PINKのおいらロビー自治スレ3

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220ほのぼのえっちさん
 誘いを断ったのはデートのため。
 デートの相手は私の大好きな人。
 知ってたはずなのに。
 分かってたくせに。
 信頼していたのに。
 何を言っても受け入れてくれてたのに。
 それなのに。
 こんな形で。
 親友は。
 大好きなのに。
 応援してくれてると。
 想ってたのに。
 嘘だったの?
 騙してたの?
 ひどい。
 ヒドイ。
 酷い。
 どうして?
 どうして?
 どうして?
 どうして奪ったの?
 どうして踏みにじったの?
 どうして? どうして? どうして?
 どうして裏切ったの?
 私の全部を受け止めてくれるフリをして、本当は。
 嘲笑ってたの?
 
 たった一人の親友に対する信頼と情愛は、同じだけの憎悪と嫌悪に反転したわ。
 それでも女の子は、その感情を外に爆発させられなかった。
 だって、女の子は。
 男の子が大好きだったんだもの。
 もしも親友にこの感情をぶつけてしまったら、男の子に嫌われてしまうと。
 そう、恐れたから。
 男の子に嫌われたくないと、願ってしまったから。

 だから。
 女の子は外に感情をぶつけられず、持て余す感情を昇華できず抱え込んだまま。
 手首を、切ったんですって。

 残り少ない日記に血で文字を書いて。
 女の子は、息を引き取ったそうよ。
 
 ――くすくすくす。
 
 嫌われることを恐れる必要なんてないのにね。
 結局、恋は叶わないのだから。
 
 それにしても。
 同じクラスの男の子を大好きな女の子がいて。
 女の子には、相談を持ちかける親友がいるなんて。
 なんだか、似てるわね?
 これってきっと、よくある話かもしれないって、そう思わない?
 
 ――くすくすくす。
 ――くすくすくすくす。
 ――くすくすくすくすくすくす。