ヤフーの情報海外配信へ、ソフトバンクが提携で調整
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060305i201.htm 携帯電話世界最大手・英ボーダフォンの日本法人買収に乗り出したソフトバンクは
4日、ボーダフォングループと業務提携する方向で調整に入った。
インターネット検索大手・ヤフーなど、ソフトバンクグループが持つコンテンツ
(情報内容)を、世界各国のボーダフォンの携帯電話に配信することなどを
検討している。携帯電話のノウハウを持つボーダフォンから技術供与を受けること
なども検討するとみられるが、日本でのサービスのブランドは、現在の
「ボーダフォン」から変更する見通しだ。
また、今回の買収資金は、買収先企業の資産を担保に借り入れる「レバレッジド・
バイアウト」(LBO)を活用して金融機関から資金調達する。LBOは
大型M&A(合併・買収)で使われる手法だ。買収額は最大で2兆円規模に膨らむ
可能性があるが、新株発行による資金調達はせず、LBO中心で賄い、残りは
自己資金などを使う方向だ。
週明けからボーダフォン日本法人の資産査定を始める予定で、月内合意を目指して
詰めの交渉を進める。
関係者によると、LBOは、みずほコーポレート銀行、ドイツ銀行、米ゴールドマン・
サックスがまとめ役となり、国内外の金融機関から融資などを受ける。
ソフトバンクは英ボーダフォンが保有する日本法人株約98%を全株取得したい
意向だが、英ボーダフォンは一定割合の継続保有を希望しており、株保有割合も
今後の焦点になりそうだ。(2006年3月5日3時0分 読売新聞)