1 :
名無しさんの修行時代:
シモーヌ・ヴェイユの数々の著作を読んで…涙。
初期の政治に関する論文「抑圧と自由」
またギリシャ文学についてのエッセイ「ギリシアの
泉」もなかなか新鮮。
好き嫌い分かれるだろうけど、哲学好きな人って
彼女をどう評価してるの?
2 :
考える名無しさん:2001/04/02(月) 01:17
「兄貴の優秀さに劣等感をずっと持ってました」
っていうのがいいよね。
3 :
考える名無しさん:2001/04/02(月) 01:22
4 :
名無しさんの修行時代:2001/04/02(月) 22:47
なあんてこった! 過去スレあったんだね…(しかもこの短さは
なんだ)。
5 :
名無しさんの修行時代:2001/04/02(月) 23:04
>2
シモーヌ自身がある神父の手紙に「自分には兄ほどの才能が
ないことを感じて絶望した。自分は真理の国には入れない
のだと思って。けれど、叩けば扉はひらかれる、という
福音書の言葉がそのとき私の心にすうっと入ってきた。
私はユダヤ系無神論者の家庭に生まれてそれまで旧約・新約
についての知識はほとんどなかったのに」(はっしょってる
けどこんな感じだったと思う。ぺラン神父への手紙)。
と言ってますね。
でも、これはあくまで彼女が哲学を選択した際のきっかけで
あって、劣等感というよりは、彼女が自分の家庭の強固な
知的伝統から自立しはじめたことを示す、象徴的なエピソード
ではないでしょうか。
生涯兄への劣等感を持っていた…というような単純な
ことではないと思います(彼女が生涯、切ないほどに
兄を慕い愛し続けていたことは確かですが、最後には
彼女は兄と両親が暮らすアメリカを離れて戦火の
ヨーロッパへと戻った)。
6 :
考える名無しさん:2001/04/02(月) 23:07
俺、『重力と恩寵』ってタイトルは絶対
ファーストガンダムのトミノ監督に影響
を与えてると思ってる〜
だってそのまんまじゃん〜(藁)
この板の住人はレベルが低いので、古典の香りがするものには近づけません。
もっとレベルの高いところに移住する事をお勧めします。
8 :
確かに重力っていえばファーストガンダムう:2001/04/02(月) 23:13
>7
どこいけっつーんですか。
9 :
考える名無しさん:2001/04/02(月) 23:30
この人、トロツキーを家に泊めて大喧嘩とかしたり
してんだよね
10 :
考える名無しさん:2001/04/02(月) 23:35
感動したってヘンじゃないだろう別に。
問題はなんで感動してんだってことだろう。
笠井潔のヴェイユ像が正解だと思う。
12 :
神を待ち望む:2001/04/02(月) 23:48
>11
それってどんなヴェイユ像?
(ごめん無知で…)
>>12 本質は社会運動家でもキリスト者でもない、フリーシンカー
(死語)&見神家、ってな感じでした。
14 :
名無しさんの修行時代:2001/04/03(火) 00:05
↑わかるようでわかりません。
フリーシンカー…FREE THINKER?(全然違う?)
自由な思想家?(違う?)
見神家、ですか。神が見えたのかなあ?
(私には彼女は神が見えずに見えずに苦しみぬいて
見えないまま見えないことを受け入れて死んで
いったようにみえる)
>>14 >フリーシンカー…FREE THINKER
です。
見神体験それ自体には実はさほど価値は無い、とみなしていた
のではないかと思います。笠井はヴェイユをR・シュタイナー
と同列に位置付けていますが、これも鋭いと思っています。
16 :
名無しさんの修行時代:2001/04/03(火) 00:23
>15
シュタイナー? と一緒??(びっくり)
見神体験はさほど重要ではない…というのは分かります。
私は1ですが、あまりのねむさに我慢できません。
興味深い話題がでてきたなあとおもいつつ、
おちます〜おちるぅぅぅ
ぺトルマンの伝記よかったなあ
また明日〜(それまでにこのスレどれほど沈降
してることやろか)
17 :
名無しさんの修行時代:2001/04/03(火) 00:25
>15
シュタイナー? と一緒??(びっくり)
見神体験はさほど重要ではない…というのは分かります。
私は1ですが、あまりのねむさに我慢できません。
興味深い話題がでてきたなあとおもいつつ、
おちます〜おちるぅぅぅ
ぺトルマンの伝記よかったなあ
また明日〜(それまでにこのスレどれほど沈降
してることやろか)
ごめんなさい二重投稿
19 :
こぴぺ:2001/04/03(火) 02:09
ある事象が神に発していることを示す公準は、真理を宣言し正義を愛するという能力こそ喪失しないが、それらが狂気の性格のいっさいを現しているということである。
「超自然的認識」
20 :
考える名無し花:2001/04/03(火) 02:34
↑ある意味、電波文だよね。
21 :
名無しさんの修行時代:2001/04/04(水) 01:08
さがってますね。
哲学版って、ヴェイユ好きな人少ないんですか?
それとも、絶対数が少ないんですか?
>20
確かにヴェイユは崇高にしてかつ滑稽な電波ですぅ〜
22 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 01:38
>>21 シモーヌヴェイユって、
真面目だけどボケた眼鏡っ娘って感じで萌え〜。
23 :
名無しさんの修行時代:2001/04/04(水) 01:43
そ、そ、そうなんですよ!
ヴェイユは……実は、可愛い!
14歳当時は美少女なんスよ!!!
ぺトルマンの伝記にも、「工場労働者の調査にゆくため
に(面接試験受けるから)化粧する」というシーンがあり
ますが、
ふだんはアレなのに化粧したら美人だったって!!
自分が美人なことにも無頓着でマルクスとプラトン
読んでるブラコンな眼鏡娘。ロシア革命批判したり
工場で重労働しちゃったりする謎の眼鏡娘!!
(オレノシュミ ソウトウ ヘンデスカ?)
