1 :
考える名無しさん :
2001/01/29(月) 17:52 文学部が有名な國學院? それとも学習院か?
2 :
名無しさんの主張 :2001/01/29(月) 20:02
智藝種智院大学ではなかろうか?
3 :
名無しさん@1周年 :2001/01/29(月) 20:05
やっぱオックスフォードでしょ。
4 :
考える名無しさん :2001/01/29(月) 20:07
少年院
厨房警報発令
6 :
考える名無しさん :2001/01/29(月) 23:07
学習院が有名なのは哲学科の中でも美学コースでしょ。 大学内で哲学の地位が高いところと言ったら東洋大学かねえ。
7 :
考える名無しさん :2001/01/29(月) 23:08
神道学科なら國學院が世界一
8 :
考える名無しさん :2001/01/29(月) 23:12
法哲学なら長尾龍一、碧海純一
9 :
nanashi :2001/01/30(火) 00:09
碧海氏は<有名>だけど、ちょっと・・・・
10 :
名無しさん@一週年 :2001/01/30(火) 00:42
田中成明先生萌え〜 ロールズ萌え〜
11 :
皇學館 :2001/01/30(火) 05:31
>神道学科なら國學院が世界一 ちょっとまてや、こらぁ〜!
12 :
考える名無しさん :2001/01/30(火) 08:24
13 :
考える名無しさん :2001/01/30(火) 08:58
東北大学じゃない? あとは、木田 元のいた中央大学とか。
また,海外生活板の厨房が、つまらないリンクはってますな(藁
15 :
考える名無しさん :2001/01/30(火) 21:36
>8 その二人はもう古いよ。。
16 :
名無しさん@1周年 :2001/01/30(火) 21:40
今だと井上達夫さん >15
17 :
考える名無しさん :2001/01/30(火) 21:45
ホセ・ヨンパルトは?
18 :
名無しさん@1周年 :2001/01/30(火) 21:57
ロールズ萌え〜 川本隆史先生燃え〜
19 :
考える名無しさん :2001/01/31(水) 18:08
>14 >また,海外生活板の厨房が、つまらないリンクはってますな(藁 日本の哲学界のレベルの低さを認めたくない 國學院大學大學院生か?
國とか學とか、 なんかヤな感じ。 香港にでも逝ってよし!
21 :
考える名無しさん :2001/01/31(水) 21:53
>20 國學院大學大學院哲學研究科神道哲學専攻の者です。 我が國學院大學大學院哲學研究科を何人たりとも 卑しめることはできません。
22 :
名無しさん@1周年 :2001/01/31(水) 22:04
舊字體は日本の傳統である。
>日本の傳統 漢字って、中国語のパクリじゃん(藁)
24 :
猫 :2001/01/31(水) 23:30
>15、16さん
>>8 は
>>7 の>神道学科なら國學院が世界一のうちの、世界「一」
とかけているのだと思いましたが。あと、村上淳一とか思いつきましたが。
なんかネタの解説−この解説がピント外れだったら更に悲しいですが−するのも無粋ですが。
>17さん
ホセヨンはなんか自然法チックなところが私の体質にあわないんだよなあ。
25 :
名無しさんの主張 :2001/02/02(金) 10:00
センター試験で638点でした。 神戸大学か大阪市大のどちらに出願するか迷っています。 担任は好きなようにしろとしかいいません。 哲学するにはどちらのほうがいいでしょうか。
26 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 11:07
>哲学するには どんなこと、やりたいのかによって違うけど、 スタッフは市大が充実してるんじゃないかな。 昔から京大のポスト待ち指定席だったから、 若手の気鋭が教官やってることが多い。 あ、でも純哲の伊藤先生は、神戸の助教授だったか。 うーん、まずは大学のWEBページを見て、自分で考えてみてね。
27 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 11:09
>25 むしろプリンストンに行ってクリプキ先生に習う 方がいいのでは?
28 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 11:24
日本で哲学するなら東大か京大です。 ここで哲学するとう意味は、哲学で飯を食うという意味です。 東大・京大以外で哲学するのはお勧めでない、 と東大卒の哲学者が言ってました。
29 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 11:26
日本で学者や研究者になるのなら東大・京大がいいのでしょうね。 特に定員が少ない学科はそうで、それはここであれこれ言っても 変わる種類のことではないでしょうからね。
30 :
ogawa :2001/02/02(金) 11:36
哲学するなら、考え方の原理をシッカリ表現した哲学書を読む方がいいと思います。古典として歴史上、残っているものは、お勧めです。東大だろうが京大だろうが、歴史に名が残る哲学者が、果たしているかどうか、はなはだ疑問です。大学のネームバリューで、哲学することを決めるなんて、どうかしてます。
31 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 11:41
哲学界全体が、多数の哲学研究者と少数の哲学者とから成っているのは 事実だと思います。またたまたま日本に生まれた以上、日本で哲学の仕事をする上で 研究職のポスト配分のシステムの上に立って万事を決定するのがよいかと思いますよ。
32 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 12:09
今の日本で、少数の哲学者ってどんな人がいるんでしょうかね? 大森荘蔵も廣松渉も死んでしまったし・・・合掌。
33 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 12:14
廣松は歴史的な評価という点ではマルキストに分類される様だけどね。
34 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 12:35
> 大学のネームバリューで、哲学することを決めるなんて、どうかしてます。 どうかしてるかどうかはその人が決めることですね. 実際に名を成した哲学(研究)者はそれなりにネームバリューのある大学の 出身ですし. もっとも哲学科はあるていど名前のある大学にしかありませんが. それと > 哲学するなら、考え方の原理をシッカリ表現した哲学書を読む方がいいと思います というのは「哲学を勉強するのには神戸大か大阪市大のどちらがいいか?」 という質問の答えには@`まったくなっていませんね.
35 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 12:48
↑要するに哲学そのものの勉強については、大学選択はあまり大きな意味を 持たない、てな意見を表明しているわけですから、質問の答えには なっているんではないですか。
36 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 12:50
改めて、哲学そのものの勉強に、大学生時代にどの大学に属していたかは あまり関係ないとして、その後の人生で、国内あるいは国外で研究者の職を得る場合に どのような大学に行くと良いといえるでしょうかね?
37 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 13:16
>36 文の意味がよくわからんが、海外で生き残る自信があって、 本当の哲学者の元でゴリゴリの研究をしたいのだったら、 マジでプリンストンとかオーストラリア国立大学とかに 行ったらいいと思うぞ。日本で研究職を得るのが 第一の目的なら、やっぱり東大か京大だな。他の 大学にもいい教授はいるだろうけど、仕事がもらえるか どうかはまったく別の話だから。
38 :
37 :2001/02/02(金) 13:24
極論をいえば、哲学教師としての仕事をしていなくても フリーターをやりながら歴史に残る哲学の大著を残すことも 原理的に可能だろう。でも、そんなのは東大に入るよりも はるかに難しい。どっちにしても、ウィトゲンシュタイン みたいな天才でもない限り、哲学野蔵書数も多く、教員も 幅広く揃っている東大や京大にいっておいたほうが いいのだ。
39 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 13:28
そういう大学に入って、
>>30 の
>哲学するなら、考え方の原理をシッカリ表現した哲学書を読む方がいいと思います。
>古典として歴史上、残っているものは、お勧めです。
というアドバイスをある程度盛りこんで勉強するのがベストなんでしょうね。
40 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 13:32
>>38 ふーん。天才でない人ほど東大や京大にあつまるのか
41 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 13:47
秀才の行動の傾向と天才の行動の傾向には関係がないですからね。 天才は好きなようにするでしょうし、秀才が多いからって東大や京大を避けることもないでしょう。 天才に限って秀才をひがむという事はないでしょうから。
42 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 14:17
>40 > ふーん。天才でない人ほど東大や京大にあつまるのか 「天才でない人ほど東大にいったほうがいい」という ことから「天才でない人ほど東大に集まる」という結論は 導かれんぞ。論理学の入門書を1冊読みましょう。
つーか普段から人としゃべれや。
44 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 17:12
東大や京大に、(世界の)歴史に残る哲学の大著を残すような人が なぜいないのだろう。 天才でない人も東大に入れるだろうが、哲学の天才といえる人なら、 東大に入るくらいわけないだろうに。(そうでないと、宗教家や芸術家 ということになるだろう。) 要するに、日本人は哲学の頭がないという、いつもの結論に落ち着きそう。
45 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 17:32
哲学で業績を残すのにまだまだ蓄積が足りないんじゃない。 同じく西洋的でかつ難しいとされてる数学なんかは 明治生まれの人が世界的な業績を残しているんだし、 民族的な問題ではないと思うよ。 まだまだ哲学者の社会的地位が低いとか、哲学的な著作があまり広く読まれないとか、 職業的な哲学者が育つような、幅広く人材を吸い上げる仕組みという面で 日本社会全体がまだまだ発展途上で、単に個々の日本人哲学者の 個人の才能だけではいかんともしがたいものがあるのかもよ。
46 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 18:08
>44 英語ができないので、海外の哲学者の仲間に 入れないのが原因じゃないかな?日本国内限定の 「権威」はいるけど、彼らも海外では無名のおっさん だもん。もちろん西田みたいに日本語ですべて 書いても海外に名が知られる哲学者もかつては いたけど、もうそういう時代じゃないでしょう。
47 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 18:39
日本人は哲学的才能よりも芸術的才能のほうがすぐれているのでは? 日本で芸術あるいは芸に過ぎないものが、西洋で哲学的な解釈の 対象になったりするし。 西田が評価されたのも、あまり外国の文献を読みこんでいなかったから ではないか。つまり、文学的だったから。
48 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 19:45
>47 かもしんない。
49 :
名無しさん@1周年 :2001/02/02(金) 20:21
世界的な業績を残せる天才的な人が哲学の分野に来ないシステムに問題があるのではないだろうか。
50 :
名無しさんの主張 :2001/02/02(金) 21:51
25です。 アドバイスありがとうございます。 大学院もちょっとは考えているのですが、東大・京大の学部から大学院に 行くのと他大学から東大・京大の大学院に行くのとでは何か有利・不利な ことはありますか。 できれば、浪人はしたくありません。
51 :
考える名無しさん :2001/02/02(金) 23:54
日本人で世界的に有名な哲学者がいないのは、日本人に哲学的能力が無いのではなく、 単純に日本語の哲学論文が読まれないからですよ。 英語・仏語・独語以外の哲学論文は基本的に読まれないんですよ。 韓国哲学やバングラディッシュ哲学なんて聞いた事ありますか?
