吉本隆明 1924-2012

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89考える名無しさん
情況からの発言 13
客:81,82,83レス諸氏が丁寧に「作品を作者に帰属させることの否定」はブランショ。と忠言して
くれている。ただ、蓮実はブランショを非常に嫌っていて、ブランショは文壇政治家とか、流行に
敏感とか、清水徹との対談で話していたと思うが。すると蓮実は影響されていながら親殺しのよう
に批判し、無関係だと言っていたことになるのかな?よく分からんが。
主:あと話は折れるが大阪で学校でイジメにあい、教師も学校も知らん振り。イジメに加担する
教師もいたと言うじゃないか。まあ何でここに書いてきたか分からんがここは吉本隆明スレなん
で、吉本の著書の『引きこもれ‐ひとりの時間をもつということ』(だいわ文庫)をお薦めしたい。
学校というのは偽物の厳粛さで出来てる。だからそこが自分は嫌いだった。偽物の厳粛さ、という
のは日本社会からいつまでもなくならないもので、率直な意見や人間をいつも疎外することを
常識、常態としながら続いている。自分自身と対話するときには人間は引きこもることになる。
そういうときの言語こそ重要で、他人と対話するだけの時間よりも重要で本質的だ。吉本はあと、
鮎川信夫との1981年の対談で「あらゆる集団は人間をヤクザにする。これには例外はないと思い
ます」と語っている。『引きこもれ』という主張にもこの感じ方は入っている気がする。それから、
吉本の理解者で森山公夫(もりやまきみお)という人がいて、精神病研究で吉本も評価している
。関東で陽和病院の院長をしている。ネットにその病院のHPもある。電話番号や住所も。精神的に
苦しいようならそこに相談してみたらいいんじゃないかな。