
(*´Д`)キタァァァァァ
機材車を挟んで、あちらとこちら。
こっそりあちらのふたりの様子を伺う俺。
ここで見つかったら、たぶん俺が三人の中で一番の変態みたいになる。
男同士で、屋外で、キスを続けるあちらのふたりよりも、きっとそれを覗き見してる俺のが変態。
うわっ!絶対見つかりたくねー。それだけは勘弁。
でもその場を離れることが俺にはどうしてもできなかった。
俺の方からはアベさんの背中とウエノさんの一部分しか見えへんかった。
アベさんは機材車の向こう側の扉にもたれかかっていて、
ウエノさんはアベさんと向き合った形で立っているんだろう。
ウエノさんの、腕はアベさんの首に絡まり、手はアベさんの髪を掻き混ぜ、
細い指が、アベさんの素直な髪の間から覗く。
ひどく白い。
それはアベさんの艶やかな黒髪によく似合っていた。
「なぁ…させて…」
荒い息の合間に、唐突にウエノさんの甘ったるい声が切れ切れに聞こえた。
俺の背中をぞくりと冷たいものが走り落ちていく。
「おまえ…またこんなところでっ…」
「お願い」
アベさんの言葉を喘ぎながらもねじ伏せたかと思うと、
カチャリカチャリという金属音が辺りに響く。
ひぃー最高⊂⌒~⊃。Д。)⊃二塔絡みで深夜 テラモエス
「おまえ…ほんとにやらしい…」
アベさんの独り言のような囁きに、ウエノさんのクスリッという小さな笑いが
聞こえたような気がした。
金属の触れ合う音が止み、ウエノさんの、指が、手が、腕が、アベさんの体を
ゆるゆると滑り落ちていく。
なぁ…え〜と…ちょっと待ってくれ!
キスまではなんとなく理解するで。
俺、酒はあんま飲まへんけど、酔っ払ったら誰彼かまわずキスしまくるヤツもおるもんな。
でもこれから先の展開って、ひょっとしてひょっとするのか!?
それはちょっと…俺、想定の範囲外なんやけど。
内心キョドリつつも、それでもそこから動けずに凝視することしかできない俺の目に、
アベさんの背が仰け反るのが映った。
雑誌の撮影で撮ったポラなんかを見てると、ウエノさんはわりと唇がやんわりと開いて写っている。
パッチなんかは「リーダーは口に締まりがない」ってウエノさんをからかうけど、
わざとそうしてるわけじゃなくって自然にそうなるんやろうな。
だからこそ、ウエノさんのことをセクシーとか思うんやろ、女の子達は。
そんなウエノさんは、今、たぶんきっとアベさんの足元に跪き、
その口でアベさんのモノを咥え込んでいるんだろう。
絶え間なく俺の耳に絡み付いてくるアベさんの吐息が、
ウエノさんにそうされているのだと教えてくれる。
あのとき体が震えたのは、見つかるかもしれないという恐怖からだったんだろうか、
それとももっと別のモノからだったんだろうか?
俺は、ふたりが立ち去ってからもしばらくそこに座り込んだままだった。
とりあえずこれだけ。
続きはまた明日にでも。
すいません。
アオカン!!!!(;´Д`)!!!
>>71 ちょwwwwこの段階ですでに神wwww乙!
ヤベエ…たまんねえよ鰓このやろう!
俺は今 ネ申 を見た
>>71 GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やられろーやられてしまえ鰓ーーー(萌)
深夜の関西弁も萌える。続き待ってるよ!!
>キスまではなんとなく理解するで
…ってアンタw
キョドってる真也カワユス!
年下にやられる鰓テラモエス…(;´Д`)
深夜の語り口がめっさリアルで萌える
いいなーこれ。鰓がやられるところが早く読みたい(*´Д`)
立ち去った二塔がどこに行ってなにしてんのか考えるだけで…ハァハァ
83 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 01:45:02 O
ゆうべ心斎橋で鰓が、長く突き出した濡れた舌でゆっくりと
下から上へネック舐めあげてた映像がスローモーションでかぶって…(*´Д`)ハァハァ
1年前…キャロを見にきたアベ…
Queか?Queのライブの時の話か!?
ああああ…あの時、二塔はこんなヤラシイことを… ハァハァハァハァハァハァ…
>>71 やべえ (;´Д`)ハァハァ
レス番214、以前より皿に腕を上げている・・・!!ハァハァ (*´Д`)ウフンアハン
超乙!
>>47ってレス番フトシだったのか!
二塔絡みでくるとはさすがだ〜。
純情なんだか変態なんだかわかんない真也の描写もイイヨイイヨー!
職人も住人もダダ被りでワロスw
おまいら二塔なら、つーか鰓なら上でも下でもいいのかw
自分もだが
>>87 なんかもう、誰がどっちのスレの職人なのかわからなくなってきたw
>>88 ほんとは ふとしとこうじなら
どっちがうえでもしたでも
あいてがだれでも かまわないよ!
ハ_ハ
('(゚∀゚∩ かまわないよ!
ヽ 〈
ヽヽ_)
91 :
sage:2005/11/25(金) 02:09:07 O
前右レス番フトシだったんか!
ちょ、ちよっと待って…
手当たり次第保存してるけど、本文だけコピペしてたんだよな、今まで…
前右の時のレス番フトシのネタってどれだっけ?
>>91 奥さん作SSのプロローグ的なものを落としてくれてた
壊れていくウエノが (;´Д`)ハァハァ
>>88 力一杯YES!!!!!!!!!!!!!!!
レス番フトシたん明日も待ってるよ(*´Д`)ハァハァ
レス番214だったんだね!!フトシを登場させるなんて考えてもなかったよ!!!
GJとしか言い様がないぃぃぃ!真也の関西弁もリアルでいいし続き待ってるヨ(;´Д`)ハァハァ
右も左も楽しすぎですこのやろうw
昼休みだというのにハァハァしてしまった…
夜が…ワクピチ!
97 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 15:26:19 0
すっとこのエロいすれ立てました
需要があればどうぞ
すみません下げ忘れました
まだ夕方なのはわかってるんですけど
ワクピチ。
激しく(゚∀゚)ワクピチ
明日キャロ見に行くから、ぜひとも今夜中に
鰓がやられてしまうとこまで読みたいなあ。
>>101 ライブ中の脳内で何するつもりですかおまいはwww
103 :
101:2005/11/25(金) 21:48:34 O
>>102 言わずもがな、でしょう。ハァハァ…
つーわけで、ワクピチしながらレス番フトシ待ち〜。
今日も遅いのかしら
早めに来てくれたりしないかしら
ワクピチワクピチ
>>101 ごめん。今夜は期待に沿えられないよ。
長いのにエロナシだからとっとと落とします。
==========
>>70続き
気付いたら自宅にいた。
一体どこをどう帰ってきたのかさっぱり記憶になかった。
頭は混乱しっぱなしで、結局一睡もできへんかった。
昨夜は結構冷え込んで、そんな寒空の下で長時間も座り込んでたから、
案の定、体調がいまひとつ。
それでもダルい体を引きずって、とりあえずスタバに寄って、
コーヒー片手に打ち合せのためにレコード会社の会議室に入った。
どうやら俺が一番乗りらしい。なんて真面目なんや、俺。
パッチは打ち上げで騒ぎまくってたからたぶん寝坊。
ウエノさんは…と考えてまたもや頭を抱え込みそうになる。
がらんと静かな部屋のテーブルの上に、ドサッとバッグを放り出し、
イスに座った。
バッグの中には、昨夜渡しそびれたウエノさんのニット帽が入っている。
昨夜のウエノさんとアベさんの様子がいやでも思い出された。
それを振り払うように頭をブンブンと振り回したが、体調が芳しくないおかげで
頭がグラリと揺れた。
ズルズルと上体をテーブルに倒れこませる。
ウエノさんとアベさんって…デキてんのか?
うーわー!んなこと考えたこともなかったわ。
いや〜偏見とかはないつもりやけど、まさか身近におるとは思わへんやん。
う〜ん…ふたりの会話からして昨日今日の関係でもなさそうやしな。
そしたらいつからやねん?
俺、これまでにも何回もあのふたりと一緒に飲んでるけど、
ウエノさんからもアベさんからもそんな雰囲気感じたことないで。
ただの一回もないで。
ますますわからん。
考えたかって確かめる術がない限りわかりようもないねんから
考えるんのをやめたらええねんけど…
なんかウエノさんのあの声が耳に張りついて離れへんねんよな。
「なぁ…させて…」って!
「なぁ…させて…」って!
あ〜っ…あかんやろ、アレは!アレはあかん!あんなんあかんで!
なぜかジタバタする気持ちを落ち着かせるためにフゥ〜と長くついた溜息の後、
自分の口から出た言葉に俺は焦った。
キタ━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━!!!!!
深夜キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!
アオカンの続き(゚∀゚)キター!!!!!!!
「アベさん…ええなぁ」
…あぁっ!?何言うた!?今、俺、何言うた!?
ポロリと口から出た言葉にむちゃくちゃ動揺して、思わず体を起こして辺りを見回す。
心臓がバクバクいうてる。
大丈夫。俺ひとり。やばいやばい。
あんな独り言、他人に聞かれたら俺もうよう生きていかんわ。
胸を撫で下ろし、安心して再度テーブルに上体を預けようとしたその瞬間、
ドアがガチャリと開けられた。
不意を食らって心臓が口から飛び出るんちゃうかいうくらいびっくりして、
俺は慌ててドアの方を振り返った。
待ってて良かった公文式!ヽ(゚∀゚)ノ
「ハッロー!」
パッチがご機嫌さんで入ってきた。
「パッチかよ〜」
心底安堵して「なんだよ〜」と呟きつつ本格的にテーブルに突っ伏す。
「おっ!何、真也。俺じゃ不満かい?」
おどけた口調で言いながらパッチが俺の向かいに座る。
俺は顔だけをパッチの方に向ける。
「パッチってなんかいっつも幸せそうでちょっとうっとーしー」
「はっは〜ん…さては悩み事だな、真也」
パッチが目をキラキラ輝かせて俺を見てくる。
だからそれがうっとうしいっつーの!
パッチの目線を避けるために顔を元に戻す。
額に伝わるテーブルの冷たさが気持ちいい。
214来てた!!
「悩んでんならちょっと俺に話してみな」
いやいやいや…話せるわけないやろ!
パッチのことは信頼してる。
でもこれとそれとは話が別。
だから無視を決め込んだ俺に、パッチは「し〜んや!」「し〜んちゃん!」としつこく絡む。マジうっとうしい。
あまりにしつこいので、不愉快を思いっきり浮かべた表情のまま、口を開いてやる。
「セクシーな人ってなんでセクシーなん?」
パッチ、ぽかんとしすぎ。俺の言ったことわかってねーのかな?
しょうがないので同じ質問を今度は少し大きな声で繰り返した。
「セクシーな人ってなんでセクシーなん?」
するとパッチはようやくその内容を理解したのか、俺の顔をマジマジと見つめた後、
にやりと口の端を片方だけ上げて笑ったかと思うと、
「そんなの『好き者』だからに決まってるだろ」
と言い放った。
今度は俺がぽかんとする番だった。
「好き者」って!何そのやらしい言葉の響きっ!
口をパクパクさせる俺にパッチが、
「あっ!真也君もしかして昨夜そういう女の子と出会っちゃった?」
とにやにやしながら尋ねてくる。
さらに口をパクパクさせる俺。
出会っちゃった?出会っちゃったと言われれば確かにそうやねん。
でも女の子じゃねーし。男で年上…っていうかウエノさんやし。
返事をしない俺にパッチがにやけた顔を近付けて、さらに何か言おうと
口を開きかけたと同時にカチャリとドアが開いた。
俺とパッチはドアの方を振り返る。
おかしな会話のせいでおかしな表情のふたりが、ウエノさんを出迎えることに
なってしまった。
「なんだお前ら…どうしたその顔?」
よっぽどおかしな顔をしていたようだ。
入口でウエノさんがたじろいでいる。
パッチが座っていたイスを蹴っ飛ばす勢いでうれしそうにウエノさんの元に駆けていく。
パッチがもし犬だったら、振り回しすぎて尻尾ちぎれてる。
「リーダー、聞いてくれよ!」
「ちょ…パッチ!言わんでええって!」
イスから腰を浮かせてパッチを制止しようと声を掛けたが、
ウエノさんに詰め寄ったパッチの耳には届かなかった。
「真也君、『好き者』の女の子に出会っちゃった!」
パッチの報告にウエノさんが一瞬目を丸くして、それから(へぇ〜)という表情で
パッチの頭の上から俺に視線を投げてきた。
なんだか妙に血色のいい顔のウエノさんにそんな目線を向けられて、
俺は力なくイスに沈み込んだ。
テーブルに放り出されたままになっていたバッグを引き寄せると、
そのままバッグに顔を埋める。
パッチのアホ。
そんな俺をシカトして、ふたりは勝手に盛り上がっている。
パッチ可愛いよパッチwwwwwwデラモエスwwwww
キテタ―――(゚∀゚)―――!!!
「『好き者』の女の子ってアレだろ?いつでもどこでもオールオッケーみたいな?」
「そうそう」
はいはい、昨夜は駐車場でしたよ。
「自分から咥えちゃったり」
「そうそう」
はい、確かにご自分から咥えていらっしゃいました。
「自分から腰振っちゃったり」
「そうそう」
はい、たぶんご自分から腰をお振りになるんでしょうよ。
「『好き者』って言うだけあってそういう女の子って大抵セックスうまいんだよな」
「そうそう」
うっ…セックスうまいのか。
「いいね〜!」
「いいね〜!」
いいっす。
>妙に血色のいい顔
わかる
わかるよ〜〜〜
した翌日ってそうだよね〜〜〜〜wwww
ふたりの会話に俺は胸の内で相槌を繰り返す。
ふたりの下品な笑い声が会議室に響き渡る。
俺は少しだけ頭を持ち上げてジトーッとふたりを見つめる。
俺もあっち側がいいよ。
でも俺が頭の中に浮かび上がるのは、女の子じゃない。
ハァ〜と盛大な溜息をついて、再びバッグに顔を埋める。
その溜息に気付いたらしく、ふたりの笑い声が止んだ。
パッチが咳払いをして、その話題に区切りをつけた。
「で、リーダーは昨夜は結局どこで飲んだの?」
パッチがそんな話題を振ったものだから、俺はもう顔を上げるタイミングを
逃してしまったっていうのに、耳だけはダンボ状態。
「ん?あぁ…結局俺ん家で飲んだ」
ナーニーッ!?じゃ、何かい!?あの後ふたりきりかよ。
「あっ、そう!じゃ、昨夜は久々にふたりでゆっくり飲めたんだ?」
「まぁね」
「まぁね」って…ほんまか!?ほんまに飲んだだけか!?
絶対違う。
そんなふうに言い切れてしまうほど、ウエノさんの「まぁね」にいつもと違う色が
含まれているように感じるのは、俺が昨夜のふたりを見たせいだろうか?
「今日アベさんは?」
「いや、なんかよく寝てたからそのままにしてきた。予定も特にないみたいだったしね。
あの人、わりと寝れない質だから寝られる時に寝とかねーとかわいそうだと思って
起こさずに来た」
三人の会話がリアル…www
パッチはいいインタビュアーだ! (*´Д`)
ウエノさんは「起きたら電話でも掛けてくるだろ」と軽く言ったが、
ソレ完璧にデキてるやん!
普段眠れないヤツが他人の家でぐっすりなんてありえへん。
そんなもん相手を信頼して安心しきってなできへんことやろが。
なんやそれ!?
うーわー…完全にマジや。マジでデキてる。ウエノさんとアベさんはデキてる。
整理しよう。
ウエノさんとアベさんは昨夜あれからウエノさんの家に行き、おそらく一晩中ヤりまくり、
だからウエノさんの顔の色艶はよく、だからアベさんは疲れ切りぐっすり眠っている。
こんなとこやなって何考えとんねん、俺!
あまりにもリアルな妄想に、俺は一層強く顔をバッグに押しつけた。
「真也」
白黒させている顔をバッグに押しつけることで隠していた俺の頭上から、
ふいにウエノさんの穏やかな声が降ってくる。
「からかって悪かったって。機嫌直せよ」
この真也の悶々加減がシンクロし易すぎて泣けるwww
ウエノさんの手が俺の頭を撫でる。
デカくて優しい手やな。
気持ちいい。
するすると俺の髪をウエノさんの指が梳いていく。
ウエノさんのニット帽、返さなな。
夏だろうが冬だろうがいつもニット帽なんだよ、ウエノさん。
そう思ってゆっくりと顔を上げると、そこにはとても静かな目をした
ウエノさんの顔があった。
よかった。
これは俺が知っているいつものウエノさんだ。
ホッとして、知らず知らず笑みが零れた。
ウエノさんも俺に向かって微笑みかけてくれていた。
ポンポンッと二回、俺の頭を柔らかく叩いて、ウエノさんの手が離れる。
俺はバッグに手を突っ込んで、ウエノさんのニット帽を取り出そうとした。
けれど、結局ウエノさんのニット帽は今もまだ俺のバッグの奥底にある。
俺の友達に片耳だけが聞こえづらいというヤツがいる。
そいつはライブなんかで長時間爆音に曝されると気分が悪くなるらしい。
「普段、音楽聴く分にはまったく支障はないねんけどな」と言い、それからちょっと
淋しそうに「せやけど、だからお前の一番カッコイイとこも見られへんわ」と呟いていた。
そんなふうに言われて、俺もひどく切ない気持ちになった。
ウエノさんと知り合った当初、俺は「ウエノさんはそんなことはないのか?」と
尋ねたことがある。
尋ねたは尋ねたんやけど、あの時ウエノさんはなんて言うてたかな?
なんでか思い出されへん。
俺、記憶力はええ方なんやけど、そこだけぽっかりと記憶が抜け落ちている。
ウエノさんは俺の頭から離した自分の手をジッと見つめて、それからまるで
そこには俺もパッチもいてないかのような表情をすると、独り言のように小さく
呟いた。
「やっぱり手触りって違うもんだな」
耳がいいってのはミュージシャンにとっちゃありがたいことやけど、
そんなんまでうまく拾わんでもええのにな、俺の耳も。
ウエノさんのその声は俺にはいやに淋しく響き、俺はバッグの中でウエノさんの
ニット帽を握り締めた。
俺の脳裏で、昨夜のアベさんの黒髪とウエノさんの白い指が揺らめいた。
とりあえずここまで。
続きはまた明日にでも。
長いくせにエロナシでごめんね。
明日キャロライブ楽しんできてね。
投下乙━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━!!!!!
>>129のウエノの台詞は鬼ですか悪魔ですか…寺もS!!
深夜デラカワイス(;´Д`)ハァハァハァハァハァハァ
ウエノがこの展開でやられたらとても乱れそうでリアルハァハァしてます
自分から腰を振る鰓。いいよなぁ・・・(既に想像
214来てた!投下乙!
今からこのクオリティだとエロが楽しみすぎてワクピチしまくりw
ヤバい…この展開テラモエス…
レス番フトシ上手杉!
鰓お菓子たい…!
シンヤがんがれ!
超がんがれ!(;´Д`)ハァハァ
神が続々登場するこの喜び(ダァァ
真也…モノローグというよりひとり漫才だなw
こんなに悶々とキョドってる真也が、
いったいどんなキッカケで鰓を襲うのか…
そしていつも余裕しゃくしゃくの鰓は
いったいどんなふうに鳴かされるのか…
ぎやー!待ちきれない!
つか明日はキャロライブだよ…萌え死ねというのか?w
今の状態でキャロライブ行ったら鰓より真也に萌えてしまいそうだな
深夜の一人妄想、なんかセツナス
そんな私は日曜にコオロギだー。
え!?
エロあるの?(*・∀・)=3
今の状態でキャロライブ行ったら鰓や真也より
パッチに萌えてしまいそうだな
大丈夫大丈夫。
生エラのフェロモンは半端じゃない。
存分にハァハァ汁!
うあ…!!(*´Д`)
214乙!!!!
今北。完全に乗り遅れた。
みなさん右に行ってますねwww
今度は右に大移動か…w
眠れなくて214を読み返してしまった。
さらに眠れないwwww
150 :
346:2005/11/26(土) 05:26:38 O
いま仕事終って開いたらキトッタ━(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャホーイ
レス番フトシタンのSSに癒された!!明日も楽しみにしてるよ!
誰もいないなんて。
今は皆LIQUIDでワクピチハァハァ?
鰓んトコ行って、すっとこのトコ行ってた…(;´Д`)ハァハァ
>>152 鰓んちはここだよ[*=.・з・]マッカーナー♪
>>153 間違った…。阿呆だぜ!(・ω・;)(;・ω・)アベ君とこね。
真ん中の人のスレ、プ厨が降臨してたねぇ。
ほんとにあいつは何書いてもウマス。
アベチバ姐さんが相当盛り上がりそうなネタだしw
でもプ厨は鰓が丘されるのだけは書いてくれたことないw
>>155 フ菓子スレみたくあれがきっかけで職人来てくれるといいなと思ったり。
すっとこな人は需要あるはずだからさ・・・
と書きつつ深夜待ちでワク(゚∀゚)ピチ
>>156 …いや。
こっちも人魚鰓とか傑作ネタも多いから投下しないだけで、ストックあるかもよ?
あんだけの腕を持った奴だもん、アベが絡んだネタなら絶対書けるはずだー!
深夜の人待ってるyo!!ヽ(゚∀゚)ノ ワクワクピチピチ
この週末は投下祭りで楽しいぜこのやろう!
今夜のライブはどうだったんでしょうか?
==========
>>129続き
雨が降っていた。
昼から降りはじめた雨は勢いを増すこともなく、ただしとしとと降り続けていた。
先週の土曜日も雨やった。その前の土曜日も確か雨やったはず。
こうして一雨ごとに気温は低くなり、気付いた時にはもうすっかり冬になっている。
「こんにちは」
DJとして呼ばれたクラブへ行くためマンションを出た俺に、通りすがりのばあさんが声を掛けてきた。
「あっ、ども」
にこやかに返した俺に、ばあさんは穏やかな微笑みを浮かべた。
近所のばあさんやろう。この辺りは古くからの人が住んでいる。
近所付き合いなんてほとんどないけど、挨拶されればそれに返事をするくらいの社会性は
きっちり持ち合わせてる。
ライブやらイベントやらで夜には家を空けることが多い。ツアーがはじまると家は長期間留守になる。
俺にとっちゃ当たり前の日常やけど、普通のリーマンとはちょっと違う生活をしてはいる。
めちゃくちゃ売れてりゃ芸能人やって認識してもらえるんやろうけど、
知名度なんてまるでないやろうし、きっと近所では俺が何をやってるか
なんて知らへん人の方が圧倒的に多いやろう。
いい年した男が、こんな時間にテキトーな格好でうろついてたら、不審がられても不思議とちゃう。
だから挨拶ぐらいはきちんとしとかんとね。
しかも、俺、こういうの嫌いとちゃうし。
雨は体に冷たかったが、わずかに心がほんわかとした。
今夜もまたきっとふたりで消える。
降り止まない雨のせいで客足もそこそこのクラブのDJブースで、
俺は出演するバンドのセットチェンジの合間に流す曲を選ぶフリをしながらも、
意識を全部バーカウンターで寄り添うようにして立っているふたりに集中させていた。
「やっぱり手触りって違うもんだな」
あれから一年。
俺の頭の中ではあの時のウエノさんの言葉がこだましつづけていた。
あれはたぶん俺とアベさんを比べてたんやろう。
いつだったかファンの皆様方が「真也君とアベさんってかぶる〜」と語尾に
ハートマークが付きそうな感じで話しているのを耳にしたことがある。
なんとなくそんなふうに見えるんやろうなというのは、俺自身わかってた。
ただそれはあまりにも複雑な感情を俺に引き起こさせた。
キャロとして活動しはじめてしばらくの間、ラジオやウェブでのコメント録りの最後の挨拶で、
ウエノさんはしばしば手こずった。
口が、「レ」じゃなくて「ミ」って動くんや。
最初の数回はそれもしょうがないことなんやろうなって思ってた。
俺、ウエノさんから「バンドやらねーか?」と誘われた時、一も二もなく「やります」って答えた。
ウエノさんと一緒にバンドやってみたかったから迷いはなかった。
でもバンドっていうのは、結成すりゃいいってもんでもねー。
そっからなんや。そっからでしかないんや。
だからウエノさんの口が「ミ」って動くたびに、(まだまだなんやな)って気を引き締めた。
レコーディングでウエノさんが「こうして」とか「こっちの方がいいんじゃない?」って言うと、
俺は期待に応えようと一生懸命になった。
ライブでのウエノさんの丁寧なお辞儀を真似るようになったのも、そんな気持ちからやった。
ウエノさんの口が「ミ」じゃなくて「レ」って動くようになればいいって思ってた。
そうやってちょっとずつちょっとずつキャロっていうバンドになっていきたいって思ってた。
そしてウエノさんの口は、今ではもう何のためらいもなくすんなりと「レ」と動くようになっていた。
ウエノさんの口が「レ」って動くたびに、なんかキャロっていうバンドがちゃんとあって、
俺とウエノさんはそのバンドのメンバーなんやなって実感を持てた。
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
それでも時折ウエノさんは俺を傷つけた。
いや、ちょっとちゃうな。
俺が勝手にあの時のウエノさんの言葉を思い出しては勝手に傷ついていただけなんや。
季節の移ろいと同じように、気づいた時には俺はもうすっかりウエノさんを
欲しいと思うようになっていた。
そのことに戸惑いもしたが、自分が傷つく理由を探ったら、そこにしか行き着かなかった。
俺はアベさんとかぶるんかもしれんけど、俺はアベさんとちゃう。
そんなん当たり前のことなんやけど、ウエノさんのあの時の言葉は、
「アベ君じゃないならいらない」って言われてるみたいに思えて、
その言葉を思い出すたびにもしかしたらウエノさんが心底一緒に
バンドをやりたいのは俺じゃないのかもしれへんって不安になった。
不安どころか腹立たしさまで覚えた。
だから、今あそこのバーカウンターでああやってフロアに
向かって並んで立っているふたりを見ても、以前のように
なんかええなとは思えなくなっていた。
それにしてもちょっとくっつきすぎじゃねーか、あのふたり。
イベントが進むにつれて客は増えてきてたけど、まだ満員ってわけでもない。
それやのにあのふたりときたら不自然なほどぴったりとくっつき合って立っている。
しかも、ウエノさんの方は時々なにやら楽しげにアベさんに耳打ちしてるけど、
アベさんの方はずっと俯いたままなんや。
まるで何かに耐えてるみたいにも見える。
何してんねんや?ってかもっと離れろ!
そんな俺の疑問は、トリのバンドがステージから捌けて、アンコールを待っている間に解決した。
23時を回ったあたりからクラブは満杯になり、フロアの熱は最高潮に達していた。
その場にいたほとんどの人間の視線がステージに注がれている中、俺はちらりとふたりの方を盗み見た。
そして俺はその時、その日はじめてアベさんが顔を上げる瞬間を目の当たりにして
「あっ!」と声を上げそうになった。
アベさんの顔には、今にも泣きだしそうな、あるいは今にも怒りだしそうな、
そんな追い詰められたような表情が張りついていて、俺は小さく息を飲んで慌てて視線を外した。
視線を外した瞬間に、アベさんが体ごとウエノさんに向き直り、できたふたりの体の隙間から、
しっかりと繋がれたふたりの手が見え隠れした。
その時ようやく俺はふたりが不自然なほどにぴったりとくっつき合っていた理由を悟った。
ここにはこんなにもたくさんの人間がいて、アンコールを待っていて、
それやのにあのふたりときたら、カウンターに寄り掛かってステージに視線をやりつつも
その下で互いの手やら指やらをずっと愛撫し合っていたんや。
おそらくそう。
だからウエノさんはあんなに楽しそうに見えて、アベさんは何かに耐えているふうに見えたんや。
一年前に聞いたウエノさんの「なぁ…させて…」という甘ったるい声が甦る。
ふたりをもっとよく見ようと俺が身を乗り出したのと同時に、
アベさんがウエノさんの手首を引っ掴んでフロアを横切っていく。
一気に頭に血が昇る。
「これで終わりっすよね?お疲れさまっした!」
俺は周りにいたスタッフに声を掛けると、DJブースを飛び出し、ふたりの後を一目散で追い掛けた。
俺の背後で、一際大きく歓声が上がった。
キタ━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━!!!!!
キタ━━━━━━≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━━━!!!!!
ふたりを追い掛けて走り込んだバックステージには関係者の姿はほとんどなかった。
皆もうフロアに降りてしまっているのだろう。
フロアの興奮がかすかに響いていたが、そこにはひっそりとした空気が流れていた。
あのふたり…どこに行ったんやろう?
視線を辺りに彷徨わせていた俺の耳にバタンッと扉の閉まる音が聞こえた。
音のした方を振り返ると、そこには「非常出口」と書かれた緑色のライトが鈍く点灯していた。
近づいたらあかん。
俺の頭の中で警報がけたたましく鳴る。
あの扉の向こうには申し訳程度につけられた非常階段があるだけや。
そしてその階段が使われることは、ほぼない。
気のせいや。
そう思いながらも俺の足はしっかりとした足取りでそちらに向かう。扉の前までやってきて、立ち止まる。
鈍く光る緑色のライトの下でいつもより白く映る俺の手がスローモーションみたいにゆっくりとドアノブに伸びる。
開くわけがない。
半分は自分に言い聞かせるように、半分は願うように、口の中で呟きながら
俺はドアノブを回したが、それはカチリとかすかな音を立てた。
萌えて萌えて仕方ないよレス番214〜!!!
深夜キタァァァァァァ
薄く開いた扉の向こう。まるで一年前のあの駐車場にいた時のような気分になった。
違うのは、ふたりが何をしているかもうすでに俺は知っているっていうことだけやった。
あれから一年。
この一年の間に、ウエノさんとアベさんは何度抱き合ったんやろう?
俺は何度それを夢想したやろう?
俺が頭の中でウエノさんを抱いたのはもう何回になったろう?
俺が頭の中でアベさんを殺したのはもう何回になったろう?