52 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 00:03
中島義道もそんなこと言っていたな
53 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 00:09
大学の教員でなくとも有名な人と言えば、 哲学研究者では長谷川宏 哲学者では池田晶子 なんて人がいますね。
54 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 00:16
長谷川宏 と言えば、彼の訳したヘーゲル『精神現象学』は 仰山売れたようですな〜。
55 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 00:32
>日本人で世界的に有名な哲学者がいないのは、日本人に哲学的能力が無いのではなく、 >単純に日本語の哲学論文が読まれないからですよ。 >英語・仏語・独語以外の哲学論文は基本的に読まれないんですよ。 「日本の哲学論文が読まれないから」というと聞こえがいいが、 逆にいえば、英語・仏語・独語で書く能力がない、ということ でしょ。 ブラウン大学にJaegwon Kimという哲学者がいる。彼は韓国人で、 英語はネイティブじゃないけど、大学生の時にアメリカに渡って、 名を挙げた。今では欧米を代表する哲学者なってる。
56 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 00:40
英語が書けないわけじゃないでしょ。 国際舞台に立ってしまうと、日本のアカデミズムから干されるような 体質があるんじゃないの。
57 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 00:40
>逆にいえば、英語・仏語・独語で書く能力がない、ということ >でしょ。 すると哲学論文はこの三ヶ国語で書かなくてはいけないの? そうでないと哲学者の資格が無いのかな〜。 >Jaegwon Kim 悪いが知らんな〜。欧米を代表する哲学者って誰が言ってるの?
58 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 00:45
それは韓国の方でしょう。ま、この話題はこの辺で。
59 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 00:47
>56 >英語が書けないわけじゃないでしょ。 ならどの哲学者も年に何本か英語で書いてもいいんじゃないか。 欧米の査読誌を見ても、日本人の書いた論文など年に1本と出ないぞ。 他の学問に比べて、法学と哲学はあまりに日本語に依存しすぎている。 >国際舞台に立ってしまうと、日本のアカデミズムから干されるような >体質があるんじゃないの。 なぜ? >57 >すると哲学論文はこの三ヶ国語で書かなくてはいけないの? いけないことはないが、哲学は対話が大事だから、 日本人同士でコセコセやっていても仕方ないし 効率が悪い。 >そうでないと哲学者の資格が無いのかな〜。 誰もそんなこといっておらんぞ。 >悪いが知らんな〜。欧米を代表する哲学者って誰が言ってるの? 知らないほうが恥ずかしいと思うが。 認識論やメタフィジックスをやっていたら、 常に出てくるぞ。
60 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 00:51
>58 韓国人がいっているんじゃないぞ。
61 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 00:54
>いけないことはないが、哲学は対話が大事だから、 >日本人同士でコセコセやっていても仕方ないし >効率が悪い。 対話が必要ならば、この三ヶ国語に留めずに、こうした言語的不平等を 取り除くよう努力すべきでは? >知らないほうが恥ずかしいと思うが。 >認識論やメタフィジックスをやっていたら、 >常に出てくるぞ。 知らないと恥ずかしいの? その基準は誰が決めたの?
62 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 00:55
やっぱり、共通認識と言うか暗黙の了解として、日本語でしか表現できない ものを認めていて、それを前提に議論してるんじゃないの。
63 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 01:07
>61 >対話が必要ならば、この三ヶ国語に留めずに、こうした言語的不平等を >取り除くよう努力すべきでは? すべての人がすべての言語を学ぶのは不可能だから、 それを完全に無くすのは無理。少なくとも多くの 学問では英語がいやでも標準の言語になっている。 また、そもそも「言語的不平等」なるものを 取り除くのは哲学者の仕事ではない。 >>知らないほうが恥ずかしいと思うが。 >>認識論やメタフィジックスをやっていたら、 >>常に出てくるぞ。 >知らないと恥ずかしいの? >その基準は誰が決めたの? お前、厨房か?「恥ずかしいと思うが」と俺は書いただろ。 だから基準でもなんでもないの。俺の意見なの。
64 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 01:21
ダートマス大学じゃなかったっけ??
65 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 01:30
>64 学部を卒業したのがダートマス大学ね。その後 プリンストン大学でPhDとってブラウン大学の肩書き つきの教授。近々デューク大学に行くのかもしれん。
66 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 01:39
>>65 お、解説ども。詳しいね。アメリカ居るんすか?
つーか、便乗して質問なんだけど実際アジア系にPh.D出す大学って
限られてこない?それこそプリンストンとかスタンフォードとか。
理系なんかだと気軽に学位くれるイメージがあるけど、文系だと
やっぱ白人の倍できないとやんないみたいな体質ってまだまだ根強い
のかなと、ま、色々話しに聞くんで。
67 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 02:20
>66 去年までアメリカ、今は英語圏の某国。アジア人でも、きちんと した論文を書けば、差別などなくPhDは出してくれるよ。逆に人種 差別をしたらこっちだと裁判沙汰だから。大学にも学内のアカハラ やセクハラを取り扱う裁判所形式の機関もあるし。ただ、やはり 語学はネックじゃないかな。悲しいかなどこへいっても哲学科は アジア人は俺一人だわ。一流の大学院の哲学科だとGPA3.8以上+ 強力な推薦状+優れた論文がないと入学できないだろうけど、 最初の1年で半分以上が辞め、コンプリヘンシブ試験でバタバタ と脱落者が出て、最終的に残るのは1、2人じゃないかな。 つらい。
68 :
S−P :2001/02/03(土) 02:41
>68 GPA3.8以上 日本の院でよかった・・・・
69 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 02:49
>>67 頑張ってね。いつか凱旋帰国するのを楽しみにしてます。
日本の哲学者が弱いのは、実質的な貴族制度がないから
じゃないかな。
哲学とか芸術は本来パトロンがあって成り立つもの。
70 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 02:52
アメリカで何の哲学やってるんですか?
