時間論

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551考える名無しさん
カントでは感性の先験的形式として時間が出てきましたよね。
一方カテゴリーは悟性の先験的な分析論で導入されます。
カテゴリー論は時間と直接には結びつかないです。
感性で捉えられた表象に悟性のカテゴリーが適用されるときに
間と取り持つものが図式と呼ばれるものです。
図式は先験的時間規定とも言われます。図式を産出するのが
産出的構想力です。
とりあえずこれまでの流れを辿ると、多分、図式論に進むのが
自然かと思いますが、どうですかね。
ただし図式論は非常に妖しい雰囲気が漂っている部分なので、
正確に論じるのは結構大変なはずですが。
ちなみにショーペンハウアーあたりはカントのなかでも
図式論を最も高く評価してましたね。