1 :
パルメニデス :
2000/09/08(金) 08:12 戦後のドイツの哲学と思想の構図は、ここに始まるのでは。 最近では、ボーラー(美学)対ハーバーマス(社会哲学)か。
2 :
ヘラクレイトス :2000/09/08(金) 08:19
ハイデガーのニーチェ論に決定的な影響を与えたのは ユンガーらしい。ユンガーは作家だから哲学プロパーで 語られることは少ないが、哲学思想的著作も多く、ベンヤミンが 哲学思想で語られるならば、ユンガーももっと語られるべきだと 思う。特にその前期の思想的主著『Der Arbeiter』は、ハイデッガー の『存在と時間』と並ぶ著作だ。邦訳が無いのが残念。 ハイデッガーやアドルノのドイツ語の難しさは有名だが、ユンガーの ドイツ語も違った意味で、相当難物。
3 :
名無しさん@1周年 :2000/09/08(金) 08:32
デリダが、ベンヤミンの暴力批判論における 「破壊」の概念とハイデガーの「破壊」の 近さを指摘している。(『法の力』)
4 :
考える名無しさん :2000/09/09(土) 08:17
ハイデッガーのZurseinsfrageは、ユンガーの記念論集のために 書いた文で、ユンガーのUeber die Linieへの応論となっていて、 ユンガーの文と対比して読むと面白い。 ただ、ユンガーのGestslt概念や基本語彙を見ていくと、ハイデッガー は、例によって自己流に解釈しすぎる気もする。 ハイデッガーは、ユンガーを”20世紀のニーチェ”と把握したいの だと思う。つまりハイデッガーのニーチェ批判がそのままユンガー批判 にもなるということだが、ユンガーは、むしろ”現代のヘルダーリン” ではないかという気がする。
5 :
考える名無しさん :2000/09/09(土) 11:39
↑「ニヒリズムの超克」は、形而上学に属するから それ自体がニヒリズムであるというニーチェ批判。 私もハイデッガーのテキストのついでにユンガーを読んだが、 ユンガーは、「ニヒリズムの超克」という意志的・能動的な ことは言ってないね。ユンガーの表現の仕方を丁寧にみると、 世界がニヒリズムを通過しつつある、ということ。
6 :
考える名無しさん :2000/09/11(月) 05:11
ニーチェとハイデガーをやっていて、その経緯から ユンガーの存在を知った。 ドイツでは、哲学でもユンガーをやる人はいるみたいだが、 日本では、まだ独文系になってしまうみたい。 哲学でゲーテやノヴァーリス、シュレーゲルをやる人って、 いないからなあ。
7 :
考える名無しさん :2000/09/12(火) 03:50
ハイデガーもアドルノも難しい。 ハイデガーのドイツ語は、それ自体は難しくないが、何を言いたいのか、 さっぱり分からない。アドルノのドイツ語は、とにかくまわりくどくて 個々の語の意味より、それ自体が分かりづらい。 みなさんは、どんなふうに読んでいるのでしょうか。
8 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/12(火) 07:29
・e・<戦後ドイツの思想状況はですね ハイデガー・ガダマーの北軍 × アドルノ・ハバーマスの南軍 てなかんじかね〜。どっちの背後にもおわしますは、偉大なヘーゲルの姿だね。 はぁ・・・今日はこれまで。
9 :
名無しさん@1周年 :2000/09/12(火) 09:26
>8 そうなんだけど、ハイデガーとガダマー、アドルノと ハーバーマスのあいだには歴然とした思想的差異がある ことも言っておかないと。。。
10 :
考える名無しさん :2000/09/13(水) 03:13
それより、ユンガー対ベンヤミンの方が面白そう。 ボーラーによると、ユンガーとベンヤミンの美学には、 かなり共通したものがあるらしい。政治的には正反対だが。
11 :
考える名無しさん :2000/09/14(木) 02:27
>10 一見、政治的に正反対に見えるけど、ナチ(保守革命)もマルクス主義(共産主義革命)も同じく革命思想ということで。(というのも皮相的だが) ベンヤミンって、ハイデガーやユンガーと同じくナチ・シンパのカール・シュミットにいれあげてて、ドイツ悲劇の根源はシュミットの神学概念に依拠してます、というようなことを本人に手紙書いちゃったりしてるんだよな。
12 :
考える名無しさん :2000/09/14(木) 02:46
ハイデガーやカール・シュミットは、ナチ党員になったけれど、 一番過激な極右だったユンガーは、ナチにはなってないね。 ナチとは別な極右に属していたらしい。 だから、ナチが駄目でも、極右のユンガーは生き残れるわけか。 戦後のユンガーは極右ではないが。それでも非転向だよね。
13 :
考える名無しさん :2000/09/18(月) 04:11
ベンジャミンフランクリンマンセー
14 :
考える名無しさん :2000/09/19(火) 03:07
ドイツ右翼 対 ドイツ左翼の、この思想対立は、まともに 論じられたことは、あるのだろうか?
15 :
名無しさん@1周年 :2000/09/19(火) 03:17
>11 非常事態における君主の権利などがバロック哀悼劇で どう表象されたかなどの記述の裏付けとしてシュミットからの 引用がありますね。
16 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/19(火) 03:30
・e・<革命や変革のパッションが、急進的保守主義って形に表れざるを得ないというのは 戦前の日本と同じく、結局社会の成熟度っていうか、双方共に市民社会の自発的形成を 経験してなかったからじゃないの?
17 :
11 :2000/09/19(火) 10:43
ちょっと訂正 >15 出典に当たってみたところ、ベンヤミンはとくに「神学概念」に依拠したとはいっていませんでした。 「本著書における17世紀の主権の説についての記述がいかほど貴殿に負っているか、即座にお気付きになられることと存じます。・・・」 出典はC・シュミット「ハムレットもしくはヘカベ」のp.99の註です。 ところでシュミット「現代議会主義の精神的地位」のソレルを扱った章では”神話的なもの”がテーマになっていますね。(言い訳がましい) 大きく訂正 >12 ユンガーはナチ・シンパどころか、ナチ抵抗者ですね。勘違いしてました。 もうオレ、アウシュビッツ逝き決定(泣)
18 :
11 :2000/09/19(火) 10:49
>17 × 「現代議会主義の精神的地位」 ○ 「現代議会主義の精神史的地位」 重ね重ねスマン ドナドナドーナー(←アウシュビッツ逝きのうた)
19 :
考える名無しさん :2000/09/20(水) 00:16
>・e・ ドイツ思想の北軍、南軍って例えは面白い! その比喩は実際の出自や活動の場所なんかもたとえているのですか? 北ドイツや東プロイセンの人って、南独の共和主義的で自由で快活な 雰囲気を嫌っているじゃないですか
20 :
考える名無しさん :2000/09/20(水) 00:49
・e・<19へ 一応例えているつもりっす。フライブルク(ハイデガー)×フランクフルト、なんてね。 ちなみにドイツ哲学界でのフロイト評価の低さにも、地域的な意識の違いがあるよう気がするな。 ウィーン圏なんてドイツ人にしてみれば「あっちの世界」なわけかな〜
21 :
ナチスも南北で :2000/09/21(木) 02:55
ナチも 北ドイツ:ベルリン →ナチス左派(反ヒトラー派)。労働者派。綱領主義。 南ドイツ:ミュンヘン→ナチス(ヒトラー派)。農民派。指導者原理。
22 :
ナチス三派 :2000/09/22(金) 03:55
ナチス左派は、どちらかというと保守革命系で、革命的国民社会主義者(革命的ナチス)を 称したオットー・シュトラッサーなどは、『第三帝国』の著者のメラー・ファン・デン・ブ ルックの影響を受けていた。 ナチス主流派は、人種主義系で、ワイマール時代のVoelkischグループの後継。 左派とも主流派とも異なるのが、突撃隊のレームなどのポピュリストたち。彼らは、ベルリン では反主流派の武装蜂起をしてナチ党ベルリン支部を占拠し、ベルリン地区の親衛隊と、激し い銃撃戦まで展開している。
23 :
名無しさん :2000/09/24(日) 20:20
むずかしいぎろんage
24 :
考える名無しさん :2000/09/25(月) 02:17
エルンスト・ユンガーのドイツ将校の軍服姿はカッコ良いね。
25 :
考える名無しさん :2000/09/26(火) 04:40