それはふたりが抱き合った回数よりもずっと多いはずや。
だってこの一年、俺は誰よりもたくさんウエノさんと一緒におってんから。
それやのに…俺のポジションは一個も変わらへん。
一年前のあの時と一個も変わらへんねんや。
「なぁ…おまえ…俺にどうして欲しいん?」
俺の斜め上からアベさんの苦しげな声が聞こえた。
この扉のすぐ横で、アベさんはウエノさんを壁に押しつけているらしい。
俺の限られた視界からはアベさんしか見えない。
「ずっと一緒には…」
「俺…アベ君が欲しいだけだよ…」
シンヤ!見たらアカンよ!! ハァハァ…
アベさんの顔が痛みに耐えるように歪む。
アベさんの頬にふわりと白い手が触れ、そのままアベさんの黒髪の先を弄ぶ。
「そんな顔すんなよ…俺…アベ君が欲しいだけなんだから…」
ウエノさんのクスリッという笑いが聞こえた。
「…わかったよ。じゃ、抱いてやるから脚開けよ!」
腹立たしげにアベさんが声を荒げ、俺は体を固くした。
衣擦れの音がしたかと思うと、アベさんの細い腕が下方に伸び、
俺の視界に服に包まれていないほっそりとした脚が入ってきた。
アベさんがウエノさんの左脚を抱え上げたんや。
ウエノさんの腕がアベさんの首に縋るように絡まる。
アベさんの眉間の皺が一層深く刻まれ、
「…っあぁ…っ!」
とウエノさんの嬌声が上がった。
家政婦並に目撃しちゃうシンヤ心底乙!
アベさんが閉じていた目をうっすらと開け、腰を遣いはじめると、
アベさんに抱え上げられたウエノさんの左脚が頼りなく揺れ、
グチュグチュと粘膜が絡まり合い擦り合う音が辺りに広がる。
ふたりの口から漏れつづける乱れた吐息が、俺の耳に怪しく纏わりつく。
「あ…んぅ…あぁ…っ…」
絶え間なく喘ぎつづけるウエノさんの腕がアベさんの首から解かれたかと思うと、
手がアベさんの肩をぎゅっと掴んだ。
アベさんのシャツにウエノさんの指先が食い込む。
アベさんがその手をやんわりと取り上げ、指先に口付けた。
それは長い長い口付けで、その長い指先への口付けの後、
アベさんはウエノさんの腕を再び自分の首に掛けさせると、
まるで何かを振り切るかのように一層強く激しく腰を遣った。
「アベ君…アベく…アベ君…」
アベさんに激しく貫かれ、ウエノさんの口からはただひたすらにアベさんの名前が零れ落ち、
けれどそれらは次から次へと雨音に溶けていった。
「っ…あぁっ!!」
うわごとのようにアベさんの名前を繰り返していたウエノさんの口から、
突然一際大きな声が上がった。
そしてその瞬間、アベさんがひどく痛ましい表情でウエノさんの耳元で囁いた言葉を
俺の耳はしっかりと拾い上げてしまい、俺の胸はキリリと傷み、
バッと胸元を押さえ込みながらその場を離れた。
マンションに逃げ帰ると、俺はすぐさまベッドに潜り込んだ。
さっきのウエノさんとアベさんの姿がちらついてどうしようもない。
俺はベッドの中で、雨に濡れて冷えた自分の体を抱き締めた。
ウエノさんを抱き締めたい。
ウエノさんの細い体をギュッと抱き締めて、ウエノさんのあの柔らかな髪に鼻先を埋めたい。
それからウエノさんの頬に指を掛けて上向かせ、ウエノさんの目元に唇を押し当てたい。
ウエノさんの少しふっくらした唇を指でなぞりたい。何度も何度もなぞりたい。
そうしてウエノさんの唇を徐々に開かせて、舌が覗いたら今度はその舌に触れたい。
爪先で引っ掻くようにして触れたい。
そんなことをしたらウエノさんの舌は逃げるかもしれない。
そうしたら逃げる舌を今度は指じゃなくて舌で捕まえたい。
舌でウエノさんの舌を捕まえて絡め取りたい。思う存分ウエノさんの舌を絡め上げたい。
そのあとはウエノさんの形のいい耳や白い首筋やほっそりとした指にも舌を這わせたい。
時折カリッと歯を立てるのもいいかもしれない。
耳に光るピアスにだって歯を立てたい。
ウエノさんの滑らかな肌に噛み付く心地よさを味わいたい。
胸元や腰に唇を滑らせたり、内腿や背中を指で撫で上げたりして、粟立つ肌を感じたい。
そんなふうに頭の中でウエノさんをなぞっていたが、突然部屋が真っ赤に染まり、我に返った。
また救急車や。
この近所には高齢者がたくさん住んでいるようで、頻繁に救急車が出動してくる。
俺も乗せてーや。たぶん病気なんや。こんなにも狂おしいほどにウエノさんが欲しい。
真っ赤に染まった部屋のベッドの上で、俺は体を丸くした。
救急車に乗るの、さっきのばあさんじゃなかったらええのにな。
ふと、そんなことを考えた。
救急車のサイレンが俺の耳から次第に遠ざかっていった。
でら萌えす!!!!!!!!! ⊂⌒~⊃。Д。)⊃シヌヨマジデ
とりあえずここまで。
あと1回くらいで終わると思います。
長くてすいません。
じゃ、今からラジオ前で正座します。
関西地方、これからキャロのライブ音源が流れるはずなので。
レス番214超乙!!!たまらんよこの臨場感(*´д`*)ハァハァ!!!
ひぇ〜キャロ音源前にもキッチリ投下サンクス!!!!
214は関西人?シンヤの口調テラモエス! ハァハァ…
12/21ROOSTERS ウエノもアベも((;゚Д゚)ガクガクブルブル
乙!!!なんか今日投下された右スレの「ウエノさんもらいますから」発言とリンクしてしまうよ(*´д`*)
もえすぎて、シンヤをお菓子たくなってきた。
>>184 そうそう!右と左がナイスタイミングで嬉し泣きしそうです(;´Д`)ハァハァ
ねえおまいらどうする…
12/21どうする…マトモでいられる?
しかもキャロだからシンヤもいますよ…
レス番214の読んじゃったから、、あqwせdrftgyふじkぉp;@
アキオも巻き込み四角関係にして萌えてる私はどうしたらよかですか
あれ?どの神だったか忘れちまったけどアオキ出てきたよね?
右がまだお菓子隊の頃に出てたね
あれは萌えたぞ(ハァハァ
フ菓子か? orz
ライブから帰ってきたら凄いことになってた…(ハァハァ
214乙!!
12/21ってレディキャロ出るの?
発表されてた!
12/21
だけで何本も書けそうだよwwww
激しく乗り遅れなんだが
>>177でアベが何を言ったのかが気になる…(ハァハァ
切ない悪寒…
あと半日後にはコオロギライブだっていうのに…
アベをまともに見られそうにないw
職人さん GJ!!!!!!!!
3スレ全部回ったらお腹イパーイに…
職人さん達GJ!としか言いようがない。素晴らしいよ。
昨日のライブ凄くて満足してて
寝て起きたら右も左も祭りだった。職人スゴスwww
シンヤがいて
アベがいて
花田さんがいるのか…
天国なのか地獄なのか…(;´Д`)ハァハァ
`∧_∧
[*=.・з・] どれにしようかな〜
>>207 真也に構って、花田さんに甘えて、アベにフラれるがいい。
>>208 真也と一緒にやってきてイベント中は花田さんと過ごしてアベと帰る
はっ、花田さんだけはそっとしといてやってくれ。
あっちのシンヤとやっと再婚したとこなんで。
259 :名無しさん@お腹いっぱい :2005/11/27(日) 19:21:21 ID:dY4kCcUS0
シンヤとウエノ来てたよー勝手DJ
スグ帰っちゃったけど。
> スグ帰っちゃったけど。
どこ行ったんでしょうね…(;´Д`)ハァハァ
まさか非常階段で…(;´Д`)ハァハァ
あ、あそこ非常階段ないか
>>211 (*´∀`).。oO(どっちの家でヤッたんだろう?)
他スレのネ申にワクピチハァハァしてたら、熱出たw
だから今夜は投下できそうだったらします。
もうちょっとで終わります。
本当に長杉ですいません。
(*´∀`)ノシ 激しく待ってます。でも熱あるなら無理しちゃだめぽw
>>215
レス番214はやっぱり関西人だったんだww
長杉なんかじゃないよ〜すごい読みやすい(改行とか)から
毎日読んでいたいくらい! ワクピチ
熱!?無理するのイクナイ!
万全の体調で鰓さんを乱れさせてください。
レス番214無理しなくていいからね。
いつまででも待ってるよ(;´Д`)ハァハァ
この週末は投下ラッシュがすごすぎて、
職人も住人も討ち死に状態だなw
右と左に関しては土日にライブあったし
いっぱいいっぱいですw
真ん中も明日フィルムライブか。
フロント三人のおかげで体液残ってないので
レス番214はゆっくり体調整えてから投下してくだされ。
土曜のライブすごい良かった。
やっぱり鰓さんは生の方がエロいね!
こんな週末になろうとはカラダがもたねーぜ このやろう
今夜は誰か来てくれるかな?ワクピチ
もうお風呂でピチピチしてきました
>>227 ちょ〜wwwwwwwwwww(*´д`*)ハァハァ!!
今猛烈にウエノの匂い嗅ぎたくなった
いい匂い・・・(*´Д`)
オマイラありがとう。
これで最後です。
長々すいません。
==========
>>178続き
どれくらいそうしてたやろう?
ゆっくりとベッドから体を起こし、時計を見ると、三時を少し回ったところやった。
ベッドから抜け出すとまだ湿るジーンズのポケットからタバコを取り出す。よかった。無事や。
タバコを口にくわえながら窓際に立ち、外を眺める。
雨足はさっきよりいくらか弱くなっていたが雨はまだ降り続いていて、聞こえるのは雨音だけやった。
とても静かな真夜中やった。
まるで何もなかったかのように辺りはひっそりとしていた。
時間が経って幾分落ち着きを取り戻した俺は、何もなければよかったのになんて
考える自分を嘲り笑いながらタバコに火を点けた。
どうしようか?明日から俺はどうしようか?
そんなことに頭を悩ませつつ、ふと見下ろした視線の先に、道の真ん中で
大の字で寝転がる人影を見つけて、ギョッとした。
なんやアレ!?
窓に顔を近付けて目を懲らす。
するとその人影がごろんと寝返りを打った。どうやら生きてはいるらしい。酔っ払ってるんやろうな。
この辺りはめったに車も通らへんから、車にひかれるということはないやろう。
でもこの雨や。あんなところで寝てたら、風邪くらいはひくやろうな。
窓際から離れ、溜息をつく代わりに煙を吐き出した瞬間、
ピピピッというけたたましい携帯の着信音が、静けさを切り裂いた。
「ウエノさん!ウエノさん!」
俺の呼び掛けに道に寝転がっていたウエノさんが億劫そうにうっすらと目を開けた。
「あ〜…しんや〜…」
完璧な酔っ払いやないかい。ええ年して何やってんねん。
「何やってるんっすか!?風邪ひきますよ!起きてください!」
「う〜ん…起きれない」
「…しょーがないっすね」
俺は差していた傘を畳んでベルトに引っ掛けると、ウエノさんの手首を掴んで強引に上体を引き起こし、
ウエノさんの脇の下に自分の体を滑り込ませて抱え上げた。
「ここまで来たんなら俺ん家まで頑張ってくださいよ」
体の奥底から滲み出てくる感情にむりやり蓋をするように、
「なに迎えの電話寄越してるんですか」と軽口を叩いた俺に、
ウエノさんはポツリと一言、
「悪い」
と呟いた。
酔ったフリをしている。直感で、そう思った。
深夜キタ━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━!!!!!
もうしんでもいいwwww
玄関口にウエノさんを座らせると、俺はバタバタと部屋に駆け込んだ。
タオルを片手にウエノさんの元へ戻り、「とりあえずこれ」とタオルを手渡し、バスルームへ走る。
シャワーよりも風呂だよな。蛇口を捻り、バスタブに湯を入れる。
いや…ちょっと待てよ。フリだろうけど、でももしほんまに酔っ払ってんねんやったら風呂ってヤバい?マズい?
ってなったらやっぱりシャワー?あ〜っ、こういう場合どーすんねん!?俺、酒飲まへんからわからへんねんよな。
風呂場で、俺、プチパニック。
…アホなことやってる場合ちゃうわ。
いいや、これはウエノさんに選んでもらおう。
んっと…あっ!なんかあったかいもんでも飲ませるか?キッチンに滑り込む。
定番はホットミルクやな!って牛乳なんかないわ。あるのはコーヒーくらいやな。
あっ、でも水のがええんか?あ〜っ、これもわからん。
しゃーない。これもウエノさんに選んでもらおう。
ってか、まず最初にやらなあかんかったのは着替えを渡すことやったんちゃうか!?
上はともかく問題は下や。俺とウエノさんとじゃ体型が違いすぎる。
はっ!そういや俺ウエノさんを玄関にほっぽりだしたまんまやった!
慌てて玄関に戻ったが、そこにはウエノさんの姿はなく、脱ぎ散らかされた靴だけがあった。
どこへ行ったのかと腰に手をやって、ベルトに傘をひっかけたままだったことに気付き、
玄関のドアノブに下げると、寝室の方でカタンと音がした。
キキキキタタタタ━━━(((((゚(゚(゚(((゚゚∀∀゚゚)))゚)゚)゚)))))━━━!!!!!
「ウエノさん?」
明かりの消えた寝室を覗くと、羽織っていたシャツを脱いで白いランニングシャツ姿で
頭からタオルを被ったウエノさんが窓際に突っ立っていた。
「ウエノさん」
俺はもう一度呼び掛けたが、ウエノさんはこちらを振り返らない。
やっぱり酔ってなんかない。
でも…なんやろうこれは?なんやねんやろうこれは?
ウエノさんが醸し出す空気がいつもとは違う。
胸が騒ぐ。落ち着かない。
違和感を払拭しようとなぜか焦った俺の口から飛び出したセリフは、
あまりにもマヌケなものに思えた。
「アベさんはどうしはったんですか?」
俺の言葉にウエノさんの体が一瞬強張ったように感じた。
「アベ君は…家に帰ったよ」
そういえばそうやった。アベさんには帰るべき家があったんや。今更そんなことに気付く。
ウエノさんはそういうのをどう思ってるんやろうかと考えて、
さっきの非常階段での出来事を思い出していた。
あの時、ウエノさんはクスリッと笑った。
あの時だけじゃない。
一年前のあの時も俺はウエノさんのクスリッという笑い声を聞いたような気がする。
そのクスリッという笑い声は、俺が普段慣れ親しんでいるウエノさんの笑い声とは
まるきり違う。
普段の笑い声よりももっとずっと軽薄で残酷な色を帯びていた。
だからこそ耳に付いた。
あのウエノさんの笑い声は、いったい何仕様なんやろう?
あの軽薄さと残酷さ…あんなものをウエノさんが持ち合わせていたなんて、
俺は知らんかった。
人があんなものを混じらせるのは俺の知っている限りでは…遊び仕様や。
もしそうやねんやったらウエノさんにとってアベさんとのアレは遊びの範疇なんやろうか?
でも、それじゃ、なんでウエノさんはさっき体を強張らせたんやろう?
なんであんなに何度もアベさんの名前を呼んだんやろう?
ぐるぐると思考を駆け巡らせていた俺の目の前で、突然崩れ落ちるようにして
ウエノさんが膝を抱えてしゃがみこんだ。
俺よりもずっと大きな体をウエノさんはちっちゃくちっちゃく折り畳んでいた。
その様子はあまりにも幼気で、胸が詰まった。
「…ウエノさん」
俺はそっとウエノさんに近づいた。
タオルの下から覗くウエノさんのうなじはひどく無防備で、
気付けば俺は後ろからウエノさんを抱き締めていた。
雨で濡れそぼったウエノさんの体は冷えていた。
あっためたらな。
抱き締めた俺の腕をウエノさんが拒まなかったから、俺は余計にそう思った。
抱き締めていた腕を少し緩めて、背中にキスを繰り返し、
ランニングシャツに浮き出たウエノさんの背骨を唇で辿る。
骨のひとつひとつを確かめるように丁寧に口付けていく。
背中への口付けを続けながら、腕を解いて、膝を抱え込んでいるウエノさんの
長い腕を指先で撫で上げる。
触れ合った肌の下で血がたぎる。体が熱い。
肩口までゆっくりと撫で上げて、肩甲骨の辺りをランニングシャツの上から撫で擦り、
またキスをする。
布一枚の隔たりでさえ邪魔で、もどかしい。
もどかしさに焦れて、剥き出しになった左肩に唇を移動させ、触れるだけのキスを数回。
肩から二の腕、肘、腕…と唇を滑らせては落とす。熱を伝えるように唇を落とす。
口付けるたびにチュッ…チュッ…という湿った音が部屋に響いた。
触れるだけだったそれは、ウエノさんの皮膚の甘さに昂ぶって、次第に激しさを増していく。
自然に開いた唇からわずかに出てきた舌で舐め上げ、舐め回し、舐め尽くす。
唾液に濡れて肌が光る。
腕を取り上げて手首の骨に吸い付く。
そのまま手の甲に口付けて、手首の内側に舌を這わす。
手の平を舐め上げて、中指にしゃぶりついた。
ウエノさんの中指と人差し指を一辺に咥え込み、舌で愛撫しながら、
ウエノさんをジッと見つめる。
もっと…したい。
レス番フトシキター
マジウレシスマジウレシス 。.゜.(ノ∀`).゜.。
深夜ーーー!!!!
酒飲めないからテンぱるシンヤ萌えス
そう思った瞬間、わずかにウエノさんが身じろぎ、タオルが滑り落ちた。
それが合図やった。
頭がゆっくりと動き、顔が見えたところを見逃さず、俺は下から掬い上げるようにして
ウエノさんの唇を奪った。
一度行きすぎるともう止まらへん。止める術なんてどこかへ捨て去ってしまった。
込み上げる愛しさは誤魔化しようがないほどに溢れて、それに押し流されるかのように
俺は何度も何度もウエノさんの唇を塞いだ。
塞いでは離し、離してはまた塞ぐ。それを繰り返す。
髪に指を差し入れ、逃げないように頭を掻き抱きながら、下唇をやんわりと噛んで開かせ、
舌を侵入させた。
尖らせた舌先で歯列をなぞって抉じ開ける。
舌を絡め取って引き摺り出す。
グチュッ…グチュッと濡れた音が頭の中で反響する。
舌を甘噛みして吸い上げて唾液を飲み下す。
飲み切れず口端から零れたものを丹念に舐め取った。
口付けの合間にウエノさんの唇から零れ落ちる吐息は、甘く俺の耳に絡み付き、
溺れた。
それでも呆れるほど執拗に俺は胸の内で「これは恋じゃない」「これは恋じゃない」と繰り返した。
今夜くらいは溺れるままに自惚れてみたかったけれど、そうせーへんかったら
なんだか自分がかわいそうやった。
「好きだ」と告げて、同じように相手から返されることなんて、どれくらいあるんやろう。
きっとそんなにない。そしてウエノさんからは決して返ってはこない。
そんなことを考えて悲しくなる気持ちを振り切るように俺はまたキスに没頭し、
ウエノさんをゆるやかに床に押し倒した。
覆い被さった瞬間に、もうすっかり勃ち上がりきっていた俺のモノが、ウエノさんのそれに触れ、
下半身に甘い痺れが生まれ、息が詰まった。
ひどい快感に、暴走しそうな体をなんとか押し留めようと、唇を一旦離し、目を閉じて長い息をつく。
熱を吐ききった俺の頬にウエノさんの手が触れたのを感じて、目を開いた。
熱に浮かされてぼやける視界の中で、ウエノさんは俺を見上げていて、濡れて赤く光るその唇で、
「もっと…ひどくしていい…」
と囁くと、俺の体の下から抜け出し、ベッドに向かいながらランニングシャツを脱ぎ捨てた。
ベッドに腰を下ろし、俺に向かって腕を差し出す。
誘われるままに、俺は立ち上がった。
ベッドに仰向けになった俺の足元にウエノさんが座り込んでいる。
視線をそちらに向けると、屹立した自分のモノが真っ先に目に入った。
こちらに顔を向けたウエノさんと目が合う。
自分の下卑た欲望を全部ウエノさんの眼前に晒していると思うと、羞恥心を煽られ、
目を伏せた。
不意にウエノさんの指先が左足の小指に触れる。
瞬間、頭の先にまで電流が走ったかのように体がビクリと反応した。
小指から薬指、薬指から中指…ウエノさんの指が俺の足の指に一本ずつ一本ずつ丁寧に触れてくる。
触れられるたびにビクビクッと体が痺れた。
ウエノさんの指は、足の甲から踝を触れそうで触れないようなタッチで辿り、
それから一気に足の内側を付け根までを撫で上げた。
触れられた箇所の内側で血がたぎり、じりじりと皮膚を焼き、干上がった喉の奥でヒュッ…と音がした。
熱くて痛くて、苦しくて、気持ち良くて、息が乱れる。
脚の付け根を爪先で擽られる。
行ったり来たりを何度も何度も繰り返した後、その爪先が俺のモノを、形を確かめるようになぞった。
浅ましく浮き出た血管すらきれいに切り揃えられた爪先で器用に辿る。
細い指が俺のモノにしなやかに絡まり、先走りを零す先端を親指の腹でくるりくるりと
円を描くように撫でられる。
噛み締めた唇の下から短い呻き声が漏れるのを止められない。
規則正しく円を描いていた指の動きが止んだかと思うと、吐息が俺のモノに掛かった。
唇の戒めを解き、息を飲む。
ふっくらした唇から赤い舌が覗く。
赤い舌がじわりじわりと近付き、俺のモノを横口にくわえた。
再度唇を噛み締める。
ウエノさんの唇が何度も上下にスライドする。
唇の狭間で舌がジグザグに蠢き、巻き付き、先端だけを銜え込んだ。
生暖かい口内に包み込まれる気持ち良さに身震いした。
舌と歯茎で巧みに吸い上げられ、幹の部分を右手で扱き上げられる。
口の中で舌が強張り、声が出ない。
潤む視界に左手が下から這い上ってくるのが見えた。
脇腹を通り過ぎる瞬間、体が捩れた。
すると、ウエノさんの左手は、まるでおもしろがるようにそこを繰り返し撫で、
そのたびに俺はのたうちまわった。
与えられる刺激に堪えきれず、払いのけようと伸ばした手を軽くあしらわれ、
また体を捩じらせる。
その間もウエノさんの唇と舌と右手は俺のモノへの愛撫を休めない。
リズミカルに腹に刺さるウエノさんの髪の毛の先すら、緩い快感を生み落とす。
追い立てられて息も絶え絶えになりながら、ウエノさんの髪を掴む。
柔らかい髪が、指の間でギチッと音をさせた。
唇を離して、ウエノさんが俺を見上げてくる。
唾液と俺の先走りでしとどに濡れた唇はそのままに、視線を絡ませ、見せ付けるように
舌を突き出して、ぬらぬらと光るそれの裏筋を下から上へ舐め上げる。
舌先を括れに這わせ先端をつつく。
割れ目をちろちろとなぞり、溢れ出た先走りを舐め取る。
物足りない刺激に腰が疼いた。
途端、前触れもなくむしゃぶりつかれた。
時折軽く歯を立てながら、ジュブジュブッといやらしい音をさせ、
ウエノさんが俺を攻め立て追い詰める。
あかん!あかんっ!
俺はウエノさんの頭を押さえつけた。
うっすらと目を開けると、俺の目の前にはウエノさんの顔があった。
ウエノさんは俺の焦点が定まるのを待ってから、ごくりと喉を鳴らした。
ウエノさんがベッドから立ち上がる。
脱ぎ捨てたままになっていたジーンズのポケットからマルボロを取り出すと、
薄暗い部屋に、カチッとライターを点ける音が響き、紫煙が揺らめいた。
ベッドの上で胸を喘がせている俺を、ウエノさんはしばらく眺めて、
それから近寄ってくると、するりと俺の髪を梳いた。
するりするりとウエノさんの指先が俺の髪を滑っていく。
なんで今そんなことをするんやろう。やめてくれ。
俺はウエノさんの手首をガッと掴んで、睨んだ。
ウエノさんは一瞬目を丸くした後、フッと笑い、タバコを灰皿に押し付けた。
ベッドがギシリと音を立てる。
ウエノさんが俺の上を跨ぐ格好で立膝をつき、ゆっくりとゆっくりと腰を落とす。
ギュチュと締め付けられる快感に目が眩む。
根元まで全部納めきると、ウエノさんは長い息を吐き、その細い腰をゆるゆると動かしはじめた。
ぎゅっと閉じられた瞳。朱く染まった目元。薄く開いた口。唇を舐める舌。唾液の零れた顎元。上気した胸元。俺の腹を弄る手。
髪を振り乱すたびに飛び散る汗と撒き散らされる甘い香り。
その光景はあまりにも淫らだった。
太腿から腰へ撫で上げてやると、ウエノさんが大きく腰をグラインドさせた。
たまらず腰を突き上げる。のけぞる白い首。一回。もう一度突き上げる。撓う背中。二回。
さらにもう一度突き上げる。縋るように俺の太腿に食い込む指先。三回。
また突き上げる。振り乱される頭。四回。ゆっくりと突き上げる。震えながら倒れこんでくる体。
たまらなかった。
性急に体勢を入れ替えると俺を包み込むウエノさんの中が捩れた。
「あぁ!」
ウエノさんの嬌声が耳に心地よかった。ずっと聴いていたい。そう思いながら、思うさま腰を遣った。
ウエノさんの、脚は腰に絡みつき、手は空中を掻き、喘ぎ声が部屋を満たした。
乱れた呼吸が徐々に整っていく。
俺に背を向けていたウエノさんに手を伸ばし抱き寄せ、耳梁にキスを繰り返した。
それに反応を見せもせず、ウエノさんは俺の腕の中で自分の手の平をジッと見つめていた。
「どうしました?」
「いや…人に重みがあるのは一緒やけどやっぱり…」
それに続く言葉が俺にはあまりにも容易くわかってしまった。
だから、どうして今なんや。なんで今そんなことを言うねん。
胸が軋んで、俺はウエノさんの首筋に衝動的に噛み付いた。
「うっ…」とウエノさんが呻き声を上げる。
口の中にかすかに鉄の味が広がる
。皮膚がほんのわずかにだが、破れた。
きつく歯を立てすぎたみたいや。
普段女の子を抱くときにはそんなことはないのに、どういうわけか力加減がわからへん。
そこから染みだす血を啜り上げ、尖らせた舌先で小さな傷口を抉る。
小刻みに震えつづけるウエノさんを上目遣いで見ると、その視線に気が付いたのか、
ウエノさんが溶けてしまって焦点の定まらない瞳を俺に向けた。
そうして荒く乱れた呼吸の合間に囁いた。
「なぁ…もう一回させて…」
それはわずかに残っていた俺の理性を完全に剥ぎ取っていった。
首筋から口を離し、今度はウエノさんの下唇に噛み付いて、そのままもつれるように
ベッドに体を沈み込ませた。
薄暗い部屋で、白いシーツは水色に映り、沈み込ませた瞬間に付着した血は黒いシミになった。
明け切らない夜明け。それがずっと続くことを俺は望んだ。
目が覚めたとき、俺は真っ先にウエノさんの姿を探した。
そして探していたものが自分の腕の中で眠っているのを確認して安堵した。
夢とちゃうかった。
ウエノさんは確かに俺の腕の中にいて、そこで静かに寝息を立てていた。
そのことが俺をより一層安心させ、なんだかとても幸せな気分になった。
毛布を互いの肩まで引き上げ、もうしばらくその幸せを貪ろうとした俺の背後で、
突然ブルルッという音がして、ビクッと体を固くした。
銃口を背中に突き立てられて「そこまでだ」と言われた時の悪役のように。
俺はゆっくりと首だけで振り返る。
そこではウエノさんの携帯電話が震えていた。
腕を伸ばして携帯電話を手繰り寄せる。
拾い上げて開いた携帯電話の液晶画面を見て、それから腕の中のウエノさんを見た。
俺の指が携帯電話のボタンの上で迷う。
電源を切って、携帯電話を放り投げて、ウエノさんの髪に鼻先を埋めるようにしてまた微睡めばええねん。
でも…手の中で、携帯電話は蠢き続ける。
俺はウエノさんの首の下から自分の腕をそっと引き抜いた。
カーテンの隙間から差し込む細い光が、残酷にももう夜は明けたのだと俺に教えていた。
眠っているウエノさんを起こさないように細心の注意を払いながらも、素早く身支度を整えた。
玄関までやってきてコンバースに片足を突っ込みながら、ちょっとためらって、部屋に引き返す。
ベッドに眠るウエノさんをジッと見下ろす。
規則正しい寝息を立てるその唇は、薄く開いていた。
口付けようと顔を傾けたが、喉に何かがつかえたように感じて、やめにした。
代わりに指先でそっと触れ、喉のつかえをむりやり飲み下した。
マンションを出て、駅へと急ぐ道の途中で、昨日のばあさんが植込みを覗き込んでいた。
昨日の救急車、このばあさんじゃなかったんや。よかった。
何を覗き込んでいるんやろう?
首を伸ばして見たそこには、昨夜の雨ですっかり落ちきった黄色や赤やオレンジ色の枯葉の上で、
仰向けになったカラスの死体があった。
うわっ!幸先悪いな。
俺はばあさんに挨拶もせずにそそくさとそこを通り過ぎた。
指定した駅前のスタバの三階。
俺が到着した時には、もうすでにアベさんは窓際のソファ席に長い脚を持て余すようにして座り、
タバコのケースを弄んでいた。
ここ、タバコ吸われへんから喫煙者が長居するにはキツいねんよな。
でもだからこそ好都合でもあった。
アベさんと顔を突き合わせて長時間なんてごめんや。
さっさと家に戻って、ウエノさんが眠っているベッドに潜り込みたかった。
だから、アベさんの向かいに座るやいなや、
「俺、昨夜ウエノさんを抱きました」
と告げた。
でもアベさんはチラリと俺を一瞥しただけだった。
昨日の雨が嘘のようにフロアには眩しいほどの光が降り注いでいた。
窓の下を行き交う人たちの足取りもなんだか軽やかに思えた。
俺とアベさんはしばらくの間、そうやって窓の下を眺めていた。
どちらも口を開くタイミングを計りかねていた。
ふと、アベさんがカップを口に運ぼうとして何かに気付いたように、俺を見た。
「コレってさ…何?」
「は?」
「コレ」
アベさんが指差した先に目をやる。それはカップに描かれたスタバのロゴやった。
「あぁ…セイレンらしいですよ」
アベさんが(何?)っていうふうに眉をしかめたので
「半分鳥で半分女の神話に出てくるヤツで、歌声で海の男を惑わすんですよ」
と説明した。ってか何の話やねん。本題はどこ行った?
