1 :
保部逗:
というわけで、
別スレ『「なぜ人を殺してはいけないの?」の質問に』
での、
「人を殺してはいけない」という規範の成立は、
「殺されたくない」という個人の欲求だけでは説明できない
との主張をめぐる議論の続きです。ではそうぞ。
2 :
考える名無しさん:2000/11/01(水) 00:35
殺してはならない理由の一番大きな理由は
「つまらないことでは殺すな」
人間が言葉、法、道徳、倫理、制度、技術、、、をもち
共同体をつくるのはいづれ陰惨な方法で破壊したい欲望も
同時に持ちあわせるから。
これだけが猿、類人猿と人類の違いである。
派手な集団的殺戮を盛り上げるには、道徳や倫理で人々を
タブーによって縛り上げ、
何十年、ときには神話や歴史も駆使して百年千年単位で
殺戮を禁じ、矛盾の極みを蓄積した後に一挙に破壊、、、
と、永い時間やプロセスを得ない
個人的な勝手な理由で安易に殺人を
犯すのは良く無いと人々は思うのである。
一応、1945年以後は永い年月も過程も経ても
駄目!だと言うのが哲学者の仕事なのだが、
それもまた違った大規模殺戮の方法の疑義提出に
過ぎず、殺人禁忌は実際には実現できない。
3 :
保部逗:2000/11/01(水) 00:40
以下、これまでの議論の経過を紹介します。
-------------------------------------
488 名前:保部逗投稿日:2000/10/29(日) 08:17
A.事実前提:「<他人を殺してもよい>と社会で思われている」と
思う人の数と、ある人が「自分が殺されやすい」と思う度合いの間に
は正の相関がある。
B.価値前提:ある人が自分が殺されやすいと思う度合いは減るべき
である。
-------------------------------------------------------
C.結論:「<他人を殺してもよい>と社会で思われている」と思う
人の数は減るべきである。
A∧B→C は誤りです。
つまり、
「人を殺してはいけない」という規範の存在は、
任意の個人の「殺されたくない」という欲求<だけ―筆者追加>
からは導出されない、 ということです。
言い換えると、
「人を殺してはいけない」という規範の存在は、
個人<←筆者訂正>主義的には説明できない、ということです。
4 :
考える名無しさん:2000/11/01(水) 00:42
過去ログ抜粋
----------------------------------------------------
510 名前:考える名無しさん投稿日:2000/10/30(月) 15:42
>>488は
>>482への反論と拘えて良いのか?
それとも482は無視なのか?だとすると寂しい。
482は功利主義者でもなんでも無いんだが、
言ってる事は功利主義の立場になってしまうのか。
「ある人」が「特定の人」か「任意の人」かで違ってくると思うのだが。
ま、それは置いといて。
思うに前提が不充分ではないだろうか。
自分は論理学に無知であるが、見よう見真似でやってみた。
【推論1】
A1.社会における殺人の数が増えれば、
ある人が「自分が殺されやすい」と思う度合いが増える。
A2.ある人が自分が殺されやすいと思う度合いは減るべき
である。
-----------------------------------------------
C.社会における殺人の数は減るべきである。
【推論2】
A1.「<他人を殺してもよい>と社会で思われている」と
思う人の数が増えれば、社会における殺人の数は増える。
A2.社会における殺人の数は減るべきである。
-----------------------------------------------
C.「<他人を殺してもよい>と社会で思われている」と思う
人の数は減るべきである。
この推論で逝けると思うが、どうだろうか。
5 :
考える名無しさん:2000/11/01(水) 00:45
過去ログ抜粋
================================================
511 名前:488投稿日:2000/10/30(月) 19:04
