1 :
考える名無しさん :
2011/09/20(火) 00:33:09.69 0
2 :
考える名無しさん :2011/09/20(火) 00:42:44.12 0
哲学的思索をやめずに いかに食っていくかをまず考えておくべきじゃないか? 日本でフルタイムの社員として営業とかSEとか国家公務員とかやってると全く余裕がなくなるのが現状
論理学の本を選ぶひとつの基準は、 まず索引を見て、「シンタクス」「セマンティクス」という語があるないかだな。 この2つがなかったら糞と決めつけていい。
4 :
考える名無しさん :2011/09/21(水) 23:43:17.72 0
10代で読んでいないと恥ずかしい必読書 プラトン『国家』 アリストテレス『ニコマコス倫理学』 ショーペンハウアー『意志と表象としての世界』 ヘーゲル『精神現象学』 デカルト『省察』 パスカル『パンセ』 ライプニッツ『単子論』 カント『純粋理性批判』 キェルケゴール『死に至る病』 バーク『フランス革命の省察』 ジェイムズ『宗教的経験の諸相』 ニーチェ『道徳の系譜』 ベーコン『ノヴム・オルガヌム』 フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』 メルロ=ポンティ『知覚の現象学』 ハイデッガー『存在と時間』 アーレント『精神の生活』 ヨナス『責任という原理』 サルトル『存在と無』 ベルグソン『時間と自由』 マキャヴァリ『君主論』 ミンコフスキー『生きられる時間』 レヴィナス『全体性と無限』 アウグスティヌス『神の国』 フロイト『快感原則の彼岸』 ヤマグチノボル『ゼロの使い魔』 ドゥルーズ=ガタリ『アンチ・オイディプス』 フォーダー『精神のモジュール形式』 ヤスパース『精神病理学総論』 エレンベルガー『無意識の発見』 ラカン『精神分析の四基本概念』 フーコー『言葉と物』 ソシュール『一般言語学講義』 ヴェイユ『重力と恩寵』 ディルタイ『精神科学序説』 デーデキント『数について』 ブーバー『我と汝・対話』 ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』 ホメーロス 『オデュッセイア』 ミンスキー『心の社会』 ライル『心の概念』 バタイユ『エロティシズム』 アガンベン『ホモ・サケル』 ラッセル『西洋哲学史』
>>3 逆に聞くけど、無い本なんてあんのかよwww
6 :
467 :2011/09/22(木) 00:14:37.66 0
前のまとめ 初心者は西洋哲学史と東洋哲学史の本を見て大まかな流れと 興味のある哲学者を探す。 それと並行して、ヴォルフとプラトンが言うように 哲学をやる上で考え方の基礎となる論理学と数学をやる。 問題点は、数学はどの分野かということ。 これらを終えたらラッセルの哲学入門やその他の教科書なども読む。 さらに問題は、その哲学がどの学問分野の哲学であるかにもよる。 自然科学をやりたいのならそれらをせめて全範囲大学の理系学部の教養 までを学ぶ必要がある。全部やりたいならやってみるのもよい。 これらを終えたら、いきなり本人から入るのは早い。 まずはその人についての入門から入り、さらに概要をつかんでおく。 この時に、概要からではつかみきれない疑問点もメモしておく。 ここからようやく、あらかじめ自分で定めた 自分の体系に従って 本人の著者を読む。長かったが、その分楽しみもますだろう。 これが前回のまとめである。
>>6 理想的な抽象論を語るのは結構ですが、具体的な本の名前を挙げてもらえるとありがたい。
哲学書はどれも先人の引用が飛び混じるのでその引用元から読むのが良いよ。 アリストテレスとデカルトとカントで鉄板かな。 ふつうに10年くらいで読めると思う。 むろんこれ、社会人向けな。学生はそんなもん読んでないで勉強しろと。w
9 :
467 :2011/09/22(木) 00:32:01.73 0
それはこれからここの住民に語ってもらいましょう。
10 :
考える名無しさん :2011/09/22(木) 01:56:31.57 0
戸田山和久「科学哲学の冒険」 入門書としては非常に分かりやすく、予備知識のない中学・高校生でも理解できる。 科学哲学に興味のある人にはお勧め。
11 :
考える名無しさん :2011/09/22(木) 02:01:50.91 0
アリストテレスの『形而上学』は必読の書だと思うが、 様々な年代に書いた断片を寄せ集めたものなので、 首尾一貫した主張を見出すのは難しい。 むしろ、アリストテレスも自分に問いかけながら書いているふしがあるので、 初心者は、答えを見つけるというよりは、問いを見つけることを目的として読んだ方がいいかも。
>>8 もしかして それ テクストの事 言ってるんじゃないよね?
>>13 アリストテレスとデカルトとカントを10年時掛けて原著で読めってことじゃないよね?
個人でしっかり原著を読むとなると普通一冊読むだけでも数年かかるからそれはないと思うけど 確認のため一応。
>>14 >個人でしっかり原著を読むとなると普通一冊読むだけでも数年かかるから
これって翻訳された著作のことだと思うが、べつに数年もかからんだろうw
三批判書読むだけなら数ヶ月で読める。
言いたいのは「10年かけて繰り返し読み続けていれば読めてくる。」ということ。
もし「原著」が「原語での著作」っていうんならアリストテレスは読める人少ないだろうなw
テクストも原著も「原典・原文」のことを言いたかったんだけど 今更どうでもいいわ。 カント自身は、三批判書を哲学とみなさなかったようだけれど、まあ 哲学史からみて カントで重要なのは純粋理性批判だから、あんま関係ないわな。
>>5 あるんだな、これが…
シンタックスとセマンティクスがなくて「弁証法」とかが載ってて、
その延長で記号論理語っちゃってるやつが、いまだにあるw
もちろん原書で
> アリストテレスとデカルトとカント これを目指せばいいのはわかったけど、 とっかかりとしては何をすればいいんでしょうか? まずは読解力を鍛えるために、 「現代文解釈の方法」なんかをやったほうがいいのでしょうか? 受験参考書というところに少し抵抗あるのですが・・・ あるいは準備段階としてやるべきだと、 このスレでよく上がる論理学なんかはその目的なのでしょうか?
準備段階としては戸田山の『論理学をつくる』を読みながら、 産業図書の『哲学教科書シリーズ』を読んでいくのがいいな。 とくに『現代哲学』と『知識の哲学』は良書。 現代文の勉強も悪くないと思うが、 同シリーズの『論理トレーニング』の方が哲学寄り。
22 :
467 :2011/09/24(土) 16:38:16.83 0
自分の掲げた学習順に乗っ取って、入門!論理学を読む。 その後同じ著者の論理学を読み、次に哲学の教科書と哲学入門を読む。 次にユークリッド原論を読んでその後クワインの論理学の哲学を読み 次に論理哲学論考に入る。 ここまで読む中で目的を見出したらよい。 俺だったら最終的にエヴェラの政治学方法論を読むに至るまでの 自己の理念の形成に役立てるためにニーチェ、ハイデガー、フーコー を読むつもりだが,その前に history of western philosophy を読んで どんな哲学者がいるのかを調べる。
柄谷のトランスクリティークは必読 柄谷以外の日本人はゲーデルの重要性をわかっていない
「○○は必読(( ー`дー´)キリッ」とか 言ってくる奴は、例外なく読んだ絶対数が少ない
てか柄谷とかそもそも哲学じゃないし…
26 :
考える名無しさん :2011/09/25(日) 19:35:36.79 0
>>19 普通の意味での読解力に自信がいまいちって
レベルなら受験勉強レベルからしっかりやるのもムダではない
はずかしくもない
理系と違って明確な知識・スキルの基準はないが・・・
>>6 哲学初心者です。
「その人についての入門」とありますが、
それを先に読むことでその方向(入門書を書いた人の思考等)に思考が偏ってしまい
本人の著書を読む際の悪影響になったりしないでしょうか。
いきなり本人の著書を読むべきなのか、解説書を読んでから本人の著書を読むべきなのか以前から悩んでいました。
もう一つ、実際に解説書→本人の著書と読んでみたのですが、「ここは解説書で見たあのことを言ってるな」
ということしかわからないので本人の著書を読んだという事実しか残っていません。
これは何がまずいのでしょうか。
自分の見解は、「解説書を読んだ段階である程度考えてしまっていたので
本人の著書を読んだ際にこんな感想が残ってしまった」ですが・・・
28 :
467 :2011/09/25(日) 21:39:29.23 0
作者の思考に固まることはないです。そのような考えがあるのかと 思っておけばよいのです。 その事実で結構だと思いますよ。一回で色々と覚え、理解するのは不可能ですから 何回も読んでください。そのうちに発見があると思います。 問題は、それを読んでいてあなたはどう思うかです。
29 :
考える名無しさん :2011/09/25(日) 21:44:57.79 0
>>26 6ではないけど、どっちからでもいいんじゃない?
どうせいろいろな解釈がありうるし、いずれやることになるだろ。
でもどっちからにせよ哲学書は取扱説明書なしでいきなりは読めたものではない。
秘教的性格を帯びている。
物理学や数学や経済学ならそういうことはないのだが。順番どおりやればいいだけだ。
先に解説を読んだのが悪いのではなく、
解説書の解釈に疑問を抱いて別解釈を考えだせるようなレベルにまだないだけ。
>>27 何でもそうだけれど、色々と読書経験を積まないと解らないことは多いぞ
31 :
スモ :2011/09/26(月) 00:22:17.14 0
人は一冊の本も読めやしない 人生を、一つの出来事も汲み尽くせないように
32 :
スモ :2011/09/26(月) 00:28:25.27 0
もし、オレが市民の哲学講座で初心者に講義するなら(週一で一年間だなw) 故・坂部恵と加藤尚武のツートップが編集してる『命題コレクション 哲学』を教材に選ぶ 読みやすく構成されてることと、それぞれ抜粋されてるテーマ(命題)の趣向がいい
たくさんのレスありがとうございます
>>28 最初に触れる書というのは影響を受けやすいのでは、というところからこう考えました。
なるほど、基本ですね。何回も読んで自分の中に流し込んだ後に自分の考え方との相違が見えてくるような感じでしょうか。
精進します。
>>29 そうですね、難しいですw
「哲学書を読みたいが解説書はダメなのか・・」と絶望していたので少しだけ安心しました。
解説書はともかく本人の著書の読み込みが足りないのかもしれないですね。
>>30 哲学書に限らず、ってことですね。
34 :
考える名無しさん :2011/09/26(月) 22:50:12.08 0
>>33 西欧の大学や研究室でも伝統的な解釈・読み方の伝承がなされているよ
もちろん著者本人とはズレる ズレにもまた意義がある
それでいいんじゃない?
はっきりいえば、哲学書の書き方のスタイルが悪い。
古代ギリシャやデカルト、英米圏はまだいいが。
35 :
考える名無しさん :2011/09/26(月) 23:06:31.83 0
36 :
考える名無しさん :2011/09/27(火) 01:17:55.51 0
その手の本はバカにならない ある程度信頼できるもので、一定水準のものなら そして、読めたならいちおうエッセンスを理解したといってよい それから原書or翻訳でもよろしい ニュートンのプリンキピアを読まず最近のよくまとめられた力学の本を 読んで力学を理解するのと一緒 ぐだぐだ言うのは原典読解=商売の文学部の教員だけでよい
>>4 突っ込んでほしいのか?しょうがないやつだな
望み通りつっこんでやるよ
ちゃんとアイウエオ順にしろ
優先順な気もする
39 :
考える名無しさん :2011/09/27(火) 17:55:06.53 0
デカルトもヒュームもカントも ウィトゲンシュタインも 解説書の助けを借りながらそのコンセプト・エッセンスの理解はできた。 物理学や数学、経済学あたりも順を追ってきちんと押さえていけば理解できる。 しかしヘーゲルやシェリングとなると話は別。 解説を読んでも理解できない。アタマがぼんやりする。 納得できない。意味がわからない。なんでそういう論の展開にいくのかもわからない。 なんだありゃ?時間とカネをムダにしちまった・・・
ヘーゲルやシェリングでそういう状況ならこの板の波平や機械スレも駄目だろな 解説を読んでも理解できない。アタマがぼんやりする。 納得できない。意味がわからない。なんでそういう論の展開にいくのかもわからない。 図星だろ?
>>39 だからヘーゲルは現代哲学で批判の的として集中しているみたいなところもある
ドイツ哲学はハイデガーでほぼ終焉したわけだが
鉄が思考するための知的手法が明らかに枯渇していた
それにくらべてフランス現代思想には様々な手法があって
ソシュールなんかは現代でも進行中の思想だし
しょせんは「言語」の根本問題を避けては「存在」だろが「社会」だろう語れないからね
>>41 ソシュールって言語哲学の本に名前すら出て来ないんだけど、
今でも有効なの?
>>38 ゼロの使い魔は「言葉と物」や「一般言語学講義」より優先順位高いのか…
>>34 たしかにこれまでのやり方、歴史に学ぶのは重要ですね。
ズレにもまた学べる訳ですね・・・
>>36 以前、他板で質問したときにはやたら解説書が叩かれてたので・・
そうなのかもしれませんねw まあ、もちろん原典の重要性は当然揺らがないのはわかります。
プリンキピアは科学と哲学を分けた書としても有名なのでこれも一度読んでみたいですね。
>>42 言語哲学は英米系哲学だから伝統的にソシュールには触れていない
パースの記号論やチョムスキーには触れているけれどね
>>42 無効。英米系だから触れないとかいう話ではなく。
49 :
考える名無しさん :2011/09/27(火) 21:22:46.00 0
英米系哲学がソシュールにふれないのはなぜ?
50 :
考える名無しさん :2011/09/27(火) 21:27:42.22 0
>>49 ソシュール、フロイト、クリステヴァ、ラカンなどいっぱい触れられていない重要人物がいるよ。
もともと英米系の分析哲学は大陸系哲学の歴史はあまり振り返らないからね。
そういう意地みたいなものもあるんだろう。
いや意地とかじゃなくて 単に「重要」じゃないからだろw
ソシュール:内容薄い イマイチ フロイト:トンデモ 非科学的 クリステヴァ:トンデモ 文芸 ラカン:トンデモ 非科学的 だいたいこういう評価だからな。 ソシュールがましな扱いか。触れられることはないけど あそういう人いたね程度の扱いはされる。
53 :
考える名無しさん :2011/09/27(火) 22:01:09.44 0
>>51 論理学起源で現象学を取り入れたの英米系と。
現象学と構造主義を中心に今に至る大陸系は違う。
しかし英米系でもStanly Cavell(スタンリー・カヴェル)は珍しくフロイトやラカンに言及して一概には言えないのだが、
イアン・ハッキングはフーコーを持ちだしたりと、最近は個人差が目立ってきた。
これからもこういう動きは世代交代とともに加速していくだろう。
フーコーをトンデモな連中と一緒にしちゃいかん。
佐々木中だってラカン→ルジャンドル→フーコーという順で 『夜戦と永遠』を書いているではないか 同時代のフランス現代思想はみんな繋がりがある
じゃ同じでいいよ。
57 :
考える名無しさん :2011/09/27(火) 23:20:22.18 0
ソシュール、フーコーはまじめな人文学研究だけど フロイトやラカンはないわ〜
58 :
考える名無しさん :2011/09/27(火) 23:21:31.52 0
と理系実証科学出身の分析哲学屋の俺は思う ヒューム・カントはまじめだが ヘーゲルはトンデモなのといっしょ
ヘーゲルを腐せばいいってのは思考停止だな。 俺は分析の連中が顧みないホワイトヘッドが侮れないと思っている。 宗教哲学として延命したのが不幸だ
60 :
考える名無しさん :2011/09/28(水) 00:43:23.20 0
ヘーゲルを腐すのもまじめにやろうとすれば 実は超困難なのはわかってるさ どうやっても弁証法なるものでごり押しで呑み込んでいくからな・・ たんなる一地方の一神教的な近代神学の末期形態なんじゃねえか?ありゃ。
分析哲学が普遍とも思えないがな
皆さん哲学科にでも所属してるのですか? それとも趣味ですか
63 :
考える名無しさん :2011/09/28(水) 12:13:30.32 0
経験論も分析哲学も 日本人・ドイツ人・英米人関係ない普遍性があるとおもうけどな
64 :
考える名無しさん :2011/09/28(水) 12:45:40.22 0
その前に日本人の書いた最高の哲学書を読まんとな
65 :
考える名無しさん :2011/09/28(水) 13:09:40.12 0
道元ですか
分析哲学にとって現象学は反面教師で「取りいれた」わけでは全然ないだろ。 あとルイスやクリプキ等が「様相の形而上学」を主張しているけれども、 あれは古い観念論が復活させようとしているわけではないよ。念のため。
聖徳太子の本か? タイトルはたしか、 忘れた
>>63 他の学派に普遍性がないという主張の党派性がどうもね…
69 :
考える名無しさん :2011/09/28(水) 14:44:24.57 0
>>68 党派性はしらんが
個人的な素直な感想だな
認識論も倫理学も
カントぐらいだな ああなるほどと思えるのは
(論理学や科学基礎論、数学基礎論はもともとそういうもんだから話は別だけどな)
歴史的、地理的に見て比較的自由でしがらみがないからじゃね?
中欧とちがって
70 :
考える名無しさん :2011/09/28(水) 14:47:01.30 0
形而上学=悪とは思わんけどな。 そうじゃなくて論の展開の仕方だな。
71 :
考える名無しさん :2011/09/28(水) 16:07:45.00 0
講談社現代新書1286 「哲学の謎」野矢茂樹著 俺の愛読本
73 :
考える名無しさん :2011/09/29(木) 11:18:11.29 0
と理系実証科学出身の分析哲学屋の俺は思う(笑) 中二病の糞が多いな理系って シコシコ実験やってろ
>>73 どこにかかってる言葉なのかわかりづらい
見てないけど
>>72 の動画で言われてることと関係してるの?
それにしてもアンカくらいつけるべきだろ
分析哲学スレで無意味に「大陸哲学」との対立煽ってるのがこいつか
自称〇〇屋は自己愛性人格障害だから相手にすんな!
84 :74:2011/09/20(火) 00:39:11.91 0 ていうか俺理系出身だから。。 微分方程式や統計などの応用数学、古典物理学、生命科学の基本・・・ ここまではちゃんと勉強してきたやつにとっては常識なわけ。 哲学やるにも科学の基本の把握は重要じゃないか? 場合によってはユダヤ・キリスト教もかもしれんが。 経済学、政治学、歴史 この辺は教養として脇でやった。 理系ってなんでこういう奴が多いの? リアルでコミュ障が多そう…
哲学やるにも科学の基本の把握が重要っていうのはその通りだと思うが まあわざわざひけらかすようなことじゃないよな
79 :
狂理 :2011/09/29(木) 12:34:13.20 0
戻ってきたぞ。
ひけらかすつもりではなかったんだがな。
微分方程式わかるやつどんだけいるんだよ?とか言う奴がいたんで
疑問に思ったんだよな。
ただ、近世・近代哲学ってのはニュートン力学以降
科学に多大なるモチーフを得てきてるじゃないか?数学ももちろんだが。
近世・現代の英米圏はもちろん
カントもヘーゲルでさえも(学位論文自体な。まあ奇妙な科学理解だが)
それから社会科学も重要だな。
哲学って諸科学をある程度得た上での反省・総括ではないのか?
>>75 それはおれではないが、なにか不満があるんだったら哲学徒らしく
論理と実証でそいつを説得してみるんだな
ステキな精神分析(笑)や弁証法(笑)やポストモダン(笑)の妥当性をな
(笑)を使う嘲笑的なスタイルがすでに、あんたが罵倒する連中よりしょうもないことになってる
で、「諸科学」に人文系を入れないで問題ないと思っているあたり、二流の理系なのが明白 宮廷なら文系の上位の凄味を知ってるからそういう態度にはならない
82 :
狂理 :2011/09/29(木) 13:44:38.52 0
もちろん人文「科学」もいれるべきです >>宮廷なら文系の上位の凄味を知ってるから??? あなたが旧帝以下のどっかの私立にいるということは明白ですな。 東大法学部の強みなら知ってるけど、 東洋人なのにおフランスやドイツの奇妙な伝統文化(歴史的負)のモノマネやってる 文学部の凄みなんてどこにも感じないな。
こういうのがいるから日本では哲学が根付かないんだろうな 科学とて向こうの先端を理論も知らずに取り入れただけなのに、 思い上がって他を叩くのは自己反省がたりない、見ていて滑稽だよ
科学は「便利」だよ、ただそれだけ 哲学ではない
85 :
考える名無しさん :2011/09/29(木) 13:59:58.53 0
肛門期(笑)スキゾ・パラノ(笑) 絶対精神の自己展開(苦笑) 超人(笑) すてきな妄想ですな 分別のある人はせめてヒュームやカントやフッサールをやるように。
理系だったら人文科学や社会科学に自然科学の方法論を取り入れて 体系化することができるのか?
人文系に対して微分方程式がどれほどの分析用具になりうるのかね 偏微分なら回帰分析で使うけどね
88 :
考える名無しさん :2011/09/29(木) 14:03:28.17 0
>>83 はいはい
いまの日本の科学はとうていたんなる輸入業者といえるもんじゃないですよ。
物理学、数学、電気工学、機械工学あたりは国際的にも強いです。日本は。
人類普遍な科学とちがって(先進国で設備がありゃ万国共通の土俵)
人文は地域・文化特有だからしょうがないとはおもうけどね。そこを責める気はない。
89 :
考える名無しさん :2011/09/29(木) 14:05:14.48 0
>>86 経済学には取り入れてきてるよね。昔から。
パレートとか。
それから経営学にもテイラーってのもいるし。
90 :
考える名無しさん :2011/09/29(木) 14:06:20.13 0
>>84 「便利」なのは技術・工学。
科学技術といっしょくたにしてる無智な文系乙。
基礎科学=現代の自然哲学
91 :
考える名無しさん :2011/09/29(木) 14:09:04.40 0
>>87 別に人文学(本読み屋)に数学使えと言ってるわけでもないからね。
(レヴィストロースは数学使ってたみたいだけど。あれは書斎からでてフィールドワークもやってるから
いわゆる生態学・生物学に近いね)
哲学的世界観を構築する上で外せないといってるんだからね。
でも哲学をやる上で重要な数学の知識ってなんだろうな。 論理学との関係から集合論の扱いがとくべつ大きいことくらいしか知らないんだが、 圏論?とかはどうなんだ。
集合論と位相幾何じゃないか。
位相幾何学が何の役に
カントの時空論との対比で使われる<位相幾何
それもう物理学
>>82 えーあんたこそ理科大以下のどこかにしか見えないんだがw
いや哲学だよw
99 :
考える名無しさん :2011/09/29(木) 18:28:08.12 0
>>97 狂台理学研究科の学生ですわ
哲学にも趣味で横槍入れてますw
ま、理科大が悪いとも思わんけどもね。
この板では現象学の扱いが無残なことになってるね。 昔竹田が半端に読者を集めていた副作用なんだろうけど、フッサールスレすらないことには絶望を覚える。
現象学スレはあるけど全然伸びてないな。 現象学にどのくらい有用性があるのか疑問といえば疑問だけど。
マリオンとかアンリとか神学的転回以降を解説してくれるやついないのか
フッサールに絞ってスレを立てた方がいいと思うよ。「〜の現象学」みたいなルーズな用法が目立つし、竹田現象学の悪影響はどうにかしないと。
>>99 京大なら立派な京都学派がある(あった)じゃないの
科学や主客なんて、思惟の要求から想定しただけのものだ、って言ってる人が
106 :
467 :2011/09/30(金) 08:25:05.69 0
>>99 ちょっと質問よろしいでしょうか?
