ここ最近auの通話音質が飛躍的に良い件について

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462非通知さん
>>460

A-CELPがまず最初にあってGSMなどで採用されてる。
これは(今となっては)そんなに帯域が切迫していないときを前提としたコーデックで、
実際そんなに大混雑していない海外では12.2Kbpsなどで運用されている。

日本では、記憶あいまいだがmovaの旧フルレート専用機が
A-CELPとは違うV-CELPの11.2Kbps(音声6.7Kbps)だったような。
間違ってるかも。
ボーダPDCのフルレート(EFR)がA-CELP。

んで、日本では海外では想定していないほど大混雑して帯域が不足しまくったので、
空いてるところ用にはA-CELPを改善したCS-ACELP(11.2Kbps中音声8Kbpsだったかその辺)を、
混雑しているところ用には劣悪ハーフレートの代名詞であるPSI-CELPを投入。

EVRCがCS-ACELP/PSI-CELPより前だったか後だったかは忘れたけどA-CELPよりは新しい。
こちらは、大混雑した場合をも考慮した上で、
人の通話というものの特性に合わせた処理が組み込まれている。

WCDMAでは、当初ドコモは「ぜひCS-ACELPを」と強弁してたんだけど
海外キャリアの強力な反抗にあって、A-CELPベースで可変ビットレートにしたAMRを採用してしまった。

・帯域をガツガツ消費してもいいならCS-ACELPが最適
-> でも大混雑日本では帯域不足で慢性ハーフレート
・帯域節約しつつ人の通話をしたいならEVRCが無難
・売れてない頃のWCDMA(FOMA含む)は帯域空いてたからA-CELPベースでも良かったけど
 movaと同様に混雑したら名実ともにmova以下

という状態になってしまっている。