ベルクソンはどうよ?

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1考える名無しさん
時代遅れですか?
哲学史ではなく、現代的見地からベルクソンを呼んでる人いないですか?
2考えてる気味の名無しさん :2000/10/06(金) 06:38
「おーい」
「へんじがない。ただのしかばねのようだ。」
3考える名無しさん :2000/10/06(金) 11:53
>1
はい、おります。
「物質と記憶」はいわゆる認知科学に対する哲学的評価の
大きなよりどころになると思う。
アフォーダンスとか、下條信輔の知覚と記憶をめぐる議論とか、
思い切り「物質と記憶」をなぞってる。
ちなみにドゥルーズ経由でベルクソンに言及する人は、
「イマージュ」とか平気で使うけど、ベルクソンがそこにこめた
心身問題に関するアプローチとか理解しているとは
とても思えない。以上。
4名無し人間 :2000/10/06(金) 12:06
どーでもいい上にわかってるみたいだけど、
2は、「呼んでいる」という書き間違いに対する冗談だと思ふ。

私はあんまりベルクソンを読んでないので何も語れません。すまぬ。
5考える名無しさん :2000/10/06(金) 12:15
そうだったのか・・・(苦笑
61 :2000/10/08(日) 07:54
うぐ、恥ずかしい間違いを・・・
「読んでる」ですね。
ところで、「創造的進化」を読んでる方いらっしゃいませんか?
7名無しさん@1周年 :2000/10/08(日) 09:55
むかし読んだときはウィリアムジェイムズの
プラグマティズムとの近さを感じた。真理が
超越的なものでなく、経験のなかでその都度
発見されるものだという考えをもっていると
いう点で。
ベルグソンにもジェイムズ論がありますよね。
8考える名無しさん :2000/10/10(火) 19:56
agw
9考える名無しさん :2000/10/13(金) 15:27
持続age
10考える名無しさん :2000/10/15(日) 04:11
>1
まったく知識がないんですけど、
生命のとらえかたとか、すごいですね。あのひと、古い時代なんですよね?
現代思想で特集してましたよ、いつのかはしらないですけど。
11名無しさん@1周年 :2000/10/15(日) 11:23
>10
ベルクソンの生命の捉え方(創造的進化)に現代性はない。
ということをその現代思想の特集(94年9月臨時増刊号)に
収められた金森修論文が論じてます。
ぼくもやはり物質と記憶に可能性があると思います。
12名無しさん@1周年 :2000/10/15(日) 15:03
いま「思考と運動」を読んでるとこだけど、
なんか直観とか持続、生の飛躍など理科系の感性に訴えるものがあるよね、
理系が第一にかじってみるべき哲学者の一人、序論がやたら長い
13考える名無しさん :2000/10/15(日) 15:42
>12
なぜ下げるの?
age
14>13 :2000/10/15(日) 16:02
関係ないところでsageてるのは別のスレでsage発言してきたから。名前も違うでしょ
15考える名無しさん :2000/10/17(火) 02:26
ベルクソンの生命、或いは、生命進化の捉え方について、現代性がないとは言い切れない。
たしかにエラン・ヴィタルとか言われると神秘主義的とかアニミズム的な思考
なのでは?と一見思ってしまうけど、吟味してみるとたとえばオートポイエーシス
なんかとの親和性も見いだされる。
今、生命論を語る場合に、ベルクソン的な生命概念というものをそのまま受け入れることは
確かに無理があるけど、現代の生命システム論にからめてベルクソンを語ることは
十分可能じゃないかと思うな。
16考える名無しさん :2000/10/17(火) 02:32
>15
今晩は。あなた、おれの知り合いだね。薄々気づいてたけど。
17考える名無しさん :2000/10/17(火) 02:36
>16
そういうこと言うな
俺も知り合いがいると確信することはあるが決して言わないぞ
ここは匿名掲示板なんだから
18考える名無しさん :2000/10/17(火) 02:39
そう?
19考える名無しさん :2000/10/17(火) 02:43
>17
過剰反応なんじゃない?
2017 :2000/10/17(火) 02:55
過剰すぎました。
21考える名無しさん :2000/10/17(火) 03:02

    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ミ
    /   @`――――-ミ
  /  /  /   \ |
  |  /   @`(・) (・) |
   (6       つ  |
   |      ___  |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |      /__/ /  <  んなわけねぇだろ!!
 /|         /\   \_______

