鳴「狛と喧嘩してる時に言ってただろ?鬼子が逆時鬼のせいで小日本との時間が逆になったんだ。それを元に戻
す為にだな」
チ「言ってたか?まぁ、その手の薬ならあるぞ。ほら、コイツだ」
トンッとカウンターの上に小瓶を置く。中には灰色のドロドロした液体が入ってる……
コレはどう見てもヤバい薬だろ……
チ「これが、逆時期の効果を僅か一時間で元に戻せる薬だ。すんげぇ不味いけどな」
鳴「それは知ってる。まぁ、薬があるなら役立つ。さっさと帰って元に戻そう」
夜「イエッサーッス」
そう言って店主のチチメンを含む4人で帰路についた。
4人乗りの乗用車なんだが……促進剤のせいで4人も乗れないのでチチメンには人化は止めてもらった。
狛の方に止めてもらおうかと思ったが、結構な歳の犬神なので体がデカイとのことで止めた。
レンタカーなのに潰されたら割に合わない。
――事務所!
鳴「たっだいまー!ってなんだ!?部屋が羽だらけに!?」
小「あ、どうでした?」
鳴「いやぁ、薬は手に入ったから直ぐに戻すよ」
小「ッチ……」
鳴「あれ?今舌打ちしたよね?」
小「してませんよー」
鳴「イイけどさ……日輪達は?」
小「日輪さんならあそこで柴に洗脳を……あ、今日は鶏鍋と魚焼きがいいですか?」
ふと、日輪が居る部屋の隅を見てみると柴にずっと乳の話をしているようだ。
可哀想に……動けないせいか、涙を流してる……眼の焦点もやべぇ……
鳴「え?いや、食事は要らないけどってヒワイドリ、ヤイカガシ!?」
ヒ「た、助けて……」
ヤ「ワリとまじでぇん!?」
小「あー、駄目じゃないですか。食品は喋らないのが普通なんですよ?」
足で押さえつけられる二匹。人化も解けている状態で羽が無くなった鶏と塩漬けにされてる魚をみると
可哀想とも思えてきた。泣いてるし……まぁ、それ相応のことはしたんだろうけどな。
夜「陽介ぇ……手伝ってっスよ。ってなんスか?この部屋の散らかりようは」
鳴「アレ」
夜「だいたい分かるので詳細は聞かないっス」
狛「こに!鬼子は大丈夫か!?」
小「大丈夫ですよ。私がしっかり守りましたから」
何時のまにか紐で二匹の足を括って、釣り上げて狛に見せる。
あの笑顔がもっと違う方向に向けば良かったのだけれど……
ヤ「なんだろうか……」
ヒ「なんか……快感になってきた」
どうやら二匹は特殊な方向へ目覚め始めたようで……
狛「お、おぉう……それは良かった……」
柴「んんー!んぅんー!」
狛「あっ、忘れてた……待ってろ、今解いてやるからな」
日「えっー、もう解くの?あと7時間は話したい気分」
狛「止めてやってくれ、コイツはもう限界だから」パキンッ
柴「うわぁあああああ!お前らなんか大嫌いだ――――!!」