【存在】ハイデガー【有】

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18考える名無しさん
 有の忘却はハイデガーが知の歴史を捉える場合のキーワードだよね。で、それが進行していった
涯にハイデガーが見い出すのが、忘却していることさえ忘却してしまった事態。それを窮迫とす
る。窮迫は有の根源と呼応し、根源からの呼び声を響かせる。それに呼応するのが現‐有。

 物象性とはハイデガーは言ってはなくて、有るものと言うけど。有るものの巨大化、とかね。それ
を解釈してみたわけだ。有るものでしか現実とは考えられない、その意識を掻い潜るように、
有・Seyn が有るものとの交流断絶として現成する。それが『哲学への寄与』の中心であり、裂け
開けとか言われている。

 しかし君は聞くのもいいけど、読んでいるのかな?俺は数年間読み続けてるよ。解らないまま
読解を繰り返し、ようやく大体のところは掴めたと思う。掴めるに従い凄さが解ってくる。研究
者の解説を読んでも駄目だった。自分で懲りずにやるしかない。君も頑張れ。