全然関係ないけど、アドルノの入門書って何がいいですか? あの人色々やってるから全体像が掴みにくくて・・・
26 :
名無しさん@1周年 :2000/09/26(火) 04:49
アドレナリン
27 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/26(火) 04:58
・e・<凡庸な答えだが『アドルノ入門』R.ヴィガースハウス、平凡社 『アドルノ』小牧治、人と思想シリーズ148、清水書院 『アドルノ』マーティン・ジェイ 『アドルノ』現代思想の冒険者達シリーズ、確か講談社 ただし彼の音楽理論について詳細に解説してる本は知らない。トーマス・マンあたりが言及してるか? 本人の著作は『否定弁証法』から読むことをお薦めする。カント、ハイデガー、ヘーゲルも復習しておくといでしょう。
28 :
考える名無しさん :2000/09/27(水) 03:44
>27 どうもありがとうございます。わりとありますね。 今彼の評価はどうなってるのかなぁ。
29 :
素朴な疑問 :2000/09/27(水) 03:59
アドルノのワーグナー論は、どうして翻訳されないのだろうか。 今、講読に悪戦苦闘しているが、誰か翻訳してくれないものか。 シェーンベルクやベルク、ウェーベルンやマーラーやベートーベン などの論はすでに訳出されているというのに。
30 :
考える名無しさん :2000/09/30(土) 05:55
>29 君が訳して、ホームページに一部をあげたらどうか。 同書は、発行年度から著作権はきれていると思う。 訳が良質で、君がアピールすれば、どこかの出版社から声がかかるかも。
31 :
考える名無しさん :2000/10/16(月) 15:14
age
32 :
考える名無しさん :2000/10/20(金) 10:11
ボーラーによるとユンガーとベンヤミンには美学的共通性があるらしい。 それにしてもボーラーの美的主観性の概念は面白い。 まさにハーバーマスとは対極だな。
33 :
考える名無しさん :2000/10/22(日) 17:34
age
34 :
考える名無しさん :2000/10/25(水) 03:54
ドイツ語の原書講読、難しいです。 もう少し語彙力があれば・・・・
35 :
↑ :2000/10/25(水) 04:20
アドルノの原書? アドルノのドイツ語は難しいっていうよね。 まあ、死ぬ気でがんばって一冊読み終えれば、 語彙にも構文にもなれるんだろうけど。
36 :
吾輩は名無しである :2000/10/28(土) 12:13
アドルノとアレンとはなぜ仲が悪いんですか?
37 :
吾輩は名無しである :2000/10/28(土) 14:49
アドルノがアレントの師匠であるハイデガーと ヤスパースをネチネチ批判したから!
38 :
考える名無しさん :2000/10/30(月) 05:37
でもアドルノのハイデガー批判は、きっちりした批判じゃなくて、 ちょっと足を出したという感じかな。 ハイデガーが意地悪なオッサンなら、アドルノは嫌みな野郎って感じかな。
39 :
名無しさん@1周年 :2000/10/31(火) 01:50
アドルノのハイデガー批判は、ハイデガーの主著だけを 対象とした一面的なものだ、という意味合いのことを、 木田元さんが。。。
40 :
考える名無しさん :2000/10/31(火) 14:57
アドルノって、意外とまともな批判してないんだね。 ちょっと皮肉るとか、末梢的なことをあれこれ言うだけのことが多々ある。 意外とまともに受けとられていないのもそのためかもしれない。 ちなみに私は、大学で、アドルノをやりますというと、ゼミの教授は、 もっとまともな哲学者をやりなさい、と言いました(笑)。 この教授の専門は、ライプニッツとハイデガーでした。
41 :
啓蒙の弁証法 :2000/10/31(火) 21:12
40へ じゃぁまともな批判とは何か? そしてアドルノのどこがまともでないのか? 答えられますか?
42 :
考える名無しさん :2000/10/31(火) 22:10
アドルノは「批判的モデル集」で、現代において真理を媒介するのは誇張である、 とか書いていて、アドルノの批判が偏狭だったり一面的だったりするのも そういったモットーにもとづくものだから、と昔誰かがいってた。 少なくとも嫌味なのは自覚的だったみたい。 それに比べるとハイデガーは素で性格が悪そう(笑)。
43 :
考える名無しさん :2000/11/02(木) 02:43
ハイデガーは貧しい家庭の子だったのに対して アドルノは金持ちのボンボンだった。 顔見ても、ハイデガーは険しいが、アドルノは どこか間が抜けている。
44 :
アドルノ『ミニマ・モラリア』書評 :2000/11/02(木) 03:36
いわゆるフランクフルト学派の創立者であるマックス・ホルクハイマーの盟友であり、哲学、社会学的な批判理論の体現者、そして目下のところ、ハイデガー研究者の僕にとっては、ハイデガーを批判し、もしくはその思想上の補完を行うことのできる最重要人物が本著者テオドール・W・アドルノであり、現在のフランクフルト学派の象徴であるハバーマスが、彼の隠れた主著と呼んだのが本書『ミニマ・モラリア』である(最も微少な道徳、とでも訳すべきか)。全体よりも部分、規律よりも逸脱、一般的なものよりも個別的なもの、形式より具体へと向かい、実社会のメインストリームにあるものを産業社会が際限なく排出する代替可能な消費物とみなし、それを生産する社会構造とそれと提携している現代人の精神構造とを、これでもかと言わんばかりに批判し、これらに対抗するオールタナティブなカウンターカルチャーを主として芸術活動に、またその哲学理論を、絶対知という冠を外したヘーゲル主義に求める。前者はアドルノ自身が幼少の頃よりピアニスト或いは作曲家としての専門訓練をうけ、アルバン=ベルクやシェーンベルクなどの前衛作曲家と交流をもっていたことに起因しており、後者はいわゆる否定弁証法としてまとめあげられた。晩年の著作『否定弁証法』にみられる特徴を述べるとすれば、P・リクールがヘーゲル以後のヘーゲル主義に対して吐露した言葉を挙げておくのがふさわしかろう。彼いわく、現代の弁証法は「不幸なヘーゲル哲学」であり「それは、絶えず、ヘーゲル的問題、ヘーゲル的媒介によって、活動をはじめるが、ヘーゲルの言う和解は、断念してしまっている」。(「現代のヘーゲル」、『解釈の革新』所集) リクールは解釈による意味の分節化の道程において、アドルノは部分から全体へと媒介を展開することを通して、ともに既存の価値観や社会体制、或いは哲学、文学上のテクストの批判的解体を目指す。肯定よりも否定、再構成(Rekonstruktion)よりも解体(Dekonstruktion)を志向しなければならないという、転倒したヘーゲル主義を貫徹する必要があるのは、アドルノによれば(もっとも、多かれ少なかれ現代の哲学者はこういう意識を持たねばならない運命にあるのだが)、全体とか統一や規範といった、近代社会の形成に大きな役割を果たした概念の意味が変化したからであり、彼はここに近代ブルジョア社会の理想と現代消費社会の現実との拭いがたい亀裂を見て取るのだが、その背後には言うまでもなく、ナチス・ドイツの支配体制とユダヤ人大量虐殺という根本経験が控えている。「アウシュビッツのあとで詩を書くことは野蛮である」という彼のテーゼは有名だが、そこには、精神的な抽象物を含めたあらゆるものが消費可能、代替可能、従って自己隠蔽可能となってきた時代潮流に対する激しい懐疑の感情がある。もっともこういう考えは、彼の事実上の処女作『キルケゴール』から一貫して見受けられるものだが。カントに始まり、ヘーゲルからは弁証法のダイナミズムとその契機としての媒介の思想を、マルクスからは交換、交通(Verkehr)の概念を、フロイトからは意識のもつ自己隠蔽構造を学んだアドルノは、終始一貫して(『キルケゴール』から『否定弁証法』にいたるまで)ハイデガーの実在論的傾向と民族主義を非難罵倒しているが、かなりの部分で両者の思想は似通っている。双方の反目(といっっても、アドルノからハイデガーへの一方通行だったようだ)は、思想内容の部分的相違という表面上の事柄を超えたところにあるように思う。私見を述べるならば、ハイデガーに対するアドルノの言わばアンビヴァレントな態度に潜んでいるのは、トートナウベルクで安穏と(とアドルノには思われたであろう)思索を営む田舎者に対しての、都市文化のせわしなさを引き受けざるを得なかった都会人の複雑な感情であると言えよう。ハイデガーの鋭敏な科学批判や現代批判も、アドルノには外在的なものにしか映らなかったのである。所詮哲学も人間対人間の世界であるから、こうしたことはよくあることだと言ってしまえばそれまでだが。・・いやいやそれ以上の事情もあろう。ハイデガーがナチスに入党しフライブルク大学の総長に就任していた頃、ユダヤ系のアドルノはイギリスへの亡命を余儀なくさせられていたのだから。