71 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 02:54
>>68 つまり日本で「俺はアメリカの院で差別されたからやめてやった」なんて
言いまわってる人は、実は語学力不足でコースワークすらまともにこなせ
にすごすごと帰ってきた人と思って差し支えないと言うことですね。
まあ、実際ネイティブにとってもきついカリキュラムなんだろうけど。
72 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 02:59
73 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 10:41
>69 >頑張ってね。いつか凱旋帰国するのを楽しみにしてます。 ありがとうございます。 >哲学とか芸術は本来パトロンがあって成り立つもの。 たしかに。こっちだと哲学科の院生でも給料もらって 研究してるし。
74 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 10:44
>70 >アメリカで何の哲学やってるんですか? 分析哲学の1分野。 >71 名前:考える名無しさん投稿日:2001/02/03(土) 02:54 >つまり日本で「俺はアメリカの院で差別されたからやめてやった」なんて >言いまわってる人は、実は語学力不足でコースワークすらまともにこなせ >にすごすごと帰ってきた人と思って差し支えないと言うことですね。 そう思います。経歴を見て以下のようなことがいえる。 0.マスターすら取れずに日本に帰ってきた人 =>語学留学の延長のつもりで行って、授業にすら ついてけなかったウジ虫。 1.マスターだけ取って帰ってきた人 =>コンプリヘンシブ試験に落ちてPhD候補生(PhD論文を書く権利をもった学生) になれずに、退学。おなぐさみにおみやげの修士号を授与された学生。 2.PhD候補生にはなれたけど、PhDを取っていない人 =>文字どおりの意味。マスター以上の価値なし。 3.アメリカでAssistant Professorを経験して帰国。日本の助教授なり 教授なりになる人 =>実力、運不足でtenureが取れず、アメリカで安定した研究職が もらえなかった人。アメリカで苦しむよりも日本に帰ったほうが楽 だと悟った人。 3まで行った人は、向こうで1年なり2年なりプロの哲学者 として教育、研究をした経歴があるから大変立派だが、アメリカ では教授としての資格すらない2、3で終わっている哲学者も 日本には何人もいる(誰とはいわないが)。
75 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 11:36
なんか、アメリカの大学の話ばっかだけど、 他の国ではどうなんすかね?
76 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 11:41
>75 ヨーロッパでアカデミックポジションを探すのはまず 日本人には無理。アジアは知らん。オセアニアはアメリカ と同様。
77 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 13:36
アメリカでの哲学に対する意識ってどうなの? フランスって割と哲学に対しては寛容、と言うか、「哲学を 勉強してます!」なんて言っても結構尊敬されるみたいだし。 日本でこんなこというと正直社会の役に立たないとか思われるじゃん。 もちろんあくまで、世間一般の話としてね。 僕自身は哲学は社会に必要と考えてるから。 だからさ、実用学問を重視しがちに見えるアメリカって、 哲学どう思ってんのかなって気になるわけ。 誰か教えて〜〜。
78 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 14:08
>77 一般には、「なんでそんな金にならないことやるの? ビジネスかコンピュータサイエンスでも勉強したら?」 という感じ。でも、哲学出身の学生はLSATの点数が ダントツに高いという統計があるので、法曹関係を 目指す人は学部で哲学をやることが多い。
79 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 14:12
GPAってなんですか
80 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 14:42
>79 評定平均値。要するに成績。 アメリカは4段階。成績で 人生が決まるので、0.01でも 上げようと学生は必死。
81 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 19:48
>>78 実際哲学科のパイも小さいですよね。
MBAやMEdなんか百人単位で募集するのに哲学専攻のPhdコースなんて
どこも十数人なんじゃないすか?
ま、一概には比較できないと思いますが。
82 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 20:48
83 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 23:24
>>76 東洋の山口さんはドイツで教えてたっていうけど。
ドイツの大学で教える資格もってるのってすごいの?
84 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 23:35
>>82 すでにそのHPの英文に挫折しました。鬱だしのう
85 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 23:41
でもわざわざアメリカまでいって哲学やるメリットってどうなんでしょう?
86 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 23:55
そりゃ、やっぱ世界中のの秀才が集まってくるっちゅうことやね。 哲学のおべんきょの基本は、やっぱシコシコ本読むことだと思うけど、 同じ事おべんきょしてる色んな人達と活発に議論するっちゅうのも、 それに劣らず必要な事だと思うわけよ。 アメリカはそういう環境が日本よりはるかにいいんとちゃうのかな。
87 :
吾輩は名無しである :2001/02/04(日) 00:40
>一流の大学院の哲学科だとGPA3.8以上+
>強力な推薦状+優れた論文がないと入学できないだろうけど、
これは、博士課程のことですね。
どこの院の哲学科のことをおっしゃっているのか分かりませんが、
修士課程なら、GPA3.8以上なくても3.3くらいで十分
優秀な大学に入ることはできます。
あと、
>>82 のランキングはアメリカの哲学者の間では賛否両論あるようです。
88 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 01:07
でもアメリカの哲学の最前線って何が問題になってんの? 環境思想とかプラグマティズムとかなら分かるけど、 分析系でいうと、やっぱ数学や自然科学系のハナシになるんですかね?
89 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 01:14
心の哲学(Philosophy of mind)なんじゃないすか? あとは社会哲学や政治哲学みたいなのが優勢っぽいイメージがありますけど。 野家さんや冨田さんがやたらかぶれているローティーなんかは、どっちかって いったら異端なんじゃないすか? つか、適当なんで誰かきちんと解説してください
90 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 01:19
自然科学系のハナシと言えば、超ひも理論について科学哲学者は どういう解釈を下してるんですかね?
91 :
ぶたき無知 :2001/02/04(日) 01:25
>89 心の哲学っていかにも病んだ国ならでわのテーマって気がするけど それは心理学系でやてんじゃないかな。すくなくとも分析系の哲学のテーマじゃない。 そんなの伝統的な哲学が数百年やってきたもんだから特にとりたててあたらしわけじゃないし・・ ローティの脱構築論はどうなのかなぁ・・ あれってポストモダンと見せかけて、おもいっきり政治哲学らしいってきいたけど。 政治や法関係に興味がないんならやっても意味ないんじゃない?
92 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 01:30
「心の哲学」は分析系のひとつの焦点ですよ。 「心理学の哲学」とは別物です。
93 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 01:31
>7
>これは、博士課程のことですね。
>どこの院の哲学科のことをおっしゃっているのか分かりませんが、
>修士課程なら、GPA3.8以上なくても3.3くらいで十分
>優秀な大学に入ることはできます。
まず、アメリカの博士、修士の各課程は日本のそれと違って、特に哲学の
場合、修士課程に入って修士号をとっても博士課程にはいる場合は、日本
でいう博士課程前期の1年生の最初からやりなおしです。ですので、3.3
で修士課程に入ったとしても、いずれ博士課程に入り直さないといけない
です。それから、(これが重要ですが)優秀な大学の多くはそもそも修士号
の取得を目的とする学生を受け入れていません。また、3.3くらいで十分入れる
優秀な大学院というのがどこかわかりませんが、例えば、タフツ大学(デネット
がいる)などは定評のある修士のプログラムを持っていますが、GPA3.3
だとほぼ無理だと思います。(もちろん、GREや推薦状がきわめて良ければ
別ですが)
まあ、これを見れば、いかに競争が激しいか分かると思います。
http://www.blackwellpublishers.co.uk/gourmet/1997-8.htm#ADDATA
94 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 01:34
>87 >82のランキングはアメリカの哲学者の間では賛否両論あるようです。 かつてボストン大学の有名な哲学者、論理学者のヒンティカがあの ランキングに対してとんちんかんな批判をして話題になりました。 それへの反論もあのランキングの脚注に書いてあるはずです。 いずれにしても、賛否両論があっても、あのランキング以上 にくわしいものは誰にも作れないでしょうし、他の学問分野 でもあれほどまとまったものはほとんどありません。また常に MLの形で教員の異動などの情報がアップデートされているので きわめて正確です。
95 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 01:38
89、92さんがおっしゃるように、心の哲学が最近のトレンド です。特に、チャルマーズ以降、意識の謎に取り組む哲学者が 多いです。アメリカの哲学者は哲学の専門家でありながら、 脳科学や理論言語学にバリバリの人が多いので、認知科学 にも大いに首を突っ込んでいます。心の哲学と心理学の哲学 はまったく持って別物です。91さんのような見方は 典型的な勘違いで、「心の〜」という名を冠しているから といって、宗教や心の病などとは一切関係ないです。 「マインドの哲学」とでもいったほうがピンとくるかな。
96 :
ぶたき無知 :2001/02/04(日) 01:48
よくわかりません。 認知科学や行動系の人間科学(阪大の人科みたいな)も心理学の分野じゃないの? 意識の謎ってなに? そんなものに興味があるんなら、はじめから脳科学や自然科学やりゃいいじゃん。 何のために哲学やってんだか・・
97 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 01:50
>1 ヴィーン大学
98 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 01:56
でも結局は心身問題なんだから哲学の(伝統的な)問題だと思いますけど。 大脳生理学や認知科学ってのはその問題に唯物的にアプローチしたって 解釈できるんじゃないですか? ちょっと苦しいか。
99 :
ぶたき無知 :2001/02/04(日) 01:58
大森庄蔵みたいなもんすか?