自分は量子電気力学がなんたるかをよく知りませんが、これを学びたいです。
様々な自然科学をどの程度学べばよいか、お暇がありましたら教えてください。
>>106 思想というのはその個人が行うものだろ
その個人にとって必要だと思うことは人それぞれ
受験勉強じゃないんだから「どの程度学べばよいか」という質問は愚問だよ
知りたいだけ学べばいい
108 :
考える名無しさん :2011/09/30(金) 13:42:22.30 0
>>106 量子電気力学はいまのところ確立されている物理学の先端理論のひとつだよ
量子力学のレベルから電磁気力や核力による現象を説明していく
(しかし重力の現象についてはカバーできてない)
まあまずはニュートンの古典力学からじゃないの?
それから解析学の基本。力学の「言葉」だしね。統計学。
世界観が変わるだろう。だからこそ当時の哲学者たちは衝撃を受け、哲学をねりなおした。
ああいう論争や認識論の背景に彼らが何を想定していたか(宗教・神学とニュートン力学とユークリッドあたりだとおもうが。。)
それから電磁気学(マクスウェルまで)、熱・統計力学、量子力学の基本。
分子生物学や遺伝学、脳神経の生理学もいいね。こっちは数学的準備はあまり要らないよ もっと入りやすい
(ただし高校レベルの化学(分子生物学,生化学)や電気(神経)、確率(遺伝)の知識くらいは最低限必要だね)
もし高校の物理や数学が不十分であるなら、そこからやってみてもいいかも。
別に試験があるわけでもないんだから気楽に。
109 :
考える名無しさん :2011/09/30(金) 13:47:47.49 0
>>105 京都学派なんてのは戦前までだよ。
大東亜共栄圏構想を哲学的に擁護するような論文出しまくって
敗戦後は自主規制。大学を追われた哲学者もいるしな。
で、そのあとは自身の思想をというより、無難な文献読解になっていったわけ。
西田さんは文献はあくまで自身の思想のためのヒントにしか思ってなくて、
途中まで読んで思いついたら読むのやめて座禅組んで彼独自の哲学を執筆してたらしいけどね。
110 :
考える名無しさん :2011/09/30(金) 13:51:21.77 0
それから西田さんは数理の問題にも入っていってたらしい。 田辺さんはそもそも科学哲学から出発だし。 文系・理系という発想がそもそもおかしいんだよ。 この世界にそんな区分はない。(日本の役所や会社の人事の都合とそれに合わせた学校制度にすぎん) あるのは科学と、科学に収まりきれない思想=哲学のみ。
ドイツ語ってマイナー言語でいまいち勉強する気にならないんだけど ここの板の人はどの言語を学んで何ヵ国語話せるの?
112 :
考える名無しさん :2011/09/30(金) 14:39:45.78 0
おれのころ(2000)はまだドイツ語が一番おおかったけどな 第二外国語としては。 戦前は英語以上の位置づけだったはずだ。 まず哲学はドイツ中心。分析哲学の始祖でさえドイツ語圏。 科学については物理学も化学も医学もドイツ中心だった。文献もドイツ語。 有名な学者もほとんどドイツ語圏。 経済については欧州で一番の大国。話者も一番多い。 日本に抜かれるまではずっと世界第二の経済大国だったしな。 とはいえ今は地位がおちてるね。 ナチスのときに大勢アメリカに亡命したのも悪い。 敗戦後アメリカ一極集中になったのもある。 哲学自体も廃れているね。分析哲学系は英語だね。 科学論文も学会もドイツ語フランス語ではなくて「すべて」英語だね。 まあでも哲学業界は例外的にまだドイツ語中心でしょう。それから英語・フランス語では。 中国語は学問が目的ではなく商売が目的の人がやるもんだね。
英語、独語、仏語、伊語なら新聞読むのには苦労しない程度まではできるかな もっともフランス留学していたからね
>>109 お前普通に真っ当な考え持ってるじゃん
なんかドヤ顔で語ってるけど、お前の言ってることくらい当たり前のことでみんなわかってると思うぞ
115 :
考える名無しさん :2011/09/30(金) 17:28:29.37 0
>>114 みんなに語ってるわけじゃないから。そりゃあなたは当たり前に知ってることかもしれん。
文脈読んでください。
116 :
467 :2011/09/30(金) 20:00:48.56 0
>>107 量子電気力学って
どのような体系のもとに構成されているのかを聞きたかったんです
>>108 情報ありがとうございます。
117 :
考える名無しさん :2011/09/30(金) 23:07:48.13 0
>>116 いきなりすぎるよ QEDなんて
理論物理の専門家レベル
まずは古典物理と量子論でしょ とくに古典
教養レベルで
哲学にもおおいに関係がある基本の部分ね
ドゥルーズとかフロイトやるより有意義だと思うけど。
>>117 ドゥルーズとかフロイトに意義がないということは有り得ないだろ
特にフロイトには色々と問題はあるがフロイトの精神分析に意味があるのは
実際の臨床から出てきた結果なり理論だからだ
症例はそのまま各人の解釈に役立つし何も汎性欲説や解釈をそのまま受け取る必要はない
「誰が正しいか」を探す哲学書探しほど意味がないものはない
自分はそれを読んでどう解釈するかだ
フロイトは岩波の新訳読めばわかるけど、古典化されたといってよいだろ
>>119 そもそも「フロイトなんか意味が無い」とかいうレスをよく見かけるが
そういう人はフロイト自身の著作(刊行中の全集)なんか読んでいないだろう
各所に誤謬を抱えていることがそのまま「欠点」として読む価値のない「テクスト」とはならない
ようはそれをどういう読み方をするかということが個々人の哲学行為なんだからね
「誤謬」や「飛躍」をそのまま駄目という判断でいったら古典はほとんど駄目になってしまう
哲学思想書を読むという行為はそこから新しい思想を生む行為だということに気付かなければいけない
このスレも含めて、「人文しね」みたいな半端な理系畑の哲学徒が大杉
分析哲学でも解釈という概念は重要なんだから、哲学を志すものがフロイトをスルーはありえないよね
フロイトを馬鹿にしている奴も、実際にはトラウマがどうのというネタを含む虚構作品を楽しんでいるものだ
>>121 そういうことに尽きるね
なんかかこう理系傾倒者は物理学や数学にも「想像力」が必要だということを忘れている
物理も数学も化学もそれは必要に違いない
同様の意味で人文系思想も必要なんだよ
とにかく「テクストを読む」という行為の認識があまりにも拙いのには驚くしかないよね
「テクストを読む=知ること」とはちょっと違うんだよ
むしろ「テクストを読む=自分の考えが新しい何かになる」という行為なんだが
いくら哲学書で哲学の知識を詰め込んだところで、 モンテーニュも読めないような奴はただのガキだ
モンテーニュやパスカルの系譜は分析哲学がどんなに席巻しても消えない
127 :
考える名無しさん :2011/10/01(土) 01:07:05.84 0
フロイトはやっぱ面白いよ。 ていうか、心理学という学問領域自体が混沌としてて フロイトの考えが正しいかどうか判断できる状態にないような。。。 心理学という領域で見える人間の姿は複雑で、とても考えさせられるものが多い。 いつか、フロイトが再評価される日はくるだろうな。 そのときは、もっと人間の進化や脳機能、行動がより詳細に解明されたときだな。 今はまだ人間の生物学的理解が不十分過ぎて、心理学の知見を解釈できてないんだろう。
フロイトの「失語症」研究は凄いインパクトだな 言葉を失うと世界の在り様まで全く違って見えてしまうというから これとソシュールの考え方が接続されて精神分析も構造言語学も進歩した
小物なくせにアドバイスしたがってる奴らが群れてるダサいスレだ(◞‸◟)
ここはそういう趣旨のスレだし
131 :
考える名無しさん :2011/10/01(土) 07:08:22.08 0
フロイトなんてトラウマがどうの肛門がどうのマザコンがどうのという ネタを含む虚構作品を楽しむ娯楽本みてえなもんとしてよむのが健全 それから生物学的理解と心理構造の理解は別モノ 認識論やってりゃわかるだろうが 生物学がフロイトの実証やってくれるはずとおもってるのか?
132 :
考える名無しさん :2011/10/01(土) 07:14:35.85 0
ドゥルーズだのフロイトだのを読んで ふんふん、ほうほう、なんてすぐ無防備に感心しちゃう奴は 知的に薄弱 小説でも読んでろ たとえ無益であるにせよ カントやフッサール、ウィトゲンシュタインの態度・営みが 学・世界のメタ思考としては きわめてまっとうなものであることがわかるセンスがほしいところ
じゃ説明よろしく
134 :
考える名無しさん :2011/10/01(土) 07:17:27.33 0
>>128 言語研究ってことと、
非理性領域・無意識領域への注目ってことは近代西欧の展開期としては
面白い。思想史としてはね。
思想を真に受けるのはちがうが。
135 :
考える名無しさん :2011/10/01(土) 07:18:38.42 0
ピアジェのほうがよい
136 :
考える名無しさん :2011/10/01(土) 07:23:18.39 0
>>120 精神分析入門をよんだわけだが
それからユングも(こっちはもっとひどいがw無意識領域ってのをぜんぶごっちゃw)
根本的なところに疑問を抱くのが当然。
もちろん思想史としては面白い資料だろうが自分の学的知識・世界解釈・人間解釈
としてはとうてい使えません。
137 :
考える名無しさん :2011/10/01(土) 07:30:16.40 0
科学者兼哲学者デカルトの教えだよな 方法的懐疑は・・ 近代哲学の始祖の精神を忘れたのか
>>134 今フロイト読んでる人ってだいたいそうだと思うよ。
文芸批評や美術批評ではあえて真に受けてるように見せかける人が大勢いるけどw
139 :
ダリアン :2011/10/01(土) 08:25:01.97 0
フロイトが有益なのは精神科医にとってなのです 古今東西、患者にはフロイトも精神科医も大して貢献していないのです
140 :
考える名無しさん :2011/10/01(土) 10:08:29.75 0
フロイトは心理学だろ、哲学ではないよ。
メタ心理学だから、メタフィジクスを意識している
142 :
考える名無しさん :2011/10/01(土) 11:54:35.78 0
フロイトは何ていうか、器質的な研究が困難な時期時代にあって 精神病理を何とか解明しようと試みた、というとこだろうなぁ。 でも、そもそも現在でさえ人間の脳はほぼ無解明状態だから まだまだフロイトが問題としたことの正否を判断できる状態じゃないだろう。 コンピュータでいえば、膨大な記憶領域を持つロボットのプログラムを その行動と記憶領域の関連から分析して、 さらに行動自体からプログラム内容そのものを推測するというのをやってるんだから。 多分これをプログラマーに聞けば、いかに大変な作業かわかる。 普通は動作をモデル化して、それを実際にコーディングして、 それがデータとして記憶領域にプラグラムデータとして残るんだから これをデータ・動作からコードとモデルを推測するとなれば、難易度は遥かに上昇する。 今はまだフロイトの正否を評価できる時代にはないと思うよ。
科学性を旨としているはずの分野の担い手が、 「疑わしい研究」をなじるときにいつも下品なのが気になる スルーすればいいだけだろう
144 :
考える名無しさん :2011/10/01(土) 13:37:00.72 0
ポストモダン自体、哲学批判、西欧思想批判だよな
ご丁寧にも
まあ自らも批判することになるわけだが 何と無益
>>140 その科学でも哲学でもないトンデモにもとづいてでっちあげた思想が
ドゥルーズでありラカンw
そういう嘲笑が下品だろう
でも、英国や米国だと精神医療から派生したのが洗脳/マインドコントロール であり、MK-ULTRAを始めとする危険薬物の人体実験の数々なんだから、 そのフランス版がラカンであり、派生して行きついたのがせいぜい アルチュセール事件だったり、ドゥルーズだったと考えるとかわいいもんだ。
フランス思想の系列はすべてスキャンダルの視点から語るのかよ 明晰さ皆無だな
フランス思想について眺めるには、やっぱりパンセ必読だよね。
最初に文学として受容したから変な偏見に満ちてしまっているんだろうな
150 :
考える名無しさん :2011/10/01(土) 18:42:59.77 0
パンセは著作というものじゃないんだよな。 パスカルは過大評価されすぎ。 普通に凄い早熟の天才ってくらいだろう。
カントを読みたいです 人間の認識には制約があって、経験の可能性のアプリオリな制約がカテゴリーで 人間には人間に合った認識しかできないんですよね それで気になったのが悟性のカテゴリーのアプリオリな綜合的判断ってので 悟性のいくつかに分かれたカテゴリーが何故アプリオリに正しいと言えるのかに興味があります 悟性と理性の違いもどうなってるのかが知りたいです カントはよく悟性万能主義と聞くのですが本当ですか?またカントのどの著作をまず読めばいいですか カントを批判したすぐれた哲学者も教えてください
>>152 批判者はいっぱいいるけどとりあえずヘーゲル。
おすすめは「精神現象学」かな。
>>152 特定の悟性概念のカテゴリーがアプリオリに成立しているというカントの主張はあちこちから批判されてる。
そういう批判はプラグマティズムに多いと思うけど、ほかに知ってるのはドゥルーズやフッサールによる批判。
ドイツ観念論の有名どころは軒並みカント批判から出てきているけど、
彼らは大体において超越論的な概念にすべてを還元しようとするから同じ穴のムジナっていうか、カントよりタチが悪いと思う。
ドイツ観念論をバカ扱いする慣習はそろそろどうにかして欲しい
>>156 観念論を勉強してないやつほど「それは観念論」というふざけた煽りしかできないもの。
おれの中ではそいつが馬鹿かどうかを判断する尺度になってる。w
>>157 貴方が利口でなければその尺度に全く効力がありません
>>156 別にバカ扱いなんかしてないんだけどな。
検証不可能な前提を立ててるっていう点で、カント以上に問題のある設定をしてるって言ってるだけ。
>>159 「検証」を哲学説の優劣の「絶対的な」尺度に使えるとは思えないので、
そういう発想が独善的に見えるんだよね
>>160 だから思想そのものの優劣の話なんかしてないんだってば。
カントだって超越論的自我っていう検証できないものを前提にしてるけど、
それ自体にドイツ観念論が持ち出す自我や精神のような最終審級としての役割は与えられてない。
せいぜいアプリオリな純粋悟性概念とアポステリオリな経験がそこで統合される観測点といった程度。
「だからこの問題に関しては」ドイツ観念論の方が業が深いって言ってるだけなんだけど。
分析哲学者が認めてないからクソって言いたいだけだろw
163 :
考える名無しさん :2011/10/01(土) 23:15:47.89 0
分析哲学屋も カントには敬意を払う シェリング、ヘーゲルは笑
164 :
考える名無しさん :2011/10/01(土) 23:18:31.45 0
>>150 パスカルは数学・物理その他科学の
早熟の天才。IQ高い。
が、哲学?はあかん。軽量級。なくてもよろしい。
165 :
考える名無しさん :2011/10/01(土) 23:21:47.06 0
>>161 証明できないものを公理として設定してもよい。
それが悟性概念だろうが、ウィトゲンシュタインで言う「論理」だろうがな。
観察・思考主体をおいてもよい。
ただし、理性や定言命法は「?」だが。
166 :
考える名無しさん :2011/10/01(土) 23:24:27.59 0
もちろん公理に「神」を置くのもいい。 明晰に定義し、そこからどれだけ明晰かつ精密に現象を演繹 できるかにかかっている。 公理の選び方でそいつの知的センスがわかるというもの。
>>165 うんだから、そういうアプリオリなものの設定がなんで客観的に正しいと言えるのかっていう疑問からそもそも話がはじまってるんだけど。
で、実際にそれは自明じゃないっていう批判があるって指摘しただけなんだ。
そして、ドイツ観念論はカントと似た問題を抱えてるからこの文脈でのカントに対する批判としてドイツ観念論持ち出してもあんまり意味がないって話をしてるんだけど。
なんか根本的に勘違いをしてない?
フィヒテとシェリングはなにげに無視できないと思うけどね
169 :
考える名無しさん :2011/10/02(日) 00:16:12.93 0
>>167 アプリオリなものの設定の仕方の妥当性とやらだな。
そういう問題設定ならわかるが。
ヘーゲルの一神教的な刷り込みからくる絶対精神の自己展開という
いきなりもちだされるテーゼと世界観、(に哲学史・人類史批評を加えてまぜるw)
と、
カントによる科学・宗教・倫理、形而上・形而下の領域における
認識構造の違いの峻別の努力、
の質的違いはなんであろうか?
>>169 カントはもぎ取ってから実の数を数え、ヘーゲルはもぎ取れるはずの実の数を数えた。
俺は分析哲学系だけれど、分析のあのチマチマした論が好きになれるか興味が持てるかどうかは 重要なところだろうな。 分析の連中があえて排除している学者なんかは、読んでみると面白いことが多い。 方法論が違うということを認め合ってもいいんだろうがね。
ウィトゲンシュタインは、 語の心的イメージを追求することが真理の追求に何も寄与しないことをあきらかにした。 つまり、「観念論」の否定的解決を行ったんだな。 ウィトゲンシュタインの哲学全体が何を言わんとするものなのかは、 解釈者によって意見が分かれるため、謎につつまれていると言えるが、 「私的言語批判」として知られるこうしたウィトゲンシュタインの説自体は、 決定的なものとして評価が一致している。
分析のチマチマ感は実験のチマチマ感に似ている
分析哲学の黎明期は観念論と形而上学をイコールで繋いでいたから、 形而上学が否定された。ルイスやクリプキ等の「様相の形而上学」は、 「観念の形而上学」とは別の形而上学の追求なのであって、 ウィトゲンシュタインが観念論の否定したことは正かったと認めている。 いま「観念論」をやりたい人間はウィトゲンシュタインのを乗りこえなければならない。 それができない以上、観念論は「音楽の才能ない人間の音楽」であり、 哲学というよりもポエムだな。
その観念論論駁は間違い 事実言語論的転回はほとんど覆っただろw 分析哲学は「諸科学の現状」を重んじざるを得ないわけで、 認知科学の進展が「心的イメージ」再興をもたらした だから当の分析哲学でも「心の哲学」全盛という事態に至った
ヴィトゲンシュタインの哲学をそういう方向で読解すればよかった時代はとっくに終わっている
言語は認識ではなく記録の地平だな
>>155 そうなんですか。それではカテゴリーについては批判的に読んでみることにします
それで、悟性概念に対して批判的だった哲学者は誰ですか?20世紀のアドルノとかですか?
>>37 突っ込む所が違う・・・
ていうか お前ずれてるよ
言語論的転回が科学によって相対化されたっていうならもちろんそうだと思うけど、 はっきり覆されたっていうところまで行ってるの? 言語が意識のありかたの規定に全く関わっていないことを論証するような。 もしそうなら代表的な論の具体例を教えてほしい。あおりじゃなく。
当の言語学が認知科学化したの だから原語が意識のあり方の規定に関わっているとしても、 内観やイメージの批判とは関係ないってことだよ
ヴィトゲンシュタインが「決定的な進歩を成し遂げた」みたいに考えてしまう人は哲学向きじゃない
184 :
考える名無しさん :2011/10/02(日) 17:31:05.09 0
ゲンゴロウ的転回。
私的言語批判で観念論を駁したい人は、 「観念論は私的な妄想と一緒」だということにしたい願望を持っているんだろうね
デカルトによってスコラ全滅みたいな哲学史もあったけど、 実際はそんなことないわけですよ 分析哲学者も今ではその種の進歩史観は奉じなくなっている はっきりと言えるのはロジックぐらいじゃないかな
言語論って認知科学に吸収されたの?
>>188 されてない。少なくとも言語の意味論は。
言語ゲームも可能世界も言語行為論も立派にご存命であります。
存在論とゲーム理論に逃げたのか? いやバカにしてるわけじゃなく
>>190 いや、言語の意味の成り立ちを問う分野だからそもそも言語論的転回って言葉に使われてる言語論とは別じゃない?
あと、可能世界は意味論上の仮定だから存在論ではないよ。
言語ゲームがいわゆるゲーム理論と言われてるものと重なるのかもわからない。
ゲーム理論の方に詳しくないので。
192 :
考える名無しさん :2011/10/02(日) 18:59:24.17 0
別に観念論がすべて悪いって ことではないんだよな ヒュームとヘーゲルではぜんぜんちがうだろうがよ それから「進歩」史観なんてもってないでしょ ヘーゲルマルクスしゅぎじゃないほとんどのひとは
そもそも大陸系の言語学は「言語ができるまでの考察」 英米系の言語哲学は「言語が出来てからの考察」 この差が解らないとトンチンカンな批判が出てくる
>>193 なにトンチンカンなこと言ってんだよ。w
196 :
考える名無しさん :2011/10/02(日) 19:30:17.01 0
>>193 >>194 いや、それは正解だと思うよ。
丸山圭三郎が同じようなことを書いているよね。
丸山圭三郎はコーネル大学院に給費留学していて、その時にブルームフィールドや言語哲学も学んだ。
帰国してから晩年には、分析哲学の本を編纂して岩波からも出しているし。
194は言語学の方を知らないんだろう。
>>196 そりゃ丸山がトンチンカンだという証明でしかないだろう。w
>>197 ということは当然丸山の本やソシュールの講義関連は読んだ上で言っているんだろうな?