45 :
アドルノ『ミニマ・モラリア』書評2 :2000/11/02(木) 03:36
本書『ミニマ・モラリア』は1951年に出版されたもので、戦中、戦後に物したと思われる多くのエッセイやアフォリズムで構成されている。訳者である三光長治氏は、アフォリズムの名人でもあったニーチェとアドルノとの親近性について触れているが、アドルノには知識人特有の余裕があって、自ら道化を引き受けるほど徹底したニーチェに比べれば、まだまだ貫徹の度が足りないというべきか。アドルノは個人主義の背後にひそむ全体化傾向、画一化、均質化体質について様々述べているが(個は大衆の象徴であるという、キルケゴール以来の図式である)、彼自身についてはどうだったか。彼は毒をもって毒を制するの体で、産業社会の一般的傾向を、一般的傾向そのものの描写でもって批判し分析しようとしているが、ここには、一般的なるものそれ自体における内的循環に終始してしまう、という危険が生じているのではないか(彼自身、弁証法のこうした同一化傾向について執拗に留意しているのだが)。あまり独断めいたことを言うのは差し控えるが、このことは、アドルノの批判理論の強みでもあるが、同時に弱みでもあるように感じる。
46 :
アドルノ『ミニマ・モラリア』書評3 :2000/11/02(木) 03:37
印象に残った文章を書き出しておこう。「知識人、わけても哲学的傾向をもった知識人は、物質生活の実地から遮断されている。それも無理からぬ話で、そうした実地がいやでいやでたまらないからこそ精神的な事柄と称されるものに携わる今の道に入ったのであった。しかし物質生活は彼自身の生存の前提であるばかりでなく、彼の仕事が結局その批判を目指している現実世界の土台でもあるわけだ。彼がそうした基盤について無知であるなら、彼の狙いも空振りに終わる外はない。したがってその方面の知識を手に入れるか、いとわしい現実にそっぽを向くか、二つに一つの選択の前に彼は立たされる。・・・人並みに大人になるか、それともいつまでも子供のままでいるかという屈辱的な二者選択を、知識人は自身の人生問題という退引ならぬ形で経験させられるのである。」(P197−198)
47 :
アドルノ『ミニマ・モラリア』書評4 :2000/11/02(木) 03:38
身につまされるような言説である。けれども、次に続く言葉はさらに辛辣だ。彼は言う「経済については面白半分などということは通用しない」。物質世界の実地や現実の真剣さの度合いに比べるならば、思想上の事柄が要請する必然性の中身など児戯に等しい、と彼は言いたいのだろうか。が、これは半ば反語のように聞こえる。アドルノは哲学がプラグマティッシュな実用主義になるべきだと主張しているのではない。彼はむしろ、精神、つまり哲学する知性が取り引きし、提携する事柄について述べているのであり、そういう意味では精神における“政治的なもの”について語っているのである。「政治に苦手であることが文学の強みになるなどありそうもないことである。」(P216) 彼は、政治的なるもの、社会の巨大な産業機構や経済構造や交換システムに対する哲学の無力を、そればかりか、これらの知性内部への侵食とその弊害とを、十分すぎるほど感じ取っていたに違いない。精神の安住の地はもはやどこにもない。そう見えるのは、経済システムが形ばかりの必要上、与えてくれたおこぼれにすぎない。というより、知性や精神こそが経済システムを忠実に反映し、模倣してきたのだ。市場原理や交換理論は、それらが完璧なまでに精神化され内面化された瞬間に、当の精神を支配したのではなかったか。ドイツ民族の精神的高揚を歌い上げたヒトラーは、この上ないほどの経済的効率でユダヤ民族を“消費”し尽くしたではないか。ユートピアは存在しないのだ。ならば、哲学はこれ以上何に対して“正しい”関係を持つことが出来るのか。正しき生活のために、思惟は何と、またどういう仕方で取り引きをすべきであるのか。要するに、アウシュビッツを経た現在において、哲学は何を語ることができるのか、或いは、何を語るべきなのか。これがアドルノの根本命題である。第二次大戦という根本的経験が、まだなお何かを語らねばならぬ、と彼を促す。そうだ、安穏と詩を語ることは許されない。だが、許されないという苦々しい意識は残っている。この意識は忘れ去られてはならない。悲劇と、それを生み出した産業社会にたいする呪詛が彼の思惟の動因となっているが、彼はこの呪詛より外に立とうとはしない。ふんぞりかえった教養人など沢山である。これこそが、彼が彼自身に課したミニマ・モラリア(最小限の道徳)だったように思う。
48 :
アドルノ『ミニマ・モラリア』書評5 :2000/11/02(木) 03:39
哲学がなお何か語るべきなのか、というより、語るべき何かを促す根本経験なり必然性が、現在の僕らに与えられているのか、というのが、アドルノ自身の言説を超えて、アドルノが僕に問いかけてくる問題である。僕には、問いというよりも冷笑にすら聞こえる。自らの置かれた立場についてあやふやな確信しか持てぬとは不幸なことだ。歴史的現実は、我々に、振り返ってみる余裕すら与えなかったというのに。語るべき事柄など何もないと分かれば、哲学などさっさとやめてしまうがよかろう、と。?? (2000・3・19)
49 :
考える名無しさん :2000/11/02(木) 03:43
↑ ・e・<昔書いたアドルノ『ミニマ・モラリア』の書評です。 ホームページに載せようと思って書いたんだけど・・・計画倒れ・・ハァハァ) よかたらどうぞ。
50 :
考える名無しさん :2000/11/03(金) 17:25
ホームページが計画倒れになっちゃったの? 掲示出来る内容があるのなら、ホームページなんて簡単に作れちゃうよ。 僕なんか1日で1つは、作っていた。
51 :
考える名無しさん :2000/11/04(土) 10:14
age
52 :
考える名無しさん :2000/11/04(土) 10:35
>50 本人が満足できるものを作れるかどうかはまた別でしょー。
53 :
考える名無しさん :2000/11/06(月) 08:45
>52 それ、一般論すぎるよ。
・e・<あ〜なんで頓挫したのかっていうとね こういう参加型の掲示板にハマったからよぉ〜ん。 窓だけ作っても意味ないしなぁ・・・
55 :
考える名無しさん :2000/11/08(水) 04:04
Heidegger という綴りは、 ハイデガーoderハイデッガーの どちらがふさわしいだろうか。
56 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/09(木) 03:41
・e・<嘘かホントかわからないけど 学閥事情で関東が「ハイデッガー」関西が「ハイデガー」だそうな。 Seinの訳の「存在」「有」にしても諸事情あるそうな。
57 :
考える名無しさん :2000/11/11(土) 01:54
しかし、オットー・ペゲラーの著書は、関西の大学関係者が訳し、 京都の出版社から刊行されていたけれど、タイトルは「ハイデッガーの根本問題」というように、「ハイデッガー」系だった。 地域による相違というより、時代による相違ではないだろうか。かつては、理想社の選集のように「ハイデッガー」系だったけれど、最近は「ハイデガー」系になったのでは。 Hitlerも、かつては「ヒットラー」だったけれど、最近は「ヒトラー」が主流になっている。
58 :
考える名無しさん :2000/11/11(土) 17:37
三木清はハイデッゲルといっていたような気が・・・。
59 :
考える名無しさん :2000/11/13(月) 11:54
ハイデッゲルは、また別。それは、Heideggerの「ger」の 昔風のカナ表記だから。レーヴィットを訳していた柴田治三郎の 表記がそう。 ヴァーグネル、バウエル、シュティルネル、ショーペンハウエル、ハイデッゲル、ユンゲル、等々。ヒットラー(ヒトラー)もヒットレル(ヒトレル)になる。
60 :
考える名無しさん :2000/11/13(月) 18:38
ハイデガーと保田與重郎って似ているような気がするのはおれだけ?