訝しげにアベさんを見たが、アベさんはまるで興味がないような顔でセイレンを眺めていた。
「惑わされた海の男はどうなんの?」
まだその話続いとったんかいっ!?アベさん、あんた興味ないような顔しとったやん。
なんか調子狂うわ。
「俺も詳しくは知りませんけど、セイレンの歌を聴かずにはいられなくなるらしいです」
(ふ〜ん)とやっぱり興味なさげな表情をしてあいかわらずカップを眺めていたアベさんが、
突如俺ににやりと笑ってみせた。
「アベ君も楠部君も惑わされちゃったね」
何言うてんねんやろう?「アベ君と楠部君」って…アベさんと俺?惑わされた?何に?誰に?
「いい声で鳴くでしょ?」
そう言われて、それがセックスの時のウエノさんを指しているのだとわかった。
同時にアベさんに完全にナメられてることがわかった。
怒りにカッと頬が妬け付く。
「俺、昨夜非常階段で見ました」
思わず口走っていた。
耳の後ろでドクリドクリと音がする。
アベさんは俺の顔をジッと見つめたが、表情は変わらない。
「ウエノさん、あっちの耳聞こえないですよ」
そう言うと、アベさんは微笑んだ。
そして、
「だから俺はあっちの耳に向かってしか本当のことを言えないんだ」
と言った。
頭を鈍器で殴られたみたいな衝撃が俺を襲った。
呆然としている俺にアベさんが手の平を出した。
俺はそこに自分の家の鍵を置いていた。
あぁ…思い出した。
あの時、片耳が聞こえづらい友達の話をした時、俺の問いにウエノさんは
「そんなことあったかな?わっかんねーや」と笑ったんやった。
それからその後に「でも、俺、大事なことはわかってるよ」って言うたんや。
「おまえのツレだってきっとそうだろ」って言うたんや。
「だから耳が聞こえづらいことなんかたいしたことじゃねーよ」って言うたんや。
「…なんもわかってへんやんけっ」
もしウエノさんがきちんとわかっていたら、昨夜俺の部屋には来なかったやろう。
でもウエノさんは何もわかっていなかった。何にもわかっていなかった。だから俺の部屋に来たんや。
カップに手を伸ばして、俺はコーヒーを一口啜った。
それはもうすっかり冷えてしまっていて、鼻の奥がツンッと痛んだ。
窓の外に目をやると、人込みの中を急ぐアベさんの姿があった。
余裕綽々なフリしやがって…アベさんも走ったりするんじゃねーか。
その姿を目で追っ掛ける。
上から見ていると、カラフルな人込みの中で全身真っ黒のアベさんは、さっき見かけたカラスのようだ。
「…死んだらええねん」
あのカラスみたいに死んだらええねん。
アベさんなんか死んだらええねん。
そしたら俺は言えるのに。ウエノさんに言えるのに。
さっき喉につかえてむりやり飲み込んだ言葉を言えるのに。
昨夜「これは恋じゃない」と否定しまくった言葉を言えるのに。
昨夜アベさんが非常階段でウエノさんの聞こえない方の耳に向かって言ったのと
同じ言葉を言えるのに。
「好きだ」って言えるのに。
アベさんはきっと言うんやろう。
でもそれを今度はどっちの耳に向かって言うんやろう?
胸の奥底から込み上げてくるその言葉が俺の喉元を締め付け、
慌ててバッグの底を探ってウエノさんのニット帽を取り出すと、
深く深く被った。
カップに描かれたセイレンが滲んで溶けて、それから見えなくなった。
以上です。
ほんまにほんまにこんなに長々とすいません!
お粗末様でございました。
号泣
レス番フトシ乙!
泣いた…泣いたよ…
つかお前うますぎる…
真也マジカワイソス 。・゚・(ノД`)・゚・。
よし。ウエノ。おまえは分身しろ。くちごたえは許さん!
レス番214超乙!!
泣く展開だとは思ってもなかった
オレも 号泣!
スットコで泣き、こっちで泣き、今夜は身が持たない _| ̄|○
神降臨 淫乱子な鰓可愛いよ鰓(;´Д`)ハァハァハァハァ
真也ぶちかわええ〜
アベかっこよろし〜萌
>>263それしかないよな
うわっひぇぇぇ〜鰓・フトシの絆!!
ちくしょ〜 あっちでもこっちでもアベはエロかっこぶりやがって _ト ̄|○
おまwwwwwwwww下半身超乙!!!!
真也はほんとに惚れてんだね・・・ 鰓なのに。魚類なのに(ナキ
ウエノもチバもアベにメロメロで嬉しいったらないです
序盤のひとり漫才ノリツッコミで暴走の真也が最後はこうかよ……
ウエノを抱けたのに逆に決定的な失恋…カワイソス
アベが囁いたことばは、やっぱり『好きだ』だったんだね…
しかも聞こえない方の耳にしかホントのこと言えないって…
アベにも泣かされた。
>>273 そうそうソコ!!!!!
.。::+。゜:゜゜。・::。. .。::・。゜:゜゜。*::。.
.。:*:゜:。:+゜*:゜。:+。・::。゜+:。 。:*゜。::・。*:。゜:+゜*:。:゜:+:。.
ウワ━.:・゜:。:*゜:+゜・。*:゜━━━━゜(ノД`)゜━━━━゜:*。・゜+:゜*:。:゜・:.━ン!!
。+゜:*゜:・゜。:+゜ ゜+:。゜・:゜+:゜*。
.:*::+。゜・:+::* *::+:・゜。+::*:.
レス番214、体調は良くなった?マジでGJ!!!
左耳に好きって言えよアベ
でも真也の部屋で一戦交えることは許さん
ウエノったらアベに惚れてんだな
酷薄な笑いは「アベ君が遊びのつもりなら俺だってそうだよ」の意思表示?
自己暗示?
二人の行き違いを真也が助けてしまったんだね真也乙
ウエノに分身してもらおうぜ
レポート終了したらリアルタイムで投下だった
真也の胸中を思うと涙が止まらない
ウエノは分身すればいいと思う 。・゚・(ノД`)・゚・。
>>277 プギャ厨――――――(゚∀゚)――――――!!!
右の風呂上りの続きも4649!!!!!
プ厨www
おまいが真面目にレポート書いてる間、
スットコスレがプチ実況状態だっつうのwww
今読み終わったよ、214乙!!!!!
関西弁がすごくイイ! 楠エラのゴーカーンSSねだっていいか?w
>>277 おまwwwwww
お前の投下で真ん中の皆さんは涙が止まらないみたいだがwwww
214様 漫才SSかと思ってたのに泣きました
次作を今から待ってる( TДT)
>>280 ゴーカーンものを想像したら鼻血出た
214様是非!!!!
>>レス番フトシ乙乙乙!
土曜日にキャロ見たばっかだからリアルに妄想してしまう。
真也、相変わらずアンコールは脱いでるし、
しかも脱ぐ前は黒シャツ着ててアベとダダかぶり…
214様乙ですー!
純なシンヤに泣かされた…
こんなに鰓のこと好きなのにね…
真也一途そうだからな・・・ でもそんな真也だからエラだって慰め求めたんだよ、きっと。
勝手な理屈だろうけど _| ̄|○
>>286 シャランキューのズルイ女を替え歌で歌いたくなった。
>>286 相手が一途だから慰め求めて救われる
勝手な理屈だが真実でもある
一途な真也にハゲ萌エス(*´Д`)
シンヤが自分にマジだってわかってて髪の手触りとか
重さとか比較するなんて鬼ですか (;´Д`)ハァハァ
Bye-Byeありがとう さよなら 愛しい恋人よ
あんた本当いい鰓だったよ 最後もう一度抱きたいよ
ちょ、おまw鰓誉めてどうすんだ
.。::+。゚:゜゚。・::。. .。::・。゚:゜゚。*::。.
.。:*:゚:。:+゚*:゚。:+。・::。゚+:。 。:*゚。::・。*:。゚:+゚*:。:゚:+:。.
ウワ━.:・゚:。:*゚:+゚・。*:゚━━━━゚(ノД`)゚━━━━゚:*。・゚+:゚*:。:゚・:.━ン!!
。+゜:*゜:・゜。:+゜ ゜+:。゜・:゜+:゜*。
.:*::+。゜・:+::* *::+:・゜。+::*:.
>>214乙です!!
テラセツナス!!
でも愛されてる鰓が大好物です (*´Д`)ハァハァ
214タソ乙乙!!
部屋で再会するウエノとアベも書いてくれ _| ̄|○
体調はよくなりつつあります。
ありがとうです。
深夜とウエノのゴーカンとウエノとアベの再会…
ちょっと考えてみます。
でもいつになるか…w
>>296 薬買ってやるからいつか頼む〜
214様のSSの真也ハゲ萌エスw
>>214 いつでもいいよ!
ワクピチしながら待ってます!!
o(`皿´)o <フトシは愛されてズルし放題!
こらフトシ!www
家庭があるアベはウエノにハマればハマるほど、
狡くなるしかないのじゃな
うわーこっちでも投下きてたー
体調悪い中乙です>214さま
深夜カワユスw
欲しがりのウエノテラモエス。
寂しがりだからね(;´Д`)ハァハァ
>>214 脳内BGMにレディキャロのゲットスター〜が鳴ってます。
ふと気付けばセイレンってのも人魚だよね。
鰓の呪縛オソロシスwww
コーラスの時の、話す時の声と感じが違うあの声がもうまともに聴けない
>>309 アベが何言っても腹立たない
お前とウエノが並ぶと文句言えないくらいエロかっこいいからな
くやしい
どうしてあんなにエロかっこいいのに何となく腹が立つのは何故なんだぜ?
取られた感がするからじゃないかな
くやしい
シンヤ目線ですねお前ら。
一途なシンヤを幸せにしてあげたい…。鰓と。
1、
『あっ、ん、、、イイ、もっと、、あぁ、、ん』
『あ、アベ君、、、イイ、そこ、、もっと、、』
『は、ん、、アベ君、大好き、、、』
「コウジ、、、」
自分の声で目が覚める。
夢、か。
俺は両手で頭を抱えた。覚めたばかりの脳がのろのろと思考を始める。
それにしてもリアルな夢だったな、、、。
なんでこんな夢を見たんだろう、、、。
いや、理由は分かっているんだが、、、。
そこ迄考えた時股間に湿った感触を感じて俺はあせった。
マジかよ?
ガキじゃあるまいし、いい歳こいてそりゃねぇだろ、、、。
2、
俺は最近コウジに快く思われて無い。
そしてその責任は俺にある。
決まった女がいるのに別の女と遊んでる、簡単に言えば女を取っ替え引っ替えしてると思われてる。
先ず露骨に嫌な顔をされた、そして説教とまではいかないが意見された。
それ以降はほとんど無視だ。
必要な事以外は話し掛けてもこない。
俺の気も知らないで。
初めて意識したのはいつだったろうか、おそらく二年前位だったと思う。
チバとコウジがじゃれあってる時に違和感と言うか、なにかもやもやとしたものを感じたのが最初だった。
もやもやしたもの、それが嫉妬であると気が付くのにさして時間は掛からなかった。
まさかと思い否定してみたが、一度意識してしまった感情は抑え様もなく少しづつ俺自身を追い詰めて行った。
誰かが誰かの代わりに成り得るとは思えはしなかったけれど、それでも自分を誤魔化す為に女と付き合ってみたりした。
当然満足出来る筈も無く、ただ悪戯に誤解を重ねる結果に至った。
それでも何か反応が有るうちは俺の事気にかけてるんだと思えて嬉しくもあった。
だけど今はもうそれも無い。
そんな中ツアーが始まったのは俺にとって有り難かった。
ツアー中は、移動、リハ、ステージ、睡眠、また移動、ほぼこれの繰り返しだ。
ステージで消耗しきってしまえば後は何も考えずに眠れる。
余計な事は考えなくていいんだから。
『アベ君、好き、、、』
『もっと、して、、』
『んっ、ん、、、う、ぁあん、、、はぁっ、、』
また、夢、か。
疲れている筈なのに、、、神経が昂っていて浅い眠りしか得られないのか。
左手で顔を覆うと温かい液体が指先に触れた。
泣いていたのか?俺は、、、。
なんかキタ――――――――――――!!!
3、
移動中パーキングで休憩を取っていた時、俺は財布を車内に忘れて一人取りに戻った。
ガチャ、ガーッ。
ドアを開けると眠っているアベ君が目に入った。
よほど疲れているのかよく眠っている。
財布を取ってふとアベ君の顔を見ると、心無しか顔色が悪いような気がする。
なんだか具合が悪そうだ。
右手でそっとアベ君の頬に触れてみる。
少し冷たい、、、寒いのかな?
なんか一枚掛けた方がよさそうだなと思い適当な物を捜していると、
「、、コウジ、」
幽かな声で呼ばれた。
「ごめん、起こしちゃった?」
振り向くと、しかしアベ君は眠っていた。
寝言か?
俺の名前、、、なんの夢を見てるんだろう?
4、
アベ君の女癖について直接意見したのはどうやら俺だけのようだ。
みんな多少なりとも困ったもんだと言ってはいるものの、まぁしょうがない位に思っているみたいだ。
逆になんで当事者でも無いのにそこまで気にしてるんだ、と言われもした。
それもあって、意見してからも特に反省が見られないのでもう関わり合わ無いようにしている。
それがまた極端に映ったのか『まるで自分が浮気されたみたいだねぇ。』なんてからかわれたりしたが。
なんだよ。
そんなんじゃねぇよ。
なんで俺が嫉妬しなきゃなんないんだよ?
冗談にも程がある、、、。
『コウジ、、、』
不意に、昼に聞いたアベ君の声を思い出した。
頼りなげな小さな声だったな。
俺の夢、見てたんだよね?
なんで、、、
そこまで考えて結局アベ君の事を考えてる自分に気付き、苦笑いしながら考えるのを止めた。
もう寝よう。
5、
結局、あの日からアベ君の事が気になって、気が付けばいつも目で追っていた。
たいして話しもしないのにこんなに見てんだから、いいかげん向こうに気付かれてるかもしれない。
それでも見てしまう。
スタッフとやり取りをするアベ君、目を細めて笑っている。
あの顔、久しく俺に向けられて無いな、、、。
そう思った時、何か喪失感めいたものを感じた。
6、
ライブが終わり夕食兼呑みの席を中座してホテルに戻る。
寝不足と疲労感で身体が物凄くだるい。
上着を脱いでベットに寝転がる、、、そのまま眠ってしまいそうだ。
駄目だ、このまま眠ったら、、、また夜中に目が覚める、、、
朝まで眠る為に薬を飲まなきゃ、、、
俺は重い身体を起こし、備え付けの冷蔵庫から缶ビールを取り睡眠薬をビールで飲み下した。
これで、眠れる。
7、
今日も皆より一足先にホテルへ戻った。
ここ数日は薬のおかげで良く眠れている。
俺は上着とジーンズを脱ぎベッドの上に放り投げて洗面台へ向かった。
顔を洗い歯を磨いているとドアをノックする音が聞こえた。
誰だろう?能やんかな?
こんな格好だけど、、、まぁ、いいか。
俺は歯を磨きながらドアを開けた。
「あ、、」
しかしそこに居たのは、
「ウエノ、、、」
俺の格好に驚いたみたいだけど、俺も予期せぬ訪問者に驚いた。
「ごめん、間が悪かったかな?」
気まずそうに頭を掻きながら言う。
「どうぞ。」
一言言って俺は洗面所へ戻った。
「、、おじゃまします。」
口を濯ぎ、備え付けの冷蔵庫からビールをニ本取り出しベッドに腰掛けているコウジに一本渡す。
向いのベッドに座りビールを開けながら、
「で?」
用件を訊く。
「あ、うん。、、、その、、、」
言い辛そうに口籠るコウジ。
「何?」
先を促すために言うと、コウジは小さく溜息を付いて、
「最近アベ君具合が悪そうだから、、、大丈夫かなって、、」
視線を合わせずに言った。心配してくれてんのかな、、、
「寝不足なだけだよ。」
俺はビールを呑みながらそう答えた。
「、、悪い夢でも見るの?」
悪い夢、、、 当たらずも遠からずか。
「まあ、そんなとこだ。」
と、コウジが出してあった睡眠薬を不審な顔で見ている。
「、、、変なクスリじゃない、単なる睡眠薬。」
言うと驚いたように、
「そこまでしなきゃ眠れないの?」
って訊いてきた。
「ああ。」
肯定すると、一瞬コウジの顔が泣きそうに歪んだように見えた。
そして俺の目を見ながら、
「それって、俺の夢でしょ?」
半ば確信を持ったように言った。
、、、知ってたのか。
俺の気持ちを知ってたから嫌だったんだな。
そりゃそうだ、自分が男に恋愛感情持たれてるなんて気持ち悪いよな。
嫌われて当然。
それなのに心配されてるかもなんて、、、本当に馬鹿だな、俺。
もう、隠す必要もないんだな、、、
「アベ君?」
黙り込んだ俺を不審そうに見ているコウジにゆっくりと口付ける。
突然の出来事に固まっているコウジを押し倒し、更に深く口付けると必死になって抵抗してきた。
どうせ嫌われてるなら、、、
8、
突然キスをされ驚いてなにも出来ずにいる俺をアベ君は押し倒し更に深く口付けてきた。
口の中をアベ君の舌が動き回る。
俺は必死にアベ君を押し退けようとしたけれど、一体この細い身体のどこにこんな力が有るのかびくともしなかった。
酸欠寸前で唇を解放されるとたくし上げられていたTシャツを脱がせられる。
「アベ君止め、、んぅ、、、」
制止を求める声は再び重ねられたアベ君の唇によって消されてしまった。
そしてジーンズに手が掛けられ下着ごと脱がされる。
アベ君の手に直に股間を握られ緩く扱かれると、意に反して俺のそれは徐々に形を変えて行った。
あまりの恥ずかしさに涙が零れる。
アベ君はその涙を唇で吸い取りそのまま耳、首筋から胸元へと唇を這わせた。
「んんっ、、やめっ、、、」
その唇が俺の股間を捕らえた時幾度目かの抵抗をしたけれど、与えられる快感に敢え無く屈した。
そこから先はなされるがまま。
女と違ってどこをどうされると感じるか分かっている分アベ君の愛撫は的確だった。
程なく俺は絶頂を迎え、あろうことかアベ君の口の中へ放ってしまった。
それをアベ君は飲み下した。
その事にショックを受けアベ君の顔を見ているとまた口付けられた。
口の中に俺が出した物であろう青臭い味が広がった。
アベ君の指が内腿を撫で上げ、さっき放ったばかりの一物に触れる。
弄られているとそれは再び形を成してきた。
しかしアベ君はそれを放置して後ろへと指を這わせ肛門の周りをゆっくりと撫で、俺の強ばりが解けるのを見計らってゆっくりと指を差し入れた。
「あっ、つ、、」
痛みは無かったが異物感が気持ち悪くて思わず声が出た。
内側をアベ君の長い指が探るように動き回る。
やがて指が増やされ別々に動き回るその一方が内側の内壁を掻くように折り曲げられた時、腰が跳ね上がった。
快感、とは思えなかったが前が一層張り詰めるのを感じた。
やだ、いやだ、、、なんか変になりそうだ。怖い。
「アベ君、も、止めて、、」
俺の訴えをきいてくれたのか、指が引き抜かれる。
軽い安堵の溜息を漏らして起き上がろうとすると、身体を反転させられた。
そして腰を上げさせられ獣の形をとらされる。
「や、やだ、止めて!」
逃れようとしたけれど無理だった。
腰をしっかりと掴まれ引き寄せられてそのままアベ君の昂りを押し入れられる。
「、、んっ、んぅ、、、」
ぴりぴりとした痛みがアベ君を受け入れている部分から伝わってくる。
しかしそれと同時に鈍い射精感がじわじわと襲ってきた。
それはアベ君が動く度に明確な快感へと変わっていった。
「あぁ、んっ、、んっ、、んぅ、、んっ、、」
俺の口からはあられもない喘ぎ声が抑え様も無く漏れ続けた。
更に前を同時に扱かれ、今までに感じた事が無い程の快楽に我を忘れた。
やがてアベ君の動きが速くなり一際奥まで突かれた時、頭の中が真っ白になり俺はニ度目の放出を迎えた。
そして一瞬遅れてアベ君が俺の中に放ったのがわかった。
そのまま崩れ落ちるようにベッドに突っ伏し快楽の余韻に浸っていると、柔らかく髪を撫でられそして不意に結合が解かれた。
アベ君はそのまま俺を顧みる事無く浴室へと消えた。
「アベ君、、、」
傷つけられたのは俺のはずなのに、なぜだかアベ君が泣いているような気がした。
9、
あの後、俺はいろいろと考えてみた。
アベ君は俺の夢を見て眠れないんだよね、んで、む、無理矢理だったけど、優しかったよね、それなりに。
、、、俺の事、好きなのかな?
でも、いままでそんな素振りもなかったし、、、大体いつから?
大分前からだとしたら、俺、気付かなかったとはいえ酷いよねぇ、、、殆ど無視だもんねぇ、、、好きな人にそれやられたらツライよ、普通。
アベ君それでも俺の事好きなのかな、、、
『、、悪い夢でも見るの?』
『まあ、そんなとこだ。』
悪い夢、、俺、だよね、、、
嫌われてるのかな、、、?
わからない、、
結局答えの出ぬまま、翌日もその次の日もまたアベ君を目で追っていた。
そして再びアベ君のもとを訪ねた時、アベ君は驚いたような顔をして、その後当然のように俺を抱いた。
こんなんじゃ駄目だ、ちゃんと話合わなきゃと思う反面、アベ君によってもたらされる快楽を知っている身体はそのまま何の抵抗も無く為されるままに流された。
髪を柔らかく梳く手、苦しい程の口付け、充分過ぎる愛撫も、まるで俺を労るようで、、、こうしていると愛されている様な気がする。
幸せな錯覚かもしれないが、、、
10、
俺はコウジの身体だけを手に入れた。
同情か、それとも快楽のためか、、、理由は解らないがとにかく、あの日から夜の間だけは俺のものだ。
昼間は相変わらずろくに口もきかないが。
いや、夜だって会話なんてない、、、ただするだけだ。
俺の気持ちを知ってて身体だけ投げて寄越すような事をするコウジは残酷だ。
11、
今日もまた夜中に小さなノック音がしてドアを開けるとコウジがいる。
もうどれ位こんな事を続けているだろうか。
招き入れて抱きしめる。
強く抱きしめても想いが伝わる訳では無い、そんな事は分かっているがそれでもこの胸の内から想いが溶けてコウジに染み込んで行けばいい、そう思う。
心が通い合わないならば身体だけ手に入れても何の意味があるだろう。
それでも全く失うよりはマシだと思って続けてきたけど、結局はそれでコウジを縛っているように思えて心苦しい。
あの時、いっそ罵られ無視されたほうがまだ良かったのかもしれない。
お互いの為にも、もうコウジを解放してやらなきゃ、、、
俺はコウジを抱きしめたまま、
「別に来なくていいんだぜ。」
一言告げた。
コウジの身体が一瞬強ばり、俺が腕を離すと、俯いたまま部屋を出て行った。
、、終わった、これでいいんだ。
12、
アベ君の言葉に目の前が真っ暗になるのを感じた。
何も考えられなくなって、そのまま自室へと戻った。
ただ、拒絶された、望まれていなかった、という現実だけがいつまでも重くのしかかり涙が止まらなかった。
それからはアベ君を見るのも辛かった。
それでも気が付けばやはり目で追っていた。
あの腕が、どんなに優しく、力強く、暖かいか知っている。
最後に抱き締められた時の感触が今でも残っているのに、もうあの腕が俺を包む事は二度と無い。
それを思うと胸が締め付けられるように苦しくて、息が出来ないほど辛い。
きっと俺はアベ君の事が好きだったんだな、だからイライラしたし、大した抵抗もせずに抱かれたんだと思う。
今さら気付いてもどうしようもないんだけど、、、
泣いてしまいそうになるのを堪えて、努めて別の事を考えてみる。
だけどそれはあんまり上手く行かなかった。
13、
苦しい気持ちを引き摺ったまま日々は過ぎていった。
時が経つにつれ気持ちが大きくなって行くようで、いつか平気になる日がくるとは思えなかった。
無意識のうちにアベ君の部屋の前まで来ている事も幾度かあった。
それでももう一度二人きりになる勇気は無くてそのまま自室へ帰るだけなんだけど。
気が付くと、またここまで来てしまった、、、性懲りも無い俺。
だけど、この部屋の中にアベ君がいる。
ドアをノックすればアベ君が、、、
ノック音が聞こえ、ドアを開けるとコウジが立っていた。
「、、、ウエノ。」
何で来たんだ、、、お前はもう俺なんかに付き合う必要はないのに。
もっとはっきり言わないと駄目なんだろうか、、、
「同情なんて要らないし、、、ただヤりたいだけなら他をあたってくれ。」
同情?、、何言ってんの?ヤりたいだけって、そんな、、、確かに、全く快楽に流されてなかったとは言い切れないかもしれないけど、、、誰だっていい訳じゃないのに、、、、
「ちがっ、、違うよ、、!」
俺は思わずアベ君の両腕を掴んでいた。
「俺、アベ君が好き、なんだ、よ、、」
コウジの目に涙が溢れ、ぼろぼろと零れ落ちていった。
「、、うそだ、、、」
信じられない。だけど、コウジは首を横に振り
「う、、うそじゃない、ほんとに、好き、、好きなんだ、、」
声を詰らせながらそう言った。
急にアベ君が俺を抱き締めた。
それは今迄にない程強い力で、少なからず驚いた。
「、、、ア、アベ君?」
じわ〜っと湧いて来る幸福感に胸がいっぱいになる。
「すげぇ、嬉しい。」
「え、、?」
じゃ、アベ君もおれの事、、、
「愛してる。」
「、、うん。」
嬉しい。
俺は力一杯アベ君を抱き締め返した。
俺達は朝迄ずっと、ただ抱き締めあったままいた。
これアベウエノにはまったきっかけ
カルピス原液で飲まされた感じだ…
甘あーーーーーーーい!!
心のなかでだけコウジと呼ぶアベ(;´Д`)ハァハァ
>>345 自分で書いたんじゃないのか?!
ここに貼ること書いた人の了解は得ているのか?!
鰓さんすっとこスレじゃなくてこっちに来ればいいのにw
歓迎されてなくてワロタよw
>>352 ごめん。
なら良かった…。焦ったwww
>>352 おいしくいただきました。
大変甘かったです。ごちそうさまです。
職人によろしくお伝えください。
体だけ先行するところが二塔っぽい(;´Д`)ハァハァ
[=*.・з・]y-~~みんな(ry
まさに砂糖菓子のような甘さ
人☆人
人 [・ε・ =.] 人
( )/つ∞ソ )ヽー─⌒ヽ ( )
ノ゛"゛" /ノ_ソ /____/ /ソ_"゛"゛ヽ
(ノ~八⊂___ノ"゛"゛"( ー──⌒-つノ~
|\(ノ~八ο 川οο  ̄ ̄ ̄ ̄川ο八\
.|⌒~⌒~⌒⌒~⌒~⌒⌒~⌒~⌒⌒~⌒~⌒|
.|◎∋∞∈∈◎∋∋∞∈◎◎∋∞∈.|
(⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒.)
>>358 ハァハァ…食うぞ!(゜Д゜*)ゴルァ!
今夜はブラックシンヤ来ないのか…
(´・ω・)ショボンヌ
BS人気あるなw
あの関西訛りがたまらないです
関東人より
まったく仰るとうりです
広島人より
鰓がエセ関西弁を話すのはシンヤの影響?…ハァハァ
広島弁にも関西系に似た語感あった気がするけど
シンヤの影響ってのはオイシイ
369 :
362:2005/11/30(水) 13:13:17 O
右に書こうと思って誤爆った…
(´・ω・)ハズカシス
370 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 13:30:04 0
西日本の人はみんな関西弁を話すもんだと思ってた
関東人より
まじ成り立ってるのテラオカシスwwwww
ここにもブラックシンヤが来るといいな。
ラブラブなシンヤでもいい。
すっとこスレの
京都エピソードでじーんとしてしまいました。
鰓…。
。・ ゚・(ノД`)・゚・。
エロかっこいい癖に優しい鰓が大好きです。(ノД`)
エロかっこよくて優しくて神スタイルなんて最高の男ですね
新人俳優のシンヤには全くドキドキさせられっぱなしです(ノ∀`)'`'`'`
シンヤの鰓さん好き好き光線がたまりません。
ライブ中にウエノに笑いかけるのを見た時には萌え死ぬかと思いますた。
!(*´Д`)ハァハァ
腰に手をまわしたという話もあった気がした。
テラミタス。
シンヤ…ハァハァ
>>354 本気にして伝えてみたw
照れ笑いしてた
また何か書いてくれって言っといたwww
354じゃないけど
書いてもらったらここに(ry
「気持ちええんやろっ?」
犬のように這いつくばらされ、背後から貫かれていた。
込み上げる嘔吐感に脂汗が滲み、全身はわななきつづけた。
パタンッと玄関の扉が閉まる音を背中で聞きながら、ウエノは目を開けた。
見慣れない部屋にカーテンの隙間から、昼の気配を漂わせた光が差し込んでいる。
それをぼんやりと眺めながら、さっき触れられた箇所を指先で確かめた。
そして、自分達は一体いつの間にこんなにも卑しく狡くなってしまったのだろうかと考えた。
好きになってはいけない人などいないと思っていた。
恋心はいつだって素直に吐き出せた。
体に腕を巻き付けては、毛先を指先で弄んでは、額に口付けては、胸に顔を埋めては、恋心を吐き出した。
吐き出した恋心を相手が微笑みでもって受け止めて受け入れることを承知していた。
けれどそうやって吐き出したものが、果たして恋心だったのかどうかすら今ではすっかり怪しくなっていた。
寝返りを打つとそこにはまだかすかに温もりが残っていた。
部屋は柔らかく穏やかな光に満たされ、階下からゴゥォンゴゥォン…と洗濯機の回る音が響く。
そこで微睡むことはとてつもない幸福のように思えたが、実際には決してそうではなかった。
真也の胸に刻まれている「Love」と「Hate」。
そのどちらをも昨夜の自分はなぞれなかった。
ウエノは毛布を乱暴に引き上げた。
それは頭の中の男を振り払うようでもあり、抱き締めるようでもあり、それから縋り付くようでもあった。
アベ君、俺らはふたりして真也を利用した。
==========
ちょっと考えてみましたが、全文思いついたらまたコソーリ置きにきますw
>>388 レス番フトシ様乙ですー(*´Д`)ハァハァ
続きも楽しみに待ってます!