24 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 01:44
1よ、なんだそういうオチか…
25 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 01:51
も・・・・・・萌へ〜〜〜〜
26 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 01:53
ダンスも得意な数学者、兄アンドレ萌え〜〜
27 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 01:59
時は平和な大戦間…、ベル・エポック。
仏蘭西の文系エリートたちの集まるエコール・ノルマル
(パリ口頭師範学校)。
サルトル、ボーボワール、レヴィ・ストロース、メルロ・
ポンティらが一緒に学食でお茶をすする。
そこにあらわれた“赤の乙女”シモーヌ・ヴェイユ。
大きなカバンを持った彼女は言った。
「募金に協力してください」
28 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 02:03
ヴェイユたんを主人公にした萌え同人でも書こうかな。
萌え萌え哲学漫画。
29 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 02:04
「え、いきなりなんだって? 募金? きょーみないね」
とサルトル。
「中国で大飢饉が起こったんです」
「ふうーん…」
とポンティ。
「……」
黙ってヴァイオリンを奏でるレヴィ。
「政治と哲学はまた別のものだわ」
と、当時サルトルとつきあいはじめていた
お嬢様、“もう一人のシモーヌ”ボーボワール
は言った。
「あなたの髪型、ちょっとへんね」
30 :
23:2001/04/04(水) 02:06
>28
書かせてください。ぺトルマンか、
ボーボちゃんとの百合希望
(氏ねって感じか?オレ…)
31 :
29:2001/04/04(水) 02:11
しかし、ヴェイユは微動だに表情すら変えなかった。
「あなたは何を言っているの。」
「……」
「あなたは、きっと飢えたことがないから
分からないのね」(いきなり直球)
「……」
『その時、私は、彼女の“宇宙全体”と戦える
その心に嫉妬をおぼえたのだった』
(シモーヌ・ド・ボーボワール著『娘時代』)
32 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 02:14
↑エコールノルマル時代、募金ばっかりしてて
かなりうっとうしがられ、いや珍しがられたらしい、
けれど本当は、もっと仲良くなりたかったのに、
なれなかった、あっさりと拒絶された想いがした
とボーボワールはその回想録にしるすのであった
(のんふぃくしょん)
33 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 02:16
つまんねーぞ!! どうせならエロにしろ!
34 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 02:16
イイ!
35 :
名無し花:2001/04/04(水) 02:20
スレの趣旨と違ってきてる気もする
けど…
ま、哲学者たちだって人間ですから(笑
37 :
前のスレで叩かれまくり:2001/04/04(水) 02:41
>「兄貴の優秀さに劣等感をずっと持ってました」
っていうのがいいよね。
つーか、数学コンプレックスの代表やな。
兄のアンドレは有名な数学者で
「哲学など頭が悪いやつのもの」とはっきり言ってた。
38 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 02:45
>>37 それって妹への当てつけじゃないよね。
お兄ちゃんイジワル〜
39 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 02:53
>そんな兄のことがそれでも大好きな
シモーヌちゃん萌え〜〜〜
40 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 02:55
アンドレ兄ちゃん1990年代まで生きてたよなあ〜
妹は1943年に夭折してんのに
眼鏡っ娘&妹キャラ萌え(ワラ
42 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 03:01
お兄ちゃん以外はみんなバカ。とか思ってたとか
そんなに美人じゃないと思うぞー
44 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 03:02
45 :
↑:2001/04/04(水) 03:02
妄想の邪魔しないでください(藁
真面目にいきましょう、明日は…。
ねます
47 :
:2001/04/04(水) 03:59
48 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 06:21
まじ、佐々木倫子(『動物のお医者さん』、『おたんこナース』他)に漫画描いてもらいたい。
49 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 09:38
いいね…。エコール・ノルマル時代のほのぼの
漫画とか読みたいね。
サルトル=いやなヤツ、プレーボーイ
ボーボ=ブルジョワお嬢様
レヴィ=音楽好きの変人
とかで出演。
50 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 09:40
サルトルは「頭がいいのになぜ貧乏なの?」と聞かれて
貧乏人を無くす運動をはじめるのではなくいんちき商売で本当に成金になってしまった
アホだぞ。中国政府だったらこんなアホは水平射撃するところだ。
↑ボーボに「契約結婚しよう」(謎)と持ちかけるのも
正々堂々と浮気をしまくるためだった…
↑おまけに最期はやっぱりボーボに見取ってもらうのだった
ナゼカ ジャン・ポール スレニ ナッテシマッタ
ソイヤ カミュ ハ ヴェイユ萌え ダッタヨネ
54 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 10:15
理屈っぽく女を口説く男と、理屈っぽく口説かれて折れてしまう女には要注意ってことだね。
言い逃れの種はどこにでもあるから、、、というか、ボーボワールさんは今で言う地雷女では???
さいごに逆襲してるもんね
そうよ私は耐える女・・・コワイ
このスレ面白いな。。。
58 :
名無しさんの修行時代:2001/04/04(水) 22:41
こんばんわ、私は1です。
真面目に論じ合いたいと最初は思っていたんです。
@シモーヌ・ヴェイユのマルクス・レーニン及び左翼運動批判
(「真実は、マルクスよりも尊い、革命はもはや民衆の阿片に
すぎない」)
Aシモーヌ・ヴェイユのカトリック批判
(「“破門」という制度がある限り私は社会的存在である教会
の外にいるほかはないのです」)
Bシモーヌ・ヴェイユのギリシャ哲学・文学の解釈
(「『イリアス』の真の主題は、アキレウスの怒りではなく、
『力』そのものである」)
というようなことを語りたかったわけなんですが…。
59 :
名無しさんの修行時代:2001/04/04(水) 22:47
(58の続き)
いつのまにか眼鏡・妹キャラ萌えスレッドになってしまい、
それもいいかなとマターリしてしまいました
つまりは、ヴェイユたんは、マイナーなのですね、
からたにさんや、あずまくんや、あさだセンセイが、
やっぱり人気あるんだなあ
でもヴェイユたんは、堅苦しいところもあるけど、
透徹したテクストで、文学性もあって、
理想主義者が理想を貫くと、むしろ現実的に事態を
見据えることができる(ロシア革命を非常に早くから
批判するなど)というパラドックスがわかって、
オレにとっては、とにかく彼女は恩人なのだった。
60 :
名無しさんの修行時代:2001/04/04(水) 22:48
というわけで、いったんあげときます
眼鏡萌えの人も、もうちょっとよろしく
>>58 ま、いいじゃありませんか。(笑
>(「真実は、マルクスよりも尊い、革命はもはや民衆の阿片に
>すぎない」)
この名前はちょっと地雷かも知れませんが、中沢新一によるレーニンの
誤読とシモーヌ・ヴェイユの『真理と実践』観にはどこか似通ったもの
を感じます。
>(「“破門」という制度がある限り私は社会的存在である教会
>の外にいるほかはないのです」)
教会も又結社であり、結社の要素としてよく挙げられる政治・宗
教・経済の三つはどのような目的の結社にも存在し、これらの内
の一つを主眼とする結社は残り二つに強く支配されていることが
多い、ということではないかと思います。
>(「『イリアス』の真の主題は、アキレウスの怒りではなく、
>『力』そのものである」)
神話を題材にした文学は意識的であるかどうかは別にして秘教
のテキストとしての性格が強いという気がします。
全然素人なんですけど、カイエ(?)の帯にバタイユのコメントが書いてあったのが印象に残ってます。
どなたか、バタイユとヴェイユのあいだにどんな関係があったのでしょうか?