100 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 01:59
>96 >そんなものに興味があるんなら、はじめから脳科学や自然科学やりゃいいじゃん。 >何のために哲学やってんだか・・ だから、同じ意識の問題に取り組んでいても、哲学と心理学と脳科学では それぞれ取り扱っている問題が違うんです。それくらい想像つかないもんかな。
101 :
ぶたき無知 :2001/02/04(日) 02:03
問題っつーか、アプローチでしょ。 よくわからんけどカント的に言えば経験的と超越論的との区別みたいに。 いまだったら言語論的なアプローチがはいってるんでしょ? でも俺的にはいまさら心身問題なんていわれてもねーって感じ。 どうしても処理しなければならない問題ってあるんすかね。 意識の謎って、どういう観点から問題になってるんすか?
102 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 02:03
現代の心の哲学者はほとんど物理主義者だけど、 だからといって、脳科学をやれば心に関する 哲学的な問題がすべて解明されるわけではないのです。 たとえば、intentionalityとかcontentの問題など 心理学やその他の自然科学はまったく関知しない 問題ですから。交通経済学を研究している人に 「車のことを勉強するなら機械工学をやれよ」 といったらおかしいでしょ?それと同じです。
103 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 02:07
>101 心の哲学の本を一冊読んでちょうだい。 近代までの心身問題の議論しか知らないんだったら、 ちゃんとした心の哲学の教科書を読むと目から鱗が落ちると 思いますよ。眠くなってきた。ChalmersのConscious Mindは 面白いです。邦訳はでていないけど。
104 :
ぶたき無知 :2001/02/04(日) 02:13
ぷっ・・最後は「読め」ときましたか。 こちらはそもそもどういうタームや分野が問題になってるか、ってことすら知らないんだから そこんところの概略っつーか、お触りでも書いて欲しかったのに。 「これが問題だ」ってアウトラインぐらい紹介してもらえませんかね。 アメリカいって勉強したところで、その程度っすか?などとグチらしてもらいます。
105 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 05:59
106 :
吾輩は名無しである :2001/02/04(日) 09:16
>>93 修士課程は博士課程に比べ門戸が遥かに広いですし、簡単です。
例えば、私の知り合いなどは某有名大にGPA3.3で入ってます。
あなたのいう3.8以上という漠然とした基準が、どこからきているのか判り兼ねます。
論文などは、修士課程に進学する段階においては必要ありませんし、
Language Requirementがある大学などは、博士課程でもほとんど皆無です。
>それから、(これが重要ですが)優秀な大学の多くはそもそも修士号
>の取得を目的とする学生を受け入れていません。
そうかもしれませんが、修士を取得して終わり、という人は現に沢山います。
論理的に文章をまとめる能力に優れている人物が多いので
一流企業からの雇用も多いですし、それを目的に入学してくる学生も多いです。
107 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 09:18
>104
>ぷっ・・最後は「読め」ときましたか。
>こちらはそもそもどういうタームや分野が問題になってるか、ってことすら知らないんだから
>そこんところの概略っつーか、お触りでも書いて欲しかったのに。
心の哲学といっても認識論にかなり近い話もあれば、
ほとんど言語哲学と同じ様な議論もあるので、非常に
範囲が広いですが、たとえば、意識についてはこんな
ことが問題になります:心は脳現象に随伴するとしても
どのような随伴関係にあるのだろうか。論理的に随伴
するのだろうか、それとも単に自然法則的に随伴するのだ
ろうか。たとえば、後者が本当だったら、われわれと
まったく同じ様に会話し、まったく同じように反応
するのに、その内部では痛みの感覚質の欠けた人間
(ゾンビーという)が存在する可能世界が想像できる
だろう。。。チャルマーズはこういった考えを元に、
自然二元論という説を提唱します。つまり、心と
いうものは超自然的な存在ではないが、物理的なもの
とは一線を画しているわけです。まあ、このあたり
から出発して可能世界意味論や物理主義の問題、
機能主義の問題や心的因果、などが次々と絡みあって
くるわけです。ここにチャルマーズがScientific
Americanに書いた非常にわかりやすくて面白い
記事があるので読んでみてください。
http://www.u.arizona.edu/~chalmers/papers/puzzle.html
108 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 09:25
>06 >例えば、私の知り合いなどは某有名大にGPA3.3で入ってます。 どこの大学院ですか?あのランキングに入っている大学ですか? >あなたのいう3.8以上という漠然とした基準が、どこからきているのか判り兼ねます。 これは実は漠然とした基準ではないのです。Leiter's Reportの 1998-1999年度版に各トップの哲学科大学院に合格した 学生の平均GPAが書かれていたのです。(ウェブで探したのですが、 どこを見てもなぜかその年度のGraduate Studyのページだけ削除 されていて、見つかりませんでした)そのデータでは上位20校 程度のほとんどの大学でGPAの平均が3.7から3.9でした。ですので 3.8と書いたのです。プリンストンなどは倍率が30倍以上ですから、 いやでもそういった値になります。 >Language Requirementがある大学などは、博士課程でもほとんど皆無です。 皆無ではないです。おそらく半分程度の博士課程は 第二外国語を課しています。
>>106 >どこの大学院ですか?あのランキングに入っている大学ですか?
もちろん入ってます。どこだかは敢えて言いませんが。
>そのデータでは上位20校
>程度のほとんどの大学でGPAの平均が3.7から3.9でした。
ですから,それは博士課程の学生の数値です。
110 :
通行人Ω :2001/02/04(日) 13:29
「あめりかって、たいへんなんだなあ」(みつを)
111 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 19:19
>09 >>程度のほとんどの大学でGPAの平均が3.7から3.9でした。 >ですから,それは博士課程の学生の数値です。 は???これはあなたが、「あなたのいう3.8以上という漠然 とした基準が、どこからきているのか判り兼ねます」と書いた から根拠を示したんですけど。
112 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 20:59
>>108 「論理的に随伴する」のと、「自然法則的に随伴する」のとの
違いをすこし教えてもらえませんか。
脳現象と心とを区別すると言う前提は同じなわけですか。
113 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 21:33
>112 「論理的に」ということは、脳内の物理現象とクオリアがたとえば、 「独身男」と「未婚の男性」が同じであるのと同じようなほどの強い 関係にある、ということです。一般的に、痛みというのは脳内のある 神経繊維の刺激に必ず対応すると思われていますから、そう考えるのは 自然です。つまり、ある神経繊維の刺激があればそれと同時に痛みが 走るし、痛みが走れば、ある神経繊維が刺激された、ということに 違いないからです。ところが、(チャルマーズによれば)我々の世界 とはまったく異なった自然法則に支配されている世界においては、 ゾンビのように神経繊維に刺激が加わっても痛みのクオリアが彼の内部 に現われていないようなケースが考えられるというわけです。そこで、 彼が導く結論は、心的なものは物的なものに対して自然法則的に随伴 するだけであり、心的なものとは物的なものとは論理的には同一ではない、 よってなんらかの形の二元論をとらざるをえないということです。ただし、 心身二元論といっても、超心理学のような怪しげなものではなく、現代の 物理学や大脳生理学にコンパチブルな意識の科学に向かった理論である、 ということです。
114 :
考える名無しさん :2001/02/04(日) 22:21
>113 「心的なもの」というものが「物的なもの」に随伴しながらも 独自の構造と実体を持つということですか。その実体はなになの でしょう。 ここにいう「自然法則」の意味がよくわからないんですが。 もしよかったら「クオリア」の意味も簡単に教えてください。
115 :
考える名無しさん :2001/02/06(火) 11:53
日本の大学の哲学科って、男女比率どの位なんすか? また、海外ではどうなの?
116 :
考える名無しさん :2001/02/06(火) 12:42
>文学部が有名な國學院? 國學院ごとき五流の落ちこぼれ底辺大学が、哲学で有名だとは、 笑わせる。東洋大も然り。 こんなところで哲学やってるなどと言うやつは、 「私は頭が悪くて、なおかつ、 世の中の役に立たない事を勉強してます。」 と、言っているのに等しい。
117 :
考える名無しさん :2001/02/06(火) 12:58
頭が悪いやつでも「勉強して世の中の役に立っていると思われたい!」 と考えていることを証明しているので、良いのでは。
118 :
考える名無しさん :2001/02/06(火) 13:01
心の哲学と動物の権利に関する議論ってやっぱ関係あるんですか?