61 :
考える名無しさん :2000/11/13(月) 19:01
うん、たぶんおまえだけ。
62 :
考える名無しさん :2000/11/14(火) 03:00
保田與重郎に似ているのは、ゲオルゲの方だろう。 ハイデガーは、むしろ西田幾多郎。
63 :
考える名無しさん :2000/11/14(火) 04:00
超どうでもいい話だが、 西田の生まれた石川県の某町とハイデガーの生誕地メスキルヒは姉妹都市。 どっちもスゲー田舎町だけど。
姉妹都市同士って何やるの?交換留学生とか?
65 :
考える名無しさん :2000/11/14(火) 09:45
>62 >ハイデガーは、むしろ西田幾多郎 美的な問題意識が?
66 :
プーの友人。 :2000/11/14(火) 12:22
根気(根性)のある人はハイデガーをやって、 飽きっぽい(関心が拡散する)人はベンヤミンにはまる。 そういう図式は、どうでしょう? >62 ハイデガーが西田幾多郎なら、ベンヤミンは九鬼周造か。
67 :
名無しさん@1周年 :2000/11/14(火) 17:14
>59 フッサールをフッセルというのも同じ?
68 :
考える名無しさん :2000/11/14(火) 17:29
>66 それじゃあ、ベンヤミンは坂口安吾か?
趣味の下品さという点では安居だ。
70 :
考える名無しさん :2000/11/15(水) 03:13
三島憲一の『ベンヤミン。破壊・収集・記憶』を読んだが、 ベンヤミンは、意外とかなりの俗物なんだね。 女に関しては、北村透谷あたりと変わらんかな。
71 :
考える名無しさん :2000/11/15(水) 03:21
三島も女に関しては俗物だけどね(ワラ
72 :
考える名無しさん :2000/11/15(水) 03:25
ハイデガーは、アレントと浮気。 ユンガーは愛妻家だったらしい? ベンヤミンは俗物。 すると、アドルノはどうか?
73 :
考える名無しさん :2000/11/15(水) 03:27
74 :
考える名無しさん :2000/11/15(水) 16:09
三島憲一の友人の今村仁司は、アル中なのか?
75 :
考える名無しさん :2000/11/15(水) 16:11
三島は昔はユンガーを馬鹿にしていたが、ベンヤミン論では、 ユンガー評価に変わっている。転向したのか。 三島の知り合いの山本尤がユンガー贔屓なので、その影響か。
76 :
考える名無しさん :2000/11/15(水) 18:17
女に関して俗物 って どういう意味なの。具体的には どう女を記述したらそういわれるの
77 :
そういえば :2000/11/15(水) 21:49
山本尤 って(なんて読むの?)ナチス関係の本をたくさん訳してますよね。 例のヴィクトル・ファリアスの本もこの人の訳だったっけ?
78 :
考える名無しさん :2000/11/16(木) 04:08
やまもと・ゆう ユンガーやってるの、関西に多いね。ほとんど関西じゃないかな。
79 :
吾輩は名無しである :2000/11/16(木) 04:30
ええ、今村さんアル中なの?わかりやすくて好きな人なのに。 彼の尊敬するアルチュセみたいな死に方しなければいいけど。
80 :
考える名無しさん :2000/11/16(木) 05:45
アル中とアルチュをかけたんですね。
81 :
79 :2000/11/16(木) 09:03
自分でもシャレになってることに気づきませんでした。
82 :
プーの友人。 :2000/11/16(木) 12:37
>70、76 実生活は俗物で、思考は鋭い。 ベンヤミンは、確か思考と実践は別ものと考えていたかと。 優れた思想家が、人格者とは限らない、ってことですか。
正論だけど、調子のいい言い逃れに聞こえてしまうま
84 :
考える名無しさん :2000/11/17(金) 05:03
ベンヤミンは、女癖は確かに悪そう。 体臭もきつそうな気がする。
85 :
考える名無しさん :2000/11/17(金) 12:37
しかし、結局はアドルノもベンヤミンも権威的でしょう。 それが、これらの左翼インテリの矛盾なんだよね。
86 :
考える名無しさん :2000/11/17(金) 12:40
矛盾ではないと思う、もしそれが止揚できないならば。そしてできない。 それは逆説というものだろう(ばい からたに) 権威的かな? よくわからんが。
87 :
考える名無しさん :2000/11/18(土) 04:33
反戦主義者がもっとも闘争的で好戦的という逆説がある。
アドルノがえばってんのは傍目にもわかるけど、ベンヤミンてそんなに好戦的? 学生の頃は左翼政治運動に関わってたけどさ。 むしろかなり現実感覚のない呑気なボンボンだと思うけど。
89 :
考える名無しさん :2000/11/18(土) 12:38
age
90 :
考える名無しさん :2000/11/19(日) 05:59
ベンヤミンは、世間しらずのアホボンであることは確か。 しかし、けっこう好戦的なんじゃないかな。ズレてるけどね。
91 :
考える名無しさん :2000/11/20(月) 04:16
アドルノの哲学は、まだ有効なのだろうか。
92 :
考える名無しさん :2000/11/22(水) 03:39
無効だよ。
93 :
考える名無しさん :2000/11/22(水) 05:22
ハイデガーとアドルノの比較研究書はないのかな。
94 :
プーの友人。 :2000/11/22(水) 12:33
一連の流れを見ていると、 ベンヤミンがだんだん「太宰治」に見えてきて……
95 :
考える名無しさん :2000/11/22(水) 14:43
いやいや、ベンヤミンはやっぱり安吾なんじゃないか…… ボンボンじゃないけど
96 :
考える名無しさん :2000/11/24(金) 18:58
ベンヤミンは趣味道楽の多いアホボンだよ。 パッサージュ論も意外とくだらない。
97 :
考える名無しさん :2000/11/24(金) 19:05
97君に読み取る能力がないだけさ。 98オマエモナー 99うるせえ、あっち行けしっし 100なんだこいつは?多重人格者か? 101どうでもいいよ。もっとまともな話を聞かせてくれよ。
98 :
考える名無しさん :2000/11/26(日) 06:28
ここは、面白そうなスレッドだから大事にしよう。 ハイデガーとアドルノの比較研究など面白いのではないか。
99 :
考える名無しさん :2000/11/29(水) 04:41
ラクー・ラパルトの「虚構の政治」というハイデガー論は どうなのでしょうか。
アドルノの「Aesthetic Theory」の邦訳は出ていますか?
101 :
考える名無しさん :2000/11/30(木) 03:03
>100 出てますよ。
102 :
考える名無しさん :2000/12/02(土) 01:54
「美の理論」と「増補・美の理論」
103 :
考える名無しさん :2000/12/02(土) 04:18
104 :
考える名無しさん :2000/12/05(火) 01:33
でも、アドルノの翻訳で評判いいのって、あるかな? 「新音楽の哲学」なんてひどいからね。
105 :
考える名無しさん :2000/12/12(火) 06:00
age
106 :
考える名無しさん :2000/12/18(月) 04:31
age
107 :
通行人Ω :2000/12/18(月) 08:14
>>104 原典自体が理解不能なくらいの晦渋なドイツ語だから、ある程度のひどい訳は
諦めてかかるしかない。誤訳は論外としても。
108 :
名無しさん :2000/12/21(木) 16:10
ベンヤミンは坂口安吾で、アドルノは小林秀雄。日本のベンヤミン研究者のタイプを見ればよくわからう。みんな太宰とか坂口とかすきよねー。
109 :
考える名無しさん :2000/12/21(木) 16:59
しかし、なんで太宰がいいんだろう。安吾がいい!というのはわかるけどな。
110 :
考える名無しさん :2000/12/26(火) 03:38
age
111 :
考える名無しさん :2000/12/26(火) 17:42
ルドルフ・シュタイナーってどうですか?
