ヲタ以外から見れば、携帯電話もPHSもどちらも同じように見えてしまうんですわな。
以下マジレス。
PHSは『家庭用コードレス電話の子機をそのまま外に持ち出したら公衆電話の子機と
して使えたらいいね。』というのが開発時のコンセプト。所詮コードレス電話の子機
なので電波の届く範囲はたいしたことなく、親機の密度次第では穴だらけになるのだ
けど、公衆電話だってそんな密に配置されていた訳じゃないので問題にされなかった。
家の中に電波が届かんと言われても、家の中で公衆電話なんか使う奴いない。着信に
対しても圏外着信転送サービスで家の電話に転送すれば良いの問題無いとされていた。
このいかにも元電電公社技術陣のお役所的発想が後で火を見る訳だが。
ところがPHSが収容できる家庭用コードレス電話の親機はヲタのおもちゃ程度の流通
量で終わってしまう。親機が独自規格故に流通量を増やしてデフェクトスタンダート
にしてしまおうと目論み、本来の用途を敢て外して安い携帯電話と見せかけてインセ
を付けて大量売りした大バカなキャリアがいたお陰でPHSそのものに携帯電話並のス
ペックを求められるという有様。そこで業界全体が狂い始めたのが間違いの始まり。
そして巨大な負債だけが残った。