両者ともキリスト教批判してた、批判の内容は全然違うみたいですけど、っていうくらいの共通点しかわからないですが。
厨房な書き込みでごめんなさい。すみません。
63 :
名無しさんの修行時代:2001/04/04(水) 23:38
>61
中沢Sですか…ううむう。『は●まりのレーニン』
すか? 似てるけど似てないというか…自分に
とっては正反対な二人という気もします
組織のお話は、面白い説明ですな
「他の二つの要素に支配される」…なるほど。
>62
バタイユはヴェイユに会ったことがあるようです。
ヴェイユについてなかなか鋭い文章を彼は書いて
います。
二人の共通点は内的な体験を通して神(というか、
絶対)にふれたいという願いを持っていたことで
しょう
ヴェイユは性に対して非常に淡白?(バタイユは、
彼女は性別を感じさせなかった、いつも黒い服を
着ていたと書いています)でしたが、逆説的には
内面的にはエロスと信仰が渦巻いている、観念的
な女です そのあたりをバタイユは敏感に感じと
り、一種の親近感と畏れを抱いたようです
神なき時代の共同体をつくる
内的体験を通して絶対(神)をかいまみる
64 :
名無しさんの修行時代:2001/04/04(水) 23:41
>63の続き
……とはいいながら、自分もあやふやな知識です
こんなことぐらいしか答えられなくてスマソ!
65 :
アラン:2001/04/04(水) 23:43
彼女には、ひやひやとさせられた
私の生徒たちの中で最も優秀で、
最も不器用な少女だった
66 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 23:48
ゴリラとか、オランウータン保護のために孤島に一人で暮らしてる
白人女性がいますが、そういうタイプでしょうか?
67 :
考える名無しさん:2001/04/04(水) 23:52
↑えっ…(一瞬、言葉を失う)
ゴリラでしか、どうなのかなあ
動物とかには興味がなさそうでしたが(そういう
こと聞いてるんじゃないよね)
変わり者ということでは世間からは同じように見えるのでしょ
うけれども、山小屋の管理人タイプの人ではないと思います。
社会への疎外感をマイノリティに肩入れすることで解消しよう
としていた訳でもないでしょう。
69 :
名無しさんの修行時代:2001/04/05(木) 00:33
そう、その通り(汗
彼女には社会への疎外感もないし…
何よりも「人間」そして「社会」に興味があった
仏蘭西のエリート教育の賜物なのかも(汗
おまけに疎外されなれてるユダヤ人家庭だし…
妥協を知らぬ呵責なきボランティア精神を
持ってはいたが…知識人の義務として当然と
思ってやっていただろうしなあ
70 :
考える名無しさん:2001/04/05(木) 00:47
さっそくのレス有難うございます!
>二人の共通点は内的な体験を通して神(というか、
>絶対)にふれたいという願いを持っていたことで
>しょう
私としては、エロエロのバタイユと清楚なヴェイユが、
同じ物を目指していたことに、大変、勇気づけられます!(爆)
71 :
62:2001/04/05(木) 00:48
72 :
アンドレ・ヴェイユ12歳:2001/04/05(木) 00:49
シモーヌ!!
ママンにきかれちゃまずいから、とりあえず
ギリシャ語でしゃべるけど……
そう、冷蔵庫にあるプリン全部食ったのオレなんだよねー
黙っててくれる? なに真っ青になってんだよー
そのくらいじゃ人間、地獄になんかおちねえって
ホラホラ、鉛筆もって、あの問題教えてやるからサ
おおっとそれとさ
円周率がなんでえんえんと続くか知ってるか?
それはさ、〇は神の表象だからだよ 無限大の…
あっ!! おいシモーヌ!! チッ、融通きかねえ
女だな……あーああ
>>72 ぜったい少女漫画に出来るよな。キャラ萌え〜。
Lalaとかで連載きぼん!
>>59 >理想主義者が理想を貫くと、むしろ現実的に事態を
>見据えることができる(ロシア革命を非常に早くから
>批判するなど)というパラドックスがわかって、
>オレにとっては、とにかく彼女は恩人なのだった。
いいですね。このコメント。
なみだ出そうッス!
キャラ萌えの私もヴェイユ読んでみたくなってきました。
75 :
シモーヌ・ヴェイユ〇歳:2001/04/05(木) 00:56
ママン!! 神様!!
お兄ちゃんが!! 今も東部前線では兵隊さんたちが
飢えて塹壕のなかで暮らしているというのに…
ぐっすん そんなひどい…自分勝手なことするなんて
わかんないよう
神様!! いいえ、私は神様を信じているわけでも
知っているわけでもないけれど……内在し超越する、
この感覚は一体なんなのかしら…
デカルトがぼんさんすといったことはこれかしら
(以上、兄に教わった古典ギリシャ語での内的思考)
ママン!! おにいちゃんが今〜〜!!
