「上から二冊目の本」効果
「上から二冊目の本」は、小さく「私は唯一の私でありたい」という欲求を満たすのである。
この典型が、処女信仰である。処女は、性行為によって失われる唯一性を保有している。
そしてそれが信仰となるのは、そこに価値が見いだされると言うことである。
たとえば現代では、アイドルヲタ、またロリヲタなどであるが、「上から二冊目の本」が示すのは、
現代において「私は唯一の私でありたい」という欲求を満たすのは多くにおいて消費が
になっているということである。
さらに「上から二冊目の本」的なものは世界に溢れている。たとえばオリジナリティへの
信仰である。スポーツの記録、ギネスブック、コレクターのオリジナルものなど、
様々な時間軸上の「はじめて〜した」ものには、価値が持たれる。
「小さなアウラ」の獲得は、生きていることの充実感そのものを支えており、
いわば人の行為そのものは多かれ少なかれ、そこへ繋がっていると言えるだろう。
なぜ上から二冊目の本を買うのか
http://d.hatena.ne.jp/pikarrr/20041002#p1