>>386 GJ!ぜひともまたここに投げてください。
レス番214キタ−!!
続き待ってます…ハァハァ…
キテタ―――(゚∀゚)―――!!!
すでにセツナス萌え…
レス番フトシ様キテター!
あの話の続きだね?しかもウエノサイドで。
うひゃー楽しみすぎる!
おお、レス番214様が!
その導入部だけで禿萌え…
そうか…あの時ウエノは目を覚ましてたんだね。
つーことは真也とアベが電話で話してたことも聞いてたのかな?
とにかくワクピチで続き待ってるよー!
ハァハァハァハァハァハァ(*´Д`)ハァハァハァハァハァハァ罪な二塔ハァハァ
でも鰓はまだアベが来てくれるとは思ってないんだよね?
寂しくてシンヤのところに来たくらいだし…
ハァハァハァハァハァ…ワクピチ。
導入部だけでモエス…
これのちょうど逆の話あるw
でもお菓されてるのシンヤだしアベ出てこないので該当スレがないw
>>397 それ読みたいですキボンヌですщ(゚Д゚щ) カモーン!
だからスレチなんだってばw
読みたいがスレ違いはやめといたほうがいいと思。
そういうの一度OKにしてしまうと収集着かなくなると思。
ショ(´・ω・`)ボーン 仕方ないか…
じゃあ「何でもOK!駄菓子スレ」を希望します
これなら私の駄作も投下できそうだしw
駄菓子ねぇ……どうなんだろう…?
なんでもOKは…あんまり
801板にあるじゃんw>なんでもスレ
今更801板が嫌だなんて言わないよね?
「駄菓子店」は?
右の間違えて立っちゃったのがまだ残ってたけど
どうしても欲しいって言うならそれ再利用してみては?
正直、今の時点でも関連スレ増え杉とは思ってるよ。
この話読むと、このスレのおかげで
ウエノが好きになったか自覚してしまう
テラセツナス(ノД`)
412 :
411:2005/12/02(金) 22:38:13 0
右に書こうとして誤爆しましたよコノヤロー。
>>412 バカだねw
よりによってこんな流れの中で〜w
414 :
397:2005/12/02(金) 22:54:11 O
こらこら乱立させんなYO!www
余計なこと言ってスマンカッタ 今は反省している
さりげなくレス番フトシ待ち。
ワクピチ
>>416 同じく〜。
昼間から相当ワクピチしながら待ってるw
ワクピチしながらレディキャロを聞いています。
今日は来ないのかなワクピチ
[=*.・з・]おきなわでねっとりアハンウフン!
来週沖縄か。行きたいけどお金がないよ鰓さん。
沖縄いいなあ…こっちは氷点下の北海道づら
行きたいけど私も軍資金がないのよねん
沖縄行かない皆さん、ここでハァハァしましょうね
レス番フトシを待つ間に。
エロくもない上にバカップル。
暇つぶしにドゾ。
____________________
午後3時。
昼過ぎまで眠りを貪っていた体が
ようやく目をさました気がする。
柔らかい日差しが部屋の中まで差して、
冬とは思えないくらい暖かい。
それに、部屋に誰かがおると寒さが和らぐやんか。
その誰かが好きな人ならなおさらやろう?
シャワーの音が止んで、キッチンの方で気配がする。
「真也ー水もらうー」
「ええっすよ」
キッチンから俺を呼ぶウエノさんの声を
俺はベッドの中で聞く。
なにかものすごいええ気分なのはなんでやろう。
今、顔にやけてるかもしれん。
アホや。俺もシャワー浴びよ。
ウエノさんは俺の前やと
とてもリラックスしているように見える。
最初は俺がずいぶん年下やから、
気いつかわんでええってとこかな、くらいに思ってた。
でもそうやないって気がついた。
付き合いが長くなるにつれ、
年齢とか関係なしに、この人は人を選ぶんやってわかった。
気さくやし、気遣いの人やから
誰とでも割とすんなり打ち解ける。
けど、本当に気ぃ許す相手は実はそんなに多くない。
ソレに気づいてから、俺の前で何も考えんと
ダッラーっとしてるウエノさん見るのが嬉しくなった。
俺に気を許してる証拠やからね。
にしても…
「なんちゅう姿勢ですの」
俺がシャワーを終えてリビングに戻ると、
ウエノさんはソファにひっくり返って
長い足を持て余し気味にテーブルに載せている。
おまけに灰皿を平らな腹にのっけてタバコを銜えている。
起き上がるの面倒くさいけどタバコは吸いたいわけやね。
「なあ腹減らねえ?」
「買いに行かな何もないっすよ」
「うーん…」
コンビニのシュークリームが冷蔵庫に入ってるけど
ウエノさんは食べんやろう。
俺は酒もよう飲まんからビールの買い置きとかもない。
ミネラルウォーターしかあれへんし。
「なんか買うてきましょうか?」
俺が聞くとウエノさんはうーんと天を仰ぐ仕草。
ついでに両手を伸ばして大きく伸びをした。
ウエノさんの白いシャツは下の方2、3個ボタンを止めてあるだけ。
俺はあらわになる肌に視線が釘付けになってまう。
そんな格好で伸びって、誘ってるようにしか見えへん。
あかん。首筋、噛み付きたい。
「食いに出ようよ。近所になんかな…」
ウエノさんの言葉が途切れる。
俺が首筋に噛み付いたから。
ウエノさんがちょっと驚いて身を固くするのがわかる。
それから反射的に逃げようとする体を押さえ込んで
白い首筋を思うさまに甘噛みして舐めあげる。
ウエノさんのやらかい髪が頬に触れるのが心地いい。
まだ少し湿り気が残っている。
俺の舌が鎖骨あたりに降り、
ウエノさんのジーンズに手をかけたとき、
焦ったように制す声がした。
「ちょ…真也…」
多分、ちょっとじゃれるだけくらいに思ってたんやろう。
悪いけどそんなんで済ましてあげられへん。
俺は構わず布の上からウエノさんを刺激した。
息を飲む気配と押さえきれずに少し荒くなる呼吸。
「シャワー…浴びたのに」
「関係ないですやん」
「だ、だってお前、昨日あんな…」
ウエノさんが言い淀む。
「昨日なんですか?」
言いたいことは分かっているけど意地悪く聞く。
耳たぶに舌を這わせ首筋にキスを落としながら待つ
熱くなってゆく息づかいだけで答えはない。
だから代わりに言うてあげた。
「昨日、あんなにしたのに?」
ウエノさんの頬に朱が走る。
この人なんだかんだ言うてめっちゃ照れ屋やねん。
何ですのその反応。たまらんわ。
目を伏せるウエノさんの顔を上げさせ口づける。
「いまさら照れんといてくださいよ」
ジーンズの前をはだけさせ手を滑り込ませる。
舌と舌を絡めて、ウエノさんを追いつめる。
思い出して。朝方まで俺となにしてたか。
俺にどんなんされて、どんだけ感じたか
体ごと思い出して。
唇を解放してからすぐに
本格的に服を脱がしにかかる俺を
まだ戸惑い気味の腕が止める。
「なあ、本当に…」
「なんですか」
「……本当にするの?」
息が上がってきているくせに
ちょっと不貞腐れたみたいに言うのがかわいくて
俺は思い切りウエノさんを抱きしめる。
止められるわけないねん。
午後の緩い日差しの中で
俺はウエノさんを貪った。
昨晩だって散々抱いたのに、
なんでこんなに飢えるんやろう。
全然足らんねん。
ウエノさんの声が、指が、髪が、全部が俺を誘う。
こんなんで、最初に好きになったのは
あなたの音なんやって言うても
もう信じてもらわれへんやろうなあ。
好きや。わけわからんくらい、
「好きや」
ウエノさんの耳元で囁く。
俺の動きにあわせてウエノさんの呼吸が乱れていく。
リズムが噛み合うことの快感は
音楽だけのことやないと教えてくれる。
頭がどうにかなりそうに気持ちがいい。
ウエノさんやないと、こんなんなれへんねん。
「あ…シン…ヤ…」
「もっと呼んで」
大好きや。あんたのそんな声聴くの。
ウエノさんも俺と同じくらいか
それよりもっと気持ちいいと思ってくれたらええ。
尽きない愛しさと欲望に動かされるまま
俺は飽くことなくウエノさんを抱いた。
********
快感の後の心地よい気だるさの中、体を起こすと
隣でウエノさんがまだ少し乱れた呼吸を整えている。
結局、脱がさんままやった白いシャツだけの姿。
はだけた格好が脱いでるよりもよっぽどやらしい。
そんなことを思って、俺の中に熱が蘇りそうになる。
それを気配で察してかウエノさんが俺を睨む。
「もうしませんて」
「…あたりまえじゃ」
広島弁で怒られた。
俺は手をのばしてウエノさんのやらかい髪に触れる。
ウエノさんが目を閉じて言う。
「腹減った」
「なんか買うてきましょうか?」
「…」
二度目やなこの会話。
さっきよりももっと動くのが億劫になったんやろう。
ウエノさんが答えを迷う。
「うーんでもやっぱ、どっか食いに出よう」
「ええっすよ」
『残念。外では襲われへんなあ』
聞こえんように呟いたつもりやったのに
おもいきり蹴飛ばされた。
「痛いですやん!」
俺は幸せな気分でウエノさんに抗議した。
____________________
終わりです。
キタ━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━!!!!!
乙!
いいよーすんげーイイ!
リアルでありそうな会話にめちゃくちゃハァハァ…
キタ―――(゚∀゚)―――!!!!!
年下の真也に押されてる感じの鰓…って新鮮だね。
いつでもどこでも余裕な鰓さんだからさ。
うわーいい!こういうの大好き!
いいなーいいなーいいなー
キテタ―――(゚∀゚)―――!!!
押され気味の鰓萌え…
(*´Д`)ハァハァ
>>436 いいなーて思う気持ちめっちゃわかるww
全文できていないのですがコソーリw
==========
>>388続き
すぐ戻るだろうと思っていた部屋の主はなかなか帰ってはこなかった。
(コンビニに行ったんじゃねーのか)
ウエノはむくりと起き上がるとバスルームへ入った。
寝室よりも大量の光が入り込むバスルームで目についたのは、自分の体のそこかしこにできた痣だった。
それは昨夜真也がつけたものだった。
アベ君ならこんな抱き方はしない…そんなふうに考えている自分に気づき、苦笑した。
ウエノは、アベと真也が似ているなどと思ったことは一度もなかった。
そういうふうに見えるらしいという話は耳にしてはいたが、ウエノにとってアベはアベで真也は真也だった。
けれど無意識の内にふたりを比較していたことを、昨夜の真也の行動が悟らせた。
自分に噛み付いた真也。自分を睨んだ真也。
シャワーに打たれながらいちばん最初を思い出す。
アベの指にできた小さな傷に絆創膏を巻き付けた。
貼り終えてもまだ絡め続けた互いの指が、視線を、唇を、体を繋げた。それが最初だった。
それから自分達は幾度も幾度も視線を交わし、指を絡ませ、口付けをし、セックスをした。
でも心はなかった。
それはウエノにとって唯一の希望だったはずだ。
それなのに昨夜の真也の行動が思い知らせた。
だからこそウエノは自分を冷笑するほかなかったのだ。
きつく巻き付けたはずの絆創膏は、いつしか剥がれ落ちていた。
廊下を行き来する慌ただしい足音に我に返った。
一旦シャワーを弱め、「風呂場ー!」と叫んで、また蛇口を捻った。
ガラリッとバスルームの扉を開く乱暴な音に振り返ると、そこには靴を履いたまま肩で息をするアベの姿があった。
思考が停止した。
無数の痣をつけた体を硬直させ絶句するウエノを、アベは抱き締めた。
「ちょっ…アベく…っ!」
なんとか動かした頭と腕での抵抗は、抱き竦められ、口付けられることで封じ込められた。
「…もうっ…聞かせんなっ…」
アベは泣きだしそうなあるいは怒りだしそうな…そんな顔をしていた。
そんな顔をさせたかったわけじゃない。そんな顔をさせたかったわけじゃないんだ。
ウエノはアベの濡れた顔を両手で包み込んだ。
そんな顔をさせたかったわけじゃないんだよ、アベ君。
「好きだ」
アベが呟いたそれは、ずっと聞きたくて、でも聞きたくなかった言葉だった。
「…んっ…あ…」
バスルームに、シャワーの音とアベの荒い息と自分の喘ぎ声が反響する。
アベの性急な愛撫に追い詰められて、喘ぐことを止められない。
「いい声」
アベの指が胸を引っ掻く。
「…っ!」
堪えるために噛んだ下唇を指先で解かれた。
シャワーが呼吸を邪魔する。
それに気付いたのか、アベがウエノに後ろを向くよう促した。
壁に手をついたウエノは、すぐに背後にアベの熱を感じて振り返った。
「ここ…真也ん家…」
「好都合」
アベはそう言い切るとグッと腰を突き入れた。
ウエノの喉から甘い悲鳴が上がった。
「ア…アベく…アベ…っ…」
もう自分にはアベ君の名前を繰り返すことしかできない。
とりあえずここまで。
部屋が寒いからなかなか進まないんだな、これが。
申し訳ないです。
好都合……………!!!!!!!!!!
レス番214さんキテタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!
好都合キタ━━━━(;´Д`)━━━━!!
キテタ―――(゚∀゚)―――!!!!!
レス番フトシ様!!!!!
誰か!
レス番214様のお部屋に火鉢をお持ちしろ!
『好都合』カッコイイワ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(n`∀`)η゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*!!!!!☆
やべえ (;´Д`)ハァハァ214GJ!!!!!
レス番214の家宛にオイルヒーター発送しました
人んちで土足のアベ。ハァハァ…
自宅に土足であがられウエノは…
真也大っ迷惑ww
アベカッコヨス(*´∀`)
大迷惑って歌あったねそういえば
ユニコーン懐かしい
「君」を「鰓」に変えて歌って悦ww
まかり間違っても真也の部屋でヤルなよ!!!!!
…と思ってたが…まぁいいやw
「好都合」モエス…ハァハァ(;´Д`)
ワクピチですよ。
突然忍び寄る
あやしいアベフトシ
エプロン姿のおねだりコウジ
ちょwwww
火鉢とオイルヒーターをいただいたので、投下w
==========
>>442続き
クタクタになった体を、むりやり寝室まで運んで着替えを済ませた。
乾燥機の音が止み、しばらくしてアベが顔を出す。
アベはウエノを一瞥すると、ぐるりと寝室を見回して窓を開け放ち、ベッドからシーツを引き剥がした。
窓から吹き込む風にシーツが舞い踊った。
丸めたシーツを小脇に抱え、アベが財布から万札を一枚引き抜いた。
そして、どこから持ち出してきたのかマジックで「シーツ代」と書き殴った。
それからペン先をちょっと迷わせた。
自分を見上げてくるアベの視線。
それがあまりにもまっすぐなものだったためにウエノは顔を背けた。
アベはちょっと驚いたような顔をしたが、結局何も書き足さずにペンを放り出すと、
ウエノの手首を掴んで真也の家を飛び出した。
ちょうど昨夜クラブのフロアから抜け出した時のように。
乗り込んだエスカレーター。
扉が閉まった瞬間に一度だけ抱き寄せられた。
ひなたぼっこーは(全裸で)バルコニー〜
左手にシーツを抱えて右手で自分の手首を掴んだまま、閑静な住宅街を脇目も振らずに歩くアベの姿は、
なんだか妙に滑稽だった。
でもウエノには笑えなかった。どうしたって笑えなかった。
広い通りに面したコンビニの前までやってくると、アベは立ち止まった。
店前に設置されたゴミ箱にガンッと力任せにシーツを突っ込んでから、やっとウエノの手は解放された。
ポケットからタバコを取出して火を点けると、フッと笑いながら煙を吐き出した。
「スタバってタバコ吸えねーのな」と言いつつウエノにも一本差し出す。
真也だ。
事務所やスタジオにスタバのカップ片手に入ってくる真也を思い出しながら、タバコを口にくわえた。
冬の日、外で吸うタバコはいつもよりうまい。
「明日は?」
タバコを投げ捨て、アベが尋ねる。
「休み」
短く答えたウエノに、アベがにやりと悪戯を思いついた時のような笑顔を向けた。
乗り込んだタクシーの後部座席。
カーブを曲がる際の急ブレーキによろけたフリで、腰を抱き寄せられた。
西日に染まるホテルの一室に入るなり、アベはその長身をベッドに飛び込ませ、
ウエノは扉の辺りで迷っていた。
これまでの自分ならこういうシュチュエーションではアベを巧みにセックスに誘い込んだろう。
でもそんなことはもう今の自分にはできない。だったらどうするべきなんだろう。
考えあぐねていると、アベがベッドの上で上体を起こして「おいでおいで」と手招きした。
「迷惑だったのか?」
アベがポツリと呟く。
アベ君にだってわかっているんだ。
自分達ふたりの間に流れる空気がこれまでとはまるきり違うものになってしまった
ということが。
「迷惑だったのか?」いいや、そうではない。でも…この空気はひどく甘ったるい。
「先がないから別れたい」それは昔の彼女のセリフ。
好きだった。でも彼女はそう言い、自分達は別れた。
先というものが『結婚』を意味するのだとわかってはいたけれど、
そうして確かにあの頃の自分には結婚なんてまだまだ考えられないことだったけれど、
それでも別れるのはどちらかが相手を嫌いになった時だけだと思い込んでいた。
「嫌いになったのか?」と問い詰めた自分に、彼女は首を横に振り続けた。
でも結局別れた。
先がなかったから。
「…いいや」
ウエノはベッドに腰掛けた。
「好きだ」
アベがさっきよりもずっとひそやかな声で言う。
鮮明にその彼女のことが蘇るのはなぜだろう。
彼女と自分の間に流れていた空気は、最後の最後までひどく甘ったるいものだった。
自分とアベ君の関係には先がない。
そんなことはわかりすぎるほどによくわかっていた。
既婚者だとか男同士だとか納得できるだけの理由はあった。
だからこそこれが恋愛ではないことが唯一の希望だったのだ。
先がないことよりも心がないことの方が、ウエノにとっては重要だったのだ。
それなのにアベは「好きだ」と告げた。
本当は昨夜の真也の行動が悟らせたわけではなかった。
巻き付けたはずの絆創膏はいちばん最初に剥がれ落ちていた。
どうせ剥がれ落ちるのならばいっそ張り付けなければよかっただろうか。
絆創膏があってはじめてそれは傷としてその姿を露にする。
アベ君が告げた「好きだ」は絆創膏だった。
とりあえずここまで。
本当にちまちまちまで申し訳ないです。
真ん中で甘々のアベを読んできたら、
こっちなはレス番フトシサマが―――(゚∀゚)―――!!!!!
強引なアベもいいなー。
と、同時に一万円札1枚を部屋に残され、
ウエノとシーツを持ち逃げされた真也の胸中を思うと… 。・゚・(ノд`)・゚・。
二人の関係に心が伴ったのをきっかけに
別れちゃう…のかな?(・∀・;)ハラハラ
レス番フトシ様乙でーす( ´∀`)ノ
万札にマジックで書きなぐり&シーツとウエノ持ち逃げテラワロス!
シーツまで持ち去るフトシに萌えてしまったw
窓も開け放って空気も変えてウエノと真也の夜の余韻を消しちゃうアベハァハァ
ブラックフトシはやっぱカコイイ
鰓さん幸せにしてあげてくださいて…(ノд`)
ワクワクピチピチ
ワクワクワクワクピチピチピチピチ
当然バスルームのちぢれっ毛もガムテで残さずお持ち帰りだ
嫉妬深いフトシモエス(;´Д`)
「…何考えてんの」
覆い被さるアベくんが、上の空な俺を覗き込む。
オフんなったらどっか遊びに行く?なんて、アベくんが珍しく誘うもんだから、
槍でも降るんじゃなかろうか、いや酔っ払いの戯れ言だろうな、と思いつつも話に乗った。
それから暫くして、キュウが温泉行きたい、って話をしてて。
そん時はアベくんの言葉をすっかり忘れてたから、いいねえ行くかー、と話が纏まったけど、
直後に記憶が甦って、先約あったわ、て断って。うん、キュウにはほんと申し訳ないんだけど、先約、だし。
で。
さぁアベくん、来週からしばらくオフだよ、どこ行く?つったら、
『俺そんな事言った?』
んー、…まあそんな気はしてたけど。
『…覚えてないか。何の予定も入れないで待ってんのになぁ』
『そうなの?ごめん。じゃあ…』
暫く考えて、アベくんが提案したスケジュールと来たら。
---買物行って、ウエノんちで飲む。
『それ半日で終わっちゃうじゃん。まさか、それをオフの間毎日繰り返す訳じゃないよね?』
『まさか』
『じゃあ、後は?』
『………』
と、まぁ、スケジュールが完成しないまま、オフ突入。
最初2日くらいは、疲れも溜まってるしお互いゆっくり休もうや、て事になって、3日目の今日。
とりあえず買物へ行ったけど、アベくん、立案者の癖に買いたいものがないらしい。
何で買物を選んだのかと訊ねれば、外出=それ、しか浮かばなかったと。
ま、趣味らしい趣味もないしね、アベくん。ごめんね無理言って。
『いいよたまには』
申し訳ないので俺だけでも、と考えたけど、やっぱり俺も欲しいもんねえのよ。
仕方なくぷらぷら彷徨って、近所のスーパーで食料を買い込んで俺の家。
飯を作って、食わして、ビールを飲んで。
ソファに移動して仲良くテレビ観賞。…も、アベくん興味なさそうで。
温泉行けばよかったなーと、ふと思う。
ああ、3人で行けばよかったんじゃねえ?機転きかねえな俺。
そん時アベくん、ふう、と息を吐いて、テーブルに空き缶を勢いよく置いたと思ったらこっちを見て。
肩を掴んで、どさっと押し倒されて。
そして現在に至る。
「…何考えてんの」
「いや、ちょっとね」
「ふうん」
て言ったきり、やや暫く動かなくて。
なんつーか、ね。蛇に睨まれたカエルとか、そんな感じ?実際睨まれてるし。
アベくん動かないし、俺も動けねえの。
腕力は俺のほうがあるし、退けようと思えば幾らでも出来んだけど、出来ねえの。
なにこれ。
「ウエノ」
「…何?」
「ひげ。」
「うん?」
「泡ついてる。ビールの」
「え、どこ?」
拭おうとした右手をさっと掴まれて、顔の横に退けられる。
アベくんの顔が素早く近づいて、その舌が泡を舐め取った。
瞬間、体一杯に鳥肌が立って、手が僅かに浮く。
それを見たアベくんが、「何お前、感じてんの?」と意地悪く笑う。
体温が一気に上がる。
顔が真っ赤だ、と笑いながら、耳元に口を寄せて、ぼそっと。
「可愛いな」
「ちょ…っ!!」
キタ━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━!!!!!
ぷ、と吹き出したアベくんの息が耳にかかって、体が硬直する。
アベくんは、くくく、と声を押し殺しながら身を起こし、冷蔵庫へ向かう。
扉を開けてビール缶を1本、こちらに持ち上げて見せて、
「いただきます」
「…うん。どうぞ」
その時の自分がどんな顔だったかわかんないけど、よっぽど面白かったらしい。
アベくん、堪えきれずにげらげら笑い出した。缶を開けて中身を呷り、咽せながらもまだ笑う。
さすがにちょっと腹が立つ。
「アベくん飲み過ぎじゃないの?」
「そんな飲んでないって。 …なんだよ触んなよー」
ソファからやっと立ち上がって、ビールを奪おうとしたら避けられた。
「どうぞつったじゃねえか」
「やっぱダメ。絶対酔ってるもんアベくん」
「だーいじょうぶだって。酔ってないから」
そう言って更に一口含んで、ふふん、と笑う。
俺の首を引き寄せて、飲み込まずに溜めてたそれを口移しで無理矢理流し込んで来た。
「美味しい?」
「不味い!!」
口ん中で温かくなったビールなんて不味いに決まってるじゃん。
つーかそういう問題じゃなくてね、アベくん。
酔ってるでしょ完璧に。泥酔じゃん。
「んっとにもう…」
いつの間にそんなに飲んだ?と部屋を見渡して、テーブルの下に数本、空き缶を見つけた。
見つからないように、俺の死角になる所に置いてある。子供かっつの。
こんないっぱい…俺が飯作ってる間にこっそり抱えてった?
テーブルの上に並んでんのと足したら……5、6、7…うわ、ちゃんと見とくべきだったなあ。
「もうダメ。絶っっっ対ダメ!!」
前後左右上下に逃げ回る手を何とか捕まえて、缶を取り上げる。
「怒んなよー」
とアベくん、人の頭をぽんぽん叩くんじゃない。
「コーウちゃん?ね?飲まして?」
「そんな甘えてもダメ。」
「いいじゃん」
「ダメ。もう寝たほうがいいよ、アベくん。」
「家までなんて歩けねえよ」
誰も放り出すとは言ってねえ。
「泊まってっていいから」
「うん、そうする。一緒に寝る」
「なーに言ってんの、ベッド狭いから無理だよ」
「じゃあここで」
指差す先はカーペット。
「風邪ひくってば。いいからアベくんはベッドで寝て。ほら」
腕を牽いて寝室まで連れてく。ベッドの上に転がして、布団をかけてやったら、手を掴まれて。
「おやすみのチューはー?」
「ねえよそんなの。」
「ないの?」
「ない。」
「ダメ?」
「ダメ。」
冷てえなあ、と悲しげに呟いて、アベくんはやっと目を瞑る。
おやすみ、と声をかけたら、んー、と、だるそうな返事。
「さてと」
アベくんが眠ったのを確認してから、俺はリビングへ戻って後片付け。
空き缶の山をゴミ袋に突っ込みながら、横目で時計を見れば2:25。
シャワー浴びたいけど…いいや、明日にしよ。
片付けをさっさと終わらせて、ソファに倒れ込む。
さっきのあれを思い出したけど、すぐ追い払って目を閉じる。
明日の朝飯何にしよう、ああキュウに連絡してやっぱ温泉行くって言おうかな、
…なんて考えてるうちに、いつの間にか夢の中。
終わりです。
エロ成分皆無ですいません。
(;´Д`)アベに甘えられたい(ハァハァハァ
鰓の泡つきおひげに深く萌えました(;*´Д`*)ハァハァ
マッカーナー顔マジカワユス(;*´Д`*)ハァハァごちそうさまです。
流れを読まずに、ハルヒコとリーダーの話が読みたいと言ってみる・・・
アベ!次の日は口移しじゃ終わらないんだよねアベ!ハァハァ
オフをウエノ宅で過ごそうとするアベモエス。
神様、翌日をおながいします。
続き頑張ってみますが、エロくはならないと思うので予め御了承下さい。
長くするつもりはなかったのですが、どうやら長くなりそうで。
すいません。
==========
>>463続き
ベッドから立ち上がると、アベは「今日はもうヤるつもりないから」と呟いた。
それからウエノを振り返り、ためらいがちに「ちょっと…一緒に寝たいだけだから」と言った。
「おまえとヤった後はなんでだかよく眠れるんだよな」
もうずっと以前にアベはそう言ったことがあった。
その時アベはそれだけ言うと、コテンと眠りに落ちてしまった。
不眠症気味のアベにとって自分は睡眠薬か精神安定剤かはたまた酒かとツッコミを入れてやりたかったが、ぐっすりと眠るアベの隣でアベの黒髪を梳きながら微睡むことは、ウエノにとってもまた他とは比べようがないほどの幸福でもあった。
時折そうやってふたりで眠る。どうしてその幸福だけで満足できなかったのだろうか。
相手が誰であっても、セックスの後、自分と相手は所詮別個の人間なのだという事実が強烈な虚無感となってウエノを襲った。
どんなに抱き合っても溶け合うことなど決してない。それは当然のことだった。けれど無茶な欲望が頭をもたげていた。
甘ったるい空気に身を沈めて、互いの体の境目がわからなくなるほどに溶け合ってしまいたい。
そういう無茶な欲望だった。
あの日、アベはフロアの片隅でビール片手にステージを眺めていた。
ハコに姿を現したアベの前には長蛇の列ができていた。
「人気者やのーアベ君」とからかうとアベは肩をこづいた。
ステージに上がっていつものようにお辞儀をしたウエノの目に、
フロアの中心へと移動する長身が入った。
低い天井を眺め上げて「これじゃジャンプできねーな」と笑い合ったことを思い出した。
ビデオなんかでライブの様子を見ると、自分達ふたりのジャンプのタイミングが
図ったように一緒になっていたことがあった。一度や二度の話ではなかった。
「真似すんなよ!」「アベ君こそ!」と軽口を叩き合った。
真ん中にはチバがいて、後ろにはキュウがいて、左右には自分とアベがいた。
それはずっと変わらないことだと信じていた。それだけはずっと変わらないと信じていた。
レコーディングスタジオでパッチが不安げな顔で自分を見上げ、真也が「えーやんえーやん」と宥める。
そんなシーンに出くわすたびに、もしかしたら自分が心底一緒にバンドをやりたいのはアベではないだろうかという気持ちが顔を覗かせた。
しかしステージの上からフロアにいるアベの姿を見た時、自分達ふたりの間にできてしまった距離に、
たぶんおそらくそうで、でもそんなことはもうないんだろうと改めて思い知らされたような気がした。
足元がぐらつき、崩れ落ちそうだった。
だからこそ、あの日人気のない駐車場で自分はアベを求めたのだ。
音が溶け合うことがもう二度とないならせめて体だけでも溶け合わせたかった。
溶け合うことなど決してないとわかりながらそれでもかまわなかった。
そう思っていたはずなのに、セックスの最中アベの名前をまるでうわごとのように
繰り返すしかできなくなっている自分に気付いた時、ウエノはひどく狼狽した。
いつだって調子よく要領よくやってきた。こうなる前に幕を下ろすことが得策だとも思っていた。
幕を下ろす機会なんていくらだってあった。けれど自分はその全部に見て見ぬフリをしたのだ。
音は心を表す。
アベの心を欲しがるのはウエノにとってアベの音を欲しがるというのと同義語だった。
もう口は澱みなく「レ」と動くのに、それでもなおアベが欲しいというのだろうかと
自分のことながらゾッとした。
解散から二年が経っていた。
潮時だった。
ルームサービスのメニューを手に受話器を取り上げたアベをウエノはジッと見つめた。
「THE END」が用意されているはずだった。
それなのにアベは自分に向かってその心を差し出している。
ウエノは腕を伸ばして受話器をアベの手から奪い取った。
「今の注文全部キャンセル!」
早口で言い、受話器を叩きつけるようにして戻した。
肩で息をするウエノの耳にアベのフッという笑い声が聞こえてハッと我に返った。
「おまっ…なんでそんなに必死なんだよ!」
アベがその長身を折り曲げて腹を抱えて笑い出した。
「チバじゃねーんだからさ」
ベッドに突っ伏して盛大に笑い続ける。
「ちょ…チバってなんだよ!?んなひどくなかったろ!?」
アベの肩が震え続けている。ウエノは溜息を吐いてアベの足元に座り込んだ。
「ウーエノ」
アベがずりずりとベッドの上を移動してきて呼び掛ける。
ちらりと視線を上げると、アベが微笑んでこちらを見ていた。
(もういいや)
ウエノはアベの首に抱きついた。
「なぁ…やっぱり…」
「俺っ…が…あ…いいって…言ってる…んっ」
「でもおまえなんか熱いし…」
「…いいから…っ」
アベの口を自分の唇で塞いだ。舌を差し入れるとアベのそれが最初はおずおずと絡み、
次第に激しさを増していった。口中に広がるアベの香りに、目が眩み、息が詰まる。
アベの唇が頬を掠め、耳梁を食み、吐息を吹き込む。うなじから肩、肩から胸へと
滑り落ちていく。肌の上をアベの黒髪が撫でる。乳首の周りを啄ばまれ、「うっ」と
呻き声が上がった。そろりそろりとアベの指先が内腿を辿る。下肢がわななく。
押し殺そうとしてもたわいもなく喘ぎは漏れた。刺激から逃れようともがく体を、
アベの腕が抱き込んで、阻止される。腰を撫で上げられ、臍に舌を突き立てられ、
仰け反った。震える脚を割り広げられ、奥深く蠢く舌と自分のモノに絡みつく指に
何度も何度も嬌声を上げた。
「おまえのベースに合わせておまえのこと抱いたらさ…」
アベが切れ切れに囁く。
「おまえ、ベースを弾くたびに俺を思い出すよな」
目を丸くした一瞬の間に、突き入れられた。
「好きだ」
(熱いのはアベ君の方だ)
とりあえずここまで。
なんとか短くしたいとは思っていますので。
すいません。
キタ―――(゚∀゚)―――!!!!!
