PINKのおいらロビー自治スレ3

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298ほのぼのえっちさん
テトはお茶を入れた。全員に配る。

ルコ「でも、物が不足してるってのは痛いですよね。」
テト「仕方がない。物流が正常になればモノ不足は解消する筈だ。」
ルコ「でも先輩、フランスパンが無くって気落ちしてたじゃないですか。」
テト「あ?ああ、あれか。誰ぞじゃあるまいし、騒ぎ立ててどうするよ。」
リツ「でも、先輩、凄ーく落ち込んでた。」
テト「まぁ、確かにな。しかし、あたしから率先してフランスパンガーとは言えんだろうが。」
ルコ・リツ「ですよねー」

テトは鬼子を見た。
テト「鬼子、どうした。」
鬼子「お蕎麦がぁ〜」
どうやら蕎麦が不足しているのを思い出したらしい。
テト「品不足ならそのうち解消するだろ。」
鬼子「でもいつまで続くんですかぁ〜」
テト「バグハウスにも物が届いてるんだから、そのうち届くだろうが。」

ちなみにバグハウスと言うのは無音ゼロが社長をしているスーパーのことである。
店員は皆真っ黒でウザいことに定評があった。看板というか、会社のマークにもこの店員が使われている。
ちなみに秘書はアリスと言い、初音ミクに似ているが、同一人物でないのはツインテールの長さとか体形を見ればわかる。

鬼子「でもぉ〜お蕎麦がないなんて〜」
テト「蕎麦屋があるじゃないか。」
鬼子「あそこ雰囲気嫌いなんです。」
テト「そうか?普通に蕎麦を頼んで、頼んだモノを食って代金を払うだけだろ。」
鬼子「だからぁ〜雰囲気がぁ〜」
テト「あそこはあれがウリだからな。」
ルコ「あれがウリだったんですか。」
テト「うん。」

三人は肩を落とした。

この町にある、そば処「のろいね」は呪音キクが主をしている蕎麦屋のことだった。
蕎麦は旨いのだが、店が辛気臭かった。主が主だから仕方がないが、
人によっては絶対来たくない店の一つに数えられる。

テト「ああ、そういえば最近新しい店員を雇ったんだっけ」
ルコ「なんか嫌な予感しかしない。」
鬼子「まさか」
テト「なんか、皆に相手にしてほしいって言うんであそこを紹介したら、キクと意気投合したらしいぞ。」
三人「絶対行きたくない」

そば処「のろいね」には殺音ワラと病音ヤミという店員がいた。ワラは接客と調理兼任。ヤミは接客専門だった。
しかし、病音ヤミは病人だったため、他の二人の負担が増えることとなった。
ワラとキクは他の店員を探したが、店が店なので誰も近寄らない。
そんなとき、この店に相応しい少女が来た。名前を綿抜鬼という。