中島義道 『人を<嫌う>ということ』

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1名無しさん@一周年
6月30日発行の新しい本です。
今、この本の読み途中です。

感想を書いてください。
2名無しさん@1周年:2000/08/02(水) 05:40
おもしろそうですね。
読んでみたいな。
318 :2000/09/19(火) 10:55
読みました、おもしろかったというか、この歳になって、心理学で解決できないような(心理学を
深くしりませんが、斎藤茂太程度)自己愛とか、自分ででも、てこずっている譲れない感情はどこ
にあるのかとか、勝手なようだが、開き直りができた。対人恐怖の気があり、引きこもりがちな自分
にはこういう解釈をすればいいと自尊心を気づつけず、実用書のようにつかえる哲学?だとおもった。
で、いま、「私の嫌いな言葉」と「哲学の教科書」を読んでいる。
たしかに、社会的には不適対応な人格をひねくれて肯定しているかもしれません。
著者本人は「正直な方」だと思う。哲学的というのはよくわからないけど、悩むのが好きな人だと思う。
そこに自分の支えがほしいというか信仰に近いのかもしれない。とりあえず、読んで自分なりに整理してる
途中ですが、カキコします。
4竹脇ムーガ :2000/09/26(火) 00:15
さしあたり、人は「幸福であること」や「他人を嫌わないこと」を
誰かに要求されているわけではない。

観念的結論を出すな@`「具体的」に苦しめ、敵対を避けるな・・・
518 :2000/09/26(火) 11:11
結婚していると、家族や親族と仲良く(嫌わず)つきあうべきという、
のが一般的にある。絵に描いた餅のようなパパとママとおじいちゃん、
おばあさんと子どもはいないが嫌わず、幸福で?ある事がまことしやかに
ある。
みな、自分勝手な理想的幻想を自分以外も人に求め、自分はけっこう
楽して、時間がたつとズボラになる。ホンネがでるから。
で周りと協調しないと敵対され、ちょっとした事も最後はものすごく、
こじれる可能性がある。
竹脇ムーガさんのように言われるとーなるほど。
一応悩んでたので答えてくれてありがたい。

自分の幸福が結構いびつで複雑な物を嗜好している
のかもしれない気がする。
TVの「幸せ家族計画」のような家族とほど遠いが
(子どもはあの番組の父親像に憧れる)
子どもの嫌な所も 年寄りのうっとおしささえ、
愛敬のように愛そうとする偽善にうんざりする。(ちびまるこ)
自分を正直に出すこと、しかも他人と摩擦を作らない人
のほうが少ないから、結婚はむつかしいんだね。
6いいめえる :2000/09/28(木) 11:55
おもしろい本ですよ。
「人を嫌う」ということを深刻に考えないで
「自分のナチュラルな感情」として処理すればいい
という趣旨です。ごもっとも。
『わたしの嫌いな10の言葉』はもっとおもしろいです。
7竹脇ムーガ :2000/09/29(金) 02:05
著者曰く、嫌悪することを頭から否定することも、嫌悪感を「引き起こした人」に罪を着せて嫌悪を無制限に拡大することも、どちらも幼稚な行為であーる。

しかし、この中間地点でバランスを取る(苦しむ)ことが出来るようになるまでは、結構手間と時間がかかるのであった。気がつけばおっさん・・・。
8考える名無しさん :2000/10/03(火) 16:25
今日買ってきました。早速読んでみたいと思います。
中島関連のスレは上げずにひっそりとさせといた方がよさそう(藁
9竹脇ムーガ :2000/10/05(木) 00:00
「私の嫌いな10の言葉」だと、
「笑う哲学者」土屋賢二の本がいかに「笑えない」かを
ネチネチと実例を揚げておちょくってるところが最高です。
10考える名無しさん :2000/10/05(木) 02:14
なんだかこの人にはまるととんでもないことになりそうで
無理矢理遠ざけているってのが本当のところです。
初めて「うるさい」シリーズ読んだときも、正直うんざりしたし、また
うんざりしている自分にほっとしたりもした。
池田晶子を高踏的「考える人」だとするなら、彼はきわめて人間的な
「考える人」だろうか。
11>9 :2000/10/05(木) 03:28
趣旨とはズレるけど、確かに土屋賢二おもしろくない。
少なくとも、笑えないね、まったく。
12考える名無しさん :2000/10/05(木) 03:58
>11
同意。