>>494 レス番フトシ様
長さなど気になりませぬ。
ベースに合わせて…(*´Д`)ハァハァ
レス番214のアベは独占欲強くてテラモエス
SS苦手な方もいらっしゃるでしょうから
なるべく短くまとめたいとは思っているのですがw
しかもコレ、ウエノ編の後のアベ編まで妄想が
至ってしまっている次第で。
もう本当に「すいませんorz」なのですよ。
>>498 そんな気になることを聞いたからには
アベ編までお願いしますと申し上げるしかないのですが(*´Д`)
>>499 確かにww
アベ編まで読まないと治まりつかないので
どうぞよろしくおねがいします。
レス番フトシ様乙でーす!
激しくアベ編が読みたいですw
よろしくお願いします(*´Д`)ハァハァ
レス番フトシ様…
すげーイイ…すげーイイよぉー!
(;´Д`)ハァハァ…ハァハァ…
503 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 13:35:19 0
t
レス番214様オツカレ〜です。
あ〜…あのQueのライブの時、ウエノはこんな切ないことを考えてたのか…
妄想と理解しつつも禿萌え…
それにしても前夜からヤリ続けのウエノ…(;´Д`)ハァハァ
ウエノエロいね…(;´Д`)ハァハァ
>>504 切なさゆえに出たウエノの言葉、
「なぁ…させて…」
もーダメ。この台詞ダメ。
(;´Д`)ハァハァ…ハァハァ…ハァハァ…
>>504 同じく
あのライブを思い出して
禿萌えです。
ワクワクピチピチ
>>481の続き投下させて頂きます。長いです。すいません。
キタ━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━!!!!!
511 :
509:2005/12/09(金) 02:40:11 0
朝。らしい。
窓の外が眩しすぎて目が開けられん。
んん、今何時?時計は…どこだ?どこ行った?いつもんとこにねえぞ。
昨日出かける時はちゃんとあっ…つーか、ここウエノんちだった。
寝室を出てリビングを覗くと、窓際のソファにウエノが寝てた。
起こさないように足音を顰めて台所に進み、冷蔵庫から水の入ったボトルを出す。
その場でキャップを開けて、半分くらいまで一気に飲む。一息ついて、リビングに目を戻す。
腕組んで、体丸めて。寒そうだな。毛布とかなかったのかよ。幾ら服着てても無理だろ。もう夏じゃねえんだし。
…俺のせいだけど。
何か掛けてやらんと。布団持ってくるか。
そう思って寝室に行こうとしたら、ウエノが目を覚ました。
512 :
509:2005/12/09(金) 02:40:44 0
「…おはようございます。」
寝ぼけながらも挨拶と笑顔は忘れないって、凄いなお前。
「起こした?」
「ん?いーや、だいじょぶ」
上半身を起こして座り直る。テーブルの上のタバコを取って吸う。
ふうう、と煙を吐き出して、その手に顎を乗せたままこっちを見る。
「…アベくん、まだ寝るの?」
俺の手は寝室のドアに掛かったままだった。
「いや、布団持って来ようと」
「布団?」
「思ったんだけど、お前起きたから。」
「ああ。ごめんね、ありがとう。」
今吸い始めたばかりのタバコを灰皿に押し付けて、
「朝飯食べる?」
と、ソファから立ち上がって台所へ向かう。
「い、」
「何?」
いらない、けど、そしたらこいつ、じゃあ俺もいらない、とか言うんだろうな。
「…お好み焼き」
「ねえよ!」
「いや、何でもいいよ。」
「はいよー。」
手際よく支度をするその姿を眺める。
世話女房、て文字が、ウエノの背中に重なって見えた。
513 :
509:2005/12/09(金) 02:41:21 0
「はいお待たせ」
テーブルの上に、みそ汁、目玉焼き、炊きたてのご飯。
「おい」
「ん?」
俺の目の前に、茶碗に山盛りのご飯。
「多すぎだろこれ」
「アベくん、ちょっとは食べて太らないとね。」
「にしても多いよ」
「いいから食え!!」
と言いながら顔が笑ってる。
「お前…食い物で遊ぶなよ」
「はいはい」
茶碗を取り、小皿に半分除ける。除けた方を手に乗せて、握り出す。
「やっぱキュウみたいに上手く出来ねえな…あ、」
「どした」
「キュウって言えばさアベくん、温泉行かない?」
「話が見えねえんだけど」
「キュウが温泉行きたいっつってたの。」
「うん」
「誘われたんだけど。アベくんも行かない?」
「ああ、そういう事?」
「そう。どう?」
「温泉か…いいな。行くよ」
「じゃあ、後でキュウに連絡してみるわ。食べよ」
いただきます、と口をつけた頃にはみそ汁が少し冷めていた。でも旨い。
--------------------------------------------------
514 :
509:2005/12/09(金) 02:42:45 0
--------------------------------------------------
「ごちそうさま」
食べ終わって、タバコに手を伸ばす俺と、ソファに転がるアベくん。
「旨かったわ。また食わして」
「いつでもどうぞ」
飯くらいなら、いつでも。
「さて。」
食器を纏めて、台所に運ぶ。コーヒーでも飲む?と、やかんを火にかける。
「ウエノ」
「んー?」
「お前、いい奥さんになれそうだよな」
「そう?誰か貰ってくれる奴いないかねえ」
洗い物をしながらふざけて返したら、
「俺が貰ってやるよ」
「まじで?」
「おう。貰ってやる。俺んとこに嫁に来い、ウエノ」
「ははっ、アベくんかっこい…」
笑って顔だけで振り返ると、ついさっきまでソファで寝転んでたアベくんが、すぐ後ろにいた。
「っ! …驚かさないでよ」
「ウエノ、」
アベくんの腕が、首にするすると絡み付く。
「ウエノ、」
「どうした?」
「食わして」
「ん?」
飯、足りなかったのかな。
「お前食わして」
「…何つった?」
「お前を食いたい」
「なーに言って」
アベくんが、俺の口からタバコを取り上げて、シンクの中の水たまりに捨てる。
515 :
509:2005/12/09(金) 02:43:17 0
「旨そうなんだもん、お前」
タバコの代わりに、アベくんの唇が触れた。
動揺して俺は、持っていた洗いかけの茶碗を落としてしまう。部屋の中に、ごとん、と大きな音が響いた。
「…悪ふざけが過ぎるよ。朝っぱらから飲んでんの?」
「飲んでないよ。見りゃわかんじゃん」
判らないから聞いてるんだけども。
「本気よ?」
口元は笑ってるけど目が笑ってない。
「俺は本気よ。ウエノ、ヤらして」
両肩を捕まれ、強引に正面を向かされる。
「…あんまふざけてると、叩き出すよ?」
「やってみれば?」
また、だ。昨日と同じ。睨まれて、その視線に縛られて、動けない。
言葉を捻り出そうとしてぽっかり開いた口に、アベくんの舌が押し入ってくる。
「んん…っ」
長く、深く、口の中を隅々まで蠢き回ると、満足げに出て行った。
「…叩き出さないの?」
「やめ…あっ」
こっちの言葉を待たず、アベくんが責め立てて来る。
唇から頬、鼻、目、耳。顔の至る所を舐め上げて、首へ。
アベくんの手が、シャツの裾から内側へ入り込み、臍から胸まで撫で上げる。
「ん…っ」
アベくんの指が、胸の突起を摘む。背筋がざわつく。
「んあっ」
「…すんげー可愛い声だすのな、お前」
「アベく…アベくん待って、」
「待てるかっつの」
「す、水道、出しっ放し…火も止め…」
アベくんに背を向けて、震える手で蛇口を締め、コンロの火を消す。
流し台に手をついて、溜息をつく。それを見てアベくんが、く、と笑う。
「お前…ほんっといい奥さんになるわ」
言いながら、背中越しに俺の両手首を掴み、首筋を噛む。
516 :
509:2005/12/09(金) 02:43:46 0
「あっ」
手首を離れてアベくんの手が、俺の腕伝いに上る。
肩まで届くと、今度は前に回り、シャツの襟元から胸の突起を目がけて滑り落ちる。
片手は突起を弄り続けたまま、もう一方でシャツのボタンを外しに掛かる。
「やめ、ろ」
「そーんな顔で言われてもなあ。やめられる訳ねえじゃん」
ボタンを全て外すと、アベくんは俺の肩からシャツを剥がした。
するりと肩を抜け、袖が通ったままのそれは、腰の辺りにぶら下がって止まる。
「色っぽいなウエノ…」
呟きながら項に唇を付け、背骨に沿って舐め下ろす。同時に、胸の突起を、ぎゅ、と一際強く摘む。
「………!!」
唇が腰まで到達すると、胸への刺激をやめないまま、もう片方の手が、ジーンズの上から股間に触れた。
「やっ!!」
自分の体が、大袈裟な程跳ね上がる。
アベくんの手が、そこの存在を確かめるかのように、ゆっくり這い回る。
身を捩って逃げようとしても、出口が見つからなくて狼狽えるしかなかった。
腰に当たるアベくんの吐息。手から伝うアベくんの熱。
呼吸が上手く出来なくて、頭ん中が真っ白になる。
「…アベく…くるし…」
弱々しく訴えると、アベくんの動きがぴたりと止まった。だけどそれもほんの一瞬。
すぐにまた動き出した手は、ジーンズのボタンとジッパーをもどかしげに開き、下着毎引き落とした。
アベくんの指が、穴を探り当てて押し入ってくる。内壁を掻き毟るように暴れ回る。
内臓が圧迫されて、苦しくて、体が硬直して動けない。大きく飲み込んだ息を吐き出す事も出来なくて、窒息しかけていた。
食い縛った歯が、ぎりぎりと軋む。
「ウエノ、力抜いて」
「ん…っ、んんんんん!!」
「ウエノ」
出来ねんだよアベくん。助けてよ。助けて。
「ウエノ、こっち向いて」
アベくんが、俺の顎を掴む。
そのまま、口の両端に、ぐ、と力を込められて、僅かに開いた歯の間、アベくんの指が差し入れられる。
517 :
509:2005/12/09(金) 02:44:17 0
「これで少しは楽になるから」
そう言って、後ろからアベくんは指を抜いて、自分のものを入れて来た。
「んあ…っ!!」
さっきとは比べ物にならないくらいの、激しい痛みが全身を貫いた。口の中に、血の味が広がる。
アベくんの指に、ギタリストの大事な指に、食い千切らんばかりに噛みついている自分に気付く。
ダメだ。離れなきゃ。離れなきゃ…
思うばかりで行動に移れない自分が憎くて、涙が止まらない。
「大丈夫。ウエノ、大丈夫だから」
突き上げながらアベくんは、優しく、まるで子供を諭すように、大丈夫、と繰り返す。
「一緒にイって、ウエノ」
アベくんの手が俺のものを包み込み、腰の動きとシンクロさせて扱く。
程なく、アベくんの体が僅かに震える。
アベくんは俺の中で、俺はアベくんの手の中で、各々の熱を放って果てた。
--------------------------------------------------
518 :
509:2005/12/09(金) 02:44:37 0
--------------------------------------------------
台所の床に崩れ落ちたウエノを、全身で包み込む。
髪を撫でて、キスをして、頬を撫でて、キスをして。
そうすると、ウエノが漸く、くすぐってえ、と笑った。
「天気悪くなってきたね」
「ん?ああ。雨降るっつってたっけ?」
「わからん。アベくん遊びに連れてってあげようと思ったんだけどなー」
「どこに」
「あのね、『買物』。」
「…嫌味だなお前」
「うそうそ、それは冗談だけど。どっか行く?どうする?」
「いや、いいわ。それよりさ、みそ汁飲みたい。」
「もうないよ」
「作って。旨かったんだもん、お前の。」
「嬉しい事言ってくれるねアベくん」
「作ってよ、奥さん」
「はいはい。でもその前にちょっとこっち来て」
よいしょ、とだるそうに立ち上がって、リビングへ向かう。
救急箱から絆創膏を出して、俺の指に巻き付けた。
「…ごめんねアベくん。大丈夫?骨とか何ともない?」
「大丈夫。心配し過ぎだよ奥さん」
「奥さんはやめろっつの」
「早くみそ汁作ってよ、奥さん」
「…わかったよ。待っててね」
台所へ進んだウエノが、ちらっと振り返る。
「もう襲うなよ?」
人さし指でこっちを指す。
「おう!」
親指を突き出して答える。
ソファに座ってウエノの背中を眺めると、やっぱり、世話女房、の文字が浮かぶ。
519 :
509:2005/12/09(金) 02:45:47 0
終わりです。
すいません、こんなに長くなるとは…orz
(*´Д`)あまーーーい!!!!
これどこの新婚さん?(*´Д`)ハァハァ
キテタ!!!!
乙です!!!!
鰓かわいいよハァハァ…
料理とか片付けとか
家事してる鰓を後ろから見たい。
テラモエス…
さりげなーくレス番フトシ様待ち(゚∀゚)
>>524 私も〜。
イイとこで終わってたもんね。
ヤリ始めたばっかなのに、鰓は今にもイキそうな喋り方してるしw
かなりワクピチ
同じくワクピチ
そういえば今日は沖縄か。
どうだったかな?
ワクピチ
/) Λ_Λ
| | [ε・=* ] /)
| |/ ̄\/ \//
\_( |/\\_/
| |─∞-(
/ | ヽ
/ /( ) ) ))
/ / ///
( (( ( (__( プリプリッ
 ̄ \ \\
\ \\
\ \\:::::::::
(_/__/::::::::::::::
沖縄ウエノ、常に微笑を浮かべておりました
ベースにキス、ベースを舐め舐め、ベースにすりすりしておりました
いつも通り胸のボタン開け過ぎで鎖骨や白い胸がセクシーでございました
ベルト掴んで上に引き上げ股間をぐいぐい食い込ませ過ぎ
腰振り過ぎベースとまぐわい過ぎでございました
ウ エ ノ エ ロ ス !!
>>529レポ乙!
>腰振り過ぎベースとまぐわい過ぎでございました
まぐわい過ぎにワラタ
>>529 レポthx!
まぐわいwww
いいねえ。南の島でエロい鰓。
今日もイベントに参加するらしい?
今日もエロいのでしょうか。行けた人裏山
ちょっと長くなりますが最後まで。
==========
>>493続き
自宅に戻ったウエノはそれから寝込む羽目になった。
ベッドの中でアベに「体が熱い」と指摘されたが、その時にはもうすでに
風邪を引き込んでしまっていたようだ。
年齢のわりに体力には自信があるつもりでいたけれど、
雨に濡れたことと立て続けにセックスをしたことが、
風邪に抵抗できるだけの体力を奪っていったらしい。
練習はパスするしかなかった。
熱のおかげで、頭は朦朧とするわ全身は怠いわ関節は痛いわ…
おまけに口も渇くわで散々だと、ウエノは布団に包まって溜息をついた。
とりわけ咳がひどかった。
ずっと咳き込んでいるので、喉と腹筋まで痛くなってきていた。
アベからは数回電話があった。
「見舞う」と駄々をこねるアベに、「アベ君が来てもちっとも役に立たない
どころか自分が動き回るばかりになって却って疲れる」と断った。
風呂を使えなかったために自分の体からはいまだにアベの香りがほのかにした。
それに胸をときめかす自分をさすがに気持ち悪いと思いながら、
夢と現の狭間でうつらうつらしつづけていた。
何度かアベと一緒に眠る夢を見たような気がした。
けたたましく鳴らされるインターフォンに目を覚ました。
ベッドサイドの時計を見ると、夜の十時を少し過ぎたところだった。
ヒュイッヒュイッ…と不快な音を立てる喉を、咳がむりやり落ち着かせた。
「おーっリーダー!…なんか…落ち武者みてぇー」
部屋に入ってくるなりパッチは楽しげにウエノをからう。
「落ち武者ってなんやねん!?」
パッチにツッコミを入れながら入ってきた真也は、ウエノをちらりと見て、
それから「どもっ」と頭を下げた。
ウエノは自分が不自然な表情をしていないかどうかが気になった。
ウエノと真也が顔を合わすのは、あの日以来のことだった。
ウエノは風邪にうんざりしつつも反面ありがたいとも思っていた。
真也と会わずに済むいい口実ができたと思ったからだ。
おそらくアベと真也との間でなんらかのやりとりがあったのだろうと
ウエノは考えていた。
自分の携帯電話の着信履歴のひとつにアベからのものがあった。
ウエノにはその電話を取った記憶はなかったが、「不在着信」のマークは
表示されてはいなかった。
たぶん真也がその電話を取ったのだ。
けれどふたりの間でどのようなやりとりがなされたのかをウエノは知らなかった。
アベにしろ真也にしろ、ふたりはウエノに何も言わなかった。
そしてウエノもまたふたりに何も尋ねなかった。
「二日も休んで悪かったな」
ウエノはテーブルの上に足を乗っける格好でソファに座った。
「あ〜…結局俺と真也だけでやってもしょうがないからオフにした」
「そっか」と返事をしながらタバコに火を点ける。
喉は痛むがタバコを吸わないという選択肢はない。
「でさ!ひどいんだよ、真也って!」
いつもの調子でパッチが正面に座るウエノに詰め寄る。
「俺はさ、『オフだー!』って浮かれてたわけよ」
真也が手に下げていたコンビニのビニール袋から見舞い品のつもりらしい
レトルトパックの粥やらゼリー飲料を取り出し、テーブルの上に並べはじめた。
「そしたら真也が『引っ越し手伝え!』ってさ〜」
「引っ越し」という単語に、ウエノはちらりと真也に視線を向けた。
ぶつくさ文句を言うパッチの横で真也はクスクスと笑っている。
「笑い事じゃねーよ!大体ツアー終わったらどうせちょっとは暇になるのに、なんでこの慌ただしい時期をわざわざ選ぶかね?」
咳き込みながらタバコを吸いながら笑うのはなかなか至難の業だが、
ウエノの笑いは作り笑いだった。
「しかもコイツ人使い荒い荒い!だから俺、超不機嫌っ!」
口では悪態を吐きながらもパッチはにこにこしている。
「悪かったってパッチ。んな拗ねんなや〜」
「あっ!イヤッ!怖いっ!また骨折られちゃう」
真也の腕がパッチの肩を抱くように伸び、パッチはソファの上で逃げるフリをする。
ウエノの顔が、今度は作り笑いではなく、綻んだ。
(早くライブやりてーな)
そう思いながらタバコを吸い込んだ途端、激しく咳き込み、
心配そうな顔をこちらに向けたふたりの後ろで携帯電話が鳴り響いた。
携帯電話の液晶画面には「アベ」の二文字が表示されていた。
ちらりとふたりを見やると、パッチがその視線の意味に気付いたのか
にやにやと笑いながら小指を立てた。
真也がパッチのその仕草に「古っ!」とツッコミを入れる。
笑い合うふたりに「悪い」と背中を向けて通話ボタンを押した。
自分のその背中を、真也がパッチとふざけ合いながらも目の端で見ていたことなど、
ウエノには気付くはずもなかった。
止めようとしても咳はなかなか治まらなかった。
「お大事にー!」と騒々しく玄関を出ていったふたりに「明日は行くから」と
声を掛け、ウエノはベッドに戻った。
ベッドに入るとすぐにまたインターホンが鳴り、玄関の扉の開く音がした。
「アベ君が来ても一緒だから来るなって言ったろ?」
「アベさんが来るんですか?」
声に驚いて飛び起きると、そこには真也が立っていた。
「どうした?」と目で問うたウエノに真也は「忘れもんです」と言うと、
ベッドサイドに一万円札を一枚置いた。
それは「シーツ代」と書き殴られた一万円札だった。
「これ…」
ウエノは真也を見上げたが、薄暗がりの部屋の中では表情は判然としなかった。
「何のつもりなんですか?」
真也の声は小さくて、部屋の暗がりに溶けた。気温が一度下がったような気がした。
「何のつもりなんですか…これ?」
もう一度、真也が尋ねる。ヒュイッ…と喉から音が鳴る。
「…何のつもりやねんっ!」
ベッドサイドに真也の手が叩きつけられた。ウエノは成り行きを見守るしかできなかった。
「よかったんですよ…俺…」
俯く真也の口からポツリポツリと言葉が紡がれる。
「それやのに…なんやねんこれっ!」
顔を上げてウエノを睨んだ真也の両目が怪しく揺らめいた。
ギシリとベッドが音を立てる。
真也の手がウエノの肩を掴んだかと思うと、ギュッと力が込められた。
真也の唇が降りてくる。
「ウエノさん…レイプの大半が顔見知りによるもんやって知ってますか?」
真也の唇に歪んだ笑いが上ったのが見えた。
ベッドに顔を押し付けられ、高々と腰を抱え上げられていた。
スウェットを剥ぎ取られた体には、真也が付けた痣がまだ薄く色を残していた。
最奥に突き立てられた指が、内部を掻き回し、抉り出す。
下腹が鈍い痛みを伴いながらうねる。
喉は絶えずヒュイッヒュイッ…と鳴り続けていた。
「風邪ひいてるから…中、めっちゃ熱いで…」
指の腹が内側のしこりのようなものに触れ、全身がビクリッと震えた。
繰り返し引っ掛かれる。噛み締めた唇の隙間から糸のように細い呻き声が漏れた。
暴れ狂っていた指が唐突に引き抜かれ、緊張を解いた瞬間、激しく咳き込んだ。
喉が引きちぎられるようだった。
真也はウエノの髪を引っ張って上体を起き上がらせると、
顎を掴み、むりやり割り開かせた口に自分のモノを突き入れた。
まだ息苦しさに喘いでいたウエノはもがいた。
それを真也の手が力任せに押さえ付ける。
「上手に舐めや」
抑揚もなく言い放つと、真也は腰を振りはじめた。
視界が滲み、喉の奥が痙攣する。
堪えるためにシーツを握った指を踏み付けられた。
「もっとちゃんと舌使えや!」
続け様に頬を殴り、支えもなくベッドに倒れこんだウエノを見下ろし、
足先で床に蹴落とす。
「ええ眺めやなウエノさん」
力なく床に寝転がるウエノを眺め下ろしながら、にやついた声で真也が言う。
その声にウエノはうっすらと目を開け、
「好きにしたらいい…」
と一言だけ絞りだすように言うと、また咳き込んだ。
相手がいくらタイコ叩きであったとしても、自分がいくら風邪を引いていたとしても、
真也を払い除けようと思えばウエノにはそうすることができたろう。
けれどウエノはそうしなかった。できなかったわけではなかった。
しなかったのだ。
真也はその言葉を鼻で笑い飛ばした。
「じゃ…そうします」
床に下りた真也は、ウエノを俯せにさせるとグイッと腰を引き上げた。
ウエノの喉はヒュイッヒュイッ…と鳴り続け、唇からは唾液が垂れ落ちた。
肉の薄い双丘を押し広げられ、真也のモノが擦り付けられる。
もうすっかり受け入れることには慣れていたはずだったのに、体は慄いた。
その慄きを無視して、真也はウエノに圧し掛かった。
肉が引きつれ、捻れた。
真也は容赦なかった。
自分のモノを奥深く押し込み、引き摺り出し、埋め込んでは揺さ振り、煽り立てた。
捲れ上がった肉を指先で弄ぶ。
咳き込むたびに収縮する内奥を乱暴に捏ね回しながら、「気持ちええんやろっ?」と
耳元で囁いた。
犬のように這いつくばらされ、背後から貫かれていた。
張り裂けそうなほどの圧迫感と込み上げる嘔吐感をなんとかやり過ごそうと、
床に爪を立てた。
真也の指が、ウエノのモノに絡み、嬲り、責め立て、追い詰めていく。
「わかってない…何もわかってへんやんけ…」
真也はそう吐き続けていた。それは一歩手前の声。
(わかってる…わかってるよ真也…)
ウエノは胸の内で幾度も呟きを繰り返した。
ウエノにはわかっていた。
自分には真也の胸に刻まれた「Love」と「Hate」のどちらをもなぞれないことも。
自分とアベには先がないことも。
「…だから『ひどくしていい』って言った…」
ウエノは首だけで後ろを振り返り、真也を見つめながら告げた。
真也の顔がみるみる歪んでいく。
何かに耐えるように歯を食い縛っていた。
一瞬、ふたりの視線が絡む。
真也の中で何かが崩れ落ちた。
そしてそれを振り切るように腰は突き上げられた。
「…っく…あぁっ!」
肉の裂ける痛みに手放しかけた意識の端っこで、ウエノはカタンッと
部屋の扉の開く音を聞いた。
呆気なかった。呆気ない幕切れだった。
11月の快晴の空の下で、アベの言葉はいつものように無駄がなかった。
ウエノはアベの後ろ姿を見送りながら、あの時とまるきり同じだと思った。
アベは絆創膏をうまく張れずに「ウエノ、巻いて」と言った。
差し出されたアベの指には赤い線が一筋あった。
ギターの弦でできた切り傷。
手渡された絆創膏をウエノは巻き付けた。丁寧に丁寧に巻き付けた。
「そんなに丁寧にしなくっても」と苦笑するアベに、「いやいや、うちの大事な
ギタリストの指なんですから!」と笑いながら返した。
けれど、あんなに丁寧に巻き付けたのに絆創膏は床に落ちた。
それを拾い上げ、ゴミ箱に捨てたのはアベだった。
ウエノはその様子を後ろから眺めていた。
ただ眺めていただけだった。
もしあの時もう一度アベのその指に絆創膏を巻き付けていたら、
今頃何か変っていただろうか?
そんなふうに考えている自分に気付いてウエノは自分をせせら笑った。
(「好きだ」と言えなかった自分なのに?)
ウエノはついにその最後の最後までアベに「好きだ」と告げられなかった。
アベが「好きだ」とその心を差し出してくれていてもなお告げることができなかった。
自分はただだらしないくらいに何度も何度もアベの名前を繰り返すしかできなかった。
先がないと思うなら幕を下ろすべきだった。
けれど自分から幕を下ろすことがどうしてもできなかった。
だからアベに幕を下ろしてもらおうと思った。
そして、そのために、そのためだけに、あの雨の晩、ウエノは真也を利用した。
あんなふうに真也を追い詰めれば、アベは幕を下ろすだろうと考えたからだ。
アベは、誰よりも優しい。
そうして幕は下ろされた。
それでも…アベと溶け合えた瞬間が確かにあったとウエノは思った。
溶け合ったものが、心だったのか、体だったのか、音だったのか…
もうわからなかったけれど。
「俺、自分のベースに合わせてアベ君の抱かれなくてよかったよな…」
ウエノはポケットからタバコのケースを取り出した。しかし中身はカラだった。
グシャッとケースを握り潰し、投げ捨てようと腕を振り上げたのと同時に
吸い込んだ冷気に喉がヒュイッ…と鳴った。
ふいにアベのギターの音が蘇る。
狭いスタジオ、アンプに差し込まれたジャック、静かに振り下ろされた手。
それはいちばん最初の音だった。
以上です。
ほんま長々とすいませんでした!
リアルタイム、キターーーーーーーーーー!!!
レス番フトシさま、GJ!!!!
なんだか報われなかった深夜も
思いを伝え損ねた鰓も可哀想になってしまったよ…。
一番良い想いしたのはアベってことかなw
それにしても良い作品でした、本当にありがとう。
547 :
546:2005/12/10(土) 23:17:04 0
言い忘れました。
この後、続くらしいアベ編も期待しております!
って、これは右で落とすのかな?
>>547 「ヤられるウエノ…(;´Д`)ハァハァ」なら左で、
「ヤられるアベ…(;´Д`)ハァハァ」なら右ですよね?
ヤるヤらないに関係なく、「ウエノ…(;´Д`)ハァハァ」なら左で、
「アベ…(;´Д`)ハァハァ」なら右ですかね?
イマイチその辺りがこんがらがっておりますorz
私的には
「ヤられるウエノ…(;´Д`)ハァハァ」→左、
「ヤられるアベ…(;´Д`)ハァハァ」→右
だと思ってるんですが、どうなんでしょう・・・?
ごめんなさい、お役に立てなくて;
ちょ、マジで泣けて仕方がないんだけどつД`)
214様乙!