119 :
考える名無しさん :2001/02/06(火) 13:01
>114 >「心的なもの」というものが「物的なもの」に随伴しながらも >独自の構造と実体を持つということですか。その実体はなになの >でしょう。 Chalmersはおそらくsubstance dualistではなくてproperty dualistですから、心的なもの自体は実体だとは考えていない です。ただし、(かなりおおざっぱですが)物理的な実体が 原子核や電子から構成されているように、複雑な意識経験も protophenomenal property ともいうべきさらに細かな 「意識の粒」から成り立っている可能性は否定できない、 としています。彼自身、epiphenomenalismとdualism、neutral monismのどれを取るべきかでかなり揺れているのではっきりいえ ませんが、基本的なトーンとしては、意識そのものの「正体」に ついては永遠に解明不可能(そもそも意識そのものは物理現象 のように還元して説明することができないように出来ている)と 考えているようです。ただし、それイコール「意識は魂である」 とかいったことにはならないのです。彼にとって意識はあくまで 進化の課程でできた自然現象に過ぎないのです。
120 :
考える名無しさん :2001/02/06(火) 13:06
>114 >ここにいう「自然法則」の意味がよくわからないんですが。 つまり、物理学者は(他の惑星も含めた)われわれの世界における自然 法則にしか興味を持ちませんが、哲学者や論理学者の考える可能世界に おいては、まったく異なった自然法則をもった世界もあり得るわけです。 たとえば、ピンクの象が空を飛んでいたり、重力が水平に働く世界が あったとしても論理的矛盾はないわけで、反事仮想としてそのような 世界があると仮定しても差し支えないのです。そのような場合、ある可能 世界においては、われわれとまったく同じような脳をもっていてまったく 同じように刺激に反応するのに、その中ではなんらの痛みの感覚質が生じ ないようなゾンビー人間が存在し得るかもしれません。そして、もしそれが 可能だったら、脳現象=意識現象と考えるのは間違いであって、意識とは脳 のような物理的なものとは独立のものであると考えられるわけです。つまり、 A=Bが論理的に正しい場合、すべての可能世界においてA=Bが正しくないと いけませんが、脳=意識現象はそのような関係にないというわけです。 よって、物理主義は破綻するわけです。 >もしよかったら「クオリア」の意味も簡単に教えてください。 クオリアは感覚質だとか生の感じなどと訳されることが多いです。 要するに、ズキズキする痛みとかザワッとする恐怖感など、われわれの 意識経験の本質的な性質のことです。
121 :
考える名無しさん :2001/02/06(火) 13:08
>115 >日本の大学の哲学科って、男女比率どの位なんすか? >また、海外ではどうなの? 日本は多分男性の方がずっと多いと思います。欧米だと意外と 女性が多いです。全体でいえば、たぶん3、4割は女性なの ではないでしょうか。
122 :
考える名無しさん :2001/02/06(火) 13:10
>118 >心の哲学と動物の権利に関する議論ってやっぱ関係あるんですか? 心の哲学はもっとメタフィジッカルな議論を扱うので、 権利などについては考えません。そういうのは倫理学の 一分野になります。メタ倫理学は分析哲学の中でも最近の トレンドであります。
123 :
Ripple☆ :2001/02/06(火) 17:04
ウィーン大学
124 :
日本@名無史さん :2001/02/06(火) 17:29
パリ大学
125 :
日本@名無史さん :2001/02/06(火) 17:31
ボローニャ大学
126 :
考える名無しさん :2001/02/06(火) 17:49
>116 國學院は5流とは言えないだろう。国士舘と間違えてない? 国文学なら、國學院や学習院は蔵書も研究者も水準が高いんじゃ ないか。 何か偏差値盲信主義者みたいだな。
127 :
考える名無しさん :2001/02/06(火) 18:25
>126 あなたが噂の國學院大學大學院哲學研究科神道學専攻の 陰性の方ですか?
128 :
考える名無しさん :2001/02/06(火) 18:26
>126 国士舘は5流とは言えないだろう。國學院と間違えてない? 体育学なら、国士舘や日体大は蔵書も研究者も水準が高いんじゃ ないか。 何か偏差値盲信主義者みたいだな。
129 :
考える名無しさん :2001/02/06(火) 23:38
>國學院は5流とは言えないだろう。国士舘と間違えてない? どっちにしろ底辺大学だろ。 大学名を人に言うのが恥ずかしいレベルだ。 >何か偏差値盲信主義者みたいだな。 この程度の大学は偏差値云々以前の大学だ。
130 :
考える名無しさん :2001/02/06(火) 23:43
>129 國學院は一流です。誰が何といおうと一流なんです!!
一流でも何でもイイから、 そのウザイ繁体字中国語(BIG5)フォントみたいな表記やめろ!
132 :
猫電波 :2001/02/07(水) 18:11
>>122 関係ないんですか、ありがとうございます。
でも、犬がゾンビーだったらやっぱ権利もないだろと思うけどなぁ
>>121 > 世界においては、われわれとまったく同じような脳をもっていてまったく
>同じように刺激に反応するのに、その中ではなんらの痛みの感覚質が生じ
>ないようなゾンビー人間が存在し得るかもしれません。
>>105 の七さんと同じような疑問ですまないんですが
その可能世界のこのスレッドやチャルマーズの論文には何が書かれているのでしょうか?
133 :
考える名無しさん :2001/02/07(水) 18:54
道元を研究するなら、駒澤大学が良いだろ。 それと同じで、国文学とか国学研究したいなら、 國學院でもいいんじゃない。 一発変換で繁体字になるよ。なぜか。
134 :
名無しさんの主張 :2001/02/07(水) 19:53
國學院…ほんとだ!
135 :
考える名無しさん :2001/02/07(水) 20:59
>132
>
>>105 の七さんと同じような疑問ですまないんですが
>その可能世界のこのスレッドやチャルマーズの論文には何が書かれているのでしょうか?
チャルマーズの博士論文がToward The Theory of Consciousnessであることから
もわかるように、意識の科学的理論を構築するための哲学的な基盤と展望が
展開されています。チャルマーズは学部で数学とコンピュータをやって、
大学院に入ってから哲学に転向した人です。にもかかわらず、30代前半で
カリフォルニア大学、アリゾナ大学の哲学教授になった天才です。
136 :
考える名無しさん :2001/02/07(水) 21:26
> 135 > チャルマーズは学部で数学とコンピュータをやって、 > 大学院に入ってから哲学に転向した人です。にもかかわらず、30代前半で > カリフォルニア大学、アリゾナ大学の哲学教授になった天才です。 これは不思議でもなんでもない。 哲学をやってから数学やコンピュータをやって一流になったというのなら たいしたものだと思うのだが。
137 :
考える名無しさん :2001/02/07(水) 22:23
>136 >これは不思議でもなんでもない。 いや、何の学問にせよ、転向してから一流の業績を 残すのは普通よりはるかに大変ですよ。 しかも、彼はわずか3年でPhDを取っている。 そんな人身近にいます? >哲学をやってから数学やコンピュータをやって一流になったというのなら >たいしたものだと思うのだが。 ラッセルがそうですね。
138 :
考える名無しさん :2001/02/07(水) 22:25
>137 追加でクリプキもそうですね。 様相論理の完全性を証明。
139 :
考える名無しさん :2001/02/07(水) 22:27
また追加ですが、チャルマーズは、フォンノイマンとか チューリングみたいな意味での天才だとは思いません。 ただ、近年稀に見る刺激的な理論を提案した 頭脳明晰な若手の哲学者だと思います。
140 :
・e・ :2001/02/08(木) 00:56
横レスで失礼しますが、 >哲学者や論理学者の考える可能世界に >おいては、まったく異なった自然法則をもった世界もあり得るわけです。 私もここが気になります。具体的にはどのような世界でしょうか? また、こうした“仮想世界”を設定する必要性とは何でしょうか? それと(笑)、そろそろ固定HNをお持ちになればどうでしょうか? あなたの経歴が気になるところですが、それは野暮というものなので・・ いや、ボクもそろそろ留学を考える時期でしてね。
141 :
考える名無しさん :2001/02/08(木) 01:05
さらに横レスになりますが 日本語で著されたしっかりした様相論理の教科書ってありますかね? 日本ではどうも真面目に研究されてるように思えないんですが。 お奨めの日本語のテキストがあったらご紹介いただけませんか。
142 :
考える名無しさん :2001/02/08(木) 01:54
上智の哲学ってどうですか? 知ってるやつが行くらしいんですけど
143 :
考える名無しさん :2001/02/08(木) 02:30
上智の哲学って、半ば神学のイメージがあるよ。
144 :
考える名無しさん :2001/02/08(木) 02:33
スタンフォードでしょ、恐らく。 でも,それで日本人ていったら,簡単に個人特定できちゃうから 深く追求しないようにしましょう。 ところで、あなたは学士号は日本?