>>510 >この推論で逝けると思うが、どうだろうか。
残念ながら「逝けません」。
まず言いたいのは、
相関関係は条件関係と必ずしも同一ではない、
ということです。
「増える」の否定は
「増えない」つまり「減る、または減らない」です。
ですから、相関関係で表される文に
厳密な演繹論理は適用できません。
ただ、推論1@`2のA2を便宜上「増えるべきではない」と
解釈すると、演繹的な義務論理に従った推論は
次のようになります。
【推論1】
A1.社会における殺人の数が増えれば、
ある人が「自分が殺されやすい」と思う度合い
が増える。
A2.ある人が自分が殺されやすいと思う度合いは
減るべきある。
---------------------------------------
C.社会における殺人の数は増えるべきではない。
【推論2】
A1.「<他人を殺してもよい>と社会で思われて
いる」と思う人の数が増えれば、社会におけ
る殺人の数は増える。
A2.社会における殺人の数は減るべきである。
----------------------------------------
C.「<他人を殺してもよい>と社会で思われている」
と思う人の数は増えるべきではない。
そして、推論2の結論Cが真ならば、
次の命題も必然的に真です。
.「<他人を殺してもよい>と社会で思われている」と思う
人の数は一定数いてもよい。
つまり、
「社会における殺人の数が増えれば、ある人が
<自分が殺されやすい>と思う度合いが増える」という
関係と、「<他人を殺してもよい>と社会で思われてい
ると思う人の数が増えれば、社会における殺人の数は
増える」という関係だけからは、 「<他人を殺してもよい
と社会で思われている>と思う人の数は減るべきだ」と
いう義務命題は導出できない、と言えます。
(証明おわり)
6 :
考える名無しさん:2000/11/01(水) 00:47
過去ログ抜粋
=====================================================
514 名前:考える名無しさん投稿日:2000/10/30(月) 22:05
>>511 それはつまり、488の以下の部分
>「人を殺してはいけない」という規範の存在は、
> 任意の個人の「殺されたくない」という欲求からは導出されない、
> ということです。
は、
「人を殺してはいけない」という規範の存在は、
任意の個人の「殺されたくない」という欲求からは導出されない
とは限らない。
ということじゃないか。
それに、「人を殺してはいけない」という規範は、
「義務命題」として導出された訳じゃない。
(規範は義務でも、規範を作ることは義務じゃない)
効果を予測し、それを望んだから規範は作られたはず。
7 :
考える名無しさん:2000/11/01(水) 00:49
過去ログ抜粋
=====================================================
516 名前:488投稿日:2000/10/31(火) 01:32
>>514 >それはつまり、……
>「人を殺してはいけない」という規範の存在は、
>任意の個人の「殺されたくない」という欲求からは導出されない
>とは限らない。
>ということじゃないか。
もとの488の後半部分の書き方が曖昧でした。
「人を殺してはいけない」という規範の存在は、
任意の個人の「殺されたくない」という欲求<だけ>からは
導出されない。
のほうがより正しい言い方です。
だから、あなたが書いた「…から導出されないとは限らない」
とは言えません。 上と同義ではないから。
>それに、「人を殺してはいけない」という規範は、
>「義務命題」として導出された訳じゃない。
>(規範は義務でも、規範を作ることは義務じゃない)
>効果を予測し、それを望んだから規範は作られたはず。
「べきである」という語を用いなくても表現できます。
例えば、そこに書いたように「思う度合い」や「人の数」などをで。
「べきである」を用いたのは、
初期条件である人の欲求の向きや、規範の内容
を表すには、そうした書いたほうが分かりやすいと
思ったからです。分かりくかった?
