吉本隆明 1924-2012

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114考える名無しさん
客:あと、一般紙に掲載される追悼とまた別個に個人のブログで発表されている追悼、評論もある
んで、幾つか目を通してみたんだけど。かなり辛口のもある。でもよくよく考えれば、一般紙に出て
くる評論と同じで、単純に読み取れない故にそうなるというケース、あと、麻原評価、また原発論
、文学者の反核運動批判などを知って批判しだす、というケース。二つは重なる訳だが、その2ケー
スに大別できる気がした。ブログで興味深かったのはHNがsnafkin7であるコピーライターの人
で、この人は俺達(主客)と同世代で、同じ吉本の講演やイベントにも参加していることが分かった
。87年の24時間連続講演『いま、吉本隆明25時』にも来てて、感想文がその後のこのイベントの
単行本にも収録されてる。ブログによると、《菅谷規矩雄さんは私の前で呑んだくれていた》との
ことで、その菅谷規矩雄が講演途中で会場入りして、「ここ空いてますか?」と俺に聞いて、目の前
の席に座ったのだから、このsnafkin7と俺はもしかするとかなり近かったかもしれない。ブログ
によると、高校時代にZ会のテキストに吉本の文章があってそれから読み始めたとある。多分それ
は70年代後半だろう。ずっとフォローしてて、それが80年代後半まで続いた。『相対幻論』の影響
で広告業界に入った。しかし『いま、吉本隆明25時』のころから離れていく、インターネットの
世界の方が面白くなってきた。90年代の麻原擁護や小沢一郎評価で異和感を感じ、95年の水難事故
の頃に決定的な異和感になった。最後まで発言し、しかしそれは迷走、と辛口だ。途中までは俺達
と重なってるんだけど、途中からガラッと評価が変わるんだね。