(アルザス・ロレーヌなまりのドイツ語)
えらく早熟な兄妹だったらしいですネ。
アンドレは天才少年の上に大人びた性格で、
はやくからギリシャ語やラテン語を妹に教え、
両親たちが子供たち同士の会話がわからずに困惑。
アンドレは親と列車にのると靴下をわざと脱いで
はだしになり、虐待されている子供のフリをした
り…。(そして親には周囲の冷たい視線が注がれ
たそうな)
お兄ちゃん…謎
78 :
考える名無しさん:2001/04/05(木) 01:42
>>72=
>>75 でしょう?
続けて書いてくれん? 面白いぞ! アンドレ萌え〜!
79 :
考える名無しさん:2001/04/05(木) 02:07
ヴェイユたんハァハァ。
アンドレたんハァハァ。
ほんっとーに、子育ては大変でした。
二人とも、もう、なんとゆーか、あの子
たち、変わっていて…
でもこのわたくしが、あの子たちに初等教育を
ほどこし、天才にしたてあげたんですけれ
どもね!!(ヲホホホホ〜)
ドイツにしろフランスにしろ、小学校なんて、
ホホ、知的ユダヤ人家庭に較べれば格段に
レヴェルの問題が…ありますでしょ??
だから家庭教師と通信教育で、各地を転々とし
ながらカリキュラムは無視、とにかく子供
たちのレベルにあわせて、超特急で、すすめたん
ですのよ。ウチの主人も賛成してくれましたわ。
私どもにとっては、環境なんていつでも信頼できない
ものですのよ。いつユダヤ人排斥の、運動があるか
もしれない、という危機感が私たちにはついてまわり
まして。生き抜く知恵は教育のみ、それも
コスモポリタンの……“共和国”のエリートに仕立て上げ
れば、さすがに食いっぱぐれることはないだろうと計算
してアルザスからフランスに越したんですけど、ああっ、
二人とも、見事に私の思い描いたコースからは外れて
しまったんですわ……(涙と、たーめー息〜〜)
↑ だから、かあさんが間違ってたって、何度も言ったじゃん。
オレはいいんだけどさ、英才教育されたってさ。
シモン(注:シモーヌの男性形。愛称として、冗談ぽく
家族間では使われていたらしい)にゃ、
どっちかってゆーと、
オシャレとか
男との付き合い方とか、
料理とか、
教えてやったってよかったじゃん?
オレは器用だからさ、ダンスもできるし女ともつきあえたし、
親からもサッサと自立してパリで遊びまくってさ、
でもシモンって融通きかねえじゃん?
兄のオレとしてもあのファッションセンスは
ちょっとひいたね…
久しぶりにこのまえドゥ・マゴで会ったらさあ。
「ねえ、アンドレ兄さん、もし、
私が入党したら、どう思う?」
とか、きくわけよ。いきなりサア。
(まいったなああ…)
「自分で決めろよ、そんなこと」
「ええ」
「でもオレはそしたら妹がバカになったと思うけどな」
って、ますますそっけなく言ってやった。
「そうね」
って、そしたら、にっこり笑うんだよ…。
「お兄ちゃんは数学だけをやっていればいいと思うわ。
今までも、……そしてこれからも」
「妹の部屋にはいつも共産党への『入党申込書』が
置いてありました。何年間もずっとです。けれど
私は、彼女が結局、それに記入したことがあるの
かは、知りません。……我々はいつも思想上のこ
と、学問上のことにつき話し合っていました。け
れど彼女は、最終的には核心のところを語りたがり
ませんでした。彼女があれほど、キリスト教に接近
していたことも、私はほとんど気が付きませんでした。
……彼女は私に対してこう言ったものです、
『あなたは数学だけをやっていればよい』」
「彼女を聖女のように思う方々は、何か決定的に間違い
をおかしているのでしょう。
彼女が偶像批判をしたのは、彼女自身が偶像になるた
めではありません」
アンドレが逮捕されたって、本当なの? ママ。
どうして? あんなに無害な人なのに?
徴兵拒否の疑い? 平和主義を掲げているからって?
……そんなの信じられない! いつ釈放なの?
私、行って来る!!
↑と、アンドレが逮捕・拘留されたとき、
シモーヌたんは駆けつけて看守に対して、
その扱いについて強く抗議したそうです。
(しかし、食事等、生活のもろもろは
ちゃんと与えられていたらしい)
「兄は紙と鉛筆がなければ、死んでしまいます!!」
ヒマツブシ ニ ソラ ヲ アオイデ
スウガク ノ モンダイヲ トク アンドレ
デモ カミトエンピツ ナイト ゲンカイアルネ〜
コノ エピソード サイショニシッタトキ チョットウケタ!!
88 :
考える名無しさん:2001/04/05(木) 12:32
だんだんマニアック度を増してくるが、
とりあえずあげとく…。
89 :
考える名無しさん:2001/04/05(木) 12:44
たぶん、すげぇマニアな人が、
一人でカキコしてんだな…
昼間から…
オレもか…ヒマだ
90 :
考える名無しさん:2001/04/05(木) 12:46
前スレと較べると奇跡的に続いてるな…
91 :
アンドレ:2001/04/05(木) 12:52
とりあえず、
ハンドバックというぐらいを持ったらどうだ?
と、兄としては言いたい。
何が入ってるのかわからんが……
大きすぎるカバンだ。
だがしかし、男女平等というのが我が家の家訓であった
ので、
「女だからもうちょっと小さい荷物を持てよ」
などとシモーヌに言うと、
「兄さんは旧約聖書についてどれほど深く考えたこと
あるの?」
などと意味不明な論議になるのも避けたいところ。
ことが数式や図形にあらわせる真理とは異なるため、
慎重にならねば。あっ、めんどくさ!!
ハッキリ言ってやるか!
シモン、……おまえのかっこうはまるでパリらしくない
けどいいのか。
92 :
シモンちゃんお年頃:2001/04/05(木) 12:53
えっ?
パリ大学?
