PINKのおいらロビー自治スレ3

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286ほのぼのえっちさん
  暑い。もうすぐ春だと言うのは分かっているが、事務所内が暑すぎる。
  原因は分かっている。人数が増えすぎたせいだ。
  狭い廃墟のビルを管理がてら借りているというのに……暑くて溶けちまうよ!
日「溶けないですよ」
鳴「読心!?」
日「心の鬼っていう肩書きを忘れてもらっちゃ困りますよ」
  え?ということは今まで考えていたことをずっと見られてたってこと!?
  恥ずかしい……
ヒ「あ、そうだ。鬼子」
鬼「なんだヒワイドリ」
ヒ「落し物です」
鬼「おぉー、ありがとう?」
ヒ「なぜ疑問形」
鬼「なんとなく」
  出前の蕎麦を食べ終えた鬼子にヒワイドリが何かを渡していた。
  目を凝らしてよく見てみると、もの凄い形相をした般若面。
  え、怖い。大人というか24歳のお兄さんでも怖い。
鳴「ヒワイドリ。それ、何?」
ヒ「え?どれだよ?」
鳴「そのお面」
ヒ「あぁ、般若面ね。鬼子のお面だよ」
鳴「鬼子の?この事務所に来てからは付けてなかったぞ?」
ヒ「山で落としてたんだよ。それを俺のセンサーが発見したってわけさ」
鳴「あぁ、そういう事。変態センサーね」
ヒ「失礼な!愛ゆえにだ」
鳴「そんな一方的な愛は駄目だと思います」
ヒ「現在354万回振られてます」
鳴「ごめんなさい。お気持ちをお察しいたします」
ヒ「ありがとう……今夜、居酒屋で乳の話を聞いてくれるか?」
鳴「聞くわけねぇよ!」
ヒ「可哀想って思ってくれたんじゃないのか!?」
鳴「自業自得だ馬鹿鳥。さっさと鬼子を元に戻す方法を探すぞ」
  足元でブーブー言いながら走り回ってる鳥は置いておいて……早く元に戻す方法を探さなくては。
  三階の資料室に置いてたっけな。あー、探さないとな。