1 :
半端モン:
最近、歴史教科書問題でしかクローズアップされないけど
西尾幹二はどないなもんなんでしょう?
「ニーチェとの対話」なんかは結構面白かったんだけど・・
この人は哲学者ではないんだろうけど、その周辺にいる人では
あるとおもうのですが
哲学に詳しい人の忌憚のないご意見が聞きたいです。
ちなみに私は理系なんです。
お薦めの本なんかもよろしく!
2 :
こころ:2001/05/31(木) 17:40
超人になるにゃー。怨念と復讐心から善悪を説くにゃー。弱者の奴隷道徳じゃダメにゃー。ニーチェを理解してないんじゃないかにゃー。ろっぽんぞー、だにゃー。
あぼーん
>>3 やはり「ニーチェとの対話」の評価は高いですね。
俺も読もうかな。
6 :
考える名無しさん:2001/05/31(木) 18:11
>>3 西尾幹二以外の学者の著作についてもいろいろと論評がのってるんですね。
哲学を学び始めた私にとっては、ちょっと骨がある文章ですが、勉強になります。
↑3=5=8哲板らしくない発言。タチの悪い荒しを招いた模様。
誰か
>>3の削除依頼出してきて〜
ブラクラチェッカーによるとmailtoストームみたい。
12 :
>11:2001/05/31(木) 19:11
ゴーセン板かニュース速報板から来てんのかな?
ひつこいね。理由を言ってみそ。
13 :
考える名無しさん:2001/05/31(木) 19:17
14 :
考える名無しさん:2001/05/31(木) 20:15
誰?
部落らくらいで削除依頼した人は。
あんたアホか。
サーバーや仕事で使ってるPCから来てたら洒落にならねーよ。
自宅や個人のPCと一緒にすんな。
って仕事場から繋いでる俺もどうかと思うが。
米塩ってところがすでに怪しい。
17 :
考える名無しさん:2001/05/31(木) 20:43
2ちゃんねるはヤフーなみにつかわれているからねえ。
アングラでもなんでもなくて
お茶の間の人気放送局というかね。
18 :
考える名無しさん:2001/05/31(木) 23:29
西尾幹ニさんの翻訳の仕事って質が高いですよね
翻訳者としては抜群だと思うのですが
関係ないですけど藤川吉美さんってのはどこの先生なんですかね?
結構翻訳やられてるようですけど、どれもこれも
あまりに酷い仕事ばかりですね
19 :
考えない名無しさん:2001/05/31(木) 23:36
民社党の元委員長・西尾末広とは関係ないの?
20 :
吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 23:36
まあ、藤川よっちゃんのトゥールミンはある意味芸術だから許せる。
あれを読んだときは手とチンポが震えたよ。
21 :
考える名無しさん:2001/06/01(金) 00:35
「ニーチェとの対話」はかの中島義道氏も絶賛してましたね。
日々の暮らしから立ちあがった哲学書だと。
思想家の西尾氏にとって唯一の哲学的著作と言えるでしょう。
彼の信念は「思想は実用に堪え得るものでなければならない」
ですからそれで他の文学研究者の鼻つまみ者なのでしょう。
>>15 あんたアホか。
この程度の超有名ブラクラURL知らないんじゃ洒落にならねーよ。
マイナー系ブラクラと一緒にすんな。
ってこんな雑魚ブラクラしか貼れない俺もどうかと思うが。
23 :
考える名無しさん:2001/06/01(金) 23:51
>1
「人生の価値について」新潮選書
は素晴らしい本です。
読んで字のごとく人生哲学の本ですが
ショーペンハウアーとインド哲学について触れている個所は
真に「哲学的」です。
ぜひご覧下さい。
24 :
考える名無しさん:2001/06/02(土) 01:34
翻訳者としてはいいと思うけど・・・
やはり歴史教科書論争に関わった事はマイナスと。
(高橋も下らなくなった)
日本語変ですんません
26 :
名無しさん@1周年:2001/06/02(土) 02:24
ニーチェものは肩透かしが多いよ>西尾のヤツ全般
(といいつつ『善悪の彼岸』は西尾訳で読んだが)
この人の真骨頂は三島由紀夫が絶賛した『ヨーロッパ像の転換』
(しかし三島邸は西尾が唾棄したくなるような悪趣味なまでのアメリカ的ギリシア風建築、
三島も自らの「弱点」を知っていたのか?)