93 :
アンドレ:2001/04/05(木) 12:54
いやその…
すこしはフツウの…
黒い服だけじゃなくてその…
94 :
考える名無しさん:2001/04/05(木) 13:15
まじで少女漫画だ。
95 :
それどころじゃないシモンちゃん:2001/04/05(木) 14:51
えっ?
あ、このカバンのこと?
利便性においては、優越しているのよ。
聖書もマハーバーラタも『資本論』も入るし、
それにアラン先生が昔、私におっしゃっていたの、
「あなたは毎日二時間、ものを書きなさい」
だから、思いついたときにいつでも書けるように
ように日記帳(1年分:カイエ)も携帯してるわ。
もちろん古典ギリシャ・ラテン・ヘブライ語の
対応辞典も入るし……
96 :
アンドレ:2001/04/05(木) 14:52
おまえ、力持ちなんだな……
97 :
ジャン・ポール・サルトル:2001/04/05(木) 15:13
シモーヌ・ヴェイユがどうしたって?
あのイケてない募金女のことだろ。
98 :
ぺトルマン(のちのヴェイユの伝記を書いた親友):2001/04/05(木) 15:28
ジャン!!
何よ、その言い方。
見るからに不誠実な顔してるあんたなんかより
マシよ!!
どーしてボーボワールはあんたなんかに
なびくのかしら。ま、あの子も世間
知らずだからしょうがないけど。ジャン、
あんたっていかにもクチばっかり
のくせにしてプライドは死ぬほど高そうね、
ノルマル入ったぐらいで歴史に名前残せる
んじゃないかなんて思わないほーがいいわよ。
さ! どうせあたしたちは公務員でリセの教師に
なるんだから…
まッ、戦争でも起これば別でしょうけどね!!
またパリが征服でもされたら!!
あんたなんか英雄気取りで銃でもぶっぱなしそーね、
そおゆ〜性格してるわよ。(プンプン)
99 :
ジャン・ポール・サルトル回想:2001/04/05(木) 15:34
そうそう。とにかくリセの教師時代は
欲求不満だったよ、あ、そういう意味
じゃない、そっちは間に合ってるから(藁
レジスタンスはじめて生き生きしたなあ
はじめて生きてるって実感したって
まさにアンガージュマン万歳かな
ところで俺らがレジスタンスしてたころって
君らは何してたの??
100 :
ぺトルマン:2001/04/05(木) 15:37
あんたが1960年代に花の盛りに
有名になった時は、もう彼女は土の中よ。
1943年、一番ヨーロッパが暗い時代に
死んだのよ……。
101 :
セルマ・ヴェイユ:2001/04/05(木) 15:49
なぜあの娘は危険なヨーロッパへ戻ってしまったのだろう。
私たちはあの娘の安全をいつも一番に考えていたのに。
あの娘はなぜ最後に私たち家族を捨ててしまったんだろう。
恋人がいたわけでもないのに。
どうしてあの娘は家族よりも祖国が大切だなんて考えたり
したのだろう。あの娘は本当は流れ者のユダヤ人なのに。
あの娘はいつもナショナリズムを批判していたのに。それ
なのにどうして自分はユダヤ人ではなくフランス人である
などと主張したのだろう。家族は全員アメリカ国籍
をとったのに。どうしてあの娘は待てなかったんだろう。
戦争の勝利にはアメリカの参戦が必要だったのに。
どうしてあの娘は、自分は無力なことがわかっていて
ド・ゴール政府に協力などしたのだろう。
どうしてあの娘は私たちを、いや私を、捨てたのだろう。
私たちはいつもあの娘を可愛がってきたのに。
愛していたのに。
あの娘は、お母さん黙っていて、と言った
私は自分がしなければいけないことをしたいの、
と言った
アンドレほど生意気で反抗的な子供はいなかった
のに けれど あの子はいつも物分りが良くて
本当の意味では私の心をかき乱しはしなかったのだ
シモーヌ、シモン、わたしの娘
もっと幸福になれたはずなのに
102 :
各種伝記によると:2001/04/05(木) 15:57
シモーヌ・ヴェイユは晩年、ロンドンで、
新フランス政府のための憲法草案を書くなどの
仕事に従事ししました。
その一年前ほどにアメリカへの渡っていたのです
が、わざわざレジスタンスに参加するために
ヨーロッパへと戻ってきたのです
結核にかかって衰弱死した
のですが、その本当の死因は謎とされています
なぜなら彼女は医者(父)の娘であり、治療には
休養と栄養分が必要であることは完全にわかって
いたはずなのに、それを故意に拒否したそぶりが
あるからです
うがった見方をすると、彼女は過保護であった
母や父に対して無意識的に反抗していたのではない
でしょうか
このような見方は 彼女の思想を卑小化することい
つながるかもしれませんが…(私はそうは思いません
が)←考えようによっては少女漫画
とはいえ不完全燃焼でなく、完全燃焼しての死であった、
とは思います
103 :
考える名無しさん:2001/04/05(木) 23:26
↑はあ〜、長いッ。
『シモーヌ・ヴェイユものがたり』
これみんな一人で書いたの?????
