PINKのおいらロビー自治スレ3

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261ほのぼのえっちさん
…何やってるんだ。間違えて自分も上げてしまってるし。以下、十五話分投下。
自分なりに刀を背負い、縁結びを行う小日本を説明できそうな話を考えてみました。


水撒きをしている柚子の前に、若般さんと田中さんがやってきた。
田中『こんばんは〜。一晩泊めてもらって良いですか?』
柚子『えぇ、大丈夫ですよ。お部屋は空いてございます。確か鬼子さんのお友達ですよね?呼んで来ますね』
その様子を物陰から小日本がジィッと睨んでいた。

第十五話:小日本はどこから来たの?

旅館に入ると、ヤイカガシに跨った小日本が待ち構えていた。新聞紙を丸めた武器(?)を持っている。
小日本『田中〜!ネネさまを連れて行くな〜!帰れ〜!!』
ヤイカガシは尻をペシペシと叩かれると、仕方無さそうに前に進む。無理やり馬とされている状態だ。
柚子『ハイハイ、お客様に乱暴はいけませんよ。絵本なら私が読んであげますからね〜』
すぐにたしなめられて、奥へと引っ張っていかれる小日本。振り返り、田中さんに向かってアッカンベーをしている。
鬼子『あの…お待たせしました。ようこそお越し下さいました。本日はごゆっくりとお過ごし下さいませ』
田中『そんなに畏まらなくても良いって。ちょっと温泉浸かりにと遊びに来ただけだし…』
ハンニャー『あたしは先にお風呂頂くわね。…なんか変な気配もするけど、本当にここ大丈夫なの?』
訝しげにキョロキョロと見渡しながら、奥の女湯へと向かっていく。
田中さんを先に客室へ通すと、そこには既に小日本が待ち構えていた。背中の刀を無理やり抜こうとしているが…抜けない。
小日本『う…う〜。この刀さえ使えればネネさまをたぶらかす人なんてぇ〜』
田中『べ、別にたぶらかしなんてしてないよ?…小日本ちゃん、鬼子ちゃんを取られたみたいで寂しいんだ?』
刀を無理に抜こうとした小日本は、ひっくり返り外へ転がった所をヤイカガシにキャッチされ、また何処かへ連れて行かれた…。

田中『…ねぇ、小日本ちゃんって、鬼子ちゃんの妹で合ってる?とっても仲が良さそうだよね〜』
鬼子『そうねぇ…でも、本当に妹って訳でも無いのよ。あの子は言ってみれば神様の一人なのかも知れない』
田中『それって、どういう事?若般さんが「心の鬼」と呼ばれる者も、力をつければ別の存在になるって言ってたけど、まさか…』
鬼子『あの子には去年の春頃に出会ったの。私が「後悔の念」から産まれた心の鬼を退治したときにね…』