『ソ連知識人との対話』、体制転換後(ソ連崩壊後)の『全体主義の呪い』
それと時事問題ではあるが『戦略的鎖国論』は2chの差別ネタ(藁
を予言しているような展開だ
27 :
考える名無しさん:2001/06/02(土) 23:23
>24
懐疑者を自負する西尾さんですから。
キルケゴールの言葉
「現代は分別の時代であり誰も真に行為しようとしない」
を地で行ってます。
本人もいろいろ思うことがありそうですし
藤岡とかと一緒にして悪く言っては可愛そうです。
28 :
考える名無しさん:2001/06/03(日) 02:18
>>27 藤岡と一緒にする気はないけども、
思想運動に入り込んでしまった人々は無茶な議論ばっかり。
29 :
考える名無しさん:2001/06/03(日) 07:41
>26
>ニーチェものは肩透かしが多いよ>西尾のヤツ全般
西尾幹二著『ニーチェ第一部、第二部』は、
自分が読んだニーチェ評伝の中では最高のものだったんだが、
他のニーチェ評伝ではどういう本が良いのでしょう?
30 :
ジャコバイト:2001/06/03(日) 14:33
西尾幹二ねえ。
イマイチ、よくわからんのは、彼のニーチェ研究や思想と、最近の運動はどういう関係・必然性を持ってるんだろう?
だれか、わかりやすく教えて!
俺は、『国民の歴史』のあまりのできの悪さに、期待が大きかっただけにがっかりして、今の西尾は嫌いなんだけど。
31 :
1です:2001/06/03(日) 21:51
「1」を書いた後「私の昭和史」と「人生の価値について」を読みました。
これもなかなか面白かったです。私も最近の「あの会」にはついていけません。
西尾先生は好きなのですが、ほかの人がちょっとなぁと思います。
教科書なんかじゃなく、「私の昭和史」の続編が読みたい。
西尾幹二はどっかの学校に出講してないのですか?
32 :
23:2001/06/04(月) 00:44
>1
「私の昭和史」はおもしろいですよね。
私は水戸市出身、祖母が西尾氏の疎開していた御前山の生まれです。
祖母に勧めたら5回も読んだそうです。
初恋の人、池田洋子さんの死は読んでいて泣けてきました。
西尾氏が極めて晩婚であったこととも関係ありそうですね。
その場面と葛藤を詳しく書いて欲しいけど
「作る会」で忙しそうだから無理そうです。
33 :
考える名無しさん:2001/06/04(月) 01:27
西尾幹二にとって、教科書問題がニーチェ的テーマだっていうのは解かるよ。
戦前と戦後の分断(大局的には明治以来の日本-西欧の分断)がアプリオリな
価値としてまずあって、そこに常に価値判断が還元されるところのエセ近代主義
・進歩主義(ぶっちゃけていうとサヨク問題)。
この二元論的思考は、日本版プチ・キリスト教とは言えまいか?
これを超えろ、と西尾たんは言っている。
34 :
考える名無しさん:2001/06/05(火) 01:34
>30
『国民の歴史』のあまりのできの悪さに、期待が大きかっただけにがっかりして
どういう物を期待していたのかな?
どこが期待と違ったのかな?
