::::::でかると 方法序説::::::

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172考える名無しさん
>>122
いつのレスに対する返事やねん、という気もするが、とりあえず
自分のためにちょっと書いてみる。

>デカルトは数学と哲学をどのように結びつけたのですか?
この質問を、デカルトの哲学における数学の役割、と解したとして、
1) 真理性の基準として。
デカルトは哲学に、少なくとも数学並みの明晰判明さを求めた。
もちろん後にコギトおよび神の存在は数学的真理よりも確実である、
というけれども、少なくとも若い頃の数学研究の経験が、
彼の明晰判明な直観を重視する哲学の傾向に大きな影響を
与えたことは間違いない。
2)世界の構成、および認識の可能性の条件としての、永遠真理として
デカルトによると、神様はわれわれの精神のうちに数学的真理を置き、
そして世界を数学的に記述できるように創造したらしい。
おかげでわれわれは世界を数学的に記述でき、その真理性を
確信することができる。

あと、数学において彼は無限の概念を排除するんだけど、
彼の哲学全体においてこの無限の排除が維持されている、
ということもあるみたい。