104 :
考える名無しさん:2001/04/05(木) 23:59
特殊な少女漫画にはなりえるかもしれないな
しかしマーケットが極小だ
105 :
考える名無しさん:2001/04/06(金) 00:02
ほのぼのギャグが基調で
極度にシリアスなシーンは活字いっぱいとか
前半がアンドレとの兄妹擬似恋愛的ラブコメで
後半は歴史群像まんが+神秘主義入る
106 :
名無しさんの修行時代:2001/04/06(金) 00:12
1です。こんばんわ。今日は風邪をひきました。
PC立ち上げるのがやっとです!!死にそうです。
みなさん… ヴェイユたんについてちょこっとでも
いいから書いてください。
「わたしが愛する存在は、造られたものたちである。
かれらは、偶然から生まれた。わたしとかれらの
出会いもまた、偶然である。かれらはいつか死ぬで
あろう。
…このことを、知ったうえで、愛すること。
限りあるものを限りなく愛する神にならって。」
(『重力と恩寵』シモーヌ・ヴェイユ)
上のほうでヴェイユ≒シュタイナーというトンデモなこと
を書いた者です。
ヴェイユは『光』と『重力』又は『別の重力』という比喩
をよく用いていますが、これはシュタイナーがルシフェル
、アーリマンと呼んだものとよku似て居るような気がし
ます。
ヴェイユの『霊』とシュタイナーの『霊学』は自分にとっ
ては同じようなものに思えるのですが・・・。
変換失敗。失礼。
./,,-==ヾソ~^=-,~=,,,,-=~~^ \ヾヽ、
/;,=-三ミ/巛~=-,.~=,.\,,..-=~^,,-.ヽV’
///=-ミ彡,=,.~=,.~=,\ \,,-=~^,,-ヽ
/ / /;:;-"~ \ =, 、 ヽヾ\,,-=~^;.~l
/ / i,/ \-,\ミヾヾ ヽ=-^~ i
||i l |i| ヽヽヾヽヾヽヽ=-_|i,、
i | il| ,,,-=~^,.>ヾ\ヽヾヽヽ/,--.ヽ
.| | |,_,,,. .,/フ=-- 、ヾヾヽヽ\ヾ;=- i |
ヽ|,,-+-=ヽヽ=~i <i・ノフ/~^ヾ ヾヽヾ ヽ -"l
;=( ヽ<・ノ) | ヽー--" ヾ ヽヽ ヾ`i_/i
|ヽ_i_フ" |i ヽ`V |i |i |'
il |ヽ | ヽ|i | |/
|i l ヽ. ` ^ | |i |i |l |
.i| |i|\ ,,,..-=" .il ||i |
|i l| |i|\ ー" ,.| |il | |i
|i |i | `ヽ, ,,-~ |i |l | |
|i l|i i ヽー--" |i |li |i i,,,-=、
il |i i/ ,-=^| .i| |il| i;;;;::::::ヽ
|i |i | /;::(;::::| |il | |il /;::::::::::::ヽ
/|i l | ,-~;::::::ヽ;ノ ,.,-|i |i |l/;:::::::::::::::::>、
|i l| /,.-~;::::::::::ノ~ヽ, ,-=~;::::::|i ||i |i;;::::::::::::::/  ̄~=-,,..
__/ilk|i;:::::::::::::::;//^`-"ヽヾ;:::::|i l |i /;;:::::::::/ ~=-,,..
/ //il /;::::::::::///"::::::::;;|ヾヽヽ;il |il |i;;::::::::/ / ヽ
./ il |/l/|;:::::////;::::::::::::;;| |iヾヽ'|;il |i l;:::::::/ / ヽ
110 :
考える名無しさん:2001/04/06(金) 12:34
>>109 もしかしてヴェイユたん?
眼つきが怖いよぉ!!
111 :
名無しさんの修行時代:2001/04/07(土) 02:01
>107
ヴェイユの神秘主義的側面をとりあげると
そういったことがいえるかもしれないなー、
と思いました。
>109
それは違うような。
112 :
考える名無しさん:2001/04/07(土) 20:37
>>109 はFF8のキャラ。
「あなたが神の存在を信じるときに限って神は存在しない」
と問われたら、この兄妹はどう答えただろうか?
ヴェイユたん萌え〜、
の気持ちが今日初めて分かった気分。
俺も萌えることにします。
ヴェイユたん漫画、読みたい…
114 :
考える名無しさん:2001/04/07(土) 21:08
で、ヴェイユたん漫画の作家は誰が良いと思いますか?
私、古い人なんで倉田江美とか好きなんですけど、萌えには届かない気がするし…
115 :
考える名無しさん:2001/04/07(土) 22:34
>>114 私も迷った。
萩尾望都なら幼い頃から秀才で亡命政府とはいえ政府高官として葬られ
たエリートを主人公にするマンガはふさわしくないと思う。
竹宮恵子ならストライキとか戦争の場面はよさそうだけど思想場面は?
倉田江美なら確かに一番適役な気がするけど線がちょっと・・・・
佐藤史生もシモーヌの拒食症的な部分を描くのに適役かもしれないが線が
ちょっと・・・・
しかし私も古い名前しか出てこない・・・・・
116 :
考える名無しさん:2001/04/07(土) 23:13
>>114 >>115 古い人しか出てこないのは、仕方ないと申せましょう。
なぜなら、
少女マンガが良くも悪くも「思想的」だったのは、
1970年代から80年代にかけてだったわけですから。
とはいえ、やはり古い名前かもしれないですが、
たとえば川原泉とか?
最近の人でも、
哲学科出身の漫画家なら何とかなるかも。
117 :
考える名無しさん:2001/04/07(土) 23:50
山岸涼子は?