112 :
プーの友人。 :2000/12/29(金) 09:47
21世紀を目前にして、 「未来志向」が気持ち悪いくらい蔓延しているメディアに対して、 ベンヤミンの「歴史哲学テーゼ」は有効だと思うのですが、 これはほとんど今村仁司氏の仕事によって気づいたことです。
113 :
考える名無しさん :2001/01/03(水) 14:37
「未来志向」って何? 誰か教えて!
114 :
プーの友人。 :2001/01/05(金) 15:29
>113 「希望」とか、「家族計画」とか、ローンを組むとか、21世紀とか、受験勉強とか…… とりあえずそんなところで。私の理解ですが。 また考えてきます。ちと安易に使ってしまいました。
115 :
113 :2001/01/06(土) 01:38
>>113 いえいえ、ありがとうございます。
以前、柄谷行人が『坂口安吾と中上健次』(太田出版)で、
安吾がヒンスヴァンガー(心理学者?)の言う「未来志向」がどうのこうの、
って言ってたのを思い出したので、どういう概念なのか気になって。
最近の柄谷自身の「転回」や村上龍「希望」とやらも関係があるのかどうか。
切羽詰まった時の「居直り」みたいな心境を指すのだろうか?
116 :
考える名無しさん :2001/01/06(土) 01:44
あ、すみません。 「>113」じゃなくて「>114」でした。
117 :
考える名無しさん :2001/01/12(金) 04:38
ベンヤミンなんて、つまらないよ。
118 :
考える名無しさん :2001/01/12(金) 06:41
>>117 読まなきゃいい(笑
柄谷と違って向こうからうろちょろして世間を騒がすこともないんだし。
119 :
考える名無しさん :2001/01/16(火) 04:21
>>112 ベンヤミンは女癖の悪い男。
今村仁司氏は、アル中だ。
広松大先生もアル中であらせられた。
120 :
考える名無しさん :2001/01/19(金) 21:10
ああ・・・広松先生。
121 :
考える名無しさん :2001/01/31(水) 05:19
ハイデガーって、電波?
122 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 07:14
木田元の「ハイデガーの思想」(岩波親書)は、 どうでしょうか。
123 :
考える名無しさん :2001/02/03(土) 07:15
ハイデガーは電波の振りをした常人(以上)だけに対処に困ります。
124 :
考える名無しさん :2001/02/14(水) 05:01
アドルノって嫌みな野郎?
125 :
考える名無しさん :2001/02/17(土) 03:50
フランクフルト学派に興味のある人は少なくなったんですね。
126 :
・e・ :2001/02/17(土) 06:22
いまさらながらに『啓蒙の弁証法』を読み始めた俺。 とりわけアドルノの論理展開は歯切れがいい・・ が、以前はその歯切れの良さが心地よかった文章が、あまり深みのないように感じてしまう・・・ なぜだ?多分、歯切れが“良すぎる”からだろう。 ヒトを切る以前から丹念に仕上げた刀、それを眺めていると、もうキルという実質的な行為すらどうでもいいように感じるように(変な比喩) 事象そのもののうちで“カッコワルク”思案する以前に、結論が盛り付けられているという感じだ。 いやいや・・・そんなハズはない。おかしいのは俺だ、多分俺なんだ。。。
127 :
考える名無しさん :2001/02/19(月) 04:25
切れすぎるというものも確かに考えもの。 肝心なものも切ってしまうからね。
128 :
考える名無しさん :2001/02/19(月) 05:30
>・e・ お前はたしかに、おかしい。
129 :
考える名無しさん :2001/02/20(火) 05:03
アドルノねぇ・・・・面白いですか?
130 :
プーの友人。 :2001/02/20(火) 11:10
ベンヤミンはけっこう文庫本で出ていますが、 誰の訳がよいですか? 私は日本語しか読めませんので、研究者の方にお聞きしたいです。
131 :
名無しさんの主張 :2001/02/20(火) 15:57
>>126 うん、おかしいと思う・・・、のはおれだけかな?
132 :
・e・ :2001/02/20(火) 16:11
アドルノ、ハリウッド罵倒してるくせにやたら詳しいのがオモシロイ。 ベンヤムンはあまり読んだ事がないんだが、どうも俺の周りのベンヤミン研究者は 近づきたくない人間が多い・・・
133 :
名無しさんの主張 :2001/02/20(火) 16:15
確かジャズの罵倒もしていたよな。 そういや、おれのバイト(塾)仲間のベンヤミン好きもちょっと痛いな。 あ、今思い出したけど、ブレヒトはジャズの歴史を映画化すべきとか逝っていたよな。
134 :
考える名無しさん :2001/02/25(日) 11:44
アドルノもベンヤミンも仲間内で誉めあいをするから いまひとつ信用出来ないね。
135 :
考える名無しさん :2001/02/25(日) 16:07
ところで、・e・は原著を読んでるわけ?
136 :
・e・ :2001/02/27(火) 16:41
全部は読んでないが『否定弁証法』を。 章立て、節の区切りもなく超読みづらい・・・・
137 :
考える名無しさん :2001/03/03(土) 03:23
アドルノは、ダラダラと書くから原書は読みづらい。 『新音楽の哲学』で苦労したよ(笑)
138 :
考える名無しさん :2001/03/10(土) 00:32
age
139 :
考える名無しさん :2001/03/12(月) 03:10
ユンガーのDer Arbeiterは難解。
140 :
馬 :2001/03/13(火) 06:03
アドルノ好きにも痛いやつは結構いたりする。 なんて言うか、既存概念で捉えきれない「ハミダシ者」って感じ。 アドルノは読んだ事ないけど、概念を「曖昧」にする事と「非同一的なモノ=可能性」 とは同じじゃないよね? ここらへん、ただの「アドルノ好き」であって決して「アドルノ研究者」とは呼べないのかも。
141 :
・e・ :2001/03/13(火) 07:09
アドルノは概念把握の仕方の変更を主張しているのであって けっして概念把握を曖昧にしているわけではないです。いちおー ヘーゲルアンですから。 でも彼ははみ出しものの「ふり」をしているけど 決してはみ出た人間ではない。フランクフルト学派だけあって、 わりと冷静なのれす。
142 :
馬 :2001/03/13(火) 08:25
フランクフルト学派…… ホルクハイマー…… んー、冷静と言おうか理性中心主義と言おうか……(褪せ
143 :
考える名無しさん :2001/03/14(水) 01:03
ハイデガーによると、アドルノなんて馬鹿の見本だったらしい。
144 :
・e・ :2001/03/14(水) 01:12
145 :
考える名無しさん :2001/03/14(水) 14:52
ハイデガーもアドルノも、実際の講義では、敵対者への非難発言が かなり多かったという話を聞いたことがある。
146 :
考える名無しさん :2001/03/15(木) 04:34
ハイデッガーって、アドルノに言及してるの? ファイックのインデックスがいまちょっと見当たらないので、 知ってる人、テキストの該当箇所を教えてよ。
147 :
考える名無しさん :2001/03/18(日) 22:57
厨房な僕はアドルノの冷静さの中にアードリアン・レーファーキューン の苦悩を(勝手にこじつけで)見て萌えてしまうのです。厨房と言うより801かもしれーん(汁
148 :
考える名無しさん :2001/03/19(月) 02:37
age
150 :
考える名無しさん :2001/03/23(金) 02:18
age
151 :
考える名無しさん :2001/03/25(日) 23:39
アドルノは俗物。
152 :
考える名無しさん :2001/03/29(木) 01:59
今、ハイデガーを読んでいます。
しかし、Adornoってむちゃ賢いよな。 難解な文体でアメリカ社会を無茶苦茶に罵倒してるとこが大好き。
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155 :
:2001/03/30(金) 00:36
