★ _BACH平均律総合スレ_ ★

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64ギコ踏んじゃった
>>61
いいや、蒸し返させてもらいますよw

・19世紀にリーマンやヘルムホルツが『Das wohltemperirte Clavier』を12等分平均律と結びつけていた
・その解釈に従って日本では平均律と訳された
・1947年、バーバーがバッハは不等分律を使用していたと発表
・それにより平均律は誤訳だと認知され始める
・1985年、ラッシュが『Das wohltemperirte Clavier』は12等分平均律によるものであると発表
・2001年、東川がバッハは平均律を使用していたと発表
 (18世紀当時、ヴェルクマイスター律と平均律は同一視されていたという説)

未だ決着はついておらず、すぐに誤訳と決めつけられるほど単純なものではないというのが専門家の見解。
ましてや中卒>>55のように「あほ日本人」による「無知と誤解に基づく」「甚だ的外れな誤訳」というのはトンデモナイ話。

ちなみに「よく調律された」または「程よい具合に調律された」は上記バーバーによる解釈。
もちろん直訳しても同じ意味になるが、ではどういった調律法なのかが焦点であるので、やはり解釈に
基づいた和訳をすべきだろう。
バーバーの説が正しいなら、平均律ではなく『不等分律クラヴィーア曲集』あるいはバッハが使っていたと
有力視される『ヴェルクマイスター律クラヴィーア曲集』でいい。ヴェルクマイスターという言葉が
題に入っていないが、音律が問題視されている以上、解釈に基づいて和訳されるならこれでOK。
大雑把でいいなら『古典調律クラヴィーア曲集』

余談になるが、現在出回っているピアノはほとんど全て平均律で調律されている。
これは19世紀に多くのピアノメーカーがそれに足並みを揃えて生産したことによって広まった。
というわけで、鍵盤音楽の旧約聖書と謳われる『Das wohltemperirte Clavier』は一応平均律ということに
しておかないとメーカーにとってなにかと都合が悪いんだよ、といった与太話もある。