西部邁50

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793考える名無しさん
>>783
>定式化

ハイエクはその箇所をformulatingという言葉を使って
a basis for formulating principles of policy.と書いているのだけど、
formulatingに策定という訳語を当てると「政策の原則を策定する基盤」という風に
策の字が諄くなってしまうから、春秋社版は策定としないで定式化と翻訳したんじゃね?
きみが定式化という言葉を嫌うのならば、formulatingの部分を定めると訳して、
「政策の原則を定める基盤」とでも翻訳すればいい。
ハイエクの原文は意味が重複するような諄い表現が多いな。

>あなたも自由主義者だから

日本では思想というものの受け入れられ方がおかしいように思う。
その思想が生まれた時代背景、人々の気風、議論の歴史、それらを無視した形で輸入されて、
aはb主義者だと分類しても実りがないと考える。
794考える名無しさん:2013/12/25(水) 23:04:18.46 0
>>793
>日本では思想というものの受け入れられ方がおかしいように思う。
>その思想が生まれた時代背景、人々の気風、議論の歴史、それらを無視した形で輸入されて、
>aはb主義者だと分類しても実りがないと考える。

これには全く同感しますね
マルクス主義だけじゃなく、バークもチェスタトンもオークショットも西欧の中の英国という歴史の文脈から
思想を紡いできたわけで、そういうバックグラウンドを持った思想をそうそう日本に導入することも
もっと言えば理解すること自体不可能に近いのではないのか。
西欧の思想を理解することは重要で必要だけど理解することは不可能という諦念を持って接するべきと考えますね。

でも索引となる思想家がマルクスであれバークであれ、欧米の思想家や哲学者を持ってきて
日本社会を云々する知識人・学者の類が多すぎる気がします。