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綿入れジャケット(代理):
*いちおうまだ代理のつもりのトモスです。次回からは代理はやめます。一項毎
の読解はつらいけどやれるところまでやってみますのでみなさんよろしく。*
第一章 欲望する諸機械
第二節 器官なき身体
領有あるいは吸引と、奇蹟を行う機械
反撥=パラノイア機械の働き=無定形未分化なものの噴出
vs
吸引=領有=奇跡を行う機械の働き=器官なき身体が自らを一切の生産の上に
投射すること=登録の表面を構成すること
というのがこの短い項の主旨ですね。器官なき身体の第2の働きである後者の
説明というか描写にこの項は費やされています。
準原因という言葉はもう度々出てきたけれども、これは器官なき身体が諸機械
の生産の真の原因ではないけれどもあたかもそうであるかのように見える、
というニュアンスを伝えようとするものだと思います。
神、奇蹟という言葉がどうして使われているのかはまだわからないので保留。
全ての諸機械が器官なき身体のおかげで生産の働きを発動させることができて
いる、と見えるということが全ての者の成立条件としての神、というような
考えと重ね合わされているのかな。