浅田彰スレッド part4

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はい、皆様のレスは全て理解できるものでございます。
「数学を知ってる者」が読んだら大笑いなのも当然です。
私は「数学」の話など全くしていないのですから。

私の話は、あえて言うなら論理学の話です。
したがって私の言うn次元とは、ロジカル・タイプ(階梯)の区別のこ
とですし、「直線」や「平面」も数学用語ではなく、各ロジカル・タイ
プにおける様相にすぎません。

私は『構造と力』を柄谷行人の「形式化の諸問題」を経由して、という
より前提にして読みました。だからこそ次元(ロジカル・タイプ)の違
いにこだわるわけです。
もちろんこれはたんに、あの本の一つの読み方であって他人にそれを押し
付けるつもりは毛頭ありませんし、ドゥル−ズ=ガタリ程ではないにせよ
あの本は多様な読み方を促す書き方をしていると思います。
ですから、山形氏のようにクラインの壺の数学的意味や作図にこだわるよ
うな読み方をしても構わないのですが、私の考えではそれはかなり下らな
い部類の、少なくとも本に書いたりするに値しない読み方だと思うのです。