だから結論Cも、たとえば、
<他人を殺してもよい>という内容の規範の強度が下がる。
と書いてもかわないですよ。
8 :
考える名無しさん:2000/11/01(水) 00:54
過去ログ抜粋
==================================================
518 名前:考える名無しさん投稿日:2000/10/31(火) 07:45
>>516 >「人を殺してはいけない」という規範の存在は、
>任意の個人の「殺されたくない」という欲求<だけ>からは
>導出されない。
導出されないのは「義務命題」だけ。
「人を殺してはいけない」という「結論」が、導出されないとは限らない
ということ。
なぜなら、「義務命題」以上の「結論」のすべては条件を満たす有効解。
「<他人を殺してもよい>と社会で思われている」と思う
人の数は一定数いてもよい。という「義務命題」は、
これより下は無いという最低限の結論でしかない。
===============================================
以上、過去ログ抜粋おわり
なお、過去ログでの発言番号は、元スレのそれなので注意。
9 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/01(水) 00:58
理屈ははっきりしないが、
経験上、人を殺さない方が全体でうまくいくから
じゃだめなん?
10 :
保部逗:2000/11/01(水) 01:32
>>元スレ518
「〜は…だけからは導出されない」は、
「…は〜であるための十分条件ではない」
という意味ですよ。
それから、
「…だけから導出される」の否定は、
<「…だけから導出される」わけではない>
です。
ですから、
「人を殺してはいけない」という規範の存在は、
任意の個人の「殺されたくない」という欲求だけからは
導出されない。
は、
任意の個人の「殺されたくない」という欲求は、
「人を殺してはいけない」という規範が存在するための
十分条件ではない。
ということです。
11 :
保武逗:2000/11/01(水) 01:45
言い忘れましたが、
「〜が導出されるとは限らない」は、
「〜が導出されない場合がある」と同義です。
12 :
考える名無しさん:2000/11/01(水) 01:46
抜粋コピペしてるヤツはアホ!
荒しでないのなら削除申請、ディクススペースは
無限じゃねぇぞ、コピペじゃなくリンク張れバカ!
こんなヤツがなにか考えられるヤツだとは思えない
rori
14 :
1:2000/11/01(水) 07:42
>12
ごめんね。不慣れなもので。
15 :
考える名無しさん:2000/11/01(水) 18:47
>10
「条件…は、結論〜であるための十分条件ではない」は、
「条件…は、結論〜であるための必要条件ではないとは言えない」
という事。
「結論〜は(十分の)条件…だけからは導出されない」は、
「結論〜は(必要な)条件…だけからは導出されないとは限らない」
という事。
>「人を殺してはいけない」という規範の存在は、
>任意の個人の「殺されたくない」という欲求だけからは
>導出されない。
ということは、
「殺されたくない」という欲求+α(プラスアルファ)
からは導出されるということ。
それでは、+αとは何か?
「人を殺してはいけない」という規範の存在が
「殺されたくない」という欲求だけから
導出される場合と、導出されない場合との差が+α。
即ち、このスレッドの3番の「B.価値前提」の、
「ある人が自分が殺されやすいと思う度合いは減るべきである。」に、
+α=「減るべきである。『減らない、変化なし、一定』は不可」
とすればいいだけ。
終了?
16 :
1:2000/11/02(木) 00:59
なぜこんなところで議論がとまっているのだろうか^^;
>>15 >即ち、このスレッドの3番の「B.価値前提」の、
>「ある人が自分が殺されやすいと思う度合いは減るべきである。」に、
>+α=「減るべきである。『減らない、変化なし、一定』は不可」
>とすればいいだけ。
最後の「+α」は、その書き方で書くなら、
=「増えるべきである。『減らない、変化なし、一定』は不可』
じゃないんですか?
要するに「減る」の否定として、「増える」∨「変わらない」
をくっつければ十分条件になるとおっしゃりたいのでしょう。
それは当たり前ですよ。可能なすべての条件を置くわけだから。
では、その「α」を、
「ある人が自分が殺されやすいと思う度合い」を変項としないで
表現すると、どういう命題になるとお考えですか?
17 :
考える名無しさん:2000/11/02(木) 01:04
「殺人はいけません」
てことを論理的に説明することはできないよ。
18 :
考える名無しさん:2000/11/02(木) 01:27
禁忌はなぜに禁忌で、
論理的存立構造として
あるいは歴史的発生論としては
いかにして成立していますか?