35 :
考える名無しさん:2001/06/05(火) 01:47
>>34 アタマの悪いシナ人の教科書に対抗すべくして練りあげたテクストが
「アタマの悪いシナ人がつくるような教科書」を再生産した程度のもの
でしかなかったから。
36 :
考える名無しさん:2001/06/05(火) 01:54
てゆーか「作る会」の「自虐批判」って早い話が
「欧米だって悪いことしたのに戦争に勝ったからって日本だけいじめられるのは嫌だ」
っていう敗戦へのトラウマや欧米へのルサンチマン丸出しだ(w
まあ気持ちは分かるが
こういう態度こそがニーチェが最も忌み嫌う「弱者のルサンチマン」そのもの(w
ニーチェの思想から対極にあるのが「作る会」的な態度だろう。
西尾もニーチェ研究家ならそれくらい早く気づけ(w
37 :
考える名無しさん:2001/06/05(火) 03:09
>>36 かといってレヴィナス他者責任論を援用した高橋も痛い。
分かり合える他者を暗に前提として、
緊張感のあるレヴィナス論の関係をあまりに安易にしすぎている。
38 :
名無しさん@1周年:2001/06/05(火) 03:31
ソ連知識人との対話
39 :
読者:2001/06/05(火) 06:09
>>36 確かに。ある意味、ニーチェへの冒涜だな(w
40 :
一弱者:2001/06/05(火) 06:39
作る会:「欧米だって侵略したのに、極東裁判で悪玉にされた日本は戦争の被害者だ!」
戦後民主主義者:「軍部の横暴で戦争に巻き込まれたのに空襲された日本国民は被害者だ!」
実は「作る会」とサヨク戦後民主主義者は「私らは戦争で被害者だった!」と主張する「弱者のルサンチマン」を共有してる点で似てる(w
41 :
考える名無しさん:2001/06/06(水) 00:09
西尾さんは韓国・中国に対しては居直るべきだと言ってます。
だから日本も強者の論理を身につけろと。
それとルサンチマンを克服できるのは「超人」だけでしょうが。
西尾さんはそのうち日本に「超人」が生まれる肥やしとなれば良い
ぐらいの気持ちで書いたんだと思います。
42 :
考える名無しさん:2001/06/06(水) 00:34
西尾の入り込み方以上に高橋の入り込みかたに異常性を感じるんだけど。
昔からああいう傾向の人間だったの?くだらない人間だよね
ま、元々賛否の多い人だったけど
19世紀はさぁ結局歴史の世紀だったわけでしょ。
ヘーゲルにしろマルクスにしろニーチェにしろ。
当時の分裂的状況の中でドイツ(プロシア)に歴史意識が芽生えたのは
国家単位でアイディンティティの自覚が促されたたため。それが時期遅れで
日本に移入された。もっとも地理的状況が複雑な日本がこの手の歴史概念に
ついつい誘惑されるのは分からないでもない。
でもさぁ・・歴史学者も歴史哲学者もちょっと自意識過剰じゃない?
少なくとも俺はそんな重苦しいものまとうツモリなはいよ。
自虐史観とかそういう類の歴史観を標榜すること自体、興味ないね。
歴史を背負ってるとか歴史の代表だ、みたいな脅迫観念的な意識こそが
前近代的なものだって分からないのかねぇ。
44 :
考える名無しさん:2001/06/06(水) 00:57
>>42 ひきずりこまれたんだけど、本人は主体的にやってる感じ。
45 :
考える名無しさん:2001/06/06(水) 01:06
>>43 あんた間違ってるよ。
「歴史を背負ってるとか歴史の代表だ」という
意識は、(強迫観念的かどうか知らないけど)
近代的なものでしょ。「自意識」という概念
がそもそも近代以降のものなんですよ。
自意識を捨て去って、前近代的な思考に戻ろう
という考え方のほうが、むしろ反動的です。
西尾以下、つくる会の人たちは、むしろ
きちんとした自意識を持てていない。
そういう意味でなら、彼らを「前近代的」と
言ってもいいけどね。近代的な自意識は、
他者の自意識も認めるところに成立する
わけでしょ。彼らは他者の自意識は認め
ず、よって、彼ら自身の自意識も歪んだ
ものにしかならない。自意識が歪んでいて、
自分に自身が持てないから、国家とか、
日本とかいう概念を持ち出して精神を
「武装」するんだよ。
その辺は難しいってゆうか袋小路なんだよ。
つまり自己意識っていっても他者の意識っていってもいいけど、
そういう意識それ自体が排除と承認の論理構造をもってる。
かといって自意識それ自体を捨てて思考停止(前近代)になったにせよ
そういう政治的な力場が喪失するとは限らない。
結局ヘーゲル以下は「言わずもがな」のものを言っちゃったわけだ。
だからもうそれ以降は、どっちが正しいというより、力関係において勝利したほうの勝ちでしょ。
俺はそんなゲームに参加する気そのものがないって言ってるのね。
47 :
45:2001/06/06(水) 02:28
Rageさんの言いたいことはわかったよ。
でも、「参加する気そのものがない」
って言うことで、逆説的に政治的な
立場を表明してることにはなるでしょう?