2215 :2000/10/17(火) 18:58
>16
あなた大学どこ?
俺は多分君の知り合いじゃないけど、その君の知り合いの研究が気になる。
23考える名無しさん :2000/10/17(火) 20:14
ベルクソンってなんですか?
新しいエンジンの名前か何かですか?
24>23 :2000/10/17(火) 20:23
この板に来るな。
25考える名無しさん :2000/10/17(火) 21:08
てゆーかここに来ても楽しくはないだろうと思う。知らない言葉ばかりだろうし。
19世紀末から20世紀ごく初期ぐらいあたりに活動した哲学者だよ。>23

岩波文庫だけでも
「創造的進化」とか「笑い」とか出てます。
26考える名無しさん :2000/10/17(火) 21:22
>25
おいおい、大丈夫か? 23はネタに決まってんだろ!!
27>15 :2000/10/17(火) 21:27
>オートポイエーシス
って何でしたっけ。生物学辞典とか分子生物学辞典とかで調べたんですが
分からなかった。聞いたことあるんだけど……。
28名無しさん@1周年 :2000/10/17(火) 23:07
チリの生物学者マトゥラーナとヴァレラが提唱した生命の
システム論的把握の論理です。その後主にドイツを中心に
社会学などの諸科学に拡張・応用されました。
日本では河本英夫が積極的に紹介・提唱してます。
ここで「システムの境界の自己決定」とか特徴を並べ立てても
どうせぴんとこないでしょうから、河本の本でも読んでください。
読んでもよくわかんないと思いますが。
だいたい河本自身はオートポイエーシスは新しいものの見方ではない
と言ってるにも関わらず、本人がヴァレラの考える以上に
この理論の適用範囲を広げすぎたために、彼の説明を読んでいると
オートポイエーシスってそれこそ
単なる新しいものの見方にしか思われないのです。
ベルクソンの生命論とオートポイエーシスの間に並行関係があるのは
確かでょう。近代科学の静的・空間的な対象把握の方法に異議を
唱えているから。でも、どちらも実証的に個別の事象を
説明できない以上、ますます機械論的生命把握が完成しつつある
現状に対してアクチュアルな意味を持つとは思われません。
少なくとも今のところは、せいぜい自閉した
「現代思想業界」の言葉あそびのネタにすぎないと言えるでしょう。
29考える名無しさん :2000/10/19(木) 01:44
elanあげ
30考える名無しさん :2000/10/20(金) 07:21
出る、糞、ん、んん〜ブリブリッッッッ
31考える名無しさん :2000/10/21(土) 05:40
創造的age
32考える名無しさん :2000/10/21(土) 12:51
age
33考える名無しさん :2000/10/22(日) 01:37
ベル糞ン最高!別に読んでないけど。
「ベル糞ンの哲学」も買ったけどめんどくせーから読んでない。
34考える名無しさん :2000/10/22(日) 02:16
ベル糞ンの哲学を一レスで言うとなんになりますか?
こんな要求だめ?
35考える名無しさん :2000/10/22(日) 04:19
ベルクソン哲学の現代性?そんなのあるの?
オートポイエーシスとの並行関係なんて言ったって、それこそ28の言うように
単なる言葉遊びだよ。
ベルクソン研究したいのなら、とりあえずドゥルーズ呼んでおいた方がいいんじゃない?
ドゥルーズの読解によってベルクソンの思想、あるいはベルクソン自身が考えもしなかった
方向性が見えてきたと思うんだけど。
3635 :2000/10/22(日) 04:21
なんか、1と同じ間違いを犯してるな。
「呼んで」じゃなくて「読んで」ね。
37考える名無しさん:2000/10/25(水) 00:45
ドゥルーズって、確かにベルクソニスムの斬新な「読解」をしたけれど、
それは単なる哲学史的な研究に留まったんじゃないかな。
生命システム論とエランヴィタールとの関係って、面白そう。
ちょっと考えてみるかな。
38考える名無しさん:2000/10/27(金) 13:03
age
39考える名無しさん:2000/10/28(土) 23:33
ageteokou
40考える名無しさん:2000/10/28(土) 23:39
>39
おいおい、ただアゲるんじゃなくてよぉ、
なんかしゃべれよ。
41考える名無しさん:2000/10/29(日) 01:24
で、どの本が面白いのだ?
42考える名無しさん:2000/10/30(月) 02:21
>41
『形而上学入門』というのを書いている。
これは哲学史を勉強したい人にも役に立つし、もちろんベルクソニスム理解
の上でも重要。中公の世界の名著シリーズに入ってたかな?
43考える名無しさん:2000/10/30(月) 04:57
『笑い』を読みなはれ。
44考える名無しさん:2000/10/30(月) 06:54
『笑い』はいいですな。その名の通り笑える。いや、悪い意味じゃなく。
『笑い』『物質と記憶』あたりは現代でも読んでおく価値はあるよな?
45うぐぅ:2000/10/30(月) 07:06
>『笑い』『物質と記憶』あたりは現代でも読んでおく価値はあるよな?