これを言い出すと、どの議論も
統治の国家形態を論じることに、形式化されうるね
国家、近代国家に対する立場によって、
ここが議論の焦点になるかな。
19 :
考える名無しさん:2000/11/02(木) 02:54
>17
同意。 「殺人を犯してはいけない」という『善なる嘘』に暗黙
の同意をしている状態の方が、「殺人を禁じる究極的な論理は存
在しない」という『邪悪な真理』を曝露してしまった状態よりも
いろいろうまくいくみたいなことをどこかで読んだ気がする。
誰が書いてたか忘れました。
20 :
名無しさん:2000/11/02(木) 03:07
殺人を何故してはいけないか、と問うその特殊性に注目
してみてはいかが? なかなか「何故ひとを殺してはいけないか」
と問う機会は少ないものです。その問いを真剣に発したことのない
人が考えても無益に思えます。
21 :
考える名無しさん:2000/11/02(木) 03:27
>>16 >最後の「+α」は、その書き方で書くなら、
>=「増えるべきである。『減らない、変化なし、一定』は不可』
>じゃないんですか?
違うよ。
やり方、変える。
A=「<他人を殺してもよい>と社会で思われている」と 思う人の数
B=ある人が「自分が殺されやすい」と思う度合い
----------------------------------------------------------
事実前提:AとBの間には正の相関がある。
価値前提:Bは減るべきである。(Bは0が理想である)
------------(Bを直接減らすことは出来ない)-------------
結論1:Aは減るべきである。
結論2:Aは増えるべきでない。(Aは一定でもよい。)
----------------------------------------------------------
質問1:「結論1」と「結論2」ではどっちが正しい?
質問2:価値前提でBは「一定でもよい」と思う?
質問3:理想に近いのは「結論1」?「結論2」?
質問4:事実前提 ∧ 価値前提 → 結論1 は誤りですか?
22 :
考える名無しさん:2000/11/02(木) 03:50
17>20
いやいや。
かなり真剣に考えた結果、私には現時点で説明不能ってことです。
この問題は18氏の言うところの歴史的・社会的視点で見るべきことなのでは?
23 :
名無しさん:2000/11/02(木) 05:22
24 :
1:2000/11/02(木) 23:38
訂正。
このスレの6の、
『「社会における殺人の数が増えれば、……と
いう義務命題は導出できない、と言えます。』
は、
『「社会における殺人の数が増えれば、ある人が
<自分が殺されやすい>と思う度合いが増える」という
関係と、「<他人を殺してもよい>と社会で思われてい
ると思う人の数が増えれば、社会における殺人の数は
増える」という関係と、「<自分が殺されやすい>と思う
度合いは減るべきである」という価値前提だけでは、
「<他人を殺してもよいと社会で思われている>と思う
人の数は減るべきだ」という義務命題を推論できない、
と言えます。』
に訂正してください。
25 :
1:2000/11/02(木) 23:41
>>16 回答1:結論から言うと、どちらも偽です。元スレの511の私の説明が不十分でした。繰り返しますが、はっきりと分かってほしいのは、相関関係を述べる文に命題論理(演繹論理)は適用できない、ということです。
ここでX、Y、Zを、任意の異なる変量(ここでは単純化のため比尺度で測れるものとする)とし、XとYの間、YとZの間にそれぞれ正の相関があるとすると、
Y=aX Z=bY(a,bは正の実数)、
と表せます。このとき、
(Y=aX)∧(Z=bY)→(X=cZ)(cは正の実数)
は偽となります。つまり、XとYの正の相関、YとZの正の相関がともに成り立っても、必ずしもXとZの正の相関が成り立つとは限らない、ということです。
これは少し考えればすぐ気づきます。たとえば、X=(太郎君の2ちゃんねるへのアクセス時間)、Y=(太郎君のパソコンに保存されているエロ画像のファイル数)、Z=(太郎君が友人の一郎君から受け取ったメールの数)、とすると、
(Y=aX)∧(Z=bY)は真と言えても、X=cZ、つまり、太郎君が一郎君から受け取ったメールの数が多ければ多いほど、太郎君の2ちゃんねるへのアクセス時間が長いかというと、これらはおそらく無相関です(関係があるとすれば潜在的なほかの原因があるはずです)。
ですから、元スレの511の推論1、2の各結論は厳密には成り立ちません。演繹的推論を可能とするために、あえて推論1のA1とA2の間と、推論2のA1とA2の間にそれぞれ必要十分関係があると仮定した場合にでさえ、あのようにしか言えない。つまり、.「<他人を殺してもよい>と社会で思われていると思う人の数は一定数いてもよい」とまでしか言えない、ということを言いたかったわけです。 511は確かに説明不足でしたが、これで分かっていただけましたか?