:::::;;;;ii!f''"'i:.;,:{i ;, ヽ `゙''''' ;} }`|!ノノ〃彡ノ!||||ii;i|;'',.,イ,,,_'"~//鼻i,ヽ ~ii;○ ~'i!,,ノ,,'i|!ミミミミミヽ、 |||i、 _,i|}|lliiii;ii|!',, 入il|!;;, /゜ ::;i!''::fi{_,ノ;;;::ii|||||iii;;;i|||||iii|||;,,y };〃ノノ彡彡j!|||!'',;;iii|||ffffiiiiiw;;;;..~^'i;.ヽ~ii;.,,;;;ii\||}i;;:fミミミヾヽ、 ノ人  ̄,,i||||||||||||lii;,,ノ;;;''',,// '~.:::::..~^!!||||||!!'"´;''lll||||||||!!'' ノ;ノノ〃彡彡i|!',;i||!"\'":|}!`}|!!l||!|ii;,.; ヽヽ ~i;_ _,,. :;匆ヾミミミヾ ;_/__,,,;;illlll||||||||||||||||!!/;;''_,イ /`゙'il ::::::::::::::::::;;;_;;┘''"~"''"~~"''"´゙''i!ノノノノ/彡i! iL:| ,il'、,;メ' ,i!' ,i!'f|!||i 'i; ヾ } }ii从i}ミミミヾヾ/,,, `'!|, 'l|' |::'||i::''|||||||||/ ';;, i イ;;''' i| ::::::::::::/..:i' i f : 〃' 、 i } ; ' }|ノノノノ/:i! ,;レ||||Y|||||l!ii,く .ノ /~}||' ;}|! ノノ ,从从i};i};i};i};ミ{i;'",;i;;, `\; l| .i!;:::|i;;::'l|||y i_ _~i|iil| .i;'' '|! ::::::::::{{i ::;;i| ;i,.'i ,i| ; υ:;;;|!;;{ノ ノ/////i! ,il'/||||li.~^''!l||||||i|i;,_/ /'_,,イ~;i||lノノノノノ|ノ|}メメミヾ|! i!' _,i!゜'|||i!^i|!:;il|||||、:i||i;,_~;;il||||i ;' ,/ ::::::::::::~゙'!!lll||||||||||||||||lll|||||||||l/ // //i!゜i|; >'i|||||iii;,, ~''!||||||!|ノ,/'ll|ノノノ/イノ ' 'ノ| ||ヾヽ `'!!i|~/'/,i~^''―〜'i、.!l|||||||!'´;ヽ ,/ ::::::::::::::::::::::|!; i:;;i;;;::|i;;,,~'!|||',// /l/ ,人 'i|´./ .Y`7!l|ii;;,,;i|||!' ,/彡彡ノイii;;;_;: ' __ ~~ /,;,..;illll||||li;;;;il|||i;、_,ノ!' ;'',ヽ./ :::::::::::::::::::::| ;! ;!: :i|||i'' ノ/ / ノ { {;i|||;_~^'ーy'、/ ノ´}' }' ,/イノノイ´~~~^^'''' ,,,"´ ̄  ̄`゙''''^~ ;iiiillll||||||li;;;;il|||||||l';.f! {'`゙''i|! :::::::::::::::::::::| ;! ;!: :i||liill|||/ /ノノ|| |; {|||||l:l:i:i;;;,,,..~^''-<,i|' i|l''7;i'"r=-ー ヽ;il||!!!''"´ ノ _,イ ;iiiiill||||||||||i;il|||||||l';i;;;f! ii;il|'´ ::::::::::::::::::::| ;! ;!: :i|||||!!'´/y人从 { |, !||' '''''!:!:!:l:l:i:i;;,i:|:l!' /||!'~ _,, ;;ll!!''"´,, _,−''"ri´i! .:l:l:lllll||||||||||||||||||li;|i;: }!::| |lii|;:::::::::::::| ;! ;!: il||||!';_ノノ从ソ从i |i i||i;,, ヾ 〃 ;l!!''/ /|| .,,;;iil!~ i i;,..,;iil|;,..,,, i l {{,.. ::l||||||||||||||||||||||!i;: }!:| ||||i;::::::::::::| ;! ;!: il|! |ノi|||ノ|イ||||ノ|i/||i人||||lliiii;;;;;ii|!''::::/ /|||lll|!!~ j ;i' ~´ ji |{, {{i;; :;iilll|||||||||||||lllii;i:;: ノ:::| 'l||||i;::::::::::| ;! ;!: il|l''|从/|||Y|ノ//i||iイ::::: `'‐― '´/::::/ /|||||ii~ ij'::i|i ;` ;, ` ;. ; ;i;;::;i:i:iilll|||||||||l|l|l:i':,ノ'::::::|
156 :
考える名無しさん :2001/04/12(木) 22:32
みんな難解だな。 ドイツ語が難しい。
>>108 超絶遅レスだが、アドルノってどっちかっつうと小林秀雄とは正反対のタイプじゃないか?
158 :
考える名無しさん :2001/04/19(木) 22:59
フランクフルト学派関連って今は人気ないのん?
159 :
考える名無しさん :2001/04/20(金) 01:26
否定弁証法の翻訳ってどこから出てます?作品社のしかないのかな。
160 :
考える名無しさん :2001/04/21(土) 04:56
多分、作品社だけ。 だめだだめだっていわれつづけてんのに、 どうして改訳でないかね。
161 :
考える名無しさん :2001/04/27(金) 02:21
だれもできねーんだろ
162 :
考える名無しさん :2001/04/27(金) 05:54
アドルノって、そんなに難しいの? ハイデガーの難しさと比較したら、どういう性質の難しさなのか。
163 :
考える名無しさん :2001/04/28(土) 05:31
>158 いまや第三世代だからな。 でも日本で人気はそこそこあるんじゃないの。
164 :
考える名無しさん :2001/05/09(水) 01:57
165 :
考える名無しさん :2001/05/09(水) 20:19
厨房です。 だれかベンや民について詳しい人、 ベンヤ民本体でも研究書でもいいのですが、 なにから読んだらいいか教えてください。 諸般の事情により、ベンヤミン勉強しなくてはならないのです… 全く読んだことないわけではないのですが。だいぶ昔に。
166 :
吾輩は名無しである :2001/05/09(水) 23:13
ベンヤミンといえばやっぱり アレゴリー。これが彼を読み解く キーワードだよね。シンボルじゃなく、 アレゴリー。
167 :
考える名無しさん :2001/05/11(金) 04:31
そこまで言うならアレゴリーの説明をするのが 親切というものであろう。
168 :
考える名無しさん :2001/05/11(金) 06:02
シンボル:ある事物とそれを指すものとの結びつきに 根拠が存するとされる。 アレゴリー:その結びつきが恣意的とみなされている。 ってかんじでいいんですよね、ふつうは。 ベンヤミンはそれをどんな感じに展開してるんでしょう?
169 :
素人 :2001/05/11(金) 20:11
ですが、どうしても「存在と時間」の「良心」ってやつが理解不能で先が読めない。 だれか彼の理論において「良心」を出す根拠を教えてください。 注:良心が通俗的な意味ではないことはなんとなく理解しているつもりになってる素人です。
170 :
考える名無しさん :2001/05/13(日) 21:17
>>169 ヘーゲルの「不幸な意識」から読み直すと良し
171 :
考える名無しさん :2001/05/18(金) 03:07
age
172 :
考える名無しさん :2001/06/02(土) 08:45
フランクフルター主ーレ第三世代ってどんな人がいるんでしょか。
173 :
わかりません :2001/06/10(日) 00:23
アクセル・ホーネットさんです。 でかいです。2m近い巨人です。ハーバーマスの娘婿さんです。 なんでも、サルトルの存在と無の批判的解釈から出発して、実存主義と近代理性の超克 をなんたらとか言ってましたが、さっぱり素人にはわかりませんでした。
174 :
考える名無しさん :2001/06/22(金) 15:12
勁草書房から出てる「アドルノ/ホルクハイマーの問題圏」ってどう
175 :
考える名無しさん :2001/06/22(金) 15:15
アレゴリーってなんなんだYO!
176 :
考える名無しさん :2001/06/22(金) 19:42
前川ウザイ
177 :
考える名無しさん :2001/06/22(金) 21:33
前川って?
