大澤 真幸

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32考える名無しさん
>>26
>@愛する人を愛する理由は記述可能な性質に還元できない。
単に「好きだから」も記述。

>Aそれは固有名を固体の性質の記述に還元できないことと同じ事である。
「好きだ」という記述は複数の個体に使える。

>B固有名が記述に還元できないのは、この「私」が記述に還元できない
>からである。
>Cなぜなら、固有名は「私」との関係において指示され、
>「私」の世界に位置付けられるものだからである。
固有名は「私」などの指標詞だけではない。
固有名が記述に還元できないのは「指示者」ではなく「指示の仕方」に由来する。

>Dよって、愛する他者は、記述に還元不可能な「私」と同一化する。
「愛する他者」という概念が「私」という概念を前提にするということから、
それらが同一であるということは出てこない。

>Eこれは、自己の同一性と他者の差異性が両立した状態である。
意味不明。

>Fこの時、同一性が上位へと分離されていないため、
>差異は相対化されず、絶対の差異が生まれる。
ますます意味不明。

>G従って、恋愛関係にある自己と他者は絶対の差異性を持つ。
恋愛関係になくてもそうでしょう。

>H絶対の差異においては、いかなる絆も存在し得ず、関係は不可能である。
「全く違う」という関係がある。

>Iゆえに、恋愛は不可能である。
ゆえに、恋愛は不可能であるとは言えない。
というか、当人が恋愛と思い込んでいれば、それは恋愛である。