残りの質問については、
回答2:初期条件だから「減る」にしないとおかしい。ただ、元スレ511の論証では、たとえそうしても、(「増える」の否定)≡(「減る」∨「変わらない」)だから、結論がああなってしまうということです。
回答3:「理想に近い」の意が不明ですが、厳密にはどちらも導出できない。
回答4:誤り。
26 :
1:2000/11/02(木) 23:53
27 :
考える名無しさん:2000/11/02(木) 23:58
>殺人を何故してはいけないか、と問うその特殊性に注目
してみてはいかが?
20さんの意見のこの部分に賛成。さらに言うなら特殊性というより
不自然性です。その必要もないのに「なぜ殺してはいけないのか?」
という問ははっきり言って不自然です。病気です。もっと言うなら
異常性欲です。異常性欲に説明なんかできるわけがない。
28 :
考える名無しさん:2000/11/03(金) 05:47
>>25 質問1:(a).
>結論から言うと、どちらも偽です。
真になる結論は何ですか?
(b).
回答1において、
(Y=aX)∧(Z=bY)→(X=cZ)(cは正の実数)
は偽でいいとして、次の場合は真ですか?偽ですか?
(Y=aX)∧(Y[1]>Y[0] )→(X[1]>X[0])
(ここで、Y[...] と X[...] は、YとXの時間的変化、
Y=aXは、正の相関、
Y[1]>Y[0]、X[1]>X[0]は、増加傾向
を、それぞれ表すものとする。)
質問2:
>ただ、元スレ511の論証では、たとえそうしても、
>(「増える」の否定)≡(「減る」∨「変わらない」)だから、
>結論がああなってしまうということです。
元スレ511(ここの5)の【推論1】【推論2】は、
A1∨A2→C
A1∧A2→C
どっちですか?
質問3:
>「理想に近い」の意が不明ですが、厳密にはどちらも導出できない。
「結論1」と「結論2」ではどちらが「価値前提の理想」に近いですか?
価値前提:Bは減るべきである。(Bは0が理想である)
29 :
1:2000/11/03(金) 10:27
>>28 回答1a:「21に書かれた「結論1」も「結論2」も演繹的には導出
されない」というのが「真になる結論」。
回答1b:
(Y=aX)は、それが相関関係を表す式であるがぎり、
因果関係を表しているとは限らない。したがって、
変量X、Yの間に因果関係が存在するとは限らない。
ゆえに、たとえ(Y=aX)である場合に(Y[1]>Y[0] )
としても(ここではむしろ<X[1]>X[0]>を初期条件に
おくべきじゃないの? どっちでも結論は同じだけど)、
(X[1]>X[0])となるとは限らない。つまり、
(Y[1]>Y[0])が(X[1]>X[0])の全原因であるとは
限らない。したがって、
{(Y=aX)∧(Y[1]>Y[0] )→(X[1]>X[0])}
が真であるとは限らず、すなわち、「真または偽」としか言えない。
回答2:
A1∧A2→C のほう。
回答3:
「結論1」が「理想」とも言えるんでしょうね。
以上の回答でまだ不明点があっても、私の回答はこれまでの
繰り返しになると思うので、この論証に関する質問はここで
終了とさせてください。『統計学入門』(東大出版会)など
が参考になると思います。
30 :
考える名無しさん:2000/11/03(金) 20:15
>>29 >この論証に関する質問はここで終了とさせてください。
反論だけしとく。レスは不要。
> 回答1a:「21に書かれた「結論1」も「結論2」も演繹的には導出
> されない」というのが「真になる結論」。
導出されないはずの結論がどこから出てくるの?
