WILLCOM ウィルコム 総合 337

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626非通知さん
>>605
> XGPが失敗する確率はほとんどない。
かなりあると思うよ。

まず一番は、周波数。この点はWiMAXも共通だが2.5GHzでは本来1.9GHz、あるいは2GHzより大幅に基地局数が必要。
出力を上げるなどである程度対応できるが、障害物の陰、あるいは屋内への浸透性の悪さはいかんともしがたい。

次は、技術的にWiMAXの亜種であること。XGPはWiMAXに自律分散などを取り入れて改良したことになっている。
しかし実際には技術は日進月歩。WiMAXで確立した技術、チップセット、あるいは内部の制御用ソフトなどを
いじくってXGP用にモディファイしているあいだに2年程度はWiMAXは進んでしまう。言い変えると、XGPは2年程度前の
WiMAXと同等の技術でしかない。その証拠のひとつが現時点でWiMAXは理論値40Mbpsでサービスインしているのが、
XGPはこれからサービスというのに最大20Mbps。WiMAXの次のステップは80Mbpsを予定しているが、
XGPが80Mbpsに対応できるのはかなり先だろう。というか、その前に40Mbps化できるかどうかさえ怪しい。

そしてある意味最大の問題なのがウィルコムの財政基盤の弱さ。既存のPHS網を生かすにしても、
基地局網の展開速度がUQに比べると遅い。
今更ながら、ウィルコムは2GHzのWiMAXで勝負するべきだったと思うよ。そうすれば技術的にはUQに遜色なく、
周波数の近い現行のPHSの基地局網に併設で、周波数の有利さで勝てる可能性があった。