118 :
名無しさんの修行時代:2001/04/08(日) 00:28
ヴェイユは初対面の人間にとっては
おそるべき偏屈で頑固で扱いにくい人物として
うつったといいます。ペラン神父と並ぶ
カトリックの友人である
ティボン神父も、最初は彼女が時と場所を選ばず
何時間でも神学的議論をふっかけてくるので
くたくたになった…と書いてます。
とうていユーモアがあるとは人々に思われなかった
ヴェイユたんですが、
彼女は兄や親友たちに対しては冗談も言いました。
「私はイエスズ会士たちのヒマつぶしのために
神から地上に遣わされたの!」とか、言ってた
らしい。
119 :
名無しさんの修行時代:2001/04/08(日) 00:31
漫画(爆)化するとしたら…
ですが、
萩尾>母親との葛藤があるという点で
感情移入するのにはいい漫画家のような
気がしました。でもこわくなりそー
(アドルトチャイルド漫画になりそー)
川原泉は、気が抜けてていいかもしんないです。
120 :
名無し花:2001/04/08(日) 00:35
自分にとっては、ヴェイユという思想家は、
たまに読むとシャンとする。
けれど常時読んでいるのには向かないという
カンジです。女の哲学者だから感情移入しやすい点と、
あまりにも彼女の偏狭さに辟易する点もあるからかなー。
彼女とて完璧ではないわけで…
山岸漫画だったら彼女のダークサイド、
家族への逆説的な憎しみや劣等感や
あまりにも理想主義者でエリートで
ありすぎる傲慢さなども描ききれるとは思う。
すげえブラックになりそうだけどなー。
想定問答。
>112
アンドレは無視。というか彼は神の実在を問うような
問題意識はなかったでしょう。
「そんなのは言葉遊びに過ぎない」ってカンジでしょう
か。
シモーヌは動じずに、その命題を肯定したかもしれま
せん。なぜなら彼女は「私たちが神を捜し求めるのでは
なく、神が私たちを捜し求める」
と考えていたからです。
>>122 いえいえ。先の設問は典型的なゲーデル命題なので
数学者であるアンドレは何も言えなくなると思う。
神の実在云々ではなく論理学の問題として。
>123
神の実在云々ではなく
そうでしか…。ゲーデルってそういえばアンドレと
同世代? (ちょっと年上かな?)なような気が…。
まったく数学論理学関係の知識に自信がありまへん。
125 :
考える名無しさん:2001/04/10(火) 17:50
萌へ〜
126 :
考える名無しさん:2001/05/05(土) 13:21
巨根を持つこと
127 :
吾輩は名無しである:2001/05/05(土) 15:33
age
128 :
考える名無しさん:2001/05/09(水) 02:04
129 :
考える名無しさん:2001/05/11(金) 00:05
g
130 :
考える名無しさん:2001/05/11(金) 00:41
>>102 >うがった見方をすると、彼女は過保護であった
>母や父に対して無意識的に反抗していたのではないでしょうか
うがった見方ではなく、その通りだよ。人間は多くの部分
無意識に繰られていると言える。ヴェイユの死は
いわゆる消極的自殺の典型。だがそのことが彼女の思想を矮小化したりは
しない。個としての葛藤を孕みながら、普遍的思想をも胚胎する、
それが哲学でないかい?
漫画化するとすれば、萩尾望都に一票。
132 :
考える名無しさん:2001/05/12(土) 05:17
>>130 彼女の一種のかたくなさというか偏狭な一面も、
そういう出自に起因する無意識の枠、みたいなものか。。
伝記?の漫画化は、
もっと世に知らしめるという意味でいいかも。
萩尾に一票。
133 :
考える名無しさん:2001/05/12(土) 08:38
ほのぼのマンガを読みたいので佐々木倫子に一票。
むしろ、紡木たくみたいなモノローグばっかりの漫画なんか
どうでしょう?
135 :
世界@名無史さん:2001/05/12(土) 21:36
1 です。
お久しぶりです。
最近ココを訪れるのも遠ざかっていましたが
書き込みが(ほそぼそながら)続いているのに
感動(すんなよ)してます。
今日、古本屋で「カイエ1」を見かけました。
表紙の写真はシモーヌ18歳。
うっ、激カワイイ! と思ってしまった私は
変態でしょうか(ついそういう目で見るように
なってしまったか…)
とりあえず再開記念アゲ…。
136 :
シモンちゃんに悪いかね:2001/05/12(土) 21:43
「神を待ち望む」を再読していたら
見つけてしまったのですよ。衝撃フレーズを。
(かなりうろたえ)
「ヴェイユの家の子供たちはすごいんです!
一人は天才で、一人は美人です」
って、かつては言われていたという…
(え?いつ?って感じ)
まさか天才がシモーヌで
美人がアンドレなわけないだろうから
(だとしたらそれはそれで結構面白いが)、
天才は数学で幼いときから鳴らしたアンドレで
美人はわれらがシモーヌちゃんということに
なろう。
研究者・大木健氏によると、「シモーヌは美しくないという
ことが当然のようにいわれているが」
「それはその態度と身なり」によるもので、
顔立ちはそんなに悪くなかったのかもしれない…
といってます。ただ「女としての魅力はなかった
であろう」。
137 :
考える名無しさん:2001/05/12(土) 21:46
絶望せずに未来を見つめろ
138 :
シモンちゃんに悪いかね:2001/05/12(土) 21:49
まあ、確かにあんなに攻撃的で頭が良くて
独特の生き方を追求していた彼女のような
人間はつきあいにくかっただろうとは思うが、
そしてそれは彼女の偏狭さの一面ではある
と思うが、あの無垢さと傲慢さの不可思議な
結合、兄への劣等感とキリストへの彼岸への
恋ともいえる激しい渇望、どれをとっても
ある種の「少女」性のようなものを感じて
しまう。あれほど知的で独立していながら、
そして反抗的でありながら、それをうわま
わるエネルギーで神(や、正義)へ従属した
という
その情熱
139 :
考える名無しさん:2001/05/12(土) 21:51
情熱だけではどうにもならん
140 :
シモンちゃんに悪いかね:2001/05/12(土) 21:55
は、非常にフェミニンな情動であるように
も思える。彼女はキリストの足で踏まれる
奴隷になりたいのだ…(おそらくは)。
しかし地上の教会や権威や男たちに従属すること
などまっぴらごめんですというところなの
だろう(ただし、おそらくは、幼い頃に
つねに一緒に過ごした兄との思い出を除いて)。
などと考えてしまった(もーそーですね)
まあ彼女の私的な事情がどうあれ残された
言葉は不滅の輝き!
130さんに完全同意いたします
ごめんねシモンちゃん
きっとこれ読んだら彼女って激怒する
性格だよね
(人はものを書く時には全身全霊で
注意せねばならない…ってゆってるもん
ね。ごめんね)
141 :
アンドレ イン プリンストン:2001/05/12(土) 21:59
アンドレ:
「神は存在する。なぜなら数学は無矛盾だから。
しかし、悪魔も存在する。なぜならわれわれは
それを証明できないから」
ゲーデル:
「ヴェイユくん…なんだって?」(小声)
アンドレ:
「あ、ゲーデルさん、いたの…」
142 :
アンドレ:2001/05/12(土) 22:21
みなさんに、このさいだから
言っておくが、シモーヌは小さい頃
本当にかわいらしかった。美しかった。
写真をみてほしい。「アンドレ・ヴェイユ自伝」に収録されて
いる3歳ころの写真はまるでアンジェ(天使)だ!!