前提だけからは、
「21に書かれた「結論1」も「結論2」も演繹的には導出 されない」
という結論は導出されない。
> 回答1b:
>(Y=aX)は、それが相関関係を表す式であるがぎり、
> 因果関係を表しているとは限らない。
因果関係を表しているかどうかは
「その相関関係がどの関係を指しているか」
によって決まる。
>>3と
>>4のように内容は同じなのに、
「AとBには正の相関がある」を
「Aが増えればBが増える」と、
言葉を変えただけで結論が変わるという、
「因果関係」があることでも「相関関係」があるという言い方を
するだけで「因果関係」が無いことになるという矛盾した論理を
もって「A∧B→C は誤りです。」としている
>>3は誤りである。
>回答2:
>A1∧A2→C のほう。
元スレ511(
>>5)の論証では、A1∧A2→C であるから、
>>25の回答2の(「増える」の否定)≡(「減る」∨「変わらない」)は、
「∨」が逆であるべき。それにA1では「変わらない」とはなってない。
A1∧A2→C は(「無条件」∧「減る」)→「減る」)が正しい。
したがって
>>5の論証は誤りであり
>>4が正しい。
(「∧」=「and」@`「∨」=「or」)
>回答3:
>「結論1」が「理想」とも言えるんでしょうね。
「結論1」が導出されました。
31 :
名無しさん@1周年:2000/11/03(金) 21:36
まずやっては行けない事を悪と定義して
ある秩序を持つ集団から見てその秩序を乱すものを悪とすると
個人的な都合での殺人は全人類を集団としてみた場合の秩序に反するため悪であり
やってはいけないことになる
これが戦争の場合は集団が全人類でなく国家になるので敵国の人間を殺すのは悪ではない
集団に属するという事はその時の個人の意識によるもので籍などでで決まるものではない
秩序に反する事が集団にとって悪なのは集団と秩序の性質上その存在のためである
っていうのはどうでしょう?
こうすれば日本国民という集団に入っていると認識している私は(一部は人類に入っているという認識もあるが)
裁判官が死刑判決を下すのは秩序を守っているので善
それ以外で人を殺すのは秩序に反しているので悪
と判断する事が出来ます
32 :
名無しさん@1周年:2000/11/03(金) 21:44
つまり国そのものにとっての秩序はそのまんま法律ということで
国から見れば法律に反する奴が悪ってことね?
