「他者」について

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130OFW
「あなた(固有の他者)」と「他なる私」と「一般的な他者」とは相互
に区別すべきでしょう。個体発生的な自我意識はたとえばまず、
 ア.「ソフィー」、「ママ」(固有名での応答)
があり、それが
 イ.「あなたソフィー−私ママ」(直接的な指示関係)
になり、次にその外化である
 ウ.「あなたソフィーの私−私ママの私」(自我の分裂、他我の成立)
によって不安定になり、
 エ.「あなた達ソフィの私−多く(ママ、パパ、くまのプーさん)の私」
    (主観の複数性、他我の汎化)
を経て、ようやく反省(反転)としての
 オ.「私にとっての私」(自我の同一性)
 カ.「(一般的)他者としての私」
という自我同一性と自我の客観化(社会的自己)が成立するのではないか。
いや、ちょっとした思い付き(マルクス価値形態論の応用?)ですが。