ジョルジュ・バタイユ Georges Bataille
98 :
佃煮マニア :
ドゥルーズ=ガタリの時代は、ロボトミーや電気ショックで分裂病患者が次々に廃人にさせられた時代ですからね。
彼らのちょっと前の時代は、もっと原始的で、分裂病患者を僻地の座敷牢に隔離するしかなかった訳です。
中世より前の時代では、分裂病者は預言者として祭り上げられ、崇拝されてもいたこともあったのですが。
ドゥルーズ=ガタリの影響があったのかなかったのか、今ではロボトミーや精神分析、隔離は廃止されています。
それでも、患者達は薬によって管理され、感情が平板化してしまうなど、精神的な自由を奪われています。
この、薬によって患者をコントロールし精神の自由を奪うやり方が、座敷牢に入れて自由を奪うのと大して変わらないのでは、
という議論を生んでもいるんですよ。
精神医学もまだまだ発展途上です。