33 :
1:2000/11/04(土) 00:58
失礼な言い方かもしれませんが、あなたのこれまでの
ログを読んで思うのですが、たぶん演繹論理や相関
関係に関する一般的知識を前提にして語っておられ
ないように思います。もし論理学と統計学の入門書を
お読みになったことがなければ、質問なさる前に一度、
お読みになってください。あるいは、これまでのログ
(あなたのも含めて)をそれらの専門家(大学の教員
など)に見せて、反論があるならメールを直接私へ送る
ように、その人に言ってもかまいません。私のアドレス
を教えてもいいですから(その際は、あなたのアドレス
もね)。このスレで論理や相関の初歩を延々とやって
いてもお互い疲れるだけです^ ^;。
◎訂正と<明確な>誤りの指摘
>元スレ511(
>>5)の論証では、A1∧A2→C である
>から、
>>25の回答2の(「増える」の否定)≡
>(「減る」∨「変わらない」)は、
>「∨」が逆であるべき。それにA1では「変わらない」
>とはなってない。
>A1∧A2→C は(「無条件」∧「減る」)→「減る」)が
>正しい。
確かに、このスレ5の
『「増えない」つまり「減る、または減らない」です。 』
は誤りで、
『「増えない」つまり「減る、または変わらない」です。 』
が正しいです。
ただ、それ以降の私のレスでは後者を使っています。
(指摘が瑣末すぎるよ〜)
それから、ご指摘のようにすると、
(「増える」の否定)≡(「減る」∧「変わらない」)
となりますが、「減る」ことと「変わらない」ことが
同時に成り立つ世界を私は想像できません。
たぶん命題論理あるいは真理関数がお分かりに
なっていないと思います。
>>回答3:
>>「結論1」が「理想」とも言えるんでしょうね。
>「結論1」が導出されました。
はぁ〜?^^;
34 :
1:2000/11/04(土) 01:03
35 :
1:2000/11/04(土) 01:04
36 :
考える名無しさん:2000/11/04(土) 08:28
>>33 >それから、ご指摘のようにすると、
>(「増える」の否定)≡(「減る」∧「変わらない」)
>となりますが、
そんな指摘はしてない。よく読め。(失礼)
>>30では、
「それにA1では「変わらない」とはなってない。
A1∧A2→C は(「無条件」∧「減る」)→「減る」)が正しい。 」
と言ってる。
A=社会における殺人の数
B=ある人が「自分が殺されやすい」と思う度合い
---------------------------------------
A1. Aが増えれば、Bが増える。
A2. Bは減るべきである。
---------------------------------------
C. 社会における殺人の数は減るべきである。
「A1 ∧ A2 → C」は、言葉でいうなら、
A1が真 かつ A2が真 ならば Cは真。
---------------------------------------
「変わらない」だと「A1」は真。
「変わらない」だと「A2」は偽。
よって
「変わらない」だと「C」は偽。
---------------------------------------
「減る」だと「A1」は真。
「減る」だと「A2」は真。
よって
「減る」だと「C」は真。
---------------------------------------
>「減る」ことと「変わらない」ことが
> 同時に成り立つ世界を私は想像できません。
というふうにしか理解できないのは、
命題論理あるいは真理関数がお分かりに
なっているからだと思います。中途半端に。
37 :
1:2000/11/05(日) 01:11
>>36 >A1. Aが増えれば、Bが増える。
>A2. Bは減るべきである。
>------------------------------------
>C. Aは減るべきである。
>A1∧A2→C は(「無条件」∧「減る」)→「減る」)が正しい。
これらの引用を見れば明らかですが、
相関関係と因果関係(または論理的条件関係)は必ずしも
同一でないことが、まだ分っていただけないんですね。はぁ。
もう何回も指摘したはずですが。
具体的に指摘すると、またレスがダーっと来そうなので、
最小限のことだけを「意見」として言っておきます。
この場合、「変わらない」と「無条件」は同義ではない。
「無条件」なら「増える」も許容される。
A1の文が表すのは、因果関係や論理的条件関係でなく、
あくまで相関関係(私が出した最初の仮定より)。
だから、「Aが増えれば、Bが増える」が真でも、
「Bが増えれば、Aが増える」は必ずしも真ではない。
あなたがご自身にとって「中途半端」ではなく「完全」だと
思う世界を歩んでいかれるのはかまいませんが、
その前に論理学と統計学の入門書(腐るほどあります)
をお読みになっておいたほうがよいと思います。
(終わり)(レス不要)
38 :
1:2000/11/05(日) 01:27
形式的な話が続いたので、具体的な話を1つ。
たとえば、次のような可能世界が現実世界から
到達可能だと仮定します。
テロリスト集団「赤い公団」(常時5、6人)は100年前、
A国の全国民を短期間のうちに殺すことのできる性能
を持つ強力な細菌兵器を入手し、代々(藁)、A国の全
国民の殺人計画の実行に何度か着手するが寸前の
ところで失敗に終わっている(障害未遂)。ほとんどの
国民はそのことを昔から知っている。一方、A国の殺
人率、殺人未遂率は他国の平均より格段に低い。
もちろん、このような状況が現実世界で存在する可能性
は少ないですが、全く否定することもできません。そして、
こうした状況下では、そうでない状況下に比べ、おそらく
多くの国民は「自分は殺されやすい」と思うでしょうが、
<自国で「他人を殺してもよい」と思われている>とは
思わない傾向が強いでしょう。
39 :
考える名無しさん:2000/11/05(日) 02:32
>>37 >これらの引用を見れば明らかですが、
以下の部分が明らかじゃないですね。
>相関関係と因果関係(または論理的条件関係)は必ずしも
> 同一でないことが、まだ分っていただけないんですね。
>>36のAとBには因果関係があるということが分かってないんですか?