199 :
考える名無しさん :2011/10/02(日) 19:39:08.43 0
>>197 お前さん、確かソシュールとか読んでいなかったんじゃなかったっけ。
殺人スレで言ってたよな。
>>198 突っ込む場所が違う。
問題は「大陸系の言語学」と「英米系の言語哲学」を「言語のあとさき」で考えるとんちんかんさだろ。
>>199 なんだ?殺人スレって。
ソシュールは読んでるよ。w
ソシュールや構造言語学は言語を最小単位の音素まで分解して考える まあ微分的な手法だ 言語哲学はそういう方向性ではないだろう むしろ文章例を展開して考える とりあえずは積分的とでもいっておくか イェルムスレウなんかと言語哲学の方向性は真逆だと思うが??
言語にあるのは差異だけ
204 :
考える名無しさん :2011/10/02(日) 21:24:26.93 0
そういう安易で不正確な比喩がいかにもだな・・
チョムスキーの名が上がらない時点で、この板の分析哲学徒もたいしたことないと思う
>>206 出てるよ。
ただチョムスキーは今の言語哲学では真理条件説を分析する際に利用される統語論の文脈でし間接的に言及されるくらいで、あんまり話題にのぼらない。
真理条件説ならデイヴィットソンのほうがずっと中心的な話題になる。
ソシュールは名前すら出て来ない。
>>206 チョムスキー出してなんかドヤ顔のお前が
どちらかといえば大したことないように見えるが…
>>207 チョムスキーw
おまえら言語学のフィールドと言語哲学をごっちゃにしてるだろ
デイヴィドソンは言語学ではない
チョムは言語学ではあるがその考え方は批判にさらされている
言語学は記号学の一分野
言語哲学は論理学の延長
言語学は科学の一分野
言語哲学は哲学の一分野
どちらが優位にあるということでは全く無くて
研究の方向性がそもそも違う
ってか、初心者向きか?
初心者には辛いっす(涙)
初心者に言語と精神は難しいでしょうか? それとも、それ以前に本自体が問題でしょうか?
西洋哲学書読むと実生活が下手になる。 運動すると逆にうまくいくようになる。 なんだろねーーー
実践に生かすために哲学することと哲学者研究者としてご飯食べるために 研究するのは根本的に違うから
> 実践に生かすために哲学 もしよければこっち方面の本でオヌヌメのがあれば教えてくれません? できるだけ多く。 ちょっといろいろと行き詰っていますので・・・・ 嗚呼・・・
>>215 どう行き詰まってるかおおよそ言ってみ。
217 :
467 :2011/10/04(火) 23:18:29.58 0
論理学→数学基礎論、計算機科学、集合論→プログラミング言語 実に、論理学は実学なんらなあ。
>>216 思いつく限り羅列すると。 無気力 生命力不足 人間関係下手糞(人に対して持つ愛情が少ない) 情熱不足 思考が鈍い 頭でっかち 才能不足 人の目を気にしすぎる こうやってまじまじ見ると終わってんな俺
>>219 たぶん、「ツァラトゥストラ」読むといいと思うぞ。
>>219 哲学書なんか読むな。十中八九逆効果だぞ。
体を動かせ。スポーツをしろ。遠くに出かけろ。自分の足で。
222 :
考える名無しさん :2011/10/05(水) 00:04:44.27 0
ぶっちゃけいえば 数学(物理でもOK)と語学が精神の健康に良い とくに語学
223 :
考える名無しさん :2011/10/05(水) 00:14:40.92 0
國分は偽物臭いとか言われてそう 哲学コミュでは
>>219 気持ちネガティブになってるなら、自己啓発本読んで
それを、実践するといいよ。気持ちは、後からついてくる。
頭でっかちで理屈っぽいなら、まずは、難しく考えないで、
早寝早起き朝のジョギング(+朝あった人におはようのあいさつ)朝なら人多くないし気のいい人多いし
これが出来れば、大抵うまくいく。ただ、これを続ける事が問題なんだがなあ・・・
>>! デカルト;方法叙説
>>219 頭でっかちと自覚しているのに本に頼ろうとする思考回路に問題が有ると思いますよ。
書を捨て ソープに行こう!
>>219 若者によく見られる症状です、問題ありません。
219ですが、こんなにレス貰えてびっくりしてます。
ただ、今日も凹んで帰ってきたとこですたい。
>>220 >>223 とりあえず読んでみます。
>>221 高校球児でしたので、特に冬場は走り尽くすという日々でしたが、
その時でも「今よりちょっと充実してたかな」という程度ですので、
根本的解決にはならないかと思います。
ただ、運動しないと精神に悪影響なので空手でも通おうかと思ってます。
遠くに出かけるということで一人旅もいいかもしれませんね。
>>222 数学が精神にいいなんて初耳です
>>219 自己啓発のたぐいは読んだこと無いのですが、
何かオススメはありますか?実践的なもので。
ジョギングは夜にちょくちょくしていますが、
> 早寝早起き朝のジョギング(+朝あった人におはようのあいさつ)
これ続けるの意外と敷居高いですよねw
>>227 思考回路を変えたいとはつねづね思っているのですが、
具体的手段がわかりません。
何かありますか?
ソープ行きたいけどお金が・・・
超訳シリーズ
233 :
考える名無しさん :2011/10/06(木) 00:35:50.94 0
jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp jare.jp
>>231 フランクル心理学の本とか面白いかもな
実存主義心理学ってやつ
236 :
考える名無しさん :2011/10/08(土) 14:49:56.07 0
>>231 数学が嫌い・苦手な人にはそう感じられないかもしれない。
ピアノが弾けない・苦手な人にとっては音楽演奏が精神浄化剤にならないように。
高校数学でも大学教養の微積分学でもいいんだよ。
でも坂口安吾は精神の危機を数学と語学(サンスクリット語)の独習で乗り越えようとしたんだぜ?
文学部出身で数学はとりつきにくかったんで、文法と古代インドの文献読解を
一年くらいやってるうちに精神は回復してきたらしい。
それから木田元も語学学習で敗戦後の絶望・不安・挫折が和らいだらしい。
語学の学習も数学の学習も毎日なにがしかの確実な進歩がある。
余計な邪念も失せる。
一方で哲学や思想というのは進歩が感じられない、そもそも信用できない、
自身や社会の根底にある重たい問題に触れてしまって苦しい、などがある。
237 :
考える名無しさん :2011/10/08(土) 18:26:24.49 0
おれは哲学がいちばん進歩が感じられるけどなあ。 語学はあまり進歩しない。 個人的にです。
まあ、哲学は正解が無いようなもんだからね 精神安定上はよくないよね 最近の研究ではテトリスなんかの単純なゲームの場合 精神的安定が得られるという実験結果も出ているし 数学や語学学習もテトリスよりは複雑だけれど興味がわく人ならそれでも同じことなんだろうな まあ一番よくないのは座して思考することかな 外に出て散歩したり大腿筋を動かすことがβエンドルフィン(脳の快楽物質)の放出につながることは 有名なはなしだからそれをするのが手っ取り早いかもね
>>234 >>235 「自己をプログラミングする」んですか。
まだ読んでないですけど、これはマスターさえ出来れば効果有りそうです!
また夜と霧はよみました。
昔の話なので詳しくは覚えてはいませんが、
えぐい話が題材の割に気持ちの良い読後感が残り、
感動的ですらありました。
実存主義心理学にも挑戦しようと思います。
>>236 数学でも特にこの分野がいいとかはないのでしょうか。
ただ、数学や語学で実際に精神的な困難を克服した実例があるのは知りませんでしたし、
また、その事自体が安心感を与えてくれます。
また、倫理学や東洋思想ならば疑心暗鬼にならずに、
温かいものを感じることができるかもしれないな、と感じています。
運動は必須ですけど、それだけでは人格を根本から変えるのは無理そうです。
>>語学の学習も数学の学習も毎日なにがしかの確実な進歩がある。 >>一方で哲学や思想というのは進歩が感じられない 哲学も思考も学習すれば進歩するさ。 逆に語学も数学も学習しなきゃ進歩しないよ それに語学の進歩って言ってもよく考えてみるとあてにならないし 数学も常識や公理とされているものでもよくよく考えてみると、結構あやふやで ここは、突っ込まない事っていう領域ばかり。結局は、自分の哲学や思想が ないと学習以前の問題。
野矢の哲学の謎って本を今読んでるんだけど、難しくない? これって本当に初心者にオススメなの?
>>241 へー、ってくらいで読めば良い。
ってか貴方は考える名無しさんなので初心者向け飛ばしてもいい。
デカルトやカントは道徳を真理と結びつけて考えすぎではないでしょうか? デカルトはかなり精神の貴族という感じを受けるのですが、デカルトの語る道徳を守れない弱い人間はどうすればいいのです? 彼らの道徳とは違った語り口の哲学者は例えば誰が居ますか?
>>243 ヘーゲル「精神現象学」を読んでみれば?
>>243 『精神現象学』とか初心者向きじゃないでしょ
ローティとかパトナムがいいんじゃないか
『存在論抜きの倫理』パトナム 法政大学出版局
『事実/価値二分法の崩壊』パトナム 法政大学出版局
『哲学と自然の鏡』ローティ 産業図書
『偶然性・アイロニー・連帯』ローティ 岩波書店
分析哲学だけすすめるのはどうかな
>>245 あれは初心者向けだと思うがなあ。
前半はちと読むのに苦労するが、後半はまさに道徳本だし。w
デカルトやカントを知っているなら分析読むと簡単に感じるはずだよ
暗黙知の次元 マイケル・ポランニー
>>246 分析哲学って、具体的になにがおすすめ?
ラッセルの哲学入門はいいと思う
>>245 のって、もっと後でいいよ
分析哲学は、昔は「他の哲学は文献学だろw」みたいだったけど、
今では最も文献読まなければならない分野になってるから
論文一本読むだけでは駄目で、
議論の脈略をアンソロジーで補わないと意味ない
ローティの自然の鏡だって、先にセラーズ読んでおいたほうがインパクトがある そういう感じの議論が多い
哲学って、本に書かれていることが絶対、見たいな風潮あるけど 本よりも、今生きてる哲学者に実際に会いに行くって言うのは、 どういうふうに考えられてるの? やっぱり、実際の人物の人柄や思想よりも、それ以前に書かれた 本に書かれている内容の方が大事になるのかな。
その哲学者と直接話せればそれ以上の勉強はないよ しかし一生のうちでどれだけ哲学書が読めるかといったらたかが知れている それならまず「読む」という行為をしっかりと考える必要がある 「読む」ことは「本を理解する」以上に自分の中に「別の思想」が誕生することだ 正直、哲学者だって人間だから一冊の本に書きたいことを忠実にすべて書くなんてできない 大方の人間と同じように哲学者だって常に思想は変化している だから「書かれたもの」に「著者の完全な信念」を読み取ろうと努力するよりも 自分とは異質な「思考の記述」を「自分の思考」として消化するために「摂取」するという方が近いかもね 人によっては「消化不良」で吐いたり、下したり、アレルギーが出ることもあるだろう 同じテクストを読んでも絶対に同じ読解にはならないのが「読書」なんだよ 結論を言えば、読みたいと思った本から読んでいくのがその次の本へとつながるということだな
>>254 >>その哲学者と直接話せればそれ以上の勉強はないよ
この板で一番著名で今生きてるのって 名前は敢えて言わないけどあれだろ。
実際の哲学者ってみんなあんな感じなの?
本当にその人によるよ クワインなんかは日本人の何人にかが反論というか違う考え方を提案する手紙を出したら 「確かにあなたの言う通りだと思う、有難う・・・」みたいな返事が帰ってきたという事実もある 俺は廣松渉とか大森荘蔵みたいな学者は絶対に嫌だなw でも頑固者が多いのは確かだと思うけどね
>>254 しかし哲学者の「発言」というのはその著作とイコールだからな。
逆に、会うと普通のおじさんだったりして幻滅する。w
>>258 質問の内容によるだろう
どういう質問をするかで予想もしないような「発言」を引き出せるだろ
>>259 それはある。質問の内容によってはいままで書いたことを上回る答えを引き出せることもある。
ただ、それだけの質問をするにはその著作を著者以上に読み込まないときつい。w
>>260 それは違うんだよね
経験値ではその哲学者にはかなわないでしょ
でも「読む」という個人の行為は誤解や消化不良も含めて「創造的な行為」なわけ
むしろ自分の「読み」という「自分の思想」をしっかりと構築した方がいい
その上で質問すると単なる「問答」で終わらずにその哲学者が考えこんでしまう場合がある
そして時にはそれが個人的なお付き合いにも発展する場合が実際にあるんだ
その「実際」は俺の経験談なんだけれどね
>>261 その「個人的なおつきあい」に価値はないな。w
それより著作を超えることが重要。
>>262 まあでも意見が交換できたり文献を教えてもらったりという程度の益はあるよ
ただしそれは本題とはどうでもいいことだけどね
「著作を超える」ということの表現は適切だとは思わないけれど
自分の考えが更新したいというなら色々な経験を積むしかないもんな
それも個人差があるから単純に努力次第ということでもないし
いや、だから「超える、超えない」じゃないんだよ
陸上の100m走じゃないんだから数値化できないししね
>>258 >>しかし哲学者の「発言」というのはその著作とイコールだからな。
哲学者だって意見変わるでしょ。主著と晩年に書かれた著作を比べてみると
全く逆のこと書いてることだってある。だから、単純にイコールで考えるのは
ちょっと違う気がする。
カントやデカルトは、こう言っているっていうより
あくまで、カントは、純粋理性批判ではこう書いている(でも、自然科学の形而上学的原理では・・・)
みたいにしておくのがいいと思う。
>>265 哲学者と著作はイコールじゃないのは当たり前。
哲学者の「発言」と著作がイコール。
つまり先行する哲学者の「発言」についての批判としてのその哲学者の「発言」。
>カントやデカルトは、こう言っているっていうより
あくまで、カントは、純粋理性批判ではこう書いている(でも、自然科学の形而上学的原理では・・・)
みたいにしておくのがいいと思う。
それ意味がわからん。
対決しないってことなら、そんなもん哲学として全く魅力がない。
哲学とは先人をいかに叩き潰し乗り越えていくか、ということ。w
>>264 >「超える」は数値じゃなくて状況だよw
その状況判断は誰がしてくれるの
ちゃんとした基準のある物差しでもあるの
君は思考がかなり硬いな
せやね 哲学は、疑うって否定することが基本だからね 逆に宗教は、取り込んで拡張か?
>>267 >その状況判断は誰がしてくれるの
>ちゃんとした基準のある物差しでもあるの
おぼっちゃま、ご自分でどうぞ。w
君は思考したことがないのかな?
catt が三行以上レスするの 初めてみたわ
>>269 なんかさ、追い詰められると必ずそういう茶化しを入れるよね君は
けっきょく自己判断に委ねられるということだろ
これほど独善的で曖昧な判断基準は無いじゃないか?
そもそも哲学が向いてない性格なんじゃないのかい?
意見交換ぐらいしかここでは出来ないよね
ネットの掲示板じゃ制限があるから当たり前だけれども
でもそういう基本的な礼節を欠いている人が哲学徒だとは思えないな
なんかそういう態度は本当にみじめだよ
>>271 全然追い詰めてないくせによく言うよw
>基本的な礼節を欠いている人が
ヘーゲルやカントの、先人の否定の仕方を参照しろ。ひどい言い方してるぞw
>>270 べつに無理して3行以下にしてるわけじゃないw
礼節とか 言ってる時点で日本人らしいよね だから、日本人は、哲学向いてないっていうか 発展しなかったんだろうね
275 :
考える名無しさん :2011/10/10(月) 00:00:16.26 0
>>271 cattは「STK23」なんですよ
★STK23★ 第三の波平・純一・cattを中心メンバーにした「知ったか2ちゃねらー3人衆」のこと。
脳無し馬鹿タレお笑いスレライター デゲス。
>>274 実際に会ってみて口の悪い哲学者は信用できる。本質的な尺度として使えるぞw
>>276 信用できる哲学者っていうのも、なんか気持ち悪いが
口が悪いより我が強いの方が 正しいきがする。
どちらにしても、そういう人は、魅力があるよね。
>>278 「鼻持ちならないやつ」くらいが正常な哲学者の外形。w
>>272 君は具体性が全くないんだよレスにね
そして誹謗だろ
礼節を欠いている人間が現代社会において哲学者として通用すると思うか?
現代はルソーの時代でもカントの時代でもないんだぞ
>>275 変な煽り方はやめろよ
よくわからんがそんなに彼は嫌われているのか??
まあどうでもいい
>>281 入会しているもの総会には出来るだけ出るようにはしているよ
>>282 総会じゃ日頃の挨拶と発表傾聴と立食パーティーで終わるんじゃないの?
まあでも知り合いが多いからね 中々聞けないその人の専門分野の海外動向とか聞けたり 資料を後日送ってくれたりするから無駄ではないよ シンポ関係は東京近郊までだと行けるけれど遠隔地だとどうしても仕事関係でいけない ゼミで話をしてくれとかいうことも頼まれるからボランティアでやるけれどね 俺は哲学で飯は喰えないから最近は少々負担にはなっているのが実情かな
>>284 哲学って、もともと高等遊民のものだというのがしみじみ分かるな。
>>285 同期の友人なら准教授もいるけれどね
あと兼任講師は死ぬほどいる(笑)
連中は食えないよ本当にね
来年の講師も保証されているわけではないし
でも実家がそれなりに金持ちがほとんどだからやってられるんだろうけれど
まあ俺は違う道を行きながら哲学と日常的に関われれば十分だよ
>>286 在野のほうが、よく見えてくるということもあるしね。w
>>287 そうねえ確かに
お金に負重していなければ海外留学してそのまま海外の大学に残った方がいいと思うんだけどね
文系も理系みたいに海外でやっていればいい哲学者が出てくると思うけれどなあ
でも、みんな日本に帰ってきちゃうんだよね(笑)
まあ気持ちはわかるけれども
哲学で食えるわけがないし、もっと言えば就職を目指してる 学生の指導にも向いていない。上司の考えや決定より哲学的な 真理の追求を優先する新卒なんて誰も雇いたくないだろ。でも、 そういう性格でなければ、哲学学はできても、哲学はできない。
>>289 一概にはそうとも言えないよ
デイヴィドソンみたいな人もいるしね
最近は新書なんかの本を書くことから足がかりを掴む人が結構多いし
実際に友人にもそういうのがいるしね
あと現代には色々なパターンもあるから(もちろん主流ではないけれど)
塾講師から上がってくる人もいるしね
もうわけわからんよ
英米の特殊性には注意が必要、というより敗戦国の日本の状況が特殊ともいえるが。 常に戦争を続けてきた国の状況を敗戦国の教育を受けた人間はそう簡単に理解できない。 枠を外れると職を失うだけでなく、命さえ保証されない社会だからな。 でも哲学者の置かれた状況は歴史的にも世界的にも普通なんだよ。
今の時代哲学専攻(特に院)する奴の気がしれないのだが 中からみて、どういう人がなってるの?
293 :
考える名無しさん :2011/10/10(月) 03:40:43.31 0
お前らディオゲネスに倣え
哲学専攻するのは昔から変わり者で、 その点では今でも変わっていないと木田元が言っていた。 ただ、全体的に語学力は下がってきているとのこと。 語学以外にも学ばなければならないことは沢山あるから、 時間の使い方は色々あるだろうが、 とにかく最近の若い学者の翻訳は読めたもんじゃない、とのことw
295 :
考える名無しさん :2011/10/10(月) 10:57:33.39 0
>>287 哲学は学問(科学)でもなく大学でやるもんでもなかったろ
文献学は別だが
スルーしてやれよw
美学というか芸術について感心があります。それも限定していうと小説の形式と方法に興味があります。 哲学と芸術の違いはどうすれば分かりますか?
>>298 『小説の言葉』バフチン著 平凡社ライブラリー
『デッサンする身体』赤間啓之著 春秋社
『テクストの概念』ウンベルト・エコ著 而立書房
これを読めばそれなりの違いはわかると思うが…。
>>300 ありがとうございます
バフチンということは対話は芸術にとって重要なのでしょうか
よく自己崩壊の過程を書くのが芸術だなど言われますね
違う価値観がぶつかり合うところに小説の面白さがあるのかもしれません
>>301 かなり広義でいえば、芸術活動は哲学や数学や科学も含んでいると言えるでしょう。
つまり芸術というのはそれを「見る人」を想定しての行為であり、ほとんど塊のまま出してくるものです。
哲学は物事の理由や根拠を考えるので、現象そのものからは芸術よりも離れてしまうわけです。
優れた芸術行為は、優れた哲学考察や批評の対象になり得るし、そういう思考を誘発せずにはいられません。
>>300 にあげた本が最適だとは思っていませんけれど、まあそういうようなことが感じられるのではないかということで書きました。
だから「哲学は芸術から学ぶ」というのはまったく同感だし、哲学者と芸術家の両方の顔を持っている人は多いはずです。
西村清和『現代アートの哲学』が良書
なんで分析美学ってしょぼいの
306 :
考える名無しさん :2011/10/15(土) 02:40:58.89 0
哲学書?と言っていいかわかりませんが 聖書やコーランなどの宗教のバイブルを読んでみようと思うのですが おすすめの訳とか ありましたら教えてください。 できれば、変に格調高かったり、高文脈な文章よりも 内容や日本語が分かりやすい方がいいです。
>>306 口語訳聖書ならどれでも困らん、個人的には新改訳オヌヌメ。
独習されるならチェーンバイブルも良い。
>>306 井筒俊彦の『コーラン』だろうねえ
あとは同じ井筒の『コーランを読む』は名著
311 :
考える名無しさん :2011/10/20(木) 06:23:34.23 0
勉強します
哲学を勉強したいんだけど、結局何を読めばいいか分からないよー!!! 具体的にこれっていう入門書を教えて下さい先生方ぁ!!! できれば哲学史をある程度網羅的に説明しているものと、論理的な思考法の基礎的なものを説明してくれるものを読みたいのです・・・ こういう依存体質は哲学的には何に当たるんでしょうかね・・・?
>>312 >哲学史をある程度網羅的に説明しているもの
熊野純彦『西洋哲学史』全二巻、岩波新書
>論理的な思考法の基礎的なものを説明してくれるもの
野矢茂樹『哲学の謎』 講談社現代新書
>>313 Amazonでレビュー見てみました!
両方とも購入することにします。
良著ということで読むのが楽しみですわ!
お兄さんありがとうございます!
