32です。
>>37 >愛する理由を相手の美しさに還元できるなら、
>君はいくつもの候補を比較検討した上で、愛する相手を選択してるはずだし、
「愛する人を愛する理由は記述可能な性質に還元できない」ということを、
同じことで説明している。そういうのを「論点先取」といいます。
ちなみに、私は「いくつもの候補を比較検討」できるほど恵まれた環境には
ありません(笑)。
>もし、愛していた相手以上に美しい人を見つけたら、
>その時点で愛する相手をすんなり変えることができるはずだよね。
はい、できるはずですね。実際、そういう人はいくらでもいますよね(笑)。
>第一、「機能する」ときじゃなくて「命名」するときに直示を用いるって話しだし。
>歴史上の人物でも、話の上で始めて聞いた名前でも、
>写真や映像、自分の想像に対して直示を用いることで、固有名を与えるか認める>かしてるってこと。
不思議です。会ったこともなく、画像も存在しない人物を、
あなたはどうやって直示できるのでしょうか。
「自分の想像に対する直示」は一般に「命名」とはいいません。
「命名」は、その名を用いる人以外の人も知覚できる
記号表現を伴うこと必要です。そうでなければ、大澤さんの文章に
金太郎飴のように繰り返し現れるKripkeの「指示の因果説」も
無意味になるでしょう(むろん私はこの説に否定的)。
>恋愛が自己と他者の同一性を際立たせるからこそ、
>差異の絶対性も浮き彫りになるの。
言語ゲームが違うためでしょうか、
私はあなたとの「差異の絶対性」を感じます(笑)。