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主客:
主:しかし色々聴きたいこともおありだろうけど、せっかくだから質問人さんの「吉本隆明への道
」或いは「思想への道」とか、どうやって「吉本隆明とは何か」という問いかけに入っていったか、も
その過程やきっかけとか、書いてみたら面白いんじゃないかね。たぶんまだお若いと思うし、若い
世代からの吉本隆明観てメディアや紙媒体にもほとんど出てないんだよね。追悼とか書いてるの
はほとんどが60-70年安保闘争、大学闘争の体験者。東浩紀も「あまり読まない」とか、宇野某とか
も吉本とは縁がなさそう。80年代以降に生まれた世代からは実は何も出ていない、というのが
事実だろう。そこまで吉本という人は30代前半までの世代にとって、無縁な存在になっている。
これは追悼メディアは言わないが事実だ。60-70年代に若者にとって必読として読み継がれてき
たであろう吉本隆明は今や、そのような意味はなく、精々糸井重里や渋谷陽一が師として尊敬す
る人物、くらいの意味合いしか持たなくなっていたのではあるまいか。事実確認としては。質問人
さん位のスタンスさえ持たない人が大部分だと思うよ。質問人さんは今何故「吉本隆明」なのか、
という1サンプルになっているんじゃなかろうか。