315 :
467 :2011/11/09(水) 18:18:47.39 0
最初に書いた初学者のための学習法にそって読書を進めていました。 最初はシュヴェーグラーの西洋哲学史 入門!論理学、次に金子の記号論理入門、今は論理学のつくりかたの途中 そこで初学者ながら気づいたことですが、論理学の自然演繹の方法に沿って 仮説が正しいかどうかを判断することができそうな気がしてきました。 後論理学には集合論と関数の概念も使うようです。数学的帰納法も証明に使ってました。
>そこで初学者ながら気づいたことですが、論理学の自然演繹の方法に沿って >仮説が正しいかどうかを判断することができそうな気がしてきました。 いい感じで勘どころを掴んでるな。 戸田山の『知識の哲学』を読むといいだろう。
仮説って何の仮説のことじゃろ
318 :
467 :2011/11/09(水) 23:39:33.45 0
仮説とは哲学者が閃いた結論と言っておけばよかったでしょうか。 自然演繹によると結論からボトムアップ式に考えていきますよね。 これってつまり人間の側に立ってみると、人は結論から先に考え出して 後から論理を組み立てているってことになって、とすると 多くの哲学者も結論から入っていったのではなんて妄想しています。 古代の哲学者の考えた結論も現代論理学に照らしてしまえば 結論が妥当でないとなる可能性もあるのでは?なんて思います。
319 :
467 :2011/11/09(水) 23:57:43.36 0
すいません、結論が妥当ではなく、結論が偽でした。 それと、よく考えてみたらアイデアだってその人が溜め込んだ経験という 前提がある条件に達したときに組み合わさって導出されたものと 述べることもできました。本を紹介してくれてありがとうございます。
320 :
467 :2011/11/10(木) 08:59:23.82 O
上二つは忘れて下さい。
321 :
467 :2011/11/10(木) 12:42:14.19 O
連投すいません。今日知ったことなのですが経験云々はクリプキのアイデアと合致していて驚きました。もう消えます
春秋社から出ている『哲学者は何を考えているのか』という本がオススメ。 サールやダメットという今日の代表的哲学者や、 ドーキンスやソーカルといった哲学と縁のある科学者のインタビュー集。 軽く読めてしかも本物の哲学ゴコロに触れられる一冊だ。
分析限定じゃん 大陸死ねって奴向き
324 :
考える名無しさん :2011/11/14(月) 09:52:42.60 0
死ねというより単に眼中にないんだよ 大陸好きはなんでそう被害妄想なんだw
春秋社が分析専門って… フランクルの本とか出してるだろw
>>326 すまん。現代哲学の招待シリーズの印象しかないもんで。
ソーカルとドーキンスと比べれば、デリダやドゥルーズのほうがどうみても哲学
だから「哲学と縁のある科学者」という括りなんだろ。
死んでるやつら相手にどうやってインタビュー取れとw
331 :
蝙蝠 ◆MinorKeyQs :2011/11/15(火) 02:39:04.91 P
気楽にいこう 読みたい本が読むべき本
とりあえず図書館総当たりから。
図書館って哲学書ありそうでないよね 特に一般の市立町立の図書館わさ。 かゆい所に手が届かないっていうかさ。個性とも言え無くはないんだけどね。 その意味で、図書館同士で提携組んでくれていたりすると一箇所で色々借 りることができて便利だけれど、それでも、新しい本とか古いマニアックな本 とかは、古本屋回るしかないね。それに、個人的には初心者が読むべき本 って図書館で読むより自分で買う方がいい。書き込みできるし、いつでも 読める、自腹を切ったらな読まずに返して一生読まないままって言うのも 割りと避けれると思うから。
>>333 公立図書館なら、書名を指定して予約すれば大概の本は
どこか他の自治体の図書館から取り寄せてくれるぞ。時間はかかるけど
主人公がプログラムを作って観察するんだけど、そのプログラムが頭良くなりすぎて〜、みたいな読み物があったと思うんですけど、なんて題名でしたっけ??ぐぐっても出てこなくて。
337 :
考える名無しさん :2011/11/27(日) 00:09:30.82 O
アランの「幸福論」は読みやすくて良かった。哲学本に入るかは知らないけど。
≫338 誰訳?
神谷幹夫訳
341 :
考える名無しさん :2011/12/02(金) 11:19:35.24 0
ところでこのスレで、 ・古典をまず読むべきか、 ・それとも、ある程度まで現代的なトピックを扱った分かりやすい本を読んだ後に古典を読むべきか みたいな、議論ってあったの? おれは、だんぜん後者なんだけど。 10代の頃に古典読んでもさっぱりわからなかったけど、 30超えた今になって読むとすごいわかりやすい。
ああ それ遅すぎだわ 三十とか仕事や私生活でブイブイ云わせてるはずの年齢でそんな古典読む暇がある時点で遅すぎだわ。
哲学は暇人のものだからな
345 :
342 :2011/12/02(金) 12:27:50.84 0
≫344 冗談はいいとして、個人的には前者かな。 別に本は、いつ読もうが読む人の勝手だし。年を重ねていたほうが理解しやすいしいろんな視点で読めるという利点がある。 が、それでは、ただの読書になってしまう。古典を読む、特に若い時出来れば十代までに古典を読むと言うのは、その後の 人生に無意識にしろ意識的にしろ、とてつもない影響を与える。それに、上で書いた利点の裏返しであるが、何の価値判断 にも囚われず、素直に本を読む。実際は言うほど読めていないかもしれないが。これは、大人には出来ない。 子供のうちにしか出来ない経験だと思う。つまり、内容を理解するしないと言うより若い内に読んだと言う事実が大事。 それに、十代の時読んでなかったら、おそらくあなたは、その古典を呼んでなかったし、分かりやすいとも思わなかったと思うよ。
別に古典にこだわる必要はないよ 現代哲学は古典哲学の上にあるのだろうけれども 自分が興味を持ったものから手にとって読み始めればいい 21世紀のこんな時代なんだから尚更のこと現代から古典に回帰すればいい 分析哲学ならそれほど古典は必要ないけれどもね まあ人それぞれだな 読み始める順番に絶対というものなどあるはずがないし
347 :
341 :2011/12/04(日) 19:31:17.18 0
>>345 ううん、どうだろなー。
最近になって10代の頃は読まなかったものも読んでいるわけで…
まあ、10代の頃から意欲をもっていたということに、
意味があったということ自体は、ある程度同意。
(こう書くと、2ch的には「は?何の意味?」とか言われそうだが…)
國分功一郎の暇と退屈の倫理学を読んで哲学に興味を持ち始めた初心者ですが、 このような丁寧でわかりやすいおすすめの本あったらどなたか教えて頂けませんか・・・
國分の好きな著者の本を選んで読むといい。 村上康彦『治癒の現象学』 内田樹『死者と他者』 あたりか。
>>349 ありがとうございます。その二つ購入してみます!
あんまり初心者向けじゃないな
353 :
467 :2011/12/09(金) 23:14:24.07 0
現在、ユークリッド原論を読んでいます。論理学の本にも公理についての 説明に過去の事例として挙げられていましたし、純粋に証明方法が参考に なります。ヒルベルトがこれを練り直したそうですね。読み終えたら 次は幾何学基礎論、その次は集合論を4冊ほど、、どんどん進めていきます。 実はユークリッド原論は前スレで知ったのでした。
354 :
考える名無しさん :2011/12/16(金) 00:10:43.05 0
経済成長をドラクエで例えると、団塊のじじい共の時代は勇者レベルが 10〜15位のとき。はがねのつるぎとか買う時代。レベル上げ(経済成長)が 楽しくて仕方無い時期。これからのストーリー展開も未知であり楽しみ。 俺らは、終わったドラクエのレベル上げてるみたいなもん。 ものごころついた頃には天空の剣とか何でもそろってる。 お金稼いでも買うものが無い。全フィールド全てやりつくされてる。 はっきり言ってつまらねえ。やることと言ったら、取り忘れた 黄金の爪を取りに行く(過疎地に道路を通す)とかそんなのばっか。 退屈。今の連中に、じじいばばあと同じモチベーションを持てというのは酷だ。
355 :
考える名無しさん :2011/12/17(土) 22:01:02.30 0
f
5744 BEGIN_CASE(JSOP_ANONFUNOBJ) 5745 /* Load the specified function object literal. */ 5746 LOAD_FUNCTION(0); 5747 5748 /* If re-parenting, push a clone of the function object. */ 5749 parent = js_GetScopeChain(cx, fp); 5750 if (!parent) 5751 goto error; 5752 obj = FUN_OBJECT(fun); 5753 if (OBJ_GET_PARENT(cx, obj) != parent) { 5754 obj = js_CloneFunctionObject(cx, fun, parent); 5755 if (!obj) 5756 goto error; 5757 } 5758 PUSH_OPND(OBJECT_TO_JSVAL(obj)); 5759 END_CASE(JSOP_ANONFUNOBJ)
357 :
考える名無しさん :2011/12/20(火) 17:33:49.19 0
ハイデガーはむちゃくちゃ難しい。 後期になってくると、言語の中心に「空虚な穴」があいてて、 それが存在を支えてるとかいう非常に難しいことを指摘しようとしてくる。 このあたりは哲学的な予備知識ないと当然読めない。
>>357 それは違うんだよ
後期ハイデガーが難解なのはハイデガーが「言語」というコトバを使用するくせに
当時フランスを中心に隆盛を誇っていた構造言語学や認知科学のようなことまで手を出さなかったから
だからハイデガー昔からの手持ちの駒では説明し切れず行き詰ってしまっただけ
そしてそのツケを読者がとらされている
ハイデガー哲学は19世紀の中頃だったら大変な快挙だったと思うが
時代は構造主義を経てポスト構造主義・ポストモダン・科学哲学・・・・・
というようにバンバン進んでいったがハイデガーは完全に取り残されただけ
ハイデガーは認知哲学なんかで重宝されてるじゃん。 まぁこの辺はドレイファスの功績が大きいのかもしれないが。
ドレイファスは後期言語論をスルー 存在史とかヘルダーリンとかああいうのは無視 技術論は拾ったけど
使いにくものをわざわざ使う必要はないからなw
ウィトゲンシュタインの「確実性について」
363 :
考える名無しさん :2011/12/30(金) 11:23:51.02 O
364 :
考える名無しさん :2011/12/30(金) 16:13:12.11 0
149 :考える名無しさん:2011/12/28(水) 19:27:11.79 0 丁度スレの話題に合っているので。 以下、小泉義之による『リアルの倫理』書評より ジュパンチッチが指摘するように、近年のカント解釈はまったくダメである。 ロールズやハーバーマスやアレントの解釈(柄谷行人『トランスクリティーク』はこの段階にある)は、すべてダメである。カントの凄まじさを見逃しているからだ。 カントは、日常的な「功利主義の倫理」を断ち切って、「欲望の倫理」を導入したのである(浅田彰『構造と力』はこの段階にある)。 しかし、カントを越えて進まなければならない。ラカンは、欲望の倫理を突き破って、「欲動の倫理」を導入したからだ(スガ秀実『「帝国」の文学』はこの段階にある)。 しかし、ラカンも越えて進まなければならない。ry
365 :
考える名無しさん :2012/01/09(月) 20:44:44.64 O
読む前に読む本 ショーペンハウエル 読書について
ニーチェの伝記でオススメないですか? できれば、思索や作品の紹介だけでなく 私生活や従軍経験にも触れられたもので。
368 :
考える名無しさん :2012/01/14(土) 19:19:42.56 0
突然ですが、「哲学的な彼女」をよろしく。
当り前かもしれないけど、もしあるなら講演集から はじめるのがいいと思う。
372 :
考える名無しさん :2012/01/15(日) 22:02:19.64 0
ニーチェって講演なんかしたの?
ニーチェの妹についての本が面白いよ 最悪の女だ
>>366 この本読めってやつ多いけど何でなの?
無駄な本読むなー頭使って読め―っていってるだけでしょ?
376 :
考える名無しさん :2012/01/17(火) 20:27:31.94 0
一昨年から『弁明』『饗宴』『パイドロス』『エネアデス』『方法序説』『省察』 『パンセ』『啓蒙とは何か』『告白』『道徳の系譜学』『風土』など読んできました。 この後に優先的に何か読むべきものがありましたら教えて下さい。
>>376 どれが面白かった?それによりおすすめも変わる。
378 :
考える名無しさん :2012/01/17(火) 21:01:53.26 0
『饗宴』『パンセ』『道徳の系譜学』です。ちなみに全部翻訳で原典は読んだことありません。 『方法序説』『啓蒙とは何か』は「なるほど、確かに」と感心することがありました。
>>378 それじゃアリストテレスのニコマコス倫理学がおすすめかな。
文庫で十分だと思う。
380 :
考える名無しさん :2012/01/17(火) 21:25:22.10 0
どうもありがとうございます。ちなみに現代の言語哲学についての入門的なものでお勧めがあれば教えて下さい。
>>380 ソシュールの「一般言語学講義」とウィトゲンシュタインの「哲学探究」がいいよ。
383 :
考える名無しさん :2012/01/17(火) 21:55:23.46 0
一次文献ですか。どうもありがとうございます。
384 :
考える名無しさん :2012/01/17(火) 22:54:48.62 0
385 :
考える名無しさん :2012/01/18(水) 00:29:18.56 0
>>378 そのラインナップなら『必読書150』っていうガイド本買って、そこで紹介されてるやつ片っ端から読めばハズレは無い
>>380 マジレスするなら、飯田隆『言語哲学大全』シリーズとライカンの『言語哲学』
これらが難しいように感じるなら、論理学を勉強しなさい。
387 :
考える名無しさん :2012/01/19(木) 00:30:07.92 0
>>385 なるほど、どうもありがとうございます。
サイトに紹介されているものを観ました。
思想以外の書も結構ありますね。
>>386 どうもありがとうございます。
ライカンのは原著も安かったので注文しました。
言語学大全は4巻ものなんですね。
388 :
考える名無しさん :2012/01/19(木) 03:31:06.34 O
弁証法て何? 本読みたいけど、今やってる課題で忙しいんで、 誰か、要約して教えて 例をあげてくれると解りやすい
>>388 「Aだ」「いやAではないBだ」「それじゃあAとBからCということもあるな」「いやAとBからDだ」(以下繰り返し
そもそもはdialektikの文字通り対話術のこと。現代では、Aという主張とそれと対立する Bという主張からCという新たな主張を生み出す論理のことを指すことが多い。 さらに言えば論理の対象は主張に限られない。
弁証法以外の解決方法を考えてみた。 断絶:AはA、BはB WinWin:AがA+、BがB+で共存 LoseLose:AがA-、BがB-で共存 妥協:AがA+-、BがB-+で共存 支配、搾取:AがA+、BがB-で共存 征服:AがA’=A+Bになり、Bは消滅 抹殺:AはAのまま、Bは消滅
>>391 弁証法で対立してるのはテーゼなんだから弁証法以外の解決法はありえないでしょ
393 :
考える名無しさん :2012/01/20(金) 18:13:54.86 O
そうすると最終的にひとつのテーゼに集約されると思うんだけど、そういうものなの?
>>393 弁証法の定義をまず明確にしないと何とも言えないと思うよ
そもそも真理を探究する考え方っていうよりも具体的な事物に適用する方法論って考え方が主流なんじゃない
素人だからよく知らんけど
395 :
考える名無しさん :2012/01/21(土) 00:00:53.74 O
AやBをアーモンドチョコのような構造として、アーモンドがテーゼ、 チョコがそのテーゼから導かれる帰結だとすれば チョコの部分では妥協もありうるだろうな。
396 :
洋楽 :2012/01/21(土) 00:05:32.48 0
・・・・ だろうな でん六 の ピーナッツ・チョコ じゃ 露骨 だし(笑)
近代西洋哲学の概説書でお勧めありませんか? あとドイツ観念論
399 :
考える名無しさん :2012/01/22(日) 20:13:57.41 O
全くの初心者ですが、アウグスチヌスは読みやすいでしょうか
それは読むものの能力による。
何をあたりまえのこと言うてんねん
そんなに褒めるなよw
403 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2012/01/22(日) 21:34:47.85 0
いったい誰なんだ
404 :
考える名無しさん :2012/01/23(月) 00:56:49.77 O
初心者ですが、死についての哲学に興味があります。
初心者でも読めるような、難しすぎない本を何冊か教えて頂きたいです。(西洋のもの希望です)よろしくお願いします。
それと、
>>4 の本も読んでいきたいと思っていますが、量がありすぎてどこから手を付けて良いか分かりません。そちらも教えて頂けたら嬉しいです。
>>397 西洋近世哲学史 (講談社学術文庫) 量 義治
なんかどうだろう
>>404 現代日本の書き手としては熊野純彦、古典的著作ではレヴィナスのものが薦められる。
まず熊野純彦の『レヴィナス入門』を読もう。
読んで「死」と彼の問題意識を結びつけることが難しいようなら、
彼の『西洋哲学史』、内田樹『使者と他者』、シリーズ『死生学』などをゆっくり読んでいくといい。
この手の本の紹介ってただ題名の羅列になっててどこがいいのか説明してないんだよな 質問者からレスがないのもうなずけるわ
408 :
考える名無しさん :2012/01/24(火) 21:42:58.22 O
>>404 です。レスくださった方、ご丁寧にありがとうございました。参考にさせて頂きます
409 :
考える名無しさん :2012/02/01(水) 17:46:39.72 O
410 :
考える名無しさん :2012/02/01(水) 19:16:10.74 0
ゴミカスですが孟子の入門書教えてくたさい
411 :
467 :2012/02/01(水) 19:44:14.06 0
ファウストでメフィストが学生に学問やるならまずは論理学、次に形而上学 と言っておりました。中島義道の哲学の教科書ではプラトンの饗宴とアリストテレスの 形而上学が永遠のテーマと言っておりました。 ラッセルは入門としてプラトンの国家などを進めておりました。 みなさん学問の哲学本知りませんか? 個々の学問それぞれの哲学でなく 学問の共通点を考察したような
412 :
467 :2012/02/01(水) 19:55:29.76 0
>>404 中島義道氏の哲学の教科書に死についての考察がありました。
死んでしまえば肉体ではなく思考などが完全な無であることから
何やら述べておりました。 図書館でその部分だけ読んでしまえば
いいと思います
共通点の考察というと、 科学基礎論とか言語哲学が一番近いんじゃないか。
現象学の必読書おしえてー
>>414 フッサール「論理学研究」と「イデーン」。
>>415 ありがとうございます
他にこれらを読むうえで
優れた解説書などがあれば教えて欲しいです
>>416 みすず版は訳注が充実しているので解説書はいらないでしょう。
わかった とりあえず読んでみるよ ありがとねー
419 :
考える名無しさん :2012/02/05(日) 20:07:03.52 0
読書術の本でどなたかオススメを教えていただけないですか? 速度を落とさず記憶量を上げたいのです。
哲学が日本人にとって難しいと言われる原因は 結局のところ、「聖書」に起因するのではないかという考えに到達した。
素人の横レスだけど、神学も必要なのではと思ったりする。 ヨーロッパで新説を唱えれば、大抵は神学の体系に照らして 異端認定される。それに対抗しようと思ったら、神学並みの 体系を作りあげないといけなくなり、結局、哲学と神学が似た ものになるんじゃないかなぁ。
422 :
考える名無しさん :2012/02/06(月) 12:41:43.34 O
大衆批判の名著教えて 現代の批判 大衆の反逆 以外で頼みます
>>421 神学の徹底化だったり、神学の批判だったりすることが多いからな。
それ故、日本人が哲学すると、どうしても「まがいものっぽさ」から脱却できない。
424 :
467 :2012/02/06(月) 22:35:31.87 0
神学だったらC/Sルイスの本に影響を受け、キリスト教徒になったと ヒトゲノムのリーダであったコリンズが「ゲノムと聖書」で述べていたな。 諸外国の哲学者って聖書を子供の頃にふれて哲学やるきっかけになったんだろうか。 神みたいな形而上学的なことを考えていくうちに哲学への道が開いて行ったんかな
425 :
考える名無しさん :2012/02/07(火) 01:23:01.47 O
形而上学が日本にはないのが問題だ 朱子学や仏教の影響か
>>425 だが一方で、日本は形而上学の伝統が無いおかげで
自然科学の分野において、そういうものにとらわれないような業績を
挙げることができる、という恩恵もある。
日本に形而上学がない、ってww 仏教なんてもろに形而上学だろ まぁ、形而上学の意味する範囲にもよるけどな
湯川と西田(それどころか湯川は色々と造詣が深いが)とか ニュートンと神学とか基本的な話からしないと駄目なレベルかねえ あと朱子学っていうののコアは形而上学的宇宙論なのであって あれがあったから江戸末期の洋学研究の基礎が出来たっていう側面もあるのよ
工学系のやつが「虚学」といって哲学系をはなから馬鹿にする伝統 日本は「ものつくり」の連中の声が大きすぎる 職人美学のよさはあるが、同時にその視野の狭さもはっきりしている
哲学はのめり込まずに知識として持ってるのがベストかなと思う。
>>430 そういう意味でなら哲学に手を触れないほうがまし。w
432 :
考える名無しさん :2012/02/08(水) 22:16:04.55 0
哲学やる人はある意味病気だからな つまり俺は病気だわ
433 :
洋楽 :2012/02/08(水) 22:48:08.12 0
なんでもいいから 本と お話するの ・・・ 本から 声が聞こえてくるイメージで たまに 「 おまぇ 偽モンだな? 」 って ピンっ ときたら そこが 入り口 (笑)
434 :
考える名無しさん :2012/02/08(水) 22:49:34.28 0
センスがないことに劣等感でも? 場違いにも社会学や哲学を持ち出して、彼らより偉くなったつもりかい?
436 :
467 :2012/02/12(日) 16:46:57.24 O
今年、旧約の後半まで読んでてうつらうつらしてたら「信じるのか、信じないのか?」と頭の中で声が聞こえた。
それは強迫観念が統合失調症気味に幻聴化し始めたものだろうな。 今無理して読む必要がなかったら、中断して放棄したほうが身のためだろうね。
438 :
467 :2012/02/12(日) 18:23:50.19 O
旧約はもう読み終わったのですが、 多分意識が現実よりの夢を見たのかと。 そういえば本読んでいて眠くなったとき、 頭の中で支離滅裂な声が聞こえたり、 話かけてくることはあるのでした。 最近はないですが。 声は頭の中ではっきりと聞こえるわけじゃなくて、よぎるのです。 だから内容があまり掴めない。
439 :
467 :2012/02/12(日) 18:33:08.29 O
連投すいません。 内容が掴みづらい声の中で、 唯一掴めたのが信じるかどうかの問いかけだったので覚えていたのかも。
まあ旧約は「ねばならない」の連続だから、うっかり読んでると洗脳される。w
そういう初期的な宗教体験は偽物として流すのが大切だと 坐禅なんかでは言われる
いつも思うんだけど、必読書のテンプレにゼロの使い魔が入るようになったのは何故ですか?