> この場合、「変わらない」と「無条件」は同義ではない。
> 「無条件」なら「増える」も許容される。
「「無条件」∧「減る」→」だと「増える」も許容されるんですか?
「「無条件」∨「減る」→」だと、どうなるんですか?
>だから、「Aが増えれば、Bが増える」が真でも、
>「Bが増えれば、Aが増える」は必ずしも真ではない。
「Aが減れば、Bが減る」は真じゃないんですか?
>その前に論理学と統計学の入門書(腐るほどあります)
>をお読みになっておいたほうがよいと思います。
論理学と統計学を自慢してるんですか?
関係ないのに。
40 :
名無しさん@1周年:2000/11/05(日) 10:05
「なぜ人を殺さなければならないのか?」
という方向から誰か詰めてみて下さい。
別スレ立てたほうがいいかな?
41 :
考える娘。:2000/11/05(日) 10:09
政治的な意図で暗殺するとか、
商売上の都合で「死んでもらう」とか、
理由が明快にあるときはまったく別の話でしょう。
>>38 ><自国で「他人を殺してもよい」と思われている>とは
> 思わない傾向が強いでしょう。
<自国で「他人を殺してもよい」とテロリストに思われている>と
思う傾向が強いでしょう。
と言うべき。
「仲間意識」のあるなしでしょう。
自分にとって必要な存在と認識するか不必要な存在と認識するか。
不必要と認識すれば、「殺しても構わず」と思うが、
通常リスクをおかしてまで進んで「人を殺したい」と思う人間はあまり居ない。
(ここでいうリスクとは社会的な強制力)
倫理全般は、そもそも人類が不幸にならないようにすることを”目的”に、
そのつど定められる物事の判断基準でしょう。殺人禁忌もその一種。
45 :
1:2000/11/08(水) 00:14
46 :
1:2000/11/08(水) 00:25
45の最後は、
任意の国民が<自国では一般的に「他人を殺してもよい」
と思われている>と思わない傾向が強い、
に訂正。
47 :
にゅ:2000/11/08(水) 00:40
殺人禁忌は建前。
自分と全体を見比べて最も都合の悪い人間を殺す。
でも自分が殺されては都合が悪いから「殺人はだめ」って事にする。
生まれてくるから、生きているから殺しちゃいけないんじゃない?
>>45 >もういちいち説明しません。
説明しなくていいです。レスもしなくていいです。
>>38 >多くの国民は「自分は殺されやすい」と思うでしょうが、
><自国で「他人を殺してもよい」と思われている>とは
>思わない傾向が強いでしょう。
A=<自国で「他人を殺してもよい」と思われている>と思う人の数
B=国民が「自分が殺されやすい」と思う度合い
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Aは少ない。Bは多い。
ここでAが増えたらBはどうなる?
1.Bは多いから、減る。
2.Bは多いけど、さらに増える。
AとBの相関関係は?
1.正の相関
2.負の相関