145 :
考える名無しさん :2001/02/08(木) 02:44
調べてみたら,スタンフォードじゃないみたいだね。 日本人いなかった、失敬。
146 :
火星人 :2001/02/08(木) 03:40
140さんのご指摘にしたがって、固定HNをつけました。 >140 >私もここが気になります。具体的にはどのような世界でしょうか? >また、こうした“仮想世界”を設定する必要性とは何でしょうか? 可能世界の議論は、例えば、A=B(脳=心とか)がどれほど強い 同一関係にあるか、などを考える時に使われます。たとえば、 もし、心が実はエクトプラズムのような非物質な魂で、神が 人間を作った時にたまたま注入したものにすぎないのだとしたら、 脳=心は現実世界Wでは真ですが、可能世界W’では偽である ことも考えられるわけです。ただ、みなさんのいうように、 現実世界とまったく異なった自然法則の世界を想像すること は困難ですし、それを元に悪名高い心身二元論を結論づける のはやや無理がある、という意見が多いです。
147 :
火星人 :2001/02/08(木) 03:45
>141 >日本語で著されたしっかりした様相論理の教科書ってありますかね? >日本ではどうも真面目に研究されてるように思えないんですが。 >お奨めの日本語のテキストがあったらご紹介いただけませんか。 ヒューズとクレスウェルというニュージーランドの論理学者が 書いた様相論理の教科書の翻訳が出ています。日本語版のタイトル は忘れましたが、原書名はAn Introduction to Modal Logicです。 原書では新版が出ていますが、そちらは訳されていません。 おっしゃるとおり、日本語ではまともな教科書がほとんどないです。 >144 >深く追求しないようにしましょう。 >ところで、あなたは学士号は日本? うーむむむ、これも内緒ということで お許しを。
148 :
考える名無しさん :2001/02/08(木) 04:31
149 :
火星人 :2001/02/08(木) 18:20
>148 絶版ですか!残念。でも、論理学の教科書なら原書でも それほどむずかしいということはないですし、かえって そっちの方がわかりやすいくらいかもしれませんね。 この本は一部スタンダードでない記号の使い方を採用 していいますが、様相論理の必読書として長年 支持されている教科書です。あと、もっとコンパクト な本がよかったら、 Konyndyk@` Kenneth (1986). _Introduction to Modal Logic_. University of Notre Dame Press. という本もお奨めです。 こちらは120ページ程度の非常にコンパクトな本ですが、 命題論理->命題様相論理->量子論理->量子様相論理と順を 追って丁寧に解説がなされています。
>>149 いつも丁寧なレスありがとうございます。
120ページ程度というのは今の僕には丁度よい分量です。
そちらに、まずあたってみます。
ちなみに今日調べてきたんですが、『様相論理入門』のほうは
「日本書籍総目録」にもすでに未収録の模様。
151 :
猫電波 :2001/02/09(金) 20:11
>>135 あ、そうではなくて
>たとえば、後者が本当だったら、われわれとまったく同じ様に会話し、まったく同じように反応するのに、
>その内部では痛みの感覚質の欠けた人間(ゾンビーという)が存在する可能世界が想像できるだろう。
のゾンビーさん達の世界でも感覚質について会話してるのかな?と思ったもので
でも、「それはしてないけど、他はだいたい同じ」で十分答えになってますね
失礼しました
152 :
火星人 :2001/02/09(金) 20:58
>151 >ゾンビーさん達の世界でも感覚質について会話してるのかな?と思ったもので これは面白い疑問です。ゾンビーは感覚質については会話しないと 思います。ですので、私の最初の「まったく同じ様に会話し」というのは 不適切でしたね。針で刺されれば「痛いなあ!」というし、きれいな 景色を見れば、「おお、すばらしいねー」と、われわれとまったく 同じように反応する、ということを書いたつもりでした。
153 :
火星人 :2001/02/09(金) 21:39
>150
>いつも丁寧なレスありがとうございます。
>120ページ程度というのは今の僕には丁度よい分量です。
そうですね。ヒューズ&クレスウェルの本はかなり分厚いので、
コニーンダイクの本の方が手ごろでいいかもしれないですね。
これはintroductoryレベルの生徒用に書かれていますが、
それでもしっかりとしたレベルをキープしたとてもよい本です。
ちなみに前者、Introduction to Modal Logicの著者、ヒューズ&
クレスウェルの出身地であるニュージーランドは意外にも
論理学に強くて、時制論理(tense logic)の父といわれる
Priorなどを輩出しています。
>ちなみに今日調べてきたんですが、『様相論理入門』のほうは
>「日本書籍総目録」にもすでに未収録の模様。
そうですか。それは残念です。
日本語のお手軽な入門書がよければ、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140017902/qid=981721485/sr=1-5/249-6987946-4145103 というのもあります。ただし、終わりの方の
可能世界意味論と量子力学を結び付けるあたりは、
ほのかにトンデモの香りがするような気もしないでも
ないですが。(笑)
154 :
火星人 :2001/02/09(金) 21:45
>150
>いつも丁寧なレスありがとうございます。
>120ページ程度というのは今の僕には丁度よい分量です。
そうですね。ヒューズ&クレスウェルの本はかなり分厚いので、
コニーンダイクの本の方が手ごろでいいかもしれないですね。
これはintroductoryレベルの生徒用に書かれていますが、
それでもしっかりとしたレベルをキープしたとてもよい本です。
ちなみに前者、Introduction to Modal Logicの著者、ヒューズ&
クレスウェルの出身地であるニュージーランドは意外にも
論理学に強くて、時制論理(tense logic)の父といわれる
Priorなどを輩出しています。
>ちなみに今日調べてきたんですが、『様相論理入門』のほうは
>「日本書籍総目録」にもすでに未収録の模様。
そうですか。それは残念です。
日本語のお手軽な入門書がよければ、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140017902/qid=981721485/sr=1-5/249-6987946-4145103 というのもあります。ただし、終わりの方の
可能世界意味論と量子力学を結び付けるあたりは、
ほのかにトンデモの香りがするような気もしないでも
ないですが。(笑)
155 :
ななしさんだ :2001/02/12(月) 01:40
あげっすね
156 :
吾輩は名無しである :2001/02/12(月) 04:43
ソルボンヌあげ
157 :
考える名無しさん :2001/02/12(月) 07:48
キボンヌあげ
158 :
吾輩は名無しである :2001/02/13(火) 16:59
159 :
吾輩は名無しである :2001/02/13(火) 17:01
文字通りの天才か… こういう系が、日本からも表れれば面白いのに。
160 :
吾輩は名無しである :2001/02/15(木) 10:27
161 :
日本@名無史さん :2001/02/15(木) 18:11
オックスフォードあげ
162 :
考える名無しさん :2001/02/16(金) 01:23
中央大の木田元の最終講義に行ってみた。 院生が、見たこともないくらい美人ぞろいだった。 ・・顔で取ってるのかな・・
163 :
チョコゼロ記念@新世紀 :2001/02/16(金) 01:44
すごい。こんな真面目なスレ始めて見た。僕は哲学専攻ではないので「哲学」 というとどうしても仏独系の哲学者を思い浮かべてしまうのですが、実際の ところ、哲学を「研究」するならばやはりアメリカのほうが有利なのでしょうか。
164 :
考える名無しさん :2001/02/16(金) 01:49
どういう意味で「有利」なのかがわからないけど 飯のタネには、世界中どこにいってもならないような気がするよ(笑) 職業としての学問(おお、ヴェーバー!)を選ぶなら このまま日本に居たほうがいいよ
165 :
考える名無しさん :2001/02/16(金) 09:23
>163 分析系とかロジック系の哲学をやりたい場合は断然アメリカ ですね。あとはオーストラリアとイギリスもいいです。あちら だと哲学者でも、大脳生理学にも通じている人や、数学に バリバリの人とかがいて面白いです。英米豪の哲学は、 163さんのいわれるとおり、独仏などの大陸系の、 普通の人が思い浮かべるような哲学とはかなり毛色が違います。
166 :
チョコゼロ記念@新世紀 :2001/02/16(金) 10:51
163 またまたちゃんとしたレスが来て嬉しい。ここでは 英米系哲学の話題で盛り上がっておられるようですけど、真面目に 大学で論文書いて頑張っているような人から見れば、「フランス 現代思想」なんかでおちゃらけている人達はやはり腹立たしいの でしょうか。自分のもといたサークルがそんなかんじだったので、 なんとなく雰囲気はわかるのですが。 厨房文体ですいません。
167 :
吾輩は名無しである :2001/02/16(金) 14:16
>>166 「フランス現代思想」が悪いんじゃなくて、ヘーゲル、カントも読んでなくて
浅田、柄谷読んで、偉そうな事をほざいている日本人には辟易させられるよな。
ところで、分析哲学者の間でも、大陸哲学の影響を多分に受けている
方も多いので、分析哲学、大陸哲学、という区分けは
もう、そろそろ通じなくなってきているという気がします。
実際にアメリカでは、Pluralisticなアプローチをする大学が
増えてきていると思います。
クリステヴァ、ジャック・デリダは、先学期はNYの某学校で教えていましたし、
ハーバマスなども往々にして、Visiting Professorとして来米してます。
Critical Theory、Post Modernism、Phenomenology、Post Structurismなども、
学ぼうと思えば、アメリカでも十分学べるということです。
あと、火星人が出したGPA3.8以上というのは、やはり疑わしいです。
(こいつマジでPhDにいたのか?)