もちろん、自覚されてるんでしょうけど、
そのへん、どうなんですか?
48 :
ジャコバイト:2001/06/06(水) 16:24
>34
レスが遅くなってゴメン!
なんか他の人がいろいろ言ってるけど、俺じゃないから。
俺が期待はずれだったのは3つの点。
@古代史は梅原猛、近代史は坂本多加雄の言ってることのパクリっぽくて新味にとぼしかったこと。
A中世史が何だか面白くない。網野善彦の方が面白い気がした。
B歴史を統一的に解釈する視点が何も無くて、エッセイの寄せ集めっぽかったこと。
期待しすぎてたのかな?
49 :
34:2001/06/07(木) 00:33
>48
35が答えなんだと思ってた。
梅原さんは『ヨーロッパの個人主義』の背表紙に寄稿している通り
西尾さんを早くから認めた人だったからね。
似て来るのもしょうがないというものでしょう。
『国民の歴史』を厳しく批判された網野さんには中世史の
反論を準備していたそうだけどとても手に余るとこぼしていた。
『大勢の弟子に自著を引用させる歴史学者』って網野さんの事でしょ。
基本論旨は・・・・・・
古代の社会の枠組みが崩れて人々は精神の自由を得、市や運送業が盛んになった。
しかし自由を得たことで人々は刹那的な生きかたをするようになった。
つまりバサラや異形は不安の象徴なのだ、というもの。
精神の安定を捨てた社会はどこか現代に似ている。
・・・・・・中世版『自由の悲劇』だね。
網野と合わせて読むと中世を複合的に見られて面白いかも。
教科書まだ読んでないけど評判悪いね。
藤岡がパッチワークになったらまずいと危惧していたけど
その通りになっちゃったのかな。
50 :
西幹二:2001/06/07(木) 00:54
>>45 デタラメいうなよ。
「他者の自意識を認める」って何?
「他者を刺激しないこと」デスカ?
>>47 そうなのかなぁ・・分からないね。
ケンカ売られたときに考えると思う。
52 :
考える名無しさん:2001/06/07(木) 13:05
もっと下司なことをいえば、
文学者としてライヴァルだった大江健三郎がバカなリベラルを
標榜して売れたから、その反対のポーズをとっているだけ。
(その大江とて、名前は売れたものの首をかしげざるをえない発言が多い。
柄谷とその親友の西部邁がまだバリバリの左翼だったころ、大江からの
一方的なシンパシー表明をバカげた妄想として批判している)
「文学を断念しアンチ大江としての学者という職業、学者という行き方」を選んだのは
西尾ともうひとり丸山圭三郎がいる。
53 :
ジャコバイト:2001/06/07(木) 19:12
>49
にゃるほど。ありがと。
ところで、『国民の歴史』の近代史に関する記述はどう思った?
アメリカが日本に圧力をかけ続けたって事実を述べるの賛成だが、日本の中に複数あった近代への対応や対米戦への戦略があんまり書かれてなくて、なんだか宿命論っぽい気がしたのが俺は嫌だったんだけど。
西尾幹二は、北一輝や2.26事件についてはどう解釈してるんだろう?(俺はもう一つの可能性だったと思うんだけどね)
どっかで書いてる文章があったら教えて!
