>>290 久しぶり
レヴィンが必ず底まで打鍵する者が少ないと苦言を呈しているね(大昔の話)
下部雑音を嫌った(雁部はともかく)ミケランジェリは押し込んだ弾き方ではなかったようだが
ハーフタッチの怖いところは音抜けもそうだがこもったような音になって飛ばないこと
ハンマーが弦を打つという点では同じはずなのに、なぜ違いがあるのか、常々不思議に思っている
ある先生はpで早いパッセージは必ずハーフタッチを要求したのだが(ブリリアントな音が必要だと思われる場合ですら!どうもそういうパッセージを弾く際の共通のコツだと思っているようだった)
fについてだが、汚いf!このところ立て続けに3回ほどリストを聞いているが、汚いfが多い
若くて勢いで弾いているピアニストのコンサートが多かったせいでもあるが
しかし、十分体格もよく、手も大きいのにきちんとfが出せないピアニストが多い気がする、
迫力ばかり追求しているようなピアニストのブッ叩き音は不快(しかし聴衆も指さえ回って
大音量ならブラヴォ!なんだからそれでいいのか、興行的には…リスト自身もそっち系だった
可能性もあるし)しかし
>>290の言うとおり、そういうピアニストは音量があってもpも
イマイチで、歌えてなくて平板な演奏が多いようだ
(自分のことは棚にあげといての言いたい放題だが…
自分は−丸みのあるfなんてどうやって出すんだ!レベル)
自分の出している音を聴くのは本当に難しい、自分の頭の中では「こうあるべき音」が再生されているので、
そちらばかり聴いてしまって、自分の指の出す結果まで気がまわらない
(というか現実を直視したくない心理が働いていると思われるw)
そこで録音ですよ
しかし更に最悪なことに、自分の録音は脳内補正を掛けて聞いていることにこの間気づいた
自分の録音と気づかず聞いて、「ひでぇ」と思ったら…
>ピアノ奏法の第一のコツというのは、力に逆らわないことです。
重力・重み、音楽の自然な流れ、パルス、リズム、その他諸々、
それら全てに「力」は 存在します。水が上から下へ流れるが如く、
それらの動きを妨げずに力の動きを流れさせることが 理想的です。
至言だな
自分が言われる「音楽の流れ、これが絶対的に重要」「上半身から肩、腕、手首、
指先までの力や重みの流れをせき止めるな」と同じで、よく理解できる
(理解できるのとできるのは哀しいことに違うが)
>>290の言っていた感性の教育だが、この間のリストを聞いて納得した部分がある
やはり技術先行の教育には問題がありそうだ
感性の教育に興味が出てきた
>>290の感性を伸ばすレッスンについて、暇なときにでも書き込んで欲しい