内田と男タチ14

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15ほのぼのえっちさん
佐藤さんの話続きです。5レス分です。

青年に過酷な宿題をさせていた数週間、男は自分も努めて青年の精液を飲むか味見するようにしていた。
そもそも重度の変態紳士である男だ。便以外の分泌物は大体味を知っている。相手が嫌がって悦べば何でも出来る。
精液だからといっても相手が青年なのでさほど抵抗はない。女にも様々な傾向があったが、精液にも日や回数によって違いがあった。
自分のものしか比較対象がなかったが、若い割に匂いや味が淡白かもしれない。雄臭さがないのだ。
4日くらい溜め込んでもそうなのだから、これもホルモンのバランスなどが影響しているとすれば興味深い。
ただ観察だけではなく男にはもう一つ目的があった。物理的に飲み込むことに慣れておかないと、青年にやがて飲ませる説得力がない。

男の口の中に出してしまう気まずさを耐えながら射精する青年の表情は男の好物だった。
出てしまう、という焦った顔、出してしまった後の気まずそうな顔。そして男がそれを飲んでしまう時の、眉間に皺を寄せる怯えたような呆れたような顔。
更には、男のモノを咥えている時に飲めと言われるんじゃないか、と不安そうにする顔。
その不安そうな顔が堪らなく好物で、男はまだ青年に口内射精したことがない。
聡明な青年のことだから、そろそろ言われるだろうし言われたら断れない雰囲気だと思っているだろう。そういう緊迫した空気感も勿論、男の好物だ。

アナルプラグを使ってからだろうか。青年は日増しに色っぽくなっているように見えた。忙しくても週に一度は必ず会ったが、佇まいがどうにも艶っぽくてついやり過ぎてしまう。
自分も疲れるのだからセーブしたいのだが、別れた翌日にはもう青年の尻を揉みしだきたくなるから始末が悪かった。
男に身体を自由にされることに慣れてきた青年が、どんどん美しく妖しく変化していくのが男の一番の楽しみになっていた。
青年を初めて脱がせて2ヶ月だが、こんなに長く女に電話しない期間は今までなかった。

この日、男は珍しく夕方前に仕事に区切りがついたので、目を通していない報告書をいくつか読むために青年のバイトする喫茶店へノートパソコンを持って行った。
今晩は彼を誘っていつものコースの約束をメールで交わしていたので丁度いい。
バイトにアナルプラグを挿してくるようにメールを送ってからは無視されていたので顔も見たかった。ついでに尻も観たかった。
「いらっしゃいませー・・・なんだ佐藤さんか」
青年はペロリと可愛く舌を出して男に背中を向けた。今日も抜群にスタイルが良い。腰はくびれているし尻はバイーンと音が聞こえそうに大きく、テカテカのズボンが丸みを光らせ見せつけている。
爽やかな好青年だから気付かない客は気付かないだろう。しかし、一度このアンバランスなエロスに気付いてしまえば通い詰めるしかないんじゃないかと男は心配になる。
店内を見回すと、幸い自分のように青年の尻を見つめる変態は居ないようで安心した。こんなエロスが歩いているのに気付かない連中は愚鈍だと同情する。固定観念は世界を狭めるだけだ。