54 :
考える名無しさん:2001/06/10(日) 00:55
age
55 :
考える名無しさん:2001/06/16(土) 23:24
56 :
名無しさん脚:2001/06/17(日) 18:01
わたしの昭和史は、しみじみといいですよね。
続編を早く読みたいな。
57 :
32:2001/06/18(月) 02:37
>>56 同意でス。
東大入った頃から文章がやたら感傷的になって
我ながら恥ずかしいって言ってましたね。
ところで遠田先生に担任もたれたら嫌だな。
58 :
名無しさん@1周年:2001/06/18(月) 12:49
西尾さん好きだったけど例の教科書の件で男を下げたね。
あまり出来良くないし、男なら黙ってあの本出して欲しかった。
残念
59 :
考える名無しさん:2001/06/18(月) 17:35
「西尾幹二を作る会から救う会」を結成したい。
60 :
考える名無しさん:2001/06/18(月) 17:36
わらった!!今日のいいかきこでした
61 :
考える名無しさん:2001/06/18(月) 17:51
>>60 いや、マジで。
大正大学あたりで助教授にい・・
62 :
考える名無しさん:2001/07/01(日) 00:28
今日ドームで巨人広島戦を見てきました。
西尾さんて大の野球好きで巨人ファンなんですよね。
結構有名な話。
63 :
考える名無しさん:2001/07/06(金) 00:20
どーも潔癖なカキコが多いね。
そもそも教科書一冊にそこまで色気を求めるなよ。
オマエラもガキの時分にはツマラナイ本はいくらでも読んだだろーが。
「今までの教科書=激しくツマラナイ
新・教科書=ツマラナイ」
「激しく」がとれただけでいいじゃないの?
64 :
考える名無しさん:2001/07/06(金) 01:04
>63
でも西尾氏はブルクハルトに匹敵する
歴史哲学書を完成させたかったと思われる。
みんなそこまで期待してたんだよ。
ぜんぜん普通じゃん。
65 :
考える名無しさん:2001/07/06(金) 01:10
>>64 それは『国民の歴史』について言ってるわけ?
まぁ、『国民の歴史』は教科書検定を見越しての出版だったから
ぶっちぎるわけにもいかんかったんじゃないのかねー。
66 :
考える名無しさん:2001/07/07(土) 02:30
67 :
考える名無しさん:2001/07/07(土) 02:36
>66
物凄い偏向ぶりだね。
sage
69 :
考える名無しさん:2001/07/07(土) 06:25
カン・サンジュンの足下にも及ばぬわ。
>西尾氏はブルクハルトに匹敵する歴史哲学書を完成させたかった
大笑い。
無知の智のカケラも無し(ワラ
71 :
考える名無しさん:2001/07/25(水) 23:57
>>70 亀レスだが、あなたは歳幾つだ?
まだ十分若いのだろう?
西尾氏は東大や院に在学中の若い頃、
自分の研究室の教官や先輩は尊敬しなかったと言う。
なぜなら彼の心のライバルや目指す者は、
過去の偉大な賢哲であり、決して同時代人ではなかったからだ。
いつかは彼らの高みへと辿りついて見せる、
その程度の気概すらない者が、哲学を志してどうするというのだ?
ただ怠惰に、無気力に、豊かな国と企業のお情けにすがって
真面目に働く人を茶化しながら生きていく。
そんな無能人が哲学という吹き溜まりに流れ着く。
同じ哲学を志す者として(そうじゃないかもしれないが)、
そんなあなたと同類に見られたくはないな。
長文失礼。
72 :
考える名無しさん:2001/07/26(木) 11:26
西尾さん、民社党の委員長だった西尾何とかと同一人物だて知っていますか。
業界じゃ常識なそうです。息子は核武装発言で物議をかわした自由党の西村某です。
>72
君、一体どこの国のひとだい?