それはばれていないステマです。
444 :
467 :2012/02/29(水) 19:17:12.51 O
新訳を読み終わりました。旧約と比べ物語性もあり、 随所から神は様様な側面をもつことがわかります。 私はただ真理、真実を信じながら現実を受け入れ生活をし、 偽りを信じるなと解釈。とりあえずまだ考える余地はあります。 ニコマコス倫理学の下巻に入っています。 二人のイデアを見るべき現実のイデアと目指すべき究極のイデアと解釈し、 聖書における神は目指すべきイデアでもあり、 またそれを目指すための現実への然るべき対処を実行するという現実のイデア、 すなわち活動が偽りを信じるなとの布教、などと妄想しております。
445 :
467 :2012/02/29(水) 19:28:29.71 O
それと、哲学のための数学はユークリッド原論を読めば言いかと思います。定めた公理に従い、定理を導く作業が役に立つと思います。プラトンとアリストテレスは少なくとも原論の用語を用います。
446 :
467 :2012/02/29(水) 19:54:37.38 O
つまり神には二種類あって、現実という一つの真理と、目に見えない真理です。あとイエズスの生き方にゲバラを見いだしました。 以上報告終わり。
447 :
467 :2012/02/29(水) 23:28:27.61 0
今更、ニーチェを理解したいのですが、 古い著作順に読めば、よろしいでしょうか?
初期は文献学ぽいからむずいよ 道徳の系譜がいいんじゃね
「ニーチェを理解したい」なら全部読めばいいじゃん。
451 :
考える名無しさん :2012/03/28(水) 09:53:26.88 0
ソクラテス以前哲学者の哲学を詳しく論じた本はありますか? 海外ではたくさんあるみたいなんですが、日本で網羅的に紹介されているのは少ないと思います
手軽なので言えば講談社学術文庫に一応ある。岩波新書のも手軽。 岩波から断片集も出てる。
453 :
考える名無しさん :2012/04/03(火) 01:09:14.98 O
どなたか、いらなくなった哲学書をまとめて大量に売ってくれる方いませんか?
回収やゴミに出すのはめんどくさいし、かと言って売るにしても値がつかない、
そういう本が大量にあれば安価でよければ買い取ります
送料は負担しますし、お礼として少しは代金も払います(基本は数百円程度だと思ってください 無料回収のような仕組みで)
ジャンルも問いません、学生なので色々読みたいというのが理由です
いらないからとにかく引き取ってほしい、そういう方のみでお願いします
取引の性質の特異性を理解して頂いたうえで
こちらまでメール下さい
[email protected] スレチ失礼しました
青山拓央の分析哲学講義が難しい。 もっと簡単な入門書教えてくれ。
入門レベル1 野矢茂樹『入門!論理学』『哲学の謎』 加地大介『なぜ私たちは過去へ行けないのか』 入門レベル2 八木沢敬『分析哲学入門』 青山拓央『分析哲学講義』 戸田山和久『論理学をつくる』『科学哲学の冒険』 入門レベル3 小林寛晰『情報科学のための論理』 産業図書の教科書シリーズ 飯田隆『言語哲学大全』
456 :
考える名無しさん :2012/04/28(土) 09:37:10.64 0
>>454 あれが難しかったら
そもそも(分析)哲学は君に
向いてないのでは・・・
457 :
考える名無しさん :2012/04/28(土) 22:57:21.85 0
広松渉の『新哲学入門』と『哲学入門一歩前』を1年かけて読む。 一回読んでもわからない。4回目どこに何が書いてあるか覚える 5回目わからない部分がわかってくる 7回目本が手に馴染む 8回目好きなページがわかる 9回目手垢がつく 10回目おぼろげながら意味がつかめてくる 1年後50回目おのずと理解できるようになっている 他の哲学書がやさしく感じる
馬鹿なこと言ってんじゃないよ 哲学は時間をかければわかるようなものじゃない
459 :
考える名無しさん :2012/04/29(日) 10:13:05.46 0
>>457 それは書き方が悪いだけ
あと読み手が馬鹿なのもある
そういうのをありがたがる風潮が
今日ほぼ消滅したのはよいことだ
460 :
考える名無しさん :2012/04/29(日) 10:19:49.50 0
>>459 最初の頃は、超遅読・精読することに意味がある場合も少なくない。
なんでもお手軽に分かりやすく読めるものがいいと思うことこそ間違い。
461 :
考える名無しさん :2012/04/29(日) 10:24:46.52 0
>>460 「お手軽」「分かりやすく」と対置させてる時点でダメだな
分かってない
とくに広松の「入門」に精読の価値なんてないからw
462 :
考える名無しさん :2012/04/29(日) 10:58:48.87 0
>>461 別に廣松の本のことを言っているわけではない。
入門書とか解説書のたぐいだけでなく、
やみくもでも難解な本にも挑戦していかないと
いつまでたっても古典は読めるようにならない。
ありがたがるのはよくないとかそういう問題ではない。
意味解釈において、意味と意図の規約的な関係を否定したのはイカスなぁ、デイヴィッドソン。 オースティンもサールもこれは困るよな…。
464 :
考える名無しさん :2012/04/29(日) 12:16:09.53 0
>>462 じゃ最初からずれてんじゃん
ぜんぜん関係ない話してる
分かんないなら入ってこなくていいよ
>>463 デイヴィドソンの破壊力は異常
ウィトゲンシュタインなど子供の火遊びレベル
しかも素人目にはそれがすぐに分からんのも面白い
466 :
考える名無しさん :2012/04/29(日) 13:13:15.67 0
457ですけど 広松の入門書をじっくり1年かけて読むのは本当にお勧めしますよ。 古典から最新の諸説までカバーしていてる。 説を陳列してハイ終わりという入門書が多い中、 「考え方」そのものを分類し整理し、問題点を抽出して 一定の筋の通った結論を出している。 今後この2冊を越える入門書はおそらく100年は出ないだろう
広松の入門書を精読すれば 世にあふれてる哲学学説をばったばったとなぎ倒せる力量が身につきます ちらっと文章を読むだけで著者の心の奥底を見通すことができ、 ほんものとにせものが一目でわかるようになります。 さまざま分野の専門書に通じる能力が身につきます いままで難しいと思ってた本が非常にやさしく感じます この人の本より難しい本はたぶん無いですからねその意味で自信がつきます
こんな書き方をするとお叱りを受けるかもしれませんが、 広松の入門書を精読すれば仏教的な悟りが開けるようになるでしょう 同時に、ものを考えるということ、それ自体の不可思議さに 非常な尊敬心をもつようになる 認識するということ、存在するということ、活動するということ それ自体に神秘的な繋がりを観て尊敬の念をもつようになる
ただ断っておきますが1度読んだだけでは絶対に理解できませんよ。 50回とはいいませんが、折に触れて何度も読み返すことになるでしょう 浅田彰に読めないと言わしめたほど難解ですので 拾い読み程度では理解できませんが、 彼は広松の本を読むことを強く薦めてます。
な 今や廣松の読者なんて こんなのしかいない
入門で廣松は古いし、無駄に難解だと思うなあ。 哲学って難解なものを読んで知った気になる学問じゃないし。 今ならトマス・ネーゲルの『哲学ってどんなこと?』でも読んだほうがいいよ。 そこで、哲学の「なぜ?」「とは何か?」という問いの迷宮に入ればいい。 そうして知的好奇心を育てていけばいい。 あとは、古いのならば、沢瀉久敬の『哲学と科学』がおすすめ。 これを読めば、哲学がただ「なぜ?」「とは何か?」と知的好奇心のままに 問い続けるだけではなく、血反吐を吐いてでも格闘する知の営みだと知るだろう。 そうした上で、ニーチェを読むといい。
哲学者が「哲学すること」云々とのたまう入門書はかえってショボイと思う そういう「名言風の糞フレーズ」を言いたがる悪い病気が嫌い ノイラートの船とかああいうのな 文学者じゃないんだからそういうのやめろと言いたい
475 :
考える名無しさん :2012/04/30(月) 11:55:06.91 0
>>473 馬鹿丸出しwww
そこで「ノイラートの船」ってw
例がとんちんかんすぎる
とりあえずデカルト読んでね
日本語で書かれた現代の哲学者でおすすめ本あげてください。
>>472 広松に関しては古いも新しいも無いですよ。
現代哲学は唯物弁証法を基礎にして乗り越えたものなので、
>>477 の問いかけに答えるときも、
唯物弁証法の大家である広松渉の入門書は必ず挙げねばなりません。
あと、無駄に難解といいますけど、 広松の本を愛読していればわかることですが 無駄などひとつもありません。 簡単に書かれた体裁の巷の入門書は、無駄な記述が散見されますけど こと広松の入門書に関しては美しいといえるほど無駄がありません 読めば読むほど難しい言い回しに、 そのような言い回しにならざるを得ない必然性を見出すでしょう
唯物弁証法ってだけで今や読む必要がないことが分かるなw
唯物弁証法は必須ですよ。 それを知らずに現代思想は 絶対分からない。なぜなら現代思想は弁証法を いかに乗り越えるかという、格闘の産物ですから。 そして唯物弁証法にもっとも 精通した哲学者が広松渉なのです
現代思想は哲学じゃないし
現代思想は英語でcontemporary philosophyと言うようだ
現代哲学が廣松を基礎にしてなりたったんだ…
現代哲学がcontemporary philosophyだな で、英語でどう言うかがどうかしたのか?
それより現代思想は哲学じゃないの真意が聞きたいねえ
もともとは「社会思想」の左翼臭を嫌った人たちが言い始めたこと
>>472 >そこで、哲学の「なぜ?」「とは何か?」という問いの迷宮に入ればいい。
入門書はものを考える上での基礎体力を作るものが好ましいです。
「〜とは何か」という問い、たとえば「自分とは何か?」「真理とは何か?」
「現代思想とは何か?」のような似非問いの迷宮に入り込む前に、
上述のような問いが孕む問題点を指摘してくれる入門書が好ましいのです。
スタート地点で入門書を誤ると、ずっと明後日の方向を走ることになりかねません。
広松の『新哲学入門』が初心者に適するのはこういった理由もあります
「自分とは何か?」「真理とは何か?」 「現代思想とは何か?」 の類が「似非問い」とは思わんけどな。まあ、「自分とは何か?」は陳腐な心理学、 「真理とは何か?」は安易な宗教に導かれやすい問いだとは思うけどね。
>>490 残念なことにそのような問いが問いとして成立すると思い込んでいる
近代以前的な構えで哲学をしている人がほとんどなのです。
世の哲学者の9割がそうであるといっても過言ではない。
唯物弁証法を潜り抜けていないということが起因していると思います。
だからこそ読まねばなりません。広松渉を。
まあ、マルクスに染まった哲学者に碌なのはいないってことだ
現代哲学について勉強したい人には定評ある本として『現代哲学の主潮流』をすすめるけど、 脳内現代哲学のおっかけをしたい人は読まない方がいいかもしれないな。
「すべての馬は動物である。したがって、全ての馬の頭は動物の頭である」が妥当なのはなぜなのか? 伝統的論理学はこれを説明できなかったと習ったんだけど、 弁証法はこれを説明できるの?
>>494 ものすごく簡単に言えば、「多くの人がそう考えるから」
「常識であるから」というのが妥当性の根拠となります。
先に言ったような〜とは何か、という対象の真理性を云々する問いの範疇とは違って、
論理的妥当性を「妥当であると判断する認識の問題」、認識論として捉え返されます
『本当の哲学入門』 第1章:針の先で天使がいくつ踊れるか? 第2章:世界は五分前に作られたのではないとどうして言えるのか? 第3章:なぜ全ての馬の頭は動物の頭なのか? 第4章:「私は嘘つきである」この文は真か?
実は妥当性といっても二種類あって、 まだ常識にはなっていないんだけど、なり得るポテンシャルをもった妥当性と すでに常識になっている妥当性があるんだけど。このスレッドは本紹介スレッドなどでここまで突っ込まずに置こう
>>495 それってやっぱり命題的態度から命題の真理値を導こうとする心理主義だよね。
命題的態度から命題の真理値は導けない、
ってのがむしろ現代哲学の前提なんじゃないのかな。
>>499 問題は、そこで導こうとしている「命題の真理値」が、
近代的範疇(主観ー客観図式)で語られていないかです。
まず『新哲学入門』をお読みください。心理主義であるなどとは言わなくなるでしょう
501 :
考える名無しさん :2012/05/01(火) 08:12:38.38 0
廣松はもう少しましだと思ってたけどな・・・ この調子じゃまったく読む価値ゼロみたいじゃないか。 そこそこ有名だったのに、賞味期限短すぎないか?
502 :
考える名無しさん :2012/05/01(火) 08:16:25.41 0
特に
>>495 はひどい。
今日では学部のレポートでさえこんなこと書いたら単位もらえないレベル。
まあ、本当はもうちょっとまともなんだろうけど。
文句が出たので、
>>495 は注釈を加えておこうか。
もちろん、「多くの人がそう考えるから」「常識であるから」
なんてのは事後的な評価値に過ぎず、
『多くの人がそう考える常識』なんてものが予め自立的に存在しているわけじゃない。
そこらへんは大切なポイントだから読み進める中で注意してくれればいい。
とにかく読んでもらうことが目的なので理解し易い言い方に留めているが
わかりやすく書こうとすればするほど的をはずしてしまうという厄介な問題がある
それをポピュリズムといいます。 多数派の同意さえあれば障害者やユダヤ人スラブ人も虐殺してもいいって ナチズムそのものだよねえ。
義務様相と認識様相の到達可能性関係がことなることは現代哲学では常識です。 馬鹿がバレますよ。
前者のフレームはreflexiveじゃないとかどうとかだろ。 それもぜんぶ廣松に書いてあるよ。なんたって現代哲学は 廣松を基礎にして成り立ってるからな。
全然違う
,j;;;;;j,. ---一、 ` ―--‐、_ l;;;;;; {;;;;;;ゝ T辷iフ i f'辷jァ !i;;;;; ヾ;;;ハ ノ .::!lリ;;r゙ `Z;i 〈.,_..,. ノ;;;;;;;;> ,;ぇハ、 、_,.ー-、_',. ,f゙: Y;;f そんなふうに考えていた時期が ~''戈ヽ `二´ r'´:::. `! 俺にもありました
廣松を竹田青嗣みたいに読むバカがいたんだ。 廣松が現代哲学の基礎だなんて、竹田の断定の仕方みたい。
>>506 von WrightもHintikkaもKripkeも廣松を参考にしたのは間違いないよな
『世界の名著』の全巻でいいじゃん
広松が現代哲学の基礎だなんて言ってない。 現代哲学は唯物弁証法的な捉え方を 基礎に据えつつ、それをいかに乗り越えるかという「格闘」の産物だと言っているのです。 そして、特にマルクス研究の第一人者が広松渉なので、 現代哲学を学ぶには唯物弁証法に知悉してる広松の入門書は絶好の教科書になるんです。 弁証法を経ずして現代哲学をやっても、なんのためにやってるのか 意味が分からなくなるでしょ。フーコーもデリダもドゥルーズも みんな弁証法、つまり広松入門書的な捕らえ方は当然経てるんですヨ
ダメットによると20世紀後半もっとも影響力のあった哲学論文は、 クワインの「経験主義の2つのドグマ」らしいけどね。
だから廣松はフーコーやらデリダやらドゥル…やら 現代思想へつながるって話だろ。哲学へではない。 ま、現代思想に廣松が重要だともそう思えんがw
>>511 同意。
全集より講座モノとか叢書の類がいいと思います。
岩波文庫の青、白をわけがわからなくても読むというのでもいいかも。
516 :
考える名無しさん :2012/05/17(木) 06:00:59.85 0
517 :
考える名無しさん :2012/05/17(木) 06:48:14.49 0
起業テクだとか受験勉強法だとかならともかく哲学が金儲けのタネになるのかね いや、ならないから2ちゃんなんかに宣伝しにくるわけか
哲学者をマンガキャラにしたり、バキの作者に表紙を書かせたり 恥ずかしい企画本が多いんだもの。
519 :
考える名無しさん :2012/05/17(木) 23:49:27.49 0
哲学とはその程度のもんだろw わざわざ難しい言い回しや表現で威厳をだそうとしてるだけで内容的には誰でもなんとなく 考えたことがあることばかり 哲学の意義はみとめるけど難しく考えすぎることはないだろ
520 :
第四の波平 :2012/05/18(金) 00:28:11.10 O
三島由紀夫の獣の戯れみたいに俺様キャラが女をばかにしていじめぬいたあげくに その威厳や牙が削がれてハクチになったときに女がどうなるか考えただけでも三島もキモいこと考えるな
>>519 確かに。哲学って「俺は高尚なことやってるんだ〜!」とか
勘違いしがちな学問だからな。
>>522 逆だろ。何の意味も無いという自覚を持ってない奴はニワカ
ニワカが多いのが現状ってこったろ
>>520 三島?
おいおい、哲学でそんなのだすか?
冒涜ものだな。
526 :
考える名無しさん :2012/06/14(木) 18:30:38.66 0
哲学初心者です 何を読めばいいのか全くわかりません 教えてください
まずは中学→高校→大学教養程度でいいので諸分野を(段階に応じて)理解することかと思います。
528 :
考える名無しさん :2012/06/14(木) 18:54:20.58 0
具体的な本のタイトルを教えていただけるとありがたいです 右も左もわからないので
530 :
考える名無しさん :2012/06/14(木) 19:36:30.62 0
ありがとうございます 早速書店で手にしてみますね ワクワクしてきました
531 :
考える名無しさん :2012/06/14(木) 20:50:15.15 0
哲学書なんてどれから読んでも大丈夫。 はじめも終わりもない。 わからなかったら別の本を読めばいい。 哲学とはそういうもの。 具体的なものを学びたければそれぞれの分野のもの。 吉本隆明的な扱い方が哲学の王道。
532 :
考える名無しさん :2012/06/14(木) 20:56:40.87 0
>>531 「王道」の使い方間違えた。
「本来のあり方」と言いたかった。
533 :
考える名無しさん :2012/06/14(木) 20:59:52.05 0
本当は難しい本から読み始めた方がいいんだよね
だいたい読みたい哲学者や本が先にあるぐらいが普通の哲学に興味ある人じゃないのか
535 :
考える名無しさん :2012/06/14(木) 21:05:50.17 0
俺が最初に読んだのは 「死に至る病」だったかな
536 :
考える名無しさん :2012/06/14(木) 21:26:15.47 0
西欧の哲学はキリスト教の中で発展してきたから、そこが日本人には難しい。 フォイエルバッハ、マルクス系なら日本人でも大丈夫かな。
スコラ哲学でたいていの哲学的問題は一旦議論されてるような気がするくらいだね すくなくとも非常に参考になる
538 :
考える名無しさん :2012/06/14(木) 21:38:10.81 0
昔はデカンショといってデカルト・カント・ショーペンハウアーを読めって言われたらしい ショーペンハウアーは仏教やインド哲学に影響されてるので日本人には入りやすいところがある
539 :
考える名無しさん :2012/06/14(木) 21:42:04.47 0
哲学にキリスト教が入ってくる前のプラトンやアリストテレスの段階で まるでキリスト教を受け入れる体制ができてるかのようなところがある
>>526 まずは山川の高校倫理の教科書(市販版)
意外と面白いぞ
541 :
考える名無しさん :2012/06/14(木) 23:59:17.36 0
歴史の変遷によって人間の精神のあり方そのものが変わってきている、ということを証明しようとしたのがフーコーだろう。 確かにいま哲学を学ぼうとすれば、それは避けて通れない。 過去の哲学を学ぶには歴史的な時代の相対化が必要だ。 なんでもいいから、たくさんの人のを読むほうがいいよ。
542 :
考える名無しさん :2012/06/15(金) 00:21:53.81 0
興味を持ったものからとりあえずは読めばいい
哲学やってる人にどれから読めばいいか聞くとこう言う「好きなものから読んでいい」 そいつは別のところでこう言う「哲学を読むには相応の訓練が必要なのに、それを理解せず自然言語をこねくり回して読んだ気になってる馬鹿はしね」 なんなの?
だったらソフィーの世界でも読んでればいいんじゃね?
哲学は彼らが何を問題としているかを把握しておくと理解し易くなる 前後関係が分かってないのに最初から哲学書を読んでも殆ど理解できないと思う なので哲学史の本を読んで通観しておくといい
>>543 相手がバカだという前提で対応するのは無礼じゃないのさ
547 :
考える名無しさん :2012/06/15(金) 12:26:01.11 0
>>546 ふんふん。
なるほど、相手をしてる方は、かしこい、と。
548 :
記憶喪失した男 :2012/06/16(土) 08:50:12.28 0
「科学哲学講義」 駄本である。 とにかく、第一章の帰納的推論より演繹的推論が優れているという主張に おれは賛同できない。アプリオリな真理などは、演繹的推論が行われるために正しいのではなく、 人が定義したことそのものだから正しいにすぎない。 だから、この本のいっていることはまちがっている。 現代科学哲学の最先端の状況がわかったのはありがたいが、その水準は失望するものだった。 読む必要はない。
哲学の謎で躓いている俺は馬鹿 なんだよ 入門書だから簡単に理解できると思ったら、全く理解できない…
550 :
記憶喪失した男 :2012/06/16(土) 09:38:43.35 0
そもそも、1+1=2というのも普遍的な前提ではない。 男と女を合わせれば、男と女と赤ん坊の三つになることがあるのは誰でも知っている。 しかし、その現象を無視し、自然が1+1=3になることはなく、 1+1=2だと考えることは、先入観であり、文化に洗脳されているのである。 数学もまた普遍的な前提とはなりえない。 だから、とにかく、演繹的推論は必ず正しいという科学哲学はまちがっている。
551 :
考える名無しさん :2012/06/16(土) 11:10:00.47 0
男と女を合わせることを1+1の反例にするのは馬鹿でしょ いいかがりじみた批判
>>550 >そもそも、1+1=2というのも普遍的な前提ではない。
それは違うぞ、数字の前提を否定するのは数学ではない。
数字は数という観念の幻であって現実のその解釈ではない。
数字の定義証明とは別の側面で数学以外の考え方を導入するなら
普遍的ではないというのは正しいこともあるが数という前提を
特定させるような簡易表現であるならば詐欺的な言い回しにすぎない。
数学は常に閉じた仮想の概念であって世界の普遍とは近似であっても
同じではない。その論法は数学を全く理解していないだけ。
553 :
考える名無しさん :2012/06/16(土) 17:03:25.75 0
よくこんなことが言われます 1.キリスト教は一神教だから他宗教を弾圧してひどいことをした 2.仏教は汎神論でしかも他国に布教することもなく無害な宗教だった つまり宗教に優劣をつけて1.を有害だと決め付ける立場です これと同じことが学問についても言われているようです 西洋思想は西洋中心主義の現われだとか、普遍主義を押し付けるだとか、理念に向かう理想・進歩主義(西洋)より処世的な東洋の学問のほうが優れてるだとか さらには西洋の東洋びいきの思想家を取り上げて、権威のように使ったりしていますね 実際、西洋近代主義は失敗したじゃないかと言う声も聞こえます つまり東洋>西洋の図式を信じてやまない人がいるようです そんな対立ではなく、もっと西洋の普遍主義の良さを知れる著作を教えてください
良いか悪いかを判断するのはあなたなので、そのような著作はありません。
どうでもいいが、哲学科ってソフィーの世界貶すのがステータスみたいになってるな 「俺って賢い!」って言いたいのかな
556 :
考える名無しさん :2012/06/18(月) 06:01:03.00 0
ソフィーの世界に存在意義を希薄にされてしまい、風前の灯火だからじゃないの? 消えて無くならないためには、それを齎した原因に付き纏うことが唯一残された延命の方法なんじゃないの? 「俺のほうがお前よりも賢い」アピールは、 「お前がいるせいで、俺の存在感が消えてなくなりそうだ。だからここで俺が名乗り出て、お前の他にもできる奴はいるんだぜ?ということを世界に知らしめなければいけない」 と思ってるんじゃないの?