しかし、日本のメディアで幅を利かせてる哲学者(日本人)は
ほんとつまらないね。

西田幾多郎とか田中美知太郎のような哲学者は今いないんだろうか。
13考える名無しさん :2000/10/05(木) 12:11
>12
メディアで幅をきかせているような奴の根源が
西田や田中といった小者じゃないか!と戦後ずっと問われている
のに、、、
14考える名無しさん :2000/10/05(木) 15:49
おいおい、西田幾多郎はともかくも、田中美知太郎なんて
日本の哲学をダメにした張本人の一人じゃないか
コンプレックスと権威主義の塊だよ
それが哲学そのものに影響していなきゃそれでいいんだが
しこたま反映されてしまっているのがあの先生の小ささだろうな
15いま読んでます:2000/10/24(火) 13:03
・・・まだ途中なのでなんともいえませんが、
「ウィーン愛憎」といい「人生を半分降りる」といい、
「私の嫌いな10の言葉」「孤独について」といい。
なんだかはまっちゃいそうなんです。
いや、この人の著作をはじめて読んでから10日で
5冊目ということは、すでにはまったのかも。
16ななし:2000/10/28(土) 22:18
「私の嫌いな10の言葉」を読む前に土屋を読んでおくと面白さが
増します。
17考える名無しさん:2000/11/07(火) 04:13
中島の真骨頂は時間論でしょう。
18考える名無しさん:2000/11/07(火) 16:36
>16
土屋俊読んじゃってさらに訳分らなくなったりして
19名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/07(火) 17:46
中島氏による土屋氏批判は、まったく的を射ていないと思いました。
土屋氏の本はああいうふうに読むものではないし、中島氏とは書く目的が
違うのに、中島氏は自分の本に対する態度を他人に押し付けてしまっている。


20考える名無しさん:2000/11/07(火) 18:07
↑批判なんてしてました?
21考える名無しさん:2000/11/08(水) 00:16
>19、20
うん、土屋の批判とかではなく、
単に「どこがおもしろいのかわかんない」って
言ったわけでしょ。
>12
永井均はおもしろいと思うけどなあ。
笑えるという意味ではなく。
22>21:2000/11/08(水) 00:41
「どこがおもしろいのかわかんない」というのでも、なんだか
非難気味に書いてたでしょ。
あと、土屋の文章は誰も傷つかない、安全なところで書いている、なんてことも
書いていたと記憶しています。
23Miss名無しさん:2000/11/08(水) 06:01
この本どこに売ってるの?
新書?ハードカバー?
2421:2000/11/09(木) 04:04
>22
あれはしかし、要するに
笑いに関する二人の見方が違うというだけで。
俺は個人的にはやや中島派。
土屋はどこかの本で
「ああいうエッセーを書くのは適当でいいから楽。
 論文などはきちんと考えたり調べたりしなきゃいけないから大変」
と言っていた。
この態度は、はっきり言って笑いをなめてると思う。
こんな人の書いたものでは、笑えない。
少なくとも俺は、この発言を聞く前から
土屋はつまんねえな、と思っていた。
2522>24:2000/11/09(木) 19:56
土屋はあれで笑ってもらおうとしているのか?
笑いは論理的なものであるということを示そうとしているのでは?
仮にも哲学者なんだし、いかに客を笑わせるかに焦点を絞るのでなく
普通の文章を転倒させればいくらでも「笑い」をつくりだせるということを
示しているのだと思っていたよ。俺は。
2621>25:2000/11/12(日) 04:40
なるほどね。じゃあやっぱ
「笑いとは何か」っていう価値観の問題か。
俺はそれでも中島派だけど。
誰も傷つかない笑いってうそ臭いな。
あ、笑いの話をするスレではないけどさ。
27考える名無しさん:2000/11/15(水) 02:49
このスレッド見た限り、おもしろそうですね。
28ひっきー:2000/11/15(水) 03:31
29名無しさん:2000/11/15(水) 08:03
このスレには「人を<嫌う>ということ」と「私の嫌いな10の言葉」が
あがっているが、土屋氏のことが出ているのは後者なので、お間違えないように。

俺的には、前者のほうがおもしろかった。
値段も、こっちのほうがページ数多いし本も大きいのに200円安いのだよ。
30もぐもぐ名無しさん:2000/11/18(土) 21:58
ほー 中島さん、土屋さんを批判してるのか。
中島さんの本も、土屋さんのエッセーも、どっちも
好きなんだよな。(w
31考える名無しさん:2000/11/19(日) 01:42
>30
批判はしてないと思いますよ
32考える名無しさん:2000/12/07(木) 03:32
ようやく買ってきたよ。
当方が買ったのは茶色い本でした。
が、ピンク色で新しく刷ったものが出ているみたいだね。
女なのでピンクの買えばよかった。
買った次の日に気付いた...。
33考える名無しさん
哲学素人の私は、この人の本を「哲学」に対する興味というより、
(嫌な言い方だけれど)「自己啓発」とか「癒し」的に読んでいるなあ…
ああ、でも「自己啓発」とか「癒し」って「哲学」の効用なんかなあ…
…とか、言ってると中島氏には叱られるんだろうな。

>32
「ピンクの」ってのは「哲学実技のすすめ」という新刊なんじゃなかろうか?