運命とは?

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>>62
例えば未来予測装置の計算速度が未来を予測できるほどの計算速度が
無くて、1秒間に0.1秒後の世界を計算できるとします。計算可能であ
る時点で世界が決定論的に構成されている事が証明されるのです。し
かし、この予測装置自体の算出結果に自身の存在が記されていなけれ
ばならず、さらに記された装置の中にも自身の存在が記されているは
ずです。つまり、世界が有限要素で構成されている限りにおいては予
測装置は存在しません。
逆にいえば世界が無限の要素で構成されているならラプラスの魔が存
在する可能性はあるのです。問題は「無限」は人間の概念としては存
在するとしても、現実に存在しうるのかということです。
一般にラプラスの魔が存在すると言う場合は、その存在がこの世界の
外に設定されているために、いかにも存在しうるように言っているに
すぎません。しかし、この世界の外に存在するならば、人間の概念上
に存在しているだけで、実際の存在とは分けて考えなければならない
でしょう。