774 :
霊姑浮 ◆5JB5Td0w.M :
■日本人の特徴まとめ
中国の周辺の征服されたことがない島国
やはり日本人というものを考える場合には島国という環境が大きいんでしょうね。ただ島国では
なく、中国の周辺の島国ということ。縄文時代から西日本は韓国との交易が活発で、文化圏を形
成していたが、その中心は中国から伝わる文化である。その時代から中国の世界最先端の文化を
吸収していた。卑弥呼が魏に使者を送ったように、権力者にとっても中国はとても重要だった。1つ
はその巨大な権力にお墨付きをもらえること、さらには中国の最先端の技術が日本国内の権
力闘争に有利に働くからだ。銅、鉄、それらを使った武器や、作物に関する技術を獲得すること
で、決定的に有利に働く。
このような中華文化圏の一部でありながら、日本の決定的な特徴は中国権力に征服されたことがないということだ。それは単に島国ということだけでなく、間に韓国があるが重要だった。中国
から日本を目指すためにはまず韓国を征服しなければならない。もっとも中国が迫ったのが元だ
か、フビライが数回に渡り日本を目指したのは、イスラムから欧州までも遠征したモンゴル帝国
の拡散の執着といえるだろう。その労力に見合う対価が見込めるとは思えない。
775 :
考える名無しさん:2013/11/02(土) 16:16:38.16 0
チャーンチャンチャチャチャン、ひーーめひめひめ
チャーンチャンチャチャチャン、ひーーめひめひめ
776 :
霊姑浮 ◆5JB5Td0w.M :2013/11/02(土) 16:17:31.94 0
征服されたことがないということは、日本人にとって決定的な特徴だろう。逆に征服されるとい
うことがいかに決定的な経験を生むか。多民族に支配され、従属をしいられ、自文化を排除され
る。これにより、日本人にとって外来文化は友好的なものとなる。
このような経験もあり、現代に至るまで日本人にとって外国文化にかぶれることは重要なもので
あり、日本の歴史は年輪のように重なる外来文化へのかぶれの歴史といえる。ラッキーなことに
最初は中国、その後欧州、最近ではアメリカという世界最先端の文化にかぶれることができた。
777 :
霊姑浮 ◆5JB5Td0w.M :2013/11/02(土) 16:18:05.10 0
現世利益を重視する日本流
日本人はとにかく外来文化好きで、すぐにかぶれるわけだか、もうひとつの特徴として、単に受
け入れるだけでなく、自分なりにアレンジして、日本流にしてしまう。では日本流とはなにか?
日本人の特徴と言われるのが、超越論的より現世利益を重視すると言われる。理念や理想よりも、
いまここになに賀できて、いかなる効果がえられるのか。
この世界の構造や社会のあり方の理想など超越論的思考は、仏教やキリスト教など、世界的には
高い文化水準の特徴の一つである。日本に最初にこのような文化がもたらされたのは仏教だろう。
その重厚な体系、深淵な理想を目指す高い理念など。しかし日本において仏教の受容はもっと現
世利益だった。手を会わせれば何のご利益があるのか。いかに祈りは災いを排除してくれるのか。
それは日本に土着する豊作を祈り、災害を緩和する自然信仰とも融合していく。
778 :
霊姑浮 ◆5JB5Td0w.M :2013/11/02(土) 16:18:39.32 0
世代間かぶれ闘争による新陳代謝システム
自然信仰、現世利益と、日本人はある意味で、高度な文明へ展開する前の、素朴な土着性を維持
している。この素朴さの理由の一つが征服されたことがないということであり、疑似的に単一民
族の感覚を残しているからだろう。ならば、遅れた文明の素朴な島国民でも良かったんだろうが、
最新の文化が比較的身近にあり、素朴にかぶれ続けるというところだろうか。
その理由を想像するに、島国故の閉塞感があることが想像される。たとえば年輪のように次々新
たな外来文化にかぶれるんだが、そのサイクルが世代間競争の様相がある。ある世代が新たな文
化にかぶれるとき、先の世代を古いと否定する契機がある。そしてさらに次の世代は新たな外来
文化にかぶれて先世代を否定する。外来文化へのかぶれはこのような世代間の差異を産み出す。
この運動は、島国、疑似単一民族という日本がもつ閉塞を打破する文化的な新陳代謝の役割を持
っているのではないのだろうか。この運動は現代に至るまで日本人の特徴としてかわらない。
779 :
霊姑浮 ◆5JB5Td0w.M :2013/11/02(土) 16:19:11.52 0
日本人の特徴まとめ
では日本人の特徴まとめてみよう。低層にあるのは、島国で征服されたことがなく残存する土着
性として、疑似日本人的な贈与の集団性。贈与が卑近のみでなく、日本人全体へ張り巡らすため
の天皇を中心とした職(役割)の体系。
それに対して流動する上層として、その集団性からくる閉塞性と海外への低い警戒心からくる国
外文化の吸収欲。閉塞を打破するための新陳代謝としての世代ごとの新たな海外文化へのかぶれ。
かぶれた文化は深層に到達されアレンジされ、流行り廃れていく。面白いのは、情報速度がかわ
ったが、この構図は聖徳太子の時代から現代まで変わることがない。