レースのドレスを着て兄の手を握っている。彼女はつねに
小さな妹で私は兄だった。この意味わかるかね?私
が彼女に最初に読み書きを教えたのだ!! まさに
天才兄妹だったのだが、彼女は天才としてこの世を
生きるには繊細にすぎたようだ。
私が、兵役を拒否して一時期逮捕されたのは、単に、
ドイツなんかとの戦争でこの大切な命を落したら、
数学が100年遅れて人類の損失だと判断した
からなのだが……(笑)。哀れな妹は自分の影響で、兄が
平和主義に傾いたからだ、と思ってしまったらしい。
そして深刻に悩んでしまったらしいのだ。はは!
僕はまったくそういう正義とか純粋とか平和とかの
趣味とかはないんだが。だって人生は数学
とは違うからね!! つねに妥協が必要
なんだよ!
(と、ここでクロワッサンを、にぎりつぶす)。
あの子には、それがわからなかったのだ。
だから、私の人生の半分くらいの年数しか
生きられなかったのだ…。理由はなぜかと?
彼女が、妹だったからさ。
143 :
アンドレ(ぼけぎみ):2001/05/12(土) 22:26
あ、間違えた、僕は92歳で死んでるから、
妹の年齢の約3倍生きてるってことに
なる。こんな簡単な計算も間違えるようで
は…ふ、ブルバキ50歳定年内規はやはり
正しかったようだようだな、カルタン。
144 :
考える名無しさん:2001/05/12(土) 22:29
何が言いたいのだか
シモーヌたんの写真プリーズ。
かわいい写真。
147 :
別人? かと思わせる可愛いシモーヌ・ヴェイユ:2001/05/15(火) 00:59
は、カイエ1 の表紙になってる写真。
(でかい本屋か大学図書館で見れます。
ちなみに俺は池袋リブロで目撃)
それから、伝記『詳伝シモーヌ・ヴェイユ』
の口絵の写真。
ユダヤ系広末っぽいッス。
148 :
別人? かと思わせる可愛いシモーヌ・ヴェイユ:2001/05/15(火) 01:00
146の写真は俺が見た中でも
最悪に近い写真でしょう。
(ブスのコスプレしてんのかと思わせるほどブス)←これって
差別なのでしょうか、ふぇみの皆さん
149 :
別人? かと思わせる可愛いシモーヌ・ヴェイユ:2001/05/15(火) 01:01
そんじゃあ…俺は17歳のヴェイユの写真見ながら
ねます
150 :
考える名無しさん:2001/05/15(火) 01:16
151 :
考える名無しさん:2001/05/15(火) 01:20
広末なんかといっしょにしてんじゃねぇぞ!ゴルァ!
広末は現代のシモーヌヴェイユ?
餓死きぼんぬ(ワラ
>ブスのコスプレ
わらった。
154 :
149:2001/05/16(水) 01:25
アプしたいのやまやまなんですが
俺、技術的にできない。アホ?
155 :
アンドレ兄貴すげえ変!:2001/05/16(水) 01:43
俺、読んだんですよ、「アンドレ・ヴェイユ自伝
ある数学者の修行時代」。
この兄貴まじへん。いかしてるのかいかしてないの
か。まず、不真面目。超自分勝手の個人主義。
カント哲学をバカらしいの一言で一蹴(!)。音楽好き
の現世主義者。妹とえらい違いのイケイケ数学者。
自称他称天才でエリート主義ばりばりのノルマリアン。
あいた口ふさがらねえとはこのこと…
だって書類偽造して除隊したり、インド人に化けて
モーツアルトのレアチケットゲットしたりしてる
んですけど…性格相当…。
あげ
162 :
考える名無しさん:2001/05/16(水) 21:42
さげてしまった
163 :
149:2001/05/16(水) 23:42
157さんのアップくれたやつ。
これちょっとヒロスエぽいと思ったんですけど
(俺の目はそれほど変じゃないよな?)
156のは、実は左隣にアンドレがいる写真
で、二人で仲良く木陰で読書というシュチュエーション。
14才だから、中学生。まあ普通のルックスだろ。
表情が明るくていい。
カイエ2の写真は、確か一番有名。
死ぬ一年前のニューヨークでのポートレート。
これで33歳で完全ノーメイクとすりゃ、
俺の姉よりはかなり見られる(藁
カイエ3は、2より実際には前の写真だよ。
マルセイユでだから。
老けてるわけではなくて写真の問題。
164 :
考える名無しさん:2001/05/16(水) 23:45
容貌スレになったね…
165 :
考える名無しさん:2001/05/16(水) 23:49
あともうひとつ、可愛いのあったと思うけど…
誰かアップきぼんぬ。
166 :
考える名無しさん:2001/05/16(水) 23:52
誰かアンドレ×シモーヌか
ティボン×シモーヌとか
トロツキーVSシモーヌとか
ギャグでもコメディでもいいから
マンガかいてくれんかなあ…
コミケで売ったら…買う人いないだろうけど。
つくりたい。
167 :
考える名無しさん:2001/05/17(木) 00:04
おたんこナースみたいなシモーヌが読みたいんだよんよんよん
168 :
考える名無しさん:2001/05/17(木) 23:23
それってどうゆうのだよぉ。↑
あたしは、カルタン×アンドレとか、
アンドレ×谷山とか、読みたい。
(フェルマーの定理やおい本)
すみません、スレ間違えました…か?
間違えてるぜ。
でも数学者の人間関係っておもろいよね。
世界狭いし…。
まじめに思想の内容についてそろそろ話すべし。
172 :
名無しさんの主張:2001/05/18(金) 07:59
>コミケで売ったら
キモイおまえ。氏ね
↑うわー…。(初荒れ?)
174 :
めがスレ作成委員長:2001/05/30(水) 20:41
175 :
久しぶりにあがってるナと思ったら…:2001/05/31(木) 23:47
眼鏡娘スレッドとしてだった。
兄も眼鏡キャラ。近眼兄弟。
176 :
めがスレ作成委員長 :2001/06/30(土) 18:12
177 :
考える名無しさん:
重力に抗して