おいらは、あると思うよ。
でも、やっぱり『道徳と宗教の二源泉』がイチオシ。
46考える名無しさん:2000/10/30(月) 07:45
自作自演炸裂!
47考える名無しさん:2000/11/01(水) 03:45
どこがどう自作自演なのかわからんが、貴重なベルクソンスレということで
age
48名無しさん@1周年:2000/11/02(木) 11:01
ベルクソン関係の研究してる院生のページ
http://www.comp.metro-u.ac.jp/~hiraiya/home.html
師匠は合田か?
49考える名無しさん:2000/11/03(金) 18:04
いや、合田さんは仏文だから違うだろう。師匠は多分デカルトの福居さん。
この平井さんて、めちゃめちゃ優秀な人だよ。卒論が(学外の)雑誌に載るほど。
直接面識はないけど、学会とかの発言を聞いてると「すごいな」と思う。
50考える名無しさん:2000/11/04(土) 05:43
平井情報boshuu
51考える名無しさん:2000/11/09(木) 04:10
平井はともかくとして、age

てか翻訳はどれがよいのだ? 中公をもってるのだが。
523=28:2000/11/10(金) 00:30
>51
とりあえず言えるのは、駿河台出版の岡部訳『物質と記憶』は
やめましょうってこと。訳者解説は役に立つけど、決定的な誤訳あり。
「表象」をほとんど「イマージュ」って訳してる。
ちなみにベルクソンは表象とイマージュを厳密に使い分けているし、
それこそ『物質と記憶』の知覚論の一番キモなのに。
53考える名無しさん:2000/11/10(金) 01:49
岩波文庫の古い方の訳の評価は?
哲学入門とかさ 河野与一 訳 旧かな使い
「時間と自由」「物質と記憶」のどちらかの序文で
この本はほそろしいとか何とか書いてるの

新訳は 木田元気 だっけ?

個人的にはマアマア

批評空間学派 Any会議では
建築や哲学のファッション(今日的身振りとしての)としては
もうやめようよ、ドゥルーズからベルクソン的概念を用いてお茶濁すのは!!
わかるけどさあ、もう生産的じゃあないよお
てな感じでしたね
54考える名無しさん:2000/11/10(金) 02:02
>ベルクソンは表象とイマージュを厳密に使い分けているし
そこわかってない糞がいる
55考える名無しさん:2000/11/10(金) 02:25
ジャンケレヴィッチ関連のレスきぼーん。
56考える名無しさん:2000/11/10(金) 02:32
平井君僕のこと覚えてるかな?
『ショアー』の時にさあ(爆)
57名無しさん@キティ立入禁止:2000/11/10(金) 16:02
ベルクソンはプルーストなんかにも物凄く影響を与えたらしいですね。
フランス人の教授が教えてくれました。
58考える名無しさん:2000/11/11(土) 01:25
20世紀前半のアメリカ合衆国以外の近代国家(日本含む)の知識人で
ベルクソンの影響受けてない人の方がめずらしいよ。
59考える名無しさん:2000/11/11(土) 01:26
あんま盛り上がらないね。
表象とイマージュってどう違うわけ?
60もぐもぐ名無しさん:2000/11/11(土) 01:59
簡単に言うと、表象と物質の中間的なものがイマージュなんだけど。
わかりづらいよね。
61考える名無しさん:2000/11/11(土) 02:11
ジャンケレヴィッチはベルクソンの良き「理解者」であり、その名も「アンリ・ベルクソン」
という本等でベルクソンの思想を語ってくれてはいるけど。
ベルクソン研究する人にとっては読んでおくべきものなのかもしれないけど、
あまりにもベルクソンに同調しすぎて、あんまり意味がないようにも思える。
62考える名無しさん:2000/11/11(土) 14:53
レヴィナスはどうよ?
63考える名無しさん:2000/11/11(土) 17:18
レヴィナス関係あるっけ?
64考える名無しさん:2000/11/11(土) 22:56
>63
対談集(例えば『暴力と聖性』)とかで言ってる。すげー「影響受けた」って。
時間論とかで。