切ない…切ないよ。・゚・(ノд`)・゚・。
レス番214さんありがとう!!。.゜.(ノд`).゜.。
空気読まずアベがチバと2年以上振りの2ショットと聞いて涙。
二人が一緒にいる時に自分が何をしていたかというと
ウエノさんの乳首の綺麗なピンクっぷりを見てました@沖縄
そのピンク乳首、立ってた。ツンと。
BEAT〜の時にウエノさんが真也のすぐ隣に行って弾いてて、
気付いた真也がウエノさんを見上げて嬉しそうにニコーッとしてました。
妬けた。
>>552 泣いていいんだか萌えていいんだか
今日はフロント三人が同時にライブにやってた来てたと思うと涙が出そうだよ
元気に音楽やってくれるのと
4人が仲良くしてくれるのは
萌え抜きにうれしいよね(ノд`)
>>552 真也…あの必殺の笑顔か…テラモエス
レス番フトシ様乙でーす!
深夜もウエノも 。゚(゚´Д`゚)゚。テラセツナス
アベ編も楽しみにお待ちしております〜
神様方、時間ができたら
幸せな鰓さんもお願いします…。.゜.(ノд`).゜.。
右であまりにもカコイイ鰓さんにハァハァしすぎて疲れたw
余裕があればある程逆に押し倒したくなる…ハァハァ
>>557 おぉ同志よ・・・鰓カコヨスと萌えてる人達にホント申し訳ないんだが、
あの余裕シャクシャクぶりを読むと逆に襲いたくてしょーがないw
>>557-558 ゚+.゚ヽ(・∀・)人(・∀・)ノ ゚+.゚ナカーマ
確かにカコヨス!で萌えるのだが、
むしろああいうのを鳴かせたいww
>>559 そうそうw
ああいう余裕シャクシャクなのをヒーコラ言わせるのが夢(*´∀`)ウットリ
>>557-559 これでもかと格好よく書かれれば書かれるほど
襲ってくれと言われてるとしか思えない私は腐れてますよ orz
私の脳内では逆ギレしたフトシに犯され鳴きまくる鰓という話になってる
(*・∀・*)イイ!!
右で出てきた理路整然と怒るウエノ
…を観察しつつさらに苛めて激昂させ、仕舞には泣かせたい。
きっとスゲー楽しいに違いない。
>>565 も、萌え死ぬ……!!!!!
(*´Д`*)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア
レス番214様
是非ともそれを…
プチッといったウエノは怖そうだが
プチッといったアベはもっと怖そう
でも最後まで残酷になれなさ度合いは同じくらい
>>565 理路整然と怒っても聞く耳持たずに押し倒して襲いたい
鳴かし放題やりながら「さっきの理屈はどうしたの?」といじめてやりたい
きっと色っぽいよ・・・ハァハァハァ
[=.・з・]y-~~~ じゃあ、怒るのやーめたっと。
自分はアレだな、理路整然と理屈つけて怒る鰓を
「だからどうした?」
の一言で黙らせるフトシが見たい
>>570 姐さん、最高すぎて悶えました、リアルでw
>>570 いいねえー!
理屈なんか通じないアベにめちゃめちゃに…ハァハァ
だからどうした?と言われて絶句している間に
押し倒されてめちゃくちゃにされる鰓ほど色っぽいものはないよね
他の人はそれで絶対負けないのに
アベには通用しなくて動揺する鰓ですか… (*´Д`*)ハァハァ
>>570 鰓の人、あれこれ考えすぎだと思うんで(スットコとは別の意味で)
そのぐらいむちゃくちゃな人が相性良いと思うんだ
「言いたい事はそんだけか?」
「俺、頭悪ぃからよくわかんねぇな」
「あーあー後で聞く」
とか、お得意の文句でもう理屈なんかこっぱ微塵にするアベと
こいつ人の話聞いてんのかよ!とさらにムカつきつつ、
でも自分にはできない強引さにメロメロになってる鰓が読みたい自分だ。
しつこくてスマソ
↑570
>>576 テラヨミタス。
ここ一連のレスだけで もハァハァしてしまうよwww
>>576 お得意の文句で理屈なんか木っ端微塵…
やばい、アベカッコヨス(*´Д`)
うーん、そんなカッコイイアベを読んでみたい…
,,
(, `)
/`´ハ
∞ ☆∞'',★
スチャ [╂] /*∴*∵;;
∧、 ○/ ヽ, ;;;:::;;;;;;;;:::::;;;: スチャ
/⌒ヽ\ヽ ;;;;;;;::::∧:: (`皿´*)//~⌒ヽ
|( ● )| i\[ =・з・] / ハ/i |( ● )| < おまえらサンタに甘い夢みすぎ。
\_ノ ^i |ハ \ ヽ | i^ ゝ_ノ
|_|,-''iつl/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ l⊂i''-,|_|
[__|_|/〉 ._/ FMV /__〈\|_|__] ヽ___
[ニニ〉\/____/ 〈二二] | |__
└―'ヽ,, '─┘ (_____ _)))
< \ ポルポル
/ ノ プラプラ
(( (,,,/
カコイイー! あなた方に甘い夢を見ます。
右のプネタを読んでそのままアベに犯されろと念じた私は(ry
あの流れではアベがウエノをゴーカンして我を忘れて喘がせる、これが正しいのにちくしょうw
「いつも人をヤッてばっかりだから分からないだろ? たまにはヤラレてみろよホラ」
>>584 正しいって何だwwワロタ
抜きつ抜かれつ、挿れつ挿れられつで脳内広島組は大変な汁まみれ
「いつもお前がしてるままのことしてやるよ」
で逆転の展開を妄想。
テクニックの伝授も済んでるだろうし
鰓さんはやられ慣れてないだろうしで…
ハァハァ…
やられ馴れていない鰓がやられる!!
でら萌えですよ姉さん(;´Д`)ハァハァ
初めての感覚に戸惑いながら乱れ放題の鰓さん大好物w
やられ慣れてないどころか
初めての可能性も…ハァハァハァハァ
>>589 いつも人をやってばかりの鰓さんが初体験とか
レス読んだだけで死にそうです姉さん(;´Д`)ハァハァハァハァ
うはwテラヨミタスwww
脳内を文章化する力が欲しいwww(;´Д`)ハァハァ
神様が光臨しますように…w
アベ!そこで襲いかかれ!
と思ったのは私だけじゃなかったみたいで安心しましたw
今日のメンバーブログ、浜辺でデートにしか見えません。
ぱっちGJ杉です。
おっさんチームはサウナいってますよ
>>595はマネージャーと真也萌えかもしれない
となるとスレ違いになるのか…
598 :
509:2005/12/15(木) 04:12:05 0
暇潰しにもならないかも知れませんが置いて行きます。
------------------------------------------
念願叶って温泉旅行。
男3人のムサ苦しい旅。
温泉街の小さな旅館、修学旅行気分で大部屋をチョイス。
大きな風呂でスイスイ平泳ぎ。
旨い料理と酒に舌鼓を打ち、食後の運動に枕投げ。
いやあ、温泉っていいですね。
と満足して眠りについた真夜中、尿意を催して目を覚ますと、隣でコソコソ話し声。
「キュウが起きるから」
「大丈夫だって。ぐっすり寝てるよ」
いや、起きてるんですが。
「ダメだって」
「いいじゃん」
「ちょ、ほんとにダメ…あ」
…なんだその声。
「や、アベくんダメだって」
「我慢出来ない」
横向きで寝てたアタシの背中越しに、何か有料チャンネルとかで聞いた事あるような会話。
何だべこれ。振り向けないしトイレにも行けないし。
どんだけ溜まってるのか知らないけど、今ヤるこたないっしょ。
何やってんのよ2人とも。
599 :
509:2005/12/15(木) 04:14:01 0
「…んあっ」
「ウエノ、声デカいよ」
「だ…ってアベくん、が、…ああっ」
「キュウが起きるよ?いいの?」
「だ…」
「これでも噛んどく?」
シュ、と音がして、コウジくんの声がくぐもって。
それから後は、2人の息遣いと濡れた音だけが響いて。
いやらしい匂いを嗅がされながら、眠れず動けず、ただ壁を見つめるしかないアタシ。
助けて。
2人の気配がやっと静かになった頃、こっそりと振り返ってみたら、
そこに見えるは浴衣が乱れたままのアベくんと、素っ裸のコウジくん。
傍らに、脱ぎ散らかされた浴衣と、ぐるぐると巻き固められた帯。
布団ぐらい着れよとコウジくんに近寄ったら、首筋にキスマークらしき痕。
2人のアレの光景をうっかりリアルに想像してしまい、アタシ赤面。
ダメだダメだと頭を千切れんばかりに振って、コウジくんに布団を被せてトイレにゴー。
用を済ませてトイレを出たら、アベくんが頬杖ついてこちらを見てた。
600 :
509:2005/12/15(木) 04:14:18 0
「アベくん、起きたの?」
「あのさ、」
「ん?」
「起きてただろ」
「…え、いや?今起きたばっかだけど、何?」
しまった動揺した。
これじゃ、はい起きてました聞こえてました、て言ったも同然だべや。はんかくせえ。
「誰にも言うなよ?おやすみ」
ニヤリと笑ってアベくん、頭を枕に落として就寝。
言いませんよ。言えるかっつーの。と憤慨しつつ布団に入るも、目が冴えて眠れない。
助けて。
601 :
509:2005/12/15(木) 04:15:28 0
終わりです。御期待に添うものが書けなくてすいません。
美味しくいただきました
ありがとうございます
アベにハァハァした
QスレのコラムSSの人かな?
とってもかわいいキュウをありがとう
ロキブルに“クハラカズユキ コラム更新しました”って
>>598が書かれてたらハゲワロス
フトシ!キュウが起きてるってわかってて何てことを!
ハァハァハァ…
>>601 ちゃんと北海道弁が入ってるw
キュウカワユス ありがとう!
全裸の鰓を放置してキュウに見せる鬼アベハァハァ…
自分がアベなら、キュウがトイレを我慢してたとは思わないで
抜きに行ったのかと思ってしまうだろうな…
ふたりのアレを想像して赤面していたキュウは
どっちでハァハァするのでしょう?
>>610 このスレ的に、ウエノ
個人的(本来キュウスレ住人)にはアベ
そういや…
キュウは右でも、鰓とアベがヤッてる音と声聞いてたよね。
事務所のビルの階段でさw
>>608 同じところに(;´Д`)ハァハァしたぉ・・・鬼モードなアベでら萌エス
大丈夫、キュウはウエノのケツの穴くらいなら(見たくなくとも)見慣れてる
616 :
キュウ:2005/12/16(金) 02:48:23 0
某ツアーのホテルである日、朝一番にアタシが見たものは
コウジくんの(使いこまれた)肛門とケツ毛でした。はんかくせえ。
[#=.・з・]使いこまれた、って何だよ
(#`皿´)そうだよ まだまだ薄ピンクだよ
(*`皿´)[・ε・*#=]そういうこと言うのやめろよ!
618 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 11:17:00 O
>>617 おまwwwwwwwwwwwwwwハゲモエ
他の職人さんたちはいずこへ…お待ちしています。
とりあえずアベ編途中まで落とします。
==========
近頃、頻繁に思い出す。
昔、ある人に酔っ払った勢いで「負けませんよ!」と宣言したことがある。
そのとき、そのある人がどんな表情をしていたかなんてまるで記憶にないが、
自分がどんな表情をしていたかはありありと思い描くことができた。
でもできあがったそれは自分の顔ではなく、別の男の顔だった。
そしてその男はその表情のまま俺に向かって「俺、昨夜ウエノさんを抱きました」
と告げるのだ。
けれど次の瞬間、その男は蹲って「こんなんちゃうねん…こんなんちゃうねん…」
と繰り返す。
その男の足元には顔を汚された福沢諭吉がいた。
クリスマスソングが賑やかに流れる街中を歩きながら、ポケットから携帯電話を取り出す。
着信もメールの受信もないことを確認して、またポケットに落とす。
この一月の間にすっかりクセになってしまっていた。
「近所で飲んでるからアベ君もおいでよ!」
受話器の向こうから聞こえた、ほどよく出来上がって機嫌のいいウエノの声を思い出して、
知らず知らず笑みをこぼしていた。
時折ウエノは連絡を寄越した。
受話器の向こうで、ウエノはたいてい飲んでいた。たいてい誰かと一緒に飲んでいた。
いつだったかウエノに尋ねたことがある。ひとりで飲まないのかそれともひとりで飲めないのか、と。
ウエノは俺のその問いに「ひとりで飲みに行ってもいつの間にか…な」と苦笑していた。
ひとりで飲まないわけでもひとりで飲めないわけでもない。
でもいつの間にかひとりでなくなっている。
これはもうウエノだからだとしか言いようがない。
ウエノは、どこか人を安心させる雰囲気を持っている。
それはウエノがたいていいつも安定した気分でいるせいだ。
ひどく浮かれることもなければ、ひどく落ち込むこともない。
だからこちらはウエノの反応を気にしなくてもいい。
こんなことを言ったらこうなるかなとか、こんなことをしたらこうなるかなとか、
そんなことをいちいち気にしなくてもいい。
何を言っても何をしても、大丈夫。
ウエノはそういう安心感を与える。だからウエノの周りには人が集まるのだ。
ウエノを見ていると、いつも気分が安定しているというのは、
他人に対する最大の気遣いだなと思う。
そして同時に俺には到底マネできんと思う。
でもそれも、結局はアイツの寂しがり屋な一面がなせる業なんだって理解できたのは…
つい最近のことだ。
携帯電話はあの日からうんともすんとも言わないが、俺は待っていた。
ウエノの、あの声で、あの指で、もみくちゃにされたがっている。
とりあえずここまでで、続きができたらまたと思いますが、
本当に他の職人さんはどこへ…師走で皆忙しいのか…
623 :
444:2005/12/17(土) 03:21:16 0
なんか既に切ないヨカーン(;´Д`)
レス番フトシさま、ありがとうございます。
続きが早く読みたいぞー。
わわわ…消し忘れた!
名前は気にしないでください。
ついでにメンバーブログの真也を見て、
「もしやこの黒ニット帽、ウエノとおそろか?」と思ってしまった。
前から被ってたっけ?黒ニット帽。
アベ編キテタ!!
レス番214様乙です!!!
どきどきする。
あ!地震だ!!
関東だけど結構揺れた。
アベ編キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
これはもしかして後日の話なのですか?
>>623 同じく切ないヨカーン…
>>レス番214さんありがとう!
既に切ないよアベ(´;ω;`)
>>624 悔しいけどw以前からかぶってました・・・<ニット帽
この際おそろいってことで!w
このニット帽は実はウエノので、
会えない間、真也がねだって借りてるとか交換してるとかでもいいな(*´∀`*)
そして実はウエノのだと思ってたらウエノの部屋に
アベくんが忘れたものだったりしてニラニラ
真也の笑顔が可愛くて意地悪したくなってしまう・・・
アベ編キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
乙です!!!!
真也ドラ飲みではキュウちゃんと
ウエノの話でもしたかなー?と妄想。
いろいろ聞き出してくれ真也w
>>627 会えない間借りてるってカワユス
ちょっとサウナ行ってるだけなのにw
アベ編キタコレ!
自分がエラオタだからかアベ目線の描写って無性に萌える…
>>629 ドラ飲みの画像もニット被ってるんだよ真也(*´Д`)
>>631 そうだね鰓さんいないからねと思いながら見ると(*´Д`)
真也カワユスと妄想しながらも
アベ編に激しくワクピチです。
噂スレで鰓がw
あれでこそ鰓っていう写真なw
ワクピチしてるから
他スレの話はいいよww
鰓の写メなんぞ日本中に何100枚と存在してんだから気にすんな〜w
んなことよりレス番214サマのアベサイドにワクピチだよん。
レス番214さんを待つ間の暇潰しにどうぞ。エロはないですごめんなさい。
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昼下がりの公園。
ベンチに、バカでかい黒尽くめの男が2人。
傍から見たらどう映るんだろう。
平日の昼間っからこんなとこでこんな真っ黒いのが2人並んで。
不審者っぽいよねえ。
ほら、あっちのママさん集団がちらちらこっち見てるし。
怪しい者ではないですよ。誘拐なんかしませんて。んー、サングラスだけでも取るべきかねえ。
ああもう、さっさと撮影終わらせて帰りてえな。…けどチバが遅刻してるせいで全然始まる気配すらないんだよな。
スタッフはみんな打ち合わせしてて構ってくれねえし。キュウもどっか行っちまうし。
「…アベくん」
「ん?」
「俺ちょっと、コンビニ行ってくるわ。コーヒー買ってくる。」
「キュウが行ったんじゃねえの?」
「そうなの?」
「わからんけど」
「何だそれ。まぁいいや、行ってくるわ」
「うん」
さっきから、アベくんの目線は遠くを見つめたままだ。
遊び回る子供達を追いかけてる。
俺と会話をしても、その目は動かない。ずっと遠くを見つめたまま。
まあ確かに、可愛いっちゃ可愛いけど、何がそんなに楽しいのかね。
買物を済ませて公園に戻っても、やっぱりアベくんの姿勢と目線は変わらなかった。
「あれ?キュウまだ戻って来ないの?」
「うん」
「チバは?」
「まだ来てない」
「ふーん」
アベくんの横に腰を下ろして、コンビニの袋から缶コーヒーを出して、1本をアベくんに渡す。
「ありがとう」
缶に視線を落として、またすぐ遠くを見る。
サングラスの奥のアベくんの目が優しい。
…なんだろう。
「子供、欲しい?」
俺の問いかけに、アベくんがやっとこっちを見た。
「何よいきなり」
「だってアベくん、さっきからずっと子供ばっか見てるし。嬉しそうに」
「そんな顔してた?」
「うん」
「そっか。…うん。欲しい、かも」
アベくん子供好きだったっけ?と考えてたら、
「産んでくれる?」
「はい?何言ってんのアベくん」
「ウエノの子供だったら欲しいなあ俺」
「俺、男よ?」
「何とか頑張れよ。俺も頑張るから」
「無茶言わんでよ。頑張っても無理だよ」
「やってみなきゃわからんだろ」
アベくんの口角が意地悪く上がる。
陽に当たり過ぎておかしくなったんだろうか、この人。
「やってみなきゃわからんよ?」
そう言って俺の手を掴むと、手の平にキスをした。
「ちょっと…!!」
慌てて周りを見回したら、ママさん集団の1人と目が合った。
隣のママさんの肩をばんばん叩いて、こっちを見ながらこそこそ喋ってる。
「そういう冗談はやめてよ、アベくん」
「何が冗談?」
「これ」
掴まれたままの手を、顎で指し示す。振りほどこうとしたら、アベくんの手に力が入った。
「逃げんなよ」
「やーめてって」
アベくんが、また俺の手の平に口を付けた。それから上にスライドして、中指の先を舐める。
濡れた舌の感触に、背筋がぞくっとした。頬が熱くなった。
遠くでママさん達の悲鳴が上がったような気がしたけど、…何かもうどうでもいいわ。
「…アベくん」
「ん?」
上目でこっちを覗き込むアベくんの目が、サングラス越しでもはっきりわかるくらいに色香を放つ。
吸い込まれてしまいたい。ふと思った。
「もいちど言うけど、男だよ?」
「知ってるよ」
「男同士だよ?」
「わかってる」
「だよねえ…それでもいいっつーんなら、頑張って、みる?」
何言ってんだ俺。俺も陽に当たり過ぎておかしくなったか? …まあでも、いいか。アベくんだったら。
「ん。じゃあさっさと撮影終わらせてもらうか」
アベくんが、俺の髪をくしゃ、と撫でて笑う。
「でもさ、チバが来ないと始まんないんだよね。キュウも帰って来ないし」
「そうだ、何時間待たせる気だよあいつら」
「いや何時間もは待ってないけど」
苦笑いしながら、コーヒーにようやく口をつける。
周りに気付かれない背後の死角で、俺とアベくんは手を繋ぎながら2人が来るのを待ちわびた。
終わりです。エロが書けなくてすいません。
昼間の公園で野外指舐めプレイ萌エスw
萌えた(*´д`)ハァハァ
ありがとう!!
真っ昼間の公園で何やってんだデカイ組!w
毎度毎度、こいつらの場を選ばない淫乱ぶりったら…(*´Д`)ハァハァ
人目気にしないアベモエス…
撮影後には…ハァハァ…テラモエス
昼下がりの公園で撮影。
チバが遅刻してるけど、日が暮れないうちに撮影は終わるよね?
そしたらこのでっかい2人、さっさとどこかへ行ってセクースに励むわけね…
ほんとにお前ら淫乱すぎる!好きだー!!!!!
欲望に忠実杉てテラモエス。
この二人が‘頑張る’って…ものすごそう(;´Д`)ハァハァ
死角かと思われた背後からキュウが見ていたら…w
爽やかな風が吹く晴れた日の公園でこの淫乱行為。
しかもニコニコと子供たちを眺めたあとに…。
真のエロ大王は鰓じゃなく、実はアベのような気がしてきた今日この頃w
アベのエロさは良くも悪くもコントロール不能なかんじ。
ウエノのエロさは完璧なまでにコントロールされているかんじ。
ニ塔が並んでるだけで萌えます。
コントロールできない鰓さんのお話が読みたいもんだねぇ。
や、これ各お菓子スレで望まれてるみたいだけどさw
なぜか長くなります。
すいません。本当に。
==========
>>621続き
幕を下ろしたのは、俺だった。
ひとりの人間をあんなふうに追い詰めた。
「もうムリだろう?」という俺の言葉にウエノは何も答えなかった。
俺はそれを「了解」っていう返事として受け取った。
自分は他人に執着しないタイプだと思っていた。
でも実際にはそうでもなかったようだ。
あの日、十歳近くも年下の男に「俺、昨夜ウエノさんを抱きました」と言われて、
咄嗟には反応できなかった。
『ナニヲイッテルンダコイツ?』―言葉は何の意味も持たず、音声としてだけ聞こえた。
動揺しすぎると思考が停止してしまうらしいことをはじめて知った。
指にできた傷に絆創膏をうまく貼れずに悪戦苦闘していた俺を見て、
ウエノは「不器用な人だね〜」と吹き出した。
小さな傷だったにもかかわらず、俺はもうすでに二枚もの絆創膏をムダにしていた。
三枚目も舌打ちとともにムダにした。
四枚目の絆創膏を差し出しながら「ウエノ、巻いて」と頼むと、ウエノは「やれやれ」と
いうような顔をしつつ灰皿を片手に俺の前にしゃがみこんだ。
ウエノの手が俺の片手を取り上げ、ウエノの指が俺の指に絆創膏を巻き付けていく。
あまりにも丁寧なそのやり方がなんだかくすぐったくて「そんなに丁寧にしなくっても」と
笑うと、ウエノはタバコを灰皿にひねりつぶしてから「いやいや、うちの大事なギタリスト
の指なんですから!」と返した。
心臓が小さく跳ねた。
静かな晩だった。
23時頃の事務所には人気はほとんどなかった。
チバとキュウはとっくに帰ってしまっていて、俺とウエノだけが別に何をするでもなく、
だらだらと事務所に残り続けていた。
ひとりのスタッフが別室で残業をしていた。
俺たちふたりはなんとなく…本当になんとなく指を離しがたくって、繋いだままでいた。
ソファに座っている俺からは床に座り込んでいるウエノの表情がどんなだかわからない。
ただウエノの指が絆創膏の上をゆるゆると辿るのを、目で追っていた。
きれいに切り揃えられた爪先が規則正しいリズムで行ったり来たりを繰り返す。
俺の鼓動はそれより少しだけ早い速度で鳴り続けていた。
ふいにウエノが顔を上げた。
視線が絡まる。
言葉なんていらなかった。
自分の首に回された腕はそのままに、引き上げたソファの上で口付けを交わした。
二度三度…四度目までは触れるだけだったそれは、次第に互いの呼吸を奪い合うような
激しさに変化していった。
水音の合間に喘ぎが交じる。
俺はウエノの体を抱き締め、ウエノは俺の髪を掻き混ぜた。
互いを忙しなく弄りあった。
突然、外から扉をノックする音がけたたましく響いた。
焦りで素早く体を引き離した俺とは対照的に、ウエノは充分に時間を掛けて
ゆっくりと腕を外した。
「タイムリミット」と笑いながらチュッと音を立てるキスをひとつして、
ウエノが「へいへい」と扉の向こうに返事をして立ち上がる。
(ダメだ)
慌てて追い掛けて、その腕を捕まえると体ごと壁に押しつけていた。
目を丸くして俺を見つめたウエノの唇に齧りつく。
わずかな抗いを力でねじ伏せた。
心臓はもはや早鐘のようだった。
扉をノックする音が、さっきよりもやや強めに響く。
仕方なく離した唇を、ウエノの親指の腹が拭う。
「なんて顔してんだよ、アベ君」
悪戯をたしなめるような口調だった。
バツが悪くてウエノの視線を避けるために俯くと、ぐちゃりと潰れて床に落ちた絆創膏が
視界に入った。
俺の腕から抜け出したウエノは、扉を開けると外にいたスタッフに「帰る?俺ら、鍵かけ
とくよ」と言った。
驚いて振り返ったのと同時に扉を閉めたウエノが「これでふたりきり」と微笑んでいた。
うるさいほどの心音で、あれ以来、頭がどうにかなってしまったみたいだった。
記憶の底に沈みこんだ頭を振り払って、また携帯電話を取り出して液晶画面を開いたが、
そこに表示されているのは日付と時刻だけだった。
リハーサルの開始時間までにはまだ随分とある。
ポケットに携帯電話を戻して顔を上げると道の向こうに本屋があるのが目に入った。
あの晩から俺たちふたりは他人の目を盗んでは何度もセックスをした。
そのたびに俺の心臓はありえないスピードで脈打った。
そんなこと、これまでにただの一回だってなかった。
俺好みのイイ女なんていくらだっていたのにそんなことはただの一回すらなかった。
ウエノを(とんだ曲者だ)と思った。
(とんだ曲者だ)と思っていたくせに、ウエノとセックスをする回数は一回二回…と
増えていった。
不思議なことにウエノとセックスをした後はよく眠れた。
あるツアーの移動中の新幹線の車内。
チバとキュウはぐっすりと眠り込み、ウエノは本を読んでいた。
景色を眺めるのに飽いた俺は、立ち上がって前の座席を上から覗き込んで、
そこに座るウエノに向かって「ウエノー…暇」と文句を言った。
俺の声にウエノは本から目を外して、首を反らせて見上げてきた。
俺の顔を見て「子供かよ」と笑いながら呟いて姿勢を戻した後、ウエノは「ん」と
手にしていた本で自分の隣の空席を指し示した。
そこにいそいそと腰を下ろした俺は、テーブルに放り出された本の表紙に
目が釘づけになった。
白いブラウスを引き裂かれた女のイラストが描かれている官能小説。
視線に気付いたウエノが『これ?』と目で問うてきたので頷くと、
「キオスク、こんなんしかなかった」とのんびりした声で答えた。
それから意味ありげな笑みを浮かべて、「暇ならこれと同じことでもする?」と
耳元で囁き、俺の返事を待たずに自分が着ていたジャケットを素早く俺の膝に掛けた。
ジャケットの下でウエノの手が妖しく蠢きはじめる。
車内販売のねーちゃんが、車両に入ってきた。
ウエノの指が、ためらいもなくジーンズの前を寛げ、俺のモノを愛撫する。
ねーちゃんがカートとともに俺たちふたりの横を通り過ぎていく。
ウエノの目は本に落とされていたが、指は俺のモノに絡み付き、撫で擦っていた。
それはウエノがベースのネックを撫で上げる様を思い起こさせ、
心臓はあいかわらずうるさかったけれど俺はうっとりと目を閉じた。
そんなふうに思うようになってから、俺はますますウエノのベースの音を好ましいと
思うようになった。
この音を聴き続けられるよう人知れず祈った。
同じステージ上で聴き続けられるように、人知れず祈った。
でもその祈りは届かなかった。しゃーねーよな。俺、キリスト教徒じゃないし。
それにしてもこの時期は、どこもかしこもクリスマスソングなんだなと思いながら
本屋の店内をうろついた。
しばらくの間避けていた音楽雑誌の棚も、もう何のためらいもなく眺めることが
できるようになっていた。
解散なんて俺はちっとも望んではいなかった。
俺自身はちっとも望んでなかったけれど、それでもどうしようもない部分もあった
かもしれなくて、だから解散後にチバがロッソやるのもウエノがキャロやるのも
別にいいと思ってた。
でも…もうちょっと時間置いてくれてもいいんじゃないかって…
あんなにもすぐにキャロのライブをやるウエノにどうしても納得がいかなかった。
腹立たしかった。東京に戻ったウエノをとっつかまえて、ホテルに一昼夜軟禁みたい
にして責め苛んだのだって…それが理由だった。
バスタブの湯が小さく波立っていた。
部屋に届けられたイタリア産の安い赤。
それをボトルから直接口に流し込みながら、俺の上で体を揺らめかすウエノを
ねめつけていた。
バスルームには湯気とウエノの喘ぎ声が満ちていた。
口に含んだワインを口内でしっかりと転がしてから、ウエノの首を乱暴に引き寄せて
その口に注ぎ込んだ。
飲み干せずに唇の端から零れた赤い雫がウエノの肌の上を伝い落ちていく。
それを舌先でちろちろと辿ってやると、ウエノは背中をしならせながら
一際大きな嬌声を上げた。
唇を離すと、力なくぐったりともたれかかってきた。
肩が大きく上下している。
耳梁に掛かる吐息が熱い。
ウエノの両肩を掴んで引き剥がし、額に張り付いた前髪を掻き上げてやると、
うっすら目を開けた。
「アベ君…今日…変…」
焦点が曖昧になっている瞳に、『ウエノの方がよっぽど変だ』と叫びたい気持ちを
無理矢理宥めるように、ウエノを押し倒して頭をバスタブの縁に預けさせ、
両足を割り広げた。
ウエノの腕が、俺を押し退けるようにもあるいは抱き寄せるようにも思える
奇妙な動きをした。
俺だけがそんなふうに思っているのだろうかと考えると、無性にやるせなかった。
『もう俺はいらないのか?』ときつく問い質したかった。
湯は大きく波打ち、ウエノは嬌声を上げ続けた。
ウエノとセックスをして俺が平常心でいられたのは、後にも先にもその時だけだった。
とりあえずここまで。
毎度毎度長々と本当に申し訳ないです。
短くしたいとはおもっているのですが…。
( ゚∀)キテタ!!( ゚∀゚ )キテタ━━━!!!!
レス番ふとし様キタ―――(゚∀゚)―――!!!!!
続きキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
回想がエロいんだけど
二人がセツナス…(ノД`)
エロければエロい程せつない訳で
鰓さんこんなに愛されてたのに
遊びだって思い込もうとしてたんだね…
。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
み、右でも事務所であれやこれやヤッてたよねコイツら…
あのビルはなんだ?二塔のための淫乱の館か?w
それにしてもバスルームの2人があまりにエロすぎる…(*´Д`)ハァハァ…ハァハァ…
>ホテルに一昼夜軟禁
ちょ…アベ………(*´Д`)ハァハァハァハァハァハァ
2人が元サヤに納まることを本気で願ってます…。・゚・(ノд`)・゚・。
>>673 ソレダ!
。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
フトシ待ってるんだねフトシ…
電話せんかい鰓ー!ヽ(`Д´)ノウワァァン
待ってないでかければいいんだ!ヽ(`Д´)ノウワァァン
どっちもどっちだ!
好きなくせに…好きなくせに…
ヽ(`Д´)ノウワァァン!!!!!
落ち着けwwwww
住人が代わりに電話していまいそうな勢いにwww
事務所、新幹線、ホテル軟禁…
…なんてエロい…(*´Д`)ハァハァ
目隠しして棒持ったアベと
目隠ししてスイカ持ったウエノが
広大な砂場でイレギュラーなスイカ割りしてるイメージ
お互い割りたい割らせたいと思いつつ見えなくてウロウロ
一歩間違ったら撲殺
>ホテルに一昼夜軟禁
アベさん最高です!最高!(;´Д`)ハァハァハァハァハァゲファッ(吐血
真也に向かって
「いい声で鳴くでしょ?」
なんて言ってたくせに、
実は頭ん中真っ白だったのかアベ…。
>>685 それ言い出す前に結構な間があったもんね。
実は精一杯に強がった台詞だったのかな…(ノд`)
この前の鰓サイドと今回のアベサイドがあまりに切なすぎて、
最初の真也サイド読んだ時の、真也テラカワイソス。・゚・(ノд`)・゚・。の気持ちが
すっかりどこかへ飛んでしまった鬼畜な自分がナサケナス…
ウエノ アベ 真也
みんなおなじで みんなかなしい
だから電話すれ!ヽ(`Д´)ノウワァァン!!!!!
お互いに、体も心も音も求めてるくせに…
電話しろ―――!!!!!ヽ(`Д´)ノ
真也…すまん…。
>レス番214様
ハッピーエンドになる道はないのですか(ノд`)
電話汁!ヽ(`Д´)ノウワァァン!!!!!
だから落ち着けってのwwwww
ほれお茶。つ旦~旦~旦~
右にレス番214様がw
こちらの鰓さんも我を忘れて電話すればいい…
明日はニ塔が揃うよ!
楽屋想像して萌える。
楽屋はギチギチじゃないかなw
フロアの片隅で傍から見えないように手を繋いで飲んでくれ
あっち行ったりこっち来たりして、
自分がもはや何に萌えるのかよくわからなくなってきたw
ちょっと長いけど最後まで。
他の職人様方すみません。
==========
>>661続き
本屋の出入口付近でポケットが震え出した。
慌てて取り出そうとしてうっかり手から滑り落としてしまい、
店内に駆け込んできた客とぶつかった。
「すいませんっ」と口早に謝りながら、床に転がった携帯電話を拾い上げると
急いで外に飛び出た。
液晶画面に表示されているはずの名前を確認もせずに、通話ボタンを押した。
「もしもしっ」
呑気な声が、急遽舞い込んだ雑誌の取材の予定を告げた。
スタッフだった。
電話を切ってポケットに押し込んでしまうと、どうしようもなく笑いが込み上げてきた。
(何やってんだ…俺)
こうやって目に入るもの全部、ウエノに結び付けては記憶を
手繰り寄せていること自体おかしいっていうのに。
どうやら俺はよっぽどウエノが好きらしい。
ウエノを思うと、途端に心臓の音がまるで爆音のように鳴り出す。
こればかりはどうやっても自分ではコントロールできない。
『降参だ』と盛大に白旗を振り回したい気分だった。
それでも「もうムリだろう?」という言葉に後悔はなかった。
ウエノを好きなんだとはっきりと自覚したのは、去年キャロのライブを観た瞬間だった。
ライトが落ち、一時の静寂がフロアを覆う。
メンバーふたりに続いてウエノがステージに表れた。
歓声が上がった。細身のスーツに身を包み、お辞儀をし、お馴染みのベースに指を滑らせる。
俺の脳裏にウエノの姿態が一瞬よぎった。
最初の一音…それだけで充分だった。
ウエノの、体の内側に心地よく響くあの音は、変わらずそこにあった。
ウエノのベースの音と俺の心音が重なり合い、徐々に加速していき、響き渡る。
追い詰められるような、それでいて解きほぐされるような、そんな感覚。
それはウエノによってしかもたらされないものだった。
そんな唯一を『好きだ』と思わないで、一体何を『好きだ』と思うのだろうか?
俺は知らない。
長年着慣れたスーツを脱いで、ツナギに着替えて、ステージに立つ。
ライブを重ねるごとに、一回二回…と数を数えた。
数を数えながら確認していた。
俺たちふたりの間に存在する何かを。
それは俺にとってはいつだって『好きだ』という感情でしかなかった。
でも自覚することと確認することと、そしてそれらを表明することは、
まるきり別物だった。
ウエノとのセックスは続いた。俺はそれだけで満足だった。
それが危ういバランスの上に成立していた満足だったなんて、
俺には知るよしもなかった。
いつしか繰り返されるようになった「アベ君…アベ君…」というウエノの
甘ったるい囁きが、耳穴に注ぎ込まれるたびに心臓が炸裂した。
バランスは呆気なく崩れて、俺は堪え切れずに幾度も幾度もウエノの右側に
吐き出さなくてはならなかった。
「好きだ」と。
その言葉をウエノに刻み付けたかった。
その一言でウエノを縛り付けたかった。
そうして俺はウエノからもそうされることを望んだ。
鬩ぎ合いのピークは、雨の晩に訪れた。
バーカウンター。非常階段。ウエノの指。ウエノの声。
愛しかった。
ウエノが愛しかった。
俺の心臓はとっくの昔に壊れていたのかもしれなかった。
もう行かないとリハーサルに間に合わなくなる。
記憶の奥底に体を伸ばしてたゆたっていたいと駄々をこねる自分を叱咤して、
俺は歩き出した。
「もうムリだろう?」という言葉に後悔はなかった。
実際、俺自身もう限界だったのだから。
抜き取った万札に「シーツ代」と、それから「手切金」って書き付けようとした
なんて正気の沙汰じゃない。
覗き込んだ俺から、曇った表情を隠すかのようにウエノは顔を背けた。
疑問が頭を掠めた。
ウエノからキャロを奪い取って…それでどうなるって言うんだろうか?
もう二度とあの音を耳にできなくなってしまうかもしれない。
それは、イヤだった。
悪くなかったんだよ、キャロっていうバンド。
だからひとつだけ書いた。
でも「おまえのベースに合わせておまえのこと抱いたらさ…おまえ、ベースを
弾くたびに俺を思い出すよな」って口走ったりしたのは…
ウエノのベースに合わせてってのはつまり俺の心音に合わせてってことだけど…
あれは最後の足掻きだ。
そのはずだったのになと苦笑しながらタバコに火を点けた。
ここ数日、冷え込みが厳しい。
(ウエノと一緒に眠りたい)
そんなことを考えながら雑踏を足早に行き過ぎる俺がいた。
タバコを一口だけ深く吸い込み、投げ捨てた。
曲がり角を曲がろうとして人にぶつかった。
まただ。またウエノのことを思い出して、また人にぶつかった。まったくしょーがねー。
さっきと同じように「すいません」と口早に謝り、立ち去ろうとした。
ところが、相手が、
「アベ君」
と俺を呼び止めた。
その声に聞き覚えがあったので振り返って改めて相手の顔を見た。
そこには、その昔、俺が酔っ払った勢いで「負けませんよ!」とぶちかました相手が
穏やかな微笑みを湛えて立っていた。
「あっ…」と言葉なくその人に向き合いながらも、相手の顔を見ていなかったとはいえ、
口先の謝罪だけでそそくさとその場を立ち去るという醜態を晒した恥ずかしさに、
顔が赤くなってやしないだろうかと慌てた。
「何?今からリハ?」
「はい」
「今日はよろしくね」
こちらこそと頭を下げる。
顔を上げると、その人がにこにこと笑っていた。
やっぱり自分の顔が赤くなってでもいるのだろうかと目で伺うと、
その人は「悪い悪い」とさらに目を細めた。
「いや…アベ君ってもっと怖い顔してたように覚えてたから」
クエスチョンマークが頭に浮かぶ。
「あの時…覚えてるかな?『負けませんよ!』って言われたん、俺」
覚えてる。よく覚えてる。それどころか最近は頻繁に思い出したりしている。
「あの時『怖い顔してんな』と思ったんだよ」
その人はクスクスと笑い、それから「取らないから安心して」と言うと、
「じゃ」と片手を上げて横断歩道を駆けていった。
そうか…酔っ払っていたことを多少差っ引いても俺はそんなに怖い顔をしていたのか。
俺は道に突っ立ったままその人の後ろ姿を見送っていたが、その人は横断歩道を渡り切る
とくるりとこちらを振り向いた。
そして、
「ウエノ君待っとったよ!」
と大声で叫んだ。
俺がその人に言い放った「負けませんよ!」というセリフは、単にギターのことだけを
意味していたわけじゃなかった。
その人に向けるウエノの表情が、俺が一度も見たことがないようなものだったからだ。
俺には一度だって見せたことがないようなものだったからだ。
ウエノがその人のバンドを好きだってのは知ってたし、俺もその人のバンドは好きだった。
だからその人を前にして顔が上気するのは当然すんなりと理解できた。
それなのに、そんなウエノを見ては、鼓動は騒々しく打ち付けて鳴り止まず、
でもなんとか静めたくて余計に酒を煽った。
挙句、酔っ払って暴言を吐いた。
…ちょっと待て。あの人なんて言った?「ウエノ君待っとったよ!」って言わなかったか?
俺は横断歩道の向こう側をもう一度振り返ってその人の姿を探したが、
あいにくもうその人の姿はなかった。
慌てて携帯電話をポケットから取り出す。
電話帳を繰るためにボタンに指を掛けかけたが、日付と時刻を確認しただけで、
またポケットに戻した。
心臓がゆっくりと、しかししっかりと、脈打ちはじめる。
もう一度だけ「もうムリだろう?」って尋ねよう。
今度は、ウエノが「アベ君…アベ君…」と俺の名前ばかりを繰り返すしかなかった
その理由を白状するまで、俺はウエノに向かって「好きだ」「好きだ」って言い続けよう。
だって心臓が脈打つたびに俺が繰り返していたのは、それだけだったんだから。
もうずっとずっと前から。
足取りは軽い。できそこないのスキップになる。ポケットの中で携帯電話が跳ねる。
ハコはすぐそこ。開演まではあと少し。
表示された日付と時刻は、[12/21(Wed)14:27]。
以上です。
真也編、ウエノ編、アベ編とこんなにも長々と妄想繰り広げて
すいませんでした!
キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
楽屋で丘すとかどうですかアベさん!ww
明日るすたず祭り行く私はもうどうしたらいいんだろう(;´Д`)ハァハァハァハァ
右でゼェハァして戻ってきたらこっちにも 。・゚・(ノ∀`)・゚・。
レス番フトシ様ありがとう!!!!!
明日、泣きながらLIQUID行ってくるよ。
ほんとにありがとう…。・゚・(ノд`)・゚・。
行けない私からしたら、行ける方々勝ち組ですw
楽しんできてください。
それからチラ裏ですが、
リアルタイムではこの人達にこういう萌え方はしませんでした。
でも各お菓子スレのおかげで楽しいファン10年目でした。
職人の皆様、住人の皆様、ありがとうございました。
名無しに戻りますw
だーーっ!!!!!また書いて!
また書いてよレス番フトシ様ー!!!!!
ありがとう!!
レス番214様!!
本当にありがとう!!
嬉しすぎる…。 。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
タイムリー過ぎてもう…!!!!! ⊂⌒~⊃*。Д。)⊃
鰓さん今度こそ素直になりなさい!
.。::+。゚:゜゚。・::。. .。::・。゚:゜゚。*::。.
.。:*:゚:。:+゚*:゚。:+。・::。゚+:。 。:*゚。::・。*:。゚:+゚*:。:゚:+:。.
ウワ━.:・゚:。:*゚:+゚・。*:゚━━━━゚(ノД`)゚━━━━゚:*。・゚+:゚*:。:゚・:.━ン!!
。+゜:*゜:・゜。:+゜ ゜+:。゜・:゜+:゜*。
.:*::+。゜・:+::* *::+:・゜。+::*:.
明日切なくならずに行ってこれるよ
ありがとう!。・゚・(ノд`)・゚・。
レス番フトシ様いつかまた書いてくれる時を楽しみにしてます。
ウワ━━━━━゚。・゚・(ノд`)・゚・━━━━━ン!!
今日は前夜祭なのかw
スゴスwww
左右ですごいよねw
神様達どうもありがとう。゚。・゚・(ノд`)・゚・
元サヤに納まるとこまでフォローしてください…
また書いてください、レス番フトシ様。・゚・(ノд`)・゚・。
>>721 明日、現実がフォローしてくれたらどうする?
二人で並んで飲んでたらどうする?
アベの耳打ちにウエノが楽しそうに笑ってたらどうする?
あーどうしよう!ww
これはこの終わり方でカコイイと思う。
しかも今日投下してくれるなんて感動的すぎるジャマイカ!!(ノд`)
明日のキャロビオグでウエノとアベの2ショットを撮って載せてくれたら
パッチさんを神と崇めます
(真也はそんなの撮ってくれない気がする)
もしくはウエノ初投稿がアベ写っていうのでもいい(*´ω`*)
たとえ一般客に見える範囲で
2ショットがなかったとしても
同じイベントで同じステージで
というだけでもう…(*´Д`)ハァハァ
影で存分にいちゃついてください。
開演まであと2時間半。
妄想大爆発の頭をかかえて、LIQUID逝ってきます…
同じくこれからるすたず祭り行ってきます。
あの2人が対バンすんのは今年のQuattro以来か?
あ〜ドチドチする…(*´Д`)
レス番214様ネタのせいで、知恵熱出そうなくらいのぼせ気味w
レス番フトシー!!!17日〜のを今読んだ…
俺はオマエの作品が好きだ〜!!!
絶対帰ってきてくれよ…頼むよOTZ
鰓さんは今夜もシャツをはだけ
ベースに舌を這わせ
腰を使って凶暴なベースを弾き
髪を振り乱しては
指を舐めて客席を煽り…
書くとキリがないけどエロくて最高でした…(*´Д`)ハァハァ
ウエノ、登場した時からスッキリして艶々の顔してた
まるでセックスの後みたいなw
右のレポで、アベが黒シャツの下にタンク着てて、
キスマーク隠しか!?とかってレスがあったけど、
今日の鰓のスッキリ顔は、ほんとにリハの合間になんかやらかしたとしか思えない…
⊂⌒~⊃*。Д。)⊃
>>734 自分の脳内では、もはやそう断定しているw
>>734 りきっどに非常階段か倉庫みたいな部屋あったけ…
と真剣に考えたw
ちょwww皆してそんな…www
⊂⌒~⊃*。Д。)⊃
右の、シンヤのオールバックが
「アベさんと全くかぶってませんよアピール」
っていうのに禿萌えました(*´Д`)
>>738 もし下ろしてたら髪の伸び具合いも同じくらいだっただろうな、って感じだったし
リハの合間に姿を消した二人に気付いて
「うーわ、またや!またやられた!!クッソー今に見とれよー!」
と真也、気合のドラミング
右のアベの黒シャツ&ウエノのみ白タイなしだけで
リハ中にヤったのかよ!と考えてたw
髪形で違いを誇示する真也 テラカワイス(*´Д`)
北の大地からでも遠征すればよかった orz
ふたりはリハの合間にトイレの個室に駆け込んで必死になってヤりました。
アベはウエノの白タイを踏んで汚してしまいました。
ウエノはアベの体に引っ掻き傷を作ってしまいました。
自分の脳内…orz
シンヤテラカワイス…(*´Д`)
二塔テラエロス…(*´Д`)ハァハァ
白タイは縛るのに使ってシワができてしまったり
声を抑えるために噛み締めてぐちゃぐちゃになったり
色々妄想w
右で、アベに間に合わなかったショックのあまり、
鰓が白タイしてなかったことに悲観していたヘタレは私ですw
ここの住人の妄想ぶりを読んで、まだまだな自分を反省。
そうか…白タイなしは、そういうことか…うむ、精進しますw(・∀・)
>>739の関西弁に昼間っかたハゲモエ。…*´Д`
ハァハァしすぎてタイプミス…昼間っから、ね。
シンヤカワユス。
昨日は敵の多い一夜だったねw
今夜はDJイベントですね。
行けないけどorz
きのう右で、キャロがLIQUIDでやったFOOL FOR YOUの歌詞が
鰓→ぬこ ぬこ→鰓 鰓→小悪魔
だのと言われてましたが、
URASUJIでシンヤ、FOOL FOR YOUかけてたよ…なんて自虐的なヤツw
それとも鰓に対するシンヤの気持ちも、まんまあの歌詞の通りなのかなw
あの曲聴くと、無条件にミセルのあんどれ連想する…
てか真也…。
ラスヘブの頃、チバがよく着てた蹴昆布の黒長Tと同じの着てなかった?
夕べのリーダーどうでした?
行きたかったけど都合つかなかった…
きっとバカな曲をかけては御満悦だったと想像w
>>751 真也:「この曲、オレ的には オレ→ウエノさん ですが何か?」
って感じではw
wwwwwwwwwwwwwww
大阪男の基本はめげずに頑張る強気なタラシだと思ってるww
結果として広島カップルの性生活に刺激を提供してるだけだとしても
男前にがんばって欲しいですw
>>760 うはwww
ひっそりと予想してたとおり同じ人のレスだったww
ひとっこひとりいないのか
いる…
イベントこなす為みたいなデートはハァハァしなかった
キャロライブで真也が凝視してる視線の先を追ったら
ウエノの腰か尻だった時の方がハァハァしたよw
24日はレス無しか…
もともと住人多いスレでもないからねw
>>760さんがんばるシンヤの話を書いてみませんか(*´Д`)
ケーキを飾るどぎついほど赤い苺をひとつ摘み上げて、その半分あたりまでを口に咥えると、「ん」と顔をこちらに突き出してきた。
あっ…これは『半分食えよ』ってことか。でもそれってなんか…なんかさ…。
アベ君が俺にさせたがっていることがわかり、思わず伏せた顔をアベ君の指先が持ち上げる。
親指の腹で下唇をなぞるように触れられて、そこから力が抜けていく。
アベ君の苺をくわえた口が「ん」という促す声とともに近づいてくる。
そんなにまっすぐな目で見てくんなよ。
なんかもう全部どうでもよくなってくるじゃねーか。
やんわりと口を開きながら目を閉じた。
唇に触れたひんやりとした柔らかな果肉を歯先でゆっくりと押し潰す。
甘い香りが鼻を、酸味のある果汁が舌を、かすかに刺激し、喉の奥を滑り落ちていく。
アベ君の指が、見えないそれをまるで辿るみたいに俺の首筋を伝う。
半分の苺を飲み込んだ俺の唇に、アベ君の唇が触れた。
Hallelujah Christmas.
甘エロース!!(*´Д`)
サンタさん キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
甘━━━━(゚∀゚)━━━━い!!!!!
アベってこういうこと平気でしそう
照れる鰓さん(*´Д`)ハァハァ
「また書いて」って言ってくれた方、ありがとう。
うれしかったです。
>>766は、そのお礼です。
絵が浮かんだよ。 (;´Д`)ハァハァ
チューだけでエロいこの二人から逃れられないww
何ぃ!!レス番214様なのか?!
ありがとうございます。(*´Д`)ハァハァ
>>771 同じく絵が浮かびました
一緒にいるだけでエロくてイイ…
仕事から帰ってきたらサンタさんが!(ノд`)
レス番214様、また書きたくなったら
いつでも書いてください
待ってます!!!
レス番214様!
相変わらず(*´Д`)ハァハァ な文章…
ごちそうさまです!
そして真ん中に三四郎様がw
神様方、左でいつまでもお待ちしております…
レス番ふとし様スゴス…
あなたのこの筆力は本当にスゴイっす!
たったあれだけの短い文章なのに、
ものすごくリアルに色んなこと想像してしまう(*´Д`)
気が向いたらまた書いて欲しいよ…
レス番214様ー!!!
また書いてくれてありがとう。・゚・(ノд`)・゚・。
リアルタイムではこの人たちにこういう萌え方はしなかった…って言ってたけど、
なのになんでこんないい仕事するの!?(*´Д`)ハァハァ…
レス番214様、これでアナタとお別れなんてイヤン。・゚・(ノд`)・゚・。
きっとまた書いてくれると信じて待ってます!
>>772 はい…自分レス番214です。
「調子に乗って書きすぎだオマイ…orz」と猛省してました。
住人の皆様や職人の皆様の迷惑になってるのではないかと気が気じゃなかったので。
でも何かお礼がしたくって。
で、え〜と…ありがとうございます。
また機会があればよろしくお願いします。
レス番214様
迷惑なんかじゃないですよ!
ワクピチですよ!
いつでも書きにきてください。・゚・(ノд`)・゚・。
迷惑どころか大好きです、レス番ふとし様の話!
レス番214様また投下してください
楽しみにしてます!
鰓さんが各スレで大活躍なわけですがw
さすがだよ鰓さん(*´Д`)ハァハァ…
それでこそこのスレで鳴かせ甲斐があるよ(*´Д`)ハァハァ
忘年会から帰ってきたら人イナスw
788 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 20:13:22 0
うん
右が大変なことになってるから、
今日はみんなあっちにへばり付いてると思われ。
>>789 すんません、張りついてましたw
プ厨、いつか左にも投下してホスイ…
>アベくん、アベくんとかすれた声で名前を呼ぶ俺
この部分だけでご飯10杯食えま(ry
君なら書けるよプ厨! いや書いて下さいwww
>>791 そこを読んで、そのあと、
「ふっふっふ 可愛いヤツだなぁ 今度はお前を抱いてやるよ」と
アベが鰓を押し倒す流れを想像していたのはどうやら私だけではないようだ
後半鰓さんがどんどん可愛くなったからね…(*´Д`)ハァハァハァハァハァハァ
>>793 アベのセリフがマジワロスwwwww
それいいね。萌えたw ぷ厨はなにげに鰓が可愛い時が多いから
絶対左でも書けると信じてるよw
>>796 sugeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!
…新年だというのに人がいないw
鰓さん明けましておめでとうございます。
今年も腰にクル、エロな鰓さんでいて下さい(*゚∀゚)=3
(*゚∀゚)=3
あけましておめでとうございます。
今年も鰓さんがセクシーライブをたくさんしてくれますように。
スレ住人の皆様、職人の皆様、今年もよろしくお願いいたします。
皆様あけおめです。
今年も鰓さんに(*´Д`)ハァハァしたいです。
今年も職人さん達がきてくれますように。
ほんの少し、ほんの少しだけでいいんだ
嫌味なくらい長い睫毛も
全部見透かしてるような鋭い瞳も
周りの奴をこれでもかってくらい幸せにしそうな笑顔も
長くて繊細な指先も
ちょっと力を入れたら簡単に折れちまいそうな身体も
俺の物にはならないんだ、全部
だから少しだけでもいいから触れさせてよ
あんたの心に
あんたはすぐに自分の殻を作る
他人にはそうでも、親しい奴らにはそんなことはないだろうと思ってたけど
俺に分からねぇとでも?
世の中には知らないほうがいいこともたくさんあって
知ったら知ったで背負わざるを得ないこともたくさんあって
それでも俺は知りたいと思ったんだ
大好きなアベくんのことだから
俺の心も身体も全部あげるから
ほんの少しだけでいいんだ
ほんの少しだけ
804 :
803:2006/01/02(月) 23:30:52 O
失敗しとるがな!orz
丼毎w
おみくじ・お年玉は、元旦限定だよん。
>>803 お、終わり?
鰓さんの姫初めキタ―――(゚∀゚)―――…じゃないのかな?
>>803の鰓は片思いなのか…
アベは誰のものなの?
年末のイベントでキュウといちゃついていたという話を聞いて
(*´Д`)ハァハァしますた。
809 :
803:2006/01/03(火) 01:16:20 O
元旦限定だったのかorz
携帯からなもので細かくは書けんかったですよ。
プチ設定としては、アベは誘われたら嫌いな人じゃなかったら誰とでもゴロニャーしてしまう人で、
それを知ってるのにウエノはアベを自分の物にしたいと考えてるんですのよ。
勿論アベはそんなこたぁどーでもよくて今日もどこかでデビルマン、と。
アベは本能のままに動いてるのですが、ウエノは「きっとアベくんはホントは寂しいんだ…」なんて深読みしまくりんぐで悶々してたりとか。
つまりは流れを読まずにスミマセヌ。
お目汚し失礼致しましたorz
ウエノの体ってキレイだね
(*`皿´)< ウエノの体ってキレイだね
そうだね
よく知ってるねアベくんw
[=*.・з・]<…やっぱり電気消して
(`皿´)<ヤダ
(`・ω・´)<消さなくていいです
……。>(;`皿´)[;=.・з・] (・ω・´)<……。
左塔菓子スレでは、ウエノとキュウの関係はどんな感じなの?
け、消したら見えないじゃん>ミ*`_ゝ´彡(・ω・`*)ネー
>>816 正直、マトモにキュウは登場してないようなw
鰓さんお菓子スレだもんね。
キュウちゃんだと逆の印象強い。
個人的にはキュウちゃんが鰓さんを襲ってくれるのもオケーだw
今年はどのスレに一番最初に神が降臨してくれるのかとても楽しみだ(´ー`)y-~~
「ずっと楽しみにしてたんだ?」
「楽しみにしてた」
「ずっと我慢してたんだ?」
「我慢してた」
フフッと笑う吐息が首筋を擽る。
コイツ…年下のくせしていつだって余裕ぶっこきすぎなんだよな。
そして、俺はといえばいつもいつもそんなふうにされてはちょっとした敗北感を味わう。
「俺も」
フフッと笑う吐息がもう一度首筋を撫でる。
あ〜っ…いいよ。もういいよ。
負けっぱなしでいいよ。
今年も負けっぱなしでいいよ。
来年も再来年も負けっぱなしがいいよ。
ずっとずっと負けっぱなしがいいよ。
「今年もよろしく」
たやすく降参した俺をさらに打ちのめすようにキスひとつ。
ごめん…もっと叩きのめしてくれるかな?
離れた唇を追い掛けて齧り付き、フフッと笑う吐息を飲み込んだ。
==========
皆様方にとってよい一年になりますよーに。
GLAYの会報に鰓載ってるー(*´д`*)ハァハァ
>>822
キャ━━━━(*゚∀゚)━━━━!!
お年玉もらった気分!!ありがとうございます。
>>822 余裕のウエノと降参フトシ(・∀・)イイ!!
いろいろ想像してしまった…ハァハァ
ネ申 降 臨 ! (*´Д`) コトシモヨロシク オネガイシマス
>>823 さんくす!鰓カコイイじゃない〜(*´∀`)
つか…真ん中の茶髪五分刈りって…TERU?
>>830 ありがとう!ラリーのアー写のやつか〜
鰓さんが一番かっこいいねww
え?え?え?
>>822って鰓とフトシなの?
年下のくせに…とかブツクサ言ってんのが鰓で、
生意気な相手が真也かと思っちまった…(ノ∀`)アチャー
あ、でも相手が年下なら、チバやキュウの可能性もあったりすんのかw
>>831 テルだよww早く髪伸びてくれないかなw
鰓さん、フィッティングの時にテルに服選んでもらったらしい
ウエノがズバ抜けてかっこいい件(*´∀`)
鰓さんカコイイね(*´Д`) ハァハァ
ウエノがズバ抜けてエロい件(*´∀`)
ていうかなんだその腰のくびれはーーー!!
>>834右下
毎度毎度このやろう!!(*´皿`*)ハァハァ
モトカツの腹筋に心奪われてないかww
アバラも好きな癖に!
本当だwww
一人別次元でエロいよ鰓さん…ハァハァ
>>833 レスの流れがあったから
疑いもせずにフトシだと思い込んでたw
確かにそういう風に読めなくもない。
鰓さんはどういただいても美味しいですねハァハァ
>>833 敬語でも関西弁でもないから自動的にアベとウエノだと思い込んでしまったけど
>>822はいろんな風に楽しめる仕様だね〜
844 :
833:2006/01/04(水) 22:31:34 O
……ハッ!そ、そうか関西弁じゃないね!
なんか瞬間的に真也だと思ってしまった自分って…
二塔萌えのくせになぜだ…ナサケナスw
>>844 年下ときてすぐシンヤが浮かんだのは
ウエノとアベは年齢差感じないからじゃないかな
年上組は影でコソコソいけないことをしてそうで萌えます。
シンヤの恰好がどんどん鰓化してない?>公式ビオグ
気のせいかw
前からしてた格好ではあるけれども…
そういう風に見えてしまうなwww
完全に乗り遅れですが
>>822さんありがとう!
余裕の鰓さんにハァハァしました。
続きとかあったら是非…
>>830 >>834 ありがとう!ウエノカコイイ
>>822を書いたのは自分なのですが、いちいち名乗るのもどーかと思い、戻しました。
ネンシノアイサツガシタカッタンダヨー…orz
で、続きはありませんが他の方が書いてくださるのは大歓迎です!
自分の脳内ではウエノとアベで、
正月休みでひっそりとしているビジネス街のホテルの一室でしたが、
そこらへんは皆様方の自由にしてください。
>>852はレス番214様だったのかー!!
やっぱり鰓さんとフトシなんだね〜(*´∀`)
レス番214さんだったのか!
なにかものすごく納得したw
ごちそうさまでした。また来てくださいノシ
そっか、続きないのか(´・ω・)ショボンヌ
個人的には「続きもの」と聞くと三四郎サマを思い出す…お仕事忙しいのかな…
またいんな職人様達に来て欲しいです。
お待ちしております…
>>855 三四郎様、クリスマスに真ん中にプレゼント投下してたよね。
また左にも落としてホスイ(*゚∀゚)=3
人に頼るな
三四郎様は投下してくれてた時も忙しそうだったな…
でも待ってます(*´∀`)
連休なのに人イナスwww
むしろ連休だからいないのかな?
