続き
それに対してソフトバンクは、ワイヤレスジャパン2009の松本副社長の説明では、
2010年の3月にPDCを停波したあと、1.5GHzでHSPA+のサービスの開始を予定している。
最初のスタートは、イーモバイルと同じく、データ通信端末かも知れないが、
データ通信端末はソフトバンクにとっての主戦場ではない。
出来るだけ早い時期に、音声端末、特にスマートフォンの投入を開始したいところ。
クアルコムはHSPA+に対応したチップセットのデモでAndroid搭載試作機やWMの動作を披露
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090110/322655/ また来年の夏にも提供される次期iPhoneは21MbpsのHSPA+で開発中との噂
Rogers booms with iPhone, starts rollout of 21Mbs HSDPA Network
http://www.9to5mac.com/rogers-21mbs iPhoneは世界共通ハードだから日本独自の1.5GHzには対応しないという意見も有るが、
Appleが日本市場を重視すればソフトバンクの要望を入れて採用した絵文字対応のように、
日本の周波数に対応はありえる。またソフトバンクは、HSPA+版のiPhoneが2GHzのみなら、
将来的には1.5GHzの次に2GHzでもHSPA+をサービスする可能性もある。
どちらにしろソフトバンクは遅くとも2011年には複数の音声端末でHSPA+のサービスを
開始し3.9Gの高速サービスではドコモをリードする可能性が高い。
ドコモのLTE音声端末でのサービスの2012年予定より1年かそれ以上早い。
世界的にも現在W-CDMAをサービスしている主要キャリアは、AT&Tを初めとして、
まずは現行の設備で対応できるHSPA+のサービスを先行させる。
これは、ソフトバンクにとって端末の調達で有利なことを示している。