現にGPA3.4でPrincetonに合格して人はいますし、3.3でUWのPhDに受かった例も
あります。学士のうちにジャーナルに論文が掲載され、優遇される例も
多くあるようですし、合否基準はGPAのみに左右されるわけではないので、
GPAのみで憂鬱になる必要はないです。
私の親友のように、GPA3.9近くでApplyした主要大学のほとんど全てに
蹴られたヤツもいますしね(笑
ま、次の年にCU逝きましたが。
168 :
火星人 :2001/02/17(土) 00:21
>167 >ところで、分析哲学者の間でも、大陸哲学の影響を多分に受けている ただ両方に通じている人は少数ですね。 >実際にアメリカでは、Pluralisticなアプローチをする大学が >増えてきていると思います。 アメリカでは以前として分析系が圧倒的です。 >クリステヴァ、ジャック・デリダは、先学期はNYの某学校で教えていましたし、 デリダはNew SchoolとSUNY Stony Brookで教えていましたが、 どちらも大陸系の拠点ですから。 >Critical Theory、Post Modernism、Phenomenology、Post Structurismなども、 >学ぼうと思えば、アメリカでも十分学べるということです。 それはそのとおりです。 >あと、火星人が出したGPA3.8以上というのは、やはり疑わしいです。 疑わしいもなにも、Leiter's Reportに記載された データとしてありましたので。 >現にGPA3.4でPrincetonに合格して人はいますし、3.3でUWのPhDに受かった例も >あります。学士のうちにジャーナルに論文が掲載され、優遇される例も それは哲学の専攻の話ですか? >多くあるようですし、合否基準はGPAのみに左右されるわけではないので、 >GPAのみで憂鬱になる必要はないです。 それはもちろんです。
169 :
火星人 :2001/02/17(土) 00:22
>167 >ところで、分析哲学者の間でも、大陸哲学の影響を多分に受けている ただ両方に通じている人は少数ですね。 >実際にアメリカでは、Pluralisticなアプローチをする大学が >増えてきていると思います。 アメリカでは以前として分析系が圧倒的です。 >クリステヴァ、ジャック・デリダは、先学期はNYの某学校で教えていましたし、 デリダはNew SchoolとSUNY Stony Brookで教えていましたが、 どちらも大陸系の拠点ですから。 >Critical Theory、Post Modernism、Phenomenology、Post Structurismなども、 >学ぼうと思えば、アメリカでも十分学べるということです。 それはそのとおりです。 >あと、火星人が出したGPA3.8以上というのは、やはり疑わしいです。 疑わしいもなにも、Leiter's Reportに記載された データとしてありましたので。 >現にGPA3.4でPrincetonに合格して人はいますし、3.3でUWのPhDに受かった例も >あります。学士のうちにジャーナルに論文が掲載され、優遇される例も それは哲学の専攻の話ですか? >多くあるようですし、合否基準はGPAのみに左右されるわけではないので、 >GPAのみで憂鬱になる必要はないです。 それはもちろんです。
170 :
火星人 :2001/02/17(土) 00:25
ダブリました。すみません。 >166 >英米系哲学の話題で盛り上がっておられるようですけど、真面目に >大学で論文書いて頑張っているような人から見れば、「フランス >現代思想」なんかでおちゃらけている人達はやはり腹立たしいの そうですね。なんちゃって哲学みたいなのをやってもっとも らしいことをいっている人たちに対しては大陸系も分析系も 一様に批判的だと思います。
166です。 火星人さんどうもレス感謝です。昔いたサークル、 まさに「なんちゃって現代思想」「なんとなく批評空間」の 巣窟みたいなとこでした。最初は楽しかったんですけど、だんだん その排他的な雰囲気がたまらなく嫌になりました。「柄谷」って 言っちゃえば勝ち、ってな感じでしたね。あ、こういうこと書くと 荒れそうですか?
172 :
名無しさん脚 :2001/02/18(日) 00:00
便乗質問ですが、宗教学が有名な大学ってどこでしょうか。 一口に言っても宗教哲学、宗教社会学ほかいろいろありますけど。
173 :
・e・ :2001/02/18(日) 00:03
神学なら上智かな
174 :
172補足 :2001/02/18(日) 00:18
いわゆる神学や宗学の研究機関は結構あちこちに見かけるのですが、 特定のどの宗派にも拠ってないものを探してます。
175 :
考える名無しさん :2001/02/18(日) 00:20
駒澤とか國學院とか立教とか青学とかICUとか創価大(笑)とか
176 :
いちご姫 :2001/02/18(日) 00:25
>174 「特定のどの宗派にも拠ってない」ところは、せいぜい、東大と京大 の宗教学くらいでしょう。 神学に興味がおありなら、京大の方がベターです。 Science of Rreligionなら、東大がベター。ここでは、あと、印哲 、中国仏教教理もできます。 あとは、筑波、くらいか?
177 :
考える名無しさん :2001/02/18(日) 00:29
つーか、どんな答えを期待して質問してるかわからんけど マジレスすると東大か京大 はっきりいってその二つしかない
178 :
考える名無しさん :2001/02/18(日) 02:10
哲学を大学で学ぶメリットは、 学会誌など専門誌の入手のしやすさくらいしかないね。 語学の勉強や専門的な議論はほかでもできる。 研究テーマが決まっていれば、 そのプロパーの研究者に真摯なメールを出せば、 それなりに答えてくれると思う。
179 :
・e・ :2001/02/18(日) 02:59
あまり気乗りのする話ではないが・・・ 最近の院生は、与えられた課題はキチンとこなすが、いまひとつ 自己の問題意識のない人間が多いように思う。 授業が好きというか、要するに「演習マニア」。。。。 まぁ、別に悪いことではないが。
180 :
考える名無しさん :2001/02/18(日) 03:02
>授業が好きというか、要するに「演習マニア」。。。。 バブル崩壊前後あたりから、その傾向は顕著になってると、おいらも思うなあ。
181 :
考える名無しさん :2001/02/18(日) 03:08
>176 九大にもなかったっけ? スコラの稲垣良典とか。 よく知らないんだけど。 (でも、あの天使論には、ビックリしたな。 あんな人だとは思って無かったよ。(ワラ))
183 :
172 :2001/02/19(月) 00:42
東大と京大しかありませんか。 どっちかというとScience of Religionの方に興味があるので 院から入れるよう勉強にはげむことにします(学部2年) ありがとうございました。
184 :
182 :2001/02/19(月) 01:17
>Science of Religionの方 じゃあ東大で決まり、だね。 東大の宗教は、オウム以来、閑古鳥ないてるらしいから、 けっこう楽なんじゃない? (進振は、ほとんど最低ラインだって聞いたよ) 院からだったら、ちょっち、がんばって、 シカゴ大って手もあるよ。やっぱ、本場だしな。
185 :
考える名無しさん :2001/02/19(月) 14:47
>182 稲垣先生だいぶ前にやめたよ。今は、谷先生。 こちらは、スコラっていうより恐怖神学もとい、教父神学。 ほんとに宗教って感じ・・・・ああ、悪口のつもりはないんだけど。 上の先生は、二人とも哲学の先生。 窮大の宗教は、文化人類学みたいなのやってます。 ちなみに窮大きても、就職ないよ、ほんとに・・・
186 :
考える名無しさん :2001/02/19(月) 15:40
仏教哲学とかインド哲学勉強するのはどこが良いでしょう。 密教系の神秘主義・チベット仏教あるいは原始仏教などに興味があるんで すが。もろオウムっぽいかもしれないけど、ちゃんとした先生のいる とこがあれば教えてください。
187 :
素人 :2001/02/19(月) 19:16
早大の東洋哲学はどうでせう。
188 :
いちご姫 :2001/02/19(月) 19:34
>186 東大、東洋大、あと駒沢大でもできるかもしれない。 でも、密教と原始仏教に興味あるって、かなり関心にばらつきがある ような・・・・
189 :
考える名無しさん :2001/02/19(月) 19:49
高野山大学には密教学科なんてのがあるが、 坊さんのあととりばかりなんだろうなあ。
190 :
NOMURA :2001/02/19(月) 21:02
>チベット仏教 京大の仏教学の御牧先生がチベット仏教じゃなかったっけ。 >仏教哲学とかインド哲学 やっぱ、歴史とか蔵書に対するアクセス力とか考えると、 やっぱ東大のイン哲かな。 「まぁた、東大かぁ!」
191 :
考える名無しさん :2001/02/19(月) 21:47
>高野山大学には密教学科なんてのがあるが 東寺の綜芸種智院大学にもなかったっけ? 日本最古の大学らしいぞ。 ただ、学生が極端に少ないらしいから、 体育なんかは洛南高校の生徒と一緒らしいぞ。 ちなみに、洛南の生徒は「かしこい」から、 種智院大の学生をバカにしたような目でみるらしいぞ。 耐えろ!