558 :
考える名無しさん :2012/06/18(月) 10:22:37.14 0
>>555 >>556 誰でも自分のできる範囲で理解する。
その範囲でしか理解できない。
理解できない部分は省略されるか改変される。
そうして成立した彼の論考を〈A〉とする。
同じように論考〈B〉、論考〈C〉が出来上がっていく。
後の〈B〉〈C〉の方が〈A〉よりそれぞれの理解が多少は深まっていることも多い。
自分の〈A〉に対して、自分の〈A〉〈B〉〈C〉の連合軍が論争を挑む。
だいたいは連合軍が勝つ。
自分は〈A〉を論破した。
自分は〈A〉の論者より優秀である。
当然自分は頭がいい。
以下上昇螺旋。
559 :
考える名無しさん :2012/06/18(月) 10:34:01.89 0
こういうのもある。 〈X〉という著作を読んだ。 〈X〉では別人の論考〈a〉に対してを論理を尽くして否定的に取り上げていた。 〈X〉を理解した自分は〈a〉を論破した。 当然〈a〉の著作者より自分は優秀だ。 さらに〈X〉を読み続け〈b〉〈c〉に対しても同様な立場を得ていく。 これは外国哲学の翻訳者にもたくさんいる。 と、こんなことを書いてる俺自身は、どうなんだろうね・・・
弁証法というデバイスの蓋を開けた中身である電子基板の設計の話ではないかな?
562 :
考える名無しさん :2012/06/18(月) 14:17:26.65 0
563 :
考える名無しさん :2012/06/18(月) 19:12:32.80 0
哲学って学ぶ意味はあるんですか?
565 :
考える名無しさん :2012/06/18(月) 20:47:51.18 0
566 :
考える名無しさん :2012/06/18(月) 21:13:04.12 0
バークリの three dialogues between Hylas and Philonous は初学者でもとっつきやすくておもしろいと思います
哲学の本質は批判思考だからな
いや、白人至上主義を言ってるわけじゃないですが? 東洋は西洋>東洋というありえない図式を用いて東洋>西洋を主張しているでしょう 驕りにせよルサンチマンにせよどちらも同じことです 西洋哲学を無意味とする立場に対立するものが知りたいだけです、それは白人至上主義ではありません
569 :
考える名無しさん :2012/06/18(月) 21:45:12.95 0
そんな偏頗な論説一辺倒の人間なんてどちら側にも居る。 で、WASPは人じゃ無い。
で、そうじゃない人をおしえてもらいたいんですが?
571 :
考える名無しさん :2012/06/18(月) 21:47:18.44 0
>>568 WASPといっても、其れの指示するものは白人至上主義と狭義の意味に限らないぞ。
>>553 が抽象的で具体例も挙げず
一方的な立場しか提示していないのに、「そうじゃない人を教えろ」という。
* あらゆる物事に対してまず否定から入る。 * 肯定・賛美を認めない。 * 否定に特化したダブルスタンダードな性格。 * 不確実でも都合の良い周辺情報は信用する。 * 情報ソースが2ch。 * 10か0かの極端な思考。 (品薄以外は山積み爆死、上位少数以外は皆不人気、値引き=即投げ売り等) * レッテル貼りの多用。 (ゆとり、ネトウヨ、情弱、中二病、パクリ認定、老害、チョン、やらせ、スイーツ、ビッチ等) * 不幸の娯楽化。(メシウマ思考) * 上から目線で周囲を見下し、優劣を付けたがる。 * 非寛容で、許容の心がない。 * 自分の行動に責任を持たず、他者に自己責任を押しつける。 (元々○○厨がいたから〜、荒れるようなことを言った○○が悪い等) * 自分には自由と権利を、他人には義務と責任を求める。 * 気に入らない物事をスルー出来ない。 * 現実に2chを含めたネットの用語・習慣を持ち込む。 * ネットの情報を真の常識と思ってしまう。 (ネットでこれだけ叩かれているから○○は誰にとっても駄作等) * 煽り荒らしの姿勢が常態化する。 * それでも自分だけは2ch脳じゃないと思いこんでいる。
574 :
考える名無しさん :2012/06/19(火) 19:57:10.71 0
>>573 お、おれのことだあ・・・
おれのこと見張ってるのか?
誰に化けてるんだ?
575 :
考える名無しさん :2012/06/20(水) 21:41:39.95 I
森有正のエッセイ集とかどうでしょう。哲学…というよりは、思想って感じだけど。 個人的にはオススメ。スレチだったらすみません。
576 :
考える名無しさん :2012/06/21(木) 04:12:00.93 0
アランなんかエッセイ風哲学者だな
577 :
考える名無しさん :2012/06/26(火) 02:29:06.38 0
仏教の唯識について知りたいのですが、おすすめって何がありますか?
578 :
考える名無しさん :2012/06/26(火) 18:39:21.35 O
豊饒の海かな、結構マジで
三島由紀夫ですか 読んでみます。
角川ソフィア文庫の、仏教の思想シリーズ 少し昔の本だけど体系的でよい
哲学として学ぶなら「入門 哲学としての仏教」 書いた人が唯識の専門家
唯識の専門家。 情けない言い方だ。
583 :
考える名無しさん :2012/06/29(金) 22:06:22.18 0
age
>>577 入門としては、
「唯識の読み方―凡夫が凡夫に呼びかける唯識」
より深く知りたければ
「成唯識論要講―護法正義を中心として 全4巻 」
いずれも、太田 久紀
さらに深く知りたければ
「唯識三性説の研究」 竹村 牧男
あたり。
>>553 >>仏教は汎神論
まずこれ自体がトンデモ意見 w
>>584 「唯識三性説の研究」 竹村 牧男
コレ以外は近場の図書館で手に入るっぽいので一回読んでみようと思います。
>>586 太田氏のものは、講話形式で読みやすい。
噛み砕いて説明している。
しかし、相手が勉強中の僧侶等なので、講話形式の本にありがちな、安易さや、俗に流れたところがなく、程よく専門的でもあり、バランスよく、ポイントをしっかり抑えている。
良い本。
588 :
586 :2012/06/30(土) 20:40:48.48 0
>>587 読む前に、ちょっと確認しておきたいんですが
弥勒菩薩と無著菩薩(無相唯識派)の世親菩薩(有相唯識派)の唯識って、厳密には3つとも違う考えなんですか?
>>588 中観派の見解が絡んでくるから違うといえば違う。
唯識三十頌⇒成唯識論の護法系統の有相派がメインストリームになってる。
日本の法相宗はこれ。
で、中観派と唯識派は歴史的に言えば、あんまり仲が良くない。
でも、どう違うかというと、阿頼耶識の実体化に関わる問題なので、いろんな人がいろんなコト言ってるけど、無論、実証レベルの対立になりようがない w
>>589 日本の唯識について書かれた本、基本的な専門書はもちろん三島由紀夫の豊饒の海などの文学作品などは
特に明記されていない場合、有相派の唯識であると思って読んでほぼ問題ないわけですね。
>>591 三島は、暁の寺を書くとき唯識の勉強するために宇井伯寿の本を読んでみたが全くわからなかったと、武田泰淳との対談で言ってるね w
宇井伯寿には唯識二十論とディグナーガに関する研究書があるけど、有相派の流れ。
ちなみに豊饒の海は、「春の雪」と「奔馬」がいいな。 暁の寺以降は、疲れてる感じ。妙に理屈っぽくてね。 自衛隊殴りこみ計画で忙しかったのかもしれんが。
田嶋陽子が、どっかの番組で豊饒の海は、もう残りカス。 三島の個性はなく、憧れてたトーマス・マンの小説そのままになってる。みたいな事言ってたな。 この人の話は、ほぼ当てにならんが、人権と文学については、わりと的を射てることが多いきがする。
「豊饒の海」なんて題からして、センスないよね。 大見得切りすぎというか、どんな連続大河ドラマなんですかというか、計画的に書き上げましたというか w
三島の晩年と田嶋を並べたら間違いなく田嶋がカス
三島と
>>595 のセンスを比べたら間違いなく
>>595 のセンスがゴミ級
唯識の入門書をたずねながら
>>588 みたいなこと言ってるのをみると
自意識過剰の知ったかさんが自演しているようにしか見えない。
質問してから588まで、色々調べたんだろ wikiに普通になってることだし
自演は、596-598 だろ w
は?三島を貶すのはいいが、トーマス・マンを三島と同列に並べるなよw トーマス・マンは小説も評論もすべてが天才的 三島はそれより一回り小物で小説カス、戯曲○、評論○
魔の山はつまらない。 ブッデンブロークス、ワイマールのロッテ、ヨセフとその兄弟、選ばれし人、詐欺師フェリクス・クルルの告白は面白い。 マンって、高踏的な哲学的文章と、今読んでもかなりきわどく猥褻な文章が同居してて、笑える。 短編でも、かなりサディスティクな内容のあるよね。
文学板いけよ・・・
>>601 そうか、俺は、高校生の時、初めての長編小説として魔の山読んで、
文学とか哲学に興味を持ったわ。むしろ初心者にすすめたい一冊。
たぶん多くが最初に触れるのはヴェニスに死すだろう そのうちかなり多くはヴィスコンティによって
606 :
考える名無しさん :2012/07/04(水) 22:33:47.62 0
>>603 対話型教養小説だからね。わかりやすいといえばわかりやすい。
プルーストやジョイスの後じゃ、古めかしい気もするが。
デカルトの翻訳本って、岩波やちくま・中公クラシックスで出てますが、正しい翻訳という意味でどちらがおすすめですかね?
趣味で翻訳読むレベルならどれもそんなに変わらん ちゃんと読みたいならラテン語やれ
初心者スレで、いきなりラテン語って めちゃくちゃだな
どの著作よ? 哲学原理なのか省察なのか方法序説なのか
大学一年でラテン語ぐらいやるんだから別に普通
>>610 今読もうとしてるのは省察ですが哲学原理も読もうと思ってます。
最初は、値段の面で岩波を買おうと思ったのですが、ちくまなどと比べると
訳が40年以上古いのが、気になって質問させてもらいました。といっても、
ラテン語は、出来ないですし、読むと言っても趣味のレベルを出ませんが。
岩波って絶版じゃないの?
614 :
考える名無しさん :2012/07/07(土) 11:40:02.49 0
この前再刊されてましたよ
ちくまの省察は注が多いイメージ
1冊は借りてくるとかして複数翻訳を手元において読むのがいい
英検準1級くらいの英語力ではじめて英語で哲学書を読むならどれがいいですか
ヒュームとか
620 :
考える名無しさん :2012/07/13(金) 22:25:07.56 0
>>618 分哲系はロジック知らんときついだろw
式の前では英検なんてなんの役にも立たん
もっと普通の話題のがいいんじゃね
ラッセルの西洋哲学史なら読めそう
分哲厨は空気読めなくて教養がないアスペ多いから
ラッセルの"On denoting"なら、ロジックの勉強を全くしたことがなくても常識の範囲内として読めると思うけど
既読者の傲慢 ラッセルなら邦訳がある哲学入門系のやつでいいんじゃね
英検準1級の力なら、好きなのを読めばよい。
>>623 量化の心を知らないとC(x)で引っかかる。
>>622 空気読むのがそんなに大事なら哲学なんかすんなw
>>627 分析哲学帝国主義は哲学と関係ないただの傲慢
629 :
考える名無しさん :2012/07/21(土) 11:02:23.42 0
ラッセルを いきなり読むのは悪くはないけど、僕には少しハードだった。 飯田隆の「言語哲学大全T」の後半がラッセル哲学の解説としては 未だに最高だと思う。「言語哲学大全」シリーズ自体 分析哲学の最良の入門書だと思う。
分析哲学なんて実際には存在しない。 事物を多面的に考える能力が欠如しているので、自らの能力が 及ばない議論はすべて「無意味な糞」だとゴーマンに宣言して 開き直る態度を制度化し、それを「分析哲学」と自称している にすぎない。その制度化が成功を収めているのは、アスペ的な 権威主義者が権力にとって極めて好都合だから。
存在しないって初めて聞くな アスペの俺には意味するところがわからんw
>>630 あなたのそういう態度は
>事物を多面的に考える能力が欠如しているので、自らの能力が
>及ばない議論はすべて「無意味な糞」だとゴーマンに宣言して
>開き直る態度を制度化
することにならないの?
権威主義どころかむしろ日本では分析なんて全然栄えていないと思うんだが
633 :
考える名無しさん :2012/07/21(土) 18:43:03.79 0
ていうか認識が60年か70年ほど遅れてる。 どうボンクラに物事を見たらこういう認識にたどり着けるんだ?
日本で軍事覇権主義が栄えていないことと、軍事覇権主義に 完全に組み込まれていることは全く矛盾しませんが何か?
てか進歩主義史観の信者は哲学をやる資格さえない。 ライプニッツは何年ほど認識が遅れてるんだ? プラトンは何年?
636 :
考える名無しさん :2012/07/21(土) 22:37:18.16 0
637 :
考える名無しさん :2012/07/21(土) 22:42:58.79 0
哲学書って訳ではないんですけど、新書で薄く広く読むのもありですかね?
新書哲学を極めようと思ってる
ハイデガーはそういうのを哲学学として批判しているね
640 :
考える名無しさん :2012/07/22(日) 11:14:51.63 0
本田透『喪男の哲学史』って読んだ人いたら感想よろ
クセジュまでカバーすれば結構いいレベルまでいける
>>642 恥ずかしながら、文庫クセジュの存在を今知りました。
ありがとうございます。
四年前クロネコヤマトのブックサービスで注文したけど すんなり頭に入ってこなかった 初心者向けだったのに 身嗜みに無頓着なのがプラトン逆がアリストテレス、 フロイトが心理学者なのに解説されてた、って記憶しか無い
645 :
考える名無しさん :2012/07/27(金) 00:31:21.78 0
一応入門書とかを色々読んできたので、まったくの初心者と言うわけではなく、スレ違いに成るかもしれませんが、 今回初めてカントの純粋理性批判に挑戦しよう思っています。、独学で読み解く上で気をつけたほうがいい事など あったら教えて下さい。 予定では、 平凡社原佑訳・光文社中山元訳の2冊を カント『純粋理性批判』入門 黒崎 政男 完全解読 カント『純粋理性批判』 竹田 青嗣 カントの純粋理性批判 金子 武蔵 を手がかりに一日数ページのペースで読んでいこうと思っています。 上にも書きましたが、なんでもいいので、アドバイスなどご意見お願いします。
平凡社原佑訳って東大閥のステマじゃないかと思うくらいアマゾンとかで絶賛されてるけれど、 正直言ってダメダメ。訳の良し悪し以前に日本語が意味不明。 もともと理想社のカント全集に入ってたやつだけど、当時からひどくて、 それを弟子の渡辺二郎が改訂して平凡社ライブラリーに入れなおしたわけだがそれでもひどい。 誤訳がいくつかあるけれど、読みやすさなら岩波文庫の篠田訳だと思う。 ガチガチにやるんじゃなくて空気をつかむだけなら岩波文庫でもいい気がする。 光文社の中山訳はよく知らん。注が多いらしいが哲学書は注つきすぎていてもよくないと思う。 一番原文に忠実で、篠田ほどでもないけれど読みやすいのが、天野貞祐の講談社学術文庫版。 これはどの研究者も誉めてる。ただし絶版かつ結構古い。中古品なら結構ある。 俺としては天野訳を薦める。
その三つから選ぶ時代はもう終わってるだろ 古くは高峯、そして宇都宮か熊野の新訳 こっちのほうがその三つよりずっといい
>>645 カントの用語が、それに続く哲学者たちの標準ジャーゴンになるから
用語ノート付けておくと良いと思う。
篠田も中山元も糞訳だから諦めろ
『純粋理性批判』は、
作品社から出た熊野純彦訳がファイナルアンサー
>>649 我慢して買うだけの価値はある。
高峯訳なら古本で安い
天野貞祐訳は絶版だけど図書館とかにあるから参考にするといい
中山訳はかなりいいって教授に勧められたんだけど
篠田訳は誤訳がいくつかあるどころか 1ページあたり10箇所誤訳があるとか言われてるんだが
たしかに次読むなら熊野かな 所有していて読んだのは高峯だ
熊野訳は大型で高いから敬遠するかもしれないが いまどき専門書でページ単価が10円以下は激安だよ
カントっていくつかの用語について文献学的に一貫した解釈が与えられないことで有名だけど そんな本を注釈なしで読もうってのがよく分からないんだけど
中山訳は7分冊だからそろえると熊野訳と大差ないという
659 :
645 :2012/07/27(金) 12:51:38.15 0
色々ご意見ありがとうございます。 全体的に本のチョイスに、対するものがおおいですね。 熊野純彦の評判が良いようですが、既に上記の物を購入して しまったので、今から買うのはちょっと・・・ 上記のモノを選んだ理由は消去法で、一巻を購入したとき熊野純彦訳は、まだ発売されておらず 岩波は、誤訳が多いと聞いていたので、高峯一愚訳や宇都宮芳明訳は入手困難な点や値段の面で断念しました。 基本は、読みやすいと聞く中山元訳を基本に置き、中山元訳は、知性を悟性と一緒に訳しているらしいので、 その確認のため、消去法で残った原佑訳を選びました。 ノート作りは、手間取りそうですけど、面白そうですね。やってみようと思います。
宇都宮訳はたしか訳者たちによるまとめがついてる これか熊野訳を図書館で借りて横においておくといい 熊野訳はあえて訳注のたぐいをつけてないね
岩波版全集の有福訳はどうなん?
良いって言う人、どのへんが具体的に良いのか教えてくれたらありがたい。 中山は読みやすさ? 熊野、宇都宮、高愚はどのへん?
熊野先生の仕事量は異常 しかも事務仕事も得意らしいんだぜ
仕事量多くて論文を粗製乱造するよりいい仕事をするほうが重要だと思うんですがねえ
新しい方が読みやすくはなってる 素人が読むなら読みやすい奴で良いよ
長大な純理を通読するのは哲学勉強するうえでのハードルの一つだから案外中山訳がいいのかもな
中山訳は、超訳を売りにしたもので論外だとして、 熊野訳か、宇都宮訳かなら どちらでもいいと思う。 訳注が豊富なほうがいいなら宇都宮訳 一冊になっているのがいいなら熊野訳 あとは、大きな書店で読み比べてみて 自分の語感に合うものにすればいいと思う。 高峯訳は、精確な訳だけど、さすがに 古くなっているので、いまさら無理に これを使わなくていいんじゃないか。
超訳つっても、ニーチェほどひどくないだろ。 深く読み比べたことがあるわけではないけど、 序論の部分とかを軽く読んだ感じだと、悪くなさそうだったが
熊野ってレヴィナスの専門家? フランス語じゃなくドイツ語も原典から訳してるの?
宇都宮訳って、読んでて自分で一から訳したんじゃなくて 学生に訳させて、少し手を加えたって感じがするよね。
宇都宮訳は共同作業だね
>>669 当然。熊野氏は、独仏英ギリシアラテン
どれでも原典ですらすら読める語学力の持ち主。
673 :
考える名無しさん :2012/07/28(土) 20:10:20.76 0
熊野氏って、自身の著作もあるし、レーヴィットの翻訳なんかもある。 すごい働き者だね。
彼は三批判書全部訳すんじゃないか 精力的だね
このナガレで質問したいんですけど、 実践理性批判や判断力批判を読むとしたら 現時点では、宇都宮訳一択ですか?
判断力批判は牧野訳も悪くないよ
カントは基本的には岩波文庫はNG? 判断力とか実践とか
ここ数年のちくま新書つまらんなー、ネタ切れかな、と思ってたんだけど。 功利主義入門、分析哲学講義、科学哲学講義と、なかなか優れた新書が相次いでる。
>>678 >科学哲学講義
後の二つはよいとして、この本はクソだと思ったが。
科学的実在論は私大文系から人気がない。
化学yの理想気体って実在的に実在になるのかな。
実在的→実在論的
中山元訳 悪くなくね? 文句言ってた人は、具体的にどういう所が気になってたのかな。 文章が、読みやすすぎるのが問題なのかな。 カントは、もっとわかりづらく書くべきだみたいな。
先行研究への敬意に溢れた注釈がメインコンテンツの中山訳。
685 :
考える名無しさん :2012/08/04(土) 23:57:26.86 0
久しぶりに大きな本屋に行って、初めて熊野訳の実物見たんだけど、 なんか衝動にかられて中身もろくに見ずにかっちゃたよ。しかも、 本棚に入らない上に、純理はこれで邦訳三冊目、普通こんなにいらんわなあ。
全部読んでいるなら問題無いだろ 積んだまま増えてるならアホ
687 :
考える名無しさん :2012/08/05(日) 09:57:47.86 0
それならもう原書買って読んだ方がよくね?
純理の原初なら買わなくてもネットで開示されてる。
689 :
考える名無しさん :2012/08/05(日) 23:10:35.61 0
今更と言われそうですが、デリダや脱構築について知りたいので おすすめの入門書などあったら教えてください。
690 :
考える名無しさん :2012/08/06(月) 10:36:33.58 0
今更だな 文学板行きな
カラーのディコンストラクションとか。一般に英米の人が解説したものがわかりやすいと思う。
日本人だとハイデガーとかレヴィナスから攻略するからうっとおしくなる
しかも、ハイデガー・レヴィナスもさほど成功してるとは言えないっていうね
694 :
考える名無しさん :2012/08/07(火) 00:02:10.44 0
しかしなぜ人はアイデンティティを追求するのだろうか?
