120 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :
■なぜダイエットは失敗するのか
ダイエットという知能戦
ダイエットはすごく簡単なカロリーの算数である。この差し引きをマイナスにすることで、脂肪が
1kg=7000kcal減っていく。しかしダイエットが失敗に終わるのは、減量に対する身体の抵抗
が頑なだからだ。
インプット=栄養摂取カロリー
アウトプット=基礎代謝(1800kcal)+運動エネルギー(800kcal)
体は溜め込んだ脂肪を使うことには成金のごとく強行に抵抗する。たとえば何もたべなかった
場合、体はまず空腹を与え抵抗する。空腹は必ずしも栄養摂取量と相関しない。なんとかこの
苦痛に耐えたとしても、次の作戦がある。
基礎代謝量を減らしてくるのだ。基礎代謝量が減らされると、体か動かなくなると同時にエネル
ギーをもっとも使う脳の機能は低下してボーとする。いくら体に脂肪が貯まっていようが、簡単
には消費できない。
よくある減量失敗は気合いでインプットを減らしても、身体がアウトプットをえさえこむことで体
重は減らない。このせめぎあいに負けて栄養をとると悲惨である。身体はココぞとばかりに急激
にエネルギーを脂肪としてとりこむ。食事を前にもどしても許してくれない。リバウンドである。
再度いえば、空腹も代謝減も、栄養摂取量と相関しない。それとは別の身体の防衛能力が働
く。よってダイエットはいかに身体の裏をかくかの頭脳戦になる。なめてはいけない。身体の狡
猾さは数百万年の叡知の結集であり、彼の歴史は空腹と生死をかけた戦いである。
121 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2011/09/17(土) 18:48:44.60 0
ダイエットに勝つには化け物を起こさないこと
たとえばよく有る手が量は多いがカロリーが少ないダイエット食で空腹をごまかすことだ。実際
人が1日必要なカロリーは一日いっしょくでもでも足りる。問題は飽きである。現代における食
事とは空腹を満たすというよりも、快感のためである。
しかしこれにはある程度の対処がある。人は減量にも快感を感じることができる。体重を見える
化することで減量を実感し、達成の快感を生み出す。それとなるべく刺激物は避けることだ。ご
飯みそしるなっとう魚など地味な食事をこつこつ食べること。さらに言えばストレスの少ない規
則正しい生活をすること。
あとは基礎代謝低下対策だが、適度な運動だろう。運動でエネルギー消費しようとするとス
ポーツ選手並の運動量が必要になる。一般人が現実的には不可能で、基礎代謝を維持するた
めの軽いウォーキング、ジョグがよいだろう。
すなわちダイエットは身体というばけものとたいじすることだ。なるべくアウトプット−インプットを
反映されるようむやみに刺激して対抗しようとしないことだ。空腹とはその実多くにおいて、刺
激を求めることであり、運動をすると解消される。さらには減量の見える化に快感を見いだす。