〓SoftBank 新機種/総合/雑談 Vol.236

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625マイドきっさ 携帯戦国絵巻 2009/02/10
お断り:以下の話はフィクションであり、実在の個人・団体とは一切関係がありません。
侍A:追っ手が来たぞ!くそう、だめだ。捕まってしまう!
侍B:もうすぐ天守閣だ。早く逃げ込め!
侍A:よし!何とか逃げ込めた。扉を閉めるぞ!
 ふう・・・これでしばらくは何とかなる。
侍B:しかし、完全に取り囲まれてしまったな。
 階段も塞がれて、上の階にも上がれないし。まいったな。
侍A:とにかく携電で援軍を呼ぼう。
 ・・・あれっ、ない。逃げる途中で落としたか。
侍B:大丈夫だ。オレのがある。援軍を呼ぶぞ。
 ・・・あれっ、通じない。おかしいな。
侍A:どうした。なんで通じないんだ。
 ・・・おい、これ、なんだよ。圏外じゃないか。
侍B:変だな。お城の中はどこでも通じるはずなんだがな。
侍A:ちょっと見せてみろ。・・・なんだ、これ?
侍B:え、どうかしたか。
侍A:おまえの携電、犬印じゃねえか。
侍B:それがどうかしたのか。
侍A:天守閣の一番下、つまりここは電波が弱くてな。 犬印の携電は通じないんだよ。
侍B:なにい!?何印の携電でも通じるんじゃないのか。
侍A:だめなんだよ、ここは。茸印か庭印の携電でないと。
侍B:そいつは知らなかった。そんなことがあるのか。
侍A:なぜ、茸印か庭印を買わなかったんだ。
侍B:それがさ、城下町の携電屋で犬印携電が五千両ポッキリで二年間使えるって書いて売ってたんだ。茸印や庭印は毎月千両取られるから、二年も使えば二万両近く得するんだぜ。こんなに浮けばさ、いいことに使えるだろ。デヘヘヘ。
侍A:このド助平が!
 安いものには罠があるって、殿も言っておられたじゃないか。
侍B:だけどさ、携電屋には「茸印と同じぐらい広い」って書いていたぜ。
侍A:馬鹿野郎!くだらねえ客引きに騙されやがって! ・・・ああっ、扉が破られた!
敵の侍:いたぞ!切り捨てい!!
侍A・侍B:ぎゃああああああ!!
・・・・・・・・・・・
犬印 思わぬ圏外 命取り