5 :
非通知さん:
「バカアンチハッケン!
エヌジーーーーー!エヌジーーーーー!」
族長のそんな声と共に
たちまち発見されてしまう我々。
土人達が鬼気迫る表情で
我々に襲い掛かって来る。
我々は手に持っていた銃器を使い
何とかその場からの脱出に成功するが
被害は甚大だった。
何よりあの現場を捉えたビデオカメラを壊されたのが
一番の痛手と言えるだろう。
「まあ、食べられなかっただけでもよしとするか…」
我々はそう慰め合いながら逃げるように日本への帰路につく。
しかし平和な部族が住むと言われる
あの集落で一体何があったのか?
何があそこまで彼らを狂わせてしまったのか?
我々は彼らの人生を変えてしまったウンコムに対して
激しい嫌悪感とおぞけるような恐怖を
感じる事しか出来なかった…。