誰か、バシュラールと比較して論じてみてくだされ。
65考える名無しさん:2000/11/12(日) 05:43
>>58
ベルクソンはウイリアム・ジェームズの友達で、
かつ思想的にも近親性があるので、
合衆国でも影響があった。
けれども分析哲学者の典型的攻撃対象になり影響も下火に。

66考える名無しさん:2000/11/14(火) 05:15
ベルクソニスムの復権は、最近盛り上がっているように感じる。
プリコジン−スタンジェールもベルクソンの影響をかなり受けてるし、
前の方でいわれてるようにオートポイエーシスの理論との親近性も感じるね。
生命に関する言説がどのようなあり方で可能かということを、今、哲学をやっている人ならば
考えると思うんだけど、ベルクソンに依拠して、その神秘性をとりあえず無視
する事によって、新たな生命論が見えてくるような気がする。
67考える名無しさん:2000/11/15(水) 00:29
だから、ベルクソンのシステム論的救済には、
なーんも生産的なところはないって。
システム論が「ものの見方」にとどまっている以上はさ。
68考える名無しさん:2000/11/15(水) 00:33
>簡単に言うと、表象と物質の中間的なものがイマージュなんだけど。
>わかりづらいよね。

もうちょっとくわしくおせーてくだせえ。


69考える名無しさん:2000/11/21(火) 02:30
イマージュは日本語に訳せば「像」とか「映像」ということになるんだろうけど。
持続の流れのニュアンスによって生成してくる実在を表すための概念なんだろうね。
イマージュは観念論的な表象と実在論的な事物そのものの中間的な存在ということは
上でもいわれているけどこの「中間」という意味をどうとらえていいものかがよく分からないなあ。
70考える名無しさん :2000/11/21(火) 02:49
>>69

表象から概念が結晶するプロセスとか。
71考える名無しさん:2000/11/21(火) 03:05
ベルクソンでは、今の国会について語れないわなあ。
(無力感)
72考える名無しさん:2000/11/21(火) 23:54
プロセス自体を重視するわけですね。
あくまで持続に対してイマージュは二次的なものだということ。
73考える名無しさん:2000/11/22(水) 03:33
ジェームズのいう純粋経験みたいなものなんですかね?
イマージュって。
74考える名無しさん:2000/11/23(木) 03:12
>64
バシュラールとの比較ねえ・・・
とりあえずバシュラールはベルクソン的持続概念を批判していた。
ベルクソンの場合実在とはすなわち持続的なものであるが、
バシュラールにとっては常に一つの瞬間において実在が見いだされる。
75考える名無しさん:2000/11/23(木) 03:24
・e・<ベルクソンはよく読んだなぁ。
    『物質と記憶』の発想力には驚嘆した。よく出来た体系だと思ったよ。
    でも『創造的進化』は退屈だったし、あそこの生物理論がどこま有効なのかよく分からん〜。
    突然変異説じゃないんだよね、アレ。
    余談だけどなぜ小林秀雄があれほどベルクソンを持ち上げるのか不思議。
    フランス語はピカイチに美しいらしいけど。関係ないか。

    
76考える名無しさん:2000/11/23(木) 20:32
小林秀雄じゃなくてもみんな持ち上げたんだから、別に不思議はないでしょ。
それとも小林自身の思想がベルクソンよりはるかに優れていると言いたいのかな?
77考える名無しさん:2000/11/23(木) 23:38
小林一茶>>>>>>>>>>ベルクソン
78考える名無しさん:2000/11/25(土) 00:34
ベルクソン>>>>>>>>>>>>>>>メロポン
79考える名無しさん:2000/11/25(土) 05:37
メロポンって一発変換できるんだがなんで?(w
80考える名無しさん:2000/11/26(日) 17:16
>64
バシュラールにしてみると、持続は大雑把な眺めにすぎなくて
一つの幻みたいなもんなんだけど、でもその限りにおいては、
持続っていうもんはアリ。
81:2000/12/05(火) 02:03
ベルクソン好き。
82考える名無しさん
バシュラールが出てくるあたりが渋い。