なんだか悪文(失礼)なのでキリエさんの言いたいことが伝わってこないのですが・・・
二行目までは読めました。
でも、「あらゆる事柄が反復可能なのでコンテクスト(文脈)が解体される」というのは支離滅裂です。
事象のあらゆる可能性と連綿とつながって連続しながら円を描くように運動するのが永劫回帰の時間です。
永劫回帰というものは、ニーチェが生きていた時代の、キリスト教に縛られた弱者市民を救済するための思想なんですよ。
「今報われなくても、あの世に行けば天国が待っていますよ、だから身を粉にして働きなさい」と言う僧侶の欺瞞に対抗するために、
「人生というものは一回性のものではなく、人生はこれまで無限に繰り返されて来た、またこれからも同じ人生が無限に繰り返されるものであり、
つまりあの世での救いなどないのですよ、だけどその救いのない人生を受け入れて、永劫回帰の無限性の中で力を得ようともがく者が超人と成りうる。
超人になればあなたの人生は喜ばしいものになる、だからキリスト教をすてて永劫回帰を信じなさいよ」
という、弱者市民へのニーチェの呼びかけなんです。
無限の可能性と連結された自己を無限に反復させるという事を喜ばしい事として受け入れれば、怖いものがなくなる訳です。
ニーチェのこの思想で救済された人が一人でもいるなら、永劫回帰には真理性が含まれていると言ってもいいでしょう。
・・・ところでブログの「加速と減速のことわり」を聞きましたよ。
雰囲気としてはファミコンのラスボス登場の音楽っぽいですね。
私は↓こういう音楽が好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=ziQjykdLDVU