AH-SA3001V/SANYO AirH"端末スレッドVer.1

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177非通知さん
携帯初のAM/FMラジオチューナーを搭載〜「AH-SA3002V」(1/2)
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0502/11/news013.html

三洋テレコミュニケーションズの「AH-SA3002V」は、携帯電話で初となる“AM/FMラジオチューナー”を搭載した端末を発表した。
端末コンセプトやターゲットユーザー、開発上の工夫などを三洋に取材した。
端末デザインにはもう一つ候補があったという秘話も。

 AH-SA3002VはWILLCOM(旧DDI-Pocket)のAIR-EDGE PHONE端末として、前モデルから1年半ぶり発表された。
本端末は最近の携帯電話と比べると魅力的な高性能アプリや高画質カメラは搭載されていない。
しかし、これにはPHSだからこそできる魅力な端末に仕上がっているのだ。
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左からカメラ付モデル(赤/白)、カメラ無モデル(黒/銀)

−PHSという優しさ携帯電話に触れて欲しい。
 これまでPHSとしてはハイエンドユーザーをターゲットとして端末開発を行ってきた同社だが、AH-SA3002Vでは新しい層を対象とした。そのアプローチはユニークで「優しい携帯電話」というものだ。
「AH-SA3002Vではベースになっているのは子供とお年寄りのユーザー。今までと異なるのは、携帯をより一層生活の一部にして欲しいとして開発している点」だと端末企画を担当したモバイル通信技術部モバイル通信課の主任企画員、長谷順子氏は話す。
「携帯電話を持って生活する中で大切にしたい事は、友人や離れて暮らしている両親とのコミュニケーション。そして何よりも本人だけではなく家族の健康である携帯電話を──という観点で開発をスタートさせた」
 それを象徴しているのが「低電磁波」。お子さんでも使える、病院でも安心に使用できる、常に持ち歩く物として体に有害な電磁波が微量である。
またマイクロセル化されているPHS基地局により「位置情報ツール」で自分の居場所をいつでも相手に伝えられる事ができる。危険な時にいかに確実に連絡を取りあえるかを考えて製作された。
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モバイル通信技術部モバイル通信課の長谷順子主任企画員(右)と、技術企画部プロダクトデザイン課の佐古宏文課長(左)
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これが位置情報ツール。予め電話番号かメールアドレスを指定すればワンタッチで相手に現在位置を通知できる。
178非通知さん:05/02/11 04:52:14 ID:7Ie7BbPE0
携帯初のAM/FMラジオチューナーを搭載〜「AH-SA3002V」(2/2)
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0502/11/news013_02.html

−PHSだからこそAMラジオが搭載できた。
 「AM/FMラジオの搭載に着手したのは去年の七月頃、当初は開発中のラジオチューナーIC(8月2日の記事参照)の試作品を借りてAU端末向けに開発を進めていた」と技術企画部プロダクトデザイン課の佐古宏文課長は話す。
「しかし外付けコイルの大きさや、アンテナから入ってくる雑音やノイズで開発が困難となり、低電磁波で省電力が特長であるPHSで開発する事にした。」
「元々台湾向けのPHS端末でPHSとGSMのデュアル端末(4月28日の記事参照)を成功させていたので、うちのPHS部門なら載せる事ができるのでは──という思いで開発中だったAIR-EDGE PHONEへの搭載を依頼した。」
 また、単純にAM/FMチューナーだけを搭載しているのではなく、パケット通信を使用して放送局との双方間の情報連動コンテンツを用意していると言う。
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台湾向けとして開発された「G1000」

−身近にある物だから、安心な物を。
端末を企画するに当たって長谷氏がイメージしたのは、いつでも持ち歩ける救急箱だ。
持ち運んでいる箱の中には、スパイ道具ではなく、自分の家族を守ることができる治療の道具。
「そうしたテイストを携帯電話に盛り込みたかった。地震が起きた時にラジオ、位置情報、カメラ、フルブラウザ、長文メールがあれば安心に生活ができる。」
 "こうして生まれたのが、「AH-SA3002V」なのだ"

 本端末はただ単に高性能を追求している携帯電話と全くといって対称的である。
苦しい情勢であったPHSが安心・安全の為に作られた事はとても嬉しく感じるのは著者だけではないと思う。
奇しくも去年、同社の半導体製造子会社「新潟三洋電子」が新潟地震の被害を受け500億円もの被害が受けたばかりである。

 これを気にご家族が持ち歩く携帯電話を高性能な道具から、安心な道具へと変えてみてはいかがだろうか。
次回は実装やカラーリング面についてのインタビューを紹介する予定だ。
                                           [筆者:たんばくん]