丁度良く、ニュース板に関連性のある記事が挙がっていたので組み込んでみよう。
>宮ア 駿「アニメ、夢ではなくビジネスの手段にされた」とチクリ
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> 宮ア 駿監督が、過去50年間の本人の作業について振り返った。
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> 宮ア監督は、「アニメーションは美しい夢だと思う」と話し、「アニメイターになって50年が過ぎた。私にとって
>アニメーションは夢なのに、今は夢ではないビジネスの手段になる場合が多い」とし、「大部分のアニメーションが
>なくても良いのではないかと思える」と率直に考えを明らかにした。
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> 続けて「創造の時間を10年と表現したのは、私の創造的な時間が既に終わったと思うからだ」と告白し視線を集めた。
>監督は、「20〜30代が私の創造的な時間だった」「この世界の秘密が何なのか分かったような気分になった瞬間、
>既に創造的な時間は終わったと思う」と語った。
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> 監督は、「写真やレンズではなく目で、神経で、直接何を見て頭の中に記憶して絵を描いてこそ大きな絵を描くことが
>できるようだ」「人々の感覚が便利になったことでどんどん劣悪になるようだ。若いスタッフたちを見てそれをしばしば
>感じる」と打ち明けた。
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http://contents.innolife.net/news/list.php?ac_id=4&ai_id=170095 海外の人はとにかくクロサワが好きだ。本当の意味の「ロマン」を感じているのだと思う。サムライ然り。
宮崎氏の作品は、萌えアニメ時代が始まる前に、萌え要素を売りにしていた作家といった認識だ。俺にとっては。
ロリと少女と初恋を取り除いたら、この人の作品には何が残るのか。
故に、自分の魂が「次世代」でビジネス道具にされていることには言いたいことがあるのだろう。
自分の「魂」の重みと重要さ、真剣さ、真摯さ、本当に真面目にそれが大切だと見定めた「もの」が、
追従する空から降ってきた後追い人達によって、「半額シール」みたいな「魅力」で乱用されている。
その悔しさは理解できるが、世界はもっと深い。
そして、嘆くことも無用だ。
悲しむ必要も無いくらいに、正しく文脈を継承してくれる若い魂も、自分の周囲から離れたところには在るのだから。