いまさらエリクソンかよ
ベルクソン
697 :
考える名無しさん :2012/08/07(火) 19:22:01.07 0
アリストテレス「ニコマコス倫理学」 デカルト「方法序説」 カント「純粋理性批判」 を一通り読んだんですけど、次は何を読んだらいいですかね。 今興味があるのは、自我論、時間論、認識論です。 出来れば西洋の哲学者でお願いします。
698 :
考える名無しさん :2012/08/07(火) 20:29:01.64 0
日本人だと西周じゃねー
フッサールの迷路に迷い込むが吉。まずはブリタニカ草稿、次にデカルト的省察、そのあとイデーンだな。
>>699 フッサールの入り口は「論理学研究」だろ。
>>697 アリストテレス「形而上学」とハイデガー「存在と時間」。
>>697 自我論はわからないので、誰か詳しい人に。
時間論 − ベルクソン 『意識に直接与えられたものについての試論』(ちくま学芸文庫) 、『時間と自由』(岩波文庫) (同じ本の訳だがタイトルが異なる)
認識論 − フッサール『ブリタニカ草稿』(ちくま学芸文庫)
703 :
697 :2012/08/07(火) 21:18:29.99 0
現象学ってやつですか。 正直、カント以降の哲学や哲学者は、ほぼ名前くらいしか 知らないんですけど、いきなり読んで大丈夫ですか?
704 :
702 :2012/08/07(火) 21:21:51.65 0
>>703 『ブリタニカ草稿』はブリタニカ百科事典用の「現象学」の項目用の草稿を集めたもの。
4つの草稿からなり、ハイデガーとのやりとりや、ハイデガー編集の草稿もある。
百科事典用だから、他の著作よりはわかりやすい。
cattの路線よりはイデーンの方がいい。
>>699 >>701 >>705 ありがとうございます。
>>701 ハイデガーの「存在と時間」は、世界の名著の 原佑訳が、家にあるんですけどなかなか手がつかなくて
なにか間に噛ませようと言うことで「形而上学入門」を読んでいるんですが、他に前もって読んでおいたほうが
いいものなどありますか?入門書や解説書でもいいです。
取り敢えず、ベルクソン、フッサール、ハイデガーの順で読んでいこうと思います。
「形而上学」は、以前岩波上巻の量の話の辺りまで読んだことがあるので、これらと並行して読んでいこうと思います。
>>706 「アリストテレスの現象学的解釈」がいいよ。これ外せない。
708 :
考える名無しさん :2012/08/08(水) 00:26:30.28 I
哲学て面白いの? どのような点が、?
そのような訊き方をして真摯な回答が得られると思ってるの?
そのような聞き方ってなんだよw真摯もクソもあるかよww
なんで哲学を特権化してんの
>>708 面白くないよ
アニメのほうがよっぽど面白い
まさか哲学を特権化していると受け取られるとは思わなかった
面白かったら、みんなもっと楽しく哲学してるよ 哲学に惹かれる人は、みんな亡霊か何かに取り憑かれてるんだ 大抵の人は大人になったら憑物取れるんだけどね。。。
カントの『純理』とデカルトの『序説』読んだのなら、 無闇にフッサールその他に手を広げるよりも先に、カントやデカルトの他の本や、 現代の哲学者がカントやデカルトについて書いたもの読んだ方がいいと思うけどね。
デカルトなら省察だし、カントは実践理性批判と判断力批判も読むべき
てゆーか選ばず全部読めよw
716 :
考える名無しさん :2012/08/08(水) 13:38:38.73 0
ツァラトゥストラでいいじゃん
ツァラトゥストラとか、あれ、まともに読もうとすると 一人じゃ読めんよ。小説か詩集としてなら その限りではないが
718 :
考える名無しさん :2012/08/08(水) 19:01:24.00 0
哲学は人間が何をすべきか何なのかを追求する学問だとかいうのが 違うと思います、なぜ人を殺してはいけないのかとかね 哲学とは人間が世界の中で知りうる実に限られた事、その事物を チョチョイと整理すること、それが哲学だと思う 学問崇拝というのがそもそも間違いと思います人間が知りえることは少ない 学問ですべて分かるということがそもそも間違いなのだと思う
学問ですべて分かる なんてどこで聞いたんですか?
720 :
考える名無しさん :2012/08/09(木) 10:17:08.21 0
>>719 藁人形をサンドバッグにして
かっこよく締めたところなんだから
そんなふうに突っ込んじゃダメ
「電車男」
722 :
考える名無しさん :2012/08/09(木) 21:00:22.76 0
>>719 学歴を崇拝する人とか多いですよね、学歴が高いと無条件に全て偉いとか
しかし実際に偉いとか全てを知ってるとかいう根拠はないと思います
現実には自分の願望というか、まじないというか呪術的なものだと思う
まあその呪術が正しいものなのかもしれませんけど
それでそういう流れで例えば物理学は人の道を説かないけど人の道を説く学問
それは哲学や宗教学である、という風になってる気がして、なんとなくそういう風だってのが
呪術的だと思うんですけど
まあ実際には全てを知りました、完全な正解を与えますっていうような哲学は悪い哲学だと思います
おそらく何も根拠づけれないでしょうし、何が学問なんだってことになると思う
逆に展開して哲学的にそうなんだから学問というものは限界があると
僕は予想してみてます
一人相撲お疲れ様です
サルを完全に破壊する実験って知ってる? まずボタンを押すと必ず餌が出てくる箱をつくる。 それに気がついたサルはボタンを押して餌を出すようになる。 食べたい分だけ餌を出したら、その箱には興味を無くす。 腹が減ったら、また箱のところに戻ってくる。 ボタンを押しても、その箱から餌が全く出なくなると、サルはその箱に興味をなくす。 ところが、ボタンを押して、餌が出たり出なかったりするように設定すると、 サルは一生懸命そのボタンを押すようになる。 餌が出る確率をだんだん落としていく。 ボタンを押し続けるよりも、他の場所に行って餌を探したほうが効率が良いぐらいに、 餌が出る確率を落としても、サルは一生懸命ボタンを押し続けるそうだ。 そして、餌が出る確率を調整することで、 サルに、狂ったように一日中ボタンを押し続けさせることも可能だそうだ。 のちのパチンコである
725 :
考える名無しさん :2012/08/15(水) 18:14:34.39 0
>>715 ヒュームもはずせないでしょ。オックスフォード大学のカリキュラムでは
デカルト・ヒュームは必須でもカントにはいかないそうだが。そこは各自自由と言うことで。
それからプラグマティズムもはずせん。
727 :
725 :2012/08/15(水) 20:11:48.48 0
>>726 俺に言うなよ。オックスフォード大学哲学科に言ってくれ。
まあラッセルはカントの余計な設定をしりぞけてヒュームの到達した地点から
はじめたが、最期にいたってアプリオリとはいわないが経験には回収されない悟性形式が人間の世界認識には不可欠というカントを再評価してたようだが。
728 :
725 :2012/08/15(水) 20:15:43.15 0
認識論は結局精密な言語研究(論理学も言語学も両方含む)と 心理学研究(とくに発達心理学や認知科学)の進展をまつべきで古典認識論は フライングだったわけだが心理学・認知科学は科学と言うにはあまりに粗雑で、また 科学的方法論自体を問う場面でこれらを使うのはいかがなものかというところがある。
729 :
725 :2012/08/15(水) 20:20:27.93 0
精神分析はもってのほかだが、いわゆる実験にもとづく心理学であっても根本的哲学におけるメタ思考においてつかってよいか といえば ? 結局言語分析に焦点を当てる分析哲学が現代の根本哲学におけるメタ思考の主流になってしまうのはしかたがないしそれが知的に誠実かつ常識的な立場。 あとは文学・文献学あるいは個人的な理性宗教として秘教的哲学を個人的にやるだけになる。
>>727 オックスフォードだめだな。
やっぱりソルボンヌだよねw
cattソルボンヌとなんか、関係あるの?
なんのかんけいもありません
733 :
考える名無しさん :2012/08/17(金) 17:42:53.98 0
美学あるいは芸術の哲学に興味あるんですけど おススメのテキストと参考文献があれば教えてください いままで『饗宴』と『パイドロス』は読みました
有名ドコロは、カント、ハイデガー、メルロ=ポンティとかかな 個別に詳しくないので、他に適切なものがあるかもしれないが、本を挙げるなら カント「判断力批判」ハイデガー「芸術作品の根源」メルロ=ポンティ「眼と精神 」
>>733 小田部胤久『西洋美学史』東京大学出版会
を見ればなにを読むべきかすぐにわかるよ
736 :
考える名無しさん :2012/08/17(金) 19:08:02.88 0
ミハイル・バクーニンの「国家制度とアナーキー」
737 :
考える名無しさん :2012/08/17(金) 19:32:56.09 0
挙げてくれてどうもありがとうございます ハイデガーと小田部さんの本を読んでみます メルロ=ポンティはやたら高いんですね
738 :
考える名無しさん :2012/08/18(土) 01:40:52.27 0
哲学者じゃないが、テリー・イーグルトンの「美のイデオロギー」は必読。 美学の思想史。
美学は、カント・ヘーゲル系の美学とグッドマン等の分析美学と現代美術の美学があって、 この3つでコミュニケーションが成りたってない現状なので、 お堅い文献当たる前にどれをやりたいのか絞ることから始めた方がよい。
フロイトの「芸術論」とか読むと、分析系の美学とか貧弱なのがよく分かる。 カントはロマンチックだがヘーゲルは既に説教臭くて分析系に入れても良いと思う。
分析哲学の意味論って「作者の意図」を疑う奴はポモ!みたいな発想だから仕方ない
742 :
考える名無しさん :2012/08/19(日) 00:43:37.07 0
>>738-741 どうもありがっとうございます。参考になります。
今の段階では「芸術とは何か」という問いに興味があります。
ダントーやディッキーの制度論は「なるほどなぁ」と関心しましたが、
「芸術」そのものは今や問うことができないのかな?と思いました。
グッドマンの「いつ芸術なのか」もそうなんですかね
まだ入門なのでカントやヘーゲル、フロイトのことは分からないので
とりあえず小田部さんの本とともに一般の哲学史の本から読んでみます
芸術をめぐる問題意識には、 大別すれば芸術哲学と批評理論よりのものがあって、 「芸術とは何か?」というのは前者のものでしょう。 そういう意味で、カント・ヘーゲル系の美学か分析美学がすすめられます。 日本語にかぎればカント・ヘーゲル系の美学の文献が入手しやすいです。
議論されてる水準で言って、 分析美学からフロイトの芸術論の意味が改訂されることはあっても、 逆はないんだけどね。あいかわらずcattは頓珍漢だなぁ。
745 :
考える名無しさん :2012/08/19(日) 01:59:52.86 0
>>738 イーグルトンの著作は、それ自体、読むことが愉悦といってもいい芸術品だね。
ああいう芸当は、単なる学者じゃ無理。
>>744 だからフロイトを改定しても意味がないと言ってるw
イーグルトンってそんなにすごい人だったんだ 批評の理論みたいなのに興味あったんですが、誰にでも読めますか?
>>746 改訂されるなら意味はあると思うんだけど、ポエム?
イーグルトンなんてそんなにいいかね? いろんなことについていっぱい書きまくってるけど、 学問的にはかなり怪しい与太話が大半だと思うが。 日本人で言えば、大澤真幸みたいなもんか。 外国人だからありがたがってるだけじゃないのかね。 まともな学者はイーグルトンなんて相手にしないよ。
750 :
☆☆☆ 告 知 ☆☆☆ :2012/08/19(日) 12:41:04.40 0
751 :
考える名無しさん :2012/08/19(日) 12:58:12.99 0
>>749 日本の人文系の学者に、海外からも相手にされるようなまともなのなんているのか w
752 :
考える名無しさん :2012/08/19(日) 13:52:57.42 0
>>747 >>誰にでも読めますか?
どちらかというと平易といっていい。
虚仮威しみたいな文章は嫌う人だからね。
ポストモダニズム的な言葉遊びはバカにしてる。
ある意味、常識人。
適当な比喩で疑似問題作られてもねえ。
坂部 恵の「カント」ってカント入門書または解説書としてみると、他に比べていいですか 悪いですか?
756 :
考える名無しさん :2012/08/25(土) 22:18:57.35 0
>>751 「西洋」人文学、「西洋」思想ではしかたがない。西欧の特異な文化だからな。
輸入だけでなく創造的開拓と言う意味でアジアの極東の島国が勝負できてるのは自然科学、数学、工学。そして東洋人文学、東洋思想。
経済学や分析哲学も性質上勝負可能だがそっちはいまいち。輸入してちまちまいじってるレベル。
757 :
考える名無しさん :2012/08/25(土) 22:33:32.80 0
明治維新以降、近代的な法体制や政治体制、諸科学を西欧から輸入することが 至上命題だったときについでに政治哲学や科学基礎論を輸入してたときの延長だろうが ポモの輸入もドイツ観念論の輸入もニーチェの輸入もハイデガーの輸入も余計。西欧の少数の文献学者以外にはもはや意味がない。 西欧特異的な思想様式と人類普遍に妥当する思想様式と日本。
758 :
考える名無しさん :2012/08/25(土) 22:37:56.18 0
強いて言えばアングロサクソン思想のほうがドイツやフランスの思想よりも 人間普遍に妥当する要素が大きい。政治思想、倫理学、認識論についていえば。 西欧文化研究がしたいのなら別だが、そうではないなら西欧から普遍に拾えるとこ拾ってあとは捨て、 残りは日本について考えるべきだ。
759 :
考える名無しさん :2012/08/26(日) 03:05:46.71 0
錯進女更衣室?不要慌!www.youtube.com/watch?v=xCPK6JDMbQA&feature=endscreen
>>758 >西欧から普遍に拾えるとこ拾ってあとは捨て
これは初心者には難しいよ。
761 :
考える名無しさん :2012/08/26(日) 04:26:41.58 0
>>742 の者ですが、小田部さんの『西洋美術史』届いて
目次パラパラみたらライプニッツやヴィーコがあって意外でした
>>761 小田部氏の「西洋美学史」は目次として良くできてる。
それ読んで気になった先哲の原典をどれか読んでみると良いよ。
763 :
考える名無しさん :2012/08/26(日) 04:37:07.49 0
はい、どうもありがとうございます
764 :
考える名無しさん :2012/08/26(日) 05:19:41.78 0
はいはい、猫は浮浪者にでも蹴られてろ
>>762 日本の哲学者で傾聴に値すると思う人はいますか?
また、世界一すきな哲学者を教えてください
>>765 日本にも傾聴に値する哲学者は沢山いるでしょう。
好きなのはMaurice Merleau-Ponty。
cattって、現象学系の人すきだよねw 紹介した池上鎌三さんは、偉大だと思う。 ただ、現象学って、難しくて初心者には、よくわかんよね 全体像をつかむとしたら、なにから、始めるといいと思う?
メルロ=ティンポは早死にしましたが、長生きしてたらハイデガー以上の哲学者になってたかもね
>>767 最近邦訳が文庫本で出た「知覚の哲学」が良いと思う。
フランスのラジオでの講演録。
>>768 彼は著作の中で生き続けてますよw
>>767 上の「知覚の哲学」はメルロ=ポンティの本ね。
「現象学」の全体像なんて掴みようが無いとは思うがw
771 :
考える名無しさん :2012/08/31(金) 22:04:50.95 0
age
772 :
考える名無しさん :2012/09/01(土) 10:01:32.06 0
文学部唯野教授www
超訳カント―時代を照らすカントの言葉 最近は、こんな本まで出てたのかw 超訳の罪はデカイ ってか どんな層が読んでるんだ?
哲学マニア以外の層じゃないの。ぶっちゃけ、本人の役に立ちさえすればいいもんだし
カントも人文地理とか人間学とかの講義で食ってたやん
みんな、カント=哲学者(文系)ってイメージだけど むしろ、ばりばりの科学者(理系)だよね。
カント「哲学界のニュートンに俺はなる」
文系理系という区別がナンセンス
780 :
考える名無しさん :2012/09/07(金) 19:10:11.42 0
ロック,バークリー,ヒューム
>>779 >>780 文系理系という区別がナンセンス、ってのは、その通りだが、やっぱり
哲学は、数学や科学が得意な奴がやるべきじゃね?
いや別に、文系=数学や科学が得意じゃないとは、ならないか。
初心者もいいところの私ですがふとした機会に正義みたいなテーマの哲学に興味が沸いたんですが何かおすすめありますかね? 正義がテーマでなくてもとりあえずこれ読んどけみたいなのでも嬉しいです
サンデルとかいいんじゃないの
>>782 副題が「正義について」とつけられている、プラトン『国家』
ロールズ『正議論』
どちらも分厚いけど、読んだだけの価値はある。
ロールズの正義論ってなんで日本では未だに持ち上げられてるの? 当のロールズが後の著作でやっぱあれダメだった、って言ってるのに 日本人馬鹿なの?
叩き台になってるから読まないと他の本読むのに支障あるでしょ
自分の興味がどこにあるのかもそもそもどんな種類があるかも分からない自分におすすめの本ありますかね?
>>788 の補足ですがwikiとか見て??哲学とかの名前は見たのですがいまいちピンときてません。それぞれがどんな区分なのかがわかると嬉しいです
飲茶の本読めば
791 :
考える名無しさん :2012/09/09(日) 18:17:33.62 0
>>785 やっぱだめだの意味すらわからんようでは話にならんと言うこと。
ウィトの論考を読まずに探究を読む、ニュートンを勉強せずに相対論と量子力学を読むようなもん。
>>788 『もういちど読む山川倫理』はどうよ。教科書をもとにしているから、そっけないと言えばそっけないけど
あるいは、『概念と歴史がわかる 西洋哲学小事典 』(ちくま学芸文庫)は
たしか哲学史の入門書を文庫にしたものだから、区分はわかるよ
正議論とかガチで理解しようとしたら、大学院クラスのミクロ経済やゲーム理論の知識なきゃだめじゃん?アホな哲学科の学生が読めるわけなかとですよ
哲学つーか政治だからな 哲学史だけやっててもな
『正議論』はxxiiページにロールズ自身が、大部だからまずはここだけ読んでね、って書いてくれているくらいだし、 アリストテレス、カントを読んでおけば、功利主義は読んでなくてもロールズが論点整理して批判しているから大丈夫だったよ 比較するのは変だけど、『実践理性批判』より論旨の展開の仕方も難しくなかったよ マイケル・サンデルの『リベラリズムと正義の限界』を読んだ後だったからかもしれんが
>>795 リベラリズムと正義の限界って日本語と英語どっちで読んだ?
日本語で読んだとしたら すげえなw
797 :
考える名無しさん :2012/09/10(月) 04:20:41.53 O
小阪のイラスト西洋哲学史はよかった
>>793 何もしらない無知のほうが正義を理解できる、がり勉のお前みたいな
知識だけの詰め込み、詰め込みすぎが過剰になるほど理解が困難な類な
ことも理解できないようだな。
>>791 いやいや、参考として、出発点として、読むんじゃなくて、信者が持ち上げてるやん
2ch脳でなんでも信者視してるだけじゃないの?
おまえらは一度ベーコンに立ち返ったほういいよ 「イドラを取り除いて初めて、人は真理にだどりつける」ウィキペディアより おまえらは、イドラまみれの思考法から抜け切れていないように思う。偏見で語りすぎているということ。
ベーコンは脂が多いから避けている
>>799 ぼくはすうがくとかむずかしいことはりかいできない。おまえむかつくやつ。あたまわるいひとのほうがえらいんだぞ!
まで読んだw
『東洋の合理思想 』末木剛博
>>792 高校の倫理って近現代哲学の扱いが完全に大陸寄りで、
英語圏の哲学はプラグマティズムか下手するとイギリス経験論どまりな印象
今はかわってるのかな
近代(ヘーゲル?)までの自然科学や社会科学、宗教が混然としていたころの思考を幅広く概観するのにいい本ありますか? 2、3冊あげてもらえると助かります
>>808 笹倉秀夫『法思想史講義』
古代から現代までの社会哲学の概観に適してる
ヘーゲルは国家論でまとめられてる
カント初心者におすすめの入門書を教えていただきたいです。 大きな書店に行ってみたのですが、結構年季の入ったものが多く、 迷ってしまいまして。。 それとも入門書を読まずに、翻訳を当たるべきでしょうか。
>>811 カント入門 (ちくま新書) [新書]
石川 文康 (著)
これが評判いいですし、自分も薦めます
この次にはいきなり純理ではなくカントの『プロレゴメナ』を買うのがいいでしょう
純理の訳は最新の熊野版が評判いいですが自分はまだ未見です
>>812 ありがとうございます。
さっそく購入し、読み進めていきたいと思います。
カントって、何から入ればいいか難しいよな
私個人は、全く分からない状態から、独学で半年くらい
かかって、始めて感性論のところをまとめに読める様になった。
カントの入門書は、色々読んだが入門と言いながら、感性論くらいわかってないと
睡眠薬以外の何者でのない。無理してでも、最初から翻訳に当たるのは、悪くないと思う。
>>811 光文社の純粋理性批判一巻を買って、まず何の予備知識も無く読める序論を読んで
適当な解説書片手に、超越論的感性論の所だけでもを地道に読んでみるのがいいと思う。
別に、中山元の解説は、読む必要ないし。二巻以降も光文社で買う必要は無いから、後は、好みの訳者を選ぶといいよ。
カントはいまヨーロッパで再評価されてます。偉大さは今も昔も変わらない。
哲学をおやりのようですが何をご専攻ですか、まさかいまどきカントではないでしょうね、 いやじつはそのカントなんです、というような問答を教養も地位もある人士とかわして、 対手が一瞬挨拶に窮するというよな経験を、私はこれまで一再ならず重ねてきた。 坂部恵
デカルト、カント、ショーペンハウエル 後のデカンショーである
カントを使いこなしてる研究者がいない現状
ここの書き込みを観て哲学って意味ないなと思った
言わんといて
哲学学者のやるような文献学研究が実生活には何の意味も無いのは真実
微積もある程度学べば実生活で役に立つからな 役に立つ立たないはその人の習熟度で意味が違ってくる
微積やったけど、実生活で役に立ったことないぞw
825 :
考える名無しさん :2012/09/16(日) 16:07:12.25 0
弓と禅
今更って言われそうですけど ジャック・デリダに興味を持ったので >>存在論的、郵便的―ジャック・デリダについて って、今読む価値ありますか?