178 :
考える名無しさん :2001/07/02(月) 05:09
誰かユンガーを翻訳しないかな。
179 :
考える名無しさん :2001/07/03(火) 03:16
あげ
180 :
フランケン :2001/07/03(火) 03:22
フンガー
181 :
考える名無しさん :2001/07/03(火) 14:48
らげ
182 :
考える名無しさん :2001/07/06(金) 15:12
ユンガーの「労働者」をクレット社版で読んでる。
183 :
考える名無しさん :2001/07/11(水) 21:24
ソーカル騒動とかってポパー・アドルノ論争の繰り返しみたいな気がするな。 もちろんポパーは実証主義の批判者でもあったし、アドルノも自然科学を相対化するような議論はしてないから ソーカル事件ほどスキャンダラスではないけれども。
184 :
中坊 :2001/07/11(水) 21:46
>>183 宜しかったら少し詳しく説明して頂けませんか
185 :
考える名無しさん :2001/07/13(金) 06:59
ハイデガーとアドルノの比較研究で手ごろな本はないですかね。 英語、独語可。
186 :
考える名無しさん :2001/07/18(水) 12:59
ユンガーについては、ernst juenger in cyberspaceというサイトがあります。伝記、書評、エッセー(ミッテラン、ジュリアン・グラック等)
など、なかなか盛り沢山な内容で面白いですよ。アドレスは
http://www.juenger.org
187 :
考える名無しさん :2001/07/21(土) 17:10
「・e・=ラゲ」「・e・=ラゲ」「・e・=ラゲ」「・e・=ラゲ」「・e・=ラゲ」「・e・=ラゲ」「・e・=ラゲ」「・e・=ラゲ」「・e・=ラゲ」「・e・=ラゲ」「・e・=ラゲ」「・e・=ラゲ」「・e・=ラゲ」「・e・=ラゲ」「・e・=ラゲ」
188 :
考える名無しさん :2001/08/08(水) 07:17
ちきい
189 :
考える名無しさん :2001/08/09(木) 17:24
185 なんで自分でやらないの??
190 :
考える名無しさん :2001/08/18(土) 03:38
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
191 :
ハリー・キャラハン :2001/08/18(土) 04:04
ダナ・ハナウェイ (Dana J.Haraway) 1944年コロラド州デンバーに生まれた田舎者。イエール大学で実験生物学から ドロップアウト(?)して科学史に転じ、生物学の博士号を取得(科学史専攻で生物学の 博士号が取れるのか?)。1980年からカリフォルニア大学の田舎分校である サンタクルーズ校で科学技術論とフェミニズム理論の講義を担当。 「サイボーグ宣言」「状況におかれた知」は大きな反響を呼ぶ。他に発生学、霊長類学、 分子生物学とテクノサイエンスの現状を扱った著書として『Crystals, Fabrics and Fields』 『Primate Visions』,『Modest Witness』など。 訳者:高橋さきの 1957年生まれの44歳のおばさん。東大農学系修士修了。 森林生物学(なる学問があるのか)専攻。 以後、工業所有権の現場で翻訳に従事(これは、一体どういう仕事?)。
192 :
ハリー・キャラハン :2001/08/18(土) 04:04
謝辞 序章 第一部 生産・再生産システムとしての自然 第一章 動物社会学とボディ・ポリティクの自然経済:優位性の政治生理学 第二章 過去こそが論争の場である:霊長類の行動研究における人間の本性と生産と再生産の理論 第三章 生物学というエンタープライズ:人間工学から社会生物学に至る性、意識、利潤 第二部 論争をはらんだ読み:語りの本質と語りとしての自然 第四章 マルクス主義事典のための「ジェンダー」:ある言葉をめぐる性のポリティクス 第五章 サイボーグ宣言:二十世紀後半の科学、技術、社会主義フェミニズム 第六章 状況に置かれた知:フェミニズムにおける科学という問題と、部分的視覚が有する知 第七章 ポスト近代の身体/生体のバイオポリティクス:免疫系の言説における自己の構成 第八章 第九章 第十章
193 :
ハリー・キャラハン :2001/08/18(土) 04:04
(Revise) 謝辞 序章 第一部 生産・再生産システムとしての自然 第一章 動物社会学とボディ・ポリティクの自然経済:優位性の政治生理学 第二章 過去こそが論争の場である:霊長類の行動研究における人間の本性と生産と再生産の理論 第三章 生物学というエンタープライズ:人間工学から社会生物学に至る性、意識、利潤 第二部 論争をはらんだ読み:語りの本質と語りとしての自然 第四章 はじめに言葉ありき 第五章 霊長類の本質をめざし争い:フィールドに出た男性=狩猟者の娘たちの1960〜1980 第六章 プチ・エメチェタを読む:女性学における「女性の経験」への挑戦 第三部 場違いではあるものの領有されることもない他者たる人々にとっての、それぞれに異なるポリティクス 第七章 マルクス主義事典のための「ジェンダー」:ある言葉をめぐる性のポリティクス 第八章 サイボーグ宣言:二十世紀後半の科学、技術、社会主義フェミニズム 第九章 状況に置かれた知:フェミニズムにおける科学という問題と、部分的視覚が有する知 第十章 ポスト近代の身体/生体のバイオポリティクス:免疫系の言説における自己の構成
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
196 :
考える名無しさん :2001/08/18(土) 14:35
>>185 アドルノの「Authenticity OF Jargon」は読みましたか?
露骨なハイデガー批判です。
盆供養の住職が帰った後で1年生の息子が難しい漢字沢山の般若心経って何と聞くので パパが教えた。 昔人助けの大好きなボランテアおじさんがいてね。テレビの画面みたいにパッパッと頭ん中の考 えが変えられるんだって。おじさんがゴロッと寝ころんでじーと考えていたら、うん、そう か!って気が付いたんだって。そしたらね、お金がただの紙で、オレンジでもコーラでもカルピス でもどれでもジュースでおんなじかぁて、分かったんだって。 先生に叱られても泣かないし、ママに怒られてもビビらないって、強い気持ちになったんだ って。アニマックスでみたろ、悟空がサイア人からスーパーサイア人に成ったろ、あれみたいにスーパーノーテ ンキおじさん、違う、スーパーボランテアおじさんに成ったんだって。 分かった?ンッ! スプレンダー変身! ウルトラキック! キャハハハハと笑って逃げる坊主あたまのクソガキ。 お尻プリプリーーだってよ。 ある高僧をお招きしての説法会で、さわりの部分。 仏法に空観という言葉がある。空観では空ならず。空であって初めて観自在となる。それは 観にしがみつく心があるからだ。その心が自在心を鈍らせる。いいですか、ヤカンでも なければドカンでもなく、チカンでもない。ましてやイラカンでもなければイカンザキでもない。 ドっと湧く一同。しばらくお話が続いて、 先達の言葉に「禅者は座るに執着し、経読みは経の色に執着し、哲学者は言説の味に 執着する。執着してることを知らずに執着する」とあります。その意味をよくお考え ください。今晩はこれにて終わります。 先生のお帰りのあとで一同「イヤーなんか今日の話はちょっと難しかったなぁ」と頷き あう。このあと般若湯、もちろん宝のカンチューハイを飲りながら、観観学学と熱く夜中ま で議論したのであった。 新宿の街で風変わりな青年が「これ読んでください」って紙を配っていた。そのなかに 心 優しい心をもつ青年がある日深い瞑想をして深奥にあるものに触れた 友よ話そう 自由な心をえて気づいたことを 心に写る木々の梢が風にそよいで 葉が光に輝いてそよいでいる 心に写るものが今までは幾重にも染められ縛られていた いまは怖れも怯えも迷いもなく ただ死はそこに石のように落ちている おらゆるものは心に写っているにすぎない なぜただ写っているものにしがみつく必要があるだろうか 友よ 君の笑顔が心の鏡に映えている 木々の梢が風に揺れ 緑の葉は日差しを浴び輝き舞う
198 :
考える名無しさん :01/09/12 14:55
とりあえずあげ
199 :
考える名無しさん :01/09/25 10:53
あげとかなくっちゃ
200 :
考える名無しさん :01/09/28 04:12
ベンヤミン入門書というと何が良いんですか? 小林康夫 『起源と根源 カフカ・ベンヤミン・ハイデガー』(未来社) 三島憲一 『ベンヤミン 破壊・収集・記憶』(講談社) 今村仁司 『ベンヤミンの「問い」「目覚め」の歴史哲学』(講談社) ハンス・マイヤー 『 岡部仁訳 同時代人ベンヤミン』(法政大学出版局) などはよく見かけるのですが。 どれが良いのでしょうか?