ROMってはいるのですがw
足ツボ映像でも見てハァハァしてきます。
tvk受信可能地域裏山〜
夢見がちで能天気でおまけに何もしてないシンヤさんとウエノさんの話を
書いてみたのですが、投下しても宜しいでしょうか……
カモン!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
近い人って云うんは、嬉しいんやけど、その所為で伝わらん事があるのは、つらい。
「好きです、ウエノさん。」
「うん、俺も真也好きだよ。」
そう云って、隣でウエノさんはまた、けたけたと軽快に笑った。全然解ってへんよな、こ
れは。
俺は呑めない酒をちょっと舐める。
最近俺呑めるようになったんです、なんて云いふらしてるけど、実は別に何も変わってへ
ん。呑めるんならっつって、ウエノさんが呑みに誘ってくれんのが嬉しいだけ。
ほんまは咽喉がかっかするだけで、ちっとも美味しない、こんなもん。
「あんまり飲むと肝臓に悪いっすよ。」
「それを云ってくれる人が、10年前にいなかったんだよねぇ。」
とか云って、後ろのソファにもたれ掛かる。
ああ、今日こそ解って貰いたいねんけどな。折角ウエノさんが俺ん家まで来てくれたんや
から。
……俺は何を考えとるんやろ。
まあでも、眼の前にこんな色気の塊みたいな人が転がっとるんやもん。考えんなっちゅう
方が酷やで。
だいたい、ベース弾く時も、何やあれ。そう云うとこ、絶対想像するて。
「真也、飲んでないな。」
「……お構いなく。」
返事がぶっきらぼうになる。それでもウエノさんは気にならんらしい。せやから、酒、嫌
いやねん。
「ウエノさん、俺、ウエノさんの事好きなんですって。」
「……うん。」
うん、やないやろ。
「素面ですよ、俺。」
「どう云う意味、」
「ふざけてないって事です。」
ははは、って云うウエノさんの笑う声。ああ、厭やな。
「何回云うたら信じます、」
「さあ、あと100回くらいかな。」
100回?よし、云うたな。
「好きです。」
俺は取り敢えず指を折る。
「好きです。好きです。好きです、」
漸く、ウエノさんの顔色が変わった。
「……ちょ、ちょっと待て真也、」
「何すか。」
まだ4回しか云うてへん。
「冗談でも笑えない、それ。」
「好きです。」
「待てよ、」
ウエノさんが手に持ってたビールの缶を、床に置く。
「……正気か、」
「好きです。」
慌てて、ウエノさんの手が、ぱっと俺の口を塞いだ。
「わ、解った。解ったから……、」
俺が黙ると、手を引っ込めて、長い前髪をかきあげる。
「ウエノさんが厭なら、もう云いませんけど。」
ウエノさんは顔を逸らして、返事をするでもなく、頭を抱える。
「……あのさ、」
「何ですか。」
「それで俺がほんとに云うなっつったら、どうすんだよ。」
「……胸に仕舞っときます。」
忘れられる自信はないけど。
「そ、それでいいの、お前は。」
「嫌われたら、多分、生きていけないんで。」
嫌われるくらいなら耐えます、と云うと、ウエノさんは立てていた片膝に、頭を落とす。
「何それ……。」
「厭ですか、」
ウエノさんはそのままの状態で頭を振った。
「厭ってんじゃねえけど……、」
俺は黙ってウエノさんを待つ。
「好きだっつうのは、解ったよ。」
「ほんまですか?!」
やったあ。伝えんのに、どんだけ苦労したか……。
「……そんな尻尾振るなよ、」
「だって、」
好きやと想うんにはそない時間はかからんかった。でも、悩んで、悩んで、悩んだ末に云
い出す事にしたのが、半年前。そっからずっと、二人になるチャンスもなければ、云うて
も茶化されてばっかりやったもん。
「確かにお前は可愛いんだけどな、」
あ、惑ってんな。でも、可愛い、か。年下やし、しゃあないけど。
でも、こんなウエノさんを見るチャンスも、滅多にないなあ。……嬉しい。
「もし、俺が、……お前なんか興味ないっつったら、どうすんの。」
「嫌いじゃないんでしょ、」
もし、って云うクッションを置いたり、そう云う気遣いなしに、付き合えたらええな、
と想う。
「好きになって貰える迄、諦めません。」
俺がそう云うと、ウエノさんは顔を上げて、眼を丸くする。それから、膝を抱えてそこに
頭を沈み込ませた。
「……何て事云うんだよ、」
本心やから、しゃあないもん、それは。最も、こんな事、こんな風に女の子とかにも云う
た事はない。俺にとってそれくらいの価値があるんやって、ウエノさんに解って欲しい。
ウエノさんは暫くして顔を上げた。
「しんや、」
ちょいちょい、っちゅう感じで、ウエノさんが手招きする。
俺が顔を近付けて寄ると、ウエノさんは、俺の首を引き寄せて、……軽く、触れるだけの
キスをした。
「こう云う事か、」
ウエノさんは神妙な顔して、俺の眼を覗き込む。
俺は一瞬のうちに衝動に駆られて、ウエノさんの顔を引き寄せて、口付けた。
ウエノさんが何か云いかけてる時に俺がそうしたから、軽く口が開いてる。そっから舌も
入れて、掻き回した。ウエノさんは、応える訳でも、拒絶する訳でもない。それでも俺は、
夢中でウエノさんの味を探しまくった。
俺はそのままでいたくてたまらないのを堪えて、何とか口を離す。
ウエノさんが、少しぼんやりした顔をした後、唾液の垂れそうになるのを、手の甲で拭った。
俺は口の中で舌を転がして余韻を確かめながら、云う。
「こう云う事です。」
ウエノさんは俯いて、何でか謝った。
「ごめん……、」
「何すか。」
「や、……今の、期待させたら悪いなあと想って、」
いや、解ってるんやけど。応えてきたら、そのまま押し倒す気やったしな。
……ああ、俺って何てあさましいんやろ。
「ちょっと……、最近寂しかったから、……何て云うか。」
「ええですよ。」
美味しい想いさしてもろたし、寧ろ俺にとっては収穫やと想って、今日は諦める。
「ほんなら俺、好きでいてええんですね、」
「ん……、そりゃ構わないけど……、いいの、お前はそれで、」
ほんま、こんな不躾な相手にも優しい人やなあ。
「ウエノさんのそう云うとこ、たまらん好きですわ。」
俺は自然と笑顔になる。ウエノさんは少し顔を赤くしてた。
「人前では云うなよ、そう云う事、」
「云いませんて。」
ウエノさんはもう呑もうとしない。
「俺はええんです、全然。でもウエノさんに俺の事好きンなって貰うんで、覚悟しといて
下さい。」
「覚悟って……、」
ずっと想い続けとったら、ええ事もあるんやなあ。
諦めへんぞ俺は、と心に誓って、またウエノさんの眼を見た。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
すいません、こんだけの話です
各所で報われないシンヤさんを見ていて突如書きたくなっただけです
失礼しました……
>>真ん中22さま
ありがとうです!!
真也が可愛すぎる。けなげやのぅ〜。ほんまに。
22の人さん、ホントにかわいくて優しい話を書きますね───
真也、希望が見えたね!!がんばれ〜
シンヤかわええ…(*´Д`)
こんなにストレートに愛されたら
エラさんもクラクラしてしまうのでは…ハァハァ
>「ちょっと……、最近寂しかったから、……何て云うか。」
どういうことですか!ww
寂しくさせてるのは誰なんすか!!
それにしてもシンヤ可愛くて萌
なんか鰓っぽくないなあ…
真ん中スレの職人が!
>>真ん中22さんどうもありがとう!!
鰓さんはスットコさんと違う意味で
自分が好かれてるのに疎い気がする。
このシンヤみたいに真直ぐ勝負する相手だと…テラモエス(*´Д`)
>>875 ちょwwおまwww
…鰓を泣かせたら許さん。
>>875 そこは機嫌よく名乗り出たらあかんとこですよ
なんなんすかもう…w
ヽ(`皿´)ノ<鳴かせます!
>>881 おお懐かしい。
プロのモデル顔負けの鰓さん(*´Д`)ハァハァ…
>真ん中22さんthx!!!
真也目線モエス
>>881 この鰓さん上手い具合に鰓がないですよねw
アベを隣に置きたい…
肩パットさえあればアベもモデル顔負けだと信じてる!
>>879の関西弁がシンヤに見えて萌えました。(*´Д`)
888 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 23:45:51 0
うん
アベくんは、俺をベッドに押し倒して乱暴にキスをした。
絡み合う舌。全身に滴り落ちる熱い欲望。
アベくんの吐息に触れる度、俺の身体は落ち着きなく跳ねた。
シャツを引き裂かれて、ボタンがベッドや床にバラバラと散る。
胸に顔を埋めたアベくんが、両の突起を嬲る。
レザーパンツに割り込んだ手が、俺のモノを扱き上げる。
方々を一気に責められて、堪らず俺はアベくんの背中にしがみつき爪を立てた。
アベくんの手の動きが速まって、程なく俺はその中で達した。
脱力して両手をベッドに放り投げた俺を構いもせず、尚もアベくんは責め続けた。
下着ごとレザーパンツを剥いで、今し方果てたばかりのそれに指を絡め、先端を柔らかく2、3度撫でて、口に含む。
卑猥な水音。中心を包むアベくんの唇と舌。アベくんの指。
それらを受けて、俺のモノに再び熱が蘇った。
「…入れて…」
微かに漏らした一言に、アベくんが愛撫を止めて身を起こす。
両足を掴まれて、膝を胸の方へと押し付けられる。
力強く、乱暴に、アベくんが俺の中に入り込む。
激痛に身を捩って逃げようとする俺を、アベくんは低く鋭い声で制止する。
「お前が言ったんだろ」
身体を引き寄せられ、深く突き上げられる。
ゆっくりと強く、アベくんのリズムに揺さぶられる。
次第に、痛みは快楽へと変わり、甘ったるい快感が全身を包み込んだ。
アベくんの首に腕を回し、顔を寄せて口付ける。
アベくんの髪を掻き混ぜながら、舌を絡め合う。
真夜中の静寂に、ベッドの軋む音と水音が響いた。
アベくんのリズムが速まる。身体が灼ける。
そして俺は2度目の絶頂を迎え、間もなくアベくんも俺の中で果てた。
それがアベくんとの最初だった。
ネ申キタワァ(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
凶暴なアベ…モエス(*´Д`)ハァハァ…
こんな時間まで眠れずにいたら神に遭遇できましたよと。
>>890様、続きを期待してもいいのでしょうか…
893 :
890:2006/01/10(火) 04:13:00 0
全文書くと余りにも鰓カワイソスなので、取り敢えずエロ部分だけ投下してみました。
>>892 という事ですので、続きはないです。
何故かエラが頭から離れずに眠れなかった
もしやと思って覗いたら神キテタ━(゚∀゚)━!!!!
エラカワイソスでも構わないので全文読みたいと言ってみるてすつ
キタコレ!
と思ったらカワイソスなのか…
確かにこの部分だけでも既に
鰓さんが一方通行な感じがする(つд`)
悲惨萌えができないのでカワイソスの後は
甘いのをお願いしたいです。神様…
897 :
890:2006/01/10(火) 16:10:12 0
投下用に書いたのに放置するのはやっぱり勿体ないwので、置いていきます。
一応最後は報われる感じにしてみましたよ。
898 :
890:2006/01/10(火) 16:10:53 0
"魔がさした"っていうんだろうか。
「アベくんさ、チバとはしないの?」
「…出来ねえよ」
手を出したら夢中になって止まらなくなって、弄り過ぎて壊してしまいそうだから怖くて出来ない。と。
アベくんが、ほんの数分前までは俺に甘い吐息を浴びせていたその口で、チバへの想いを吐き出した。
「ほんとに好きなんだねえ」
「笑ってんじゃねえよ」
肘で小突き合いながら、お互い小さく笑った。笑いながら俺は、自分の身体がひび割れる音を聴いていた。
アベくんの答えは予想通りだったとは言え、改めて聞かされるとやっぱり辛いわ。
…なんで俺、あんな事聞いたんだろ。
アベくんはチバの事が本当に愛しくて。
それはもう恐ろしいくらいに、笑ってしまうくらいに純愛で。
だから、ほんとは今すぐにでもチバを抱きたいんだろうけど出来なくて、自分の気持ちを持て余して苛ついて。
本人は隠してるつもりなんだけど、ばれてんだよね。
いや、気付いてるのは俺だけなんだけど。同類だから解っちゃうんだよ。
アベくんがチバを好きなように、俺もアベくんが好きだからね。
ただ違うのは、俺は我慢なんか出来ない、って事だけで。
899 :
890:2006/01/10(火) 16:12:11 0
俺は、アベくんが欲しかった。
心はチバ以外の誰も手に入れられないと解っていたから、身体だけでも俺のものにしたかった。
でもストレートにぶつかってっても、アベくんは俺を拒絶するだろうし。
だから、本心を隠して近づいた。
アベくんの苦悶が限界まで達した頃を見計らって、悩みがあるなら聞くよ、なんて言って酒飲ませて、
酔ったアベくんを部屋まで連れてって、
「堪えられなくなったら俺を使えばいいよ」
耳元でそう囁いた。
「風俗行ったりするよりも面倒がなくていいじゃん」
努めて軽く、いつも通りの口調で、にっこり微笑んで。
どんな形でもいいからアベくんを自分のものにしたかったから、アベくんが弱ってる所につけ込んで、罠を仕掛けた。
そしてアベくんは、それに掛かった。
「お前はそれでいいんだな?」
そう確認しながらも返事をする間を与えず、
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>>890に戻る。
900 :
890:2006/01/10(火) 16:13:18 0
>>890の続き。
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あの日以来何度となく、俺とアベくんは身体を繋ぎ合わせて来た。
罪悪感を秘めながら、何度も抱かれて、抱いた。
そんな日々を繰り返していたある夜、俺はアベくんに問いかけた。
わざわざ聞かなくても、返って来るだろう言葉は解ってた。なのに何で聞いてしまったのか、自分でも解らなかった。
"魔がさした"、そんな感じだった。
押し殺してた言葉を口にしてしまった途端、俺はアベくんだけじゃなく自分も傷付けていた。
跳ね返った自分の言葉で全身を切り刻まれ血塗れな姿を、アベくんに見られまいと必死に隠した。
後悔しても遅すぎる。でも後悔せずにはいられない。
「出来ない」
そう言ってほんの僅か、アベくんの表情が曇る。
「ほんとにチバのこと好きなんだねえ」
俺は冷やかし気味に笑って言った。アベくんも小さく笑ってくれた。
いつも通り上手くごまかせた。そのはずだった。
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901 :
890:2006/01/10(火) 16:14:28 0
その翌日、殆ど眠れないまま朝を迎えた俺は、ウエノを起こさないようにそっとベッドを離れた。
カーテンを僅かに開けて、まだ静かな街を見下ろしながら、昨日のウエノの事を思い出していた。
「チバとはしないの?」
「ほんとに好きなんだねえ」
笑うウエノの指先が、ほんの一瞬、ぴくりと震えた。
俺自身も、思ってる事全部を打ち明けたら、ウエノに対する後ろめたさで潰れそうになって、一瞬顔が歪んだ。
俺もウエノも肝心な所で詰めが甘い。
あの瞬間、お互いがお互いの本音と罪悪感を確信してしまった。
…もう終わりにした方がいいのかも知れない。俺はウエノに甘え過ぎた。これ以上巻き込んじゃダメだ。
ぼんやりと考えながらベッドに視線を移すと、ウエノが目を開けてこっちを見ていた。
「おはよう。起きた?」
呼びかけてもウエノは、少しだけ開いた唇を震わせて俺を見つめたまま、何も言わない。
「どした?やな夢でも見たか?」
ウエノが手招きする。
歩み寄ってその手を握り、ベッドの脇にしゃがみ込んでウエノを覗き込んだ。
「どうした?」
ウエノが首を振る。
昨日の、ウエノの、微かに震えた指先が脳裏に甦った。
繋がれた俺の手が一層強く握られたかと思うと、もう一方の手で自分の喉を押さえたウエノがゆっくり唇を動かした。
こえ、でない
902 :
890:2006/01/10(火) 16:15:54 0
…俺じゃない。本当に苦しんでたのは俺じゃなくウエノの方だった。
ウエノの気持ちに気付かないふりをして、甘えて、利用して、指先に滲み出た悲しみさえ見なかった事にして、
そうやって自分を甘やかし、ごまかし続けていつの間にか俺は、声を奪い取ってしまうまでににウエノを追い詰めていた。
今になってそれに気付いて、俺は自分のバカさ加減を嫌と言う程思い知った。
数週間経った今も、まだウエノの声は戻らない。
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903 :
890:2006/01/10(火) 16:17:07 0
あの日、声を無くしたあの朝、アベくんは何度もごめんと囁いて、何度も俺の髪を撫でた。
アベくんが呼んでくれたタクシーで病院に向かう間も、アベくんはずっと俺の肩を抱いたり手を握ってくれて、
そうされてるうちに少しずつ落ち着きを取り戻してった俺は、病院に着いたころにはもうすっかりいつも通りだった。
うん。ただ声が出ないってだけで、他のどこも何ともないんだから。ねえ?
俺はボーカルじゃねえし、別に大丈夫でしょ。筆談で十分事足りるよ。
でも向こうはそう思ってくれないようで。
診察は呆気無く終わって、薬を貰って病院を出た。
ちゃんと診ろよヤブ医者!!と声を荒げて病院の塀を蹴るアベくんを、落ち着きなさいよと笑って宥めた。
「…ごめん。」
アベくんが申し訳なさそうに呟いた。
それから、チバやキュウ、スタッフみんなに状況説明をして。えらい心配されて。
最初は過剰な程心配されたけど、あっという間に態度は元通りになった。
その中で、アベくんだけがいつまでも、まるで壊れ物でも扱うみたいに接してくる。
自分の所為で、みたいな顔をする。
アベくんが責任感じる事じゃないのに。俺自身が何とも思ってないんだから、気にしなくていいのに。
…て言っても無理か。アベくんは、俺が混乱してるとこから全部見ちゃってるしねえ。
『初めはびっくりしたけど もうだいじょうぶだから』
2人きりになった部屋の中でそう書いて見せたけど、逆効果だったらしい。
904 :
890:2006/01/10(火) 16:17:33 0
「今は誰もいないんだから、無理に笑わなくていいんだよ」
アベくんが悲しそうに言う。
無理なんてしてねえよ、と首を振っても、
「お前がこうなったのは間違いなく俺のせいだよ。お前が苦しんでるのに気付いてやれなくて悪かった」
ごめんとか悪かったとか、違うよアベくん。アベくんは何も悪くないじゃん。
俺がアベくんを誘ったのが悪かったんだよ。俺が欲を出さなきゃ良かったの。これは自業自得…。
「うん、それでいいんだよ」
アベくんの親指が俺の頬を滑る。その手が頭の後ろへと回って、俺を抱き寄せた。
「全部吐き出せ」
アベくんに抱きしめられながら俺は、自分が何で泣いてるのか考えていた。
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905 :
890:2006/01/10(火) 16:19:04 0
ウエノは俺にしがみついたまま、身体の水分全部枯れるんじゃないかと思う程泣き続けた。
それからどのくらい経っただろうか。
ウエノが、はあ、と大きく息を吐いて、バツ悪そうに身体を離して薄く笑った。
「大丈夫?」
うん、とウエノが頷く。
「俺に出来る事あるか?」
うん、とウエノが頷いて、俺の首に両手を回してキスをした。
また傷付ける。そう思って一瞬退いた俺を、腕に力を込めてウエノが引き寄せた。
唇から首、鎖骨へと唇を滑らせながら、ウエノが俺のシャツに手をかける。
ボタンを外し終わると、露になった胸の突起に吸い付く。
堪らず息を荒げた俺を見上げて、ウエノは嬉しそうに笑った。
胸から臍へ、ウエノの唇が落ちる。ウエノの手が、ジーンズの上から俺のモノを弄る。
刺激に打ち震えながらも、このままでいいんだろうかと考えた。
906 :
890:2006/01/10(火) 16:19:26 0
「ウエノ」
ウエノの肩を掴んで、身体を引き剥がす。
ほんのりと上気した顔が俺を見上げた。
「お前は、これでいいのか?」
ウエノが首を傾げる。
「俺がチバを好きなのは解ってるよな?」
一瞬、ウエノの顔が強張って、弱く頷いた。
「っあー、違うわ。ごめん、そうじゃなくて、あの、…ね?同じ"好き"じゃないけど、いい?」
ウエノが更に首を傾げる。
「ああ、俺説明すんの下手なんだよなあ」
うんうんと何度も頷くウエノの頭を、うるせえ、と軽く叩く。
「あのね。チバを"好き"なのと、お前を"好き"なのとはジャンルが違うんだよ。でもどっちも同じくらい"好き"なの」
「…はあ!?」
------------------------------
907 :
890:2006/01/10(火) 16:20:29 0
余りに突然で、俺もアベくんも驚いて固まってしまった。
いやー、こんな事であっさり元通りなんて、我ながらベタ過ぎて恥ずかしいわ。つーかさ、
「アベくん今"好き"って言った?」
立ち上がって、まだ固まり続けるアベくんの肩を揺さぶりながら、もう一度聞く。
「俺が好きなの?」
「…うん」
「メンバーだから、とかそういう意味じゃなくて?」
「うん。…お前何、何で急に喋れるようになってんの?」
「よく解らんけどアベくんのお陰だよ。ありがとう」
そう言って、アベくんを抱きしめた。
「ん?おお、よかったなあ。よかったよかった。ほんっとよかったあ…」
アベくんが、俺の頭をぽんぽんと撫でながら言う。
「ウエノ」
「ん?」
「さっきの続き、してくれる?」
「…何だよ!もうちょっと余韻に浸らしてくれよ!」
「いいじゃん。快気祝いくれよ」
「アベくんさ、そういうのは催促するもんじゃないんじゃないの?」
「だってさ、途中で止めちゃったから気持ち悪いんだよ」
「…んー、まあそうだねえ」
908 :
890:2006/01/10(火) 16:21:01 0
にこにこと笑うアベくんが、俺の手を牽いて歩き出す。
寝室に入ると、2人で顔を見合わせて、せーのでベッドに飛び込んだ。
それから朝まで何度もやりまくって、終わった後は夕方近くまで泥のように眠り続けた。
「こんなにぐっすり寝たの久しぶりだなあ」
目を覚ましたアベくんが、俺の顔を見ながら心底嬉しそうに言った。
------------------------------
909 :
890:2006/01/10(火) 16:22:08 0
終わりです。
微妙なものを長々と書いてすいません。
>>890様、乙でーす!ありがとうございます!
鰓幸せラストでよかったー! 。゚(゚´Д`゚)゚。
病院の塀蹴るアベくんカッコヨス
えっ何このいい話…!!!!
声でなくなったところで軽く泣きかけたけど
最後には鰓が幸せになれたので良かった〜。
890様、ありがとう!
>>890様!ありがとうございます…!
ハッピーエンドで良かった…
私も悲惨萌えできないので
どんなカワイソスなラストなのかハラハラしました…
チクショーエラカワイイゼ…(ノд`)
>俺はボーカルじゃねえし、別に大丈夫でしょ。
エラさんこういうこと言いそう…。
そういう問題じゃないんだバカー!
好きって言ってもらえて良かったね。・゚・(ノД`)・゚・。
>>890さん本当にありがとう!!
>こえ、でない
人魚鰓を思い出してしまった。
今日、鰓と会ったしんやが浮かれてるような気がしてならないw
新年初対面なのかな?
カワユス…(*´Д`)
既に5日に初ビオグは済ませてるのにねw
鰓に会ってやっとシンヤの2006年が始まったのかな。
あけましておめでとう!ってはしゃいで言い合ったっぽいな〜ww
本当だ。新年一発目の書き込みじゃないんだw
シンヤwww
年明け初鰓があまりに嬉しすぎて、向かいに座る鰓の写メが照れて撮れず
思わずダルマ寿カプチーノを撮ってしまう真也wwww
>>923 ソレダ!!!!!
いやマジで、そうとしか思えないw
[.=・з・]oO(シンヤはかわええなぁ〜。)
かわいいシンヤにヤられたいんでしょ?(;´Д`)ハアハア
煤S(;`皿´)ゞ
あなたはいつでも好きにできるじゃないw
[=*.・з・]。oO(アベくんはかっこいい…)
ヽ(*`皿´)ノ
そんなに嬉しいなら、鰓を鳴かせてちょうだいよアベくん。
[*=.・з・]シンヤはかわいい…
(`皿´) はいはいわかったわかった
[=.・з・] 言いながら押し倒さないように
あの系統の顔が好みなんだね鰓さんw
レディキャロビオグの鰭酒飲んでるのもしやウエノ?
ちゃんと出来てたら…て言うてるし。
鰓が鰭かぁw
社長初書き込み?!
あの不安げな書き込みっぷりがかわええwww
きっと鰓だね…かわいい
シンヤかパッチに教わったんだろうと思うとテラカワユスwww
‖*´_ゝ‖oO(弱気なウエノさん、かわえぇ。)
‖**´_ゝ‖φ ほな記念にコメント書いたろ〜
ワロスw
お前が書くのか
不安げなリーダーにときめいた(*´д`)
なにあの不安げな文章
萌える…(*´д`)
内容が鰭酒でも萌えるwww
鰓が今まで書き込まなかったのは、メンドクサイからではなく
やり方がわからなかったからなのか?
…カワユス…
‖*´_ゝ‖φ゙ あなたの恋人になりたい… シンヤ、と。
(*`皿´)φ゙ ここ鰭に変えたれ。えなり、と。
うはw邪魔がwww
そして 新年会写真の鰓と真也が双子かペアルックに見える件w
ここ数日のビオグはネタ満載だね
本当だwペアルックwww
ライブないけど萌えどころ満載
不安なあまり写メさえピンボケw
鰓カワユス(*´Д`)ハァハァ
(*`皿´)<俺のウエノ、可愛いだろ?
‖*´_ゝ‖<いつか貰いますから。
(゚ ё ゚)<シンヤ…
ミ*`_ゝ´彡 実はこのスレで最初にエラをお菓子たのは俺。
>>951 えーと待てよ…
それはふ菓子だった…?w
‖*´_ゝ‖<そうです。
もうどこがどこだかwww
ウエノが自分のものになるなら、
ヤル方でもヤラれる方でもバッチコイ!!の真也www
鰓さんが欲しくてたまらないシンヤ萌エス(*´Д`)
580くらいで次スレ?
961 :
960:2006/01/13(金) 03:08:58 0
すいません誤爆ですorz
ドンマイ
どっから来たのか気にはなるがw
今回のビオグのふわーんとした書き方は鰓かな?
鰓っぽいやね…
一度書き込みしたらクセになったんだろうか?w
あれだけ反応あったら書き甲斐あるかもねw
コメント読んでないかもしれないけど…
シンヤかパッチが「反響すごいっすよ!」とか言ってあげたかなぁ
「なに?どこ見るの?」ってシンヤの携帯をふたりで覗き込んだりして…(´∀`*)
3人で書かれると見分けが難しくなってくるな〜w
鰓さん時分が写ってる写真もウプしてくれwww
みんなレスつけてやれよw
>>966 2人に比べてテンション低めな感じの時は鰓…って見極めかな?
>>965 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| ° ° |
| ◯ ◯ |
| ┏━━━━━┓|
| ┃見つめちゃ. ┃|
| ┃いやん ┃|
| ┃(゚ ё ゚) ┃|
| ┃ .┃|
| ┃. ┃|
| ┗━━━━━┛|
\ ◯___ _◯/
(_|__|_|__|_)
/ i ヽ
/ ⊂⊃__⊂⊃ ヽ
| ( ○ ) |
| (⊆)  ̄ (⊇) |
| (1 )(2 )(3 ): |
| (4 )(5 )(6 ): |
| (7 )(8 )(9 ): |
| (* )(0 )(# ): |
| (口) (≫) |
\ ∀ /
\_____/
970 :
969:2006/01/13(金) 23:18:23 0
すまんズレた…orz
>>967 ヤダよ、あそこにコメントしてるやつら、イタイやつばっかなんだもんw
もー誰が書いたのかわかんなくなるから、
真也みたいに鰓って最後に名前付けてくださーい。
ちなみにあの写真をパッチだと思ってしまったのは私だけなのか?
そろそろ次スレ?
前スレにリンクいる?
なくてもいいとオモ
右や真ん中のURLも貼らない方がベターかな。
一言、
「ヒント:右や真ん中もあります。お好みでどうぞ。」
じゃだめ?
1スレ見つけたら自ずと…って感じだから
それさえ無くて良いと思うよ
977の <お菓子のお召し上がり方> みたいで面白いけどねw
シンプルがいいとオモ
立てられなかった…orz
どなたかよろしくおねがいします
乙でーす(*´∀`)
プ厨が右に降臨してるから、みんな向こうに移動中なのかな?www
向こうでハァハァしてきたw
鰓さんはどっちでもエロくていいね(*´д`)
右のエラがカッコヨスなほど「鳴かしてやりてー」と悶える自分って・・・ orz
>>984 同じくノシ
思いっきり鳴かせてやりたい…ハァハァ
>>981 乙です!
こっちにもまた神様が来てくれますように(*´д`)
>>982 まさに右に行ってた。
鰓さんならどっちでもいい(*´∀`)
988 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 20:06:12 O
>>983-984 ああいうカッコヨスなエラさんが不安げにしてたり
かわいいこと言ったりするのがたまらな(ry
本スレの恥ずかしがってベースで体を隠していたという鰓に萌えてしかないw
自分で準備した衣装のくせに!ww
美脚を晒す鰓(*´д`*)ハァハァ
990なら今年もエロスは加速
よし!加速ケテーイ(*´∀`)
これ以上加速するんですかエラさん(*´д`)ハァハァ
[=.・з・]y-~~<エロさはどうしようもないね。天性のものだから。
‖*´_ゝ‖φ゛oO(今日のウエノさんは昨日よりエロかった。
どうしたらええんやろう…と。)
襲えwww
[=.・з・]<性生活が充実してるんだよね
(`皿´)<ね
‖*´_ゝ‖<ウエノさん、そんなん言わんでもw
‖#´_ゝ‖oO(「ね」ちゃうわぼけ)
ウエノエロス
[=.・з・]そう?
999ならウエノ大金持ち
1000ならウエノ無敵の床上手
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。