言っておくが晩婚だった西尾先生の長男は
まだ25歳にもなってないよ。
74 :
考える名無しさん:2001/07/26(木) 17:11
75 :
考える名無しさん:2001/07/26(木) 17:14
ガチンコ大検ハイスクールのあのでぶの西尾が
西尾幹二の息子だよ。
76 :
吾輩は名無しである:2001/07/26(木) 17:24
ニ−チェを素晴らしく翻訳する、というだけでとっても偉い子ちゃん。
ほかは駄目駄目ちゃん。
79 :
名無しの考えるカエル:2001/07/27(金) 16:31
割に質のいい発言と下らない煽りが交互に出てくるスレですね。
私も最近の西尾氏の仕事では『わたしの昭和史』が抜群に面白いと思っています。
続編を期待している者です。
しかし、「作る会」の西尾氏は、多分哲学者・文筆家としての仕事から突き抜ける覚悟でいるものと私は考えています。
「描写の背後で寝ていられない」という奴ですね。
イデオロギー的に見ると、日本のインテリや教師は、大江健三郎みたいな人間が今でも圧倒的に多いわけですよ。
それに対する嫌悪感が一つあろうと思う。
それと、海外の日本観は、その大江的なマスコミや三流インテリによって形作られている。
欧米中心主義は、何も19世紀植民地主義の時代ばかりではなく、現代でも続いており、それを補完しているのが大江みたいなイデオローグなんです。
こうした、いわば地球レベルの世界観自体の改変を志した、というのが、最近の西尾氏の活動動機ではないでしょうか。
それが成功しているかどうかは、また別の話ですが。
80 :
考える名無しさん:2001/07/27(金) 17:03
わたしの昭和史っていうタイトルの付け方からして、
歴史についての考え方を見誤っているなぁこの人・・・って
感じなんですが・・・。
81 :
考える名無しさん:2001/07/27(金) 20:18
西尾君は自己の階級的位置に安住できなかった
アンビバレントな男だよ。
今そのアンビバレンツから抜け出そうと色々やって
いるが、見るに堪えない痛々しさだね。
早く往生して楽になるといいさ。
82 :
考える名無しさん:2001/07/28(土) 00:50
>>79 小林秀雄氏や福田恆存氏から受け継いだ
行為と思索が不分の物であるとする考え方ですね。
良く分かります。
>>80 そう捨てたものでもないですよ。
あのタイトルが表しているのは、歴史における理想と現実です。
人間は理想と現実の両輪の上に立つことで最もリアルに生きることができます。
この場合の意味は、歴史をできる限りありのままに、後から意味付けをせずに
描き出そうと試みて、ついには観察者である「わたし」の視点が残る。
難しく言えば主客の弁証法的統合です。
謙遜の意味もありますね。
中野翠も書評の中で
『こんな面白い本を保守派の西尾氏の名前で敬遠する人が多いのは勿体無い』
と言ってました。
図書館等にもありますので一度読んでみてください。
>>81 大江健三郎ですか?
83 :
考える名無しさん:2001/08/10(金) 21:01
age
84 :
考える名無しさん:2001/08/11(土) 23:33
「全体主義の呪い」は評価が高い。
俺も面白いと思う。
東欧諸国を著者自ら歩いて、多くの人と対話を重ね、それをもとに
全体主義について考えている。
85 :
考える名無しさん:2001/08/12(日) 00:39
>>81 しかし、この世に生きる誰にそんなことを言う権利があると言うのだろうか。
86 :
考える名無しさん:2001/08/12(日) 04:38
思想の出現
87 :
考える名無しさん:2001/08/17(金) 23:56
歴史教科書の低い採択率が確定した今日この頃、
西尾さんはいかがお過ごしだろうか。
やけ酒か・・・・・・そんなキャラじゃないか。
勝敗は付けがたいな。
良くも悪くもこれだけ話題になったし政治的影響力があることも見せ付けたし
だいいちMr.ルサンチマンこと西尾幹ニにとっては敗北こそエネルギー。
老後に向けてのエネルギー充電には十分すぎるほどの成果だったろう(ふ
89 :
考える名無しさん:2001/08/18(土) 00:07
彼もいいかげん大人になってほしい。
90 :
考える名無しさん:2001/08/18(土) 00:26
91 :
考える名無しさん:2001/08/18(土) 00:38
>88
意外にもつくる会側が正面からぶつかりすぎたと思う。
やっぱり採択戦には裏工作は必須だった。
西尾先生はそういうの大嫌いだろうが
サヨクの方が利口だったといえるだろう。
>89
西尾先生は永遠の少年です。
若さや夢という概念が絶滅しかけた
この現代という時代に全身で抗っているのです。(w
92 :
考える名無しさん:2001/08/18(土) 02:35
名無しさん@1周年について
一行レスした時間4時14分〜47分現在確認
一行レスしたスレッド
セーレン・キルケゴール
どうして「人類は平等」なのですか?
