152 :
主客:
客:久しぶりにやるんで何を話そうかと思ったが、ざっくばらんに適当に。が良いと思うんだよね
。思い出したんだけど。4/25に尾崎豊の命日だったんだな。没後20年とかで、NHKで特集を流して
いた。余り知られていないが吉本は尾崎の歌詞としてでなく書かれた唯一の詩集『白紙の散乱』を
高評価してた。ちょっと引用すると
《その尾崎さんの言葉の表現というのはどういう風に評価したらいいかというと、これはどう言ったら
いいんでしょう。本格的な評価をしないといけないんじゃないかというのが僕の印象です。この
人の作詞と言われているものとか、散文、たとえば『白紙の散乱』なんか掛け値なしに見事な文学
作品としていい作品だと思います。だから単に芸能人としての薄い評価や軽い評価、或いは反感
を持たれたりとかいろいろあるけれども、そういったもの全部を取り払ってしまえば、尾崎豊と
いう人は本格的な言葉の人として評価していいんじゃないか。》(『吉本隆明資料集26 p.69)