60 :
考える名無しさん:
マルクスの思い出
1 『マルクス資本論草稿集2 経済学批判要綱』大月書店を読みながら喫煙していた。睡眠薬を飲
んでいた為、いつの間にか座ったまま眠っていた。はっと目覚めると煙草が頁に転がって焦げ目
がついていた。焦げ目は下の頁まで付いていた。買い換えようと思ったがこの本は既に絶版扱い
になってると解った。amazonでも永らくでなくて、昨年やっと古書で買い換えることが出来た。
2マンガ版の本で『喧嘩屋マルクス』っていう伝記があった。すごく感動した本だったけどなくし
てしまった。新刊書店でで見つからないまだ入手できるのだろうか?
3スレ扉に『経済学・哲学草稿』『ドイツ・イデオロギー』『経済学批判要綱』等、生前出版されなか
った研究で後世に影響を与えた、研究の時期も書いてくれたらよかった。
4マルクス翻訳で貢献してきた岡崎次郎(最期は蒸発。生死不明)のことを昔知って、忘れられ
ない。最後の著書『マルクスに凭れて60年』(青土社)もマルクス翻訳の裏側が率直に語られ、
おもしろかった。向坂が先輩風を吹かせ金銭的にがめつい男だったことも赤裸々に語られている。
今も見掛ける岩波文庫版『資本論』は向坂逸郎の名前しかないが当初共訳の予定であったにもかか
わらず第1分冊以外岡崎が全編翻訳したらしい。これがなぜか向坂逸郎の翻訳になった理由の先
輩風が語られている。「下訳という名の代訳」とある。岡崎は後に大月書店版でも改めて翻訳し、
大月書店『マルクス・エンゲルス全集』翻訳や『資本論辞典』を宇野弘蔵らに働きかけ共同で執筆
したらしい。この人間の最期は消息不明という事実がある。