アンチ・オイディプスを一文づつ読むスレ

このエントリーをはてなブックマークに追加
87でたオイディプス。
しばしば、オイディプスは簡単なものであり、はっきりと与えられているものと思われている。
88・・・:2001/04/25(水) 07:03
しかし、ほんとうはそうではない。
オイディプスは、欲望する諸機械のとてつもない[意識的社会的]抑制を前提として成立しているのだ。
90・・・:2001/04/25(水) 07:05
では、これらの欲望する諸機械は、何故、またいかなる目的で抑制されるのか。
91・・・:2001/04/25(水) 07:07
こうした抑制に従うことは、ほんとうに必要なことであるのか、あるいは望ましいことであるのか。
92・・・:2001/04/25(水) 07:07
また、何を用いて抑制するのか。
93・・・:2001/04/25(水) 07:08
オイディプス三角形の中には、何をもちこむべきであるのか。
94・・・:2001/04/25(水) 07:09
何によって、この三角形を形成すればよいのか。
95・・・:2001/04/25(水) 07:09
自転車の笛と私の母の尻とがあれば、それで十分であるのか。
96・・・:2001/04/25(水) 07:10
しかし、こうしたことよりもっと重要な問題は存在しないのか。
ある効果が生じているとしても、いかなる機械がまさしくこうした効果を生み出す能力をもっているのか。
98・・・:2001/04/25(水) 07:14
また、ある機械が与えられているとしても、この機械はいかなることに役立ちうるものであるのか。
99・・・:2001/04/25(水) 07:15
たとえば、食卓用のナイフ置きの整然とした使用説明書を読んだだけで、その使い方を推測してごらんなさい。
100・・・:2001/04/25(水) 07:17
[果して正確に推測できるであろうか]。
101・・・:2001/04/25(水) 07:18
それとも、別の例をあげれば、次のような完全な機械を前にした場合はどうであろうか。
この機械は、私のマントの右ポケット(石を供給するポケット)の六個の小石と、私のズボンの右ポケットの五個の小石(ズボンのポケットは、小石が通過するポケットである)とからなり、マントの残りのポケットは、ポケットからポケットへと次々と小石が進んでゆくのに従って、すでに使用済みの小石を受けとる役割を果たすものとしよう。
103・・・意味不明!:2001/04/25(水) 07:24
この小石の配給回路には、私自身の口そのものがまた小石をしゃぶる機械として組み込まれているのであるが、この場合、この小石の配給回路の効果はいかなるものとなるのか。
104官能・・・:2001/04/25(水) 07:24
この回路においては、官能の享楽はどこに生み出されることになるのか。
105・・・:2001/04/25(水) 07:26
『マローヌ死す』の最後において、ペダル夫人は分裂症患者を戸外に連れ出し、腰掛付きの馬車やボートにのせたり、自然の中へピクニックに連れて行ったりしている。
106・・・:2001/04/25(水) 07:27
ここでは地獄の機械[仕掛け爆弾]が用意されつつあるのだ。
107・・・今朝はここまで。:2001/04/25(水) 07:29

  皮膚の下では、体が加熱した工場となっている。
  そして、外側では、
  病人は輝いている。
  きらめいている。
  かれのすべての毛穴が
  はっきりと開いたままになっている。