「言語ゲーム」について
ポスト・モダン批判って
ジャック・ラカンと精神分析
蓮見重彦の「陥没地帯」の英訳について
哲学なんかやってて恥ずかしくないですか?
新聞拡張員の哲学とは何か?
ハイデッガー/ユンガー対アドルノ/ベンヤミン
宗教をどう思うか?
どうして自殺をしてはいけないのですか?
竹田青嗣を語る
君たちに問う
レスの内容
朝鮮人の個人的いじめに対する負け犬の遠吠え
なお蓮見重彦氏については一切知らない。
レスを見た瞬間にわかります。
いいかげん消えろ
93 :
考える名無しさん:2001/08/18(土) 02:40
赤瀬川 原平 という作家(芸術家でいいのかな)
の人がアサヒジャーナルかなんかの連載で、
昔の教科書のパロディみたいなので、
「アカイ、アカイ、アカイ、アサヒ」
とやって大問題になった事件があるのだ。
(うろ覚えですまぬ)
94 :
西尾さんの近況:01/09/01 03:28 ID:MFGNHE9o
●西尾会長 退任の辞
八月二十三日の理事会で、会は田中英道氏を会長に、種子島経・藤岡信勝・高橋史朗の三氏を副会長に、
宮崎正治氏を事務局長に、柚原正敬氏を事務局次長に選んで、四年後の次の採択へ向けて第二ラウンドに入ることを決した。
私は九月二十三日の総会で承認を得て、九月三十日を以て会長及び理事を辞任する。
この措置は敗戦責任という意味ではまったくなく、かねてから理事会に依願してきた事件の処理まにほかならない。
最初の採択の不首尾をもって退任するのは心残りであり、会員の皆様にはまことに申し訳ないが、
これ以後は名誉会長という名で影の参謀として引き続き責任の一半を背負うつもりなのでお許しいただきたい。
理事会退任を依願していた理由はおよそ次の三点である。
第一の理由は、私が六十六歳になり、肉体的精神的に、全時間をたえず縛られているこの激務にさらに四年間耐える自信がないことである。
会がここで一区切りし、次の採択めざし第ニラウンドに入る機会は、私に今後なおこの立場を継続しうるか否かを静かに反省させる切っ掛けとなった。
第二の理由は私が今「言論の自由」を失った状態にあり、言論人として致命的な傷を負っていることである。
私がたえず会の利益のために語り、ほんの少しでも会の方針に逆らう発言ができないのほある程度致し方ない。
しかし、この一年間、会の利益になると私が判断した自由な発言すら、高度の政治的な配慮から封じられたり、
社会に広く告知すペき思想も、政治的理由から口を緘せざるを得なくなり、政治家のように思想的に不健康な状態が永つづきしている。
そのストレスは会員の皆様の想像以上のことである。
こうした状況の持続は、私の精神活動全体に目にみえぬ悪い影響を及ぼしつつあり、私の言論活動の未来に不安を与えている。
一人の人間が会長職を長期にわたって引き受けるペきではない所以である。
第三には、平成十五年三月に私は四十年務めた国立大を停年退職し、今はどこからも給与を得ていない立場にある。
ボランティア団体であるから理事は当然無給であり、無給でなくては理事をやってはいけないというのが原則である。
理事が会に少しでも経済的期待をもつ状況の発生はあらかじめ排除しておかなくてはいけない。
これは全理事に対する日頃の私の要請である。それでいて、私自身はといえば、無給の団体に、全時間を縛られてもやっていける経済的余裕はない。
私は著作家としての仕事をフル回転していかないと自分の家計が支え切れない。
以上三つの事由説明で私の立場を理解していただけると信じてやまない。
会長を辞めても、つくる会の理論的指導者であることをやめるつもりはなく、年内に『「つくる会」新しい闘い』という自著を出す予定である。
平成十三年∧月二十四日
95 :
94:01/09/01 03:31 ID:MFGNHE9o
やっぱし政治運動のリーダーなんて柄じゃないよ。
早く「私の昭和史」続巻をだしてくれ。
絶対買うから。
96 :
考える名無しさん:01/09/01 03:53 ID:IbiEdVOA
歴史教科書を出すと自信が回復できると言う妄想を信じれる
文系ドキュンが哀れでならんわ、、、
97 :
考える名無しさん:01/09/01 08:49 ID:wGI.WAeE
自分=自分の体について
まず俺はこの同一律を疑う意味がよくわからないんですね。
自分の体じゃなかったら何やねんという反論をしたくなるんす。
で、それを踏まえた上で議論の方向そのものをやや暴力的に規定させていただくならば
自己の行動のアイデンティテイとか、行動の範囲とか
もっとはっきり言えば自分の行動の影響範囲を把握することは、要は
いかに自分の身体を有効に運用するか、という実践的問題として考えたらどうでしょうか?