192 :
考える名無しさん :2001/02/19(月) 22:20
>>186 定方晟を追って東海大なんてどう?
密教系の神秘主義を批判してるけど。
194 :
名無しさんの主張 :2001/02/19(月) 23:34
早大東哲はおちこぼれの自動進級先でもある。 面白いは面白いかも。
>193 いや、洛南出身の友達に聞いた話。 なぜか友人に洛南出身者が多いんだよ。 みんな、この話、するんだ。
196 :
考える名無しさん :2001/02/20(火) 02:12
>>186 東洋に川崎先生っていうチベット仏教をやってる方がいるよ
もしかしたらもう退官なさったかもしれないけど
それと東大の鈴木隆泰先生がチベットをすこしかじってます
あと、聞きかじりなんであれなんすけど
龍谷大だったか大谷大だったかにチベット僧の人がいらっしゃるみたいですよ
197 :
考える名無しさん :2001/02/20(火) 13:04
印哲だったら、九大とかにもある。 でも、学部の間はとにかくサンスクリットの勉強ばっか・・・ いわゆる哲学っぽいことができるまでに、えらく時間がかかるみたいに聞いた。
198 :
考える名無しさん :2001/02/20(火) 15:34
186です。ありがとうございます。
>>188 神秘主義や瞑想など、自力門的なのに興味があるので。
199 :
考える名無しさん :2001/02/20(火) 16:07
仏教は宗門の院は注意したほうがいいよ。 その宗派の思想を学ぶにはいいけど、逆にそれにそぐわないものは まともに研究させてくれない(議論ができない)ところがある。 学会でも自分の宗門の開祖だけ「上人」「聖人」つけで呼ぶ人もいるし。 (現在日本で分かれている)各宗派の思想を横断的にやるのであれば 国立とか早稲田の東哲とかがいいかも。
200 :
考える名無しさん :2001/02/20(火) 21:17
201 :
えしょうふに :2001/02/21(水) 06:57
哲学で有名な大学ってなんで東哲とかでてきてんだ?
202 :
考える名無しさん :2001/03/09(金) 19:07
えーと、大阪市大と立命館とでは どっちのほうが哲学やるのにいいでしょうか? 市大のほうが良いかなあとも思うんですけど 立命館に行くと京都の他の私大の講義も取れるそうなので。
203 :
考える名無しさん :2001/03/09(金) 19:58
今のところは、分析をやるなら市大。だけど、近々、できる教官が 京大に戻ってしまう可能性は大。 大陸だったらまだ立命館の方がいいんじゃないか?
204 :
202 :2001/03/09(金) 21:07
どうもありがとうございます。 つうか、厨房で申し訳無いですけど 分析とか大陸とかいうのは具体的にどういう人をさすんですか?
205 :
考える名無しさん :2001/03/10(土) 00:44
立命館は、ドイツ観念論系が軸になっていて、最近、若手がフッサールや現象学 をしている。しかし、現代哲学の講座は皆無。ニーチェすら立命館では教えられていない。
206 :
202 :2001/03/10(土) 21:02
パンフレット見ても現代のをやってる人がいないようだったので 市大にしました。ありがとうございます。
207 :
ドレミファ名無シド :2001/03/11(日) 23:17
日本はカスなの?
カスというその・・・・・・ゴミです。
209 :
ドレミファ名無シド :2001/03/12(月) 21:48
日本の哲学は世界のゴミですか?
210 :
宣伝です :2001/03/12(月) 22:19
211 :
ドレミファ名無シド :2001/03/12(月) 23:26
日本の哲学は世界のゴミですか?
212 :
ちわ :2001/03/12(月) 23:28
警告:糞スレ、つまらんだと思った人は議論に加わらないように。 俺は1980年生まれで、慶大に在籍している。 知的領域に関心の無かった俺も、最近になってやっと目覚め始めた。 俺らの世代って、知的領域に関して軽薄じゃねーか? 普段、政治、経済、思想、宗教について友達と論じ合ったりしねえだろ? 少なくとも俺の周りではねえーんだよ。(俺だけかも) 音楽、服、女、飲み。この辺だろう?俺らが普段しゃべってんのは。 なんかさ、あるよな。政治だとか思想を語れない空気が。 どうしてだ?現役学部生、マジレスくれ!頼む!
213 :
・e・ :2001/03/13(火) 00:25
慶応って政治とか思想って柄ではないような気がしますが(すいません) 私の勘違いかな?
214 :
理系学部生 :2001/03/13(火) 18:40
>212 俺もやばい人だと思われるから、絶対にマルクスとかよんでても口にはできないな。 マルクス=共産主義=日本赤軍=オウムみたいな図式が成り立ってるでしょ、今の若者たち。
215 :
考えぬ名無しさん :2001/03/13(火) 18:54
>>212 あなたよりはちょっち年上だけど、
友達で話す話題、
音楽、服、飲み、化粧品、コバルト文庫、政治、経済、思想、宗教、
自然科学、文化、歴史、小説、語学なんかよ、
けっこういろいろはなしてる、と思うけど
216 :
考える名無しさん :2001/03/13(火) 19:09
>>212 あなたとタメです。
同意します。ただ、俺は哲学科に在籍してますんで、
その手の話題で盛り上がる環境はボチボチあります。
俺はそのほかにはコソピュータの話しかできない人間
ですので、まぁ、どちらにしろ話す相手がクソ限られるという
状況には変わりないんですけどね(凹
う〜む。自分を顧みますと、考えると怖くなるから考えない
といった感じだったような気がします。思想ですとか、宗教
ですとか、その手のことは。今は、話す相手に恵まれて
いますんで、とくに不満は。
でも世間話についていけないなァ。
テレビ買おうかなぁ。ちょっとだけ鬱。
217 :
考える名無しさん :2001/03/13(火) 19:58
215=いちご姫?
218 :
考える名無しさん :2001/03/14(水) 01:08
マルクスの「資本論」は存在論として読むとなかなか面白い。
219 :
考える名無しさん :2001/03/14(水) 19:12
修士からアメリカの大学に留学したい場合、 やっぱり学部時代の成績が芳しくないのは致命的ですか? 英語は結構自身あるんだけど、 何せ授業がだるくてあんま出てなかったものだから・・・。
220 :
吾輩は名無しである :2001/03/15(木) 06:56
>>219 修士も博士課程のプログラム(6年)のうちに取得するのが普通だから、
そうであれば、Admissionは難関でしょう。
火星人さんなどに聴いてみたらいかがですか?
大体、どの大学でも年に10人も定員を取らないと思いますから。
日本人の哲学専攻で博士課程に在学しているのは、全米でも数える程度です。
マルクスを研究している若い学生って、どれ位いるのだろう?
222 :
考える名無しさん :2001/03/15(木) 18:12
>>218 どう読むと存在論として読めるのか教えてほしいのだが・・・。
223 :
考える名無しさん :
2001/03/15(木) 18:16 貨幣=存在では?