「他者」について

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73ミック

「カルナップがいつも粘りづよく、厳密で丹念な論理学者であるのに対して、ヴィトゲンシュタインは、深い直観力の持主でありながら、少なくとも会話をする際には、必ずしも弁舌さわやかな人間ではなかった。そのため、あるときカルナップが悪意なく、あれやこれやの点を「もう少しくわしく説明」してほしいと言うと、ヴィトゲンシュタインは我慢できなくなって、憤激せんばかりに怒った。「かれにこれを味わう鼻がないのだったら、わたくしがかれを教えることなどできるわけがない。かれにはまさに匂いをかげる鼻がないのだ」とヴィトゲンシュタインはわたくしに向って悪口を言った。実際、一時はヴィトゲンシュタインとの哲学的な議論に入れるようになるまでは、わたくしは長いことカルナップに対するかれの毒舌に悩まされなくてはならなかったのである。」

まさに他者が立ち現れる現場!
言語ゲームも、実際の場面に適用したらこんなもんかもね。2ちゃんもそうか。
みんな仲良く喧嘩しよう。