数百人の部下を動かす社長さんの行動範囲は、いちサラリーマンより広いし、より「効果的」ですよね
もっともここまでくれば身体論ではなく、行動論になりますが
ともかくこの発想で言えば、どれだけ自分の行動系を効果的に作用させるかがミソになり
例えばその際に用いられる言語とか概念とか規則とか制度が誰のものであるかなんてことは
事後的な確認事項であって、第二次的な問題になりますが。
(おまえのものはおれのもの、で万事オーケーになりますからね、結果論的には)
ただこの場合考えねばならないことは、身体の知的延長としての表象体系にはんする形で
いかに自分の体の、いわば知覚レベルにおけるリアチティがどこまで発見可能であるか、ということにもなりますが。
(ようするに死ぬときはどんな人間であろうと、自分の屍の存在というものに体面せねばならない、という問題です)
取り急ぎここまで。
98 :
考える名無しさん:01/09/07 23:29
新しい本でたね。
「超然たる人生」
すごい題名だけどもう読んだ人いる?
まあ確かに「超然」としているね。
超然とし過ぎというか。
歴史についてまで超然とされても困るんだけど。
100 :
考える名無しさん:01/09/08 00:44
>99
ワラタ
101 :
考える名無しさん:01/09/08 01:47
↑に同じく
洋泉社新書の「死の準備」を読んでみると、人生論は結講良い事を言っている。
ま、西尾さんキャラより大江キャラの方がお得だというのは確かだね。
敗戦国だとだいたいそんなもんですよ。グラスとかね。
おぼっちゃま君、どれくらい儲かってるんだろうな。うらやましいな。
ご−まんでの西尾さん、よく似てるね。
104 :
考える名無しさん:01/09/13 17:26
ヤバイ
105 :
考える名無しさん:01/09/14 03:10
>>102 西尾さんの死について書かれたエッセーは評判が良く
いろんな医学部の小論文問題で使われたそうです。
106 :
考える名無しさん:01/09/18 06:50
基本的に、ゲルマニストは儲からないから、
新しい金儲け見つけたという以上の意味はないと思うけれどね。
学者をやっているのに比べて、あの手の活動はかなり
お金が入ります。教科書も売れたしね。
だから、思想的連関は全くなくていいのです。
ルサンチマンなんて気にしなくていいのです。
107 :
考える名無しさん:01/09/18 07:01
昔は受験問題の定番だったんだが、今は
敬遠されてるのだろうな。
大学は左翼が強いし。
ということは昔は、目の敵ではなかったのかな。
ある程度、泥をかぶるのは本人も予測していたと思うが。
108 :
考える名無しさん:01/10/08 04:55
今回の日本の支援について、何か言ってる?
109 :
考える名無しさん:
政治活動のような泥臭い白兵戦なんて元々向いてないんだから、つくる会の会長を
辞めてよかったと思うよ。
そっちの方はアジテートが本業の藤岡氏やよしのりに任せて、思索に耽ってください。