そんなもの読むよりデリダを読めよw
実はジャック・デリダより東ちゃんとした学術書書いてたんだってことで、興味を持ちまして・・・ ただ、言われてみればその通りですね。ポスト構造主義とか以前に、現代思想に疎いんですけど デリダって何から読めばいいですか?
「声と現象」だろうなあ
830 :
考える名無しさん :2012/09/17(月) 14:17:09.37 O
ジャック・マリタン「形而上学序論」 1940年代に書かれたかなり古い本だが、 理性、普遍概念、観念等哲学におけるこれらの定義、作用、体系、 これらかを論じた様々な解釈(古代ギリシャ、アリストテレス、スコラ哲学、トマス=アクィナス、デカルトやカント、ベルグソン等)を分かりやすく学ぶことができる。 現代哲学を理解する為の基礎ができると思う
831 :
考える名無しさん :2012/09/17(月) 14:22:58.54 0
>>823 君のいう実生活ていうのは何かな?
機械文明の背景に微積分があるのは常識だよ。
そのパソコンもそうだし、建築から飛行機までもそう。
実生活には不可欠だが、
仕事上の自分の役割としては使っていない、他の人に任せる、という意味かな?
うわ、なんかへんなのが来た
自分ではビシッと突っ込んだつもりなんだろうなwww
一瞬でスレ全体に芳ばしい香りが漂ったなw
837 :
考える名無しさん :2012/09/17(月) 22:00:03.35 O
数学アレルギーの典型的な症状ですね
この流れはもはや数学あんま関係ないだろw
「実生活じゃ哲学学役に立たん」 「微積は役立てられる」 「俺は微積やってたけど使ったことねーな」 「君のいう実生活ていうのは何かな? 機械文明の背景に微積分があるのは常識だよ」 マジキチだろ
どれも、一理あると思うけどな
842 :
考える名無しさん :2012/09/17(月) 22:23:37.70 0
役に立つ立たないはそもそも問題にならない。 音楽は役に立つか? それと同じ意味で考えればよい。 バッハの良さがわからない人には役に立たないかもしれんしそいつに観賞も演奏も強制もしない。 数学も同じ。哲学も同じ。ただ、哲学やるなら数学の基礎ははずせない。思想上、数学の存在は大きい。
>>842 >>思想上、数学の存在は大きい。
純粋応用どっちの意味で使ってる?
デリダで一番最初に読むなら「言葉にのって」オススメ 一応本人談だからね
デリダは「他者の言語」もいいよ。来日時の講義録。
数学の基礎は哲学 数学基礎論にほとんどの数学者は関心がない 音楽の基礎に周波数の理解という数学があっても、 作曲家や演奏家が数学に関心がないのと同じ
政教分離の世界に生きてるなら、政治と宗教が分けられるべきである という哲学が実生活の基礎にあるんじゃないの?
過去スレにもあった定番だけど本当の初学者向けなら 「図解雑学 哲学」 貫成人 「ヨーロッパ思想入門」 岩田靖夫 「反哲学入門」 木田元 あとはソ弁や方法序説などの短くてわかりやすいものからはいって 気になる哲学者がいれば原著と入門書や解説書を買うのが良いと思う 論理学や本格的な哲学史はその後でも良いかな
知識には実用的な知識と知識の為の知識がある。 特に後者を求める事が人間の幸福であり、欲求でもあるという。 普遍的で唯一の最高の知、原理を追求する学問が哲学になる
>>822-823 微積は変化を捉えるための技術(時間変化、空間的に一定でない分布)だからね。
実生活で一番良く使うのが、平均○○と言われた時にその分布に思いをはせることかな。
851 :
考える名無しさん :2012/09/19(水) 07:06:07.61 0
スナイン長老の作品ではどれがおすすめですか?
>>848 一瞬、「ソ弁」が何なのか悩んだじゃないかw
ソ連の弁護だな
854 :
考える名無しさん :2012/09/20(木) 07:37:12.65 0
>>851 マリエの拭きの足りなさ
オラウータンビーツとは? がおすすめかな
855 :
考える名無しさん :2012/09/20(木) 22:55:25.47 0
>>846 物理学者と違い、証明の厳密さとその妥当性を神経質に追っているぶん、
当然数学基礎論にも関心はあるが、
専門の研究と勉強があまりにヘビーすぎて手が回っていないだけだと思われる。1ページ解読に一日とかザラ。
それで逆に数学やめたのが俺。
856 :
考える名無しさん :2012/09/20(木) 22:59:28.52 0
>>846 音の理解の基礎と音楽の理解の基礎は別ものである。
もっと細かいこと言えば空気振動、神経活動という物理現象に
伴う「心理現象」である。色も同様(電磁波と神経活動に伴う心理現象)。
作曲家や演奏家が数学に関心がないのと、哲学やるやつが数学に関心を持たないのとでは全く意味が違う。
857 :
考える名無しさん :2012/09/20(木) 23:04:46.52 0
>>856 の前半で言いたかったのは、
空気振動の数学を理解すること=「音」の理解の基礎と言えるかどうかすら疑義があがるということ。
高度な情念表現である音楽ならなおさら。
一方でで、数学のような代表的かつ模範的な知的営みが土俵に全然上がってこないのは
哲学やるものとして不自然である。哲学は知性・理性というものへの「反省」であり「総括」であるから。
>>857 >哲学は知性・理性というものへの「反省」であり「総括」であるから。
いつも早すぎる総括と手ごまの少ない分析による反省で哲学は間違え続けてきたんだよねw
859 :
考える名無しさん :2012/09/22(土) 11:38:17.14 0
そのとおりだが、いつも待てないのだろうw
誰もが「死ぬべきひと」でしかないからねw
人は、何故誤るのか?
862 :
考える名無しさん :2012/09/22(土) 22:51:35.53 0
そもそも何が正解なのか
哲学なんて全くの門外漢なんですけど、そもそも勉強って何をどうやってやれば良いんですか? 哲学史をザッと把握してから、主要な著作を読んで、自分の専門を決めて、掘り下げていく、という感じなんですかね。 勉強してみたい分野がある程度はっきりしていても、 プラトンとかアリストテレスみたいなのは取り敢えず知識として持ってないといけないものなんですか? このスレでいう初心者って、哲学初心者なのか、ある分野の初心者なのか、よく分からなくて。
勉強してみたい分野がある程度はっきりしているなら いきなり、そこから始めて見るのがいいと思う。 よくわからないなら後でそこから遡ればいいから。
>>863 「誰が・何の書で・どんなことを言ってるか」
この三つだけ頭に入れてGO
ボディービルダーの筋肉は使えない筋肉と皮肉られ、その一方スポーツマンの筋肉は使える筋肉だと言われる。それはなぜか、ボディビルダーは筋肉そのものを見せること目的としているからだ。
867 :
考える名無しさん :2012/09/23(日) 14:35:54.94 0
>>864-865 レスありがとうございます。
勉強してみたい分野はある程度ハッキリしているのですが、
「誰が・何の書で・どんなことを言ってるか」がはっきりしない時はどうすればいいんでしょう。
哲学史をやったり、概説してる新書とか読めば良いんでしょうけど、めぼしい本はないし(自分で見つけられないだけ?)
哲学史を読み解くのはそれはそれで難しいし、そもそも哲学史で大きく取り上げられなかったり、という場合は。
wikipediaなんか読むと、引用元が全部英語の論文で、だから哲学やる人って語学が必要なんでしょうね…。
「図書館に訊け」、「図書館で調べろ」なんて本も出てるから図書館で借りて読んで見れば
>>勉強してみたい分野はある程度ハッキリしているのですが、 まずその分野を教えてくれないか。
いや、単によく聞く著者のよく聞く本読んでみ。 あーなんかこんな感じのこと言ってんのかなーがわかれば次々いくと。 しばらくすると頭にぼんやり哲学的な領域ができてくる。 但し注意、哲学だけで生活に向き合うなよ!
分析哲学とか哲学じゃねえよ。 哲学と芸術と科学はそれぞれ自立して独自の力をもつ。 哲学は概念をつくり思考の地平を作り出す。 科学は現実の世界を叙述する。 芸術は知覚表象と情動の経験を作り出す。 どれも生そのもの。 それぞれが力を持ち相互作用する。 哲学を科学で論じることはできないし、芸術にしても同じ。 生きることは何かということを科学によって論述することはできない。
そうだな。 哲学は哲学であるがゆえに真価がある。 それぞれであることの真価が、相通じるのだ。
>>873 ん
今日自立して独自の力もててんのって分析哲学だけじゃね?
今の哲学は文学とかと一緒のカテゴリー 頭の良くない暇人、変人の隔離分野 現在人間の認識についてちゃんとやりたかったら認知科学だし 世界や宇宙についての考察なら物理学方面 社会についての学問ならまだ未成熟だけど社会学や経済学は必須になるしね 20世紀前半くらいまでは一流の人材が集まったのにね
認知科学と哲学の認識は全っ然違うだろ。まぁ勉強しないとわからないだろうけど。あと、分析哲学は科学だと思う。哲学ではない。
>>876 こういう典型的な「理系」の奴らは本当にどうしようもないな。一生かかっても哲学がなんなのかわかんないだろうよ。
理系の欠点といえば料簡の狭さだからな。
876だけど一応哲学書も読むよ 古人の考え方や歴史的な文脈をおさえるためにね でも現代で哲学だけみてものを考えようなんてのは無理だし怠惰
そりゃそーだ
当たり前過ぎるだろ
哲学と科学を同じレベルで扱っちゃいけないよ
>>880 そんなことをドヤで言われても・・・
普段あんまりいろいろものを考えないのか?
そもそもスレ違いだからな だいたいこんなスレに来るのは 哲学者や哲学科生じゃなくて どっちかってーと門外漢が主だろ 哲学だけ見てるやつに物申したいなら他所行け
大方、自称『哲学だけ見てるわけではない人』の半可通ぶりにイラついてここに来たんだろう
にしては本人が半可通すぎる。
哲学通史って著者が別々で一貫性がなく論点がわかりにくいですね いつまでも入門書じゃあらちがあかないのでデカルトあたり読んでみます
889 :
ニチェ :2012/10/09(火) 21:20:33.88 0
神が生み出した中で 最も失敗作だった生き物 それが人間である。
ねーよ 糞陳腐
いや君みてるかぎり、あるよ
つまんね
小説や映画などの物語に触れたときに人間が感動する ということについて知りたいんですが良さそうな本ありませんか
>>894 ヒュームの「人性論」とかおもしろいよ。
>>895 哲学の素養全く無いんですが、いきなり読めますか
>>897 ヒューム以前の哲学について把握してなくても大丈夫なんですね
とりあえず中公の抄訳でも構いませんか?
>>898 >ヒューム以前の哲学について把握してなくても大丈夫なんですね
なにをもって大丈夫なのか不明だが中公クラシックスで充分です。
先行研究について把握してないと論文読んでも理解できないですよね 哲学書読むのは初めてなんで、それに先行する議論や哲学者を知らずに読んで理解できるのかなと しかし、いきなり読んでみることにします ありがとうございました
論文と歴史的名著は別物。
先に入門書とかちょこっとだけ抑えておいたほうが解りやすいんじゃない
>>848 俺がバカなだけなのかもしれないが
「図解雑学 哲学」は全くよくなかった。
すっきりしてたのはデカルトの説明のところだけで
あとはほとんど用語の字面を追ってる感じがした。
むか〜しの本で岩崎武雄の「西洋哲学史」のほうが数倍わかりやすかった。
>>901 今手元にキルケゴール、デカルト、ハイデガーがあるんですがどれからよめばいいですか?
読みたい時に、読みたいものを読めばいい それ以上の価値は無い。
『現代の批判』『哲学的断片』『不安の概念』『死に至る病』 『世界論』『省察』『哲学原理』『方法序説』『情念論』 『存在と時間』『ヒューマニズム書簡』
>>907 デカルトの『方法序説』『省察』を読んでから
キルケゴールの『死に至る病』、それからハイデガーの『存在と時間』に
進むのが良いかな。
>>903 図解のほうは中学生でも読めるカタログ、教科書を何十倍にも薄めた感じだから
個々の人物や学説や流れの解説が不十分なのは仕方ない
本当にデカルトの名前も知らない人が読むレベルの本だからそこから掘り下げていってもらえばいい
「論理学をつくる」の練習問題が難しい とりわけ、答えが複数な証明問題を初見で解ける気がしない
>>909 パラパラめくってどんな哲学者がいたかなって思いだすくらいの用途しかない
まず日本人なら芳村思風の感性哲学を学ぶべきだと思う 『人間の格』がオススメ この人の感性論哲学なくして哲学愛好を名乗るなかれ
>>912 ちょっと聞きたい。
その本はどんな良さなんだ?
感性論哲学とは、人間が持つ無限の可能性をいきいきと生かし、 「人間として」最高の幸福をつかみとる為に必要な「感性」の力を世界で初めて体系化させた哲学
まてまて、
>>912 に聞いてるんだ。
それはどんな本なんだ?興味あるんだ。
読書猿ってどうよ
爆笑の太田さんがそうじゃん
読書猿ってハンドルのブロガーのことだろう
なんだそうなんだ誤解した
資本論読む前にはアダム・スミスとか読んどいた方がいいの
それよりヘーゲルかな。
922 :
考える名無しさん :2012/11/25(日) 09:41:21.92 0
おもにノルマリアン
共産党宣言の方が先じゃね あと経哲草稿とか
924 :
考える名無しさん :2012/11/25(日) 18:22:13.99 0
西田、九鬼、和辻、三木らで初心者でも読めるものってありますか
風土のあとがきで誰かが、和辻の主観的に論を進める傾向を指摘してたけど、 それが結果したのか、読書としてはすらすら読んでいけたな。 テーマが風土だから読み易いとも言えるが確かに、主観的な文は読み易く思える。 九鬼とかは客観的で論理的だから少し読み慣れが要るか。 そのへんどうだろ、他者の意見を聞きたい。
928 :
考える名無しさん :2012/11/26(月) 01:11:30.57 0
>>925-927 ありがとうございます。『風土』読んでみます
昔、いつかの機会で最初と芸術の章を読んだことはあります
「〈絶対的否定の運動〉ってなんだ?」といった感じでしたが
細かな言葉使いにつまづいてはならない。 まずザーと読んでしまえ。そこから見えてくる。 なんてこれ経験論だな
そうだったか。
にしても同視は恥ずかしいな。
>>927 で述べた俺の小言についてcattはどう思うかね。
>>931 自分は和辻氏の文章は未見なので分からないです。
西田九鬼三木は読みましたが。
そうか。 時間があるときにでもぜひ。 そのうえで君の見解を聞きたい。 和辻に興味ああるのでなく私は、 それを通した君に興味があるんだ。
それではそのうちぜひ。
善の研究は西田幾多郎の他の論文集と比べると読みやすい方ではあるが、 初心者向けとは言いがたいな。 本は持ってるけど読むのに挫折した人が多いので昔から有名だし。
>>935 初心者向けとは初心者が選ぶものであって、その手の専門が初心者に良いという
話しではない。
それは初心者の捉えられる能力と相性というものがあるのを知らない奴が
単に自分との相性で選んだものの強制にすぎない。
何を言ってるのかさっぱりわからんのだが誰か通訳してくれ
初心者が読むべきでないという話を延々やってるんだろう
>>916 スレ違いの話題であれだけど、紹介してる書籍・分野が多すぎるのがなんか信用できん
哲学の16冊みたいな新書のまとめは良かったけど卒論のための分野別新書みたいなのはダメだと思った
拒食症のやつとか精神医学っぽい分野の項目は古いのが多くてあれから入るのは無駄足にしかならんと思った記憶がある
まぁ良いエントリもあれば悪いエントリもあるだろうというありきたりな評価に落ち着く
あんなに読んでるとはちょっと信用し難いよなぁ ほんとに読んだの?って感じだわ
>>379 二コマコスって難しくないか?
あと文庫版は約束が回りくどいのでちょっと高いけど京大から出てるやつがいいと思う
初心者が読むには難しいってことね あれは挫折するか読んだ気になって終わるだけだと思う
「初心者」をどう捉えるかですねえ。
うーん、まぁそうか 問題関心とかもあるしなぁ
バカの俺でもわかるようなカントの入門書教えてください
cattは結構原点主義だからなw なんか院生のころ思い出すわ
×原点 ○原典 orz
まぁどっちでも主観だがな
美学って「美とは何か」を考える学問なんですよね? でも、美しいと思うから美しい訳で、結局人それぞれでしょう? 分かる人には分かるけど、分からない人には一生分からない。 言葉で説明したって、頭で理解できても、良さを感じられはしませんよね? だから、そもそもは「感性学」としてスタートしたんじゃないんですか? いつの間にか「美学」という名前で、誰それの描いた絵が何々だから美しいんだとか、 誰々の作った音楽が素晴らしいんだとか、お金持ちの高級な趣味の話みたいになってません? 「理性による認識」に対する、「感性による認識」みたいな話を扱った本ありませんか? あるものを前にして、そこから美を感じ取る人って、どうなってるのか、というようなことを知りたいんです。 上手く説明できないんですが、よろしくお願いします。
やはりカントの『判断力批判』でしょ。
小田部の本を色々読めばよかろう
954 :
考える名無しさん :2012/12/02(日) 02:23:02.22 0
感性や感覚についての哲学(Aesthetics):バウムガルテンから 美についての哲学(Philosophy of Beauty):プラトンやヘーゲルなど 藝術についての哲学(Philosophy of Art):アドルノやダントーなど 藝術の科学(美術史):ゴンブリッヂとかパノフスキーとか
哲学史ってのはどれ読めばいいんだろう 便利な教科書探してるんだが
岩波新書の熊野純彦のやつでいいのでは
わかりました 値段も分量も手頃なのでそこから始めてみます ありがとうございました
みなさんレスありがとうございます。
>>951 初心者なので何の根拠もありませんが、哲学史を眺めながら、
ヒューム、スピノザ、ライプニッツあたりは読んでおいた方が良いのかなと漠然と感じていました。
まずヒューム挑戦してみます。
>>952 『判断力批判』を読むには、先の二つも読んでおかないといけないということはありませんか?
>>953 小田部胤久ですね。『西洋美学史』をアマゾンでちらっと読みましたが
これは
>>954 さんが書いてくださった"Philosophy of Beauty"に相当するものではありませんか?
>>954 バウムガルテンの『美学』って売ってませんよね。買っても読めるか分からないんですけど…。
「感性や感覚についての哲学」についての書籍ってあんまりないですよね。
ディドロやボードレールの美術批評も重要だよ
バウムガルテンの『美学』はODがあった気がしたので調べたら今はやってないんだなぁ
あら、それはすまん
963 :
考える名無しさん :2012/12/03(月) 13:03:49.90 0
記号論者の諸思想をまとめた本ってある? パースからはじまってグッドマンあたりまでの
>誰々の作った音楽が素晴らしいんだとか、お金持ちの高級な趣味の話みたいになってません? 逆にそういう「美学」をきちんと批判的な目で見るためにエリアスとか読むのも手だよ エリアスの「モーツアルト」とかね。
初心者が読むべきというより読むべき本紹介してスレになってるよな
一年くらいかけて哲学思想を基本から勉強しなおそうとしていて とりあえずプラトンから読み始めているんですが、 プラトン、アリストテレスといったら次はデカルトまで飛んじゃっても大丈夫でしょうか それともトマスアキナスやアウグスティヌスも読んだほうがいいでしょうか
968 :
考える名無しさん :2012/12/11(火) 18:52:30.77 0
プロティノス、アウグスティヌス、アンセルムス、アベラール、ベーコンとか
大学のとき 「さっとやりたいならプラトンやってソクラテスやって、そこからデカルトまでびゅんっと飛んで……」って言われた おれは自分が目指してるレベルの哲学史わきに置いてそれに従って気になる人は原典あたればいいのではないかと思う
>>968 >>969 レスありがとうございます
ひとまずデカルトまで飛んで全体を概観し終わった後に、
968さんが書かれている人の本を読んでみようかと思います
971 :
考える名無しさん :2012/12/12(水) 07:13:00.09 0
アクィナスの大全って未だに邦訳が終わってないんでしょ
こないだ完結したばっかやん
実用的、日々生きていく中で哲学の思考を応用できるような本を教えてください
倫理学の方がいいんじゃねーの
哲学大図鑑はどうですか?
あれは小学生の読み物
生物系の大学学部生です
脳みその中で、タンパク質やら細胞やらがどれがどう組み合わさって意識というものが発生するのか、ということに興味があり、
神経科学よりの分子生物学に進もうと考えています
数学は得意ではないにしろ人並みにはできていると思います 未だに数学と哲学の関わりは全く把握していませんが
神経科学に関わる以上ある種の哲学は無視できないと考え、この春から入門書から読み進めようと思います
ひと通りスレを見回したりググったりしては見ましたが、今まではバカの壁を読んだくらいで前知識も何もなく結局どれを読めばいいのかわからいのでオススメを教えて下さい
直接神経科学に関わらず広く科学一般に通じる科学哲学の入門書、そこから少し脳や意識に焦点を当てた入門書を教えてもらえればなぁと思っています
適当にググってる最中にこんなの見つけましたが、この中にも良さそうなのは有るでしょうか
http://togetter.com/li/106843 書名を挙げて教えてもらえると助かります
それは、いわゆる「心の哲学」の問題だね。 サール『マインド―心の哲学』や金杉武司『心の哲学入門』を読んでみるといいかも。 科学哲学の入門書を読みたい、ということなら、 戸田山和久『科学哲学の冒険』が手軽で面白い。
979 :
考える名無しさん :2013/01/25(金) 01:48:12.99 0
集合とメンバーや普遍と個別、タイプとトークンについて学びたければ何をまず読むべきですか
>>978 生物学的な視点から検討したいなら、「心の哲学」つうよりも「認知哲学」とか
「認知神経科学」の本の方が良いと思う。
982 :
考える名無しさん :
2013/01/26(土) 02:18:53.89 0 【石井望】中共の尖閣領有根拠、「皇明実録」で完全崩壊[桜H25/1/23]
http://www.youtube.com/watch?v=EGolgKQhWTY 公開日: 2013/01/23
「明の時代から尖閣は中国が支配していた」と強弁してきた中共である
が、このほど長崎純心大学の石井望准教授が発表した明朝の公式文書
「皇明実録」の中では、尖閣は琉球に­属し「明の領土ではない」ことが
明示されており、さらに「台湾の付属島嶼」でも無いことが証明された。
中共の支離滅裂なプロパガンダを完全に粉砕した石井望准教授と電話で
­繋ぎ、この発見の意義についてお聞きしていきます。