201 :
考える名無しさん :01/09/28 04:14
『万歳! ベンヤミン』(\1,750)
202 :
考える名無しさん :01/09/28 06:53
>>200 私は小林康夫のほうを読んだのですが、
なかなか読み応えがありましたよ。
お薦めです。
203 :
マルティン・ハイデガー :01/09/29 00:40
ちょっと避難させてもらいます。
>>994 あなたは日本人とは何かを歴史的に考えることなく
最先端の日本人像をつむぎ出せますか?
過去を見ることなしに現在は見えません。もっとも
過去と現在とか重なるその瞬間こそが危険なことに変りはありません。
私の行動原理が批判されるとしたらまさにその一点にかかっているわけですが。。。。
205 :
考える名無しさん :01/09/29 05:14
>>200 小林はドイツ知らないし、デコンな読み方だから真っ当な入門とは言えない。
まあポストモダン系の論者がどのようにベンヤミンを読みたがるかという点については
ためになる。本として単純に面白い。
三島は理論化への意志が希薄なので、厚いわりには面白くない。あんまり薦めません。
今村はマルクスとかレヴィとかソレルとか持ち出して
がんばって所謂正統的思想史の文脈にベンヤミンを位置付けようとしているが、
まあそれは無理というべきだろうね。
しかも、逆にベンヤミンにより近い文脈については検証がおろそかになってしまっている。
でもまあサクサク読めるので、図書館で借りるくらいなら。
マイヤーはゴリゴリのゲルマニスティック大家なので、
思想系の関心からベンヤミンに興味を持っているひとが読んでも肩透かしかも。
日本人だったら、結局野村修かなあ。ちょっと古いけど、
時代的な背景もあって政治性を強調して解釈しようとしているので、
分かりやすい。あ、あと清水多吉もなかなか。
邦訳だったら、アレント『暗い時代の人々』中のベンヤミン論がやはり古典。
あとは、
アドルノ(のベンヤミン論)から入るのが実は得策かも。
アドルノはベンヤミンを(決定的に歪ませつつ)理論化した思想家だ、と
一応は言えるので。
ちなみに、メニングハウス『敷居学』は駄目。
>>205 thanx!!!!
参考になりました!!
始めにアドルノの『ヴァルター・ベンヤミン』を読んでみます。
207 :
考える名無しさん :01/09/29 06:39
208 :
考える名無しさん :01/09/30 13:16
>>206 アレントのベンヤミン論は、けっこうユニークですよね。
ハイデッガーやブレヒトとの近さを強調するところは、アドルノと対照的。
209 :
考える名無しさん :01/09/30 23:54
今ベンヤミン使って記憶のポリティクスがどうしたとか 言ってる奴(アメリカに多い)はみんな あの大昔のアレント論文を越えてないと言っていいね
210 :
考える名無しさん :01/10/01 01:02
>>209 スーザン・バック=モース『見ることの弁証法』読んで
いってんの?随分、大家な物言いだけど…
じゃあ、あんたの解釈きかせてよ。
俺の卒論、抜粋してコピペしとくからさあ
Susan Buck-Morss, in her preface to The Dialectics of
Seeing, quotes Benjamin's description of his own work
as a "Copernican revolution" in the practice of history
writing.Buck-Morss points out that Benjamin's method
intends to uncover the legitimating, ideological function
that Western capitalist culture invests in the idea of
history seen as a continuum "progress" that affirms
the present as its culmination. Thus, Buck- Morss
describes Benjamin's aim as an attempt "to destroy the
mythic immediacy of the present. . . by discovering that
constellation of historical origins which has the power to
explode history's 'continuum'".
211 :
考える名無しさん :01/10/01 02:13
>>211 私も思わず検索かけてしまったが、
先にやってた人がいましたか。(^^;
213 :
ななしっこくらぶ :01/10/01 03:52
モース日本語できんだ・・
214 :
考える名無しさん :01/10/01 04:15
>スーザン・バック=モース『見ることの弁証法』読んで >いってんの? とはどういう意味で言っているのかわからないが、 あの本も分厚いくせに、結局のところ思考図式はp.117の図に還元されてしまう。 (というかしょっちゅうあの手の四象限の図を出してくるけど、それが 成功しているとはあまり思えない。) あの本の致命的なところは、Urgeschichteから訪れる希望と神話を直結させてしまっていること。 UrsprungないしUrgeschichteの実体化は最悪でしょう。 ついでにいうと、あの本はベンヤミンを古きよきフランクフルター的イデオロギー批判に 近づけすぎ。ベンヤミンがマルクス主義者としては凡庸だったことは否定できないはず。 イデオロギー批判+希望の実体化では、マルクーゼにしかならないよ。 まあでもパサージュ論の英訳が出る前にあれだけ包括的にパサージュ論を読んだというのは 偉いと思うけど。
215 :
考える名無しさん :01/10/03 00:16
a
216 :
考える名無しさん :01/10/03 03:05
>>214 214=浅田彰!!!
じゃない?
いや、なんとなく。
まあでもモースの邦訳が出る前にそれだけベンヤミン論を読んだというのは
偉いと思うけど。
217 :
考える名無しさん :01/10/03 03:32
218 :
考える名無しさん :01/10/03 23:57
しかし実際、訳が出た早さからいっても むしろベンヤミン研究はアメリカより日本のほうがずっと進んでるんじゃないかな。 因みに浅田はこの『見ることの弁証法』が出るより数年前に 島田雅彦との対談集『天使が通る』を出版していますが、 題名からも分かるとおりベンヤミンがほぼ主題的(と言っていいくらい)な扱いを されてる章が一章あって(ヴェンダースのとこ)、 それのほうがよっぽどバック=モースより面白い、と思う。
219 :
考える名無しさん :01/10/04 00:14
日本でベンヤミン研究って盛り上がってるんですか? アメリカでは90年代は大流行だったらしいですが
220 :
考える名無しさん :01/10/04 23:21
それなりにってかんじじゃないの アドルノよりは人気あるだろうな
221 :
考える名無しさん :01/10/05 03:00
なんだかこのスレ勉強になりますネ。 吉祥寺の古本屋でMomme Brodersenという人のベンヤミン伝(verso)を 見つけたのですが、面白いのかなあ。誰かオススメしてくれたら 買おうかな。岩波現代文庫の多木さんの本はつまらんですね。 個人的にはダニ・カラバン萌え。 マーティン・ジェイってどうなの?
222 :
考える名無しさん :01/10/05 11:02
>>221 おそらくその古本屋知ってる。
挫折した研究者が売ったのか知らんが、
なんか研究書(洋書)がいっぱい売ってるとこでしょ?
デリダとベンヤミンが多かったな。
ジェイは、先月の思想にベンヤミン論書いてたけど、
まあよくある「反ヘーゲル的想起」の路線。
上のほうでも言われてるけど、その路線でアレントの論文を越えてるのは
あんまりないんだよね。このジェイ論文もご多分にもれず。
223 :
考える名無しさん :01/10/06 00:27
age
224 :
考える名無しさん :01/10/06 15:35
誰かさんの為にageよう!
225 :
考える名無しさん :01/10/06 22:28
誰?
226 :
考える名無しさん :01/10/08 01:05
>>1 その対立図式だと、スローターダイクとかはどこへ?
227 :
考える名無しさん :01/10/18 22:39
関係ない
あげ
229 :
考える名無しさん :01/11/11 04:48
Ernst Jungerは、なかなか面白い。
ハイデッガーを基礎から学ぶにはまずなにを読めばいいですか?
231 :
弁証法的理性批判放棄 :
01/11/12 13:26